ダンブルドアの嘘「総括」

先週と今週の2週間に渡ってダンブルドアのついて来た「嘘」の数々を各巻ごとに振り返って来ましたが本日は先回までの内容を踏まえて総括してみたいと思います。(全3項目)

3-1.嘘ばかりの人生だった?
「ポッター、俺は兄を知っている。秘密主義を母親の膝で覚えたのだ。秘密と嘘をな。俺たちはそうやって育った。そしてアルバスには・・・天性のものがあった」(死の秘宝下巻259ページ)

弟のアバーフォースはさらに「おかしなことに兄がとても気にかけた相手の多くは結局むしろ放っておかれたほうがよかったと思われる状態になった」とも言っていますよね。

今回のシリーズの最初の記事でも言っているように当サイトではアルバス・ダンブルドアには予知能力すなわち未来を予見する力があると主張して来ました。

私が思うのにはダンブルドアは不幸になったり死んで行く人たちを何とか救ってあげたいと思ったのだが若い時にはなかなかそれが上手く行かなかったんだと思いますね。

それは何故か?と云えば当初ダンブルドアは自身の「その能力」未来を予見する力を自覚していなかったからだと思いますね。

だから取った措置がかえって裏目に出て手を差し伸べた人たちをむしろ不幸にしてしまったということが何度もあったことを受けてアバーフォースはこう言ったんじゃないかな?と私は思いますね。

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ダンブルドアの嘘「死の秘宝」編

ダンブルドアを亡き者にして魔法省もホグワーツも日刊予言者新聞をも乗っ取り「これ」で俺様の天下と思ったヴォルデモート卿でしたが、結局は死んだ後までもダンブルドアの影に怯(おび)えなくてはならなかったのでした。(全3項目)

3-1.「分霊箱」を探す旅に出たものの
魔法省がヴォルデモート卿の手に落ちビルとフラーの結婚式が死喰い人たちに急襲されて慌ただしく始まったハリーたち3人の「分霊箱」を探す旅だったのですが・・・

ハリーのダンブルドアを思う気持ちには先学期末にダンブルドアを失った時とは違う悲しい気持ちで満たされていたのでした。

『残り4個』の分霊箱がどこにあるのか?全く見当もつかない状況でハリーは激しい恨みが突き上げてくるのを感じていたのでした。ダンブルドアは何故?何も話してくれなかったんだ!説明してくれなかったんだ!

しかし!ダンブルドアは真にヴォルデモートを滅ぼすだけでなく魔法界に横たわる様々な問題をも解決するためにハリーに「この仕事」を託したのでした。

それには「時間」が必要だったのです。

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ダンブルドアの嘘「謎のプリンス」編

昨年度とは一転して夏休みに入ってからわずか2週間後にダーズリー家に迎えに来てくれるわ個人教授を受けてほしいと言って来るわで態度が180度転換したダンブルドアだったのですが・・・学期末には衝撃の出来事を目の前で見せつけられることになってしまったのでした。(全3項目)

3-1.個人授業
夏休みに入ってわずか2週間後にダンブルドアがプリベット通り4番地にハリーを迎えに来てくれたのは、かつてのダンブルドアの同僚ホラス・スラグホーンを再び教壇に立つよう説得するためでした。

スラグホーンの説得を終えて付き添い姿現しで「隠れ穴」に移動した後ハリーは驚くべき言葉をダンブルドアから聞かされることになったのです。

それは今学年ハリーにダンブルドアの個人教授を受けて欲しいとの申し出でした。ハリーが予言の全容を知った今ハリーの教育にダンブルドアがより大きく関わる時が来たからということでした。

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ダンブルドアの嘘「不死鳥の騎士団」編

ついに!ヴォルデモート卿が復活しましたが現実を直視しない魔法大臣コーネリウス・ファッジのためにハリーもダンブルドアも苦境に立たされることになってしまいました。さらにハリーは新たに着任した「闇の魔術に対する防衛術」の教師のために・・・(全3項目)

3-1.ハリーの懲戒尋問
第5巻「不死鳥の騎士団」の第1章は自宅に帰る途中のダドリーとハリーが吸魂鬼に襲われるという衝撃の出来事で幕を開けます。

そのためハリーは学校外で使用を禁止されている魔法を使うハメになってしまい8月12日に魔法省で懲戒尋問を受けることになったのでした。

当初ハリーの尋問は魔法法執行部の部長アメリア・ボーンズが1人で行なうハズでした。しかしそれではハリーを退学に追い込むことはできないと考えた魔法大臣コーネリウス・ファッジは・・・

ハリーの懲戒尋問を刑事事件並の大法廷に切り替えて魔法大臣自らが登場してハリーをホグワーツ退学に追い込もうとしたのでした。

さらに被告側の証人ダンブルドアの出廷を阻止するため尋問当日の朝に突如として尋問開始時間を3時間繰り上げてダンブルドアのいない内に事を済ませてしまおうとしたのですが・・・

当然事前にコーネリウス・ファッジが尋問の開始時間を繰り上げることが解っていたダンブルドアは繰り上げ開始時間に間に合うようにホグワーツを出たというわけです。(笑)

10号法廷に現れたダンブルドアは「幸運にも勘違いしましてな。魔法省に3時間も早く着いてしまったのじゃ。それで仔細なしじゃ」などと朗らかに答えましたが・・・(騎士団上巻225ページ)

これぞ数あるダンブルドアがついた嘘の中でも「最高傑作」「究極の嘘」と云っていいのではないでしょうか?

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ダンブルドアの嘘「炎のゴブレット」編

何で?自分ばかりがこんな目に遭わなきゃならないんだ!まあ今に始まったことではないのですが今学期ハリーの元に飛び込んできたトラブルは昨年度までとはまた質の違ったスケールの大きなものだったのです。そして最後の最後に待ち受けていた最大の出来事とは?(全3項目)

3-1.4人目の代表選手
ハリー4年目のホグワーツでの学生生活のスタートは昨年と一昨年に比べれば遥かに平穏無事と云える内容になったのでした。

今年は通常行なわれていた寮対抗のクィディッチ試合が中止になり代わりに100年以上開催されていなかった三大魔法学校対抗試合が行なわれることになったのでした。

今回の対抗試合では「17才」という年齢制限が設けられたので「14才」のハリーは代表選手になどなれないハズでした。ところが何故か?「4人目の代表選手」として選ばれてしまったのです!

そのため大広間の隣の小部屋でダームストラングのカルカロフ校長とボーバトンの校長マダム・マクシームとダンブルドアの間で激しい議論が交わされたのでした。

ダンブルドアはハリーを見下ろすと「炎のゴブレットに名前をいれたのか?」と次には「上級生に頼んでゴブレットに名前を入れたのか?」と問い質しましたが・・・

当然ダンブルドアは誰が?何のために?「炎のゴブレット」にハリーの名前を入れたのか?何故代表選手が「4人」になってしまったのか?の理由は解っていたというわけです。

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ダンブルドアの嘘「アズカバンの囚人」編

ハリーわしを信じるがよい。いつか必ずペティグリューの命を助けて本当によかったと思う日が来るじゃろう。ハリーには「そんな日」が来るとは到底思えなかったのですが、何と!その答えはハリーにとっては思いもかけない形で出たのでした。(全3項目)

3-1.吸魂鬼を巡る嘘
魔法使いの監獄で破るのは不可能と言われていたアズカバンを脱走したシリウス・ブラックがハリーの命を狙っているらしいということでホグワーツの警備を強化する必要に迫られた魔法省は・・・

ダンブルドアにアズカバンの看守たちを学校の入り口に配備してもいいか?とお伺いを立てたのでした。ダンブルドアは不満を述べつつも同意したのでした。

しかし!ダンブルドアがアズカバンの看守「吸魂鬼」を受け入れたのには全く違う意図と思惑があったからなのです。ハリーに「あの術」を習得してもらうためだったのです。

クィディッチの初戦ハッフルパフ対グリフィンドール戦で吸魂鬼のために気を失い初めての敗北を経験したハリーは今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教師リーマス・ルーピンに依頼をして・・・

クリスマス休暇明けから吸魂鬼を追い払うための魔法「守護霊の呪文」を習得するために週1回ルーピン先生に特別に指導してもらうことになったのでした。

やらなきゃいけない!レイブンクロー戦に再び吸魂鬼が現れたら?また落ちるわけにはいかない。次の試合に負けたらクイディッチ杯は取れないのだと・・・

こうして気力を振り絞って必死に練習した結果ハリーは100体の吸魂鬼を追い払うほどの力強い守護霊を創り出すことができるようになったのでした。

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ダンブルドアの嘘「秘密の部屋」編

ギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」がキッカケでハリーの隠されていた能力が明らかにされましたが・・・ダンブルドアはやはり「このこと」に関してもハリーに嘘をついていたし一番肝心なことは黙っていたのです。しかしまだハリーにそれを告げるわけにはいかなかったのです。(全3項目)

3-1.新学期初日に・・・
ご存知のようにハリーとロンの2年目のホグワーツでの学生生活は先の波乱を予感させるスタートとなったのでした。

屋敷しもべ妖精のドビーに邪魔されてホグワーツ特急に乗ることができなかった2人は車を飛ばしてホグワーツをめざしたわけですが・・・

車は学校の一歩手前で失速して2人は車ごと「暴れ柳」に突っ込んだ挙句にダンブルドア校長に厳しく諌められることとなってしまったのでした。

しかし!実は厳しい深刻な表情とは裏腹にハリーとロンの「この1件」はダンブルドアの目論見通りだったというわけです。2人には是非とも「罰則」を受けてもらわなくてはいけなかったのです。

ロックハートの部屋でファンレターの宛名書きをさせられていたハリーは骨の髄まで凍らせるような息が止まるような氷のように冷たい声を聞いたのでした。(秘密の部屋178ページ)

「来るんだ・・・俺様のところへ・・・引き裂いてやる・・・八つ裂きにしてやる・・・殺してやる」

ロックハートに「その声」のことを言ってもロックハートは唖然として「いったい何のことかね?」と言うばかりで話が通じません。

ロンはロンで「学校に対する特別功労賞」のトロフィーにナメクジ発作のネトネトをかけてしまい拭き取るのに随分時間がかかってしまったそうです。

ところが!ハリーとロンが罰則を通じて得た知識と体験が「この後」ホグワーツで起こった数々の怪事件の謎を解くヒントになったのでした。

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ダンブルドアの嘘「賢者の石」編

本年7月23日をもってついにハリーポッター・シリーズは完結しましたが、7巻を振り返ってみるとダンブルドアは要所要所で実に数多くの「嘘」をついていることが明らかになりました。何ゆえダンブルドアはこれほどまでに沢山の嘘をつかなければならなかったのか?そこで今週と来週の2週間に渡って「そのこと」について考えてみたいと思います。(全4項目)

4-1.改めてダンブルドアの「予知能力」について
当サイトでは折りに触れてアルバス・ダンブルドアには「予知能力」すなわち未来を予見する力があることを指摘して来ました。

ダンブルドアはハリーを筆頭に自身に未来を予見する力があることは何人にも告げないと固く心に誓っていたようだということは火を見るより明らかですよね。

したがって事前に解っていたことが現実に起こったりした時には、どうしても『嘘をつかなくてはならない』ということになってしまうんですよね。

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ニワトコの杖と所有権を巡る争いについて(後編)

ダンブルドアは「ニワトコの杖」を勝ち取りましたがグレゴロビッチとは違って所有したことを吹聴しなかったため「杖」は歴史の表舞台からは消えたままでした。しかしダンブルドアの手を離れてからは再び目まぐるしく所有権が移動することになったのです。(全3項目)

3-1.ゲラート・グリンデルバルドからアルバス・ダンブルドアへ
ヴォルデモートはブルガリアの杖職人グレゴロビッチが「ニワトコの杖」を持っていたことは容易につきとめることができましたが・・・

ヴォルデモートがグレゴロビッチを見つけた時にはグレゴロビッチは既に「ニワトコの杖」を持ってはいませんでした。若い男に持ち去られたあとだったのです。

そのグレゴロビッチから「ニワトコの杖」を奪って行ったのは「あの」闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドだったのです。

かつてグリンデルバルドとアルバス・ダンブルドアは同じ志を持って意気投合したことがありました。ダンブルドアにとっては生涯で唯一の同等な話し相手だったのです。

しかし!2人はダンブルドアの妹アリアナの死をキッカケに仲違いしてしまったのでした。グリンデルバルドは逃げるようにゴドリックの谷を出て祖国のブルガリアに戻ったのでした。

何年かが経ちダンブルドアの元にグリンデルバルドの噂が聞こえて来ました。計り知れぬ力を持つ杖を手に入れたという話でした。それが「ニワトコの杖」だったのです。

「ニワトコの杖」を持ったグリンデルバルドを止めることができる者はダンブルドアしかいませんでした。しかし何故か?ダンブルドアはなかなか動こうとはしなかったのでした。

そして「もうこれ以上」先延ばしにするわけにはいかないという状態になった時ようやくダンブルドアは重い腰を上げてグリンデルバルドと対決したのでした。

そしてダンブルドアはグリンデルバルドとの戦いに勝利し「ニワトコの杖」を勝ち取ったのでした。しかし決して「そのこと」を吹聴したりはしませんでした。

ダンブルドアが何故グリンデルバルドと対決することを躊躇し続けていたのか?何故それほどまでにダンブルドアはグリンデルバルドを恐れていたのか?

結局アルバス・ダンブルドアは「そのこと」に関しての真相を口にすることはないまま、その生涯を終えてしまったのでした。

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ニワトコの杖と所有権を巡る争いについて(前編)

計り知れぬ力を持つが故に魔法使いの血を駆り立て時には殺人によって所有権が移動したのが「死の杖」「宿命の杖」「ニワトコの杖」と数々の名前で語り継がれてきた杖でした。本日は伝説の「ニワトコの杖」と魔法使いと杖の関係について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.魔法使いと杖
杖の方が持ち主の魔法使いを選ぶ。

ハリーが初めて杖職人のオリバンダー翁に会った時に言われた言葉です。そこでハリーは運命的な「あの杖」との出会いも果たしたのでした。

柊の木と不死鳥の尾羽根、28センチ、良質でしなやか

この時オリバンダー翁は他の魔法使いの杖を使っても決して自分の杖ほどの力は出せないとも言っていたのですが、魔法使いと杖との関係は「この」一言では語り尽くせない複雑なものがあるようです。

「死の秘宝」下巻161ページでオリバンダー翁は「いやしくも魔法使いなら、ほとんどどんな道具を通してでも魔法の力を伝えることができる」と言っていますね。

さらに最高の結果は必ず魔法使いと杖との相性が一番強い時に得られるとも言っています。こうした繋がりには複雑なものがあって最初に惹かれ合い、それからは互いに経験を通じて探求するものだとも言っています。

杖は魔法使いから、魔法使いは杖から学ぶのだそうです。

杖の忠誠心というものは「その杖」をどのような経緯で手に入れたのか?によっても変わって来るのだそうです。元の持ち主から杖を勝ち取ったのであれば・・・

杖の所有権を司る法則には微妙なものがあるものの杖は新しい持ち主に屈服し他の杖よりも命令をよく聞き、よい仕事をするようになるのだそうです。

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ゴドリック・グリフィンドールの剣

第2巻「秘密の部屋」でハリーがバジリスクを退治する時に使った「この剣」だったんですが・・・まさか最終巻で「あんな形」で再登場するとは予想だにしませんでしたね。本日は第7巻の最終盤でも超意外な形で大活躍した「この剣」について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.初登場はもちろん!
50年ぶりに「秘密の部屋」が開かれて、そこで日記の中から出て来たトム・リドルとハリーの対決ということになったのですが・・・

そんなハリーの元にダンブルドアが助太刀に派遣したのがつぎはぎだらけで薄汚い「組分け帽子」と不死鳥フォークスでした。(秘密の部屋464ページ)

当初はトム・リドルも「ダンブルドアが味方に送ってきたのはそんなものか」と笑っていましたが不死鳥フォークスは実はバジリスクにとっては「天敵」とも云える存在だったのです。

バジリスクの最大の武器は「ひと睨み」で直視した者を死に至らしめるというものなんですが不死鳥には「それ」が全く通じませんでした。そして最後にバジリスクにとどめを刺したのが・・・

ハリーが「組分け帽子」の中から取り出した「この剣」でした。

トム・リドルとバジリスクを退治したハリーが剣と「リドルの日記」を持ってマクゴナガル先生の部屋に戻って来た時ダンブルドアは血に染まった銀の剣を取り上げてこう言ったのでした。

「真のグリフィンドール生だけが帽子から思いもかけないこの剣を取り出してみせることができるのじゃよ、ハリー」(秘密の部屋490ページ)

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死の秘宝

ハリーが持っている「あの品物」が第7巻の重要アイテムだということは事前にローリングさんが発表していたんですが、まさか「こんな形」でとは思わなかったですね。本日は最終巻の題名にもなった3つの品物「死の秘宝」について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.透明マント
ローリングさんがニュート・スキャマンダーという名前で出した「幻の動物とその生息地」という本の44ページにデミガイズという動物が登場しています。

おとなしい草食動物で細く長い絹のようなシルバーの毛が全身を覆っていてデミガイズの毛は織れば透明マントになるので珍重されているそうです。

私もそして多くの読者もハリーが持っている「透明マント」もまた当然デミガイズの毛を織ったものだと思っていましたが違うことが第7巻で明らかになりました。

ハリーが持っている「透明マント」は『本物の透明マント』だったのです。下巻37ページでゼノフィリウス・ラブグッド氏が詳しく説明しています。

デミガイズの毛で織った「透明マント」は最初の内こそ隠してくれるが何年か経つと色褪せて半透明になってしまう。しかし本物の「透明マント」は間違いなく透明にしてくれるし永久に長持ちするのだそうです。

ハリーが1年生のクリスマスにダンブルドアから譲り受けて以来ロンもハーマイオニーも当たり前のように使っていた「透明マント」だったのですが・・・

実は魔法界でも1つしかない極めて珍しい物だったのです。

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7巻のロンとハーマイオニー(後編)

雨降って地固まる?奇跡の再会を果たしたハリー、ハーマイオニーとロンでしたが紆余曲折を経て、ようやく2人は「真の恋人同士」になれたようです。さらに強く2人を結びつけたのはロンの意外な才能のお陰だったようです。(全3項目)

3-1.ディーンの森で・・・
次の朝目覚めたハリーは一瞬何が起こったのかを思い出せませんでした。夢であって欲しい下のベッドを見下ろせばいつものようにロンが眠っているに違いないと・・・

しかし枕の上で首をひねると空のベッドがまるで屍(しかばね)のように目を引きつけたのでした。ハーマイオニーはもう台所で忙しく働いていました。眠れなかったようで泣き腫らした赤い目をしていました。

次の分霊箱がどこにあるのか?も全く分らず、今持っている分霊箱をどうしたら破壊できるのかも分らない八方塞がりの状態のハリーとハーマイオニーでしたが・・・

事態を打開する使者は2人の予想だにしない形で訪れたのでした。その出来事はかつてハーマイオニーが両親と共に来たディーンの森で起こったのでした。

見張りを交代しようと言うハーマイオニーの申し出を断りテントの入口に古いクッションを持ち込んで座ったハリーでしたが・・・

テントにもたれたまま眠り込んでしまい首が痛くなって目覚めたハリーの目の前に明るい銀色の光が現れ木立の間を動いていたのでした。ハリーはすばやく立ち上がって杖を構えたのでした。

やがてナラの木の木陰から光の正体が歩み出て来ました。明るい月のように眩しく輝く白銀の牝鹿でした。音もなく新雪の粉雪に蹄の跡も残さず牝鹿はハリーに近づいて来ました。驚き呆然とするハリー!

牝鹿とハリーはしばらくの間は互いにじっと見つめ合っていましたが、やがて牝鹿は向きを変えると去り始めました。一瞬罠では?危ない誘いかも?と追うのをためらったハリーでしたが・・・

しかし直感が!圧倒的な直感が白銀の牝鹿は闇の魔術ではないとハリーに教えていたのでした。そして白銀の牝鹿が案内した先でハリーは・・・

分霊箱を破壊できる「グリフィンドールの剣」を発見し、さらにロンと再会するという摩訶不思議な体験をしたのでした。白銀の牝鹿が2人を引き合わせてくれたのです。

戻って来たロンを見たハーマイオニーはロンの青ざめた顔をしっかり見据えながら夢遊病者のように歩いて来ました。そしてロンの腕に飛び込んだと思ったら・・・

手の届く範囲をむやみやたらと打ったのでした。「私の杖はどこ?」と言うハーマイオニーは腕ずくでもハリーの手から杖を奪いそうな形相でした。

落ち着けとハリーが叫んでも「私、落ち着いたりしない!」と金切り声を上げたのでした。かつてハーマイオニーが「こんなに」取り乱したことはないと云うぐらいの乱れようでした。

怒りの極致に達したハーマイオニーがようやく自分を取り戻したのはロンが2人の元に戻ってこれたのは「灯消しライター」のお陰だと知った時でした。

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7巻のロンとハーマイオニー(前編)

2人は付き合っているのか?一番身近にいるハリーでさえハッキリ分らない「この2人」だったのですが、やはり第7巻でも煮え切らない態度のロンにハリーもハーマイオニーも読者もイライラ・ジリジリさせられることとなってしまったのでした。(全3項目)

3-1.確実に魔女を惹きつける12の法則
17才の誕生日に長年(?)の伝統を破ってロンがハリーにプレゼントしたのが「この本」でした。ロンが言うには「お宝もの」の本で女の子について知るべきことが全て説明してあるのだそうです。

目から鱗(うろこ)の記述が盛り沢山でロンはこの本から色々学んだのだそうです。そんなわけでロンの発言や行動には「この本」の内容を反映させたかなり顕著な変化が見られたのでした。

例えばハーマイオニーがマッド・アイを失ったショックで泣き出した時には、いち早くハーマイオニーに駆け寄って片腕をハーマイオニーに回しながら・・・

涙を拭うためのハンカチを素早く取り出して渡したりしていますね。この行動も「この本」に書かれていたことを前提にしたものだったんでしょうね。(死の秘宝上巻136ページ)

ハリー17才の誕生日パーティではハーマイオニーが杖の先から紫や金のリボンを出して木や潅木の茂みを芸術的に飾ってくれましたが・・・

最後に派手な一振りで野生リンゴの木の葉を金色(こんじき)に染めた時にロンは「素敵だ」「こういうことにかけては君はすごくいい感覚してるよなぁ」と言ってハーマイオニーを喜ばせたのでした。

しかし!ハーマイオニーは確かにうれしそうではありましたが同時に少々面食らったようでもありました。そんな2人の様子を見てハリーは思わず横を向いて独り笑いをしたのでした。

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7巻のマルフォイ一家(後編)

まさに不幸のどん底に突き落とされたマルフォイ一家でしたが、やはり最後の最後に一家を救ったのは「愛」でした。ナルシッサのドラコに対する愛!ルシウスの息子に対する愛!夫妻の一人息子に対する愛が一家を救ったのでした。(全3項目)

3-1.2人の親友?2人の悪友?
ヴォルデモートがホグワーツに隠した「分霊箱」の在り処がようやく判りハリーが「その分霊箱」レイブンクローの失われた髪飾りまで「あと3メートル」と迫った時に・・・

ハリーの行く手を遮ったのはドラコ・マルフォイとクラッブ、ゴイルの3人でした。ハリーもまさか「この3人」に行く手を遮られようとは思わなかったのでした。(死の秘宝下巻361ページ)

この部屋を壊したらハリーが取りに来た「その髪飾り」が無くなってしまうかもしれない。何故ハリーが「それ」を取りに来たのかの意味を考えなければならないと言うドラコにクラッブは・・・

「それがどうした?」「闇の帝王がほしいのはポッターだ」とドラコの腕を振りほどいてハリーへの攻撃を強行したのでした。ドラコは仲間の血の巡りの悪さに苛立ちを隠せないようでした。

ハリーはティアラに飛びつきましたがクラッブの発した呪いで髪飾りは高く舞い上がりガラクタの山の中に落ちて見えなくなってしまいました。ドラコは「やめろ!」とクラッブを怒鳴りつけました。

この後クラッブのかけた呪文で「必要の部屋」は尋常ならざる炎に包まれました。クラッブ自身が自分のかけた術を制御できないようでした。クラッブはハリーの全く知らない呪いを使ったようでした。

ハリーたちは咄嗟に手近にあった箒を使って炎から逃れましたがドラコ、クラッブ、ゴイルの姿は影も形も見えません。

「そんなこと―危険―すぎる!」

ロンの叫びを背後に聞きながらハリーは空中旋回していました。ハリーは眼下のの火の海を隈なく見回しました。そして見つけたのです。気を失ったゴイルを両腕で抱えたままのドラコを!

こうして何とかゴイルとドラコは助け出すことができたもののクラッブは自ら起こした「悪霊の火」に呑み込まれて死んでしまったのでした。

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7巻のマルフォイ一家(前編)

「予言」を手に入れるのを失敗した挙句にアズカバンに収監されてしまったルシウスに、目の前でスネイプにダンブルドアを殺す手柄を横取りされたドラコと、もう踏んだり蹴ったりのマルフォイ家でしたが、そんな最悪の一家にさらなる不幸が襲ったのでした。(全3項目)

3-1.自分の家なのに・・・
第7巻「死の秘宝」の冒頭章はマルフォイの館(やかた)が舞台になっていて当然一家(ルシウス、ナルシッサ、ドラコ)も登場しているわけですが・・・

一家はまるで借りて来た猫のように他の死喰い人たちと一緒におとなしく座っていたのでした。ヴォルデモートが最初に声をかけたのはルシウスでした。

「ルシウス、おまえの杖だ。俺様はおまえの杖を御所望なのだ」

杖職人のオリバンダー翁から双子の杖のことを聞いたヴォルデモートは今度こそハリー・ポッターを亡き者にするためには今使っているイチイの木の杖ではダメだということでルシウスにお前の杖を差し出せと言ったのでした。

その後ルシウスが差し出した自分の杖と引き換えにヴォルデモートの杖を受け取ろうとする動きを見せたためヴォルデモートの執拗な追求が始まったのでした。

ヴォルデモートはおまえも家族もご機嫌麗しくないように見えるが俺様が「この館」にいるのがお気に召さぬのか?と訊いたのでした。

ルシウスはすぐさま「とんでもない」と否定しましたが妻ナルシッサの頷き方は不自然に固くドラコはちらりとヴォルデモートを見たものの・・・

直接に目が合うことを恐れてすぐに視線を逸らしてしまったのでした。

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7巻のジニー、ルーナ、ネビル(後編)

ハーマイオニーが発起人でハリーが指導した「ダンブルドア軍団」でしたが昨年度の学期末にはハーマイオニーの呼びかけに応じたのはネビルとルーナの2人だけだったのですが・・・ホグワーツの戦いでは大勢のメンバーが結集してくれました。もちろん先頭に立って戦ったのは?(全3項目)

3-1.「グリフィンドールの剣」強奪事件
魔法省がヴォルデモートの手に落ち学齢児童は魔女も魔法使いもホグワーツに行くことが義務化されたためネビル、ルーナ、ジニーの3人もホグワーツに戻らなくてはなりませんでした。

しかし!行ったからにはおとなしくスネイプ体制を受け入れるつもりは毛頭ありませんでした。さらにジニーは自分ができる範囲でハリーの役に立ちたいと思ったのでした。

ハリー17才の誕生日に「隠れ穴」に魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが来てダンブルドアがハリーたち3人に遺した物品の引き渡し作業が行なわれたのですが・・・

スクリムジョールは『ゴドリック・グリフィンドールの剣』はハリーの専有財産ではないと引き渡しを拒否したのでした。

ハリーたち3人が学校に戻らなかったのはどうやらヴォルデモートを倒す使命を帯びてのことらしいということを知っていたジニーは・・・

きっと「グリフィンドールの剣」もヴォルデモートを倒すために必要な物だからダンブルドアがハリーに遺したのだろうと考えたジニーはネビルとルーナに相談して校長室から「剣」を奪い・・・

ハリーたち3人に渡すべく行動を開始したのでした。

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7巻のジニー、ルーナ、ネビル(前編)

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が戻らなかったホグワーツでしたが3人の代わりに頑張ったのが「この3人」でした。特にネビルの大活躍は特筆すべきものでした。さすが!魔法省で共に戦った3人だけのことはありました。(全3項目)

3-1.7巻のジニー
7巻のジニーは要するに「会えない時が愛を育む」といった感じでハリーたち3人が分霊箱を探す旅に出てしまってからはハリーとは半年以上も会えず寂しい思いをすることとなってしまいました。

ダンブルドアの葬儀が終わった後ハリーはこのままジニーと付き合い続けたらジニーに危害が及ぶ恐れがあるということで一度は別れる決心をジニーに告げたのでした。(プリンス下巻496ページ)

しかし夏休みに入ってハリーと再会したジニーはハリーが本当に自分のことが好きなんだということを改めて再確認したのでした。2人は別れようと言ったことなど無かったかのように見つめ合ったのでした。

そこでジニーはハリー17才の誕生日にはハリーを初めて自分の部屋に呼びハリーが自分のことを忘れないようにと、さらにジニー自身がハリーのことを忘れないようにと・・・

自分の思いを込めたプレゼントをハリーにしたのでした。

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