7巻のリーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクス(後編)

長男誕生!の吉報に沸き立つ「貝殻の家」さらに名付け親に指名されて大喜びのハリーでしたが、そんな幸福感も束の間のこととなってしまいました。親子を引き裂いたのはホグワーツ魔法魔術学校を舞台にした激しい戦いでした。(全3項目)

3-1.ハリー名付け親に!
ハーマイオニーからは泣き声で「あんまりだわ!」と言われてしまうし、ロンもまた「あんなこと、ルーピンに言うべきじゃなかったぜ」と責められるしで・・・

「身から出た錆だ」と2人には言ってみたもののハリーの心にはバラバラなイメージが目まぐるしく出入りしていたのでした。

後悔がどっと押し寄せて来てハリーは気分が悪くなりました。それでもこれでルーピンがトンクスの所に帰ったなら言ったかいがあったと思うハリーとハーマイオニーなのでした。

そんなハリーたち3人とルーピンが再会したのは3人がビルとフラーの新居「貝殻の家」に滞在していた時でした。その知らせは唐突にそして突然もたらされたのでした。

正面玄関でバーンと音がすると家の中に緊張感が走りました。フラーが怯えた顔でキッチンから駆け込んで来ました。ビルは勢いよく立ち上がると杖をドアに向けました。

すると風の唸りに消されないようにと叫ぶルーピンの声が聞こえました。ハリーは背筋に冷たいものが走りました。何か悪い知らせを持って来たのでは?と思ったからです。

扉の向こうにいるのがルーピンだと知ってビルはドアに駆け寄り急いで開けました。真っ青な顔で旅行マントに身を包み風にあおられた白髪は乱れていました。ルーピンは敷居に倒れ込みました。

ルーピンは立ち上がって部屋を見回し誰がいるのかを確かめた後大声で叫びました。テーブル中が喜びに沸き安堵の吐息を漏らしたのでした。ルーピンの知らせは?

「男の子だ!ドーラの父親の名前を取って、テッドと名付けたんだ!」

ルーピンは幸せでぼーっとしているように見えました。ルーピンはテーブルをぐるっと回ってハリーを抱き締めました。グリモールド・プレイスでの出来事が嘘のようでした。

「君が名付け親になってくれるか?」

ハリーは驚くと共に感激しました。ルーピンも「君ほどぴったりの人はいない」とさらにトンクスも大賛成だと言ったのでした。

新しい生命の吉報がみんなの心を躍らせて夢中にさせ、しばしの間は包囲されていることも忘れさせてくれました。全員に笑いかけるルーピンはハリーがこれまでに見たルーピンよりも何歳も若く見えたのでした。

「いや・・・いや・・・本当にもう帰らなければ」

もう一杯と勧められるワインを断ってルーピンはマントの紐を締めると別れの挨拶に女性を抱きしめ男性とは握手をして満面の笑みを浮かべながら荒れた夜へと戻って行ったのでした。

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7巻のリーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクス(前編)

当サイトとしては「この2人」を取り上げないわけにはいかないでしょう。10才以上年下の若い奥さんに恵まれて、さらにトンクス妊娠!というコトで幸福度最高潮と思いきや?全て何もかもが順風満帆とは行かないようです。何ゆえルーピンはそんなに苦しまなくてはならないのでしょうか?(全3項目)

3-1.トンクスはうれしそうだけど・・・ルーピンは?
ダンブルドアの葬儀には髪の毛の色が再びショッキング・ピンクになってルーピンと手をつないで参列していたトンクスだったんですが・・・(プリンス下巻488ページ)

次にハリーがトンクスとルーピンに会ったのはプリベット通り4番地に騎士団が13人という大所帯でハリーを迎えに来た時でした。(死の秘宝上巻64ページ)

その時既にトンクスの左手には結婚指輪が光っていてトンクスはハリーに向かって左手を振って見せたのでした。「結婚したの?」とハリーが思わず叫んでルーピンに視線を移すと・・・

ルーピンはハリーを呼ぶことができなくて残念だった。ひっそりとした式だったのでねとハリーに答えたのでした。

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セブルス・スネイプとアルバス・ダンブルドア~師弟を越えた関係?(4)(シリーズ最終回)

今週は第7巻「死の秘宝」を通じて明らかになったセブルス・スネイプとアルバス・ダンブルドアの濃密な関係について考えて来ましたがシリーズ最終回の今日は先回までの内容を踏まえて改めて「この2人」について考察してみたいと思います。(全3項目)

3-1.2人が交わした約束
以前の記事でも散々取り上げていますが騎士団下巻213ページではハーマイオニーがロンに「何度スネイプを疑えば気がすむの?それが一度でも正しかったことがある?」と怒っていますね。

さらにハーマイオニーはダンブルドアが信用しているのだからと繰り返し言っています。つまりダンブルドアを信じられないのなら誰を信じればいいのか?と・・・

プリンス下巻17ページではルーピンがスネイプを信用するのか?しないのか?の判断をする役目はダンブルドアが担っている。だから私たちは判断する必要がないんだと言っています。

プリンス下巻450ページではマクゴナガル先生が「スネイプを信用するに足る鉄壁の理由があるとダンブルドアは常々そう仄めかしていました」と言っています。

マクゴナガル先生もまたスネイプは過去が過去でしたから当然みんなが疑ったと、しかしダンブルドアはスネイプの悔恨は絶対に本物だと・・・スネイプを疑う言葉は一言も聞こうとしなかったと言っていますね。

そして第7巻「死の秘宝」で何ゆえヴォルデモートがハリーを襲って凋落する以前からスネイプがヴォルデモートを裏切ってダンブルドア側に寝返ったのか?の理由が明らかになったというわけです。

スネイプは自分の好きな女(ひと)の命を救うためにヴォルデモートを裏切りダンブルドアの密偵になったということだったんですね。

そして最も憎んでいたジェームズ・ポッターの息子に自分の気持ち(リリーへの思い)を知られるなんて到底耐えられないということで・・・

ダンブルドアもまた「きみの、たっての望みとあらば」とため息をつきながら決して「そのこと」は誰にも言わないと約束したのでした。

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セブルス・スネイプとアルバス・ダンブルドア~師弟を越えた関係?(3)(4回シリーズ)

愛するリリーのために!今日という日まで闇の帝王を裏切って密偵になってまで「その」一人息子を守り続けて来たのに!今までの苦労は何だったんだ!私はダンブルドアに利用されていたのか?ついにスネイプはハリーの苛酷な運命を知ってしまったのでした。(全3項目)

3-1.ハリーの残酷な運命
「閉心術」もできず魔法も凡庸で、さらに闇の帝王の心と直接に結びついている少年に「より多く」のことを打ち明けている!そう不満を漏らすスネイプにダンブルドアは・・・

今夜11時に校長室に来ればわしが君を信用していないなどとは言えなくなるだろうと言ったのでした。そしてスネイプは校長室で衝撃の事実を聞かされることになったのでした。

ダンブルドアは自分の死後にヴォルデモート卿が「あの蛇」の命を心配して自分の命令を実行させるのをやめ魔法の保護の下に安全に身近に置く時が来るだろうと言ったのでした。

そして「そういう状況」になった時であれば多分ハリーに話しても大丈夫だろうと言ったのでした。スネイプが「何を話すと?」と訊くと・・・

ダンブルドアは深く息を吸い目を閉じると・・・

ヴォルデモート卿がハリーを殺そうとした夜、リリーが盾となって自らの命をヴォルデモートの前に投げ出した時「死の呪い」はヴォルデモートに撥ね返り・・・

破壊されたヴォルデモートの魂の一部が崩れ落ちる建物の中に唯一残されていた生きた魂に引っかかったのだと!すなわちヴォルデモート卿の一部がハリーの中で生きているのだと・・・

「その部分」こそがハリーに蛇と話す力を与えヴォルデモートとの心の繋がりをもたらしている。したがってヴォルデモートの魂のかけらがハリーに付着して守られている限り・・・

ヴォルデモートは死ぬことができない!

「この時」スネイプは知ってしまったのです。

ハリーの残酷な運命を!・・・

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セブルス・スネイプとアルバス・ダンブルドア~師弟を越えた関係?(2)(4回シリーズ)

スネイプの組分けは間違っていた?どうしてスネイプはハリーに「臆病者」と言われてあんなに激高したのか?ハグリッドが漏れ聞いた「あの夜」の会話は実際にはどういう内容だったのか?第7巻ではスネイプとダンブルドアに関する衝撃の事実が続々と明らかになりました。(全3項目)

3-1.クリスマス・ダンスパーティの夜は更けて
時は流れて三校対抗試合のクリスマス・ダンスパーティの夜にスネイプとダンブルドアは玄関ホールで少し離れて立っていました。

ダンスパーティの最後の門限破りたちを見送りながらスネイプはダームストラングのカルカロフ校長の「闇の印」の状況をダンブルドアに報告していたのでした。

スネイプはポッター夫妻が殺された直後にダンブルドアから「闇の帝王は戻って来る」と聞かされていたので、ある程度の覚悟と心の準備はできていたのでしょうが・・・

カルカロフ校長は再び腕の刻印が濃くなって来るなどとは全く予想だにしていなかったのでしょう。スネイプにも「刻印が熱くなったら俺は逃げる」と言ったそうです。

「きみも一緒に逃亡したいのかな?」と問うダンブルドアにスネイプは「私はそんな臆病者ではない」と即座に逃げるつもりなどないと答えたのでした。そんなスネイプにダンブルドアは・・・

「きみはイゴール・カルカロフより、ずっと勇敢な男じゃ。のう、わしはときどき『組分け』が性急すぎるのではないかと思うことがある」と・・・

衝撃の一言を残して「その場」を去って行ったのでした。

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セブルス・スネイプとアルバス・ダンブルドア~師弟を越えた関係?(1)(4回シリーズ)

先々週はセブルス・スネイプとハリーのお母さんリリー・エバンズを取り上げましたが今週はスネイプとダンブルドアについて考えてみたいと思います。第7巻「死の秘宝」では何ゆえダンブルドアが「あそこまで」スネイプを信頼・信用していたのか?の真相が明らかになりました。(全3項目)

3-1.再会
第7巻「死の秘宝」の第33章「プリンスの物語」のスネイプの記憶は5年生の学期末から一気にホグワーツ卒業数年後に飛んでいて既にリリーはジェームズ・ポッターと結婚してハリーが生まれています。

シビル・トレローニーによって闇の帝王を打ち破る力を持った者が7月の末に生まれるとの予言が成されましたが、ヴォルデモートが「その者」をハリー・ポッターだとの結論を出したため・・・

このままではリリーが夫のジェームズ・ポッターと息子のハリー共々殺されてしまうためスネイプはダンブルドアに会って何とかリリーを救って欲しいと懇願したのでした。

ダンブルドアはスネイプに「あの女(ひと)」がおぬしにとってそれほど大切な人ならヴォルデモート卿はリリーを見逃してくれるのでは?と言ったのに対して・・・

スネイプはもちろん私はそうしてくれるよう頼んだなどというものだからダンブルドアからは自分の好きな人さえ助かればリリーの夫と息子は死んでもいいと言うのか!と厳しく叱責されたのでした。

そこでスネイプは「それでは全員を隠してください」とポッター一家全員を安全に隠してくださいとダンブルドアに頼んだのでした。

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ヴォルデモート卿の誤算(4)(シリーズ最終回)

ついにダンブルドアを亡き者にして邪魔者はハリー・ポッターただ1人となりましたが・・・取り逃がしたばかりか「そのハリー・ポッター」と仲間2人が自分の一番大切なものを奪って行ったのです。何ゆえあの小僧が俺様の秘密を知ることができたのか?怒りと恐怖に打ち震えるヴォルデモートでしたが!やはり「あの人物」が裏で糸を引いていたのでした。(全3項目)

3-1.またしてもハリーを・・・
ついに!ダンブルドアを始末して残る邪魔者はハリー・ポッターのみとなりました。セブルス・スネイプの情報によるとハリー・ポッターは・・・

不死鳥の騎士団が来る土曜日の日暮れに現在の安全な居所から騎士団の誰かの家に移動させて隠すとのことでした。その家には騎士団と魔法省の双方が可能な限りの防衛策を施したとのことでした。

いったん「そこ」に入ってしまえばハリー・ポッターを奪う可能性はなくなるとのことでヴォルデモートは移動中のところを捕えてハリーを仕留めることにしたのでした。

スネイプの情報通りハリーがプリベット通り4番地を出たのは30日ではなく土曜日の日暮れでした。スネイプの情報のほうが正解だったのです。

拉致した杖職人のオリバンダーから双子の杖のことを聞き出していたヴォルデモートはルシウス・マルフォイの杖を持ってハリーを追ったのでした。

ところが!ついにハリー・ポッターを仕留めることができると思った瞬間「またしても!」予想外のアクシデントが起きてハリー・ポッターを取り逃がしてしまったのです。

ハリーの杖から発射された呪文でルシウスの杖が破壊されたのです。慌ててそばにいたセルウィンの杖を使って「死の呪文」を発射しようとしたヴォルデモートでしたが・・・

ハリーは騎士団と魔法省が施した保護圏内に入ってしまい・・・

またしてもヴォルデモートはハリーを殺し損ねてしまったのでした。

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ヴォルデモート卿の誤算(3)(4回シリーズ)

13年ぶりに復活を成し遂げたヴォルデモートでしたが自分を「13年間」沈黙させることになった「予言」の全容を知ろうと策略を巡らせましたが・・・またしても「その前」に立ちはだかったのは?やはり「あの人物」でした。(全3項目)

3-1.「予言」を巡る攻防、その1
復活を成し遂げ自身の身体を取り戻したヴォルデモート卿でしたが当初思い描いていた計画と違う点が生じたため行動を慎重にしなければなりませんでした。

それは生きて返す予定ではなかったハリー・ポッターをダンブルドアの元に生還させてしまったことでした。復活したことを一番知られたくない人物に知られてしまったのでした。

しかし!その一方で生きて返してしまったからには利用しない手はないだろうということでヴォルデモートはハリー・ポッターを使って・・・

魔法省の神秘部に保管されているハリーと自身に関するシビル・トレローニーによって成された「予言」の全容が封印された「ガラス球」を入手することにしたのでした。

何故なら「そのガラス球」を手にすることができるのは封印された予言に関わる者しかできないからです。ヴォルデモートは他の者を使って奪おうとした時に「そのこと」に気づいたのでした。

ヴォルデモートの策略にハマって魔法省の神秘部にシリウスを助けに来たハリー、ロン、ハーマイオニーとジニー、ネビル、ルーナの6人でしたが・・・

ハリーが「予言球」を手にした途端6人は倍の数の死喰い人に取り囲まれていたのでした。

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ヴォルデモート卿の誤算(2)(4回シリーズ)

これまでの人生でヴォルデモートの行く手を煩わせていたのはダンブルドア1人だけだったのですが・・・それがシビル・トレローニーによって成された「予言」でさらに「もう1人」新たなる脅威が現れてしまったのでした。その人物とは?(全3項目)

3-1.ハリーを亡き者にしようとした結果
ダンブルドア校長という唯一にして最大の脅威が存在したためホグワーツ魔法魔術学校には手出しができなかったものの・・・

ヴォルデモート卿は「純血主義」を掲げて圧倒的な数を支配下に収め魔法界に猜疑心と恐怖を広めながら勢力を拡大させていったのでした。

ところが!そんなヴォルデモートに新たなる「脅威」が現れたのでした。シビル・トレローニーによって闇の帝王を永遠に克服する可能性を持った人物が7月の末に生まれるとの予言が成されたのでした。

そこでヴォルデモートは「その人物」をまだ赤子の内に殺してしまおうと実行に踏み切りましたが、それがヴォルデモートにとって大きな誤算となったのです。

赤子に向かって放った「死の呪文」はヴォルデモート自身に撥ね返りヴォルデモートは姿を隠すことを余儀なくされたのでした。

こうしてヴォルデモート卿を凋落させ魔法界に平和を取り戻したポッター夫妻と生き残った一人息子のハリーは有名人になったのでした。

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ヴォルデモート卿の誤算(1)(4回シリーズ)

監督生で首席!しかも先生方の評判も上々でスラグホーン先生に至っては20年以内に魔法大臣になれると断言するほどの超秀才だったトム・リドルことヴォルデモート卿だったんですが・・・振り返ってみると彼の人生は誤算だらけだったようです。そんなわけで今週はそんなヴォルデモート卿の誤算の数々について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.始めに「ミスだらけの人生だった?」
第2巻「秘密の部屋」458ページで日記の中から出て来たトム・リドルは自分の犯した罪つまり「秘密の部屋」を開けて1人の女子生徒を死なせた罪をハグリッドに押し付ける計画が・・・

あまりにも思った通りに事が進んだので張本人の自分自身が驚いたと言っていますね。さらに第6巻「謎のプリンス」下巻63ページではダンブルドアが・・・

トム・リドルとその取り巻き連中の悪行はリドルに厳重に管理されていて、事件とその者たちとの関係が満足に立証されたことは一度もなかったとも言っていますね。

トム・リドルことヴォルデモート卿は他にもマグルの父親とその祖父母を殺した罪を自身の伯父にやはり押し付けています。

このようにしてヴォルデモート卿はホグワーツ在学中から既に数々の罪を他人に押し付けているので「自分の悪行は決して露見しない」と自信を深めたようですが・・・

結局その「自信」から来る自分への「過信」が要所要所で致命的なミスをしてしまうというコトに繋がってしまったようです。

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セブルス・スネイプとリリー・エバンズ~何故2人は結ばれなかったのか?(4)(シリーズ最終回)

どうしてセブルス・スネイプとリリー・エバンズの関係は破綻してしまったのでしょうか?どうしてリリー・エバンズはジェームズ・ポッターと結婚したのでしょうか?シリーズ最終回の今日は「この」2つの大きなテーマについて考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.自覚していないことの恐ろしさ
第4巻「炎のゴブレット」下巻264ページ(携帯版731ページ)ではシリウスがスネイプはいつも「闇の魔術」に魅せられていて学校では「それ」で有名だったと言っています。

さらにシリウスはスネイプは学校に入った時には既に7年生の大半の生徒より多くの「呪い」を知っていたとも言っていますね。

さらに第5巻「不死鳥の騎士団」下巻390ページでもシリウスはスネイプは「闇の魔術」に首までどっぷり浸かった偏屈な奴だったと言っています。

しかし!第7巻「死の秘宝」下巻428ページではスネイプはリリーがあれほど嫌悪感を顕わにした「闇の魔術」に対しても・・・

「あんなこと、何でもない」「冗談だよ。それだけだ」

と言うばかりで自分や自分が付き合っているエイブリーやマルシベールが他の生徒たちに対して使用した数々の呪文や呪いのおぞましさを自覚していないようですね。

リリーは純粋マグル出身の魔女なのでホグワーツ入学前は魔法に関する知識は全くないので2人は「そこまで」深く踏み込んだ呪文や呪いの話はしなかったわけですが・・・

学校に入ってリリーが魔法のことに関する知識を得るにしたがって2人の間を隔てる壁もまた大きくなっていってしまったということのようです。

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セブルス・スネイプとリリー・エバンズ~何故2人は結ばれなかったのか?(3)(4回シリーズ)

2人がホグワーツに入って何年かの歳月が流れましたが学年を重ねるにつれリリーとセブルスの魔法に対する価値観の隔たりは徐々に大きくなっていったのでした。そしてついに決定的な出来事が・・・(全3項目)

3-1.隔たって行く2人
ご存知のようにリリー・エバンズは純粋マグル出身の魔女ですからホグワーツに入学した時点では魔法に関する知識は全くなかったわけです。

したがってホグワーツ入学前はスネイプが教え導く役柄だったわけですが学校に入ればリリーも日々の授業で学ぶことになったわけですし・・・

リリーはさらに極めて優秀な生徒だったわけですから数年後には魔法に関する知識もスネイプと「ほぼ互角」になったというわけです。

そんなわけでリリーとスネイプの魔法に関する価値観の隔たりは徐々に大きくなっていって2人の間で激しいやり取りが行なわれるようになりました。

2人がホグワーツに入って数年後の「ある日」も2人は城の中庭で激しく議論していたのでした。僕たちは親友だろとリリーに迫るスネイプでしたが・・・

それに対してリリーは私たちは確かに親友だけれども、あなたの付き合っている何人かの生徒が嫌いでエイブリーとかマルシベールとか「どうして?」あんな人たちと付き合えるのかが理解できないと言ったのでした。

「あんなこと何でもない」「冗談だよ」と言うスネイプに対してリリーは「あの人たち」が使っている魔法は「闇の魔術」で邪悪そのものだと言ったのですが・・・

スネイプはリリーが「それらの生徒たち」が使う魔法をどうして「そこまで」嫌うのかが理解できないようでした。そしてスネイプも負けてはいません。

スネイプはジェームズ・ポッターや「その仲間たち」も、みんなが思っているほど素晴らしいわけじゃないし君が騙されるのを見たくないと・・・

そして・・・そして!ジェームズ・ポッターは・・・

君のことが好きなんだと!

スネイプはジェームズ・ポッターに対する苦々しさと嫌悪感で支離滅裂になっていました。それに対してリリーはこう言い放ったのでした。

「ジェームズ・ポッターが傲慢で、いやなやつなのはわかってるわ」

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セブルス・スネイプとリリー・エバンズ~何故2人は結ばれなかったのか?(2)(4回シリーズ)

こうして2人がいよいよホグワーツに旅立つ日がやって来たわけですがリリーにはペチュニアとの悲しい別れが待ち受けていたのでした。一方組分けの儀式ではスネイプにとっては先の暗い運命を暗示する出来事が起きてしまったのでした。(全3項目)

3-1.9と3/4番線にて
そんなわけでスネイプ少年にとっては多分待望のホグワーツに旅立つ日がやって来たわけですが当然エバンズ夫妻はマグルということですから・・・

キングズ・クロス駅の9と3/4番線には唯一入り方を知っているスネイプのお母さんが息子とエバンズ一家を導き入れたんでしょうね。

スネイプがエバンズ一家から少し離れて立っていたのはリリー以外の家族の人たちとはあまり馴染みがないのとペチュニアがご機嫌斜めで険悪な雰囲気だったからじゃないかな?と私は思いますね。

ここでペチュニアが「特殊な学校」とか「変人の学校」などと言っていたのは実は自分もホグワーツに入りたいと思って手紙を出したものの・・・

丁寧なお断りの返事の手紙が来ていたことやリリーが勝手に「その手紙」を見ていたことや手紙を見つけたのがスネイプだったということで・・・

やはりスネイプに少々後ろめたい気持ちがあったからだったのでは?ないでしょうか。

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セブルス・スネイプとリリー・エバンズ~何故2人は結ばれなかったのか?(1)(4回シリーズ)

第7巻「死の秘宝」で超意外な関係が明らかになった「この2人」だったのですが今週はスネイプとハリーのお母さんリリー・エバンズがどうして「ああなって」しまったのか?について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.始めに「スネイプ家とエバンズ家」
クリーチャーの豹変ぶりとかネビルの意外な形での活躍とか第7巻では数々のサプライズ(驚き)があったわけですが何と云っても最大の「それ」は・・・

スネイプ家とエバンズ家が「ご近所さん」でセブルス・スネイプとハリーのお母さんリリー・エバンズがホグワーツ入学前から知り合いだったということでしょうね。

ホグワーツに入学した初日からハリーはスネイプに相当嫌われているらしいと感じたわけですが「魔法薬学」の最初の授業で自分の認識の甘さを痛感したのでした。

最初の授業でハリーは自分の考えが間違っていることを悟らされるハメになったのでした。スネイプはハリーのことを嫌っているのではなくて憎んでいたのでした。

私はスネイプは敢えて『憎まれ役』を演じていたのか?と思っていたのですが7巻ではスネイプがハリーのことを心底憎んでいて・・・

実は「ある意味」自分の気持ちを正直に態度に表していたことが明らかになりましたよね。ハリーの父親似で目だけが母親似という外見がそうさせていたんですかね?

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7巻発売から1ヵ月余りが過ぎて(4)(シリーズ最終回)

ペチュニア叔母さんは何者なのか?また「R.A.B」は誰なのか?多くの読者が大きな関心を寄せていたことなんですが結局は読者の期待を大きく裏切ることとなってしまいました。ローリングさんの思惑は?真意は?どういったものだったのでしょうか。(全4項目)

4-1.命拾いした人は?
第7巻(日本語版)の発売日直前の記事でローリングさんが当初死なせる予定だった人物を急遽予定を変更して死なせないことにしたと・・・

そこで一番最初に書き上げたという「あの」第7巻の最終章に手を入れたということで、いったい「その人物」は誰なのか?

じゃあ「その」死なせないことにした人物とはハリーのことなのか?と当サイトでは伝えたんですが例の最終章の内容を見ればハリーじゃないことは明らかですよね。

ということで!それでは命拾いした「その人物」とは誰なのか?というと私はハグリッドだったのではないかな?と思いますね。

第一に指摘できる点は最終章でハグリッドはメインの登場人物ではなかったという所です。ハグリッドの名前は556ページに「一度」登場しただけでした。

私の推測ではおそらくローリングさんは(実際にはもちろん死んでなかったのですが)ハリーの死体を運ぶ役目を担わせるために急遽ハグリッドを死なせないことにしたんじゃないかな?と思いますね。

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7巻発売から1ヵ月余りが過ぎて(3)(4回シリーズ)

第7巻「死の秘宝」では新たにハリーの両親ポッター夫妻の生年月日と命日が明らかになりました。つまりそこからハリーの生まれた年やダンブルドアの没年を算出することが可能になったというわけです。そこで本日はシリーズにおける年月日のあれこれについて考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.ダンブルドアが死んだ年は?
第7巻「死の秘宝」上巻478ページにハリーの両親の墓の絵があって、そこにポッター夫妻の生年月日と亡くなった年月日つまり命日が入っています。

ジェームズ・ポッター1960年3月27日生、1981年10月31日没
リリー・ポッター1960年1月30日生、1981年10月31日没

と!いうわけで「ここから」逆算するとハリーの生年月日は1980年の7月31日ということになって当サイトの一番最初の推測が正解だったことが明らかになりました。

さらに「ここから」ハリーがホグワーツに入学したのが1991年の9月1日なので、ダンブルドアがスネイプに殺されたのは1997年だったということも判明しました。

そんなわけで「これだけ」ではいささか物足りないので、この機会にハリーの年表などを軽く載せてみようかなと思います。

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7巻発売から1ヵ月余りが過ぎて(2)(4回シリーズ)

今週は第7巻の発売日から1ヵ月余りが過ぎたことを受けて明らかになった謎と明らかにならなかった謎の検証作業をしています。今日はついに「知る人ぞ知る」ということになってしまった謎3つについて考えてみることにします。(全3項目)

3-1.ミスター・チブルスについて
第5巻「不死鳥の騎士団」の序盤でマンダンガス・フレッチャーに代わってハリーの見張りをしていた猫でハリーとダドリーが吸魂鬼に襲われた時には・・・

急いでフィッグばあさんに2人が吸魂鬼に襲われたことを知らせる役目を果たしていたミスター・チブルスだったのですが・・・

「その後」はついにストーリーの表舞台には登場せずと云うか?活躍する場面は全くなくて「知る人ぞ知る」存在で終わってしまいました。

以前にハリポタ関連の「とあるサイト」でハリーはヘドウィグ以外に新たにペットを飼うかも?しれないという情報があったり・・・

第5巻「不死鳥の騎士団」の上巻74ページではバーノン叔父さんが3年前にハリーの部屋の扉につけた「餌差し入れ口」が『猫用のくぐり戸』になっていることや・・・

第6巻「謎のプリンス」の上巻の表紙には猫が描かれていたので私は「この表紙の猫」は絶対にミスター・チブルスだと!期待して6巻の表紙をめくったわけですが、ついに彼は再登場することなく・・・

ハリーポッター・シリーズは完結してしまいました。

私が今思うのには多分ローリングさんはミスター・チブルスを再登場させようとは思っていたが結局書き進める内にストーリーの進行の都合で登場する場面を作ることができなかったんじゃないかな?と思いますね。

ローリングさんは他にも登場させようとしてアイデアや構想は練っていたもののボツになった人物やエピソードがあったことを公式サイトで告白してみえるんですよね。

ミスター・チブルスも多分そうだったんだと思います。(苦笑)

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