不死鳥の騎士団に登場する魔法生物たち

初登場シーンの次は「これ」という流れが定着しつつありますが・・・本日は第5巻に登場する魔法生物を紹介してみたいと思います。言葉を話す生物や理解する生物さらには人に害を及ぼすものの使いようによっては役に立つ生物など様々な魔法生物が第5巻にも登場しています。(全5項目)(巻名なしのページ数は不死鳥の騎士団)

5-1.クリーチャー
シリウスの両親に仕えていた屋敷しもべ妖精でブラック家の最後の「1人」のシリウスがグリモールド・プレイス12番地の主人となったため心ならずもシリウスに仕えることになりました。

仕えていたブラック夫妻が狂信的な純血主義者だったためにクリーチャーもまた純粋マグル出身あるいはマグルと結婚した魔法使いたちを激しく嫌うようになりました。

しかし!ブラック家最後の「1人」シリウスが死んだ後は母親が純粋マグル出身の魔女のハリーに仕えるハメとなってしまいました。

自身が二君(シリウスとナルシッサ・マルフォイ)に仕えたために純血のシリウスよりさらに最悪のハリーに仕えなければならないなんて本当に皮肉な運命ですよね。(自業自得とも言えますが)

5-2.ドクシー
シリウスのお母さんの死後クリーチャーがグリモールド・プレイスを全く掃除していなかったために騎士団本部に蔓延(はびこ)ってしまった噛みつき妖精です。(上巻168ページ)

副読本の「幻の動物とその生息地」によるとドクシーには2列に並んだ鋭い毒歯牙があるので噛まれたら解毒剤を服用しなければならないそうです。

でも使いようによっては役に立つこともあるようでフレッド・ジョージが開発した「ずる休みスナックボックス」にはドクシーの毒液が使われているそうです。(上巻171ページ)

5-3.キメラ
下巻41ページでのハリーたち3人の会話シーンに出て来る生物でハーマイオニーがハグリッドから聞いた話によると卵を入手するのが相当難しいらしいです。

例の「幻の動物とその生息地」によるとライオンの頭・やぎの胴体・ドラゴンの尾を持つ希少なギリシャの怪物だそうです。凶暴で血に飢えているので非常に危険で退治に成功したことは1度しかないそうです。

そんなわけでハリーとロンがぞっとしているということなんです。

5-4.クラップ
下巻209ページに登場しているジャック・ラッセル・テリアに似ている犬で魔法使いには忠実でマグルに対しては獰猛であることから魔法使いによって創り出された動物であることは間違いないそうです。

庭小人から古タイヤまで何でも食べる掃除屋さんだそうでクラップを飼う魔法使いは簡単なテストを受けた後生後6~8週間で尻尾を取り除くことが法律で義務付けられているそうです。

5-5.セストラル
ハグリッドが巨人の元から帰って来てから最初の授業で教えた天馬の一種で、その中でもこの種類は希少種なんだそうです。(幻の動物とその生息地より)

ハリーたち6人がシリウスを魔法省に助けに行く時に使ったわけですが「この時」以外にも意外な場面で使われて役に立っています。

下巻47ページでハグリッドはダンブルドアが遠出をする時に「姿現し」をしない場合にはセストラルを使って移動をすると言っています。

上巻230ページでハリーの尋問に出廷したダンブルドアはハリーとダドリーが吸魂鬼に襲われるところを目撃した証人を連れて来ていると言っていますが現れたのはフィッグばあさんでした。

ご存知のようにフィッグばあさんはスクイブの魔女ですから箒にも乗れませんし姿現しもできません。

と!いうわけで私はダンブルドアはリトル・ウィンジングからロンドンの魔法省までフィッグばあさんをセストラルを使って移動させたと思います。

こんなところでセストラルはさりげなく役に立っているんですね。

最後に
今まで「初登場シーン」シリーズとセットでお届けしてきた「この企画」なんですが多分これが最後になるんじゃないかと思います。

というのも第6巻「謎のプリンス」には初登場の魔法生物で目立った活躍をするキャラクターがほとんどいないからです。まあもちろん全く登場しないわけではないんですけどね。

原因はなんといってもハリーたち3人が6年生になって「魔法生物飼育学」を取らなかったので授業シーンが全くなくなってしまったからでしょうね。

そんなわけで初登場シーン「謎のプリンス編」のあとには魔法生物関連の別の企画の記事を考えているところです。

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初登場シーン「不死鳥の騎士団編」(後編)

昨日に引き続き第5巻「不死鳥の騎士団」で初登場した人たちの最初のシーンを紹介します。いい人も悪い人もバランスよく登場するハリーポッター・シリーズですが今日は「なんだかな~ぁ」という人の割合が多くなってしまいました。(全6項目)(巻名なしのページ数は不死鳥の騎士団)

6-1.マリエッタ・エッジコム
上巻531ページでチョウ・チャンと一緒にホッグズ・ヘッドに来てダンブルドア軍団に参加した女子生徒でお母さんは魔法省に勤めています。

ダンブルドアはボケ老人でハリーはうそつきだと思っているのにチョウに誘われたのでしかたなく来たようで、本当はこんなところに来たくなかったのだという目でハリーを見ていました。(上巻533ページ)

結局アンブリッジに軍団のことを密告して顔に一生消えない「密告者」の文字の膿んだ紫色のでき物がびっしりと出来ることとなってしまいました。(下巻301ページ)

6-2.ザカリアス・スミス
この人もホッグズ・ヘッドで行なわれたDAの最初の会合に参加しての初登場でハッフルパフ寮生でクィディッチの選手のようです。

友人を持たない一匹狼タイプのようですが?性格・人間性に問題があるために友達ができないようで、下巻244ページではジョージに「ザカリアス・スミスに敗れるようなことがあったら俺は死にたいよ」とまで言われています。

6-3.スーザン・ボーンズ
昨日紹介したアメリア・ボーンズの姪でアメリア叔母さんからハリーが牡鹿の有体の守護霊を作ることを聞きつけてDAの会合に出席することにしたようです。(上巻537~538ページ)

10人の死喰い人がアズカバンから脱走したことをキッカケに親戚に犠牲者がいる生徒は身内の凄惨な犠牲という名誉を担い廊下を歩くとありがたくない視線に曝されることになりましたが・・・(下巻205ページ)

スーザン・ボーンズも「その1人」で大勢の人々の好奇の眼差しにさらされて、ようやくハリーの気持ちを理解することができたようです。

6-4.フィニアス・ナイジェラス
「この人」がヒトに分類されるのかどうか?は議論の分かれるところのような気がしますが結構出番が多くて要所要所で存在感を示してくれているので取り上げることにしました。

最初は声だけの出演で上巻286ページで「自分の頭に話しかけるのは気が触れる最初の兆候だ」とハリーに陰険な声を聞かせていますね。

校長室に掛けられている歴代校長の肖像画の1人で、この時ハリーが聞いた声がナイジェラスだと気づいたのはウィーズリーおじさんが蛇に襲われて校長室を訪れた時でした。(下巻87~88ページ)

6-5.グロウプ
ハグリッドとは父親違いの弟でボーバトンの女性校長マダム・マクシームと共に巨人の元に行って、ほとんど収穫なしだった2人でしたが唯一の収穫となったのが「この人」です。

ハリーが最後に会った時には樹木を根元から引っこ抜く才能のある狂暴な巨人で言葉はたった5つの単語だけしか持たず、そのうち2つはまともに発音さえできなかったグロウプでしたが・・・(プリンス上巻257ページ)

ダンブルドアの葬儀の時にはおとなしくハグリッドに付き添って狂暴な性格は影をひそめ、なかなかの好青年に成長しているようです。(プリンス下巻492ページ)

おそらく第7巻では大活躍してフィレンツェ(ケンタルウス)が群れに戻る手助けをしてくれるのでは?ないでしょうか。

6-6.オーガスタス・ルックウッド
かつては魔法省の神秘部に勤めていた死喰い人で死喰い人であることを隠して省内でスパイ活動をしていましたがカルカロフの密告でアズカバンに収監されました。(炎のゴブレット下巻362ページ携帯版812ページ)

その後ベラトリックス・レストレンジらと共にアズカバンを脱走してハリーとヴォルデモートに関わる予言球を取ることができるのは予言に関係している2人だけだと教えたのは「この人」です。(下巻258~260ページ参照)

そして魔法省の神秘部でハリーを待ち伏せする死喰い人集団の1人として登場しています。(下巻570ページ参照)まあかつて神秘部に勤めていたのですから道案内役としてはうってつけですからね。

最後に
さて!この「初登場シーン」シリーズも残すところ「謎のプリンス編」1つを残すのみとなりました。

第7巻(原書)の発売日が決まったことを受けて4月からは大きなプロジェクトをスタートさせることにしたので「謎のプリンス編」も3月中には発表するつもりです。

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初登場シーン「不死鳥の騎士団編」(前編)

今日と明日の2日間にわたって第5巻「不死鳥の騎士団」で初登場した人たちの最初のシーンを紹介したいと思います。マクゴナガル先生と同様にこれもやりかけだった「シリーズ物」で昨年12月の10日と11日に「炎のゴブレット編」をやって以来ということになります。第5巻にも個性的な人物が多数初登場しています。(全6項目)(巻名なしのページ数は不死鳥の騎士団)

6-1.マンダンガス・フレッチャー
ハリーとダドリーが吸魂鬼に襲われた時に護衛担当だったのに盗品の大鍋がまとまった数あるということで一番いなければならない時にいなくなってしまった困った騎士団員です。

上巻40ページで手に「透明マント」を握り締めて姿現しして登場していますね。フィッグばあさんにこっぴどく怒られています。実は「この人」は過去の巻に2度名前だけが登場しています。

1度目は秘密の部屋57ページでウィーズリーおじさんが抜き打ち調査に行って、ちょっと後ろを向いた隙に呪いをかけようとしていますね。

2度目は炎のゴブレット上巻235ページ(携帯版216ページ)で壊された私物の損害賠償を要求しています。何でも寝室が12もあるジャクージつきのテントの弁償だそうです。

しかしパーシーによると棒切れにマントを引っかけて、その中で寝ていた事実を押さえているそうです。そんなわけでウィーズリー一家のマンダンガスに対する印象は最悪のようです。

6-2.キングズリー・シャクルボルト
上巻83ページでハリーを迎えに来た「先発護衛隊」の1人として初登場しています。職業はトンクスと同じ闇祓いで背の高い黒人の魔法使いです。

シリウスを追跡する責任者を務めているので魔法省にはシリウス・ブラックはチベットにいると吹聴しているそうです。(上巻157ページ)

再結成された騎士団に新たに加わったメンバーのようですね。

6-3.レギュラス・ブラック
「この人」の場合登場人物といっていいのかな?という気がしないでもないのですが、謎の人物「R.A.B」の第1候補ということなので一応名前を挙げておくことにします。

上巻183ページでシリウスがブラック家の家系図の説明をする中で名前が登場していますね。またプリンス上巻106ページでスリザリン寮出身だったことが明らかにされています。

6-4.アメリア・ボーンズ
第8章「尋問」で尋問官の1人として初登場しています。当初は「この人」が1人でハリーの尋問を担当する予定になっていました。(上巻200ページ)

しかしそれではハリーを退学処分にできないということで魔法大臣コーネリウス・ファッジが法律を無理やり改正して大法廷でハリーを裁けるようにしてしまいました。

15才のハリーが1年以上前から「有体の守護霊」を作っていることを聞いてかなり驚いています。ここから15才の少年が守護霊を創り出すことの凄さをあらためて確認することができますよね。

6-5.ドローレス・アンブリッジ
この人の初登場も第8章「尋問」のハリーの尋問官の1人としてで最前列の真ん中に座っている魔法大臣を挟んで左手がアメリア・ボーンズで右手に座っていたのが「この人」でした。

その後ホグワーツに「闇の魔術に対する防衛術」の教師として乗り込んで来ましたが「高等尋問官」やら「校長」と肩書きが増えるにつれて学校の秩序がどんどん乱れて行くという皮肉な結果になってしまいました。

最初は「何じゃ!コイツ!」という感じでしたが様々な角度から分析すると色んなことが判ってくるので、私は個人的には最近結構気に入って来たところです。

まあ褒められた人格・人間性の人じゃないですれどね。

6-6.アバーフォース・ダンブルドア
炎のゴブレット下巻148ページ(携帯版630ページ)と上巻279ページでは名前のみの登場となっています。不死鳥の騎士団創立メンバーの1人だったようです。

実際に本人が登場したのは上巻529ページで職業はホックズ・ヘッドのバーテンなのでした。「ヤギのようなきつい臭いがした」というのが第1のヒントになっているみたいです。

ハリーはなんとなく見覚えがあると思ったそうですが前述の騎士団創立メンバーの写真で見ていたからなんですね。ムーディも1度しか会っていないということなので表立った活動はほとんどしていなかったようです。

今日の最後に
まことに勝手ながら以前に単独で取り上げた時に既に紹介済みなのでニンファドーラ・トンクスとルーナ・ラブグッドの2人については今回は割愛させていただきました。

また明日も6人の人物の初登場シーンを紹介する予定です。

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ミネルバ・マクゴナガル先生「炎のゴブレット編」(3)(シリーズ最終回)

今週は久しぶりにマクゴナガル先生を取り上げています。本日は第4巻の最終盤の先生を分析してみたいと思います。第2の課題を飛ばしていきなり第3の課題から始まりますが、それには「ちょっとした事情」があるのでご了承くださいね。(全4項目)(巻名なしのページ数は炎のゴブレット)

4-1.第3の課題
第2の課題終了時に第3の課題は6月24日の夕暮れ時に行なわれることが発表され代表選手はちょうど1ヵ月前に課題の内容を知らされることも同時に発表されました。(下巻229ページ、携帯版700ページ)

5月の最後の週に「変身術」の授業のあとでマクゴナガル先生がハリーを呼び止めてクイディッチ競技場で課題の内容の説明を受け、最後の課題に向けた準備が始まりました。

6月に入り学校中いたるところでハリーたち3人にばったりでくわすのにうんざりしたマクゴナガル先生は空いている「変身術」の教室を昼休みに使ってよろしいと許可を与えたのでした。(下巻390ページ、携帯版838ページ)

やがてハリーは様々な呪文を習得することが出来たのでした。

4-2.私の見解・分析「第3の課題の時の先生」
6月24日の「第3の課題」当日の先生は「第1の課題」の時とは打って変わって落ち着き払っていました。いつも通りの冷静沈着な先生でした。(そっけないともいえる?)

課題当日の朝ハリーが朝食を取っていると先生は代表選手は朝食後に大広間の小部屋に集合だとハリーに声をかけていますね。

競技は夜だと言うハリーに先生は「代表選手の家族が招待されて最終課題の観戦に来ています。みなさんにご挨拶する機会だというだけです」とハリーに告げています。(下巻399ページ、携帯版845ページ)

ハリーが命を危険に曝して戦うのを見に来てくれる家族などいないと小部屋に入るのをためらっていたハリーでしたがセドリックに促されてようやく小部屋に入りました。

ダーズリー一家が来るなんてことがありうるのだろうかと思っていたハリーを迎えたのはウィーズリーおばさんとビル・ウィーズリーの2人でした。

会った時の喜びが何倍にもなるようにとの配慮だったのカモ?しれませんが、せめて「ダーズリー一家ではないですよ」の一言ぐらい言ってくれても良かったのでは?ないでしょうか。

4-3.ハリー帰還後のマクゴナガル先生
ヴォルデモートの復活を見届けた後ホグワーツに戻ったハリーを連れ去ったのはムーディに成りすましたクラウチ・ジュニアでした。ハリーを自分の部屋に連れ去るクラウチ・ジュニア!

ハリーを殺そうとするクラウチ・ジュニアに失神呪文をかけて部屋に踏み込んで来たのはダンブルドア・マクゴナガル・スネイプの3先生でした。

マクゴナガル先生の真一文字の唇が今にも泣き出しそうにヒクヒクしていました。医務室に行きましょうという先生にダンブルドアは・・・

「納得してこそ初めて受け入れられるのじゃ。受け入れてこそ初めて回復がある。この子は知らねばならん。今夜自分をこのような苦しい目に遭わせたのが何者で、なぜなのかを」(下巻492ページ、携帯版931ページ)

その後医務室で魔法大臣コーネリウス・ファッジとクチウチ・ジュニアの処置やハリーの発言内容の真偽などを巡って口論となり怒りを爆発させる先生なのでした。

4-4.私の見解・分析「クラウチ・ジュニアと先生」
下巻260ページ(携帯版727ページ)でシリウスはクラウチ・ジュニアが吸魂鬼に連れてこられるのを見たと言っていますからクラウチ・ジュニアはシリウスより年下ということになりますね。

と!いうことはクラウチ・ジュニアもかつてはマクゴナガル先生の教え子だったということになりますね。

かつては先生と教え子という関係だった2人ですが「第2の課題」ではハリーに課題をクリアさせる為のヒントを与えるために利用されることとなってしまいました。

下巻488ページ(携帯版927ページ)ではクラウチ・ジュニアはドビーの前で一芝居打ってマクゴナガル先生と誰が人質になったとかハリーは鰓昆布を使うことを思いつくだろうか大声で話したと言っています。

「第3の課題」については事前に選手に内容を知らせていることはマクゴナガル先生も承知していましたが「第1の課題」と「第2の課題」については事前に内容が漏れていることを先生は知らなかったでしょう。

実は「第2の課題」の内容を事前に漏らすことに知らない内に協力させられていたとは何とも皮肉な組み合わせだなと私は思いますね。

最後に
そんなわけで今週は第4巻「炎のゴブレット」のマクゴナガル先生を取り上げましたが当然「第5巻」と「第6巻」が残っています。

第7巻(原書)の発売日も決まったので、やりかけのシリーズ物は何としても3月中に済ませたいので残りの「2巻」も近い内に発表するつもりです。

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ミネルバ・マクゴナガル先生「炎のゴブレット編」(2)(3回シリーズ)

今週は昨年10月以来久しぶりにマクゴナガル先生を取り上げています。本日は第1の課題からクリスマス・ダンスパーティに至るまでの部分を取り上げます。マクゴナガル先生がハリーに対してした数々の命令の中でも究極の傑作といえばダンスパーティ前の「あれ」でしょうね。(全4項目)(巻名なしのページ数は炎のゴブレット)

4-1.第1の課題
すったもんだの末決して自分から望んで代表選手になったわけではなかったハリーでしたがゴブレットから名前が出た以上は戦わなければならないということになりました。

第1の課題が行なわれる11月24日の昼過ぎ大広間にハリーを迎えに来たのはマクゴナガル先生でした。大勢の生徒が見守るなか課題の準備をしなければならないとハリーに声をかける先生!

一緒に競技場に向かう先生もいつもの先生らしくありません。事実ハーマイオニーと同じくらい心配そうな顔をしています。石段を下りて11月の午後の寒さの中に出て来た時先生はハリーの肩に手を置いて・・・

「冷静さを保ちなさい・・・手に負えなくなれば、事態を収める魔法使いたちが待機しています・・・大切なのは、ベストを尽くすことです」(上巻536ページ、携帯版486ページ)

そして最後に競技場に足を踏み入れたハリーは呼び寄せ呪文でファイアーボルトを呼び寄せることに見事成功して最短時間でドラゴンの卵を取ることに成功したのでした!

「すばらしかったです。ポッター!」ファイアボルトを降りたハリーに先生が叫びました。最高級の褒め言葉です。ハリーは肩を指差した先生の手が震えているのに気づくのでした。

4-2.私の見解・分析「第1の課題の時の先生」
そんなわけで・・・第1の課題の時のマクゴナガル先生はハリーのことがメチャクチャ心配だったみたいですね。課題をクリアした時の喜び方も半端じゃなかったです。

どうして?ここまで先生がハリーのことを心配しなくてはいけなかったのか?というと、やはりそれは先生の聡明で厳格な性格が災いしていたからでしょうね。

当然ハリーにヒントを与えたムーディ先生や(ニセモノだったけど)第1の課題の内容を事前に教えたハグリッドは他の代表選手もあらかじめ課題の内容を知っていることは承知していたでしょう。

しかし事前に課題の内容が漏れていることをマクゴナガル先生が知ったら烈火のこどく激怒することは目に見えています。

したがって当然「このこと」を知っている先生方は「課題の内容が事前に漏れていることはくれぐれもマクゴナガル先生には知られないように」との口止めがされていたことは間違いないでしょうね。

4-3.クリスマス・ダンスパーティと予期せぬ課題
そんなわけで何とか第1の課題をクリアしたハリーでしたが新たな難題・命令をマクゴナガル先生から命じられることとなってしまいました。

クリスマス前の変身術の授業の最後にひとしきり苦言を言った後先生は「ちょっと話があります」とハリーに呼びかけました。

そこで先生はハリーに代表選手は伝統に従ってクリスマス・ダンスパーティで最初に踊らなければならないので必ずパートナーを見つけてくるようにと命令されてしまいます。(下巻42~43ページ、携帯版538~539ページ)

ダンスするつもりはありませんと言ったハリーでしたが先生から「あなたはホグワーツの代表選手なのですから」と問答無用といった感じで言われてしまいました。

4-4.私の見解・分析「ダンスパーティと先生」
水と油というか・・・ローリングさんは著しく相反するモノを組み合わせるのが大変お好きなようで、ここでもパーティとマクゴナガル先生という組み合わせを楽しんでみえるようです。

以前にも言ったようにヨーロッパではクリスマス・パーティに誘うということは付き合って欲しい!ということであってマクゴナガル先生に「それ」を命じさせるというのは実に面白い組み合わせですよね。

クリスマス・パーティに必ずパートナーを連れてこい!ということはクリスマスまでに必ず彼女を作りなさいということになるわけですから・・・

ローリングさんはこういう「ありえない」とか「ものすごくミスマッチ」といった組み合わせが結構好きなんですよね。探すとまだまだ見つかります。

今日の最後に
マクゴナガル先生は聡明で厳格な一方大変心優しくて情が深い性格ですが、その二面性が混じることはなく「とことん優しい」か「とことん厳しい」かのどちらかになるところが最大の魅力ですよね。

次回以降の記事でもそんな先生のメリハリのある人間像を掘り下げて行きたいと思っています。

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ミネルバ・マクゴナガル先生「炎のゴブレット編」(1)(3回シリーズ)

10月の4日が誕生日ということで去年の10月に前半の3巻をやりましたが久しぶりにマクゴナガル先生を取り上げることにします。今回は内容を第4巻「炎のゴブレット」に絞って発表することにしました。本日は学期初日から代表選手決定に至るまでの部分を取り上げます。(全4項目)(巻名なしのページ数は当然炎のゴブレット)

4-1.9月1日のマクゴナガル先生
さて!新学期初日に初登場が恒例となっているマクゴナガル先生ですが、第4巻でも悪戯をするピーブズを叱り付けるという形での登場です。(上巻267ページ携帯版245ページ)

この後これまた毎年恒例の校長先生のお話で今年三校対抗試合が行われることが発表されましたがジョークを飛ばそうとするダンブルドアを大きな咳払いをして諌めています。

さすが!ですねダンブルドアの暴走(?)を止められるのは副校長で誰に対しても公正中立のマクゴナガル先生をおいて他にはいないようです。

4-2.私の見解・分析「マクゴナガル先生とピーブズ」
賢者の石192ページでパーシー・ウィーズリーはピーブズをコントロールできるのは血みどろ男爵だけだと言っています。この時もパーシーが「男爵に言いつけるぞ」と言って追い払っていますね。

賢者の石223ページではマクゴナガル先生の一喝でピーブズは捨てぜりふを吐きながら部屋を出て行きました。やはりマクゴナガル先生もこの時点ではピーブズの存在を苦々しく思っているようです。

厳格で聡明で杓子定規な性格のマクゴナガル先生にしてみれば「何で!校長先生はあんなのをホグワーツに置いておくのだろう?」と思っていたのでは?ないでしょうか。

しかし!第5巻では「敵の敵は味方!」ということで2人の関係は一変します。

ピーブズの行動を黙認するのはもちろんのこと騎士団下巻403ページでは「反対に回せば外れます」とクリスタルのシャンデリアの外し方を教えています。

そして敵(アンブリッジ先生)がホグワーツを去る時には自身の歩行用の杖をピーブズに貸しています。なので今では先生も「たまには役に立つこともあるのね」とその存在を認めているのでは?ないでしょうか。

4-3.炎のゴブレットからハリーの名前が・・・
10月30日午後6時にボーバトンとダームストラングの代表団を迎え入れることになりグリフィンドールの寮監である先生は自分の寮の生徒の服装の乱れをチェックするのに余念がありません。(上巻375ページ、携帯版342ページ)

ボーバトンの代表選手がフラー・デラクールにダームストラングがビクトール・クラムそしてホグワーツの代表選手がセドリック・ディゴリーと三校の代表が決まり・・・

ダンブルドアが結びの言葉を言っていると再び燃えるハズのない「炎のゴブレット」から火花が迸りその舌先に羊皮紙を載せているではありませんか!

ダンブルドアはしばらく黙って「その羊皮紙」を見ていましたが、やがて咳払いをして読み上げましたが、そこに記されていたのは・・・

ハリー・ポッター!

4-4.私の見解・分析「小部屋でのやり取りについて」
そんなわけで心ならずも三校対抗試合の代表選手に選ばれてしまったハリーでしたが、この後大広間の脇の代表選手の控え室での先生の言葉は厳しくもハリーへの愛情が感じられて好感が持てますよね。(笑)

怒り狂うボーバトン・ダームストラング両校の校長に代表選手さらには身内のスネイプ先生までもがハリーを攻め立てて大勢対一人にも関わらず毅然とした態度でハリーをかばってくれています。

先生はダンブルドアが信じているのだからハリーに対してあからさまな不信感を示すことなど身内がしてはならないと怒りの眼差しをスネイプに向けていますね。(上巻427ページ、携帯版388ページ)

そんなマクゴナガル先生の気迫に押されてダームストラングの校長カルカロフも思わず態度を軟化させています。さすが!先生ですね。

今日の最後に
さて!先回(昨年10月)マクゴナガル先生を取り上げた時は完全にペース配分を間違えて容量オーバーになってしまったので今回は「炎のゴブレット」1巻分に絞りました。

さらに細かいところは省いて主要部分だけを取り上げることにしました。省いた部分についてはいずれまた別の形で取り上げることにします。

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ハリーとチョウ

今週はバレンタインデーを迎えるということでハリーポッター・シリーズにおける男女関係について考えています。最終日バレンタインデーの今日はハリーとチョウの出会いから別れまでを振り返ってみたいと思います。初恋というものはうまくいかないものと相場が決まっていますがハリーも「その例」に漏れなかったようです。

最初の出会いは?
ハリーが初めてチョウと会ったのはアズカバンの囚人336ページ(携帯版373ページ)でクィディッチのグリフィンドール対レイブンクロー戦でのグランド上でポジションは2人ともシーカーでした。

当時同年代の男子の中では小柄なハリーでしたが、そのハリーよりさらに頭1つ小さいということで相当小柄な女の子のようですね。

両思いだった?
そんなわけでチョウのことが好きになったハリーでしたが、どうやら両思いだったみたいでチョウのほうから積極的にハリーに話しかける場面が結構沢山あります。

シーン1、アズカバンの囚人395ページ(携帯版439ページ)
クィディッチ杯を賭けた最終戦グリフィンドール対スリザリン戦が行なわれる日の朝に大広間を出るハリーにチョウが声をかけていますね。

「ハリーがんばってね!」と言うチョウの声に思わず顔を赤くしてしまうハリーでしたが、そういえば何気にチョウはハリーのことをファーストネームで呼んでいますね。

シーン2、炎のゴブレット上巻131ページ(携帯版121ページ)
クィディッチ・ワールドカップのキャンプ場でハリーたち3人が水を汲んだ帰りにハリーに微笑みかけて手を振っていますね。

ハリーも手を振り返しましたが水をどっさり撥ねこぼして洋服の前をぬらしてしまってロンの失笑を買っています。この時ロンにはチョウに対する気持ちを知られてしまったようです。

シーン3、騎士団上巻300ページ
ハリーが5年生になった年度の初日ホグワーツ特急でハリーのいるコンパートメントの扉を最初に開けたのはチョウでした。

でも「その時」ハリーはネビルの持って来たミンビュラス・ミンブルトニアから噴出した暗緑色の臭液を滴らせているという最悪のタイミングだったので・・・

かっこいい仲間と一緒にいて、みんながハリーの冗談で大笑いしているところにチョウが来たらどんなによかったかと思ったようです。

シーン4、騎士団上巻365ページ
学期2日目で1時間目の授業を終えてハリーたち3人がこの後受ける魔法薬学の授業内容はどんな課題になるだろうと中庭で話し合っているところにチョウが現れてハリーに声をかけています。

「いい休みだった?」と言ってから後悔するハリー何故ならセドリックはチョウのボーイフレンドだったしハリーにとってもそうでしたがセドリックの死はチョウの夏休みにも暗い影を落としたに違いないからです。

チョウの顔に一瞬緊張が走りますが彼女の答えは「ええ、まあまあよ」でした。

そこでハリーはセドリックが死んで自分はチョウに憎まれてもおかしくない。それに加えてハリーが狂っているとか、嘘つきだとか、セドリックが死んだのはハリーのせいだとも思っていないようだ。

チョウが2日間の内に2度も話しかけて来てうきうきするハリーなのでした。

ファーストキスと初デート
ハリーのファーストキスと初デートはいずれも相手がチョウでした。と!いうわけでそれぞれのシーンを振り返ってみることにします。

ファーストキス
クリスマス休暇前の最後のDA会合でした。いつものように部屋を出て行く時にほとんどのメンバーが「メリークリスマス」と挨拶するのでチョウに言ってもらいたくてハリーが待っていると・・・

チョウが友達のマリエッタを帰らせてしまって二人きりになってしまいハリーが振り返るとチョウは部屋の真ん中で涙に頬を濡らしながら立っていました。(騎士団下巻61ページ)

走って逃げ出したいという気持ちとは裏腹に動かない足・・・

徐々にチョウが近づいて来ます。

「あなたがとっても好きよ、ハリー」チョウがこんなに近くにいる。

睫毛に光る涙の一粒一粒が見える。

30分後寮の談話室に戻ったハリーはショック状態でした。

初デート
ハリーがチョウとデートの約束をしたのはクリスマス休暇を終えてホグワーツに戻った最初の日で・・・

来月14日ホグズミード行きがあると暗に「その日」にデートしたいとチョウがほのめかしているのにハリーがそれに気づかずチョウは少々いら立っていたようです。(騎士団下巻174ページ)

そんなわけで2月14日にホグズミードでめでたく初デートということになったのですがハリーがハーマイオニーと待ち合わせしていると言ったとたんチョウはつむじを曲げて・・・

ハリーの前から消え去ってしまいハリーの初デートはあっけなく終了となってしまいました。まあ何でもそうですが「初めてのなんとか」ってこんなもんなのかも?しれませんね。

最後に
今回ハリーとチョウが絡(から)むシーンを改めて読み返してみて気づいたのはハリーはほとんどなーんもしていなくて、もっぱらチョウのほうが積極的に動いていたんだということが判りました。

まあ確かにチョウのほうが1つ年上でハリーよりかなり経験豊富といった感じなので、しかたないのかも?しれませんね。

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不死鳥の騎士団における男女関係の縺(もつ)れ

今週は2月14日にバレンタインデーを迎えるということでハリーポッター・シリーズにおける男女関係について考えています。第2回目の今日は第5巻「不死鳥の騎士団」での男女関係について考えてみたいと思います。ヴォルデモートの復活はホグワーツの男女関係にも微妙な影響を及ぼしているようです。(全4項目)

4-1.親ハリー派に、反ハリー派
ヴォルデモートは復活しましたが魔法省内に保管されている予言球を手に入れるために地下に潜り存在を隠した上に魔法省も復活を認めようとしなかったためハリーが窮地に立たされることになってしまいました。

イギリスの魔法界はハリーとダンブルドアのヴォルデモート復活宣言を受けて二派に分かれることになりましたが、魔法省が日刊予言者新聞に圧力をかけて情報操作を行なったため「親ハリー派」は少数となってしまいました。

これがホグワーツにも微妙な影を落とすこととなったのです。

4-2.ダンブルドア軍団のメンバー構成は?
そんなわけで5年生になったハリーは新入生からさえも冷たい視線を浴びせられることとなってしまったのですが、もちろん少数派ではあるもののハリーから話を直接聞きたいという人もいたわけで・・・

そういった人たちがハリーから直接話を聞く絶好のチャンスだということでホッグズ・ヘッドで行なわれたDAの第1回会合に出席したというわけです。

4-3.シェーマスとディーンとラベンダー
炎のゴブレット下巻65ページ(携帯版558ページ)でラベンダーはシェーマスとダンス・パーティに行くと言っています。つまりこの時点ではシェーマスとラベンダーが付き合っていたということになりますね。

しかし前述のホッグズ・ヘッドで行なわれた第1回DA会合にはディーンとラベンダーが出席していましたがシェーマスは出席していませんでした。

当初シェーマスとラベンダーは「ハリーはうそつきでダンブルドアはボケ老人だ」という意見で一致していましたが・・・

騎士団上巻414ページでのアーニー・マクミランのハリーとダンブルドアを100%信じるという発言を聞いてラベンダーが親ハリー派に転じたのでシェーマスと別れてディーンと共にDA会合に出席したというわけです。

ローリングさんのサイトでの説明によるとディーンは生まれてすぐにマグルの母親と共に父親に捨てられ、その後彼の母親はマグルの人と再婚したので現在の両親は2人ともマグルなのだそうです。

ディーンの実の父親は母親には自分が魔法使いだということを隠していたので、ディーンはホグワーツからふくろう便が届くまで自身が魔法使いであることは知らなかったのだそうです。

だからディーンは夏休みの期間中に日刊予言者新聞を読まなかったのでハリーがうそつきだとかダンブルドアがボケ老人だと思わずに済んだということなんですね。

ザ・クィブラーにハリーのインタビュー記事が載った後シェーマスはハリーに詫びを入れますが、それはラベンダーとよりを戻したかったからで・・・(騎士団下巻256ページ)

その結果ディーンがラベンダーから身を引いたのでフリーになったディーンとジニーが付き合い始めたというわけです。(ご理解いただけたでしょうか?)

4-4.ハリーもてもて?
前述の炎のゴブレット下巻65ページでハリーがパーバティをクリスマス・パーティに誘ったらパーバティは即答で「ええ、いいわよ」と誘いを受けていますね。

炎のゴブレット下巻81ページでは同学年一番の美女を獲得できたハリーとロンのことをディーンがうらやましがっています。

今になってよくよく考えてみると学年で一番の美女姉妹パーバティとパドマ・パチルが「この時点」でパートナーがいないなんて非常に不自然ですよね?

ですから私はパーバティはハリーのことが好きだったので実は既にパートナーが決まっていたのに、そちらを断ってでもハリーの誘いを受けたんじゃないか?と思います。

パチル姉妹はホッグズ・ヘッドでのDA会合に2人だけで来ていますがパーバティはハリー、パドマはロン目当てで来ていたんじゃないかな?と私は思います。

さらにチョウ・チャンについてはハリー目当てでDAの会合に来ていたことは明らかなので結構ハリーってモテるということのようですね。

今日の最後に
と!いうわけでハリーが5年生の時はヴォルデモートの復活を信じるのか?信じないのか?でイギリス魔法界の世論が二分されていたわけですが・・・

そんな状況下でもハリーに思いを寄せる女性がこれだけいたのですからヴォルデモートの復活が明らかになった上に30センチも背が伸びればモテモテになるのは当然ということになりますね。(ハリー本人はありがた迷惑のようですが)

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ロンとハーマイオニーを巡る男女関係の縺(もつ)れ

今週は2月14日にバレンタインデーを迎えるということでハリーポッター・シリーズにおける様々な男女関係について考えてみたいと思います。第1回目の今日は第6巻「謎のプリンス」でのロンとハーマイオニーを巡っての数々の駆け引きや攻防を分析してみました。(全4項目)(巻名なしのページ数は謎のプリンス)

4-1.2人に対するハリーの思い
ダンブルドアの2回目の個人授業の翌日の最初の授業は薬草学でした。この場面ではハリーがロンとハーマイオニーについて様々な思いを巡らせています。(上巻422~429ページ)

シリウスの死を境にハリーのチョウに対する気持ちは完全に終わってしまい今は気まずくて互いに目を合わすことも話も出来ない状態になっています。

もしロンとハーマイオニーが恋人関係になって、それから別れたら果たして2人の友情は続くのだろうか?ということをハリーは心配していますね。

またその一方で逆に2人が別れなかったら?ビルとフラーのようになって2人のそばにいるのが気まずくていたたまれないほどになったら?ということもハリーは心配していますね。

4-2.そもそもの発端は?
この後ロンとハーマイオニーはケンカ別れしてクリスマスを挟んで長期間口をきかなくなる状態になってしまったのですが、そのキッカケを作ったのはジニーでした。

上巻435ページでジニーがハリーはチョウ・チャンとキスしたし、ハーマイオニーはビクトール・クラムとキスしたと言ったことがその後の2人の関係を縺(もつ)れさせる元凶となってしまいました。

ロンはハリーに「ハーマイオニーはクラムにキスしたと思うか?」と訊ねましたが正直に答えて2人の仲が気まずくなることを恐れたハリーは明言を避けましたがロンはハリーの表情から最悪の事態を察してしまったようです。

そのためロンのハーマイオニーに対する態度は最悪となりハーマイオニーはわけがわからず傷つきました。ハリーはなんとか2人を仲直りさせようと策を講じましたが、かえってそれが2人の溝を決定的にしてしまいました。

4-3.ロンはラベンダーと、ハーマイオニーは・・・
第5巻までのロンとハーマイオニーはケンカをしても互いに会話がなくなって絶縁関係が続くというのが基本的な内容でしたが第6巻はそれが進化したといった感じになりました。

ハーマイオニーと仲違いしたロンはかねてからロンに思いを寄せていたラベンダー・ブラウンとのべつ幕なしにいちゃつくようになりました。

その結果ハーマイオニーは軽蔑の眼差しを投げる瞬間以外はロンと一緒にいることを拒むようになりハリーは2人の間を右往左往する日々が続きました。

ハーマイオニーもロンに負けじとスラグホーンのクリスマス・パーティにコーマック・マクラーゲンを誘ってハリーやラベンダーさらにパーバティをも唖然とさせました。

ハリーは一人黙って、女性とは、復讐のためならどこまで深く身を落とすことができるものなのかと、しみじみ考えていた。(上巻476ページ)

ハリーもそう思ったでしょうが私も復讐心に火がつくと、ここまで凄まじいことが出来てしまうのかとハーマイオニーの恐ろしさに身も凍る思いです。

4-4.でも・・・結局最後の最後には!
そんなわけで2人それぞれ別の人との付き合いが始まりましたがハーマイオニーとマクラーゲンの関係はスラグホーンのクリスマス・パーティの日の夜に早々と破綻!

ロンもラベンダーの幼稚な態度に辟易して急激に彼女に対する気持ちは冷めて行きハリーにハーマイオニーのことを訊ねるようになりました。(下巻27ページ)

そしてロンが毒入りのオーク樽熟成の蜂蜜酒を飲んで医務室に入院したことをキッカケにロンとハーマイオニーはよりを戻すことが出来たのでした。(メデタシメデタシ~ィ)

今日の最後に
最終的には元のサヤに収まった2人でしたが、それぞれ違う人との交際を経て「やっぱり僕にはハーマイオニーしかいない」「私にはロンしかいない」ということを改めて再確認したということのようですね。

結局ラベンダーとマクラーゲンは2人の「いい踏み台」にされてしまったわけで、マクラーゲンは人格に著しい問題があるのでどうでもいいですが・・・

ラベンダーはこのままでは少々不憫なので最終的には幸せになって欲しいと願わずにはいられません。(シェーマスとよりを戻すとかね!)

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のだめカンタービレに登場する作曲家たち(後編)

月曜日に引き続き「のだめカンタービレ」に登場する作曲家を紹介することにします。私のクラシック音楽の知識は初心者レベルなので上級者レベルの人から見れば物足りない内容でしょうが、その分知識のない方々には程よい内容なのではないかな?と思います。(全5項目)

5-1.ブラームス
4曲の交響曲に2曲のピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲それとヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲やドイツ・レクイエムという声楽曲がひときわ有名な人です。

人一倍慎重な人でLesson38(7巻)でも明らかになっているように交響曲第1番を最初に着想つまり構想を練り始めたのは1855年22才の時でしたが・・・

曲が完成したのは1876年43才の時で実に21年の歳月をかけてようやく完成させたのでした。ベートーヴェンに学びベートーヴェンに匹敵することを願ったブラームスはなかなか交響曲を完成させることができなかったんですね。

5-2.ラヴェル
のだめの留学先で千秋真一のヨーロッパでの拠点となったフランスの人で、数いるフランスの作曲家の中でも極めて有名な作曲家の1人です。管弦楽曲やピアノ曲・バレエ音楽などを中心に多数の傑作を残しています。

Lesson59(11巻)で通りすがりのおじさんが千秋に声をかけた際に絶賛した「亡き王女のためのパヴァーヌ」もラヴェルの作品ですよね。

この人の場合元々はピアノ用に作った曲をのちにオーケストレーションするということが結構多いのですが、この「亡き王女」もそういった曲の1つなのだそうです。

しかし!何といってもラヴェルの代表作といえば「ボレロ」でしょうね。主題とそれに応答する副次主題がひたすら19回にわたって繰り返し繰り返し変奏も展開もされずに演奏されています。

ラヴェルは「この作品」をほんの軽いノリでサラーッと書いたそうなんですが、いざ上演(バレエ音楽なんです)されると思いの他大変な評判を取ってしまったそうです。

5-3.チャイコフスキー
千秋が指揮者コンクールの本選で演奏する協奏曲のくじ引きでのだめが引き当てたのが「この人」のヴァイオリン協奏曲でした。この人もロシアの作曲家です。

チャイコフスキーはその生涯に6曲の番号付きの交響曲とマンフレッド交響曲を残していますが、その中でも4番から6番の3曲は「チャイコフスキーの三大交響曲」と呼ばれています。

したがって「4番」「5番」「6番」の「この3曲」が演奏される機会が圧倒的に多くて、次に多いのは「マンフレッド」と「1番」がごく稀に演奏されます。

クラシック音楽ファンの間では極めて有名な話なんですがチャイコフスキーはホモつまり同性愛者だったそうです。甥のウラディーミル・ダヴィドフに思いを寄せていたそうです。

そういえば「のだめカンタービレ」にもティンパニー奏者の奥山真澄やライジング・オーケストラの新コンマス高橋紀之など男なのに千秋真一が好きという2人が登場していますよね。

作者の二ノ宮さんが「この2人」を登場させたのは「チャイコフスキーはホモだった!」ということを十二分に意識した上でのことなのではないかな?と私は思います。

5-4.ラフマニノフ
この人もロシアの作曲家で、その生涯に4曲のピアノ協奏曲と「パガニーニの主題による狂詩曲」と交響曲は3曲を残しています。

ラフマニノフという人は生きている時は作曲家よりもピアニストとして有名だった人でピアノとオーケストラのための作品は全てラフマニノフ自身が演奏するために作られました。

伝え聞いた話によるとラフマニノフは手が大変大きな人で、4曲のピアノ協奏曲も他の人が演奏することは一切考えないで作られたため、いずれの曲も難曲中の難曲となっているそうです。

5-5.武満徹
最後に日本のクラシック界を代表する作曲家を紹介して締めくくりたいと思います。千秋真一のパリ・デビュー公演でも「遠い呼び声の彼方へ!」というヴァイオリン協奏曲が取り上げられています。(Lesson66、12巻)

やはり日本を代表する作曲家ということでかなり頻繁に取り上げられています。一度だけですが私は「オール武満徹プログラム」という演奏会の経験があります。

その時の曲目は「弦楽のためのレクイエム」「ノヴェンバー・ステップス」「夢窓」「遠い呼び声の彼方へ!」「精霊の庭」の5曲でした。

最後に
何だか月曜日と今日の記事はハリーポッターの「ハ」の字もない普段とは全く異なるクラシック音楽中心の内容になってしまいました。

まあ今まで150本以上の記事を発表しているので、たまにはこういうのもいいんじゃないかな?と思って発表に踏み切ってしまいました。来週からは又いつも通りの内容に戻しますので・・・安心してください。

来週の水曜日2月14日はバレンタインデー!ということで、次週の記事はそれにふさわしい内容にしようと思っています。お楽しみに!

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のだめカンタービレに登場する作曲家たち(前編)

昨日に引き続き「のだめカンタービレ」関連の内容をお届けすることにします。本日は作品中に登場する作曲家について私の知っている範囲で説明してみたいと思います。なお人選につきましては私の独断と偏見で選んでいるので「何で?この人が入ってないの?」とご不満の方もみえると思いますがご了承ください。(全5項目)

5-1.ベートーヴェン
「私はクラシック音楽なんて全然興味ないし当然作曲家の名前だって1人も知らない!」という人でも「えーっ!ベートーヴェンも?」と訊かれれば「この人」だけは知っていると答えるでしょう。

ベートーヴェンはその生涯に9曲の交響曲を残していますが、その中で演奏会で取り上げられる機会が圧倒的に多いのは1番を除く奇数番号の曲です。

つまり「3番」「5番」「7番」「9番」の4曲なので千秋真一が初めてオーケストラを指揮したのが「7番」で初めてお客さんの入ったホールで演奏したのが「3番」というのは実に理にかなった取り上げ方ということになります。

5-2.モーツァルト
「この人」もベートーヴェンの次に有名な作曲家でオペラ・声楽曲・交響曲や数々の協奏曲や室内楽曲で傑作を多数残しています。

モーツァルトはその生涯に何と!27曲のピアノ協奏曲と41曲の交響曲を作曲していますが交響曲の最後の3曲つまり「39番」「40番」「41番」は・・・

モーツァルトの「三大交響曲」と言われていて1回の演奏会で3曲同時に演奏されたりしています。私も一度そういう演奏会に巡り会ったことがあります。

27曲作曲されているピアノ協奏曲ですが演奏会で取り上げられるのが圧倒的に多いのは20番以降で19番以前の曲が取り上げられる機会は極めて少ないです。

何でか?というと20番以降のピアノ協奏曲が作品のグレードが高く傑作揃いだからです。でも当時の聴衆には不評でモーツァルトが経済的困窮に陥る元凶となってしまいました。

5-3.ストラヴィンスキー
「この人」はロシアの作曲家で最も有名な作品といえば「火の鳥」「春の祭典」「ペトルーシュカ」のいずれもバレエ音楽で、この3作品が「ストラヴィンスキーの三大バレエ」と言われています。

のだめがコンクールの本選で結局間に合わなかった「ペトルーシュカからの3楽章」ですが私はCDを持っていないので聴いたことないんですが・・・

個人的にはバレエ音楽の「ペトルーシュカ」は大好きな曲なので今度レコード店に行く機会があったら探してみてCDが見つかったら買おうと思っているところです。

5-4.リヒャルト・シュトラウス
日本では「英雄の生涯」「ツァラトゥストラかく語りき」「ドン・ファン」そして「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」や「ドン・キホーテ」などの交響詩でひときわ有名な人です。

でも!・・・私は不得意分野なのでよく知らないのですがオペラの傑作を多数残していてヨーロッパの方ではオペラの作曲家としてのイメージが濃いらしいです。

5-5.シベリウス
千秋真一のパリ・デビュー公演で最後に演奏されたメインの曲が「この人」の交響曲第2番です。実際7曲ある番号付きの交響曲の中では、この「2番」が取り上げられる機会が圧倒的に多いです。

伝え聞く所によると「この人」はヴァイオリンの名手でプロのオーケストラと舞台の上で競演できるほどの実力の持ち主なんだそうですが極度のあがり症だったので演奏者として成功するのはあきらめたのだそうです。

今日の最後に
さて!書き始めた時は前編・後編に分けるつもりなどなかったのですが「あの人」も「この人」もと追加しているうちに思いの他文章が長くなってしまったので2つに分けることにしました。(と!いうわけで水曜日につづく)

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のだめカンタービレ読みました!

いや~ぁ!実に面白かったです。と!いうわけで読んだからにはサイトのネタにしようということにしました。普段ハリポタ関連の記事を読んでいる方々は「こんなんアリ?!」と思われるかもしれませんが結構共通点が多いことに気づいたのでそのあたりを紹介してみたいと思います。

共通点、その1「学校が舞台」
ハリーポッター・シリーズの主役3人ハリー・ロン・ハーマイオニーが出会ったのはホグワーツ魔法魔術学校のグリフィンドール寮でした。

一方野田恵ことのだめと千秋真一が出会ったのも同じ桃ケ丘音楽大学で偶然同じマンションの隣の部屋に住んでいて担任が同じ谷岡肇先生になったことがキッカケでした。

共通点、その2「一目惚れなのに自覚なし」
「嫌い嫌いも、好きの内」というのがピタリ!と一致するのがハリーポッター・シリーズのロンとのだめカンタービレの千秋真一ですよね。

それとさらに一致するのが共に一目惚れなのに本人が全くそのことに気づいていないこと、ケンカしては仲直り仲違いしても結局最後には元のサヤに収まる所も全く同じです。

共通点、その3「多彩な顔ぶれ・個性豊かな登場人物」
2人の主人公のだめと千秋は言うに及ばず、その脇を固める他の登場人物も個性的でインパクトの強い人たちが揃っています。

いい人も悪い人も非常にバランス良く配置されていて無駄な人材が1人もいません。一見すると「何でこんなにタイミング良く登場するの?」と思う所もありますが実に考え抜かれて人員の配置もされています。

共通点、その4「完璧な履歴」
どこで生まれたのか?どのような家庭環境で育ったのか?などの履歴が相当詳細に設定されているので登場する人物同士の会話ややり取りに矛盾や違和感が全くありません。

ハリーポッター・シリーズの原作者ローリングさんは1人1人の登場人物については履歴が完璧に出来あがっていることを明らかにしていますが・・・

のだめカンタービレの作者二ノ宮知子さんも明らかにしていることを私が知らないだけかも?しれませんが多分ほとんど全ての登場人物の履歴を完璧に作り上げていることは間違いないでしょうね。

共通点、その5「縦横無尽に張り巡らされた伏線」
Lesson39(7巻)ではのだめがヨーロッパ留学の糸口をつかむマラドーナ・ピアノ・コンクールのことが一緒に出場する坪井君と共にさりげなく紹介されていたり・・・

Lesson49(9巻)では千秋真一が初めて出場した指揮者コンクールで第1位になるキッカケとなったリヒャルト・シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」が演奏されたりと・・・

後々のストーリーで重要な要素となる事柄が「さりげなく」盛り込まれていたりします。読み返すたびに新発見があるというところも共通していますよね。

ハリポタ読んでる?
最新巻(16巻)の最後には「ポッター隊」なーんてのも登場していますし、これだけ作り方や手法がそっくりなので私はのだめの作者二ノ宮知子さんはハリーポッター・シリーズは絶対に読んでみえると思います。

私も第8巻から最新巻までは続きが気になって途中で止められなくなって一気に読み終えてしまいました。こんなことはハリポタを初めて読んだ時以来でした。

千秋真一について
成績優秀で常に学年ではトップ!何をやらせても(ヴァイオリン・ピアノ・料理・裁縫など)器用な一方、運動は苦手(泳げない)という千秋様ですが・・・

他人に厳しく自分にはさらに厳しくと妥協を許さない完璧主義で知識レベルが高いがゆえに他人にも同じレベルを求めてしまうということでハーマイオニーが千秋真一のモデルであることは間違いないと思います。

総括!(締めの言葉)
そんなわけで私は二ノ宮知子さんはハリーポッター・シリーズの数々の手法ややり方を相当取り込んで「のだめカンタービレ」を書いてみえると思います。

なのでもし良かったら今まで「のだめ」は読んだことあるけど「ハリポタ」は読んだことがない人、「ハリポタ」は読んだけど「のだめ」はまだという人は是非この機会に読んでいただきたい!です。

緊急速報!(ハリポタ読者へのお知らせ)
さて!既にご存知の方々がほとんどだと思いますが2月1日にイギリスのブルームズベリー社からハリーポッター・シリーズの最終巻第7巻を7月21日に発売するとの発表があったそうです。

以前に当サイトではローリングさんは2月か3月には第7巻を書き終えて6月か7月ぐらいには出版されるのではないか?!と予想していたので予想通りの発売日となりました!(うーん!満足・満足)

今日の最後に
そんなわけで本日は「のだめカンタービレ」を取り上げましたが明日も「のだめ」関連の記事を発表する予定です。お楽しみに!

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