セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(22)(28回シリーズ)
ダンブルドアの指摘に対してマルフォイは終始強気に受け答えしました。しかしダンブルドアの鋭い指摘に思わず口を歪める事はありました。ただマルフォイのスネイプに対する気持ちはどうやら決定的に悪くなったようでスネイプの事を常に「あいつ」と呼びました。(全3項目)

3-1.キャビネット棚は修理できたが
マルフォイは実は自分が命を狙っていたダンブルドアに褒められた事で皮肉にも勇気と慰めを得たようで「そうなんだ!」と言いました。しかしそれは「姿をくらますキャビネット棚」を修理できたからこそ言えた事でした。

「しかし時にはキャビネット棚を修理できないのではないかと思った事もあったのじゃろうな?」

ダンブルドアは言葉を続けマルフォイにこう言いました。そこで粗雑で軽率な方法を使おうとした。どう考えても他の者の手に渡ってしまうのに呪われたネックレスを自分に送った事もあったとダンブルドアは指摘しました。

さらには自分が飲む可能性はほとんどないのにも関わらず蜂蜜酒に毒を入れた事もあった。前述の策略ではケイティ・ベルがそして蜂蜜酒のほうではロンが危うく命を落とす所でした。しかし2人とも生き永らえたんですよね。

「そうだ。だけどそれでも誰が仕組んだのか分からなかっただろう?」

こう言うとマルフォイはせせら笑いました。ところが何とダンブルドアは「実は判っておった。君に間違いないと思っておった」とそう答えました。それを聞いてマルフォイは「じゃ何故止めなかった?」と訊いたのでした。

「そうしようとしたのじゃよドラコ。スネイプ先生がわしの命を受けて君を見張っておった」

こう答えるダンブルドアにマルフォイは「あいつは校長の命令で動いていたんじゃない。僕の母上に約束して」と反論してそんなマルフォイにダンブルドアはこう言ってスネイプは自分の命令で動いていると言ったのでした。

「もちろんドラコ。スネイプ先生は君にはそう言うじゃろう。しかし」

ダンブルドアがここまで言った所で・・・

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2018/02/19(Mon) | セブルス・スネイプ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(21)(28回シリーズ)
ドラコ・マルフォイはアルバス・ダンブルドアから杖を奪い丸腰にする事に見事成功しました。ところがその後がいけません。丸腰になったダンブルドアを目の前にしてもマルフォイは何もできません。そんなマルフォイにダンブルドアは優しく問いかけたのでした。(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドア対ドラコ・マルフォイ
「君の援軍とやらはいないようだが」こう言うダンブルドアにマルフォイは「そっちの護衛に出くわしたんだ。下で戦ってる。追っ付け来るだろう。僕は先に来たんだ。僕には。僕にはやるべき事がある」と応えたのでした。

「おうそれなら疾(と)くそれに取りかからねばなるまいのう」

ダンブルドアは優しくこう言いました。沈黙が流れました。ハリーは身動きもできず姿を隠したまま2人を見つめ遠くに死喰い人の戦いの音が聞こえはしないかと耳を研ぎ澄ましていました。その一方ハリーの目の前の2人は?

ドラコ・マルフォイはアルバス・ダンブルドアをただただ見つめるばかりです。ダンブルドアは何と微笑みました。そしてマルフォイに向かって「ドラコ。ドラコ。君には人は殺せぬ」とそう言ったというわけなんですよね。

マルフォイは「分かるもんか!」と切り返しましたが自分の言い方がいかにも子供っぽいと自身でも気づいたらしく赤面しました。そして前よりも力強く「僕に何ができるかなど校長に分るもんか」と言い直したんですよね。

「これまで僕がして来た事だって知らないだろう!」

こう言うマルフォイにダンブルドアは「いやいや知っておる」と反論しました。君はケイティ・ベルとロナルド・ウィーズリーを危うく殺害する所だった。この1年間君は自分を殺害しようとして段々自暴自棄になっていた。

失礼だが全部が中途半端な試みで余りに生半可なので正直に言わせて貰うと君が本気なのかどうか疑ったぐらいだとまでダンブルドアは言いました。そんなダンブルドアに向かってマルフォイは激しい口調でこう言いました。

「本気だった!この1年僕はずっと準備して来た。そして今夜」

マルフォイがここまで言った所で・・・

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2018/02/18(Sun) | セブルス・スネイプ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(20)(28回シリーズ)
学校の上空に「闇の印」が上がっている。ダンブルドアとハリーはマダム・ロスメルタに箒を借りて取り急ぎ学校へと戻って来ました。ダンブルドアはハリーに他の事は一切何もせずスネイプをここに連れて来るようにと言ったのでした。ところがそこに邪魔が入ったのです。そこに現れたのは?(全3項目)

3-1.よぎるハリーの不安
ハリーが呼び寄せた2本の箒は抜きつ抜かれつハリーの脇に飛んで来て微かに振動しながら腰の高さでぴたりと停まりました。ダンブルドアは近いほうの箒に跨りながら「ロスメルタ魔法省への連絡を頼んだぞ」と言いました。

一方ハリーには「ホグワーツの内部の者はまだ異変に気づいておらぬやもしれぬ。ハリー透明マントを着るのじゃ」と指示しました。ハリーはマントを被ってから箒に跨りました。マダム・ロスメルタも駆け出していました。

城を目指して速度を上げながらハリーはダンブルドアが落ちるような事があればすぐさま支えられるようにとちらちらと横を見ました。しかしダンブルドアにとって「闇の印」は刺激剤のような効果をもたらしたようでした。

印を見据え長い銀色の髪と鬚を夜空になびかせながらダンブルドアは箒に低く屈み込んでいました。ハリーも前方の髑髏を見据えました。恐怖が泡立つ毒のように肺を締め付け他の一切の苦痛を念頭から追い出していました。

ハリーはダンブルドアと学校を離れるのに当たりロンにハーマイオニーとジニーに残りのフェリックス・フェリシスを渡して来ました。そしてダンブルドア軍団のメンバーを集められるだけ集めてくれと言い残して来ました。

自分たちはどのくらいの時間学校を留守にしていたのだろう。ロンやハーマイオニーにジニーの幸運はもう効き目が切れたのだろうか。学校の上空にあの印が上がったのは3人の内の誰かに何事かがあったからなのだろうか。

それともネビルかルーナか?もしDAのメンバーの誰かなら廊下をパトロールしろと言ったのは自分だとハリーは思いました。ベッドにいれば安全なのにベッドを離れるようにと頼んだのは自分だとハリーは思ったんですよね。

またしても自分のせいで友人が死んだのだろうか?

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2018/02/15(Thu) | セブルス・スネイプ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(19)(28回シリーズ)
キャプテンのハリーが不在でもグリフィンドールはレイブンクローに勝利して見事優勝する事ができました。その後も週末のスネイプの罰則は続きましたがハリーにとっては問題の「あの日」がついについに来てしまったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.ついに問題の日が
こうして始まった毎週土曜日のスネイプのハリーに対する罰則だったのですが何とスネイプは今学期中に全ての箱を終わらせないと来学期もまた続けるなどと匂わせ始めハリーは思わず溜め息を漏らす事となったんですよね。

一方今学期ハリーに対して個人教授をして来たダンブルドア校長はそれはそれこれはこれといった感じでセクタムセンプラ事件については一言も触れる事はありませんでした。そしてとうとう問題の日がやって来たのでした。

ダンブルドアが1年かけてハリーに教えて来たのは実はヴォルデモートは複数の分魂箱を作っておりその全てを破壊しなければヴォルデモートを真に滅ぼす事はできないという事でした。その内の1つが見つかったんだそうです。

その出発直前にハリーはトレローニー先生と偶然出くわして自分の両親を死に追いやった予言をヴォルデモートに伝えたのはスネイプだったと聞かされて激昂するというアクシデントがありましたが2人は出発したのでした。

分魂箱が隠してあった洞窟を出て星空の下に戻るとハリーは瀕死のダンブルドアを一番近くの大岩の上に引っ張り上げ抱きかかえて立たせました。そしてこれほどした事はないというぐらい集中して「姿くらまし」しました。

目を開ける前からハリーは成功したと思いました。ハリーとダンブルドアはホグズミードのハイストリート通りの真ん中に「姿現わし」をしていました。水を滴らせ震えながらもハリーはダンブルドアにこう囁いたのでした。

「やりました先生!やりました!分魂箱を手に入れました!」

ダンブルドアがぐらりとハリーに倒れ掛かりました。一瞬自分の未熟な「姿現わし」のせいかとハリーは思いましたが次の瞬間には遠い街灯の明かりに照らされたダンブルドアの顔が一層蒼白く衰弱しているのが見えました。

「先生。大丈夫ですか?」

ハリーはダンブルドアにこう訊きました。

するとダンブルドアは?

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2018/02/14(Wed) | セブルス・スネイプ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
セブルス・スネイプ語録集「謎のプリンス」編(18)(28回シリーズ)
土曜日となりハリーがスネイプに言い渡された罰則を受ける日となりました。時計は遅々として進まずスネイプが魔法で遅くしているのではと思うほどでした。罰則は1時10分にようやく終わりハリーはスネイプの気が変わらない内にと急いで部屋を出ました。そして気になる試合の結果は?(全3項目)

3-1.土曜日になり
次の日ハリーはスリザリンの嘲りに耐えなければなりませんでしたしそればかりか仲間のグリフィンドール生の怒りも大変でした。何とキャプテンともあろう者がシーズン最後の試合に出場を禁じられてしまったからでした。

ハーマイオニーには強気で言い張ったものの土曜日の朝が来てみるとハリーはロンにジニーや他の選手たちと一緒にクィディッチ競技場に行けるのならば世界中のフェリックス・フェリシスを熨斗をつけて差し出してもいい。

そういう気持ちになっていました。みんながロゼットや帽子を身につけ旗やスカーフを振りながら太陽の下に出て行くというのに自分だけが大勢の流れに背を向け石の階段を地下牢教室に下りて行くのは耐え難いものでした。

遠くの群衆の声がやがて全く聞こえなくなり一言の歓声も呻き声も聞こえないだろうと思い知らされるのは辛いものでした。ハリーが扉をノックして入って行くと不愉快な思い出の詰まった研究室は変わっていませんでした。

教える科目が変わってスネイプが上の階で教えるようになってもここは明け渡されてはおらずいつものように薄暗く以前と同じように様々な色の魔法薬の瓶が壁一杯に並んで中にはどろりとした死骸が浮遊していたのでした。

「ああポッター。フィルチさんがこの古い書類の整理をする者を捜していた」

明らかにハリーのために用意されているテーブルには不吉にも蜘蛛の巣だらけの箱が積み上げられ退屈で骨が折れてしかも無意味な作業だというオーラが漂っていました。スネイプはハリーに猫なで声でこう言ったのでした。

「ご同類のホグワーツの悪童どもとその悪行に関する記録だ。インクが薄くなっていたりカードが鼠の害を被っている場合犯罪と刑罰を新たに書き写していただこう。さらにアルファベット順に並べて元の箱に収めるのだ」

最後にスネイプは「魔法は使うな」と告げました。ハリーは「判りました先生」と応えつつ最後の「先生」に出来る限りの軽蔑を込めて言いました。こうしてスネイプによるハリーの罰則が始まったというわけなんですよね。

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2018/02/12(Mon) | セブルス・スネイプ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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