ようやく木曜日となり待望の今学期最初の「闇の魔術に対する防衛術」の授業の時間がやって来ました。一方宿題もないのに図書室に通い詰めていたハーマイオニーは何やら「妙な活動」を始めて・・・問答無用といった感じで巻き込まれてしまったハリーとロンなのでした。(全4項目)

4-1.いよいよ!初めての授業
凄い!という評判を聞きつけていたからでしょうね。グリフィンドールの4年生はムーディの最初の授業が待ち遠しくてハーマイオニーを除く全員は早々と始業のベルが鳴る前から列を作っていました。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はすばやく最前列の先生の真正面に陣取り教科書(闇の力―護身術入門)を出して、いつになく神妙に先生が来るのを待ちました。

まもなく「あの」独特の足音が聞こえて来て鉤爪つきの木製の義足のムーディ先生が入って来ました。来るなり教科書など必要ないからしまってしまえと言う「その言葉」に顔を輝かせるロン!

そしてダンブルドアのために特別に1年だけ教え「その後」は静かな隠遁生活に戻ると告げたムーディ先生がいきなり最初の授業で取り上げたのは『許されざる呪文』でした。

4-2.許されざる呪文
と!いうことでムーディ先生が最初の授業で教えた「許されざる呪文」には3つ種類があるというわけです。ここで軽く説明してみようと思います。

「服従の呪文」(呪文はインペリオ!服従せよ!)
術をかけた人物を意のままに操り完全に支配することができる。「この術」のお陰で魔法省は誰が無理に動かされているのか、誰が自らの意志で動いているのか?を見分けるのがひと仕事だったそうです。

「この術」と戦うことはできるとのことですが個人の持つ真の力が必要で誰にでもできるというわけではないそうです。後に「その力」がハリーにはあってもロンにはないことが明らかになります。

「磔の呪文」(呪文はクルーシオ!苦しめ!)
術をかけた者に著しい苦痛を与えることができる。これを習得すれば拷問に「親指締め」もナイフも必要がなく、杖1本あれば他には何もいらないという恐ろしい呪文です。

これもヴォルデモート全盛時代にはさかんに使われたそうです。

「死の呪文」(呪文はアバダ、ケダブラ!)
術をかける瞬間目も眩(くら)むような緑の閃光が走り、まるで目に見えない大きなものが宙に舞い上がるようなグォーッという音がします。

術をかけられた者には何の傷も残しませんが反対呪文は存在せず防ぎようがありません。死あるのみです。術をかけられて生き残ったのは過去にはたった1人(ハリー)しかいません。

そして「許されざる呪文」を実際に見せた後のムーディ先生の授業は一転して「これらの呪文」についてノートを取ることに終始したのでした。
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翌日の9月2日からいつものように各科目の授業が始まりましたが、のたくるように動く植物やら尻尾が爆発して火花が飛ぶ魔法生物やら、何やら妙な物の面倒を立て続けに見ることになったハリーたちなのでした。しかし一方では授業を受けるのが楽しみな科目もありました。(全4項目)

4-1.新学期が始まって・・・
いきなり初日の午後に2時限続きで大嫌いな「占い学」があるわ、2週間以上ヘドウィグはシリウスの所へ行ったまま帰ってこないわで、がっかり続きのハリーでしたが・・・

最初の授業の「薬草学」で第3温室に入ると今まで見たこともないような醜い植物を見せられたので心配事もお預けになりました。植物というより真っ黒な太い大ナメクジが直立しているようでした。

スプラウト先生の説明によるとブボチューバー・腫れ草といって、茎の腫れた所を突ついて出て来た膿みは頑固なニキビにすばらしい効き目があるのだそうです。

次の授業は「魔法生物飼育学」でハグリッドの小屋に近づくにつれ奇妙なガラガラという音や爆発音が聞こえて来ました。名前は「尻尾爆発スクリュート」というのだそうです。

対抗試合の「第3の課題」に登場する危険な魔法生物の1つなんですが「何で?こんな生物飼わなきゃいけないのでしょうか」の問いに何と答えるのか?は考えていなかったようで・・・

理由は「次の授業」で説明するということになり、ハグリッドも初めて飼う生き物で何を食べさせたらいいのか分からないので、とりあえず今日は色々用意したエサを少しずつ試してくれとのことでした。

当然この生き物を飼う「真の目的」を知らないハリーはやっていること全てがムダなのでは?と思いましたが、ハグリッドが好きなので頑張ってスクリュートにエサを与えようとしたのでした。

4-2.例によって例のこどく・・・
「薬草学」に「魔法生物飼育学」と屋外の授業が続き昼食後のハリーとロンの授業は「占い学」でした。相変わらず悲劇的な目つきでハリーを見つめるトレローニー先生。

ハリーが土星の不吉な支配の下で生まれたと説明して生徒のほとんど全員が聞き惚れていたのに、当の本人が自分の考えに没頭してうとうとしていたのでトレローニー先生は少々イラついていました。

「何の下にですか?」と問うハリーに「不吉な惑星、サターン!」と宣告してもハリーが無反応なので今度はトレローニー先生の声のイライラがあからさまになりました。

しかし!言わなければ良かったのにハリーに「あなた真冬に生まれたでしょ?」などと言うものだから「いいえ、僕7月生まれです」と答えられてロンの失笑を買ってしまったトレローニー先生なのでした。

午後の授業を終えてハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が夕食を待つ行列に並んでいるとドラコ・マルフォイがロンに「君の父親が新聞に載っているぞ」とうれしそうに話しかけて来ました。

マルフォイの読み上げた「日刊予言者新聞」の記事はやはりリータ・スキーターの書いたモノで、お決まりのパターンでグリフィンドール出身のウィーズリーおじさんをこき下ろす内容でした。
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ハリーが久しぶりに新入生の組分けの儀式に立ち会えることになった学期初日の歓迎パーティーでしたが・・・毎年恒例のダンブルドア校長の挨拶は意外な形で中断されることとなりました。中断させたのは今年度新たに「あの科目」の教職に就くことになった「あの人物」でした。(全4項目)

4-1.ホグワーツにも!
ピーブズの落とす水風船爆弾という手荒な出迎えで多くの生徒がさらにビショ濡れになりながら大広間に入る中ロンも風船の直撃を受けてぐしょ濡れの髪を掻き揚げ文句を言いながら大広間に入りました。

雷鳴轟(とどろ)く悪天候のお陰でハリー、ロン、ハーマイオニーもびしょ濡れでしたが湖を渡って来た新入生は泳いで来たがごとく「さらに」びしょ濡れでした。

ハリーをヒーローと崇める3年生コリン・クリービーの弟デニスもめでたくグリフィンドールと決まって待望の食事の時間となりナイフとフォークを握ってさあ来い!と待つロンとハリー!

ようやく目の前の皿が食べ物で一杯となり、ようやく落ち着いたロンとハリーでしたが「ほとんど首なしニック」が先ほど厨房で問題が起きたと言うので「何かあったの?」と訊ねると・・・

祝宴に出席するのを断られたピーブズが厨房で大暴れして鍋は投げるわ釜は投げるわで厨房がスープの海となり屋敷しもべ妖精がものも言えないほど怖がってしまってと・・・

ニックの「この発言」がキッカケになってホグワーツにも100人以上の屋敷しもべ妖精がいることを知ってショックを受けるハーマイオニー!

その後ハーマイオニーはロンが「君が絶食したって、しもべ妖精が病欠を取れるわけじゃないよ!」と言っても、それ以上食事を取ろうとはしませんでした。

4-2.話を中断させたのは?
デザートも食べ終わって再び皿がピカピカになるとダンブルドアが立ち上がって大広間を満たしていたおしゃべりがほとんどいっせいにやみ聞こえるのは外の雨風が唸る音だけとなりました。

寮対抗クィディッチ試合が今年は取りやめになるなどと言うので「エーッ!」と絶句するハリー!チームメイトのフレッドとジョージも・・・

あまりのことに言葉もなくダンブルドアに向かってただ口をパクパクさせていました。が!しかし!それにはどうしても中止にしなければならない理由があるようです。ダンブルドアの説明が続きます。

ダンブルドアの説明によれば10月に始まって今学年の終わりまで続くイベントのためなんだそうです。先生方もほとんどの時間とエネルギーを「この行事」に費やすことになるのだそうです。

そして!まさに!「その行事」が何なのか?をダンブルドアが発表しようとした『その瞬間』に耳を劈く雷鳴と共に大広間の扉がバタン!と開いて・・・

長いステッキに寄り掛かり黒い旅行マントをまとった男が大広間に入って来ました。一歩踏み出すごとにコツッコツッという鈍い音が大広間に響きました。

恐ろしい形相に左右アンバランスな目!男は一歩ごとに激しく体を浮き沈みさせながらダンブルドアに近づき手を差し出しました。

ダンブルドアは差し出された手を握りながら何事か呟きましたがハリーには聞き取れませんでした。男はそれに低い声で答えダンブルドアは頷くと自分の右手の空いた席に男を誘(いざな)いました。

そして静まり返った大広間にダンブルドアの明るい声で新しい「闇の魔術に対する防衛術」の教師ムーディ先生が紹介されたのでした。
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9月1日になって休暇が終わったという憂鬱な気分があたり一面に漂う中ウィーズリーおじさんに緊急の伝言が入りました。騒動の発信源は元闇祓いで今は引退して隠遁生活をしているマッド・アイ・ムーディでしたがハリーを始めとするホグワーツの生徒たちとは意外な形で会うことになるんですね。(全4項目)

4-1.ウィーズリーおじさん緊急出勤!
日付が変わって9月1日となりハリーたちがホグワーツに戻る日がやって来ましたが「隠れ穴」は慌ただしさに包まれていました。

8月31日の夜マッド・アイ・ムーディの家に何者かが侵入して騒ぎになったそうです。近くに住むマグルが騒ぎに気づいて警察を呼んだためウィーズリーおじさんが急遽現場に駆け付けることになったようです。

後に「この騒ぎ」はクラウチ・ジュニアとワームテールがムーディを襲ったんだということが明らかにされるわけですが・・・

もちろんハリーも現場に駆け付けたウィーズリーおじさんも知る由もなく「この時点」ではそれを知っているのはダンブルドア1人だけだったんですね。

4-2.キングズ・クロス駅にて
今年は魔法省から車を1台も借りることができずウィーズリーおばさんが勇敢にも村の郵便局から電話をかけて普通のマグルのタクシーでロンドンに行くことになりました。

今年はいつものウィーズリーおばさんの他にワールドカップ終了後も休暇でまだ「隠れ穴」にいたビルとチャーリーが見送ってくれることになりました。

駅のホームでチャーリーがジニーを抱き締めながら「みんなが考えているより早く、また会えるかもしれないよ」とハリーたちに言いました。

「どうしてさ?」と問うジョージに今年は休暇を取って見物に行こうかな?と言うビル!もちろん三大魔法学校対抗試合のことを言っているのですが・・・

魔法省が解禁するまでは口外禁止ということでハリーたちは対抗試合のことを知らされないままホグワーツ特急に乗って学校に向かったのでした。
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キャンプ場を急いで離れて「隠れ穴」に戻ったハリーたちウィーズリー一行10人でしたが・・・自分が事態を悪化させたと判断したウィーズリーおじさんは急遽出勤することにしたのでした。一方ではフレッド・ジョージの不穏な動きが始まったのでした。(全4項目)

4-1.「隠れ穴」に帰宅して・・・
ほんの数時間後には起きてウィーズリーおじさんは魔法でテントを畳み、急いで「移動キー」の置き場所に来ると大勢の同じ考えの人たちが一刻も早くキャンプ場を離れたいと大騒ぎしていました。

おじさんが「移動キー」の番人バージルと手早く話をつけ、そして古タイヤに乗って太陽が完全に昇りきる前にストーツヘッド・ヒルにつき「隠れ穴」に帰ることができました。

ウィーズリーおばさんの熱烈な出迎えを受けながら狭いキッチンに全員がぎゅうぎゅう詰めになりながら入ってウィーズリーおじさんが日刊予言者新聞を広げると・・・

前夜の魔法省の対応を非難した記事が一面トップにデカデカと載っていました。記事を書いていたのはウィーズリーおじさんの予想通りリータ・スキータでした。

4-2.リータ・スキータ登場
以前にも別の形で紹介したことがある「この人物」ですが、書いた記事の内容を読めば即座に分かるようにスリザリン寮出身の魔女で・・・

グリフィンドール寮出身の魔法使いや魔女が関わることになると記事の内容が誹謗・中傷・でっち上げ満載の悪意に満ちた内容となり・・・

一方スリザリン寮出身の魔法使いや魔女が関わることになると記事の内容が一転して好意的となりスリザリンの評価をおとしめる事柄は沈黙して報道しないという困った新聞記者です。

昔グリンゴッツ銀行の呪い破り職員全員にインタビューした時もビルのことを「長髪のアホ」と呼んでこき下ろしたんだそうです。(上巻237ページ携帯版217ページ)

そんなわけでクラウチ家の屋敷しもべ妖精のウィンキーが「闇の印」の真下で杖を持って発見されたことは全く報道されなかったことから・・・

クラウチ氏がスリザリン寮出身であろうことは容易に判断ができるというわけです。これも以前に指摘済みですが「リトマス試験紙的」存在ということになるわけですね。

ここからルード・バグマンはグリフィンドール寮出身だと判断できるわけです。
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クィディッチ・ワールドカップ観戦の余韻に浸りながらイングランド代表選手になった夢を見ていたハリーでしたが・・・その余韻をぶち壊しにしたのは死喰い人の残党たちでした。その中にはルシウス・マルフォイも混じっていたようです。(全4項目)

4-1.緊急事態!
競技場を出てキャンプ場に戻ったものの周囲が騒がしいこともあって到底眠る気にもなれずウィーズリーおじさんの許可もあってたちまち試合の話に花が咲きました。

しかしジニーが小さなテーブルに突っ伏して眠り込んでしまい、そのはずみでココアを床にこぼしてしまったので舌戦を中止して寝ることになりました。

起きていたのか?眠っていたのか?の意識もないままにベッドに横になっていたハリーでしたがウィーズリーおじさんに「緊急事態だ!」と起されてしまいました。

慌ててテントの外に出るとフードをかぶり仮面をつけた魔法使いたちがキャンプ場の管理人のロバーツさん一家4人を宙に浮かせて行進していました。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は混乱のどさくさに紛れてジニー、フレッド、ジョージとはぐれてしまい途中1人でいるドラコ・マルフォイに出くわしたこともあって、さらに森の奥深くに入って行きました。

4-2.闇の印とクラウチ氏とウィンキー
そんなハリーたち3人が森の奥に向かって歩いていると奇妙キテレツな動きをしているウィンキーを見つけて、その後ろ姿を訝しげに目で追っていますね。

当然ウィンキーを引き止めていたのはクラウチ・ジュニアだったのですが、そのことを知らなかったのでハリーたちにはウィンキーの奇妙な動きの理由が理解できなかったわけです。

ハリーたち3人が森の奥深いところにたどり着き周囲が静まり返る所にクラウチ・ジュニアを連れたウィンキーも来てじっと身を潜めていました。

クラウチ・ジュニアは既にアズカバンで死んだことになっていて本来この世にはいてはいけない人物なのでハリーの呼びかけを無視したというわけです。

そんなクラウチ・ジュニアが盗んだハリーの杖を使って空に「闇の印」を打ち上げたわけですが、それがクラウチ氏にとって「どんな意味」を持っていたのか?というと・・・

つまりは自分の息子が『死喰い人』だったんだという決定的な事実を見せ付けられたということだったんですね。だからあれほどまでに動揺し狼狽していたんですね。

自分の息子が「死喰い人」であることをハッキリ知ってしまったクラウチ氏の心中・心情はおそらく察するに余りあるものだったのではないかな?と私は思いますね。
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いよいよ!クィディッチ・ワールドカップ決勝戦の試合開始時間が近づいて10万人収容の競技場に入ったハリーたちでしたが・・・そこではヴィーラやレプラコーンそして屋敷しもべ妖精のウィンキーとの出会いがあったのでした。(全4項目)

4-1.ウィンキー初登場!
競技場の入り口で1番いい席!最上階の席だということを確認したウィーズリー一行10人は階段を上がり続けて2列20席ほどある貴賓席の前列に陣取りました。

ハリーがボックス席に他に誰かいないか?と後列を振り返って見ると奥から2番目の席に小さな生き物が座っていました。それが屋敷しもべ妖精のウィンキーとの出会いでした。

ハリーが「ドビー?」と呼びかけて顔を上げ指を開いたウィンキーは自分の名前を名乗った後に実はドビーと知り合いでいつもハリーのことを話していたと告白したのでした。

しかしハリーの「元気にやってる?」の問いかけにウィンキーはドビーが仕事にお手当てを貰おうとしているため未だに勤め先が見つからないと打ち明けたのでした。

4-2.ヴィーラとレプラコーン
ウィーズリーおじさんとは考え方が水と油のマルフォイ一家3人と魔法大臣コーネリウス・ファッジが席についた直後に貴賓席に勢いよく飛び込んで来たバグマンによって最初に紹介されたのは?・・・

チームのマスコットによるマスゲームでウィーズリーおじさんが自分の国から何か生き物を連れて来て、ちょっとしたショーをやるんだと説明してくれました。

まず最初に登場したのがブルガリア側のマスコットで『ヴィーラ』でした。男を魅了する不思議な力を持っていて何か派手なことをしたり言ったりせずにはいられなくなるようです。

アイルランド側のマスコット『レブラコーン』は手に金色か緑色の豆ランプを持った顎鬚(あごひげ)を生やした何千という小さな男たちの集まりで・・・

頭上に高々と昇って観客席に金貨の大雨を降らせてロンを始めとする観衆たちを大喜びさせましたが、その金貨は数時間後にはきれいさっぱり消えてしまう「あぶく銭」なので使えないお金なのでした。
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ウィーズリーおじさんとハリーたち7人にディゴリー親子の総勢9人が1つの移動キーでワールドカップ会場近くのキャンプ場に到着しましたが・・・ルード・バグマンとバーティ・クラウチ氏を始めとして数多くの人との出会いがハリーたちを待ち受けていました。(全4項目)

4-1.キャンプ場に到着
移動キーで霧深い辺鄙(へんぴ)な荒地のような所に到着すると疲れて不機嫌な顔の魔法使い2人が立っていました。一応2人ともマグルの格好をしてはいましたが素人丸出しでした。

ウィーズリーおじさんが「おはよう、バージル」と声をかけながら移動キーの古ブーツを拾い上げて渡しました。ファーストネームで呼び合っているところをみると相当親しい間柄の役人さんのようです。

それからキャンプ場の管理人のマグルの名前を教えてもらった後はディゴリー親子と別れてキャンプ場に向いました。

管理人のロバーツさんからお釣りを貰うのに手間取っていると、どこからともなくニッカーズを履いた魔法使いが現れて「オブリビエイト!忘れよ!」と唱えて・・・

ようやくウィーズリーおじさんはロバーツさんからつり銭を貰うことができたのでした。ニッカーズの魔法使いがキャンプ場の入り口まで付き添ってくれて・・・

あの男(ロバーツさん)は厄介で「忘却術」を1日に10回もかけないと機嫌が保てず、しかもルード・バグマンがクィディッチの専門用語を大声でしゃべりまくっていると苦労話を聞かせてくれたのでした。

そうしてたどり着いた所はキャンプ場の最も奥で競技場に1番近い最高のスポットだったのでウィーズリーおじさんは大喜びで、それから手作りのテント張りに取りかかったのでした。

4-2.ここで様々な人たちとの出会いが・・・
ウィーズリーおじさんに足を引っ張られつつも男性用と女性用の2張りのテントを作った後ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は水を汲みに行くことになりました。

キャンプ場の向こう端にある水道まで歩いて行く途中大勢の知り合いに会いました。最初に出会ったのは同じグリフィンドールの4年生のディーン・トーマスとシェーマス・フィネガンでした。

他にもグリフィンドール・チームのキャプテンでキーパーだったオリバー・ウッドやハッフルパフ生のアーニー・マクミランにハリーが思いを寄せているチョウ・チャンも同じキャンプ場でした。
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クィディッチ・ワールドカップの会場に行くために夜明け前に起されたハリー、ロン、フレッド、ジョージの4人とジニー、ハーマイオニーでしたが・・・呼び寄せ呪文に移動キーと後々の各場面で重要な要素となる魔法とアイテムがここで初登場しているんですね。(全4項目)

4-1.呼び寄せ呪文初登場!
横になった次の瞬間・・・と思ったそうですが「出かける時間ですよ」とウィーズリーおばさんに揺り動かされて目が覚めたハリーなのでした。

同じ部屋で寝ていたロン、フレッド、ジョージも眠くてしゃべるどころではなく黙って着替えを済ませてキッチンに下りて行ったのでした。

早い朝食を終えて出かけようとしたその時に一騒動持ち上がりました。「ポケットにあるものは何?」のウィーズリーおばさんの追及に「何もないよ!」と言うジョージでしたが・・・

おばさんが杖をジョージのポケットに向けて「アクシオ!出てこい!」と唱えるとトン・タン・トフィーが飛び出して来ました。おばさんはカンカンです。

2人はこの飴を隠密にできる限り沢山持ち出そうとしたようですが『呼び寄せ呪文』で洗いざらい回収されてしまいました。

そういったわけでとても和やかとは言えない雰囲気での出発となり双子の背中に向っておばさんが声をかけましたが2人は振り向きもせず返事もしませんでした。

4-2.ディゴリー親子との出会い
外は肌寒く、まだ月が出ていて右前方の地平線が鈍い緑色に縁取られていて夜明けが近いことを示していました。ハリーは足を速めてウィーズリーおじさんと並んで歩きながら聞きました。

ハリーのマグルたちに気づかれないように、みんなどうやって会場に行くんですか?の問いにおじさんは「組織的な大問題だったよ」とため息をついたのでした。

普段でも魔法使いたちがマグルに気づかれないように移動するのには細心の注意を払わなければならないのに10万人もの人々が集まる一大イベントということで・・・

人里離れた格好な荒地を探し出して、できる限りの「マグル避け対策」を講じて安い切符を手にした人たちは早めに会場入りさせる。つまり到着時間を少しずつずらすなどの工夫もしたそうです。

そして大集団を運ぶことも可能な『移動キー』をイギリスでは200個が戦略的拠点に設置されたんだそうです。ハリーたちは「その1つ」に向かっているというわけです。

ストーツヘッド・ヒルの頂上に到着して「移動キー」を探し始めましたが、大きな声がしんとした空気を破って「移動キー」を見つけたのは?・・・

褐色のゴワゴワした顎鬚(あごひげ)の血色のいい魔法使いでした。星空を背にした長身の影が2つそれがディゴリー親子とハリーとの初対面でした。
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クィディッチ・ワールドカップ観戦のために2年ぶりに「隠れ穴」に滞在することになったハリーでしたが到着した時そこにはハリーが初めて会う2人の人物がいました。それはウィーズリー家の長男ビルと次男のチャーリーでした。2人ともやはりワールドカップ観戦のために自宅に帰って来ていたのでした。(全4項目)

4-1.ビルとチャーリー初登場!
煙突飛行粉で「隠れ穴」のキッチンに到着したハリーでしたが毎度お馴染みのロン、ジョージ、フレッドの他にハリーの知らない赤毛が2人いました。

すぐに誰だということは察しがつきました。ウィーズリー家の長男ビルと次男のチャーリーでした。2人のことは以前からロンたちから聞いていたからです。

チャーリーはルーマニアでドラゴンの仕事をしていてホグワーツに在学していた当時はクィディッチの名手でポジションはハリーと同じシーカーだったんだそうです。(アズカバンの囚人391ページ携帯版434ページ)

長男のビルは現在魔法銀行のグリンゴッツに勤めていてホグワーツでは成績優秀で首席だったということはハリーは知っていましたが・・・

この日初めて会った時の印象は「かっこいい!」背が高く髪を伸ばしてポニーテールにしていてドラゴン革のブーツを履いていました。片耳には牙のようなイヤリングをつけていました。

「この2人」は今後様々な形でハリーと関って行くことになるんですね。

4-2.ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ
「隠れ穴」に到着してビルとチャーリーとの初対面を果たした後にウィーズリーおばさんにジニーとハーマイオニーと再会したハリーでしたが・・・

その後ハリー、ロン、ハーマイオニー、ジニーの4人でロンの部屋に行きながらフレッドとジョージの悪戯専門店の話になり・・・

ウィーズリーおばさんは2人には魔法省に入って欲しかったのですがフレッドとジョージは「悪戯専門店」を開きたいということで大論争になったんだそうです。

そしてロンの部屋で新しいペットふくろうの名前がどうしてピッグになったのか?やパーシーの上司のクラウチ氏のことやらで話が弾みましたが・・・

ハーマイオニーがハリーに聞きたかったのはシリウスの「その後」のことだったのですがジニーがいたために「その話題」を出すことができなかったため・・・

再び4人は1階のキッチンに下りて行ったのでした。
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極度にみなぎる緊張感!まもなくプリベット通り4番地に魔法使い一行がやって来るということでダーズリー一家全員がガチガチに緊張してイライラしていましたが・・・この後フレッドとジョージの仕掛けた悪戯で抱腹絶倒のドタバタ劇が繰り広げられたのでした。(全4項目)

4-1.みなぎる緊張感
ウィーズリー一家が翌日日曜日の午後5時にやって来ると告げた時バーノン叔父さんは「きちんとした身なりで来るように言ってやったろうな。連中に」と歯をむき出して怒鳴りましたが・・・

そう言われてちらりと不吉な予感がするハリー!何故ならウィーズリー夫妻がバーノン叔父さんが言うところの「まとも」な格好をしているところを見たことがなかったからです。

もっとも私はマグル界と魔法界に限らずそれぞれ住む世界によって異なる価値観があるのは当然なのですからバーノン叔父さんの常識を押し付けるのはいかがなものかと思いますけどね。(笑)

5時15分前に自分の部屋から居間に移動したハリーでしたが、みなぎる緊張感に耐えきれず居間を出て玄関の階段に腰掛けて待ちましたが5時を過ぎてもウィーズリー一家は現れません。

5時半になって突然居間からダーズリー一家がパニックになって部屋の隅に逃げ込む音が聞こえて来ました。次の瞬間ダドリーが恐怖で引きつった顔をして飛び出して来ました。

何事だ?とハリーが居間に入ると板を打ちつけて塞いだ暖炉の中からバンバン叩いたりガリガリ擦ったりする大きな音が聞こえて来ました。ウィーズリー一家の来訪でした。

4-2.トン・タン・トフィー
ハリーが塞がれた暖炉に近づいてそのことを伝えると「暖炉を塞ぐとは、まったくどういうつもりなんだ?」と怒るウィーズリーおじさんでしたが・・・

ハリーが「電気の暖炉なんです」と言うとマグル好きのおじさんは即座に機嫌を直してハリーに後ろに下がるように言ったのでした。しかし!逆に前に出るバーノン叔父さん。

暖炉の板張りが破裂して瓦礫や木っ端と一緒くたになってウィーズリーおじさんとフレッド、ジョージ、ロンが吐き出されて来ました。

握手をしようと手を差し出しながらバーノン叔父さんに近づくウィーズリー氏でしたが一張羅の背広も髪も口髭も埃で真っ白で口をきくどころではなく叔父さんは急に30才も老けて見えました。

さらに!その後新たな騒動が起こりました。トランクがゴツンゴツン階段に当たる音に怯えて再び居間に姿を現したダドリー!ハリーのトランクを持って戻って来たフレッドとジョージは・・・

入るなり部屋を素早く見渡しダドリーを見つけると2人の顔がそっくり同じにニヤリと悪戯っぽく笑いました。2人が帰って来たのを見届けて「そろそろ行こうか」と言うウィーズリー氏。

「隠れ穴」に行く準備を整えて火の中に入ろうとしたフレッドのポケットから菓子袋が落ちて中身が転がり出ました。色鮮やかな紙に包まれたおいしそうなヌガーでした。

フレッドは落としたヌガーを急いで掻き集めるとポケットに突っ込み火の中に入ると「隠れ穴!」と唱えました。ヒュッという音と共にフレッドが消えました。

挨拶を交わしてハリーが火の中に入ろうとするとゲエゲエとひどく吐く声が聞こえて振り返るとダドリーがコーヒーテーブルの脇に膝をついて・・・

口から30センチほどもある紫色のヌルヌルしたものを口から突き出して咽込んでいました。一瞬何だろう?と思ったハリーでしたが、やがてそれがダドリーの舌だとわかったのでした。

そしてその後はペチュニア叔母さんにバーノン叔父さんとウィーズリーおじさんの3人が入り乱れての三つ巴(みつどもえ)の壮絶な戦いが繰り広げられたのでした。(笑)
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太り過ぎで着る制服がなくなってしまったダドリーのためにペチュニア叔母さんの提案(命令?)で、ハリーとダーズリー一家全員がダイエットをすることになったのですが・・・ハリーが全然ダイエットなどしていないことを全く気づいていないペチュニア叔母さんなのでした。(全4項目)

4-1.ダドリーのダイエットとハリーのバースデー・ケーキ
シリウスへの手紙を書き終えた後着替えて朝食を取るために1階のキッチンに下りて来たハリーでしたが例によって例のごとくハリーを無視するダーズリー一家なのでした。

ペチュニア叔母さんがおろおろ声で「さあ、かわいいダドちゃん」と言いながらグレープフルーツ一欠けらをダドリーの皿に取り分けるとダドリーは叔母さんを怖い顔で睨みつけました。

ダドリーは学校の養護の先生の命令でダイエット中だったのです。

ダドリーの気分が良くなるようにとハリーを含めた家族全員がダイエットするよう主張したペチュニア叔母さんでしたがハリーは抜け目なく対策を講じていました。

この夏をニンジンの切れ端だけで生き延びる羽目になりそうだとの気配を感じたハリーは、すぐにヘドウィグを飛ばして友の助けを求めたのでした。

そんなわけでハリーの元にはグレンジャー家からは「砂糖なし」のスナックがいっぱい詰まった大きな箱やウィーズリー家からは大きなフルーツケーキやミートパイが送られて来ました。

そしてもちろんダーズリー一家は完全に無視していたのですがハリーの誕生日にはロン、ハーマイオニー、ハグリッドそしてシリウスからのバースデー・ケーキがそれぞれ1つずつ送られて来たのでした。

したがってハリーは自分の部屋に食べ物の在庫はどっさりあるので愚痴もこぼさずにグレープフルーツを食べることができたというわけです。(笑)

4-2.ウィーズリーおばさんからの手紙
ペチュニア叔母さんがヤカンに気を取られている隙にダドリーが電光石火の早業でバーノン叔父さんのグレープフルーツをかすめ取っていた時バーノン叔父さんは手紙を受け取っていました。

ハリーを居間に呼びつけてハリーに関する手紙が届いたことを告げるバーノン叔父さん。郵便配達を使って手紙をよこすような知り合いがいただろうか?とハリーが考えていると・・・

叔父さんはハリーをギロリと睨んだ後に手紙を見下ろして読み始めました。それはダーズリー夫妻に宛てて出されたウィーズリーおばさんの手紙でした。

手紙にはイギリスで30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが開催されていて月曜日には決勝戦が行なわれるのでハリーを試合に連れて行きたい!そこで・・・

それ以降はもちろんハリーを我が家で預かるので、なるべく早くお返事を「普通の方法」(ふくろう便)でいただきたいと書かれていました。

その後のバーノン叔父さんとハリーの交渉は常にハリーが主導権を握る形で進められ、その結果ハリーはクィディッチ・ワールドカップの観戦に行けることになったのでした!(めでたしめでたし~ぃ)
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ヴォルデモート卿がフランク・ブライスを殺害するのと時を同じくして傷痕の痛みで目を覚ましたハリーでしたが夏休み期間中だったため「どうしたものか?」とあれこれ思案を巡らせた後にシリウスに手紙を書くことにしました。しかし!見た夢が現実の事とはまだ気づいていなかったのでした。(全4項目)

4-1.痛む傷痕に生々しい夢
そんなわけで額の傷の激しい痛みで目を覚ましたハリーでしたが、傷痕が痛むのは「これ」が2度目で1度目は1年生の時でヴォルデモートが近くにいたからでした。

しかし今はヴォルデモート卿がハリーの近くにいるとは考えられずハーマイオニーやロンの他様々な人たちの顔や名前を思い浮かべて・・・

ハーマイオニーやロンに傷痕に痛みが走ったことを言ったら何と言うだろう?と考えながら色々思案を巡らせていたハリーでしたが・・・

父親や母親のような存在で「こんなばかなことを」と思わずに相談できる誰かがいないものか?と考えていたハリーでしたが・・・

ようやく「シリウスがいるじゃないか!」という答えが思い浮かんで、鷲羽根ペンにインクを含ませ羊皮紙を引き寄せて「シリウス、元気ですか」と書き出したのでした。

4-2.シリウス・ブラック効果?
そんなこんなで気軽に相談できる父親代わりの存在としてシリウスを思い浮かべるのに少々時間がかかったハリーだったのですが、それも無理のないコトだったんですね。

と!いうのもシリウスがハリーにとって『そういう存在』になったのは6月6日のことで、それから2ヵ月余りしか経っていないからでした。(学校に戻るまでまだ2週間ある)

「あの日」の極々短い時間の間だけハリーはダーズリー一家と別れて名付け親のシリウスと暮らすことができると思ったのですが・・・

それはピーター・ペティグリューことワームテールが逃亡してしまったために実現することができなかったためダーズリー家に戻るのは2倍も辛かったとのことです。

しかし!一緒に暮らせなくともシリウスはハリーの役に立っていました。今まではハリーの学校用のトランクは階段下の物置にしまい込まれて鍵をかけられていたのですが・・・

「あの危険」な殺人犯がハリーの名付け親だと知ってダーズリー一家の態度は一変しました。お陰で学用品を全部自分の部屋に持ち込むことができたのでした。

そこでハリーはシリウスが実は無実で殺人犯ではないことをダーズリー一家に告げることを都合よく忘れることにしたのでした。
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