ダンブルドア・シリーズ(73)

ドビーのお陰で「第2の課題」も何とか通過して、さらにさらに再びシリウスと会えることになって大嫌いな2時限続きの「魔法薬学」の授業も普段よりずっと心が弾んでいたハリーでしたが・・・リータ・スキーターのハーマイオニーへの反撃がいよいよ始まったのでした。(全4項目)

4-1.リータ・スキーターの逆襲
「第2の課題」の直前に「次のホグズミード行きの日を知らせよ」という短い手紙をくれたシリウスでしたが、月が変わった3月に返事の手紙がハリーの元に届きました。

その手紙も前回と同じぐらい短い文章で、土曜日の午後2時に指定した場所に食べ物を持てるだけ持って来て欲しいという内容でした。

そんなわけで金曜午後の最後の授業が2時限続きの「魔法薬学」だったにも関わらずハリーの心は弾んでいましたが、そんな気持ちを台無しにする出来事が「この後」起きたのでした。

スリザリンの女子学生パンジー・パーキンソンがハーマイオニーに「あなたの関心がありそうな記事が載ってるわよ」と言いながら投げてよこした「週刊魔女」に・・・

「第2の課題」終了後のハーマイオニーとクラムの会話の詳細な内容が書かれていて、おまけにハリーも絡めて例によって例のごとく捏造・でっち上げ満載の記事が掲載されていました。

「リータも衰えたものね」「ばかばかしいの一言だわ」と軽く一蹴したハーマイオニーでしたが授業中に週刊誌を読んでいたのをスネイプに見つかってしまいました。

さらにこの後「この記事」はハーマイオニーにとっては思わぬ形で数々の波紋やトラブルを引き寄せることになってしまったんですね。(リータを甘く見過ぎた!)

4-2.シリウスとの再会
翌日の土曜日頼まれた食料を持って指定された場所に行くと黒い犬に変身したシリウスが待っていました。シリウスはそこからさらに奥の山の麓にある隠れ家に3人を案内しました。

曲がりくねった険しい石ころだらけの道を登っていくと狭い岩の裂け目がありました。体を押し込むようにして入ると中は薄暗くて涼しい洞窟でした。

シリウスとハリーたち3人がこうしてゆっくりじっくり話し合う機会を持つのは初めてということになるわけですが、そこで話題になったのはクラウチ氏のことでした。

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ダンブルドア・シリーズ(72)

卵の謎を解き明かすことはようやくできましたが水中で1時間生き延びる方法をロンとハーマイオニーの3人で探しても探しても全く見つからずに、ついに「第2の課題」当日の朝になってしまいました。(ひえ~!)ところが!再び意外な人物の助け舟が入って・・・(全4項目)

4-1.卵の謎は解けたものの・・・
卵を開けると聞こえてくる泣き喚く悲鳴のような声が水中人の歌だということは判りましたが、水の中で1時間どうやって生き延びるのか?という新たな課題がハリーに突き付けられたのでした。

ロンとハーマイオニーの3人であれこれと検討しましたが、これはといった考えが浮かばず3人は再び図書室にこもって探すこととなりましたが水中で1時間生き延びる手段は見つかりません。

「第1の課題」の時と同様に誰かが時計に魔法をかけて超特急で進めているかのごとく時間が滑り抜けて行きました。あと2日に迫った時ハリーはまた食欲がなくなりはじめました。

ロンもハーマイオニーも昼食時に夜に週末全部を通して探しまくりハリーはマクゴナガル先生に願い出て禁書の棚を利用する許可までもらいましたが、それでもなお見つかりませんでした。

4-2.ハリーを助けたのは?
「魔法生物飼育学」の教職に復帰したハグリッドも「俺にはわかる。感じるんだ。おまえさんは勝つぞ」と確信に満ちた笑顔を浮かべていましたが・・・

とうとう「第2の課題」前夜になってハリーは悪夢に囚われたような気分でした。奇跡が起きて適切な呪文が判っても一晩で習得するのは大仕事だと十分認識していたからです。

夕日が落ちてからも図書室で呪文を探し続けていた3人でしたが、そこにフレッドとジョージが現れてロンとハーマイオニーをマクゴナガル先生が呼んでいると言うのです。

「談話室で会いましょう」と言って2人は席を立ち8時になって図書室を追い出されたハリーは談話室に戻りましたが2人は戻って来ません。

そうこうする内に寮生たちは全員寝室に入り談話室にはハリーとクルックシャンクスだけになりました。ヤケになったハリーは徹夜でも何でもしてやる!と「透明マント」を着て再び図書室に行きました。

ふと気づくとハリーは眠っていました。眠っていると気づいたのは「ハリー・ポッターは起きなくてはなりません!」と屋敷しもべ妖精のドビーに起こされたからです。

ドビーに指摘されて今の時刻が9時20分つまり「第2の課題」が始まる10分前だと気づいたハリー!もうやらないんだと言うハリーにドビーは・・・

「ハリー・ポッターは、その課題をやります!」

そして水中人が取っていったのは・・・ハリーが失いたくないものはロンだということを告げた後にドビーはネズミの尻尾を団子にしたような灰緑色のヌルヌルしたものを取り出しました。それは・・・

ハリーが水中で息ができるようにするもの「鰓昆布」でした。

ハリーはドビーの話の真偽を急いで確かめると勢いよく立ち上がって「透明マント」を脱ぎカバンに詰めると「鰓昆布」をポケットに突っ込んで飛ぶように図書室を出ました。

そして急ぎに急いで何とか「第2の課題」に間に合ったのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(71)

ハグリッドに「対抗試合で勝ってくれ!」と励まされたことをキッカケに卵の謎を解き明かすのにセドリックが出したヒントを試すことを決心したハリーでしたが、その日の夜は意外な場所で意外な人物と相次いで出会うことになったのでした。(全4項目)

4-1.監督生の風呂場で出会ったのは・・・
卵の謎を解き明かすのにどのくらい時間がかかるのか?分らないのでハリーは好きなだけ時間が取れるよう夜に浴室に行くことにしました。

さらにこれ以上借りを作るのは気が進みませんでしたがセドリックの好意に甘えて監督生用の浴室を使うことにしました。限られた人しか使えないので誰かに邪魔される可能性も少ないからです。

ハリーは綿密に計画を立てて実行に移しました。「透明マント」を着て、さらに用心のため「忍びの地図」も持って談話室をロンと入れ違いに出て浴室に向かいました。

合言葉を言って監督生用の浴室に入ったハリーでしたが、どうして卵の謎を解くのに風呂に入らなければならないのかの理由が依然分らず考えていると・・・

「わたしなら、それを水の中に入れてみるけど」

ハリーはショックで泡をしこたま飲み込んでしまいました。蛇口の上にあぐらをかいて座っていたのはゴーストの「嘆きのマートル」でした。

4-2.解き明かされた謎
久しぶりに会ったということもあり、次に出会った場所が「浴室」だということで少々言い争いをしたハリーとマートルでしたが・・・

マートルに言われて湯の中に卵を沈めて開くと今度は泣き声ではなく歌声が聞こえて来ました。しかし水の中なのでハリーには歌の文句が聞き取れません。

マートルに「あんたも頭を沈めるの」と言われハリーは大きく息を吸って湯に潜ると両手に持った卵から不思議な声のコーラスが聞こえて来ました。

探しにおいで 声を頼りに
地上じゃ歌は 歌えない
探しながらも 考えよう
われらが捕らえし 大切なもの
探す時間は 一時間
取り返すべし 大切なもの
一時間のその後は―もはや望みはありえない
遅すぎたなら そのものは もはや二度とは戻らない


しばし考えた後にハリーは卵の中から聞こえているのは水中人の歌だということに気づいたのでした。つまり「第2の課題」は湖に入って水中人を見つけなければならないのだということを・・・

卵の謎は解明されたものの水の中で1時間生き延びなければならないという「新たな課題」を抱えて興奮が1度に流れ去ってしまったハリーなのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(70)

クリスマスも終わって1週間無視し続けていた宿題を思い出す時が来ましたがハリーはまだ卵の謎を解き明かす努力をしていませんでした。そうこうする内に新学期が始まりましたが「あの科目」に何故か?初顔の代用教師が現れました。(全4項目)

4-1.グラブリー・プランク先生初登場
クリスマス・ダンスパーティが終わってしまったという虚脱感がグリフィンドール寮の談話室に色濃く漂う中ハリーはまた少し不安になり始めていました。

とりあえず寝室に上がるたびにトランクから卵を取り出し中から聞こえて来る音を聞いてみたり勢いよく振ってみたり質問してみたりと色々試してみましたが当然何も起こりません。

セドリックがくれたヒントを忘れたわけではありませんがチョウへの思いに加えて自分は「第1の課題」の内容そのものズバリ!を教えたのに・・・

「そのお返し」がハリーに「風呂に入れ」という回りくどいヒントだったため、できればセドリックの助けは借りたくないというのがハリーの本音でした。

こうして卵の謎が解けないまま新学期を迎えましたが「魔法生物飼育学」の授業に行くと白髪を短く刈り込み顎(あご)の突き出た老魔女が小屋の戸口に立っていました。

「あなたは誰ですか?」とロンが訊ねると「わたしゃ、グラブリー・プランク先生」と名乗り「この科目」の代用教師だと生徒たちに告げたのでした。

4-2.ハグリッドもまた・・・
何で突然「代用教師」などが現れてしまったのか?と思ったハリーとロンでしたが、その「元凶」はやっぱりリータ・スキーターでした。日刊予言者新聞にハグリッドの中傷記事が載ったのです。

新聞で「半巨人」であることを暴露されてしまったハグリッドはショックのあまり自宅の小屋に引きこもってしまったのです。食事の時も大広間に姿を見せなくなってしまいました。

そのことを知ったハリーたち3人がハグリッドの小屋を訪ねて戸をガンガン叩きましたが犬のファングが鼻を鳴らしながら戸をガリガリ引っ掻く音は聞こえて来ますがハグリッドの応えはありません。

バグリッドが「半巨人」だということなどもちろんハリーたちは全く気にしていませんがハグリッド本人は「そのこと」を相当気にしているようでした。

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ダンブルドア・シリーズ(69)

クリスマス休暇に入りましたが今年はクリスマス(25日)の夜にダンスパーティがあるということで昨年とは一転してグリフィンドール寮の談話室はメチャクチャ賑やかで連日お祭り騒ぎとなりました。そしてそして女子学生にとっては待望のクリスマス・ダンスパーティの日がやって来ました!(全4項目)

4-1.ピッグウィジョン帰還!
ハーマイオニーの少し長かった前歯が縮んで普通の長さになったことに、ようやく気づいたロンとハリーでしたが「それ」と時を同じくしてロンの豆ふくろうがシリウスの返事を持って帰って来ました。

シリウスの手紙にはハリーがドラゴンを出し抜いた方法が自分の考えたものより良かったと書かれていました。しかし!まだ課題を1つしかこなしていないのだから・・・

くれぐれも油断せずにトラブルに巻き込まれないよう注意することと、何か変わったことがあったら必ず知らせるようにと書かれていました。

そしてクリスマス(25日)の朝がやって来ました。

4-2.クリスマスの朝に・・・
そんなわけで25日の朝となりましたがハリーは何故か?突然目が覚めました。どうして?こんなに突然目が覚めたのかな?と考えながら目を開けると・・・

大きな丸い緑の目が暗闇の中からハリーを見つめ返していました。あまりにも近くにいたので鼻と鼻がくっつきそうでした。それはドビーでした。

ドビーは「クリスマスおめでとう」を言ってハリーにプレゼントを渡したかっただけだったのですが突然だった上に黙って覗き込んでいたためハリーをビックリさせてしまったのでした。

お陰で同室のロン、シェーマス、ディーン、ネビルをも起こしてしまったのですが枕元にプレゼントの山があるということで「それ」に取りかかろうということになったのでした。

そしてドビーはハリーから靴下とロンからは栗色のセーターのプレゼントを貰って大喜びで厨房に帰って行ったのでした。もっとも「どちらも」2人のいらないものだったんですけどね。(笑)

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ダンブルドア・シリーズ(68)

ロンとの友情が元に戻って楽しい学園生活も戻って来ましたが、一難去ってまた一難?といった感じでマクゴナガル先生から思わぬ難題(なのか?)を言い渡されることとなってしまいました。それほどの価値もないのに「ここ」まで心を砕かなければならないのか?と思ったハリーでしたが実は・・・(全4項目)

4-1.「変身術」の授業後に・・・
木曜の「変身術」の授業でマクゴナガル先生からクリスマス・ダンスパーティについての話がありパーティ用のドレスロープを着るようにとの指示がありました。

さらにマクゴナガル先生に呼び止められて1人教室に残されたハリーでしたが、先生の「代表選手とそのパートナーは」の言葉に「何のパートナーですか?」と問うたことをキッカケに・・・

マクゴナガル先生とクリスマス・ダンスパーティでダンスを「する」「しない」の押し問答になった末に「いいえ、するのです」と言い切られてしまいました。

何故なら代表選手は伝統に従ってダンスパーティで最初に踊ることになっているので必ずパートナーを連れて来るようにと命令されてしまったのでした。

4-2.モテモテのハリー?しかし!その一方で・・・
そんなわけで問答無用!といった感じでマクゴナガル先生にパートナーを見つけて来るよう言い渡されてしまったハリーでしたが、そんなハリーにロンは「君は苦労しない」と言ったのでした。

何でか?というとハリーは代表選手なんだし「第1の課題」でハンガリー・ホーンテールをやっつけたばかりなんだから、みんなが行列してでも行きたがるというのです。そして・・・

驚くべきことにロンの言う通りになったのです。ハリーとは1度も口をきいたことがないハッフルパフ寮の3年生の巻き毛の女の子を皮切りに来るわ来るわ・・・

突如としてモテモテになったハリーでしたが自分が代表選手じゃなかったら今まで申し込んだ女の子たちは一緒にパーティに行きたいと思ったか疑わしいと思いましたが・・・

それでも「第1の課題」を突破して以来状況がかなり改善されたことは間違いありません。「セドリック・ディゴリーを応援しよう」バッヂもあまり見かけなくなりました。

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ダンブルドア・シリーズ(67)

「第1の課題」を無事終えてロンとの友情も復活し食欲もようやく回復して、さらに「第2の課題」までは3ヵ月もあるということで信じられないぐらい幸福感で一杯のハリーでしたが・・・さらにさらにハリーにとってうれしい「あの2人」との再会もあったのでした。(全4項目)

4-1.「第1の課題」を終えて・・・
「第1の課題」を終えた夜ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はふくろう小屋にピッグウィジョンを探しに行きました。シリウスに手紙を出すためです。

道々ハリーはロンにシリウスがカルカロフについて言ったことを一部始終話して聞かせました。ロンはこれでルシウス・マルフォイとカルカロフがどこで知り合ったのかが分かったと言うのでした。

ピッグウィジョンがいつもより長くて重い手紙を持って闇に消えて行くのを見送った後グリフィンドール寮の談話室に戻るとハリーの「第1の課題」突破記念のびっくりパーティが開催されていました。

どこもかしこもフレッドとジョージが厨房からくすねて来た大瓶入りのかぼちゃジュースやバタービールそれに山のようなケーキでびっしりでした。

するとハーマイオニーが何気ない風を装ってフレッドに厨房への入り方を訊ねました。果物が盛ってある器の絵の裏に隠し戸があって梨をくすぐればいいのだそうです。

しかし!入り方を途中まで答えてから「何で聞くんだ?」と疑うようにハーマイオニーを見るフレッドに「別に」と口早に答えるハーマイオニーでしたが・・・

これが後にハリーにとって意外な展開になるキッカケになったんですね。

4-2.出入り禁止のハズ?なのに・・・
12月が風と霙(みぞれ)を連れてホグワーツにやって来るとハグリッドはマダム・マクシームの馬たちに好物のシングルモルト・ウィスキーをたっぷり飲ませるようになりました。

これは「魔法生物飼育学」の授業を受ける生徒たちにとっては由々しきことで放牧場の隅に置かれた桶から漂って来る酒気だけでクラス全員が酔っ払いそうでした。

なにしろ恐ろしいスクリュートの世話を続けていたのでハリーたちは気を確かに持たなければならなかったのです。今日の授業の課題は「スクリュートは冬眠するのか?しないのか?」でした。

試してみた結果スクリュートは冬眠しないことが判明しました。枕を敷き詰めた箱に押し込められたことも気に入らなかったようで、かぼちゃ畑で暴れ回りハリーたちは火傷や切り傷だらけになりました。

そんな所に「あの」リータ・スキーターが現れました。

「あんた、誰だね?」と問うハグリッドにスキーターが名を名乗ると「あんたはもう校内には出入り禁止になっているはずだが」と指摘しましたが聞こえないがのこどく振舞ったスキーターなのでした。

ハリーは自身の経験から「これはまずい」と思ったもののインタビューの約束を防ぐ方法がなく黙って見ている他なかったのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(66)

「第1の課題」の内容は判りましたが日曜日の朝は気もそぞろで朝食を取る気にもなれず、図書室でドラゴンを出し抜く呪文をハーマイオニーと探しても全く見つからず1度はホグワーツから逃げ出すことさえ考えたハリーでしたが・・・そんなハリーに再び救いの手を差し伸べたのは「あの人」でした。(全4項目)

4-1.課題前日の朝になっても・・・
日曜日の朝ホグワーツの生徒で唯一の理解者ハーマイオニーを校庭に連れ出したハリーは昨夜シリウスから聞いたことを全て話し・・・

それから2人は湖の周囲を回りながらシリウスが言っていたドラゴンを出し抜く簡単な呪文とは何なのか?を考えましたが3周しても全く思いつかなかったので今度は図書室にこもったのでした。しかし!

何の呪文やらさっぱり分らぬまま課題前日の朝を迎えてしまいました。

ホグワーツを逃げ出すことを真剣に考えたハリーでしたが考え抜いた末に、やはり自分のいるべき所はホグワーツしかないと思った時ほーんの少しだけ気持ちが落ち着いたのでした。

朝食を終えてテーブルを立つとセドリック・ディゴリーもちょうどハッフルパフのテーブルを立つところでした。今代表選手で課題の内容を知らないのは「彼1人」だけなのです。

ハリーは意を決するとハーマイオニーを先に薬草学の授業に行かせてセドリックに「第1の課題」の内容を教えることにしました。

策を講じて2人だけになったハリーはセドリックに課題の内容を早口で告げました。ハリーが土曜の夜以来感じてきた恐怖感がセドリックの目にちらついているのが見えました。

すると背後からコツッコツッと聞き慣れた足音が聞こえて来ました。マッド・アイ・ムーディはセドリックに「もう行け」と命ずるとハリーを自分の部屋に招き入れました。

課題の内容を知っていること。それをセドリックに教えたことを責められるのでは?と思ったハリーでしたがムーディの反応は意外なものでした。

4-2.「呼び寄せ呪文」を大特訓!
そんなわけでハリーはこの後ムーディから自身がクィディッチの名手であることを指摘され「呼び寄せ呪文」でファイアボルトを手に入れればドラゴンを出し抜くことができるということに気づいたわけです。

それからハリーは既に「呼び寄せ呪文」を完璧に習得しているハーマイオニーの指導の元「この呪文」の習得に全力を尽くすことになったわけです。

「第1の課題」を通じて「呼び寄せ呪文」を習得したことは後々ハリーにとっては「意外な所」で「意外な形」で大いに役に立つことになるんですよね。

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ダンブルドア・シリーズ(65)

リータ・スキーターのでっち上げ記事にロンの冷たい態度と・・・ハリーを取り巻く状況は悪くなる一方でしたが11月22日にシリウスに会えるのが唯一の心の支えでした。そんなハリーに救いの手を差し伸べたのはハグリッドと「もう1人」は意外な人物でした。(全4項目)

4-1.唯一の支え
返事の手紙が来てからは11月22日にシリウスに会えるんだということが唯一の支えとなりましたがハリーを取り巻く状況は未だ悪いままでした。

代表選手になってしまったことのショックは少し薄らいで来ましたが「第1の課題」では何が待ち受けているのだろうという恐怖が胸に食い込み始めていました。

「日刊予言者新聞」のリータ・スキーターの記事は例によって例のごとくハリーに関するでっち上げ記事が満載で再びハリーは「針のむしろ」状態に追い込まれました。

そうこうするうちに「第1の課題」前の週末はホグズミード行きが許されましたがハリーはハーマイオニーと一緒に行くことにしたものの「透明マント」を着て村に行くことにしました。

2人が「三本の箒」でバタービールを飲んでいるとハグリッドとマッド・アイ・ムーディがハーマイオニーに声をかけて来ました。

ムーディから「透明マント」の中にハリーが隠れていることを教えられたハグリッドはハリーにそっと真夜中に「そのマント」を着て自分の小屋に来るように言ったのでした。

4-2.ハンガリー・ホーンテール
今夜ハグリッドの小屋に行ったらシリウスに会う時間ギリギリになってしまう。なのでハーマイオニーからは行かないほうがいいかも?と言われたものの・・・

ハグリッドがこんな夜遅くに来るよう言うことなど初めてのことだったのでハリーは「透明マント」を着て11時半にハーマイオニーとすれ違いに談話室から外へと出たのでした。

そして「透明マント」を着たままハグリッドとマダム・マクシームと共に森の奥深くに入ったハリーは驚くべきものを見ることになったのです。

ドラゴンだ・・・それも4頭

つまり代表選手1人に1頭というわけです。これから起こることを見てしまったことを喜ぶべきかどうか?多分よかったのだ。つまり最初のショックは過ぎたということです。

「第1の課題」の内容を見届けたハリーは急いでグリフィンドール寮の談話室に戻ったのでした。こんなに強く誰かと話をしたいと思ったことはなかったハリーなのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(64)

決して望んだわけではないのに心ならずも代表選手になってしまったハリーでしたが、そんなハリーの気持ちを生徒で理解してくれたのはハーマイオニー・グレンジャーただ1人でした。地獄に仏とはこのことですが・・・それでもハリーの置かれた状況が極めて厳しいことに変わりは無かったのでした。(全4項目)

4-1.生徒の中で「たった1人の理解者」
日曜の朝惨めで不安な気持ちで目覚めたハリーが談話室に下りて行くと、ハリーの気持ちを理解していないグリフィンドール生が再び拍手で迎えました。

意を決して出口を押し開いて外に出るとハーマイオニーがナプキンに包んだトースト数枚を持って「ちょっと散歩しない?」と声をかけてくれたのでした。

庭に出てハリーは昨夜テーブルを離れてから起きたことをありのままに説明しました。ハリーはハーマイオニーが何の疑問も差し挟まずに話を受け入れてくれたことに心からほっとしたのでした。

ロンのことでしばらく言い合いをした2人でしたがハーマイオニーが最後にハリーに言ったことは「シリウスに手紙を書かなければならない」ということでした。

三校対抗試合のことも有名だしハリーのことも有名なのだから、どのみちシリウスの耳には必ず入ることなんだからハリーの口から聞きたいはずだと・・・

最初は「こんなこと知らせたら城に乗り込んで来てしまう」と気の進まなかったハリーでしたがハーマイオニーの真剣な説得に折れて用意してあった羊皮紙でシリウス宛ての手紙を書いて出したのでした。

4-2.一発触発の危機を救ったのは!
ハリーが代表選手になったことに慣れてくれば状況はましになるだろうという読みが甘いということを次の日になってハリーは痛感させられました。

普段からハリーを目の敵にして来たドラコ・マルフォイを始めとするスリザリン寮生とスネイプは「ここぞ」とばかりにハリーを攻め立てて来ました。

「魔法生物飼育学」と「魔法薬学」はグリフィンドールとスリザリンの合同授業だったので、どちらの授業もハリーにとっては「針のムシロ」状態でした。

そしてついに決定的なことが「魔法薬学」の授業で起きてしまいました。毎度お馴染みの露骨なスリザリン贔屓でロンとハリーが罰則を受けることに・・・

加えてスネイプが解毒剤の実験台にハリーを指名しようとしていることに気づき「もう我慢の限度を越えた」とハリーが思った瞬間に・・・

地下牢教室にコリン・クリービーが入って来てバグマンさんが呼んでいるので代表選手は上に行かなければならないとスネイプに告げたのでした。

当初は執拗に再びここに戻って来るよう要求していたスネイプでしたが、コリンのスネイプを少し恐れつつも毅然とした態度に・・・

「カバンを持って、とっとと我輩の前から消えろ!」と言い放ちハリーは切れる寸前に地下牢教室を離れることができたのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(63)

4人目の代表選手なんて「そんなんあり?」って感じで全てのグリフィンドール寮生とハリー本人があ然!呆然!とする中、ロンとハーマイオニーも言葉もなくハリーを見つめ返したのですが・・・これから苛酷な試練の連続がハリーを待ち受けていたのでした。(全4項目)

4-1.ついに「その時」が!
上座のテーブルではマクゴナガル先生が立ち上がり緊迫した雰囲気で何事かダンブルドアに囁きました。ダンブルドアは微かに眉を寄せマクゴナガル先生のほうに体を傾け耳を寄せていました。

「僕、名前を入れてない」
「僕が入れてないこと、知ってるだろう」

あまりの事に座ったまま放心したように2人にそう言ったハリーでしたがロンとハーマイオニーも言葉もなくハリーを見つめ返すだけでした。

再びダンブルドアがハリーの名前を呼んで来るよう促し、ハリーはようやく立ち上がって教職員のテーブルに向かって進みましたが、とてつもなく長い道程に思えました。

隣の部屋に入るよう促すダンブルドアの顔には笑顔はありませんでした。おそらくこれからハリーを待ち受ける苛酷な試練の数々が脳裏をよぎったのではないかな?と私は思いますね。

教職員テーブルの一番端に座っていたハグリッドもいつもの挨拶の合図も送らず驚ききった顔でハリーをただ見つめるだけでした。

4-2.ハリーを巡って起きた紛糾
小部屋に入ったものの何と説明してよいやら分からず、ただ立ちすくむハリー!やがて背後でせかせかと足音がしてバグマンがハリーの腕をつかんで前に引き出すと・・・

ハリーが4人目の代表選手であることを告げたのでした。三者三様に戸惑いの表情を浮かべるビクトール・クラム、フラー・デラクール、セドリック・ディゴリーの3人!

この後各校の校長にマクゴナガル先生にスネイプさらにはマッド・アイ・ムーディも加わって激しい議論となりましたが・・・

結局「炎のゴブレット」から名前が出て来た以上ハリーは規則に従って戦う義務があるということで「第1の課題」についての説明を聞くことになったのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(62)

ボーバトンとダームストラング両校の代表団がホグワーツに入り、ついに三大魔法学校対抗試合が開幕しました。三校の代表選手を選ぶのは公正なる選者「炎のゴブレット」であることも発表されて立候補の受付も開始されましたが・・・アッ!と驚く代表選手がアッ!と驚く形で選ばれて一番驚いたのは選ばれた本人でした。(全4項目)

4-1.意外な?形での再登場
ダームストラングの代表団の中に「あの」クィディッチ・ワールドカップのブルガリア代表チームのシーカーだったビクトール・クラムがいるものだから騒然とした雰囲気に・・・

女子学生が数人ポケットを探りながら「ああ、わたし羽根ペンを1本も持ってないわ」とか「わたしの帽子に口紅でサインしてくれると思う?」などと言ったり・・・

クラムの頭の後ろだけでも見ようとリー・ジョーダンが爪先立ちでピョンピョン跳び上がっていたり、ロンはロンでサインを貰えるものなら貰いたい!とハリーに「羽根ペン持ってないか?」と訊ねたり・・・

男女入り乱れての大騒動となったのでした。

4-2.いよいよ開幕!
大広間にホグワーツの全生徒と両校の代表団が入ってディナーとなり、この夜の食事は国際色豊かなメニューで明らかに外国料理とわかるものもありました。

食事が終わるとバグマンとクラウチ氏が対抗試合の審査員に加わることが発表され、その後対抗試合の代表選手に立候補するための手続きの詳細も発表されました。

代表選手を選ぶのは公正なる選者『炎のゴブレット』で人ではなく大きな荒削りの木のゴブレットでした。一見見栄えのしない杯でしたが、その縁(ふち)からは溢れんばかりに青白い炎が踊っていました。

ダンブルドアから代表選手に名乗りを上げたい者は羊皮紙に名前と所属校名を書き、これから24時間以内にゴブレットに入れるようにとの発表がされました。

杯自身には立候補した人の年齢を把握する能力がないためダンブルドアがゴブレットの周囲に年齢線を引き17才に満たない者は何人も線を越えることができないことも同時に発表されました。

それを聞いてフレッドは目をキラキラさせながら「それなら老け薬でごまかせるな?」とゴブレットに名前を入れてしまえば、こっちのもんさと言ったのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(61)

ようやくシリウスに出した手紙の返事が来たもののシリウスが帰って来るなどと言い出したがために心配事が増えてしまったハリーでしたが・・・一方授業はますます難しく苛酷になって来ました。特に「闇の魔術に対する防衛術」がそうでした。(全4項目)

4-1.再びシリウスへ・・・
翌朝早々と目が覚めたハリーは薄明かりの中で着替え談話室に戻ると即座にシリウス宛ての手紙を書いて「戻って来なくていいです」と急いでしたためるとヘドウィグに持たせました。

ヘドウィグは2週間以上かけて遠い所からはるばるシリウスの返事を持ち帰って来たのにハリーが素っ気無い態度を取ってしまったため相当怒っていましたが最終的にはハリーの手紙を持って行ってくれました。

一方「闇の魔術」の授業では驚くべきことにムーディが「服従の呪文」を全ての生徒に順番にかけて生徒がそれに抵抗できるかどうか?を試すと言い出しました。

同類であるヒトに対して使用することは違法だと訴えるハーマイオニーにムーディはダンブルドアの依頼で体験的におまえたちに教えるよう言われたのだと言って実行に踏み切りました。

こうして「その授業」は始まり呪いのせいでクラスメイトが次々と世にもおかしなことをするのをハリーは見ました。誰1人として抵抗できた生徒はいません。術を解かれた時初めて我に返るのでした。

そしてハリーの順番が巡って来ました。呪いをかけられると最高にすばらしい気分となり漠然とした幸福感だけが頭に残りました。

周りのみんなが自分を見つめていることを、ぼんやりと意識しながらその場に立っているとムーディが「机に飛び乗れ」と命令する声が聞こえて来ました。ハリーは膝を曲げ跳躍の準備をしました。

しかし!「待てよ。なぜ?」頭の中で別の声が目覚めました。なおも続くムーディの命令に再び別の声が「気が進まない。嫌だ、そんなこと」

ハリーが唯一ムーディのかけた「服従の呪文」に抵抗したのです!

4-2.当然のことですが・・・
そんなわけでムーディはハリーの力量を発揮させると言って続けて4回も練習させ、ついにはハリーが完全に呪文を破るところまで続けさせました。

どうしてダンブルドアがムーディに「こんな授業」をやらせたのか?というと当然ハリーがヴォルデモートと直接対決した時に備えてのことだったのは言うまでもありません。

そもそも今年度「闇の魔術」の教師にマッド・アイ・ムーディを起用したのはハリーの「服従の呪文」に抵抗する力を引き出すのが最大の目的だったんですね。

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