クルックシャンクス

3週間程前の各種報道によりますと、かつてイギリス首相官邸でサッチャー・メージャー・ブレアの3人に仕えていた白黒猫のハンフリー君が推定18才で亡くなったそうです。

とある新聞の報道によると彼のエサ代は公費つまり税金から出されていたためCMの出演依頼が来ても「彼は公務員だから」という理由で断られたのだとか・・・ユーモアを愛するイギリスならではのエピソードですよね。

そういえばハリーポッター・シリーズにもハーマイオニーのペットとして猫のクルックシャンクスが登場していますね。

初登場はアズカバンの囚人78ページ(携帯版85ページ)赤味がかったオレンジ色の毛にレンガの壁に正面衝突したような顔の少しガニマタの猫です。

かなり以前にローリングさんのサイトで明らかになっているので既にご存知の人が多いと思いますが、クルックシャンクスは猫とニーズルのハーフだとのことです。

「ニーズル」というのはハリポタの副読本「幻の動物とその生息地」の70ページに載っている動物で、猫に似た小型の生物で知的で自立しており、時々攻撃的(例えばワームテールに対して)になるが魔法使いや魔女の誰かになつくと、すばらしいペットになり、また摩訶不思議な能力が備わっており、嫌なヤツ(例えばワームテール)とか怪しげなヤツ(例えばワームテール)を見分けることもできて、飼い主が道に迷った時には道案内として頼りになるそうです。

彼らの性別について
ふくろう通信号外のNo.2にはヘドウィグが「メスの白ふくろう」と紹介されていて、常々私は「どうしてメスだと判るんだろう?」と思っていました。本のどこにもヘドウィグがメスとは書いてないからです。するとふとしたコトがキッカケで、それが判りました。それは原書ではヘドウィグの代名詞が「she」(彼女)となっているからだそうです。ちなみにクルックシャンクスはオス、ピッグウィジョンもオスなのだそうです。

追伸
上記の文章で私は本のどこにもヘドウィグがメスとは書いてないと言っていますが、その後たまたま第3巻アズカバンの囚人を読み返していたら13ページ(携帯版14ページ)に「雪のように白い雌」と書いてあるのを発見しました!

ミスター・チブルス(ティブルス)(前編)

今では6巻の表紙画像を数々のサイトや書店の店頭などで見ることが出来ますが・・・

左側に描かれている猫は・・・
ミスター・チブルス(ティブルス)なんでしょうね。

どうして私がミスター・チブルスが猫(ニーズル)だと判ったのか?というと最初のキッカケはハリーの尋問にフィッグばあさんが1人で出廷して来た時でした。ハリーとダドリーが吸魂鬼に襲われる現場を見たのはミスター・チブルスなのにフィッグばあさん1人だけが証人として出廷して来たので「あれ?どうしてミスター・チブルスは出廷してこないんだろう?」と思ったのがそもそもの始まりでした。

その時には「彼はコーネリウス・ファッジの前に顔を出すことができない何らかの事情があって、出廷出来ないのかな?いずれ再登場して、その時に真相が明らかになるのかな?」と思って読み過ごしました。(まさか!猫だから出廷出来なかったとは!)

しかしその後彼は再登場することなく私は第5巻を読み終えてしまいました。

「あれー?何で?」と思った私はさっそくもう一度第2章の冒頭を読み返しました。するとフィッグばあさんのこの言葉「ミスター・チブルスを車の下に配置しといたのさ」(騎士団上巻36ページ)でピーンときましたね~ぇ。そういえば猫って車の下に潜るのが好きなので、そこに猫がいても全く違和感がないですからね。(経験者は語る!)

それに今にして思えば、ハリーの尋問に出廷した際のフィッグばあさんの証言は何だかあやふやな内容で説得力を欠き極めてアヤシイ感じ、まあ確かに状況の説明を受けた相手が猫(ニーズル)だったのですから、しかたないですよね。

実はミスター・チブルスもフィッグばあさんと一緒に賢者の石で登場済みです。37ページにフィッグばあさんが飼っている猫の名前が複数出て来ていますが、1番最初の「ティブルス」が彼です。原書を読んでいる人にお尋ねしたところ全く同じスペル「Tibbles」とのことです。

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ミスター・チブルス(ティブルス)(後編)

秘密の部屋34ページでバーノン叔父さんはハリーの部屋の窓に鉄格子をはめさせ、ドアには自ら『餌差し入れ口』を取りつけています。ところが騎士団上巻74ページでは、それが何故か?『猫用のくぐり戸』となっています。ここから猫が出入りしたことなど一度もないのに?どうしてなのでしょうか?

以前とあるハリポタ関連のサイトで見かけた情報で「ハリーは将来ドラゴンをペットにするのか?」という問いに対してローリングさんは「答えはノー、ハリーは常識があるので決してそんなことはしない。でもハリーは将来ヘドウィグ以外にペットを飼うかもしれない」と答えられたそうですが、それがどうやらミスター・チブルスのことのようです。

つまりこの『猫用のくぐり戸』は第6巻ではハリーがミスター・チブルスをペットにすることになるというローリングさんの引いた「伏線」とみて間違いないでしょう。

名前の呼び方について
私は正直に言うと「チブルス」より「ティブルス」のほうが気に入っているのですが、それは松岡さんが決めることなのでしかたないでしょう。ハリーポッター・シリーズではいつも初登場のキャラクターは大活躍します。増してや彼は表紙にまで登場しているのですから間違いなく大活躍してくれていることでしょう。

意志疎通をどうやってしていたのか?
アズカバンの囚人472~473ページ(携帯版529~530ページ)を開くとシリウスはクルックシャンクスとかなり深い意志疎通をしていたことが判ります。

名前を知っていたり、シリウスの狙いを理解してピーターを連れてこようとしたり、でもどうやって?意志の疎通をしていたのでしょう?またスクイブのフィッグばあさんはどうやってハリーとダドリーが吸魂鬼に襲われた時の状況を聞き出したのでしょうか?

ハリーがミスター・チブルスを飼えばそういったこともハッキリ判るでしょう。(楽しみ、楽しみ)

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アズカバンの囚人に登場する魔法生物たち

先週の水曜日に初登場シーン・シリーズのアズカバンの囚人編を発表しましたが「この巻」には人物以外の様々なキャラクターが登場するので本日はそういった「人物もどき(?)」「動物」「生き物」を紹介してみたいと思います。(巻名なしのページ数はアズカバンの囚人)(全6項目)

6-1.クルックシャンクス(ニーズル)
今にして思えばスキャバーズが動物もどきのピーター・ペティグリューことワームテールだということを一目で見破ったのですから大した「猫」ということになりますね。

他にも565ページ(携帯版636ページ)ではシリウスに代わってファイアボルトの注文書をふくろう事務所に届けてくれたり・・・

第5巻「不死鳥の騎士団」ではフィッグばあさんが飼っているミスター・チブルスがマンダンガスに代わってハリーの見張り役を勤めたりと随所で活躍してくれていますね。

6-2.吸魂鬼
遭遇すると人生最悪の経験を思い出してしまうという恐ろしい生き物でハリーの場合はヴォルデモートに両親が殺された時の記憶が蘇るというわけです。

242~244ページ(携帯版266~268ページ)でルーピン先生が吸魂鬼のことを詳しく説明していますね。吸魂鬼が他の誰よりもハリーに影響するのはハリーの過去に誰も経験したことがない恐怖があるからだそうです。

吸魂鬼は地上を歩く生物の中でも最も忌まわしい生物の1つで、最も暗く最も穢れた場所にはびこり凋落と絶望の中に栄え、平和や希望・幸福を周りの空気から吸い取ってしまうのだそうです。

マグルでさえ「その姿」を見ることは出来なくても「その存在」を感じることは出来て、現に第5巻「不死鳥の騎士団」第1章では「その存在」を感じたダドリーが吸魂鬼から逃げようとしていますね。

ヴォルデモートの復活が明らかになった後はアズカバンを放棄して再び闇の陣営側に就き、あっちでもこっちでも手当たりしだい人を襲っているようです。(プリンス上巻24ページ)

6-3.バックビーク(ヒッポグリフ)
第3巻でめでたく魔法生物飼育学の新任教授となったハグリッドのイッチ番最初の授業で登場した頭は大鷲で胴体は馬という半鳥半馬の毛並みが美しい生き物です。

ハグリッドの説明によると誇り高く、すぐ怒るのだそうでヒッポグリフに近づく時にはまっすぐに相手の目を見ながらお辞儀をしてヒッポグリフがお辞儀を返したら「あなたを信用します」という意思表示らしいです。

この内の1頭バックビークがドラコ・マルフォイにケガを負わせて死刑判決を受けてしまいますが、ハリーとハーマイオニーの尽力で命を救われて第6巻ではウィザウィングズと名前を変えてホグワーツに戻って来ています。

6-4.まね妖怪(ボガート)と水魔(グリンデロー)
第3巻ではルーピン先生の授業で数々の闇の魔法生物が登場しますが代表格といえば「この2つ」でしょうね。後の巻で再登場しています。

ボガートは対峙した人が最も怖いと思っているものに変身する形態模写妖怪で、退治する時の呪文はリディクラス!・・・でも呪文は簡単でも気持ちを強く持っていないと負けてしまうそうです。

グリンデローは第4巻炎のゴブレットの第2の課題で再登場しています。

退治する時の呪文は「レラシオ!放せ!」ハリーは水魔を振り切りましたが、フラー・デラクールは捕まって人質にたどり着くことができず第2の課題で最下位に転落してしまいました。

6-5.カドガン卿
シリウスの最初のホグワーツ侵入事件で「太った婦人(レディ)」がズタズタに切り裂かれてしまい代わりにグリフィンドール寮の入り口に掛けられた肖像画が「この人」でした。

ずんぐりした灰色のポニーに跨って誰かれかまわず決闘を申し込んだり、とてつもなく複雑な合言葉をひねり出すのに余念がありませんでした。

結局合言葉を頻繁に変え過ぎることがアダとなって今度はシリウス・ブラックがグリフィンドール寮に侵入することを許す結果となってしまいクビになって元いた8階のさびしい踊り場に戻されてしまいました。

6-6.ピッグウィジョン(ふくろう)
ロンのペット「スキャバーズ」ことピーター・ペティグリューが正体を暴かれて逃走してしまい、その結果ロンの唯一のペットがいなくなってしまったのでシリウスがロンにプレゼントしたふくろうです。

灰色でテニスボール大・手の平サイズの小さい豆ふくろうで手紙を届けた時にテンションが最高潮に達するらしく、うるさいくらいにピーピー鳴いたり飛び跳ねたりします。

第5巻では途中で捕まって手紙の内容を見られる危険性を指摘されたり、ヘドウィグはアンブリッジに襲われて翼をケガしたりで少々災難続きでしたが・・・

第6巻ではダンブルドアの手紙をハリーに届けたり、ピッグはおそらく体の何倍もある「上級魔法薬」の教科書を届けたりと(上巻332ページ)要所要所では「その役目」を果たしているようです。

最後に
いや~ぁ!人間以外のキャラクターたちも暗いモノやら勇ましいモノやらかわいいモノまで多種多彩ですね。人間に負けず劣らず皆さん個性的です。

しかし!まだまだハリーポッター・シリーズでは人間や生き物だけでなく忍びの地図や透明マントなど沢山の魔法アイテムも登場しているので、いずれまたそういったものも取り上げたいと思います。

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炎のゴブレットに登場する魔法生物たち

さて!今週の日曜日と月曜日は第4巻「炎のゴブレット」で初登場した人たちを紹介しましたが本日は人間以外の「ヒトにあらざる生き物」たちを紹介してみたいと思います。(巻名なしのページ数は炎のゴブレット)(全7項目)

7-1.ナギニ
ヴォルデモート卿と共にいきなり第1章に登場しています。身の丈が4メートルもある巨大な蛇で尾の先には菱形の模様がついています。

上巻25ページ(携帯版24ページ)でワームテールはご主人様や蛇のうずくまる暖炉マットのほうへ行かなくて済むのなら何だってやるとばかりにヒーッと声を上げていますが・・・

下巻342ページ(携帯版795ページ)でヴォルデモート卿はナギニに「ワームテールをおまえの餌食にはしない」と言っていますね。つまりナギニは人肉を食らう恐ろしい蛇だということになります。

というわけでワームテールも「そんな恐ろしい蛇」のそばには極力近寄りたくないと思うのは当然のことでしょう。

7-2.ウィンキー
ご存知の初登場時はクラウチ家に仕える屋敷しもべ妖精でクィディッチ・ワールドカップの貴賓席でハリーたちと出会っています。(上巻150ページ携帯版138ページ)

高所恐怖症で両手で目を覆っていたためクラウチ・ジュニアがハリーの杖を盗むのを見逃してしまい解雇されてしまいました。

その後はドビーと共にホグワーツに勤めることになりましたが何代にも渡ってクラウチ家の世話をして来たのに自分の代でその歴史を途切れさせてしまったことを悔やんで酒浸りの日々が続いています。

7-3.ヴィーラ
男性を魅了する魔力を持っていてヴィーラの歌声を聞いたり前に立ったりすると激しい感情が駆け巡り、何か派手な行動や発言がしたくなるようです。

そんなヴィーラの魔力に惑わされてハリーもボックス席からピッチに飛び降りようとしたり、ロンは「木星まで行ける箒を発明したんだ」と叫び出したり・・・

ハリーのほうは克服したようですがロンは未だにダメなようでヴィーラの血が混じっているフラー・デラクールに突然部屋に乱入されるとボーッとなってしまうようです。(プリンス上巻141ページ参照)

7-4.レプラコーン
クィディッチ・ワールドカップのアイルランド側のマスコットとして登場します。顎鬚を生やして赤いベストを着て手には金色か緑色の豆ランプを持っています。

例の副読本「幻の動物とその生息地」でも紹介されています。アイルランドのみに生息し身長は最大でも20センチで「小さなヒト」の中で唯一話すことが出来るそうですが「ヒトたる存在」として分類し直すように要求したことはないそうです。

7-5.尻尾爆発スクリュート
三校対抗試合の第3の課題で代表選手の行く手を阻む生き物にする為に魔法生物飼育学の授業でハグリッドがハリーたちに育てさせた生物です。

最初卵から孵った時は数百匹いたようですが成長するにしたがって殺し合いを始め最後には2匹になってしまいました。(下巻195ページ携帯版670ページ)

7-6.ハンガリー・ホーンテール
ハリーが第1の課題で対決したドラゴンで前述の「幻の動物とその生息地」でやはり詳しく説明されています。

数いるドラゴン種の中でも最も危険で吐く炎は最も飛距離が長く最長15メートルにもなるそうです。ヤギ・羊を餌としチャンスがあればヒトも食べるんだそうです。

7-7.水中人
第2の課題で登場しますがハリーとの会話のやり取りを見れば、私たち人間と同レベルに知能が高いことが判りますが「ヒトとしての存在」の地位を辞退して「動物」に分類されることを選んでいるそうです。

ところで第2の課題で選手全員が帰って来た後ダンブルドアは水中人の女長(おさ)マーカスと話していてマーミッシュ語が話せることが明らかになっていますね。

プリンス下巻490ページでは水中人もダンブルドアの葬儀に参列していて密接な関係だったことが判りますが、ダンブルドアがどこで?どうやって?マーミッシュ語を習得したのかは謎となっています。第7巻で明らかになるのでしょうか?

最後に
さて!この「初登場シリーズ」もこれが年内最後となりました。当然まだ「不死鳥の騎士団編」と「謎のプリンス編」が残っていますが、これは来年ということになりました。

年が明けてからいつ発表するかは具体的にハッキリとは決めていませんが、なるべく間隔を空けないようにしたいと思っています。

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