監督生(1)(4回シリーズ)

さて!今週はホグワーツ魔法魔術学校における監督生制度について考えてみたいと思います。ハリーたちがホグワーツに入学する年度にはパーシー・ウィーズリーが監督生に任命されたのでした。そしてハリーが5年生になった時には女子のほうは下馬評通りハーマイオニーが選ばれたのですが男子のほうは意外な生徒が選ばれたのでした。その男子生徒とは?(全3項目)

3-1.5年生になったら
ハリーポッター・シリーズで監督生なるものが初登場するのは賢者の石144ページでハリーが初めてホグワーツ特急に乗り込み空いたコンパートメントをようやく見つけて入り発車するのを待っていると・・・

「おお、パーシー、君、監督生になったのかい?」

5人の子供たちを引き連れてキングズ・クロス駅に来ていたウィーズリーおばさんの所にパーシーが早々とホグワーツの制服に着替えて現れたのでした。胸には「P」の文字が入った銀色のバッジをつけています。

パーシーの説明によると監督生は前の方の車両に2つコンパートメントが確保されていて空いたコンパートメントを探さなくとも席が確保されているようですね。そんなパーシーをフレッドとジョージが冷やかします。

まるで「その時初めて知ったかのように」フレッドとジョージはわざと驚いたようにパーシーに「そう言ってくれればいいのに、知らなかったじゃないか」と話しかけていますね。ところが・・・

「待てよ、そういえば、何か以前に1回、そんなことを言っていたような」

「2回かな・・・」

「1分間に1、2回かな・・・」

「夏中言っていたような・・・」

そう言うフレッド・ジョージにパーシーは苛立ったように「黙れ!」と言ったのでした。今にして思えば第3巻「アズカバンの囚人」で最終学年を迎えるパーシーはロンとハリーが入学する・・・

「この年度」に監督生になったんですよね。全巻読み終えている人たちには既にお馴染みになっているように監督生は5年生になる生徒たちの中から男女それぞれ1名ずつが選ばれるというわけなんですよね。

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ハーマイオニー・グレンジャー「アズカバンの囚人」編(4)(シリーズ最終回)

ハーマイオニーがマクゴナガル先生に告げ口したお陰でハリーはファイアボルトを取り上げられてしまったのでした。怒り心頭に達するハリーとロンでしたが最後の最後には?(全4項目)

4-1.スキャバーズが!クルックシャンクスに?
ハーマイオニーは善意でやったことだ。ハリーにはそれが判っていましたがハーマイオニーのお節介のお陰で世界一の箒の持ち主になれたのは「ほんの数時間」ということになってしまいました。

ロンもまたハーマイオニーに対してカンカンに腹を立てていました。そんな2人に対してハーマイオニーはクリスマス以降は談話室を避けるようになりハリーもロンも談話室に戻れと説得することもなかったのでした。

さらにロンとハーマイオニーの友情も「これでお終い?」という事件が起きてしまったのでした。スキャバーズが姿を消してしまったのです。現場の状況からはクルックシャンクスがスキャバーズを・・・

食ってしまったことは火を見るより明らかでした。それでもハーマイオニーは決して非を認めずファイアボルトのこともスキャバーズのことも全部私が悪いってわけねとヒステリー気味に答えたのでした。

ハリーはファイアボルトが戻って来てレイブンクロー戦に勝利したことでハーマイオニーに対する怒りを解きましたがロンの怒りはなかなか収まらずハーマイオニーもまた引き続きスキャバーズに関しては・・・

自分の非を認めようとはしなかったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「アズカバンの囚人」編(3)(4回シリーズ)

スネイプの代理授業の翌日に行われた対ハッフルパフ戦でグリフィンドールは敗れハリーはニンバス2000を失ったのでした。しかし!それと引き換えにハリーがフレッド・ジョージから譲り受けたものとは?クリスマスに贈られたものとは?そしてハーマイオニーの反応は?(全3項目)

3-1.忍びの地図
学期最後の週末にホグズミード行きが許され村に行けないハリー以外の生徒は全員大喜びしたのでした。ハーマイオニーもクリスマス・ショッピングが全て村でできると喜んだのでした。

土曜日の朝ハリーがロンとハーマイオニーを見送ってグリフィンドール塔に向かっていると4階の廊下の中ほどでハリーを呼ぶ声がするので振り返ってみるとフレッドとジョージがそこにいたのでした。

「どうしてホグズミードに行かないの?」と訊ねるハリーにフレッド・ジョージは「君にもお祭り気分を分けてあげようと思って」と言って近くの誰もいない教室にハリーを誘ったのでした。

そしてそこでハリーがフレッド・ジョージから譲り受けたのが例の「忍びの地図」だったというわけなんですよね。ハリーはこうしてハニーデュークスの地下倉庫から村に潜入することに成功したのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「アズカバンの囚人」編(2)(4回シリーズ)

ホグワーツの生徒は3年生になるとホグズミード行きが許可されます。ハリーはバーノン叔父さんが許可証にサインしてくれなかったのでハーマイオニーはロンと一緒に行くことになったのですが、直前には2人のペットのクルックシャンクスとスキャバーズが・・・(全3項目)

3-1.もうじき初めてのホグズミード村なのに・・・
こうしてハリー、ロン、ハーマイオニーの3年目が始まったわけですが10月に入るとハリーにとっては待望のクィディッチ・シーズンの到来ということになるわけなんですよね。

ある夜ハリーが練習の成果に満足しながら談話室に戻って来ると談話室はざわついた雰囲気でした。ハリーがロンとハーマイオニーに「何かあったの?」と訊くと「第1回目のホグズミード週末」とのことでした。

ハリーはロンのそばの椅子にドサリと座りました。高揚していた気持ちがたちまち萎えて行きました。ハーマイオニーはハリーのそんな気持ちを察したようでした。するとそこに・・・

ハリーを追うようにクルックシャンクスがやって来ました。ハリーがロンとハーマイオニーもやっている天文学の宿題をやろうと羊皮紙、インク、羽根ペンを取り出し作業に取りかかると・・・

突然クルックシャンクスが跳び上がったのでした。クルックシャンクスは四本脚の爪全部をロンのカバンに深々と食い込ませ猛烈に引っ掻き出したのでした。ロンはクルックシャンクスからカバンをもぎ取ろうと・・・

カバンを振り回しましたがクルックシャンクスはカバンにぴったり張りついたままで全く離れません。そうこうする内にカバンの中に隠れていたスキャバーズがポーンと飛び出したのでした。

ロンとハーマイオニーがそれぞれのペットを追いかけました。ハーマイオニーはクルックシャンクスの腹を抱えウンウン言いながらスキャバーズから引き離したのでした。

それぞれのペットを巡って激論が交わされたのは言うまでもありません。ロンが「その猫のお陰でこんなにガリガリになった」と文句を言えばハーマイオニーも負けずに・・・

「猫はネズミを追いかけるものだわ」と言い返したのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「アズカバンの囚人」編(1)(4回シリーズ)

9月19日が誕生日ということで昨年9月からある程度の期間おきにハーマイオニーを巻ごとに取り上げています。今週は第3巻「アズカバンの囚人」のハーマイオニーを紹介することにします。夏休み最後の日にようやく会えたハリー、ロン、ハーマイオニーの3人だったのですが魔法動物ペットショップで3人が出会ったのは?(全3項目)

3-1.クルックシャンクスとの出会い
「私のお誕生日、9月なんだけど自分でひと足早くプレゼントを買いなさいってパパとママがお小遣いをくださったの」

クルックシャンクスとの出会いはこのハーマイオニーの一言で始まったのでした。ハリーやロンにはペットがいるのに私にはいない。だから私もふくろうが欲しいと言い出したのでした。

ロンもエジプトから帰って以来スキャバーズに元気がないということで3人は魔法動物ペットショップに行くことにしたのでした。ロンがスキャバーズをショップの店員の魔女に見せていると・・・

突如としてロンの頭の上に何やらオレンジ色の大きなものが飛び降りて来たのでした。シャーッシャーッと狂ったように喚きながら「それ」はスキャバーズめがけて突進したのでした。

「コラッ!クルックシャンクス、ダメッ!」

店員の魔女が叫びましたがスキャバーズは石鹸のように魔女の手をすり抜けるとベタッと床に落ちた後に出口めがけて遁走していったのでした。ロンとハリーはスキャバーズを追って店を出たのでした。

やっとのことでスキャバーズを見つけ2人が魔法動物ペットショップに戻って来ると何と!つい先刻にはロンとスキャバーズを襲った猫をハーマイオニーが両腕に抱えて出て来るではありませんか。

「君、あの怪物を買ったのか?」
「この子、素敵でしょう、ね?」

ハーマイオニーは得意満面でしたがハリーは見解の相違だなと思ったのでした。赤味がかったオレンジ色の毛がたっぷりとしてふわふわでしたが、どう見てもガニ股でしたし・・・

気難しそうな顔がおかしな具合につぶれていました。まるでレンガの壁に正面衝突したみたいでした。ロンはよりにもよって自分とスキャバーズを襲った猫を買うなんてと文句を言いましたが・・・

ハーマイオニーはクルックシャンクスは私の女子寮でスキャバーズはロンの男子寮で寝るのだから何も問題はないと言い張ったのでした。だから取り越し苦労はやめなさいとハーマイオニーは・・・

ロンに言い張ったのでした。

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ハリー、ロン、ハーマイオニーを巡って繰り広げられる男女関係のあれこれ(4)(シリーズ最終回)

今週はバレンタイン企画ということでシリーズの主役ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人の周囲で繰り広げられた男女関係について取り上げて来ました。最終日の今日はやはりハリーとロンとハーマイオニーにハリーとジニーの関係について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.ハリーとハーマイオニー
よくよく考えてみるとハリーとハーマイオニーについては意見の違いなどから生ずる小競り合いや小さな衝突などはあったものの長期間仲違いすることはありませんでしたね。

ただ年齢を重ねるにつれてハリーの精神的な成長の度合いがハーマイオニーを上回っていたため最終学年の年度などはむしろハリーがハーマイオニーに気を使う場面が多かったような気が私はします。

●例えば「炎のゴブレット」では
シリウスは僕の額の傷痕が少し痛んだというだけで帰国して来た。だから代表選手に選ばれたなんて聞いたら城に乗り込んで来てしまうと言うハリーに対してハーマイオニーは・・・

三校対抗試合も有名だしハリーも有名。だからどっちにしろハリーが代表選手に選ばれたことはシリウスの耳に入ってしまう。だからハリー自身がシリウスに知らせるべきだと言ってハーマイオニーは・・・

ハリーにシリウスに手紙を書くよう強く進言したのでした。

●それが「死の秘宝」では
下巻198ページでハーマイオニーがマルフォイの館でハリーが奪って来たベラトリックス・レストレンジの杖を「私の思い通りにならない。あの女の一部みたい」と嫌うのを見てハリーは・・・

自分がリンボクの杖を嫌った時にハーマイオニーが「自分の杖と同様に機能しないのは気のせいだ」だから練習あるのみ!と説教したことを思い出しましたが・・・

これからグリンゴッツに金庫破りに行くという時にハーマイオニーの反感を買うのはまずいということでハリーはハーマイオニーに言われた言葉をそのまま返すのは思い留まったのでした。

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ハリー、ロン、ハーマイオニーを巡って繰り広げられる男女関係のあれこれ(3)(4回シリーズ)

ヴォルデモート卿の復活を信じるのか?信じないのか?を巡る意見のすれ違いからシェーマスと別れてしまったラベンダーが次に取った行動とは?それは凶と出たのか?吉と出たのか?またそこに至る原因を作ってしまったのは?(全2項目)

2-1.ロンとラベンダー・ブラウンを巡る愛憎劇
そんなわけで先回の記事で詳しく説明したようにヴォルデモート卿が復活したとするハリーとダンブルドアの主張を信じるのか?信じないのか?を巡る考えのすれ違いから・・・

別れてしまったシェーマス・フィネガンとラベンダー・ブラウンだったのですが再び2人の意見が一致することになっても2人がすんなり元の鞘に収まるというわけにはいかなかったのでした。

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ハリー、ロン、ハーマイオニーを巡って繰り広げられる男女関係のあれこれ(2)(4回シリーズ)

今週の初日2月14日はバレンタインデーということで当サイトでは久しぶりにバレンタイン企画の記事をお届けしています。ネビルとルーナと云えばダンブルドア軍団のメンバーの中では一番熱心に練習していた2人だったのですが?その後の2人はどういう関係になったのか?と言えば・・・(全3項目)

3-1.ネビルとルーナ
この2人が初対面を果たしたのはネビル5年生ルーナ4年生の新学期初日のホグワーツ特急内でした。ハリーとジニーが空いたコンパートメントを探しているとまず最後尾の車両で出くわしたのがネビルでした。

空いた席が全然見つからないと言うネビルに対してジニーが鋭く突っ込んだのでした。ここが開いているじゃないのと「ルーニー・ラブグッド1人だけ」じゃないのと・・・

ネビルは「邪魔したくない」などとブツブツ言って抵抗しましたがジニーが「この子は大丈夫よ」と言ってルーナがいるコンパートメントに入っていったのでした。ネビルとハリーもジニーに続いて入ったのでした。

ところが当初はこのように接することさえ避けていたネビルとルーナだったのですがハーマイオニーとハリーが結成したダンブルドア軍団に2人が参加したことがキッカケになって・・・

2人の関係は劇的に変化することになったのでした。最後の仕上げは学期末に魔法省でネビルとルーナが肩を並べて死喰い人集団と戦ったことでした。こうして2人は強い絆で結ばれたのでした。

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ハリー、ロン、ハーマイオニーを巡って繰り広げられる男女関係のあれこれ(1)(4回シリーズ)

本日2月14日はバレンタインデーということで当サイトでは久しぶりにバレンタインデー企画の記事をお届けすることにしました。ハリーにとっては5年生の学期末には既に結論が出ていた件なんですが、もう一方の女性の側は卒業した後もハリーにまだまだ未練があったようです。(全3項目)

3-1.改めてハリーとチョウについて
ご存知のようにチョウ・チャンはハリーの初恋の人でした。3年生時のクィディッチの対レイブンクロー戦で2人は出会いハリーは恋に落ちたというわけです。多分ハリーは一目惚れだったんでしょうね。

4年生の時にはハリーはチョウにクリスマス・ダンスパーティのパートナーになって欲しいと言ったのですがチョウは既にセドリック・ディゴリーに誘われていたので・・・

2人はハリーが5年生のバレンタインデーの日にようやく初デートを実現させましたが、その後チョウがダンブルドア軍団に参加させたマリエッタ・エッジコムがアンブリッジに密告して・・・

軍団の活動を停止させるキッカケを作ってしまったということなどもあって次第に溝を深め、さらにハリーの気持ちに決定的なダメージを与えたのがシリウスの死でした。

シリウスが死んだ結果ハリーは「それ以前」に抱いていたチョウに対する気持ちもまたすっかり冷めてしまったのでした。しかしチョウは「事あらばハリーとよりを戻したい」と思っていたのでした。

死の秘宝下巻294ページではそんな「ハリーとよりを戻したい!」というチョウと「させてなるものか!」というジニーの激しい攻防と駆け引きが繰り広げられたのでした。

チョウがレイブンクローの失われた髪飾りがどんなものかを見たいのなら自分たちの談話室に行けば見せてあげられるけどと言ってハリーを案内しようとしたのでした。

そこでチョウが立ち上がりましたがチョウの気持ちを察したジニーは強い調子でルーナにハリーをレイブンクローの談話室に案内してくれるようにと頼んだのでした。

これからいよいよ戦いが始まるという最中(さなか)にも女同士の烈しい攻防が繰り広げられていたというわけなんですよね。

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キングズリー・シャックルボルト(後編)

新魔法大臣ルーファス・スクリムジョールの命を受けてマグルの首相に張りついていたキングズリーだったのですが不死鳥の騎士団の創設者アルバス・ダンブルドアが死亡したことを受けて再びハリーポッター・シリーズの表舞台に復帰して来たのでした。そんなキングズリーの復帰後最初の任務とは?(全3項目)

3-1.1年以上ぶりに登場
アーサー・ウィーズリーやマッド・アイ・ムーディと同様に不死鳥の騎士団の創設者アルバス・ダンブルドアの死亡に伴って「自分の任務に専念していればよい」などとは言えなくなったのは・・・

キングズリー・シャックルボルトもまた同じでした。ダンブルドアの死亡後キングズリーはアーサー・ウィーズリー氏と共にプリベット通り4番地を訪れてダーズリー一家の説得に当たったのでした。

「キングズリー、マグルの首相の警護をしているんじゃなかったの?」

そう呼びかけるハリーに対してキングズリーは一晩ぐらい私がいなくともマグルの首相のほうは差し支えない。ハリーのほうが大切だと答えたのでした。こうしてキングズリーも不死鳥の騎士団の・・・

「7人のハリー・ポッター作戦」に参加したのでした。

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キングズリー・シャックルボルト(前編)

年頭の記事をご覧になった皆さんはよーくご存知のように先週はウィーズリーおじさんを取り上げたので今週は闇祓いを2人紹介しています。後半は第5巻「不死鳥の騎士団」で初登場と遅い出番だったのですが、その分インパクトの強い活躍ぶりを見せてくれた「この人」です。(全3項目)

3-1.初登場シーン
禿げた黒人の魔法使いで深いゆったりとした声をしている。そして片方の耳に金のイヤリングをしている。キングズリー・シャックルボルトが初登場したのは前述のように第5巻「不死鳥の騎士団」の上巻79ページでした。

ダドリーと共に吸魂鬼に襲われたハリーをプリベット通り4番地に迎えに来た不死鳥の騎士団の先発護衛隊の1人として初登場しているんですよね。ハリーを見てルーピンの言う通りだと・・・

ジェームズに生き写しだとハリーのことを評していますね。実は今回初登場シーンを改めて読み返してみて気づいたのですがキングズリーは「ジェームズ」とハリーのお父さんのことを・・・

ファーストネームで呼んでいるんですよね。ということは面識があるばかりか存命中には相当親密な間柄だったということになりますよね。どういう付き合いだったんでしょうね。

さらにここではトンクスがキングズリーのことを「私より少し地位が高い」と言っているんですよね。どのようにしてキングズリーはトンクスより地位が高いのか?の具体的な説明はないのですが・・・

今にして思えば・・・

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マッド・アイことアラスター・ムーディ(後編)

ダンブルドアに頼まれて1年間期間限定という約束で「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就く予定だったのに思わぬアクシデントに見舞われてハリーに会うことも叶わなかったマッド・アイ・ムーディだったのですがハリーに会う機会は意外に早く訪れたのでした。しかし!2年後に再会を果たした時には・・・(全3項目)

3-1.先発護衛隊の1人として・・・
実は昨日の記事で本物のマッド・アイ・ムーディの初登場シーンは第5巻「不死鳥の騎士団」の上巻78ページだとお伝えしましたが第4巻「炎のゴブレット」の最終盤に初登場していたのを思い出しました。

それは下巻494ページ(携帯版933ページ)で7つの鍵穴がついた自分自身のトランクに閉じ込められているのをダンブルドアが発見している所で本物のムーディが初登場していますね。

さらに552ページ(携帯版985ページ)では教職員テーブルに本物のマッド・アイ・ムーディが着いていますね。しかし結局本物のムーディはホグワーツで教える機会もハリーと顔を会わせることもなかったというわけなんですよね。

そんなわけでムーディが初めてハリーとの対面を果たしたのが前述の第5巻「不死鳥の騎士団」の上巻78ページだったというわけなんですよね。ムーディはハリーに「先生?」と呼びかけられても・・・

教える機会がなかったので「先生かどうか?」はよく分からんと答えたのでした。そしてハリーの顔をよく見たいのでここに降りて来るようにとハリーに呼びかけたのでした。

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マッド・アイことアラスター・ムーディ(前編)

これも年頭の記事で予告しましたが先週はウィーズリーおじさんを取り上げたので今週は2人の闇祓いを紹介することにします。前半はまずハリー4年生の時には「闇の魔術に対する防衛術」の教師だった(?)この人を取り上げることにします。(全3項目)

3-1.初登場シーン
ハリーポッター・シリーズでは同一人物で複数つまり何種類かのパターンの初登場シーンが存在するというケースがあるんですけど実はマッド・アイ・ムーディもそうなんですよね。

●最初の初登場シーン
1つ目は第4巻「炎のゴブレット」の第11章の冒頭のシーンでローリングさんが得意とする「名前だけ初登場」というパターンです。

エイモス・ディゴリー氏の知らせでマッド・アイ・ムーディを軽い罪で放免するためにとウィーズリーおじさんがマッド・アイを助けに早朝に自宅に駆け付けることになったのでした。

ハリーが「闇祓い」という職業があることを初めて知ったのが「この時」でした。ハリーがポカンとしているのでチャーリーが「闇の魔法使い捕獲人」のことだと一言付け加えたのでした。

●2つ目の初登場シーン
新学期の初日にダンブルドアが三大魔法学校対抗試合のことを説明しようとした「その時」に大広間の扉がバタンと開いて現れたのがマッド・アイ・ムーディだったというわけです。(上巻287ページ、携帯版262ページ)

マッド・アイ・ムーディは長いステッキに寄りかかり黒い旅行マントを纏(まと)っていました。馬のたてがみのような長い暗褐色まだらの髪の毛で一歩踏み出す毎に「コツッ、コツッ」という鈍い音が大広間に響いたのでした。

顔は1ミリの隙間もないほど傷痕に覆われた不気味な人相でマッド・アイを見たハーマイオニーは思わず息を呑んでロンとハリーに「あの顔、何があったの?」と訊いたのでした。

●3つ目の初登場シーン
ハリポタの読者の皆さんは「よーくご存知」のように実は前述のマッド・アイは死喰い人のクラウチ・ジュニアがムーディに成り済ましていたんですよね。じゃあ本物のマッド・アイ・ムーディが初登場したのは?

第5巻「不死鳥の騎士団」の上巻78ページでプリベット通り4番地にハリーを迎えに来た騎士団の先発護衛隊のメンバーの1人として登場しているんですよね。「誰かの目玉をくり貫くつもりか?」と・・・

ハリーに最初に声をかけたのがマッド・アイ・ムーディでした。

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魔法省に勤めるアーサー・ウィーズリー氏(4)(シリーズ最終回)

ロンがハリーに同行していることがヴォルデモートと死喰い人の知るところとなりアーサー氏を始めとするウィーズリー家の人たちは「忠誠の術」を使って隠れざる負えない状況に追い込まれてしまったのでした。そしてその閉塞感を突き破る戦いがホグワーツで行われようとしていたのですが・・・(全3項目)

3-1.ようやく仲直り
ハリーがルーナと共にレイブンクローの談話室から「必要の部屋」に戻って来ると部屋を出た時よりずっと大勢の人々がいてさらに混み合っていたのでした。ハリーが「僕たちは戦うんだ」と言うと・・・

ウオーッと声が上がって全員が次々とハリーの前を走り過ぎてハリーは壁に押し付けられてしまったのでした。不死鳥の騎士団にダンブルドア軍団さらにはハリーの昔のクィディッチの仲間などが交じり合って・・・

城の中へと向かって行ったのでした。一気に人が出て行くと「必要の部屋」には一握りの人間だけが残ったのでした。ウィーズリーおばさんはジニーに「あなたはまだ16才なのだから」家に帰れと言われていました。

ジニーは家族全員がここにいるのに家で1人で待っているなんてできないと言っていましたがハリーにダメだしをされてしまったので諦めて帰ろうとした「その時」でした。誰かが慌てて走り込んで来たのでした。

ドシンという大きな音がして「その人物」は勢い余って駆け込んで来たので倒れていました。一番手近の椅子にすがって立ち上がり、ずれた角縁メガネを通して周囲を見回していました。

「その人物」は口ごもって黙り込んでしまったのでした。まさか家族のほとんど全部がいる所に飛び込むとは予想していなかったようなのです。驚きの余り長い沈黙が続いたのでした。

パーシーとウィーズリー一家はしばらくの間は凍りついたまま見詰め合っていましたがパーシーが吼えるように「僕はバカだった!」とようやく口火を切ったのでした。僕は気取った間抜けの愚か者だったと。

「父さん、ごめんなさい」とパーシーが言うとウィーズリーおじさんはしきりに目を瞬かせてから急いで近寄ってパーシーを抱き締めたのでした。父と子がやっとのことで和解した瞬間でした。

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魔法省に勤めるアーサー・ウィーズリー氏(3)(4回シリーズ)

こうして仕事の内容に多少(かなり?)の不満はあるものの勤め先のトップが代わったことで劇的に働く環境が好転したウィーズリーおじさんだったのですが、いい時は長くは続かなかったのでした。おじさんと不死鳥の騎士団は大きな柱を失ってしまったのです。(全3項目)

3-1.決死の移動
不死鳥の騎士団の創設者であるアルバス・ダンブルドアが死亡しましたがアーサー氏を始めとする騎士団の面々は落ち込んでいたりするヒマはなかったのでした。取るべき措置を早急に行う必要があったからです。

それはハリーとハリーの唯一の親戚であるダーズリー一家を新たに安全な場所に移動させることでした。ハリー17才の誕生日にはハリーの安全を保って来た守りの呪文が破れるからです。

魔法省内にはハリーがプリベット通り4番地を離れるのは30日の夜だという偽情報を流しておき実際にはハリーとダーズリー一家は「それ以前」の日に移動させるという計画になっていたのでした。

ウィーズリーおじさんは夏休みに入ってから早々にキングズリー・シャックルボルトと共にプリベット通り4番地を訪れて一家の説得を行ったのでした。そしておじさんはハリーの移動の際にも・・・

メンバーの1人として加わったのでした。ところがヴォルデモートと死喰い人たちはハリーが移動する日を事前に察知していたのです。14人のメンバーはプリベット通り4番地を出ると同時に取り囲まれてしまったのでした。

ハリーを無事「隠れ穴」に移動させることには成功しましたがジョージは負傷して片方の耳を失うことになり騎士団はマッド・アイ・ムーディを失うことになってしまったのでした。

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魔法省に勤めるアーサー・ウィーズリー氏(2)(4回シリーズ)

「日刊予言者新聞」でヴォルデモート卿の復活が報じられると魔法界の人々は驚き戸惑うと同時に怒りもまた頂点に達したのでした。当然大臣の首が持つわけもなくコーネリウス・ファッジは辞任に追い込まれたのでした。そこで新たに大臣の座に就任したのは?(全3項目)

3-1.新魔法大臣ルーファス・スクリムジョール
魔法大臣コーネリウス・ファッジは短い声明を発表しヴォルデモート卿が復活して再び活動を始めたと宣言したのでした。つい先日までヴォルデモート卿の復活など「事実無根」と完全否定していただけに・・・

この発表は魔法界の人々を仰天・困惑させると同時に怒りもまた頂点に達したのでした。魔法界の人々はコーネリウス・ファッジの大臣辞任を求めて一斉蜂起したのでした。

ファッジ本人をして「私の任期中にこれほど国がまとまったことはない」と言わしめるほどで魔法界全体が2週間に渡ってコーネリウス・ファッジの大臣辞任を叫び続けたのでした。

こうしてコーネリウス・ファッジに代わって新たに魔法大臣の座に就任したのは闇祓いの局長だったルーファス・スクリムジョールでした。新大臣は就任早々にはマグルの首相の警備担当に・・・

キングズリー・シャックルボルトを配するなどヴォルデモート復活を受けての措置を次々に実行に移したのですがウィーズリーおじさんもまたスクリムジョールの取った人事異動の一環で・・・

新たに設置された局の局長に就任することになったのでした。

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