ダンブルドア・シリーズ(138)

久しぶりにダンブルドアの授業が行なわれましたが何故?こんなに間隔が空いたのかの明確な説明はありませんでした。さらにケィティのネックレス事件でハリーがマルフォイに嫌疑をかけたことについても「やはり」ダンブルドアの口からは歯切れのいい返事はありませんでした。果たしてダンブルドアの真意は?(全4項目)

4-1.久しぶりの・・・
そんなわけで1ヵ月余りの空白を経て久しぶりにダンブルドアの個人教授が行なわれたわけですが最初の話題はやはり土曜日に起きた様々な事柄に関することでした。

ケィティのネックレス事件でハリーがドラコ・マルフォイに嫌疑をかけたことについても話が出ましたがダンブルドアは「この件」については・・・

事件に関わった者は誰であれ取り調べるよう適切な措置を取ると言及するに留まりました。さらに週末「どこに出かけていたのか?」についても・・・

時が来ればハリーに話すことになるであろうと言うに留まったのでした。

4-2.ダンブルドアの見解
学期最初の週末に行なわれた「授業」ではサラザール・スリザリン最後の末裔の1人メローピー・ゴーントが美男子のマグルのトム・リドルに思いを寄せて・・・

魔法(おそらくは愛の妙薬)を使ってメローピーはトム・リドルを掌中に収め駆け落ちしたものの夫のトム・リドル・シニアが・・・

リトル・ハングルトンの館(やかた)に妻を伴なわずに帰って来たというところで話は終わっていました。

何故(なにゆえ)メローピーがトム・マールヴォロ・リドルのちのヴォルデモート卿を生んだ直後に死んでしまったのか?何故息子のために生きようとしなかったのか?についてダンブルドアは・・・

メローピー・リドルは夫に捨てられた時魔法を使うのをやめてしまったのであろうとのことでした。魔女でいることを望まなかったのであろうとも・・・

あるいは報われない恋と、それに伴なう絶望とで魔力が枯れてしまったことも考えられるとのことでした。メローピーは自分の命を救うために杖を上げることさえ拒んでしまったのです。

それがダンブルドアの見解でした。

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ダンブルドア・シリーズ(137)

ダンブルドアはいったいどこで何をしているのだろう?最初の授業から1ヵ月以上が過ぎたのに2度目の授業がいつなのか?なかなか決まりません。そんな中ホグズミード村でぞっとするような恐ろしい出来事が起きたのでした。影で動いていたのはマルフォイ?それとも死喰い人?(全4項目)

4-1.ホグズミード行きの朝に
学期が始まって最初の週末に行なわれたダンブルドアの「授業」でしたが、それ以降は全く行なわれず1ヵ月が経とうとしていました。

「最初の授業」以降ハリーは校長先生の姿を2度しか見かけませんでした。食事に顔を見せることさえ滅多にありませんでした。

ハーマイオニーのダンブルドアが何日も続けて学校を留守にしているという考えは当たっているとハリーは思いました。ハリーは今は少し見捨てられたような気がしていたのでした。

10月の半ばに今学期最初のホグズミード行きの日がやって来ましたが早く目覚めたハリーは「上級魔法薬」の本を読んで過ごしたのでした。

普段は寝室で教科書を読むなどということはしなかったハリーでしたが、プリンスの「上級魔法薬」は読めば読むほど多くのことが書き込まれていることを思い知らされるのでした。

4-2.村で出会ったのは?
そんなわけで朝食の席ではハリーとハーマイオニーの間でプリンスの呪文を巡る激しい議論が交わされたのですがハーマイオニーはプリンスがちょっと怪しげな人物に思えて来たと言ったのでした。

そこへジニーが現れてハリーに手紙を渡しました。見覚えのある細長い文字で巻紙を勢いよく開くとダンブルドアからの手紙で「次の授業」が月曜日の夜と記されてありました。

ハリーは急に気分が軽くなり、うれしくなってジニーに「ホグズミードに一緒に行かないか?」と誘いましたがディーンと行くのでと断られてしまいました。

そこでやはり「いつもの3人」でホグズミードに行くこととなりましたが刺すような向かい風で暖かい談話室で過ごしたほうがよかったとハリーは一度ならず思ったのでした。

こうしてホグズミード村につきましたがゾンゴの悪戯専門店は板が打ちつけられていて営業していないわ、やっと開いている「ハニーデュークス」に入るとスラグホーン先生に出くわすわ・・・

パブ「三本の箒」の前ではグリモールド・プレイス12番地からシリウスの持ち物を盗んでいたマンダンガスに出くわすわで・・・

村にいても不愉快なことばかり起こるので3人は早めに学校に帰ることにしたのでした。が!帰り道で「あのアクシデント」が!・・・

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ダンブルドア・シリーズ(136)

山のように出される宿題と「無言呪文」の練習で大忙しのハリーたち3人でしたが2週目の週末になってようやくハグリッドの小屋を訪れることができたもののハグリッドの態度は不機嫌そのものでした。その原因は?一方ダンブルドアも何が忙しいのか?学校を不在がちの日々が続いていたのでした。(全4項目)

4-1.ハグリッドの憂鬱
「半純血のプリンス」のお陰で「魔法薬学」が突如として得意科目になったハリーでしたが「闇の魔術に対する防衛術」のみならず他の科目でも6年生は「無言呪文」を要求されたため・・・

ハリーたち3人は膨大な量の宿題と「無言呪文」の練習に忙しくてハグリッドの小屋を訪ねる時間など到底作れませんでした。

そんなわけでハグリッドは食事の時にも教職員テーブルに姿を見せなくなり廊下や校庭ですれ違っても3人が挨拶をしてもハリーたちを無視するようになっていました。

4-2.クィディッチの選抜の後に
「訪ねていって説明すべき」というハーマイオニーでしたがロンの意見は「いまさら魔法生物飼育学を取らなかった理由をどう説明しろと言うんだ!」と怒りに満ちた表情で言ったのでした。

そんなハーマイオニーにハリーがクィディッチの選抜の後でハグリッドの小屋に行こうと言いました。ハリーもバグリッドと離れているのは寂しかったからです。

しかしクィディッチの選抜は応募者が多かったため午前中一杯かかりました。昨年度とは一転して新キャプテンのハリーが超人気者だったからです。

ようやく7人のメンバーが決まり第1回の本格的な練習日を次の木曜日と決めてからハリーたち3人はハグリッドの小屋に向かいました。

飼い犬のファングは「いつものように」大歓迎で3人を迎えてハーマイオニーとロンにじゃれかかり耳を舐めようとしましたが・・・

ハグリッドは立ったまま一瞬3人を見ましたが、すぐさま踵を返して大股で小屋に入り戸をバタン!と閉めると中に引きこもってしまいました。

ようやく3人が小屋の中に入りましたがハグリッドは相変わらず不機嫌なままです。必死にハグリッドを説得するハーマイオニーでしたが・・・

ハグリッドが不機嫌だったのはハリーたち3人が「魔法生物飼育学」を取らなかったこと以外にも心配事があったからでした。アラゴグが死にかけているのだそうです。

ハーマイオニーが「何か私たちにできることがあるかしら?」と言ったことでハグリッドの機嫌は少し直りハリーたち3人が小屋をあとにする時は・・・

ハグリッドは3人に手を振って送り出したのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(135)

「半純血のプリンス」のお陰で突如として「魔法薬学」が得意科目になったハリーでしたが喜んだのはハリーだけでロンとハーマイオニーの反応は今1つパッとはしませんでした。一方週末の土曜日には待望のダンブルドアの初授業が行なわれたのでした。(全4項目)

4-1.ダンブルドアの初授業
そんなわけで本当に突如として「魔法薬学」が得意科目となり昨年度とはガラリ!と変わって楽しい学期最初の1週間を過ごしたハリーでしたが、いよいよ土曜日となりダンブルドアの最初の個人教授の日がやって来ました。

校長室に行く途中何故か?偶然トレローニー先生と出くわし隠れたハリーでしたが急いで校長室の入り口にようやく到着すると合言葉を唱えて中へと入りました。

ハリーは何か?ダンブルドアが今夜計画していることを示すようなものはないかと部屋の中を見回しましたがダンブルドアは決闘訓練の準備に場所を広く空けることさえしていないようでした。

ダンブルドアはハリーにヴォルデモート卿が何故(なにゆえ)15年前にきみを殺そうとしたのかを知ってしまった以上何らかの情報を与える時が来たと判断したので・・・

これから先は事実という確固とした土地を離れ記憶という濁った沼地を通り推測というもつれた茂みへの当てどない旅に出るのだと言って・・・

机の上に「憂いの篩」を出したのでした。

4-2.許可を得て「憂いの篩」の中へ
ハリーはこれまでに2度「憂いの篩」の中に入ったことがあります。しかし「その2回」はいずれも持ち主あるいは使用していた人の許可を得ることなく入ってしまったので・・・

出て来た時に気まずい思いをしたり、特に2度目に入った時は見てはならない光景まで見てしまったがために「その後」のハリーの心に暗い影を落としてしまったりしました。

しかし今回はダンブルドアと一緒に今までとは違って許可を得て「憂いの篩」の中に足を踏み入れたというわけです。

初めてのダンブルドアの課外授業でハリーが「憂いの篩」で見たのは魔法法執行部に勤めていたボブ・オグデンという人の記憶でした。

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ダンブルドア・シリーズ(134)

6年目の学期がいよいよ始まり「闇の魔術に対する防衛術」のスネイプの初授業があったりスラグホーンの「魔法薬学」の初授業が行なわれたりしましたが「魔法薬学」の授業風景は先生が代わったことでガラリ!と一変することとなりました。「あの教科書」のお陰もあって・・・(全4項目)

4-1.時間割を配る作業
学期2日目の朝食後ハリーたちはマクゴナガル先生が教職員テーブルから降り立つのを待ちました。何故なら時間割を決めるのに各科目で必要とされる成績をふくろう試験で取れているかどうか?を確認するためです。

ハーマイオニーは即座に全ての授業の継続を許されました。「呪文学」「闇の魔術に対する防衛術」「変身術」「薬草学」「数占い」「古代ルーン文字」「魔法薬学」の7科目

ネビルは「変身術」を希望したもののふくろうの成績が「可・A」だったため却下され代わりに「良・E」を取っている「呪文学」を取ったらどうですか?と言われたのですが・・・

その際マクゴナガル先生から「あなたのおばあさまは、どういう孫を持つべきかという考えではなく、あるがままの孫を誇るべきだと気づいてもいいころです」と・・・

予想外の「お褒めのお言葉」をもらって顔中をピンクに染め、まごついて目をパチクリとさせる一幕もありました。

ハリーとロンは共に「呪文学」「闇の魔術に対する防衛術」「薬草学」「変身術」そして「魔法薬学」の5科目を取ることになりました。

スネイプ先生はふくろうで「優・O」を取っている生徒しか教えないとのことでしたがスラグホーン先生は「良・E」の生徒も受け入れるとのことで・・・

ハリーとロンも急遽「魔法薬学」を取ることにしたのでした。

4-2.念願の教職の初授業
マクゴナガル先生から渡された自由時間だらけの時間割を見て大いに喜ぶロンでしたが2人が最初に受けた授業は例の「闇の魔術に対する防衛術」でした。

「我輩はまだ教科書を出せとは頼んでおらん」

生徒と向き合うため教壇の机に向かって歩きながらスネイプは言いました。慌てて教科書をカバンに戻すハーマイオニー「その後」はスネイプお得意の?演説で授業は始まりました。

そしてスネイプが最初の授業でいきなり提示した課題が「無言呪文」でした。無言で呪文をかければ敵対者に対して何の警告も発しないので相手に一瞬の先手を取る利点になるというわけです。

2人1組になっての「無言呪文」の練習ということになりましたが大部分というかハーマイオニー以外にできる生徒は見当たりません。

生徒たちが練習する間をバサーッと動き回っていたスネイプでしたがハリーとロンの練習を立ち止まって見ていたスネイプがいきなり・・・

「悲劇的だ、ウィーズリー」「どれ、我輩が見本を」

そう言うが早いがハリーに杖を向けたのでハリーは無言呪文など忘れて本能的に反応しました。「プロテゴ!護れ!」と叫ぶと・・・

ハリーの「盾の呪文」があまりにも強烈だったのでスネイプはバランスを崩して机にぶつかりました。その後さらにハーマイオニーを含めた何人かが息を呑む言葉を発したハリー!

直ちにスネイプがハリーに罰則を命じたのは言うまでもないことでした。

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ダンブルドア・シリーズ(133)

ドラコ・マルフォイに「金縛りの呪文」をかけられて全く身動きが取れなくなってしまったハリーでしたが「この後」意外といえば意外な人物に窮地を救われて何とか列車から降りることができたのでした。そして大広間で衝撃の発表を聞くことになったのでした。(全4項目)

4-1.救世主現る?
全く動くことができず呻き声1つ挙げることもできず「このまま」ロンドンに戻ることになるのだろうか?と絶望感を強めていたハリーでしたが・・・

「透明マント」が勢いよく剥がされて「よっ、ハリー」という声と共に赤い光が閃いてハリーの体が解凍しました。顔を上げるとトンクスでした。

列車はもう走り始めていたのでハリーはトンクスに続いて急いで通路に出るとプラットホームに飛び降りました。着地でよろめき体勢を立て直した時には機関車は角を曲がってすぐに見えなくなりました。

マルフォイに踏みつけられた鼻を直してもらったあとトンクスは「マントを着たほうがいい」とにこりともせずに言い2人は学校に向かって歩き始めたのでした。

4-2.迎えに来たのは?
学校に向かう道すがら「どうやって」ハリーを見つけたのか?や「そもそも」何でここにいるのか?などをトンクスに訊ねたハリーでしたが・・・

トンクスは今学校の警備を補強するためにホグズミードに配置されていることやハリーが列車から降りていないことに気づいていたことや「透明マント」を持っているのを知っていたことをハリーに話したのでした。

去年までのトンクスは時にはうるさいと思うぐらい聞きたがり屋だったし、よく笑い冗談を飛ばしたりしていましたが・・・

今のトンクスは老けたように見えましたし、まじめで決然としていました。ハリーはこれが魔法省で起こったことの影響なんだろうか?と思いました。

ハーマイオニーならシリウスが死んだのはトンクスのせいじゃないと慰めの言葉をかけなさいと言うよう促したカモ?しれませんが・・・

もちろん!ハリーはトンクスを責める気はさらさらありませんでしたし何よりもシリウスのことを話題にしたくはなかったので寒い夜をひたすら黙ってテクテク歩いたのでした。

いつも馬車で移動していたので駅から学校までの距離がこんなにあるとは気づきませんでした。ようやく門柱が見えた時にはハリーは心底ホッとしました。

「アロホモーラ!」も通じないし「侵入者避け呪文」が至る所にかかっているし夏の間に警備措置が100倍も強化されたので絶対に入れないと・・・

トンクスが取りつく島もないといった感じで全てを否定するのでイライラしてきたハリーでしたがトンクスによると誰かがハリーを迎えに来るとのことでした。

そしてランタンの灯りを揺らしながら現れたのは?

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ダンブルドア・シリーズ(132)

夏休みも残すところ「あと1週間」となりましたがハリーの頭の中は「夜の闇横丁」でのドラコ・マルフォイの不可解な行動に支配されていました。そうこうする内に9月1日となりホグワーツに戻る日がやって来ましたがホグワーツ特急内でまた一波乱ありました。(全4項目)

4-1.すれ違う思い
そんなわけで夏休みの「最後の1週間」をボージン・アンド・バークスでのマルフォイの行動の意味を考えて過ごしたハリーでしたが・・・

そんなハリーを苛立たせたのはハリーほどにはマルフォイの行動に関心を示さないロンとハーマイオニーでした。ハリーが1人で話すばかりで2人はほとんど上の空といった感じです。

明日はホグワーツに戻るという夏休み最後の日も無反応の2人を相手に話し続けていたハリーでしたが、そんなハリーの脳裏に驚くべき考えが閃いたのでした。

それは父親に代わってドラコ・マルフォイが死喰い人になったのではという考えでした。しかし2人の意見は16才のマルフォイをヴォルデモートが受け入れるハズがないというものでした。

苛立ちながらも自分の考えは絶対間違いないと確信するハリーでしたが2人はあくまでもヴォルデモートが16才のマルフォイを入れるなんてことはありえないと言うのでした。

4-2.9と3/4番線のホームにて
翌日となってホグワーツに出発する日となりましたがキングズ・クロス駅で待っていたのは陽気なハグリッドではなくマグルの黒いスーツを着込んだ無愛想な闇祓いでした。

粛々とした効率のよさに面食らいながら9と3/4番線のホームに辿り着いた一行でしたが、ハリーはとっさに意を決すると1週間前のことをウィーズリーおじさんに打ち明けることにしたのでした。

ウィーズリーおじさんに事の次第を話して急いで列車に乗り込んだハリーでしたが列車内でハリーを待ち受けていたのは去年とは180度違う女の子たちの羨望の眼差しでした。

そんなハリーに声を掛けて来たのは魔法省で共に戦ったネビルとルーナ・ラブグッドでした。3人は無言で見つめる生徒の群れの中を歩き始めると・・・

空いているコンパートメントを見つけて中に入ったのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(131)

「日刊予言者新聞」には連日失踪事件や奇妙な事故さらには死亡事件などが報道されていましたが「隠れ穴」とハリーはそれらとは全く別世界のように平和な日々が続いたのでした。しかし!ウィーズリー一家ほぼ総出で出かけたダイアゴン横丁では「ちょっとした波乱」があったのでした。(全4項目)

4-1.初めてづくし?
と!いうわけで「隠れ穴」にはおそらくハリーの人生で最長ということになるのではないかな?と私は思うんですが1ヵ月半の長期滞在ということになりました。

そこでハリーにとっては生まれて初めての大きな出来事が「2つ」あったんですよね。1つ目は生まれて初めての誕生日パーティがあったことです。

しかし!パーティに出席したリーマス・ルーピンが身の毛もよだつ知らせを持ち込んで誕生祝いが台無しになったのでウィーズリーおばさんは不機嫌でした。

吸魂鬼の襲撃事件やらイゴール・カルカロフの死体が発見されて、その上に「闇の印」が上がっていた話やら挙句の果てにはビルやウィーズリーおじさんまでもが・・・

ダイアゴン横丁ではハリーにいつもアイスクリームをただでくれていたフローリアン・フォーテスキューや杖職人のオリバンダーが行方不明になったんだそうです。

その一方で「うれしい知らせ」もありました。8月1日にはホグワーツからの手紙と教科書のリストが届いたのですがハリーへの手紙にはびっくりすることが含まれていました。

クィディッチのキャプテンになったのです。

4-2.ダイアゴン横丁へ
学校から教科書のリストが届いたということで先延ばしにしていたダイアゴン横丁行きをどうしてもしなくてはならないということになりましたが・・・

ウィーズリーおばさんは相変わらず慎重で夫のウィーズリーおじさんが仕事を休めなければ決して行かないと言うのでした。

とある週末の土曜日にようやく行けるということになり「隠れ穴」の前に魔法省の車がやって来ました。留守番のビルとフラーに見送られて一行はダイアゴン横丁に向かいました。

闇祓いの大部隊に囲まれて買い物をするなんて気が進まないなと思っていたハリーでしたが「漏れ鍋」の前でハリーたちを待ち受けていたのは何と!ハグリッドでした。

一行はウィーズリーおじさんの提案でマダム・マルキンとフローリシュ・アンド・ブロッツの二手に分かれて効率良く買い物を済ませることになりました。

おばさんは買い物を早く済ませたい気持ちと一塊になっていたい気持ちの間で迷っていましたがハグリッドに促されて教科書を買いにそそくさと走って行ったのでした。

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ダンブルドア・シリーズ(130)

スラグホーンの説得を終えて久しぶりに「隠れ穴」にやって来たハリーでしたが、そこでは「あの人」との久々の対面があったり、ふくろう試験の結果が届いたりと「それなりに」慌ただしい朝の一時(ひととき)となったのでした。果たしてハリーの試験の結果は?ロンとハーマイオニーの成績は?(全4項目)

4-1.3度目の滞在
話を終えて箒小屋を出るとハリーとダンブルドアは「隠れ穴」の裏口に近づきました。ダンブルドアが3度戸を叩くと台所の窓越しに中で急に何かが動くのが見えました。

ダンブルドアが来訪を告げてハリーを連れて来たことを伝えると、すぐに戸が開いて着古した緑の部屋着を着たウィーズリーおばさんが立っていました。

家の中に入ると真夜中なのにウィーズリーおばさんは1人ではありませんでした。くすんだ茶色の髪に蒼白い顔をしたトンクスが大きなマグを両手に挟んでテーブル脇に座っていました。

トンクスはハリーと入れ替わるようにダンブルドアは魔法大臣と会わなくてはならないと言って早々に帰ってしまいハリーはウィーズリーおばさんの作ったあり合わせのスープとパンを掻き込んだ後・・・

今度は遅い帰宅をしたウィーズリーおじさんと入れ替わるように台所を後にしてベッドに入ったのでした。

4-2.久々の対面
ベッドに入って数秒後に・・・とハリーには思えましたが大砲のような音がするやらカーテンがサーッと開く音やらで起こされてしまいました。

ようやく目の焦点が合うと部屋に乱入して来ていたのはロンとハーマイオニーでした。たった今ハリーがもう来ているとウィーズリーおばさんから聞いたようです。

2人の関心事はハリーがダンブルドアと「どこへ行ったのか?」のようでしたがハリーが事の経緯を説明すると予想とは違っていたらしくガッカリした様子でした。

さらに「そこ」に乱入して来たのはジニーでした。ジニーが加わるとハリーは突如として3人の会話の内容が理解できなくなったのでした。

「あの女(ひと)」を巡って何やら女性2人とロンが少々険悪な雰囲気なので「誰のことを言っているの?」とハリーが訊きかけたのですが・・・

ハリーが質問を言い終わらない内に答えが出ました。部屋の戸がパッ!と開くと入り口には若い女性が立っていました。朝食が載った盆を持って現れたのはフラー・デラクールその人でした。

今回の登場は長男ビルの婚約者としてのものでした。

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ダンブルドア・シリーズ(129)

ダンブルドアと共にバドリー・ババートンという村に「付き添い姿現し」でやって来たハリーでしたが、その目的は「かつての同僚」でホグワーツで共に教鞭を取っていた「あの人」を学校に戻って来るよう説得するためでした。果たしてハリーの役割は?またハリーを連れて来たダンブルドアの思惑は?(全4項目)

4-1.バドリー・ババートンに
そんなわけで初めて学校の外でダンブルドアとじっくり話し合う機会を持つことができたハリーでしたがハリーの胸中は幾分複雑なものだったようです。

と!いうのも「わずか2週間程」前にハリーは学校の校長室で散々怒鳴ったばかりかダンブルドアの持ち物を力任せに打ち砕いて暴れたからです。しかしダンブルドアはそんなことは全く気にしていないようでした。

プリベット通りの端に辿り着くとダンブルドアが急に立ち止まってハリーに「君は当然姿現しテストには合格しておらんの?」と訊ねました。

「姿現し」テストは17才にならないと受けられないので「次の移動先」には付き添い姿現しで行くことになりダンブルドアは「腕にしっかりつかまらなくてはならぬ」と言って左腕を差し出したのでした。

到着したのは寂(さび)れた村の小さな広場で広場の真ん中には古ぼけた戦争記念碑が建ちベンチが幾つか置かれていました。

4-2.ホラス・スラグホーン初登場!
ダンブルドアは微笑んで旅行用マントの襟元を合わせ直すと「こっちじゃ」と言ってきびきびした歩調で歩き始めました。通る道すがら近くの教会の時計を見るとほとんど真夜中でした。

ハリーは「ここはいったいどこなのか?」や「これから何をするのか?」などを訊ねながら未だ分らぬ目的地に向かってダンブルドアについて歩を進めて行きました。

ダンブルドアの説明によると到着したのはバドリー・ババートンという村で、ここに来たのは「またしても」先生が1人足りないので・・・

かつての古い同僚を引退生活から引っ張り出しホグワーツに戻るよう説得するために来たのだそうです。何故(なにゆえ)にハリーを連れて来たのか?はいずれ判るとのことでした。

「その人物」の家に到着する途中ハリーは「姿現し」の礼儀についての説明を聞いたり今度新たに魔法大臣に就任したルーファス・スクリムジョールについての見解を聞いたりしました。

2人は話が弾んで魔法省が送ってきたパンフレットの話やら亡者の話やら内容は多岐に渡りましたが、そうこうする内に「かの人物」の家に到着したようです。

狭い玄関ホールを抜けて杖灯りを掲げながら居間に入って行くと乱暴狼藉の跡が目に飛び込んで来ました。バラバラになった床置時計やらピアノの鍵盤やらシャンデリアの残骸が散らばっています。

何やら恐ろしいことが起こったのでは?と思わず息を呑むハリーでしたが「目当ての人物」は実は姿を変えて潜んでいたのです。

ダンブルドアは突然さっと身を翻すと膨れすぎた肘掛椅子のクッションに杖の先を突っ込みました。すると椅子が叫ぶではありませんか!

今の今まで肘掛椅子があった所に堂々と太った禿の老人が下っ腹をさすりながら涙目で恨みがましくダンブルドアを見上げていました。

それがダンブルドアのかつての同僚だったホラス・スラグホーンでした。

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ダンブルドア・シリーズ(128)

昨年度は不死鳥の騎士団のメンバーが大挙して大勢でハリーを迎えにダーズリー家を訪問しましたが、今年は何故か?ダンブルドアが「1人」でハリーを迎えにダーズリー家にやって来ました。それは色々と片付けなければならない諸問題があったからでした。(全4項目)

4-1.ダンブルドアがダーズリー家に
金曜日の夜11時にダンブルドアがハリーを迎えにダーズリー家にやって来るということで午後7時から窓際に陣取っていたハリーでしたが・・・

部屋の中には雑多な持ち物がばら撒かれていたり机の上には新聞が雑然と広げられて派手な大見出しが載っているのが見えたのでした。

ハリー・ポッター、選ばれし者?

スクリムジョール、ファッジの後任者

魔法省、生徒の安全を保証

大きなトランクが部屋の真ん中に置かれていましたが、ほとんど空っぽで「まもなく出かける」というには程遠い状況でした。

おまけに眠っていたハリーでしたが11時になって窓の外の街灯が消えるのを合図に起きたハリーは慌てて荷物をトランクに投げ込み入れ始めました。

背の高い人物が長いマントを翻して庭の小道を歩いて来るのが見えたからです。

4-2.シリウスの遺言
ハリーがあらかじめダンブルドアの来訪を告げていなかったため唖然・呆然とするバーノン叔父さんでしたがダンブルドアはすばやく敷居を跨いで中に入ると玄関の戸を閉めました。

ダンブルドアが居間に入ろうとするので「出かけるんじゃありませんか?」と心配そうに訊いたハリーにダンブルドアは・・・

もちろんそうだが出かける前に幾つか話し合っておかなければならないことがあるので叔父さんと叔母さんのご好意に甘えさせていただくことにしたと答えたのでした。

暖炉に一番近い肘掛椅子に腰を下ろしたダンブルドアは1週間前にシリウスの遺言が見つかって所有物の全てがハリーに遺されたことを告げたのでした。

そんなわけでクリンゴッツのハリーの口座にほどほどの金貨が増えて「それはそれで」良かったのですが中には少々(かなり?)やっかいな私有財産もあったのです。

最たるものは屋敷しもべ妖精のクリーチャーでした。

ハリーは「こんな」シリウスを裏切った生き物を所有するなんて考えるだけでも厭わしいという気持ちでしたが、この1年クリーチャーが騎士団本部で暮らしていたことを考えると事はそう単純には片付けられません。

ダンブルドアはハリーにクリーチャーに「命令してみるのじゃ」と言ったのでした。ハリーの所有に移っているならクリーチャーはハリーの命令に従わなくてはならないのだそうです。

ハリーは他に何も思いつかないまま「クリーチャー、黙れ!」と言いました。クリーチャーは一瞬窒息するかのように見えましたが・・・

死に物狂いで口をパクパクさせ数秒間必死で息を飲み込んでいましたがカーペットに身を投げ出し両手両足で床を叩いて激しく・・・しかし完全に無言で癇癪を爆発させていました。

ハリーの命令に従ったのです。

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ダンブルドア・シリーズ(127)

先回の記事から「謎のプリンス」編に突入しています。これまでローリングさんはほとんど常にハリーとダンブルドア側からの視点で描いていましたが「この章」は極めて珍しい100%「闇の陣営」の側に軸足を置いて書かれた内容になっています。セブルス・スネイプの二重スパイとしての存在がいっそう際立つ内容になっています。(全4項目)

4-1.ナルシッサとベラトリックス
廃墟になった製紙工場の名残の巨大な煙突がそそり立つのが見える暗い川のほとりにフードを被ったすらりとした姿が忽然と現れました。

あとを追うように2人目のフードを被った姿が現れました。2人目の女が追う獲物は一瞬立ち止まって振り返りましたが、それを振り払うように歩き始めました。

2人目の女が追いついて、もう1人の腕をつかんで引きとめましたがナルシッサと呼ばれた女はつかまれた腕を振り解いて再び歩き始めました。

再びベラと呼ばれた女が追いついて「あいつは信用できない」からいけないと説得にかかりましたがナルシッサは「闇の帝王は信用していらっしゃるわ」と怒ったように答えたのでした。

なおも執拗に説得を試みるベラにナルシッサが凄んで杖を取り出しました。自分の姉に「あんたにはできやしない」と笑うベラにナルシッサは「できないことなんか、もう何もないわ!」と・・・

ナイフのように杖を振り下ろしたのでした。

4-2.スネイプとベラトリックス
そんなわけでスピナーズ・エンドのスネイプの隠れ家(自宅?)に到着したナルシッサとベラトリックス・レストレンジだったのですが・・・

かなり急き込んだ様子で誰にも何も言うなと云われてはいるが、あなたしか私を助けられる人はいないと思ってと言うナルシッサに対して・・・

特に今の相手の前では黙っているべきだろうと言うベラトリックスにスネイプは「今の相手?」と皮肉たっぷりに繰り返したのでした。

「どう解釈すればよいのかね?」と言うスネイプに対してベラトリックスは「おまえを信用していないってことさ」と言い放ったのでした。

そこでスネイプはナルシッサにベラトリックスが言いたくてうずうずしていることを聞いたほうが良さそうだと言ってベラトリックスに「いかなる理由」で我輩が信用できないのだ?と訊いたのでした。

ベラトリックスはテーブルの上にワインの入ったグラスを叩きつけながら「理由は山ほどある!」とスネイプを疑う根拠の数々を言い始めたのでした。

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