ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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リーマス・ルーピン2
リーマス・ルーピンは優秀な開心術士(後編)

アズカバンの囚人の第17章猫、ネズミ、犬449ページ(携帯版では502ページ)でルーピン先生は「忍びの地図をしっかり見張っていたんだ」と言っていますが、その時地図には透明マントをかぶってハグリッドの小屋に行くハリー・ロン・ハーマイオニーがいて、さらに箒置き場にもハリーとハーマイオニーがいて、つまりハリーとハーマイオニーが2人存在していたことになりますよね?じゃあどうしてルーピン先生は「ハリーとハーマイオニーが2人いる!」と驚かなかったのか?つまりこういうことだと私は考えます。

ルーピンはおそらくハーマイオニーの心を開いた時に、ハーマイオニーがタイムターナーを持っていることを知ったので、透明マントをかぶってハグリッドの小屋に行くハリー・ロン・ハーマイオニーと箒置き場にいるハリーとハーマイオニーの両方を見ても驚かなかった。また叫びの屋敷のハリーとハーマイオニーは、今自分たちが2人存在していることを当然知らないのですから説明する必要はない。こう考えれば全て辻褄が合いますよね。

リーマス・ルーピンが優秀な開心術士であるということを念頭に置いてアズカバンの囚人(443ページ~、携帯版では495ページ~)でリーマス・ルーピンとシリウス・ブラックが「叫びの屋敷」で12年ぶりに再会したところを読み返すと、今までとは全く違った気持ちで読むことができて面白いですよね。私などは「このこと」に気づいてから初めて読み返した時はもうゾクゾク・ワクワクしましたね~ぇ。

ルーピンはブラックの心を読もうとするかのように、じっと見つめながらつぶやいた。(シリウスの心を開こうとしているところ)

ルーピンは急に目を見開いた。まるでブラックを通り越して何かを見ているような、他の誰にも見えないものを見ているような目だ。(まさに今シリウスの心を開いた瞬間)
リーマス・ルーピン
リーマス・ルーピンは優秀な開心術士(前編)

ルーピン先生はアズカバンの囚人183ページで(携帯版199ページ)ハリーたちの「闇の魔術に対する防衛術」の最初の授業の時、何故かハリーとハーマイオニーがまね妖怪と戦うことを回避します。その理由はつまり・・・一番怖いモノ(ハリーの場合はヴォルデモートと吸魂鬼)をどうやったら恐ろしくない姿に変えられるのか、心の準備ができていなかったからですよね?じゃあどうしてそんなことがわかったのか。それはリーマス・ルーピンは優秀な開心術士だからだと私は思います。

ルーピンが人の心というか、ハリーの心を読んでいるシーンは第3巻と第5巻の各所に出て来ています。

アズカバンの囚人第8章、「太った婦人の逃走」204ページ
 (携帯版223ページ)
「それじゃ、わたしが、君にはまね妖怪と戦う能力がないと思った。
 そんなふうに考えていたのかい?」
ルーピンは鋭く言い当てた。

アズカバンの囚人、第10章忍びの地図242ページ
 (携帯版267ページ)
「弱いかどうかとはまったく関係ない」
まるでハリーの心を見透かしたかのようにビシッと言った。

不死鳥の騎士団上巻第3章、先発護衛隊84ページ
「君を迎えにいきたいと名乗りを上げる人が、
 びっくりするほどたくさんいてね」

ルーピンが、ハリーの心を読んだかのように、
 口の両端をひくひくさせながら言った。

リーマス・ルーピンがどうして優秀な開心術士になったのか?それはやはり彼の正体が狼人間だったことに他ならないでしょう。魔法界では今でも狼人間に対する差別意識が相当強く残っていることはロンの反応から見ても明らかです。(アズカバンの囚人446ページ、携帯版499ページ)そういった事情もあって彼はおそらく開心術を身につけたのではないか?と私は思います。(後編につづく)

ローリングさんのお気に入り?呼び寄せ呪文
ニンファドーラ・トンクスもビックリ!というぐらい

とにかくやたらと出て来ます。この「呼び寄せ呪文」

まず第4巻炎のゴブレットでは上巻105ページでウィーズリーおばさんがフレッド・ジョージからトン・タン・トフィーを取り上げるのに使っています。それからホグワーツ特急の中ではハーマイオニーがこの呪文を覚えようとしています。(260ページ)次は364ページでフリットウィック先生が「この呪文」の授業に備えて3冊も余計に参考書を読むよう命じています。

さらに458ページでハリーは「この呪文」の出来が悪くハリーとネビルだけ特別に宿題を出されています。

そして・・・ハリーは第1の課題をこの術で克服します。

下巻ではまず49ページではフリットウィック先生が第1の課題で完璧に使った「この術」について、ハリーと話し込んでいます。次に100ページでは(多分)ボーバトンの男の子が友達を1人調達するのに使っています。

192ページではロンが第2の課題を克服するのにアクアラング一式を「この呪文」で手に入れたらと提案しています。(ハーマイオニーに却下されましたが・・・)そして332ページではムーディが忍びの地図を呼び出すのに「この呪文」を使ったと言っています。そして・・なんと!188ページには・・この呪文の反対呪文「追い払い呪文」までもが登場しています。そしてヴォルデモートの元を逃れ、ハリーの命を救うのがこの呪文です。(475ページ)

第5巻不死鳥の騎士団でも何度も登場しています。

上巻406ページでも、この呪文の復習をしています。フリットウィック先生によりますと・・「この呪文」は必ずふくろう試験に出るとのことだそうです。ということで・・これまでにない大量の宿題を出しています。

また下巻94ページではシリウスが「この呪文」でバタービールを呼び寄せています。

397ページではフレッドとジョージが自分たちの箒を取り返すのに「この呪文」を使っています。

またハリーたちが魔法省にシリウスを助けに行って、死喰い人たちと戦った時にも何度も使われています。(560ページ~)

ここで改めて「呼び寄せ呪文」の登場ページを振り返ってみましょう。

まず第4巻「炎のゴブレット」では
上巻では105・260・364・458・532・544ページ
下巻では49・100・188・192・332ページ

次に第5巻「不死鳥の騎士団」では
上巻では406ページ
下巻では94・397・562・573・584・592・607ページ

私は色んな意味で実に見事で巧みだと思いますね。第4巻で最初に「この呪文」が登場したのがフレッド・ジョージ絡みで、2人はこの時はトン・タン・トフィーを取り上げられるという被害をこうむっていますが、第5巻では取り上げられた自分たちのもの(箒)を取り返すのに「この呪文」を使っています。

そして誰あろうハリーに「この呪文」を習得するキッカケを与えたのが死喰い人のバーティ・クラウチ・ジュニアだという所も実に面白いですよね。結果として第4巻の最後には「この呪文」でハリーはヴォルデモートの元を逃れ生き長らえることができました。(編集済)
ドローレス・アンブリッジ、性格分析編(後編)
下巻第26章、過去と未来
ハリーのインタビュー記事が載ったザ・クィブラーを見て激怒するアンブリッジ先生。所持している者は退学処分にすると高らかに宣言したが、それがかえって先生・生徒全員が読む結果となり最悪の事態をまねいてしまうとは・・・頭に血が昇ると前後の見境がつかなくなるようです。(やれやれ~)

第28章、スネイプの最悪の記憶
校長に就任したその日に「待ってました!」とばかりにハリーを自分の部屋に呼びつけて、真実薬入りの紅茶を飲ませようとしましたが、あまりにも見え見えで(オイオイって感じ)「飲むわけないだろ!」と思わず突っ込みを入れてしまったのは私だけでしょうか?心理構造が単純過ぎます。でもそんなところが何だかカワイク思えて来ました。

第29章、進路指導
マクゴナガル先生に無能呼ばわりされて激怒するアンブリッジ先生・・・だったら?今までは自分は有能な人間だと思っていたのですか?まあ・・でも・・確かに魔法省でナンバー2にまで上り詰めたのだから勘違いしてもしかたないかもしれませんね。こんなところにも自分本位でかっとなりやすい性格がにじみ出ています。

第33章、闘争と逃走
恐怖の半獣(!?)ケンタウルスの群れに取り囲まれてしまい、我を忘れて冷静な判断能力を失ってしまったアンブリッジ先生。ハーマイオニーの助言も耳に入らず、彼らの感情を逆撫でする言葉を連発!ケンタウルスたちにさらわれて何処(いずこ)へと消えてしまいましたとさ。

第38章、二度目の戦いへ
あんなに自信満々だった「あの姿」は何処(どこ)へ?すっかり無口になって、ロンが舌を鳴らした「パカッパカッ」に怯(おび)えるアンブリッジ先生。ホグワーツ校長並びに高等尋問官の肩書きがなくなると、たちどころに力・元気がなくなってしまう。意外にもろい人のようです。最後はピーブスに歩行用の杖とチョークを詰め込んだソックスで殴りつけられながらホグワーツを去って行きましたとさ。(チャンチャン)

最後に(締めの言葉)
当初はアンブリッジ先生が登場する全ての場面の分析をするつもりでいたのですが、あまりにも出演シーンが多かったので上下巻それぞれ5場面ずつにしました。いや~ぁこんなに出番が多い人だったんだ!と改めて驚きました。
ドローレス・アンブリッジ、性格分析編(前編)
さて今回はアンブリッジ先生の性格分析をしてみたいと思います。
1.意外に小心者
2.やっぱりしたたか
3.意外に素直・単純で心理状況がすぐ顔に出る
4.やっぱり自己中心的で自分本位
5.意外にもろい
6.かっとなりやすい、怒りっぽい
7.意外に正直で嘘をつけないタイプ

以上を念頭に置いて彼女の登場場面の心理描写をしてみましょう。

上巻第8章、尋問
いつどんなキッカケで自分が未承認で吸魂鬼を派遣したことがバレるかと気が気ではないので、本当は出廷したくないのだが、立場上避けられないのでしかたなく出廷した。だから「絶対にしゃべらない!」と固く心に誓ってハリーの尋問に臨んだが、ダンブルドアの鋭い指摘に思わず発言してしまった・・意外に小心者のようです。

第11章、組分け帽子の新しい歌
生徒たちが聞いていないことなど百も承知!でもちゃーんと生徒全員の前でお話したのだから、宣言したとおり実行に移させていただきますわよというコトなんです。やっぱりしたたかな人です。この人・・・

第12章、アンブリッジ先生
最初のうちは自分の思惑通りに授業が進んでいたが、大嫌いなマグル生まれのハーマイオニー・グレンジャーの発言がキッカケで生徒たちをコントロールできなくなりイライラ・カリカリするアンブリッジ先生。やはりとことん自己中心的で怒りっぽい性格のようです。でも意外に正直で嘘をつけないタイプ・・思ったコトは口に出さないと気が済まない性格のようです。

第15章、ホグワーツ高等尋問官(1)
常々占いで身を立てている人物など信用できない・・インチキに決まっていると思っていたが、トレローニ先生を査察して「やっぱりそうね」と確信を深めたアンブリッジ先生。教室で鼻歌を歌いながら独り笑いをするのでした。意外に素直で心理状況がすぐ顔に出る人のようです。

第15章、ホグワーツ高等尋問官(2)
マクゴナガル先生の授業査察では存在そのものを無視され面白くないアンブリッジ先生。やはりいつでもどこでも自分が主役でないと我慢ができない性格のようです。やはりここでも自己中心的で自分本位な性格をフルに発揮しています。(後編に続く)
ドローレス・アンブリッジ
このアンブリッジという人物は人間の悪しき本能とか欲望を凝縮したようなキャラクターですよね。そこで彼女があぶり出した数々の諸問題をここでざっと挙げてみましょう。

1.人種差別
とにかく半人間が大嫌い!混血が大嫌い!マグル出身が大嫌い!でも私たち日本人にも「アンブリッジ」がいますよね。隣国の人たちが怒ることを発言したり実行したり・・毎年1回とある神社に参拝に行ったり、中国のことを「支那」と呼んで中国の人たちの感情を逆撫でしたり、朝鮮人が日本式の苗字を名乗ったりしたのは彼らがそれを望んだからだなどと発言したり・・本当に困った人が沢山いますよね。その人たちは中国人よりも朝鮮人よりも日本人のほうが優秀なんだという考えが根底にあるようです。

2.中央集権主義
魔法大臣コーネリウス・ファッジは「『例のあのなんとか卿』が復活したって?そんなの嘘だ!ダンブルドアはただ魔法省を意のままに操(あやつ)りたいだけだ」と自分自身の目で確認するまではヴォルデモートの復活を認めようとはしませんでした。まさにこれが中央政府が黙ってしまうと恐るべき「危機」が存在していることを魔法界の人たちは知ることができなくなってしまう。中央集権主義の弊害と言えるでしょう。

3.言論統制と教育および報道機関への干渉
まずダンブルドアを各種の要職から追い出し、さらに日刊予言者新聞に圧力をかけて「ハリーはうそつき」「ダンブルドアはボケ老人」と人々に思い込ませ、次にホグワーツにおいては自分たちに都合の悪い発言・行動をした者には容赦無くきびしい罰則を課して黙らせる。

4.密告の奨励
騎士団下巻第27章ケンタウルスと密告者で(300ページ~)アンブリッジとコーネリウス・ファッジは共に密告者のマリエッタ・エッジコムに「あなたは正しいことをした」と言っていますが、それじゃあ「本人の口から間違いなくリトル・ウィンジングに吸魂鬼を派遣したのは私だ!と聞いた」と、(下巻507ページ)あの場にいた誰かが魔法省に「密告」しても、やはりアンブリッジは「あなたは正しいことをした」と言うのでしょうか?言わないでしょうね~ぇ。

5.ナチス・ヒトラーとの類似性
ナチス・ヒトラーによるユダヤ人の差別・迫害は極めて有名で知らない人はほとんどいませんが、ローリングさんはご自身のサイトで、ルシウス・マルフォイなどの純血主義者・死喰い人が「混血」や「マグル生まれ」を蔑視(べっし)差別しているのはナチス・ヒトラーがユダヤ人を差別したのと全く同じであるとおっしゃっています。すなわちアンブリッジ・死喰い人の考え=ナチス・ヒトラーの考えであると言えるでしょう。
雑文、その2「伏線を見つけるコツ」
ローリングさんは時には露骨に・・・またある時にはさりげなく文中に伏線を引きます。「露骨」のほうで特に分かりやすい例は何といっても賢者の石・第2章の「消えたガラス」ですよね。これは第2巻の伏線でハリーがパーセルマウスだということを示すエピゾードです。

ハリーポッター・シリーズの最大の楽しみは何と言ってもこの「さりげなく引かれた伏線」を発見することで、だからハリポタ・ファンは本がボロボロになるぐらい何度も何度も読み返します。私も第4巻「炎のゴブレット」はわざわざ店員さんに頼んで書店の紙製のブックカバーをつけてもらったのですが、何度も読み返しているうちにボロボロになってしまったので、ビニール製のブックカバーを買ってきてつけたぐらいです。

実は私は最初のページから最後のページまで通して読み返したのは第1巻「賢者の石」が1度あるだけで、第2巻から第5巻は通して読み返したことは1度もありません。それじゃあどうやって読み返しているかというと「部分読み」「拾い読み」という方法で読み返しています。

適当に本(巻)を選んで適当にパッとページを開いて、開いたページを読み返すこともあれば「この巻の、このページが読みたい」と具体的なページを頭に浮かべて本を手にすることもあります。

この「部分読み」のほうが通して読み返すよりも短いページを集中して読むことになりますから、ローリングさんの引いた伏線を見つけやすくなります。コツとしては前述の「適当にパッとページを開く」時には同じページを開かないようにめくるよう心がけることですね。1番最初に通して読んでしまえばストーリーはもう頭の中に入っているので、あとは枝葉にあたる細かい部分を把握するために読み返すということです。

この方法で私はローリングさんの引いた「伏線」を沢山見つけました。
忠誠の術について2
ハグリッドはどうして見つからなかったのか?

ハリーたちの天文学の実技試験の最中にハグリッドはアンブリッジと4人の闇祓いに急襲され逃亡します。(騎士団下巻465ページあたりから)

もちろん多分4人の闇祓いたちは必死でハグリッドの行方を追ったのでしょうが結局発見することはできませんでした。どうして見つからなかったんでしょうね?

ダンブルドアが再び校長職に復帰して、全てが元どおりとなりハリーがハグリッドを訪ねた時(672ページ)ハグリッドはシリウスが隠れていた「あの洞穴」に自分も隠れていたとハリーに打ち明けます。

シリウスが隠れていた「あの洞穴」でハリーたち3人が再会した時、シリウスはホグズミード村のダービッシュ・アンド・バングズ店を過ぎた柵のところで(炎のゴブレット下巻233ページ)3人と待ち合わせをしてから、その洞穴に行っています。ということはホグワーツから歩いていけるほどの極めて近い所にハグリッドは「潜伏」していたのですから、なおさらどうして発見できなかったのか?とても不思議ですよね。

ふくろう便に直接隠れ家の場所を書くのは危険だということで、待ち合わせをしてからそこへ行ったとも言えますが、私は「他の理由」があってのことだと見ています。それは「あの洞穴」には忠誠の術がかけてあったから闇祓いたちはハグリッドを発見できなかったのだと思います。ということで・・・

「この洞穴」については
秘密の守人は「シリウス・ブラック」
術をかけたのは「アルバス・ダンブルドア」

炎のゴブレット下巻377ページでダンブルドアは一番安全な隠れ場所として「この洞穴」をシリウスに勧めています。こんな所にも「この術」はさりげなく役に立っているんですね。