改めてモリー・ウィーズリーについて(4)(シリーズ最終回)

明日10月30日が誕生日!ということで今週はウィーズリーおばさんを取り上げています。最終日の今日は主人公ハリーとの関係に絞って考えてみたいと思います。1才の時に両親を亡くして孤児になったということでモリー母さんの同情モードは100%全開!という感じなのですがハリー本人にとっては「ありがた迷惑」と云えなくもないようです。(全3項目)

3-1.ハリーとの関係、その1
先週の記事でも紹介した通りハリーとウィーズリーおばさんが最初に顔を会わせたのは今日ハリーがホグワーツに入学するという日にキングズ・クロス駅で9と3/4番線への入り方を訊ねた時でした。

そして2度目は翌年の夏休みにロン、フレッド、ジョージのウィーズリー3兄弟に助け出されて初めて「隠れ穴」に来た時でした。空飛ぶフォード・アングリアを降りて4人が寝室に行こうとしていたら・・・

ウィーズリーおばさんが庭の向こうから鶏を蹴散らしながら猛然と突き進んで来るのが見えたのでした。おばさんは4人の前でぴたりと止まり両手を腰に当てて3人の我が子を睨みつけたのでした。

おばさんはひとしきり3人の息子を怒鳴りつけた後ハリーのほうに向き直ったのでした。思わず後ずさりしたハリーだったのですが一転しておばさんは優しい声でハリーに声をかけて来たのでした。

「まあハリー、よく来てくださったわねえ。家へ入って朝食をどうぞ」

かなり狭苦しい台所に4人が入るとおばさんは自分の息子たちには怒りの眼差しを投げつけつつもハリーには「あなたのことは責めていませんよ」と念を押しながらハリーの皿に8本も9本もソーセージを滑り込ませたり・・・

次には目玉焼きを3個も投入しながら夫のアーサー氏と2人でハリーのことを心配していたことや昨夜も金曜日までにロンへの返事の手紙が来なかったら自分たちがハリーを迎えに行こうと思っていたと説明したのでした。

食事が終わるとおばさんは「あなたが車を飛ばせてくれって頼んだわけじゃないから」と言ってハリーだけに上に行って休むようにと言ったのでした。そして息子たちには庭小人駆除を命じたのでした。

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改めてモリー・ウィーズリーについて(3)(4回シリーズ)

「出来の悪い子ほどかわいい」という意味の格言・諺(ことわざ)もありますがウィーズリーおばさんにとっては出来のいい子も悪い子も両方ともかわいいし愛しいのです。(全3項目)

3-1.ロンとの関係
ロンの場合は既に5人もの兄たちがホグワーツに入学して優秀な成績を収めていたので相当量の負い目と劣等感を抱えての入学ということになりました。初めてハリーと出会った時にもその不安を口にしていますよね。

長男のビルは首席だったし次男のチャーリーはクィディッチのキャプテンだった。さらに今年度からはパーシーが監督生になった。双子のフレッドとジョージは悪戯ばかりしているけど学校の成績はいいというのに・・・

取りたてて勉強ができるというわけでもないし特に秀でた才能があるというわけでもない。そんな末息子のロンにはモリー母さんも当初はあまり期待はしていなかったみたいですね。(苦笑)

アズカバンの囚人82ページ(携帯版89ページ)でおばさんが「我が家の2人目の首席なのよ!」とハリーに言ったのに対してフレッドが「そして最後のね」と冗談を飛ばしたことに対するおばさんの返答はと云えば?

「そのとおりでしょうよ」

つまりロンが監督生になるなどとは想像だにしなかったというわけです。フレッドとジョージがならなかったので我が家から監督生が出ることはもうないとモリー母さんは思ったみたいですね。ところが・・・

フレッドから「新品ピッカピカの素敵な監督生バッジさ」と言われてもおばさんはパジャマのことで頭が一杯でフレッドの言葉の意味を把握するのに少々時間がかかってしまったのでした。不意をつかれたのです。

その後の驚きぶりが「いかに予想外だったのか!」を顕著に表していますよね。おばさんはジョージを押し退けてロンを抱き締めたあと末息子の首にしっかり両腕を回して顔中にキスしたのでした。

ロンはふくろう試験の結果も「7ふくろう」でフレッドとジョージを合わせた数より多かったということでモリー母さんも末息子に対する認識を新たにして見直したというわけなんですよね。

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改めてモリー・ウィーズリーについて(2)(4回シリーズ)

一人娘のジニーには上の兄たちを見習って品行方正で真面目な女の子に育って欲しかったのに残念ながら下の兄弟たちフレッド・ジョージ路線のほうに行ってしまったようです。しかし最終的には?(全3項目)

3-1.シリウスとの関係
それは敵方の死喰い人にも云えることなんですが同じ騎士団員同士でも決して一枚岩ではないということを顕著に現しているケースの1つがウィーズリーおばさんとシリウスだったというわけです。

ヴォルデモート復活を受けて再結成された不死鳥の騎士団だったのですがハリーが本部に入った直後にはウィーズリーおばさんとシリウスの間でハリーを巡っての激しい主導権争いが繰り広げられたのでした。

シリウスとしてはハリーの名付け親としての責任を果たさなくてはならないという気持ちからハリーが「何を知るべきか?」を決めるのは自分だと主張したわけです。

ハリーがヴォルデモートの復活を目撃し直後にそれをダンブルドアに報告したからこそ今不死鳥の騎士団が結成されているのだから騎士団の活動状況を教えるのは当然だというのがシリウスの考えでした。

しかしウィーズリーおばさんの考えはハリーはまだ未成年なのだし騎士団員でもないのだから何でも聞いて来たことの全てを教える必要はないということでした。

結局この場ではウィーズリーおじさんとルーピンがシリウスの意見に賛同したのでウィーズリーおばさんは負けを認めハリーは騎士団の活動状況の説明を受けることができたのですが・・・

そんなしっくりしない関係のウィーズリーおばさんとシリウスだったのですが1度だけおばさんがシリウスに感謝の言葉を言ったことがあったのです。それは夫のアーサー氏が騎士団の任務中に蛇に襲われた時でした。

おばさんはハリーに感謝の気持ちを言った後にシリウスのほうに向き直り一晩中子供たちを見てくれたことへのお礼を言ったのでした。シリウスもまた役に立つことができて嬉しいと答えたのでした。

しかし!このことがあってもウィーズリーおばさんのシリウスに対する全幅の信頼が構築されたということには至らなかったようです。クリスマスを過ぎて急速に元気をなくして不機嫌になり・・・

ハリーがホグワーツに戻る日が近づいて来るにつれて無口になって気難しくなって行くシリウスを見ておばさんは「むっつり発作」が始まったと言ったのでした。

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改めてモリー・ウィーズリーについて(1)(4回シリーズ)

さて!先回の記事の最後に予告した通り今週の金曜日10月30日が誕生日ということで今週はウィーズリーおばさんを取り上げることにします。頭脳明晰で成績優秀!ホグワーツ在学中は非の打ち所がない完璧な息子2人だったのですが全てがモリー母さんの思い通りにはならないようです。(全3項目)

3-1.夫アーサーとの関係
ご存知のようにウィーズリー夫妻が「カカア天下」であることは周知の事実で当サイトでは今年の2月にアーサー氏を単独で取り上げた時にも指摘済みなんですが・・・

それでも折り目折り目の「ここぞ!」という時にはアーサー氏が決断しておばさんがその指示に従うという場面も結構あるんですよね。ここでそういったシーンを拾い上げてみることにしましょう。

●アズカバンの囚人86ページ(携帯版93ページ)
ウィーズリーおばさんが本当のことを言ったらハリーは怖がるだけだし知らないほうがハリーは幸せなのよと言うのに対してアーサー氏はハリーはもう13才なんだから知る権利があると主張していたのでした。

さらにおばさんがハリーは無事保護されたのだからいいじゃないのと言うのに対してアーサー氏はハリーに惨めな思いをさせたいわけじゃない。私は自分自身でハリーに警戒してもらいたいんだと言って・・・

翌日ホグワーツ特急に乗る直前にアーサー氏はハリーに何を知っても決してシリウス・ブラックを探したりしないと約束してほしいとハリーに言ったのでした。

●不死鳥の騎士団上巻148ページ
ハリーが騎士団本部に入ったからといって何でも好きなことを聞いてもいいというわけじゃないでしょう。何とか言ってやってくださいなとウィーズリーおばさんが言うのに対して・・・

ウィーズリーおじさんはダンブルドアはハリーの立場が変化したことを既に承知している。今ハリーは本部にいるのだから「ある程度」は情報を与えるべきだと認めていると慎重に言葉を選びながら反論したのでした。

結局ルーピンの後押しもあってハリーは騎士団の活動状況についての説明を受けることになったのでした。

●謎のプリンス上巻169ページ
学校に必要な物を揃えるためにダイアゴン横丁に来たハリーたち一行でしたがアーサー氏がおばさんに全員がマダム・マルキンの店に行くのはあまり意味がないと言い始めたのでした。

アーサー氏はハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はハグリッドと一緒に行って、我々つまりアーサー、モリー、ジニーの3人がフローリシュ・アンド・ブロッツに教科書を買いに行ってはどうか?と提案したのでした。

ウィーズリーおばさんは買い物を早く済ませたい気持ちと全員が一緒にいたい気持ちの間で迷っていましたが結局はおじさんの指示通りにすることにして一行は二手に分かれて買い物をすることにしたのでした。

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ハリーとウィーズリー家(4)(シリーズ最終回)

ホグワーツの戦いを通じてウィーズリー家はようやく1つになることができたのでした。そしてハリー、ロン、ハーマイオニーの3人をさらに強い絆で結びつけたのはウィーズリー家だったのです。(全3項目)

3-1.ジニー
ハリーとジニーのことは当サイトでは散々何度も取り上げて来ました。いずれ詳細に分析して総括しなくてはいけないと思いますが、ここでは簡単に概略的にまとめておくことにします。

ジニーは何と直接顔を会わせる以前からハリーのことが好きだったのですが、ご存知のように残念ながらハリーが最初に好きになったのはチョウ・チャンでした。

ところがハリーがチョウと別れてようやくジニーのことを好きになったと思ったらジニーは別の人と付き合っていたのです。当時のジニーのボーイフレンドはディーン・トーマスでした。

つまりジニーがハリーのことを好きだった時にはハリーは別の人に夢中で今度はハリーがジニーのことを好きになったと思ったらジニーは別の人と付き合っていたというわけです。ものの見事にすれ違っていたというわけです。

でも結局ジニーは心の底ではハリーのことを諦めてはいなかったのです。だから誰と付き合っても長続きしなかったというわけですね。そもそもジニーがハリー以外の人と付き合ったのは・・・

ジニーがハリーの前では全くしゃべることができなかったのでハーマイオニーが「1度別の人と付き合ってみたら?」とアドバイスしたからなんですよね。そしてジニーの本当の姿をハリーに見せることができたら・・・

ジニーがハリーの前で自然に振舞っている所を見せればハリーはジニーが「とても素敵な女の子」だということに気づいてくれるかも?しれない。だからジニーは別の人と付き合うようになったというわけです。

こうしてハリーはジニーが「とても魅力的な女の子」だということに気づいてジニーのことが好きになり2人はようやく相思相愛の間柄になれたというわけなんですよね。

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ハリーとウィーズリー家(3)(4回シリーズ)

ハリー4年生の学期末についにヴォルデモート卿が復活したのですが「この出来事」はハリーとウィーズリー家の関係にも様々な影響を与えたり波紋を広げたりしたんですよね。いいことも悪いことも両方ありました。(全3項目)

3-1.ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ
秘密の部屋64ページにはフレッドとジョージの部屋から小さな爆発音が上がっても家族全員が当たり前という顔をしていたという記述が登場していますね。

そして炎のゴブレット上巻83ページ(携帯版78ページ)ではジニーが昔からずっと2人の部屋からは爆発音が聞こえていたけれども何かを作っているとは考えもしなかったと言っています。

ウィーズリーおばさんとしてはパーシーと同様にフレッドとジョージにも魔法省に就職して欲しいと思っていたそうですが2人はおばさんに「卒業したら悪戯専門店を開業したい」と言ったんだそうです。

そして当初はおばさんも他の家族たちもフレッドとジョージは本気で店を出したいと言っているんだろうか?実は母親を困らせたくて言っているのでは?と思っていたのですが・・・

2人は本当に本気で「店を出したい!」と思っていたのです。だから店を出すためには莫大な資金が必要だということで老け薬を飲んで年齢をごまかしてでも三大魔法学校対抗試合の代表選手になろうとしたり・・・

バグマンの賭けに全財産を投じて何とかして店の開業資金を作ろうとしたのですが結局自分たちの思うように事は進まず必要な金貨を得ることはできなかったのでした。

そこでセドリック・ディゴリーの命と引き換えに獲得した金貨などいらないと思っていたハリーは対抗試合の優勝賞金1,000ガリオンを店の開業資金として2人に提供したのでした。

最初の内は双子が悪戯専門店を開業したことを喜んでいなかったウィーズリーおばさんでしたが、商売は順調で店は売上げをぐんぐん伸ばしたということもあったのですが・・・

それよりも何よりも私は店の開業資金を出したのが他ならぬハリーだったということでおばさんは2人の悪戯専門店を認めざる負えないと思ったんじゃないかな?と思いますね。

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ハリーとウィーズリー家(2)(4回シリーズ)

長男ビルと次男チャーリーはハリーが入学した時には既にホグワーツを卒業していたのでハリーはロンやフレッド、ジョージを通じて情報を得るに留まっていたのでした。ハリーが2人との対面を果たしたのはイギリスで30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが開催された時でした。(全3項目)

3-1.救出
ホグワーツでの1年目の学期が終わりハリーはプリベット通り4番地に戻って来ました。ハリーが家に帰って来てダーズリー一家はガッカリしたようですがハリーのほうがもっとずーっとガッカリしていたのでした。

ホグワーツが恋しくてハリーはまるで絶え間なく胃がシクシク痛むような気持ちでした。しかしハリーにとって唯一の救いは学校外で魔法を使ってはいけないということをダーズリー一家が知らないということでした。

だからこそ叔父さんたちはフンコロガシに変えられては大変だということでハリーの学用品を階段下の物置に仕舞い込んだもののハリー自身までもは閉じ込めなかったのです。

ところが!そこに屋敷しもべ妖精のドビーがやって来て全てをぶち壊しにしてしまったのでした。魔法省から公式の警告書なるものが届きバーノン叔父さんが「その事実」を知ってしまったのです。

バーノン叔父さんはハリーを部屋に閉じ込め外から鍵をかけて窓には鉄格子をはめてハリーが絶対に学校に戻れないようにしてしまったのでした。食事もロクに与えられずハリーは餓死寸前でした。

ハリーは動物園の檻に閉じ込められている夢を見ました。ダーズリー一家がやって来てダドリーが檻の鉄格子をガタガタ揺らしながらハリーのことを笑っています。

しかし!ハリーがふと目を覚ますと今度は夢などではなく誰かが本当に鉄格子の向こうからハリーを見つめていたのでした。そばかすだらけの赤毛の鼻の高い誰かが窓の外にいたのでした。

ハリーはロン、フレッド、ジョージのウィーズリー3兄弟に助け出されて夏休みの残りの期間を「隠れ穴」で過ごすことになったのでした。これが初めての「隠れ穴」での滞在でした。

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ハリーとウィーズリー家(1)(4回シリーズ)

ハリーは今やジニーと結婚してウィーズリー一家はハリーにとっては魔法界の側では唯一の家族ということになりました。そこで今週はハリーとウィーズリー家の関係の成り立ちを改めて振り返ってみることにします。(全3項目)

3-1.「血を裏切る者たち」ウィーズリー一家
信頼できる情報元によると『血を裏切る者』というのはマグル及びマグル生まれの魔法使いや魔女に対して偏見を持たず分け隔てなく付き合う純血の魔法使いのことを蔑視して呼ぶ称号のことなんだそうです。

ルシウス・マルフォイやベラトリックス・レストレンジなどのように純血と呼ばれる魔法使いや魔女の多くは自らの血統に誇りを持ちマグルの血を悪いものだと考えているので・・・

そういった人たちにとっては純血でありながらマグルの血の混じった魔法使いや魔女と親交を持つ人たちは「純血を裏切る者」だから「血を裏切る者」ということになるのだそうです。

したがって純血主義者のブラック夫妻にとってはマグル出身のハリーのお母さんと付き合っている息子のシリウスは「血を裏切る者」ということになるのだそうです。

そして騎士団上巻186ページでシリウスがハリーに話しているように「血を裏切る者」ばかりを輩出しているのがウィーズリー家だというわけなんですよね。

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各科目の授業風景「呪文学」の場合(後編)

昨日と今日の2日間は7巻の中から「呪文学」の授業シーンを抜き出して紹介しています。人や物が激しく行き交うということで勝手なおしゃべりを楽しむのには「呪文学」は絶好の機会というわけです。しかしハーマイオニーが呪文を唱えると?(全3項目)

3-1.黙らせ呪文
昨日の記事の最後の「追い払い呪文」の時もそうだったんですが結局「呪文学」の授業はハリーたち3人が勝手なおしゃべりを楽しむために登場することとなったのでした。

たいがいは人や物がさかんに動いているので盗み聞きされる危険性はほとんどありませんでした。この日の授業は「黙らせ呪文」を練習するためにウシガエルのゲロゲロとカラスのカーカーで満ち溢れていたので・・・

加えて外は土砂降りで雨が教室の窓ガラスを激しく叩いていたのでハリーたち3人が話していることに気づく人は誰もいませんでした。

それでもハーマイオニーが「黙らせ呪文」の練習に使ったウシガエルは急に声が出なくなって恨めしげにハーマイオニーに目を剥いたのでした。ところがハリーとロンのほうはと云えば?

ハリーはあまり気持ちを集中せずに杖を振ったのでウシガエルは膨れ上がって緑の風船のようになりピーピーと高い声を出したのでした。ロンのワタリガラスもまた嘲るようにカーと鳴いたのでした。

ハーマイオニーが批判的な目でロンを観察しながら「あなたの杖の動かし方が問題よ」と突っ込みを入れるとロンは癇に障ったように「ワタリガラスはカエルより難しいんだ」と反論したのでした。

そこで2人は練習台のカラスとカエルを取り替えたのですが、ハーマイオニーが呪文を唱えたワタリガラスは鋭い嘴(くちばし)を開けたり閉じたりしていましたが決して鳴き声は出て来なかったのでした。

結局ロンとハリーの2人はフリットウィック先生に「黙らせ呪文」の追加練習をするという宿題を出されてしまったのでした。

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各科目の授業風景「呪文学」の場合(前編)

さて!新しい企画シリーズの第1弾です。今週の前半はフリットウィック先生を取り上げたので週の後半の今日と明日は各巻の中から「呪文学」の授業シーンを拾い出して紹介することにします。(全3項目)

3-1.ウィンガーディアム レヴィオーサ!
フリットウィック先生がネビルのヒキガエルをブンブン飛び回らせているのを見て以来全員がやりたくてたまらなかったのですが実際に生徒がやってみると軽い羽根でさえなかなか宙に浮いてはくれなかったのでした。

先生は生徒を2人ずつ組ませて練習させました。ハリーはシェーマス・フィネガンと組みました。ハリーはネビルが「ハリーと組みたい!」と言わんばかりにハリーのほうをじっと見ていたのでホッとしたのでした。

ロンは何と!ハーマイオニーと組んだのでした。そのため2人ともカンカンに怒っていたのでした。ハリーが競技用の箒を受け取って以来ハーマイオニーはハリー、ロンのいずれとも口を利いていなかったからです。

ハリーもシェーマスも先生の言う通りに「ビューン、ヒョイ」とやったのに空中高く浮くハズの羽根は机の上に張り付いたままでした。シェーマスが癇癪を起して杖で羽根を小突いて火を点けてしまったので・・・

ハリーは帽子で火を消さなくてはなりませんでした。隣にいたロンも似たり寄ったりでした。するとハーマイオニーが「呪文の言い方が間違っている」と突っ込みを入れて来たのでした。

そんなによく知っているんなら君がやってみろよとロンが文句を言うのに応えてハーマイオニーが呪文を唱えてみると何と羽根は机を離れて頭上1.2メートルぐらいの所に浮いたではありませんか!

先生が拍手をして「オーッ、よくできました」と叫びました。

授業が終わった時ロンの機嫌は最悪でした。廊下の人込みを押し分けながらロンはハーマイオニーには我慢できない。全く悪夢みたいな奴だとハリーに言っていたのですが・・・

この日の夜トロール侵入事件が起きてロンは羽根なんかよりもっともっと重たい物を「この呪文」で浮き上がらせることに成功したんですよね。

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フィリウス・フリットウィック(後編)

フリットウィック先生と云えばレイブンクローの寮監なんですが私たち読者がそれを知ったのはストーリーも終盤に差し掛かった時でした。そしてレイブンクローの寮監として最後の最後に先生がしたことと云えば?(全3項目)

3-1.寮監としての先生
実は今回改めて読み返してみて気づいたことなんですけど、ハリーはどうやらホグワーツに入学した直後には既に各寮の寮監が誰なのか?を知っていたみたいなんですよね。

まず賢者の石200ページでスネイプがスリザリンの寮監でマクゴナガル先生がハリーたちの所属するグリフィンドールの寮監であることが明らかにされています。

次には炎のゴブレット上巻454ページ(携帯版411ページ)でスプラウト先生がハッフルパフの寮監であることが明らかにされています。もっとも私がスプラウト先生がハッフルパフの寮監だということを知ったのは・・・

同じ巻の下巻512ページ(携帯版949ページ)でダンブルドアがハリーに「スプラウト先生はセドリックの寮の寮監じゃ」と言っている場面を読んで知ったんですよね。前述のシーンは読み逃してしまっていました。(汗)

そんなわけで残るはレイブンクローの寮監だけになったというわけなんですが私たち読者がフリットウィック先生がレイブンクローの寮監だということを知ったのは・・・

プリンス下巻92ページでハリーたちが6年生になっての「姿現し」の第1回練習に各寮の寮監4人が立ち会ったからでした。つまり3人については明らかになっていたので消去法で判明したというわけなんですよね。

つまりスネイプやマクゴナガル先生などとは違ってフリットウィック先生の場合は通常の場面ではレイブンクローの寮監だということを感じさせるシーンがなかったというわけなんですよね。

これはスプラウト先生にも云えることなんですが、つまりはフリットウィック先生は普段の授業では自分の寮の生徒も他の寮の生徒も分け隔てなく平等に扱っているからだと私は思います。

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フィリウス・フリットウィック(前編)

来たる今週末の10月17日が誕生日!ということで今日と明日の2日間はフリットウィック先生を取り上げることにしました。「呪文学」の先生ということで今回改めて振り返ってみたら節目節目で大変役に立つ呪文を教えてくれていたことが判明しました。(全3項目)

3-1.どうして小柄?
フリットウィック先生と云えば初登場時の賢者の石198ページでも小柄な魔法使いであることが殊更(ことさら)に強調されて紹介されていますよね。

本を積み上げた上に立ってやっと机越しに顔が出るほどで最初の授業で出席を取っていた時にはハリーの名前まで来ると興奮してキャッと言った途端転んで姿が見えなくなってしまったのだそうです。

次にアズカバンの囚人263ページ(携帯版290ページ)ではパブ「三本の箒」に現れた先生なんですが、椅子に座ると背が小さいので足が下まで届かずぶらぶらしているとのことです。

さらに炎のゴブレット上巻271ページ(携帯版248ページ)での学期初日の大広間の先生はやはり小さいのでクッションを何枚も重ねた上に座っていたのでした。

不死鳥の騎士団上巻406ページでも先生は机越しに生徒を見るために「いつものように」積み上げた本の上にちょこんと乗って話し始めたとのことでハリーにとっても「もはや見慣れた光景」になっているとのことでした。

少々(かなり?)前置きが長くなりましたが「どうしてフリットウィック先生は小柄なのか?」と云えば先生の祖先には小鬼の血が混じっているからなんだそうです。これはローリングさんの公式サイトで明らかになっています。

だから先生自身もまたハグリッドと同様に純血の魔法使いではないのでマグル生まれはもちろんのこと、どんな生まれの生徒も分け隔てなく受け入れることができるのだそうです。

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改めてミネルバ・マクゴナガル先生について(4)(シリーズ最終回)

マクゴナガル先生と云えば厳格で聡明で公正中立な反面やはり杓子定規で融通が利かないという側面もあるのですが、やはりグリフィンドール寮出身だということで相当感情の起伏が激しいようです。泣く時も怒る時も半端じゃありません。(全3項目)

3-1.ハリーと先生
マクゴナガル先生の人間性や性格あるいは人格の成り立ちなどから見れば確かに至極当然と云えるのかも?しれませんが先生は決してハリーを特別扱いはしませんでした。

ハリーがヴォルデモート卿を消し去って生き残った時にマクゴナガル先生はハリーのことを「あの子は有名人で伝説の人で」いつの日か今日という日がハリー・ポッター記念日になるかもしれないと・・・

さらにハリーに関する本が書かれて魔法界でハリーの名前を知らない子供は1人もいなくなるだろうとハリーのことを高く評価していますね。

しかし先生はハリーがホグワーツに入って来た時には「そんなこと」などはおくびにも出さずに他の生徒と区別することなく接していたのでした。額の傷をジロジロ見るなどということも一切しませんでした。

だからこそハリーもマクゴナガル先生に対しては確固たる信頼を寄せることができたし率直に自分の意見や考え方を言えたんじゃないかな?と私は思いますね。(笑)

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改めてミネルバ・マクゴナガル先生について(3)(4回シリーズ)

マクゴナガル先生と云えば極めて厳格で公正中立で妥協を許さない性格なんですが唯一ウィークポイントと言える点があるようです。それとハリーと同学年のグリフィンドール生の中で一番の問題児と云えば「あの生徒」のことなんですが最後の最後には?(全3項目)

3-1.ネビルと先生
純血の魔法使いであるのにも関わらずハリーと同学年のグリフィンドール生の中で一番の問題児と云えばネビル・ロングボトムその人でしょうね。マクゴナガル先生もネビルについては相当心を痛めているようです。

例えばアズカバンの囚人196ページ(携帯版213ページ)ではホグズミード行きの許可証をネビルが「なくしちゃたみたい」と訴えたのに対して先生は「あなたのおばあさまが私に直送なさいました」と答えています。

物忘れの名人だということをしっかりと把握されてしまっているようですね。そのほうが安全だと思われたのでしょうと念押しされている有り様です。

さらに炎のゴブレット上巻368ページ(携帯版335ページ)では先生はネビルに「お願いですからダームストラングの生徒たちの前で簡単な取替え呪文さえ使えないなどと暴露しないように」と言っています。

こんな簡単な魔法(なのか?)ができないなどと他の学校の生徒たちに知られてしまったら恥かしいと言わんばかりの発言ですよね。

そんな問題児ネビルに対する先生の評価が大きく変わったのは5年生の学期末にネビルがハリーと肩を並べて死喰い人集団と魔法省で戦ったことがキッカケになったんですよね。

プリンス上巻263ページで先生はネビルに「あなたのおばあさまは、どういう孫を持つべきかという考え方ではなく、あるがままの孫を誇るべきだと気づいてもいい頃です」と言って・・・

「これ以上ない!」というぐらいの賛美の言葉を贈ってネビルを高く評価したのでした。入学して以来初めてマクゴナガル先生に褒められたネビルはまごついて目をパチクリさせ顔中をピンク色に染めたのでした。

褒められて良かったね!ネビル。

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改めてミネルバ・マクゴナガル先生について(2)(4回シリーズ)

昨日10月4日が誕生日ということで今週はマクゴナガル先生を取り上げています。今日の記事では先生と他の先生方との関係について考えてみたいと思います。強い絆で結ばれている先生方もいれば不信感を隠そうともしない先生もいるようです。(全3項目)

3-1.スプラウト・フリットウィック両先生との関係
マクゴナガル先生にスプラウト先生それとフリットウィック先生と云えば、ご存知のように「この3人」には大きな共通点があるんですよね。それは3人の先生方はそれぞれ・・・

グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクローの各寮の寮監を務めているというわけです。したがって各寮を取り仕切る立場上行動を共にする場面もあったりして3人は強い絆で結ばれているようです。

例えばプリンス下巻92ページではハリーたち6年生の「姿現し」の練習に「この3人」が立ち会っていたりします。もちろんスリザリン寮の寮監であるスネイプも同席していますが・・・

ハリーたちは「この時期」1回限りだったわけなんですが当然毎年誰かが6年生になるわけなんですから寮監の先生方は毎年6年生の「姿現し」の練習に立ち会っているというわけです。

さらに騎士団下巻206ページでは「この3人」が呪文学の教室の外で額を寄せ合って話し合っていたりしていますよね。その後「ザ・クィブラー」にハリーのインタビュー記事が掲載された時には・・・

スプラウト先生とフリットウィック先生の2人は「それぞれのやり方」で自分の気持ちをハリーに示してくれましたし、フレッド・ジョージの「暴れバンバン花火」等々・・・

3人の寮監の先生方は「反アンブリッジ運動」の旗手として連係して行動したりしたのでした。そして最後の仕上げが「ホグワーツの戦い」だったというわけなんですよね。

死の秘宝下巻315ページでは「この3人」マクゴナガル先生にスプラウト・フリットウィック両先生がスネイプ校長をホグワーツ城から追い出して・・・

これをキッカケに天下分け目の戦いの火ぶたが切って下されたというわけです。

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改めてミネルバ・マクゴナガル先生について(1)(4回シリーズ)

本日10月4日が誕生日!ということで今週はマクゴナガル先生を取り上げることにします。当サイトでは既に巻ごとの先生は取り上げ済みなので今回は思いつくまま気の向くままにマクゴナガル先生について書き綴ってみたいと思います。(全3項目)

3-1.初授業での先生
当サイトでは折りある毎にハリーは極めて優秀な開心術士だと指摘しています。ハリーが初めてマクゴナガル先生と出会った時にもハリーは即座に先生の心を読んで「この人には逆らってはいけない」と思ったというわけです。

「変身術はホグワーツで学ぶ魔法の中で最も複雑で危険なものの1つです。いいかげんな態度で私の授業を受ける生徒は出ていってもらいますし2度とクラスには入れません。初めから警告しておきます」

厳格で聡明そのもののマクゴナガル先生の初授業はいきなり説教で始まりました。それから先生は机を豚に変え即座に元の姿に戻してみせました。生徒たちは感激して早く試したいと思ったのでした。

しかし!次の瞬間には家具を動物に変えるようになるまでには相当な時間がかかることを思い知らされることになったのでした。散々複雑なノートを採った後に1人1人にマッチ棒が配られ・・・

それを針に変える練習が始まったのですが授業が終わるまでにマッチ棒をわずかでも変身させることができたのはハーマイオニー・グレンジャーただ1人だけでした。

初めて受けた数々の授業でハリーは魔法とは杖を振って呪文を唱えるだけでできるものではないということを痛感させられることになったのでした。

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森の番人ハグリッド「不死鳥の騎士団」編(4)(シリーズ最終回)

アンブリッジに「停職候補」の烙印を押されてしまったハグリッドだったのですが今学期のハグリッドはここから踏ん張りました。それは「俺がクビになったら誰があいつの面倒を見るんだ」という思いがあったからなんでしょうね。しかし最悪の事態を考えなくてはならない時がやって来てしまったようです。(全3項目)

3-1.トレローニーか?ハグリッドか?
アズカバンから「10人」もの死喰い人が脱獄するという事件が起きて魔法界は急速に緊迫の度を深めることになったのでした。10人の中にはネビルの両親を廃人にしたベラトリックス・レストレンジも含まれていました。

愛しのファッジの目と鼻の先で「こんな大事件」が起こったことでアンブリッジが少しはガッカリして恥じ入るのではないか?とハリーは予測したのですが逆にむしろ決意を固めるに至ったようです。

どうやら「この事件」はホグワーツの生活を何から何まで自分の統制下に置きたいというアンブリッジの激烈な願いに拍車をかけただけのようなのです。

そんなわけでアンブリッジはまもなく教師の首切りを実施する意思を固めたようで、そうなると後はトレローニー先生とハグリッドの「どちらが先か?」という問題になって来たようです。

残念ながらハリーの見るところハグリッドもトレローニー先生も甲乙つけ難い状況でした。ハグリッドはハーマイオニーの忠告に従っているようで恐ろしい動物と云えばせいぜいクラップぐらいでしたが・・・

どうやら神経が参っているようで授業中に変にそわそわしたり話の筋道が分らなくなったり質問の答えを間違えたりするようになりました。加えてアンブリッジのほうを頻繁に見るようになり・・・

ハリー、ロン、ハーマイオニーに対して今まで経験したことがないほど冷たい態度を取るようになりました。さらに3人に暗くなってから小屋を訪問することをはっきり禁止したのでした。

「おまえさんたちがあの女(ひと)に捕まってみろ。俺たち全員のクビが危ねえ」

これ以上ハグリッドの職が危なくなるようなことはしたくないということでハリーたち3人は暗くなってからハグリッドの小屋を訪問するのを遠慮することにしたのでした。

そうこうする内に・・・

ついに!

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