ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。最近更新する時間が微妙に遅くなり申し訳なく思っています。
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ダンブルドア・シリーズ(208)
予想外の出来事やアクシデントが続々と起きて後悔に次ぐ後悔の連続だったハリーだったのですが、それでも何とかレストレンジ家の金庫にたどり着くことができたのでした。そして脱出不可能と思われた状況下でハリーが取った驚きの行動とは?(全3項目)

3-1.レストレンジ家の金庫へ
角を曲がった途端見えて来ました。事前に聞いて予想していたとは云えやはり全員が棒立ちになりました。巨大なドラゴンが行く手の地面に繋がれ最も奥深くにある金庫に誰も近づけないようにと立ちはだかっていました。

グリップフックの説明によるとほとんど目が見えないためますます獰猛になっているんだそうです。ただ「鳴子」を鳴らすとドラゴンは次に痛い目に遭うと教え込まれているので「それ」で押さえられるんだそうです。

こうしてハリーたち4人はレストレンジ家の金庫に入ることができたのでした。ハリーが杖灯りで金庫の中をぐるりと照らしロンとハーマイオニーも同様にして周りの宝の山を調べ始めていました。

ところが!それからが大変だったのです。レストレンジ家の金庫には「双子の呪文」と「燃焼の呪い」が追加されていたのです。触れる物は全て熱くなり増えるのだそうです。

しかもコピーには価値がなく宝物に触れ続けると最後には増えた偽物の重みに押しつぶされて死ぬとのことでした。そのため3人は慎重に向きを変えてハッフルパフの金のカップを探したのですが・・・

何にも触れないというのは事実上不可能でした。ハリーはガリオン金貨の滝を作ってしまい、その偽の金貨がハーマイオニーの触れたゴブレットの偽物と混じって足の踏み場もない有り様となってしまったのでした。

さらに偽物の金貨が熱を発するので金庫の中はまるで竃(かまど)の中のようでした。そんな中必死に目当ての宝物を探す3人だったのですが見つけたのはハリーでした。

「あそこだ。あそこ!」

ハリーの心臓は躍って手が震えました。ロンとハーマイオニーもハリーが杖灯りで照らした所に杖を向けました。そこにはトム・リドルに盗まれたヘルガ・ハッフルパフの金のカップがあったのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(207)
計画は立てられ準備は完了しました。いよいよヴォルデモート卿の2つ目の分霊箱を奪取するためグリンゴッツに向けて出発する日がやって来ました。そしてこれからハリーのノンストップ!全力疾走!がスタートすることになるのです。(全3項目)

3-1.いざ!グリンゴッツへ
「私、これ、いやだわ」ハーマイオニーが低い声で言いました。「本当にいやよ。何もかもしっくり来ないの。私の思いどおりにならないわ。あの女の一部みたい」

ハーマイオニーの「この言葉」を聞いてハリーは自分がリンボクの杖を嫌った時に柊と不死鳥の杖と同じように機能しないのは気のせいなんだと練習あるのみとハーマイオニーに言われたことを思い出したのでした。

しかしハリーはハーマイオニーに言われた言葉をそのまま本人に返すことは思いとどまったのでした。ハーマイオニーは自分でベラトリックスから杖を奪ったわけではないので「その杖」の忠誠心を勝ち得ていなかったのです。

グリンゴッツに出発する日の朝、ドアの開く音でハリーが振り返るとグリップフックを従えたベラトリックス・レストレンジが堂々と芝生を横切って来るところでした。

正体がハーマイオニーだと判ってはいてもハリーは思わず身震いせずにはいられなかったのでした。ベラトリックスはハリーより背が高く長い黒髪を背中に波打たせて厚ぼったい瞼の下から蔑むようにハリーを見たのでした。

当然あらかじめ決めておいたようにロンは全く実在しない人物になりました。そしてハリーとグリップフックは「透明マント」の中に収まりました。そして3人は最後にもう一度「貝殻の家」を振り返ったあと・・・

ダイアゴン横丁の入口「漏れ鍋」に向かって・・・

「姿くらまし」したのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(206)
こうしてグリンゴッツのレストレンジ家の金庫を破る計画を立て始めたハリーたち3人とグリップフックだったのですが、グリップフックが「あんな奴」だったなんて!・・・その一方で久しぶりの再会となったルーピンが吉報を持って来てくれたのでした。(全3項目)

3-1.最大の障害は?グリップフック?
ハリーたち3人が食事の時にしか姿を現さなくなったので「貝殻の家」の他の住人たちも何事かが起こっていることに気づかないわけはありませんでしたが誰も何も聞いては来ませんでした。

しかしハリーは食事のテーブルで考え深げな目で心配そうに自分たちを見ているビルの視線を頻繁に感じていました。さらに計画を進める過程で3人に重くのしかかったのがグリップフックの性格の悪さでした。

グリップフックを含めた4人で長い時間を過ごせば過ごすほどハリーは小鬼が好きになれない自分に気づいたのでした。グリップフックは思ってもみなかったほど血に飢え・・・

下等な生き物でも痛みを感じるという考え方を笑いレストレンジ家の金庫にたどり着くまでに他の魔法使いを傷つけるかもしれないという可能性を大いに喜んだのでした。

ロンとハーマイオニーもそんなグリップフックに嫌悪感を持っていることをハリーは察しましたが3人とも口に出して言うことはありませんでした。グリップフックが必要だったからです。

グリップフックは食事のことでも数々のわがままを言うので、その結果フラーにも迷惑をかけることになってしまいました。ある風の強い4月の夕暮れにハリーは夕食の支度を手伝いながらフラーに謝ったのでした。

ハリーに謝られて少しイライラしていたフラーの表情が和らぎました。そしてフラーはハリーに「あなたが私の妹の命を救ったことは忘れません」とフランス語訛りの英語で言ったのでした。

厳密に言うと「それ」は事実ではありませんでした。しかしハリーはカブリエールの命が本当は危なかったわけではないということをフラーには言わないでおこうと思ったのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(205)
僕の選択は正しかったのだろうか?ひょっとしたらダンブルドアの意図を誤解したのでは?迷いだらけのハリーだったのですが・・・一方グリップフックはハリーの要請を受諾してくれたものの見返りを要求して来たのでした。何がグリップフックを決意させたのか?(全3項目)

3-1.ハリーの迷い
ヴォルデモートと競って杖を追うのはやめようと決めた。その決定の重大さが未だにハリーを怯えさせました。果たして自分の決断は正しかったのだろうか?ハリーは迷いだらけでした。

ヴォルデモートが墓を暴くのを阻もうともしなかったのは全く頭がどうかしていたのではないか?とハリー自身がそう思う時もありました。どうして?そうしないと決めたのか?満足のいく説明さえできなかったのでした。

そんなハリーの揺れ動く気持ちにさらに拍車をかけたのが正反対の意見を言うロンとハーマイオニーでした。ロンのほうはハリーに「ニワトコの杖」を取りに行くべきだったと言うのに対して・・・

「ニワトコの杖」が実在すると認めざる負えない状況になったハーマイオニーは「その杖」が邪悪な品だと主張したのでした。そしてヴォルデモートは考えるだに汚らわしい手段で杖を手に入れたのだと・・・

ハーマイオニーはダンブルドアの墓を暴くなんてあなたにはできないわとハリーに何度も繰り返し言いましたが、ハリーにとっては「そのこと」よりも生前のダンブルドアの意図を誤解したのではないか?と・・・

標識を読み違えたのではないか?他の道を行くべきではなかったのか?の可能性のほうが恐ろしかったのです。行くべき道は選んだもののハリーは依然として暗闇を手探りしているような気がしたのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(204)
「僕はグリンゴッツの金庫破りをする必要があるんだ」ハリーの宣言にロンとハーマイオニーも驚きの表情を隠せなかったのですが、どうしても!そうしなければならない理由があったのです。その理由とは?(全3項目)

3-1.グリンゴッツに・・・
ハリーたち3人とグリップフックの話し合いは当初魔法使いと小鬼の対立を反映させて険悪な雰囲気となりましたがグリップフックの「ある発言」がキッカケで大きく変化したのでした。

それは闇の帝王が力を得るにつれて魔法使いは魔法界において以前にも増して上位の地位を占めようとしている。グリンゴッツは魔法使いの支配下に置かれ屋敷しもべ妖精は惨殺されていると・・・

なのにそのことについて抗議をしている人が魔法使いの中にいるのですか?とグリップフックが言ったのに対してハーマイオニーが「私たちがしているわ!」と答えたのでした。

ハーマイオニーはドビーを解放したのはハリーだったし新しい秩序の下では純粋マグル出身の魔法使いや魔女は小鬼や屋敷しもべ妖精と同じぐらい厳しく狩り立てられていると訴えたのでした。

だから闇の帝王を倒したいと思う気持ちなら誰にも負けないとハーマイオニーは言ったのでした。そんなハーマイオニーをグリップフックはハリーを見た時と同じくらいの好奇の目で見つめたのでした。

グリップフックのいる部屋を出た後ハーマイオニーがハリーに訊いて来ました。つまりこういうことかしら?(グリンゴッツの)レストレンジ家の金庫に分霊箱が1つあるということなの?と・・・

ハリーは「そうだ」と答えました。ベラトリックスは自分たちが金庫に入ったと思って逆上するほど怯えていた。どうしてなんだ?僕たちが何を見たと思ったんだろう?他に何を取ったと思ったんだろう?

そして何より忘れてはならないのはあいつ(ヴォルデモート)がベラトリックスとその夫を信用していたことだとハリーは2人に説明したのでした。2人ともあいつが力を失うまで最も献身的な信奉者だったし・・・

消えてからも探し求め続けたと・・・


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ダンブルドア・シリーズ(203)
ダンブルドアとは比べようもないほどの質素なドビーの葬儀でしたが心のこもった温かい葬儀でした。特にルーナが捧げた葬送の言葉は絶品でした。そしてドビーを葬った後にハリーがした「決意」とは?(全3項目)

3-1.ドビーの葬儀
もはやドビーはハリーの呼び戻せないところに逝ってしまったと判ってはいてもハリーはドビーの名前を呼び続けることを止めることはできなかったのでした。

やがてハリーは結局は正しい場所に着いていたことを知ったのでした。ひざまづいてドビーを覗き込んでいるハリーの周りにビル、フラー、ディーン、ルーナが集まって来たからでした。

そしてハリーはドビーを埋葬する墓穴を掘る作業を魔法ではなくスコップで手作業で行なうことにしたのでした。汗を流して自分の力で掘り進めることに意味があったのです。

汗の一滴一滴、手のマメの1つひとつが自分たちの命を救ってくれたドビーへの供養に思えたのでした。汗に悲しみを包み込みハリーは固く冷たい土を掘り続けたのでした。

戻って来たロンとディーンが杖を使って完璧な墓を掘らないのは何故かと訊いて来たらハリーは答えを用意していました。しかし答える必要はありませんでした。

2人ともスコップを手に十分な深さになるまで黙々と一緒に掘ってくれたのでした。そしてロンは自分の靴下をドビーに履かせディーンは毛糸の帽子をルーナは見開いたままのガラス玉のような眼をつむらせてくれたのでした。

ハリーはドビーを墓穴に横たえ小さな手足を眠っているかのように整えました。突然ルーナが「何か言うべきだと思う」と言いました。みんなが見守る中ルーナは墓穴の底のドビーに語りかけたのでした。

「あたしを地下牢から救い出してくれて、ドビー、本当にありがとう。そんなにいい人で勇敢なあなたが死んでしまうなんて、とっても不公平だわ。あなたがあたしたちにしてくれたことを、あたし、決して忘れないもン」

「あなたがいま幸せだといいな」

ハリーが言えたのは「さようなら、ドビー」の一言だけでした。というかルーナがハリーの言いたいことを全部言ってくれていたのでした。最後はビルが杖を上げて墓穴の横の土が宙に浮き上がり・・・

小さな赤みがかった塚ができたのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(202)
「僕はおまえの命を救ったのに?ピーター・ペティグリュー、君は僕に借りがある!」ついにワームテールがハリーに借りを返す時がやって来ました。しかし!こんな「返し方」ってありなの?一方屋敷しもべ妖精のドビーの大活躍で3人は脱出を果たしたものの・・・衝撃と怒涛の23章!(全3項目)

3-1.ドビー!
名付け親の形見の鏡の破片がキラキラと床に落ちました。そしてハリーは鏡の中に明るいブルーの輝きを見ました。そこにはダンブルドアの目がハリーを見つめていたのでした。ハリーは鏡に向かって必死に叫びました。

「助けて!僕たちはマルフォイの館の地下牢にいます。助けて!」

その目が瞬いて消えました。

ハリーには本当にそこに目があったかどうか?の確信もありませんでした。破片の角度を変えてみても映るものと云ったら牢獄の壁や天井ばかりでした。上からはベラトリックスの叫ぶ声が聞こえていました。

「どうやって私の金庫に入った?」

ベラトリックスの「この問い」にハーマイオニーは啜り泣きながら「あなたの金庫になんか入ったことはないわ」と答えました。そして剣は本物ではなく模造品だと・・・それに瞬時に反応したのがルシウスでした。

小鬼なら「この剣」が本物か?偽物か?はすぐに判ると言ってルシウスはドラコに地下牢にいる小鬼を連れて来るよう命じました。ハリーはグリップフックの所に飛んで行って小鬼の尖った耳に囁いたのでした。

「あの剣が偽物だって言ってくれ。やつらに、あれが本物だと知られてはならないんだ。グリップフック、お願いだ」

「おかしなまねをしたら殺すぞ!」の脅し文句の後にドラコが青白い決然とした顔で地下牢に入って来ました。そしてグリップフックの腕をつかむと小鬼を引きずって連れ出して行きました。

そして扉が閉まると同時に「バチン!」という大きな音が地下牢内に響きました。ロンが「灯消しライター」をカチッと鳴らして3つの光の玉が照らし出したのは!絶妙のタイミングで「姿現し」したのは?

ドビーでした!


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ダンブルドア・シリーズ(201)
ハリーが「禁句」(ヴォルデモート)を口走ってしまったために3人はマルフォイの館に連行されてしまいましたが、そこで「グリフィンドールの剣」を見たベラトリックス・レストレンジは何故か?狂気の表情を浮かべたのでした。何を?そんなに恐れているんだ?(全3項目)

3-1.マルフォイの館へ
ハリーたち3人は杖を取り上げられて他の囚われ人と背中合わせに縛り上げられてしまいました。ただハーマイオニーのかけた呪いで顔が腫れ上がっていたので即座にはハリーとはバレませんでした。

捕まるのと時を同じくしてハリーの額の傷痕に激痛が走りました。ハリーは真っ黒で人を寄せ付けない不気味な要塞を見ました。ヴォルデモートの想念が突然また鮮明になりました。

当初はその場しのぎの言い逃れで何とかごまかしていたハリーだったのですがハーマイオニーのほうがバレてしまいました。人さらいの1人がハーマイオニーの写真が載った「日刊予言者新聞」を持っていたのです。

「ハーマイオニー・グレンジャー」
「ハリー・ポッターと一緒に旅をしていることがわかっている」

リーダーの狼人間フェンリール・グレイバックを始めとする人さらいの一味が身動きもせずにハリーを見つめていました。そしてグレイバックが近づいて来て膨れ上がったハリーの顔をじっと見つめました。

テントの中にメガネがあるのを見つけてグレイバックは「間違いない!」「俺たちはポッターを捕まえたぞ!」と言いました。人さらい一味は自分たちのしたことに呆然として全員が数歩退きました。

こいつが本人なのは本当に確かなのか?もし違っていたら俺たちは死ぬと一味の1人は弱音を吐きましたがグレイバックは一瞬の弱腰を挽回すべく吠え声を上げたのでした。

人さらい一味はハリーたち3人にディーン・トーマスと一緒に捕えた小鬼を引き連れてマルフォイの館に向かって「姿くらまし」したのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(200)
だからダンブルドアは僕にスニッチを遺したのか?この中に「蘇りの石」が?ヴォルデモートが探しているのは「ニワトコの杖」なのか?ヴォルデモートは「死の秘宝」を知らないのだろうか?(全3項目)

3-1.スニッチの中に?
3つの品つまり「秘宝」を集められれば持ち主は死を制する者となるだろう。分霊箱は秘宝には敵わない。「死の秘宝」の持ち主になればハリーは安全なのだろうか?

一方が生きる限り、他方は生きられぬ。秘宝対分霊箱?ハリーが最後に勝利者になる確実な方法があったということなのだろうか?「透明マント」もまたゼノフィリウスの言う通り着ると間違いなく透明にしてくれるし・・・

永久に長持ちする。どんな呪文をかけても見通せないし「いつでも」間違いなく隠してくれる。ハリーの頭の中はもはや「秘宝」で一杯となりハーマイオニーの声も聞こえていなかったのでした。

そしてハリーが出した結論がイグノタス・ペベレルは自分の先祖で自分自身は三番目の弟の子孫なんだというものでした。そう考えれば全て辻褄が合うと・・・

ハリーは「秘宝」を信じることで確実に武装されたように感じたのでした。「秘宝」を所有すると考えただけで守られるかのように感じたのでした。

さらにハリーは気づいたのでした。ダンブルドアがハリーに遺贈した『スニッチ』の中に指輪があるんだと!衝撃と驚きが体の中から噴き出しハリーは叫んでいたのでした。

つまり「透明マント」は三番目の「秘宝」であり、スニッチの開け方が判った時には二番目の「秘宝」も手に入る。あとは第一の「秘宝」である「ニワトコの杖」を見つければ3つの「秘宝」が全て揃う。

しかし!ここまで考えた時きらびやかな舞台の幕が突然下りてしまったかのようにハリーの興奮も希望も幸福感も一挙に消えてしまったのでした。ハリーは気づいてしまったのでした。

ヴォルデモートが狙っているのは「ニワトコの杖」なんだ。


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ダンブルドア・シリーズ(199)
「ハリー、そんな物はないのよ!」ハーマイオニーは強硬に「死の秘宝」なんてものは存在しないと言ったのですが、いつしかハリーの頭の中は「そのこと」で一杯になり他のこと一切が考えられなくなっていたのでした。果たして「死の秘宝」は存在するのか?しないのか?(全3項目)

3-1.「死の秘宝」を巡る論議
ハーマイオニーがいつもの保護呪文を周囲に張り巡らし3人はテントを張って中に入りロンが紅茶を入れたのでした。九死に一生を得たあとは寒々としたかび臭いテントの中でも安全でくつろげる居心地のいい家庭のようでした。

しばらくは沈黙が続きましたが、やがてハーマイオニーがハリーの言ったことは正しかった。ゴドリックの谷の二の舞だったと呻(うめ)くように言ったのでした。

挙句の果てには「死の秘宝」なんて全部ゼノフィリウス氏の作り話じゃないかしら?死喰い人たちが来るまで私たちを引き留めておくための手段に過ぎなかったとまで言い放ったハーマイオニーだったのですが・・・

ロンは「それは違うと思うな」と・・・緊張している時にでっち上げ話をするのは意外に難しいことだからラブグッド氏は本当か?または本当だと信じていることを言ったと思うと反論したのでした。

それでもハーマイオニーはあくまでも「死の秘宝」なんて存在しないと言い張ったのですが、ロンは1つだけは有り得るじゃないかと言ったのでした。それは・・・

ハリーの「透明マント」だと。


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ダンブルドア・シリーズ(198)
「ニワトコの杖」「蘇りの石」「透明マント」この3つの品物を集めた者は「死を制する者」になれるのだそうです。そしてこの3つの品物の最初の所有者と言われているのが・・・(全3項目)

3-1.ペベレル家と「死の秘宝」
ハリーが「ニワトコの杖」は実在すると思うのか?と訊くとゼノフィリウス氏は「この杖」については数え切れないほどの証拠があると答えたのでした。秘宝の中では最も容易に跡を追えると・・・

ゼノフィリウス氏が「ニワトコの杖」の血の軌跡を一通り説明したあと、一瞬の沈黙の後にハーマイオニーが切り口上にした質問にゼノフィリウス氏は度肝を抜かれた顔をして・・・

ハリーのほうは記憶の片隅が揺すぶられたのでした。しかしハリーは「それ」が何なのか?はっきりとは思い出せなかったのでした。ゼノ氏を驚愕させたハーマイオニーの質問というのは・・・

「ペベレル家と『死の秘宝』は、何か関係がありますか?」

ゼノフィリウス氏は椅子にしゃんと座り直し「私は今まで勘違いをしていたようだ」と言ったのでした。「秘宝の探求」の初心者とばかり思っていたと・・・

「ペベレルって誰?」とロンに訊かれてハーマイオニーはゴドリックの谷の古い墓石に「その印」がついていたと答えたのでした。ハリーと一緒に両親の墓参りに行った時に偶然みつけた「あの墓」でした。

イグノタス・ペベレル

ゼノフィリウス氏は「いかにもそのとおり!」と人差し指を立てて、物語の三兄弟とは実在するペベレル家の3人の兄弟のことなんだと説明したのでした。その3人が秘宝の最初の持ち主なのだと・・・

つまりアンチオク、カドマス、イグノタスの3人なんだと・・・


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ダンブルドア・シリーズ(197)
「死の秘宝」って何?「三人兄弟の物語」と「死の秘宝」の関係は?ニワトコの杖は本当に存在する杖なのか?ハリーが父親から譲り受けた「透明マント」は「死の秘宝」の1つなのか?(全3項目)

3-1.「死の秘宝」と「三人兄弟の物語」
ハリーはロンとハーマイオニーを見ましたが2人ともゼノフィリウス氏の言った「死の秘宝」が何なのか?理解できていないようでした。ゼノ氏もまた信じている魔法使いはほとんどいないとも言ったのでした。

ゼノ氏は結婚式で悪名高い闇の魔法使いの印を見せびらかしていると言ったビクトール・クラムを一刀両断に切り捨てると、無知も甚だしい「死の秘宝」には闇の「や」の字もないと断言したのでした。

そしてハーマイオニーの「死の秘宝って何なんですか?」の問いに対してゼノ氏が持ち出して来たのが「三人兄弟の物語」だったというわけです。

ゼノ氏は漠然と部屋を見回し「三人兄弟の物語」の本を探しましたがハーマイオニーが「私がここに持っています」と言ってビーズバックからダンブルドアから遺贈された「あの本」を引っ張り出して来ました。

ゼノ氏は「原書かね?」と鋭く訊いた後みんなが理解するのには声に出して読むのが一番いいと言ったのでした。そしてハリーはハーマイオニーが開いたページの一番上にも「あの印」がついていることに気づいたのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(196)
「ゼノフィリウス・ラブグッドに会いたいの」ハーマイオニーの突然の申し出に驚くハリーでしたが、当初はゴドリックの谷の二の舞はごめんだと反対したハリーだったのですが結局は行くことになってしまったのでした。その結果は?(全3項目)

3-1.ハーマイオニーの意外な希望
リータの本に自分自身に関する章があるらしいことがハリーの脳裏にちらりと過(よぎ)りました。しかしハーマイオニーが言って来たことはハリーの予想とは全く違うものでした。

「ゼノフィリウス・ラブグッドに会いにいきたいの」

「どうして?」と訊くハリーにハーマイオニーはリータの本を突き出して「署名を見て!」と言ったのでした。一瞬ハリーはハーマイオニーが何を言っているのか?分かりませんでしたが・・・

杖灯りをかざしてよく見るとダンブルドアはアルバスの頭文字「A」の代わりに「吟遊詩人ビードルの物語」に描かれているのと同じ三角印のミニチュア版を書いていました。

ハーマイオニーは「あちこちにこの印が出て来る」と言うのです。ビクトール・クラムは「この印」がグリンデルバルドの印だと言っていたし、ゴドリックの谷の古い墓にも「この印」があったと・・・

しかしダンブルドアはもう死んでしまったしグリンデルバルドは今生きているのかどうか?さえ分からない状況だから聞くとすれば結婚式で「この印」を身につけていたラブグッドさんしかいないと・・・

ハーマイオニーは「これは絶対に大事なこと」だからと、さらにダンブルドアが自分に「この本」を遺したのは「この印」の意味を調べろということなのよと主張したのでした。

それに対してハリーは「ゴドリックの谷の二の舞はごめんだ」と強い拒否反応を示したのですが結局ロンの後押しもあってゼノフィリウス氏に会いに行くことになったのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(195)
ハーマイオニーは相変わらず不機嫌なもののロンが帰って来て気分は一気に絶好調のハリーだったのですが、ロンが手土産に持って来た新しい杖との相性は今一つのようです。ハーマイオニーは「練習あるのみ!」と言うのですが・・・(全3項目)

3-1.ロンが帰って来て・・・
ハリーはハーマイオニーの怒りが一夜にして収まるとは期待していませんでした。それに応えてロンもまたハーマイオニーのいる所では後悔していることを形に現すためにロンらしくもない生真面目な態度を守っていました。

最初の分霊箱を破壊したことで楽観的になったハリーはこの突破口に続いて次々と進展があるに違いないと感じていました。突然運が向いて来て不思議な牝鹿が現れたことやグリフィンドールの剣が手に入ったことや・・・

そして何よりロンが帰って来た幸福感でハリーは笑顔を見せずにはいられなかったのでした。そのため3人でいるとハリーは会葬者の少ない葬式で1人だけ哀悼の意を表していない人間のような気がしたのでした。

ロンと再会した翌日ハリーは2人だけになった時には互いのニュースを交換し合うことになったのでした。ハリーはゴドリックの谷で起こった詳細を含めてハーマイオニーとの放浪の旅についての全てを・・・

一方ロンのほうは2人と離れていた期間中に知った魔法界全体のことをハリーに話してくれたのでした。そこで1つ明らかになったのが「禁句」の問題だったというわけです。

つまり「あの人」(ヴォルデモート)の名前を呼ぶと保護呪文が破れて追跡可能になる。そのため死喰い人たちはトテナム・コート通りで3人を見つけたのだそうです。

「あの人」に対して真剣に抵抗しようという者だけが名前を呼ぶ勇気がある。したがってそれを「禁句」にすることで騎士団のメンバーを見つけるのが簡単になったんだそうです。

そのためキングズリーも危うく捕まりそうになったそうですが戦って逃げてキングズリーもまた自分たちと同様に今は逃亡中なのだそうです。


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ダンブルドア・シリーズ(194)
「こいつ、本物だと思うか?」と問うロンにハリーは「1つだけ試す方法があるだろう?」と答えたのでした。その唯一の方法とは?そして!ついに!ヴォルデモートの分霊箱は・・・(全3項目)

3-1.驚きの再会!
池に飛び込んでもなおハリーは潜る瞬間を刻一刻と先延ばしにしていました。しかし「やるしかない」と自分に言い聞かせて勇気を振り絞るとハリーは池の底の剣を目指して潜りました。

指が剣の柄を握ってハリーが剣を引っ張り上げた時、何かがハリーの首を絞めました。水草だろうと思ってハリーは空いている手で「それ」を払い退けようとしましたが「それ」は水草ではなかったのです。

何と!それはハリーが首にかけていた「分霊箱」だったのです。ハリーは水面に戻ろうと必死で水を蹴りましたが池の岩場のほうへと後退するばかりでした。胸の周りを締め付けているのは「死」の腕に違いない。

ぐしょ濡れで咳き込み「こんなに」冷えたのは生まれて初めてだというほど凍えて雪の上に腹ばいになって我に返った時ハリーは近くで「もう1人」の誰かが咳き込んでいるのに気づきました。

「おい―気は―確かか?」

その声を聞いたショックがなかったらハリーは起き上がる力が出なかったでしょう。歯の根も合わないほど震えながらハリーがよろよろと立ち上がると目の前に立っていたのは何と!ロンでした。

片手にグリフィンドールの剣を持ち、もう片方の手には鎖の切れた分霊箱をぶら下げています。ロケットが下手な催眠術の真似事のように短い鎖の先で前後に揺れていました。

「まったく、どうして―」
「潜る前に、こいつを外さなかったんだ?」

ハリーは信じられませんでした。銀色の牝鹿などロンの出現に比べたら何でもありません。寒さに震えながらハリーは池の縁に重ねて置いてあった服をつかんで着始めましたが・・・

1枚・・・また1枚とセーターを頭から被るたびにロンの姿が見えなくなるので、ハリーはロンが消えてしまうのでは?と半信半疑でしたがロンはどうやら本物らしく消えませんでした。

池に飛び込んでハリーを救ったのはロンだったのです。


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ダンブルドア・シリーズ(193)
目の前に明るい銀色の光が現れて木立の間を音もなく動いていました。ハリーは即座に立ち上がるとハーマイオニーの杖を構えたのですが・・・そこに現れたのは?「何で?」「どうして?」現れたんだ?(全3項目)

3-1.銀色の牝鹿
真夜中にハーマイオニーと見張りを交代した時には既に雪が降り出していました。ハリーは心が掻き乱される混乱した夢を見ました。あるいは遠くで誰かがハリーを呼んだような気がしたり・・・

テントをはためかせる風を足音か人声と勘違いしてハリーはそのたびにドキッとして目を覚ましたのでした。とうとう暗い内に起き出したハリーはハーマイオニーの所に行って早めに荷造りをして移動しようと言ったのでした。

ハーマイオニーもまたハリーの提案を即座に受け入れたのでした。気のせいだとは思うが誰かが外を動き回っている音が聞こえたような気がすると言うのです。さらに一度か二度人影を見たような気もしたそうです。

「ここはどこ?」

30分後2人はテントを片付けて念のために「透明マント」を被って「姿くらまし」しました。ハリーは今までとは違う木々の生い茂った場所を目を凝らして見回しながらハーマイオニーに問いかけました。

「グロスター州のディーンの森よ」

ビーズバッグを開いてテントの柱を引っ張り出しながらハーマイオニーが答えました。何でも一度両親と一緒にキャンプに来たことがある場所なのだそうです。

その日も暮れかかった時ハーマイオニーが見張りを交代しようと申し出て来ましたがハリーはそれを断りました。自分たちのかけた保護呪文は何週間もずっと有効だった。だから今更破られるはずはないと思ったものの・・・

何故か?今夜は何かが違うという感じを拭い切れなかったハリーだったのでした。そしてハリーの予感通り事は起きたのでした。

何度目かの居眠りの後ハリーの目の前に明るい銀色の光が現れて木立の間を動きました。光の正体は分かりませんが音もなく動いています。光はハリーに向かって漂って来るように見えました。

ハリーはぱっと立ち上がってハーマイオニーの杖を構えました。声は喉元で凍りついています。真っ黒な木立の輪郭の陰で光は眩(まばゆ)いばかりに輝き始め『その何物』かはハリーに近づいて来ます。

そして1本のナラの木の木陰から光の正体が進み出て来ました。明るい月のように眩しく輝く白銀の牝鹿でした。音もなく新雪の粉雪に蹄の跡も残さず牝鹿は一歩一歩ハリーに近づいて来たのでした。


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ダンブルドア・シリーズ(192)
ハリーの胸の中で確固とした「何か」が崩れ落ちました。ハリーはダンブルドアを信じていました。善と知恵そのものだと信じていました。これ以上失うものがあるのだろうか?(全3項目)

3-1.ゲラート・グリンデルバルドとの出会いと別れ
母ケンドラが亡くなってゴドリックの谷に家長として戻って来たアルバスだったのですが、それと時を同じくして村にやって来たのがゲラート・グリンデルバルドその人だったというわけです。

2人はバチルダ・バグショットが引き合わせたことをきっかけに出会って即座に意気投合し一日中議論したあとでも夜中にふくろう便をやり取りするほどでした。

ところが!そんな2人の蜜月関係は2ヵ月足らずで終焉を迎えることになってしまったのでした。そして一旦別れた2人は「あの」伝説の決闘まで二度と会うことはなかったのです。どうしてだったんでしょうか?

突然の決裂は何ゆえだったのか?ダンブルドアが正気に戻ったのか?それともグリンデルバルドの計画にもはや加わりたくないと思ったのか?実は原因は妹のアリアナが死んだことだったようなのです。


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