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ハリーとヴォルデモートの最後の戦いは夜明けと共に決着しました。それまで石のように動かず押し黙っていた人々はハリーが勝利したので一転して狂喜乱舞しました。しかしその後人々はハリーの気持ちとは裏腹の事を求めて来たのでした。するとだったんですよね。(全3項目)

3-1.夜明けと同時に
アルバス・ダンブルドアの次のニワトコの杖の真の所有者はドラコ・マルフォイだった。そのドラコをハリーはマルフォイの館で打ち負かしました。その事実を踏まえてハリーはヴォルデモートにこう言ったというわけです。

「要するに全てはこの一点にかかっている。違うか?お前の手にあるその杖が最後の所有者が武装解除された事を知っているかどうかだ。もし知っていれば。ニワトコの杖の真の所有者は僕だ」

ハリーは囁くようにこう言いハリーとヴォルデモートの頭上の魔法で空を模した天井に突如として茜色と金色の光が広がり一番近い窓の向こうに眩しい太陽の先端が顔を出しました。つまりは夜明けを迎えたというわけです。

光は同時にハリーとヴォルデモートの顔に当たってヴォルデモートの顔が突然ぼやけた炎のようになりました。ヴォルデモートの甲高い叫びを聞くと同時にハリーはドラコの杖で狙いを定め天に向かい一心込めて叫びました。

「アバダ・ケダブラ!」
「エクスペリアームス!」

ドーンという大砲のような音と共にハリーとヴォルデモートが回り込んでいた円の真ん中に黄金の炎が噴き出して「死の呪い」と「武装解除の術」の2つの呪文が衝突をした点を印しました。そしてだったというわけですよね。

ハリーはヴォルデモートの緑の閃光が自分の呪文にぶつかるのを見ました。ニワトコの杖は高く舞い上がり朝日を背に黒々とナギニの頭部のようにくるくると回りながら魔法の天井を横切ってご主人様の元へと向かいました。

ついにニワトコの杖を完全に所有する事になった持ち主に向かい自分が殺害はしないご主人様に向かって飛んで来ました。的を逃さないシーカーの技でハリーの空いているほうの片手がニワトコの杖を捕えたというわけです。

その時ヴォルデモートが両腕を広げてのけぞり真っ赤な眼の切れ目のように細い瞳孔が裏返りました。トム・リドルは有り触れた最期を迎え床に倒れました。その身体は弱々しく萎び蝋のような両手には何も持っていません。

蛇のような顔は虚ろで何も気づいてはいませんでした。ヴォルデモートは撥ね返った自らの呪文に撃たれて死にました。そしてハリーはニワトコの杖とドラコの杖の2本を手に敵の抜け殻をじっと見下ろしていたんですよね。

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ついにハリーとヴォルデモートの雌雄を決する最後の戦いが始まりました。しかしとことん自分本位な性格のヴォルデモートはありとあらゆる事を自分に都合よく考えて解釈しました。そんなヴォルデモートに対してハリーは理路整然と説明をしたというわけですよね。(全3項目)

3-1.悔い改めてみろ
セブルス・スネイプはお前のものではなくてダンブルドアのものだった。スネイプはお前が母を脅かしたその瞬間からダンブルドアのスパイになった。それ以来ずっとお前に背いて仕事をして来たんだとハリーは言いました。

だからお前がアルバス・ダンブルドアに死をもたらしたわけではないと暗にハリーはヴォルデモートに言いました。そんなハリーの一言一言を魅入られたように聞いていたヴォルデモートはこう甲高く叫んだというわけです。

「どうでもよい事だ!」

そして狂ったように笑うとヴォルデモートはスネイプが自分かダンブルドアのものかなどどうでもよい事だ。自分の行く手にダンブルドアとスネイプがどんなつまらぬ邪魔物を置こうとしたのかも問題ではないと言いました。

自分はその全てを破壊した。スネイプが偉大なる愛を捧げたとかいうお前つまりハリーの母親を破壊したと同様にだ。ああしかしこれで全てが腑に落ちる。お前には理解できぬ形でなとヴォルデモートはハリーに言いました。

「ダンブルドアはニワトコの杖を俺様から遠ざけようとした!あいつはスネイプが杖の真の持ち主になるように図った!しかし小僧俺様のほうが一足早かった」

ヴォルデモートはこう言い話をニワトコの杖の事に変えて来ました。さらにヴォルデモートはハリーが杖に手を触れる前に自分がニワトコの杖に辿り着いたしハリーが真実に追いつく前に自分が真実を理解したと言いました。

自分は3時間前にセブルス・スネイプを殺害した。そしてニワトコの杖・死の杖・宿命の杖は真に自分の物になった。ダンブルドアの最後の謀(はかりごと)は失敗に終わったのだとヴォルデモートはハリーに言ったんですよね。

ハリーは「ああその通りだ。お前の言う通りだ」と言いました。しかしハリーは自分を殺害しようとする前に忠告しておこう。自分がこれまでにして来た事を考えてみたらどうだ。考えるんだとヴォルデモートに言いました。

「リドルそして少しは悔い改めてみろ」

最後にハリーはこう言いヴォルデモートは「何を戯けた事を?」と言いました。ハリーがこれまで言ったどんな言葉よりどんな思いがけない事実や嘲りよりもこれほどヴォルデモートを驚愕させた言葉はなかったんですよね。

ハリーはヴォルデモートの瞳孔が縮んで縦長の細い切れ眼になり眼の周りの皮膚が白くなるのを見たのでした。

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ついについに雌雄を決するハリーとヴォルデモートの最後の戦いが始まりました。他の人々は大広間の壁際で石のように動かずハリーとヴォルデモートの対決を黙って見守りました。ヴォルデモートはハリーが生き延びたのは偶然だと言い張ったのですがハリーはそれに対して・・・(全3項目)

3-1.偶然だと言うヴォルデモートに
勝つのは自分と考えているのだろうなと訊きハリーは偶然生き残ったと言い放つヴォルデモートにハリーは「偶然?母が僕を救うために死んだ時の事が偶然だと言うのか?」と訊き返しさらにこう訊いたというわけですよね。

「偶然か?僕があの墓場で戦おうと決意した時の事が?今夜身を守ろうともしなかった僕がまだこうして生きていて再び戦うために戻った事が偶然だと言うのか?」

ヴォルデモートは「偶然だ!」と甲高い声で叫びました。しかしまだ攻撃して来ませんでした。見守る群衆は石のように動きません。何百人もいる大広間の中でハリーとヴォルデモート以外は息をしていないかのようでした。

偶然だ。たまたまに過ぎぬ。お前は自分より偉大な者たちの陰にめそめそとうずくまっていたというのが事実だ。そして自分にお前の身代りにそいつらを殺害させたのだ。ヴォルデモートはハリーにこう言ったというわけです。

ぐるぐる回り込みながら互いの目を見据えて緑の目が赤い眼を見据えハリーが今夜のお前は他の誰も殺害できない。お前はもう決して誰も殺害できないと言いました。さらにハリーはヴォルデモートにこう言ったんですよね。

「分らないのか?僕はお前がこの人々を傷つけるのを阻止するために死ぬ覚悟だった」

ヴォルデモートが「しかし死ななかったな!」と言うとハリーは「死ぬつもりだった。だからこそこうなったんだ。僕のした事は母の場合と同じだ。この人たちをお前から守ったのだ」と応えました。さらにだったのでした。

「お前がこの人たちにかけた呪文はどれ1つとして完全には効かなかった。気がつかなかったのか?お前はこの人たちを苦しめる事はできない。指1本触れる事もできないんだ。リドルお前は過ちから学ぶ事を知らないのか?」

ハリーはこう言いヴォルデモートが「よくも」と言うとハリーは「ああ言ってやる。トム・リドル僕はお前の知らない事を知っている。お前には分らない大切な事を沢山知っている」と言いました。さらにこう言ったのです。

「お前がまた大きな過ちを犯す前に幾つかでも訊きたいか?」

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ケンタウルスにホグワーツの屋敷しもべ妖精も新たに参戦した上にチャーリー・ウィーズリーとホラス・スラグホーンが何百人もの援軍を引き連れて来たので死喰い人は圧倒的な数に押されて総崩れ状態でした。しかしまだ戦いは終わったわけではありませんでした。そしてついにだったんですよね。(全3項目)

3-1.圧倒的な数に押されて
ケンタウルスが新たに参戦しチャーリー・ウィーズリーとホラス・スラグホーンが何百人もの援軍を引き連れて来ました。さらにそこにクリーチャー率いるホグワーツの屋敷しもべ妖精までもが加わったというわけですよね。

屋敷しもべ妖精たちは敵意をみなぎらせた小さな顔を生き生きと輝かせ死喰い人の足首を滅多切りにして脛を突き刺しました。ハリーの目の届く限りの所はどこもかしこも死喰い人は圧倒的な数に押されて総崩れ状態でした。

呪文に撃たれたり突き刺さった矢を傷口から抜いたり屋敷しもべ妖精に足を刺される者もいれば何とか逃げようとして押し寄せる大軍に飲み込まれる者もいました。しかしまだ終わったわけではなかったというわけですよね。

ハリーは一騎打ちする人々の中を駆け抜け逃れようともがく捕虜たちの前を通り過ぎると大広間へと入りました。ヴォルデモートは戦闘の中心にいて呪文の届く範囲一帯に強力な呪いを打ち込んでいたというわけなんですよね。

ハリーは的確に狙いを定める事ができず「透明マント」で姿を隠したままヴォルデモートにより近づこうと周りを掻き分けて進みました。歩ける者は誰もが押し入って来て大広間の中はますます混雑していたというわけです。

ハリーはヤックスリーがジョージとリー・ジョーダンに床に打ちのめされるのを見ました。またアントニン・ドロホフがフリットウィック先生の手にかかって悲鳴を上げて倒れるのを見ました。さらにだったというわけです。

ワルデン・マクネアはハグリッドに取って投げられ部屋の反対側の石壁にぶつかって気絶しズルズルと壁を滑り落ちて床に伸びました。ロンとネビルは狼人間のフェンリール・グレイバックを倒していたというわけですよね。

アバーフォースはオーガスタス・ルックウッドを失神させてアーサー氏とパーシーは魔法大臣パイアス・シックネスを床に打ち倒していました。そんな中ルシウスとナルシッサ・マルフォイ夫妻だけは例外だったんですよね。

2人は戦おうともせずに息子ドラコの名前を叫びながら戦闘の中を走り回っていたというわけなんですよね。

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死に際にスネイプがハリーに差し出した「記憶」に飛び込んでみるとそこは驚きの新事実の連続でした。しかしハリーは知ってしまいました。何故スネイプがヴォルデモートに繰り返しハリーを探しに行く事を許して欲しいと言ったのかの理由が判ったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.スネイプの「記憶」を見て
こうしてハリーが飛び込んだスネイプの「記憶」は驚きの新事実の連続でした。実はスネイプとハリーの母リリーは近くに住んでいてペチュニア叔母さんともホグワーツに入学する前から顔見知りだったというわけですよね。

スネイプはリリーを愛していて命が危ないと判ったからヴォルデモートを裏切ってアルバス・ダンブルドアの密偵になったのです。グロスター州のディーンの森でグリフィンドールの剣をハリーに渡したのもスネイプでした。

「ハリーは知ってはならんのじゃ。最後の最後まで。必要になる時まで。さもなければ為さねばならぬ事をやり遂げる力が出て来るはずがあろうが?」

そして問題の場面は校長室でダンブルドアがスネイプにこう話して始まったのです。ヴォルデモートが1才3ヵ月のハリーを殺害しようとしたあの夜に破壊されたヴォルデモートの魂の一部がハリーに引っ掛かって生きている。

その魂の一部がハリーに蛇と話す力を与えヴォルデモートとの心の繋がりをもたらしている。その魂の欠片がハリーに付着して守られている限りヴォルデモートは死ぬ事ができない。すなわちハリーは死ななくてはならない。

ハリーはヴォルデモートの8つ目の分魂箱だった。ハリーはヴォルデモートに殺害されるために「禁じられた森」へと向かいました。ヴォルデモートはハリーの友人を多く殺害して目論見通りに事が運んだと思ったでしょうね。

でもハリーは死にませんでした。ヴォルデモートはナルシッサ・マルフォイに検死をさせましたがナルシッサ夫人は「死んでいます!」と真っ赤な嘘をつきました。おそらく嘘を見破られないよう閉心術を使っていたのです。

城に行くのだ。そして奴らの英雄がどんなざまになったのかを見せつけてやるのだ。ハリーが実は生きているとは知らずヴォルデモートはこう言ってハリーをハグリッドに運ばせて城に向かって勝利の行軍を始めたのでした。

ところがだったんですよね。

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