ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(12)(シリーズ最終回)

フレッド、ルーピン、トンクスに続いてハリーまでもが死んでしまうなんて!しかし奇跡の生還を果たしヴォルデモートに勝利したハリーが校長室で宣言したこととは?ハリーの決意に対してロンとハーマイオニーはどう応えたのか?(全3項目)

3-1.フレッド、リーマス、トンクス
「さあ-さあ、城に戻りましょう。あの人が森に行ったのなら計画を練り直す必要があるわ」

ハーマイオニーはこう言うとスネイプの亡骸をちらりと見てからトンネルの入口へと急いだのでした。ロンに続いてハリーも「透明マント」を手繰り寄せるとスネイプを見下ろしたのでした。

何と言っていいのか?ハリーにも分らなかったのでした。ただスネイプの殺され方と殺された理由とに衝撃を受けていたのでした。ロンとハーマイオニーも同じ気持ちだったのでしょうか?

再びトンネルをくぐって「叫びの屋敷」から城に戻る道すがらハリーもロンもハーマイオニーも3人とも口を利きませんでした。ハリーの頭の中にはまだヴォルデモートの声が響いていたのでした。

お前は俺様に立ち向かうどころか友人たちがお前のために死ぬことを許した。俺様はこれから1時間「禁じられた森」で待つ。1時間だ・・・

死者は大広間の真ん中に横たえられていました。フレッドの亡骸は家族に囲まれていてハリーには見えませんでした。ハリーには何も言わずにロンとハーマイオニーが離れて行ったのでした。

ハーマイオニーは顔を真っ赤に泣き腫らしたジニーの所に駆け寄って抱き締めたのでした。ジニーとハーマイオニーが家族のほうに移動した時ハリーはフレッドの隣に横たわる亡骸をはっきりと見てしまったのでした。

リーマスとトンクスでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(11)(12回シリーズ)

レイブンクローの失われた髪飾りを見るためにルーナと共にレイブンクロー寮の談話室に向かったハリーだったのですが「必要の部屋」に戻って来るとロンとハーマイオニーの姿は忽然と消えていたのでした。いったい2人はどこに?そうこうする内に戦いの火ぶたは切って落とされたのでした。(全3項目)

3-1.2人はどこに?
こうしてスネイプ校長にも気づかれずヴォルデモートよりも先にホグワーツ入りを果たすことができたハリーたち3人だったのですが、一刻も早く分霊箱を探し出さなければならないと焦る余り・・・

ネビルを筆頭にDAのメンバーとの意思疎通が上手くいっていなかったハリーだったのですが、そんなハリーにロンが「みんなに手伝ってもらったら?」と助け舟を出したのでした。さらにハーマイオニーも・・・

ハリーにロンの言う通りだと言ったのでした。自分たちは「何を探すのかさえ分らないのだから」とハリーがなおも納得しない顔でいるとハーマイオニーはハリーに「何もかも1人でやる必要はないわ」と・・・

そこでハリーは「必要の部屋」にいる全員に呼びかけて特にレイブンクロー生に期待を寄せながら例えば鷲の印がある何かを「どこかで見かけたことはないか?」と訊ねたのでした。するとルーナが答えたのでした。

それはレイブンクローの失われた髪飾りなのだそうです。しかし失われたのは何百年も前のことと聞いてハリーは「それがヴォルデモートの分霊箱である可能性はないのでは?」と思ってガッカリしたのでした。

ハリーが別の質問を考えているとチョウが再び「その髪飾りがどんな形か見たいのなら自分たちの寮の談話室に行けば見ることができる」と言うのでハリーは「その髪飾り」が分霊箱である可能性は低いと思ったものの・・・

とりあえずレイブンクローの談話室に見に行ってみることにしたのでした。ところがレイブンクロー寮の談話室にはアレクト・カローが待ち構えていたのです。しかしそれが謎を解き明かす大きな手がかりとなったのでした。

マクゴナガル先生との対面を果たしてルーナと共に再び「必要の部屋」に戻ったハリーだったのですが、そこにロンとハーマイオニーの姿はなかったのでした。ウィーズリーおじさんは・・・

「もう大広間に行ったに違いない」と言ったのですが、帰って来る途中では2人に会いませんでしたしハリーが大広間に行っても2人の姿はどこにもなかったのです。2人は忽然と姿を消してしまったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(10)(12回シリーズ)

「姿くらまし」もできず吸魂鬼を差し向けられて絶対絶命のピンチに追い込まれたハリーたち3人だったのですが意外と云えば意外な人物に窮地を救われて難を逃れることができたのでした。さらにそこで久しぶりの再会を果たした人物とは?(全3項目)

3-1.ホグズミードへ
ドラゴンは一時は冷たい薄雲が漂う中を飛ぶほど高く高く舞い上がりましたが、やがて日没の光で赤銅色に染まった深い緑の山々と湖が見えて来たのでした。どうやら陽の光の反射で淡水の存在を感じ取ったようです。

ドラゴンは次第に低く飛び大きく輪を描きながら小さめの湖の1つに舞い降りようとしていました。ハリーは2人に「十分低くなったら飛び込め!」と呼びかけましたがハーマイオニーの返事は少し弱々しかったのでした。

ハリーたち3人はドラゴンが着地したのとは反対側の岸を目指して泳いだのでした。ようやく湖岸にたどり着くとハーマイオニーは咳き込み虚脱状態で震えていたのでした。ハリーがいつもの保護呪文をかけて・・・

2人のそばに戻るとハーマイオニーはハリーにハナハッカのエキスが入った薬瓶を渡し「貝殻の家」から持って来たかぼちゃジュース3本と着替えを取り出したのでした。着替えを済ませた3人は一気にジュースを飲んだのでした。

ハーマイオニーはまだ水を飲んでいるドラゴンを見ながら「あのドラゴンどうなるのかしら?」「大丈夫かしら?」と心配していましたがロンはそんなハーマイオニーに対して「心配ないよ」と・・・

あいつはドラゴンだから自分で自分の面倒をちゃんと見ると言ったのでした。むしろ心配しなきゃならないのは自分たちのほうだと言ったのでした。何せ自分たちはグリンゴッツ破りをやって退けたのだから。

3人とも笑い出しました。一旦笑い始めると止まりませんでした。しかし一番に笑い終わって真顔になったハーマイオニーは2人に「判ってしまうでしょうね」と言ったのでした。3人が分霊箱のことを知っていると。

そして!ついに!分霊箱の最後の隠し場所が判ったのでした。ロンが地面に置いていた分霊箱を拾い上げハリーが「透明マント」を引っ張り出すとハーマイオニーは叫んだのでした。ただ行くだけじゃ駄目よと・・・

何の計画もないじゃないのと。しかしハリーはハーマイオニーの最後の言葉を引き取ってこう言ったのでした。僕たちに必要なのは進むことだ。ぐずぐすしてはいられないのだと・・・

「だけど、どうやって入り込むつもり?」と言うハーマイオニーにハリーは取りあえずはホグズミードに行こうと言ったのでした。こうして3人は「透明マント」をできる限り下まで引っ張って・・・

ホグズミードに向かったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(9)(12回シリーズ)

先に進めば進むほどハリーは「ハーマイオニーをベラトリックス・レストレンジに変身させたのは失敗だったのでは?」という思いを強くしていったのですが、終わってみれば「終わりよければ全て良し」ということになったのでした。(笑)(全3項目)

3-1.ゴドリック・グリフィンドールの剣を巡って
ヴォルデモートと競って杖を追うのは辞めようと決めたことが未だにハリーを怯えさせたのでした。自身の決断は正しかったのか?間違っていたのか?揺れる気持ちにさらに拍車をかけたのは?

真っ向から意見を対立させたロンとハーマイオニーだったのです。「ニワトコの杖」が実在すると認めざる負えなくなったハーマイオニーは「ニワトコの杖」が邪悪な品だと主張したのでした。

しかしそんな2人の論争も棚上げしなくてはならなくなったのでした。グリップフックがハリーのグリンゴッツの金庫破りを手伝ってもいいと言ってくれたからでした。ところがグリップフックは・・・

金庫破りを手伝う代償として何と!「ゴドリック・グリフィンドールの剣」を要求して来たのです。剣は分霊箱を破壊するために必要なため3人は「どうしたものか?」と話し合いましたがハリーの発案で・・・

グリップフックが金庫に入る手助けをしてくれたら剣を譲ることにしよう。しかし「いつ渡すのか?」は正確には言わないようにしようと提案したのでした。ロンはハリーのアイデアを「天才的だ」と・・・

高く評価してくれたのですがハーマイオニーは「気に入らないわ」と言ったのでした。3人はグリップフックが待つ一番小さい寝室に戻って剣を渡す具体的な時期を言わないように慎重に言葉を選んで・・・

こうしてグリップフックとの取り引きは成立したのですがハリーが話している間ハーマイオニーは床を睨みつけていたのでした。ハリーはハーマイオニーのせいで計画を読まれてしまうのでは?と恐れましたが・・・

グリップフックはハリーを見ているだけでロンとハーマイオニーは眼中になかったのです。こうしてハリーたち3人はグリッフフックの手助けを得てグリンゴッツの金庫破りをすることになったのですが・・・

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(8)(12回シリーズ)

「死の秘宝」なんて存在しないのよ!あんなものはゼノフィリウス氏が苦し紛れにでっち上げたんじゃないかしら?とまで言っていたハーマイオニーだったのですが、残念ながら「ニワトコの杖」については認めなくてはならなくなったようです。(全3項目)

3-1.「死の秘宝」は存在するのか?しないのか?
ハリーもロンもあそこまで極めて困難な状況からよく逃げ遂せたものだと感嘆の声を漏らして「君って天才だ」と言ってハーマイオニーを褒め讃えたのでした。君がいなかったら僕たちどうなっていたのかと・・・

2人にそう言われてハーマイオニーは笑顔を浮かべましたが、次の瞬間には真顔になったのでした。何故ならハーマイオニーの思いは身柄を拘束されているルーナに及んでいたからです。

ハリーは2人に「ルーナは生き延びる」と言い切ったのでした。そうではない場合を考えることさえ耐えられませんでした。ルーナはタフだ!ルーナのことならきっと監獄に囚われている人たちに・・・

ラックスパートとかナーグルのことを教えているよとハリーが言うとハーマイオニーは手で目を拭いながら「そうだといいけど」とルーナのことが心配でならないようでした。その一方で・・・

「死の秘宝」なんてゼノフィリウス氏の作り話でっち上げじゃないかしら?と言うハーマイオニーに対してロンは「緊張している時に話をでっち上げるなんて意外と難しいんだ」と反論したのでした。

ロンも人さらいの一味に捕まった時にそれが判ったんだそうです。知っている人のふりをしたほうが全く知らない誰かをでっち上げるよりずっと簡単だったそうです。だからゼノフィリウス氏もまた・・・

本当のことか?または本人が本当のことだと信じていることを話したと思うとロンはハーマイオニーに言ったのでした。ところが話が「ペベレル家」に及んだ時でした。ペベレル家というのは・・・

今では男子の血筋が絶えてしまっていて誰もその姓を名乗っていない家名なんだと説明をするとハリーの脳裏にパッと閃くものがあったのです。それは昨年度のダンブルドアの個人教授で見た・・・

「マールヴォロ・ゴーント!」だと・・・

ヴォルデモートの祖父マールヴォロ・ゴーントが自分はペベレル家の子孫だと言っていたことを思い出したのです。あの時マールヴォロ・ゴーントが指にはめていたのは「蘇りの石」に違いないと・・・

しかしハーマイオニーは苛立ちと怒りを顔に出してハリーに「蘇りの石」など存在しないと言い切ったのでした。ハリーは何でも「秘宝」の話に当てはめようとしていると言って「死の秘宝」など存在しないと・・・

言い切ったのでした。それでもハリーの思いを払拭することはできなかったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(7)(12回シリーズ)

ロンが戻って来ました!喜ぶハリーに対して怒り狂うハーマイオニーだったのですが、そんなロンをちゃっかり利用することも忘れてはいなかったのでした。そこでハーマイオニーが言い出したこととは?ハリーは驚いてハーマイオニーを見つめたのでした。(全3項目)

3-1.驚きの?再会
ロンがハリーとハーマイオニーの元に戻って来ました。

今回ロンが戻って来た場面を改めてハーマイオニー中心に読み返してみてふと思ったことは「ハーマイオニーはロンが戻って来てうれしくなかったんだろうか?」ということですね。と云うのも・・・

ハリーがロンを連れてテントに戻って来た時のハーマイオニーはただひたすらに怒り狂うばかりで喜ぶ素振りを全く見せなかったからです。でもやはりロンを見て最初に思ったこととは?

「いったいどうやって?」ロンは私たちを見つけたのかしら?私たちのいる場所に来ることが出来たのかしら?ということだったようですね。そこでロンがジーンズのポケットから取り出した物とは?

「灯消しライター」でした。

「灯消しライター」を見せられた時ハーマイオニーは驚きの余り思わずロンに冷たく厳しい表情を見せるのを忘れてしまったのでした。そしてロンが事の経緯の説明を進めて行く内には・・・

ハリーも説明に加わって銀色の牝鹿が現れたこと。そして牝鹿を追いかけて行った先の池の中にグリフィンドールの剣があったことに話が及ぶとハーマイオニーは2人を交互に見ながら聞き入ったのでした。

2人の話を聞くことに集中するあまり手足をしっかり組むのを忘れてしまうほどでした。そこでハーマイオニーのロンに対する怒りが解けたと判断したハリーは2人の間にかけていた「盾の呪文」を・・・

解いたというわけなんですよね。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(6)(12回シリーズ)

「バチルダが剣を持っていたら?ダンブルドアが彼女に預けたとしたら?」ハリーの「故郷に帰りたい」という思いとハーマイオニーの推測が一致したため2人はゴトリックの谷に向かったのですが、これほどまでに多くのものを失うことになるとは・・・(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷へ
「ゴブリンの銀は世俗の汚れを寄せつけず自らを強化するもののみを吸収するのだ」

ハーマイオニーが額縁をビーズバッグにしまっておいたフィニアス・ナイジェラスの「この言葉」が分霊箱を破壊する方法を教えてくれたのでした。だからグリフィンドールの剣には・・・

バジリスクの毒が含まれているため分霊箱を破壊することができるのです。だからダンブルドアは遺言でハリーに剣を譲ろうとしたというわけです。ところがハリーとハーマイオニーは喜んだのですが・・・

1つ目の分霊箱を発見して以降は全く進展が見られない状況だというのに探し物がさらに「もう1つ」加わったことがロンには相当こたえたようなんですよね。ハーマイオニーはテントを出てロンを追ったのですが・・・

「い-行って-行ってしまったわ!『姿くらまし』して!」

翌朝無言で朝食を取った後2人は荷造りを始めましたがハーマイオニーはのろのろとしていました。ハーマイオニーの気持ちがハリーには痛いほど判ったのでした。この川岸を離れるということは・・・

この場所を引き払ってしまえば保護呪文がかかっているということで、ロンは2度と2人を見つけることはできなくなってしまうということなのです。ついに「姿くらまし」をしてヒースの茂る荒涼とした丘の斜面に・・・

到着するとハーマイオニーは繋いでいた手をほどいてハリーから離れ大きな岩に腰を下ろしてしまったのでした。膝に顔を埋めて身を震わせているハーマイオニーを見れば泣いているのが判ったのでした。

ハリーもまたハーマイオニーを慰める言葉も見つからず、そのハーマイオニーを中心に大きな円を描いて今まではハーマイオニーがかけていた保護呪文をかけたのでした。それからの数日間は・・・

2人はロンのことを全く話題にしなかったのでした。ハリーはロンの名前を2度と口にすまいと心に誓っていましたし、ハーマイオニーもまた「この問題」を追及しても無駄だと判っているようでした。

今にして思えば「この時」が2人にとっては最悪の時でした。居間の窓にきらめくクリスマスツリーを見かけるようになった頃ハリーはまだ探っていない唯一の残された途(みち)だと思われる場所を・・・

もう一度ハーマイオニーに提案しようと決心したのでした。それはかつてハーマイオニーがヴォルデモートはハリーが訪ねて来ることを予想しているだろうからと行くのを反対していた場所だったのです。

こうして2人はハリーの両親が眠る「ゴドリックの谷」へ・・・

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(5)(12回シリーズ)

事前の入念な下調べと準備もあったので魔法省に潜入することには意外に簡単にできたのですが「その後」がいけません。何とか分霊箱を奪って魔法省を脱出したものの3人を待ち受けていた運命は?(全3項目)

3-1.地下法廷
この4週間ロンやハーマイオニーと一緒に慎重に練り上げた計画は笑止千万の子供騙しのように思えて来たのでした。気づかれずに中に入り込むことだけに集中して入ってからのことを全く考えていなかったのです。

予想通りアンブリッジの部屋を探してもロケットは見つからなかったので、ハリーはエレベーターで一番下の階まで降りるとアンブリッジとハーマイオニーがいるはずの地下法廷に向かったのでした。

「次-メアリー・カタモール」

ハリーは本能的に動いたのでした。女性が1人で地下牢に入って行くのを見るに耐えられなかったからです。扉が閉まりかけた時ハリーは女性の後ろに従いて法廷に滑り込んでいました。そこにいたのは?

高くなった裁判官席にはアンブリッジが座り片側にはヤックスリーそしてもう一方の片側にはカタモール夫人と同じぐらい青白い顔をしたハーマイオニーが座っていたのでした。

裁判官席の後ろに回り込んでハーマイオニーの後ろに座ったハリーでしたが、アンブリッジが自分の餌食をよく見ようと高覧から身を乗り出した「その時」でした。何か金色の物が前に揺れてぶら下がったのでした。

金のロケットでした!

それを見たハーマイオニーが小さな叫び声を上げましたが、アンブリッジもヤックスリーも相変わらず獲物に夢中だったのでハーマイオニーの叫び声は2人の耳には届かなかったのでした。

「それ-それ、きれいだわ、ドローレス」

ハーマイオニーの言葉に応えてアンブリッジは胸に載っているロケットをポンポンと叩きながら「家に先祖代々伝わる古い品よ」と言ったのでした。つい先日マンダンガスから奪ったばかりのロケットが・・・

自分の純血の証明を補強するのに使われている。ハリーはアンブリッジの嘘で頭に血が上り警戒心を忘れてしまったのでした。ハリーは「透明マント」に隠れようともせず杖を上げて唱えたのでした。

「ステューピファイ!麻痺せよ!」

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(4)(12回シリーズ)

当初は「スネイプが出入りできるから」という理由でグリモールド・プレイス12番地行きを反対していたハーマイオニーとロンだったのですが、意外にもそれが最初の分霊箱を発見するキッカケを作ってくれたのです。しかしロケットの所在が判ってみると・・・(全3項目)

3-1.ハーマイオニーとクリーチャー
ビルとフラーの結婚式から一夜明けた8月2日の早朝2人より早く目覚めたハリーがシリウスの部屋で母リリーが綴った手紙を読んでいるとハーマイオニーが駆け上がって来たのでした。

起きるとハリーがいなくなっていたのでハーマイオニーがハリーを探して最上階まで来たのでした。ハリーは自分の思惑を隠して話しているつもりだったのですが残念ながらハーマイオニーは・・・

ハリーがゴドリックの谷に行きたいという気持ちは判るけれども、前の晩にあんなに簡単に死喰い人たちに見つかるということがあってからはことさらにハリーの両親が眠っている場所に・・・

行くのは避けるべきだという気持ちが強くなっているとハーマイオニーはハリーに言ったのでした。その一方でハリーがシリウスの部屋に来たことで3人が抱えていた謎が明らかになったのです。

許可なき者の入室禁止
レギュラス・アークタルス・ブラック
Regulus Arcturus Black

3人は1時間以上レギュラスの部屋を家捜ししましたがロケットは見つかりませんでした。するとハーマイオニーが思い出したのでした。ハリーもそのロケットを手にしていました。客間の飾り棚にあった・・・

誰も開けることができなかったロケットが・・・

「クリーチャーが僕たちから随分色んな物を掠め取った」

ハリーが2年前に2階の客間にあった大きな金のロケットを取り戻したか?と問いただすと、クリーチャーは一瞬の沈黙の間に背筋を伸ばして初めてハリーをまともに見たのでした。そして・・・

「それにロケットも。レギュラス様のロケットも。クリーチャーめは過ちを犯しました。クリーチャーはご主人様の命令を果たせませんでした!」

ハリーは本能的に動きました。火格子のそばの火掻き棒に飛びつこうとするクリーチャーに飛びかかり床に押さえつけたのでした。ハーマイオニーとクリーチャーが悲鳴を上げるのが同時でした。

ハーマイオニーはハリーにクリーチャーを立たせてあげて欲しいと懇願しましたが、ハリーは「こいつが火掻き棒で自分を殴れるようにするのか?」と言って応じませんでした。

そしてクリーチャーの口から驚くべき事実が明らかに!

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(3)(12回シリーズ)

ハリー17才の誕生日にビルとフラーの結婚式さらにはビクトール・クラムとの再会と7月31日と8月1日の2日間はハーマイオニーにとってはうれしいことや喜ばしいことが立て続けに起きたのですが、そんな幸福感は一瞬の後に消え去ってしまったのでした。(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドアの遺言
節目の「17才」ということで夜行われたハリーの誕生日パーティには大勢の人が招かれたのでした。「隠れ穴」の小さくて狭い台所には収まらず庭にテーブルを並べなくてはならないほどでした。

そんなパーティ会場に突然緊張と困惑を持ち込んだのが魔法大臣ルーファス・スクリムジョールでした。ウィーズリーおばさんが「どうして?大臣が?」と当惑する中話し合う間もないほどに・・・

スクリムジョールはウィーズリーおじさんと共に忽然と現れて裏庭を堂々と横切って提灯に照らされたテーブルにやって来たのでした。ハリーはその姿が前回会った時よりずっと老けているのに気づいたのでした。

頬はこけ厳しい表情をしていました。スクリムジョールはこの日がハリーの誕生日だとは知らなかったのでした。スクリムジョールが「隠れ穴」を訪れたのはハリーたち3人にダンブルドアの遺品を渡すためでした。

特にハリーとハーマイオニーの魔法省に対する不信感もあって大臣と3人との会談は気まずい雰囲気の中で行われたのでした。そんな中ハーマイオニーが大臣から受け取ったダンブルドアの形見の品とは?

スクリムジョールが巾着から取り出したのは先日ハーマイオニーが2人に見せた「深い闇の秘術」と同じくらい古い本でした。小さい本で表紙は汚れ革があちこちめくれていました。

ハーマイオニーは黙って本を受け取り膝の上に載せてじっと見つめていたのでした。それは「吟遊詩人ビードルの物語」の本でした。本の題名はハリーが知らないルーン文字で書かれていたのでした。

スクリムジョールに「ダンブルドアは何故君にこの本を遺したと思うかね?」と問われてハーマイオニーは「先生は私が本好きなのをご存知でした」と目に涙を浮かべながら答えたのでした。しかし・・・

スクリムジョールに「何故この本を?」と問われてもハーマイオニーは「分りません。私が読んで楽しいだろうと思われたのでしょう」と答えるに留まったのでした。その後3人だけで話し合った時にも・・・

ロンとハリーに贈られた或いは贈られようとしたゴドリック・グリフィンドールの剣を含めて「何故ダンブルドアは3人にこれらの品物を遺したのか?」の理由は分らなかったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(2)(12回シリーズ)

ハリーは何度も「本当に真剣に考え抜いたのか?」などと決心に揺らぎがないのかどうか?を確認したのですが、そんなハリーにハーマイオニーは言ったのでした。「私たちはあなたと一緒に行くわ。もう何ヶ月も前に決めたことよ。実は何年も前にね」(全3項目)

3-1.旅の準備、その1「本の整理」
ハーマイオニーは「そんなこと有り得ないわ。あなたは自分で気がつかない内に魔法を使ったのよ。直感的に反応したんだわ」とハリーに優しく言ってくれたのですがハリーは自分の杖が「何をやったのか?」が・・・

どうして杖が勝手に動いて「金色の炎を出したのか?」が全く分らなかったのでした。結局誰からもハリーを納得させる明確な回答は得られなかったのでした。こうして取りあえずは「隠れ穴」に落ち着いた・・・

ハリーだったのですがビルとフラーの結婚式の準備に忙殺される合間に、ハリーはロンとハーマイオニーから分霊箱を探す旅に同行するために2人が「どんな準備をして来たのか?」を聞くこととなったのでした。

3日目の夜ハリーがロンの屋根裏部屋に行くとそこにはハーマイオニーもいたのでした。ハリーが「君はどうやって抜け出したの?」と訊くとハーマイオニーはウィーズリーおばさんが昨日も・・・

自分とジニーに同じ仕事を言いつけたことを忘れていると説明したのでした。ハーマイオニーは「数秘学と文法学」の本を一方の山に投げ「闇の魔術の盛衰」をもう一方の山に投げたのでした。

ロンが「そんなに沢山の本をどうするつもりなんだ?」と訊くとハーマイオニーは分霊箱を探す旅に「どの本を持って行くのか?」を決めていると答えたのでした。ハーマイオニーがハリーに同行するのに当って・・・

していたことの1つは自身が所有する膨大な書籍の中から分霊箱を探すのに必要と思われる本を選別することだったというわけなんですよね。しかしハーマイオニーが本に関してしていたことは・・・・

自身が所有する書籍を選別していたことだけに留まっていなかったのです。ハーマイオニーはしばらくの間はゴソゴソ探していましたが本の山の中から『あの本』を取り出したのでした。

それは擦り切れた黒皮綴じの分厚い本でした。ハーマイオニーは少し吐き気を催したような表情を浮かべながら生々しい死骸を渡すように恐る恐る本を差し出したのでした。その本が「深い闇の秘術」だったのでした。

ハリーは半分は感心し残りの半分は呆れてハーマイオニーを見たのでした。ハーマイオニーは何とダンブルドアの葬儀が終わって寝室で荷造りをしている時に「呼び寄せ呪文」で手に入れていたのです。

ダンブルドアは図書室の本棚から取り除きはしたものの処分はせずに保存していたのです。だからハーマイオニーが「アクシオ、来い」と言ったらダンブルドアの書斎の窓から飛び出して来たので・・・

ハーマイオニーはこの本を手に入れることができたのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「死の秘宝」編(1)(12回シリーズ)

先回の記事の最後でも予告したように今日から3週間12回に渡って第7巻「死の秘宝」のハーマイオニーをお届けすることにします。ハリーは予定通りに移動キーで「隠れ穴」に戻って来たのですがロンは予定よりかなり遅れて帰って来たのでした。心配していたハーマイオニーだったのですが・・・(全3項目)

3-1.最初に「7巻のハーマイオニー」
実は第7巻「死の秘宝」でのハーマイオニーはメチャメチャ出番が多いんですよね。間違いなく主役のハリーの次に多いんじゃないでしょうか?というか!ハリーと並んで7巻の主役といっても過言ではないのでは?

と!云うのもハーマイオニーは7月の末にプリベット通り4番地でハリーと合流してからは「ほぼ」ハリーと行動を共にしているんですよね。8月1日のビルとフラーの結婚式当日までは・・・

同じ屋根の下(隠れ穴)で暮らしていますし結婚式が死喰い人集団に急襲されてからの密着ぶりは凄いです。2人は「隠れ穴」を脱出後の1ヵ月間は共にグリモールド・プレイス12番地に滞在していますし・・・

12番地を追われてからは同じテントで暮らしながら各地を転々としていますが、ハリーとハーマイオニーは常に行動を共にしていました。ロンはご存知のように2人の元を離れて一時期は・・・

ビルとフラーの新居「貝殻の家」に滞在していましたが、その間もハリーとハーマイオニーは一緒でした。結局ハリーとハーマイオニーが常に行動を共にした期間はビルとフラーの結婚式が行われた8月1日から・・・

翌年の5月初旬に3人がホグワーツ入りするまでの丸々9ヵ月間に及んだんですよね。そういうことなので今日からの3週間は基本的には「1項目1章」(一部例外あり)という単位で第7巻「死の秘宝」の・・・

ハーマイオニーを取り上げて行くことにします。

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ハーマイオニー・グレンジャー「謎のプリンス」編(8)(シリーズ最終回)

「学校が再開されても、僕は戻らない」そう言うハリーにハーマイオニーは「私たちがそうしたいなら引き返す時間はあるって。その時間はもう十分にあったわ、違う?」と言って自分の決心をハリーに告げたのでした。そして3人は手をたずさえてヴォルデモートの分霊箱を探す旅に・・・(全3項目)

3-1.今夜だ!
そして「その日」がついに来たのでした。不意をつかれたハリーはジミー・ピークスが急にそばに現れたのでビクッとしたのでした。ジミーは羊皮紙の巻紙を差し出していました。ダンブルドアからの手紙でした。

そしてハリーが談話室に戻って来た時ロンとハーマイオニーは一緒に座っていました。ハーマイオニーが間髪を入れずに「ダンブルドアは何のご用だったの?」と訊いて来たのでした。

ハリーはハーマイオニーに「大丈夫だ」と答えた後階段を駆け上がり寝室に入って自分のトランクから「忍びの地図」とフェリックス・フェリシスの瓶が入ったソックスを取り出したのでした。

そして今度は急いで階段を下りて談話室に戻り呆然と座ったままのロンとハーマイオニーにこれまでの経緯を説明したのでした。そして最後に「だから、どういうことか判るだろう?」と2人に言ったのでした。つまり・・・

「ダンブルドアは今夜ここにいない。だからマルフォイは何を企んでいるにせよ邪魔が入らないいいチャンスなんだ。いいから聞いてくれ!」ハリーは何度も質問をしようとする2人の言葉を遮って・・・

ハリーは「忍びの地図」をハーマイオニーの手に押し付けて、ダンブルドアは学校に追加的な保護策を施したと言っているが当然スネイプには回避の方法も知られているはずだから・・・

しかしスネイプはロンやハーマイオニーたちが監視しているとは思っていないだろう。だからガリオン金貨の連絡網を使ってダンブルドア軍団のメンバーを集められるだけ集めてスネイプとマルフォイを見張って欲しいと・・・

そう2人に言ってハリーは肖像画の穴をくぐるとダンブルドアの待つ玄関ホールへと急いだのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「謎のプリンス」編(7)(8回シリーズ)

ハリーがフェリックス・フェリシスを飲んだことで解決したのはダンブルドアの宿題だけではなかったのです。ロンとハーマイオニーの間に横たわる問題もそしてハリーとジニーの間に立ち塞がっていた壁も取り除いてくれたのでした。(全3項目)

3-1.フェリックス・フェリシス
スラグホーンが夕食のために大広間に入るのを見届けた3人はスラグホーンが食事に十分時間をかけることを知っていたのでしばらくの間は談話室で時間をつぶしたのでした。禁じられた森の梢まで太陽が沈んだ時・・・

3人はいよいよだと判断したのでした。ネビル、ディーン、シェーマスの3人が談話室にいることを十分に確認してからハリーたちはこっそり男子寮に上がったのでした。ハリーはトランクから丸めたソックスを取り出し・・・

微かに輝く小瓶を引っ張り出して慎重に量の見当をつけて一口飲んだのでした。ハーマイオニーが小声で「どんな気分?」と訊いて来たのでした。ハリーはすぐには答えなかったのでした。

するとやがて無限大の可能性が広がるようなうきうきした気分がゆっくりとですが確実に体中に染み渡ったのでした。何でもできそうな気がしたのでした。そして突然ですがスラグホーンの記憶を回収することが・・・

スラグホーンから記憶を取り出すことが可能に思えて来たのでした。ハリーはにっこりと立ち上がったのでした。自信満々でした。ところがハリーがロンとハーマイオニーに次に言ったこととは?

「これからハグリッドの所に行く」

ロンとハーマイオニーが「とんでもない」という顔で同時に「えーっ?」と言ったのでした。ハーマイオニーはハリーに「あなたはハグリッドじゃなくてスラグホーンの所に行かなきゃいけないのよ」と言ったのですが・・・

ハリーは引き続き自信たっぷりに「ハグリッドの所に行く」と言ったのでした。そしてトランクから「透明マント」を取り出して寝室を出るとマントを頭からかぶって階段を下り始めたのでした。

ロンとハーマイオニーは急いでハリーに続いて階段を下りて行ったのでした。すると2人が男子寮を出た所でラベンダー・ブラウンとバッタリ出会ったのでした。男子寮から出て来た2人を見てラベンダーは・・・

「そんなところで、その人と何をしていたの?」

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ハーマイオニー・グレンジャー「謎のプリンス」編(6)(8回シリーズ)

「ハリー、スラグホーンの記憶ほど大切なものが他にある?」ハーマイオニーにそう言われてハリーは気づいたのでした。どうして今まで使わずにとっておいたんだろう?ハリーはハーマイオニーに促されてフェリックス・フェリシスをついに使うことにしたのでした。(全3項目)

3-1.激動の?3月
ハリーにとって6年生の3月はうれしい思いと苦々しい思いが激しく交差する印象深い月になったのでした。苦々しい思いと云えばクィティッチの対ハッフルパフ戦で320対60の大差で負けたことと・・・

クリスマス休暇明け後では2度目となったダンブルドアの個人教授が行われたのですが、先回の授業で出された宿題をやり遂げることができなかったことでした。次にうれしかったことと云えば・・・

ロンが毒入りのオーク樽熟成の蜂蜜酒を飲んだことがキッカケになって、ロンとハーマイオニーがようやく仲直りしたことでした。ハリーの板挟み状態がようやく解消されたのです。

さらに2つ目にうれしかったことと云えば・・・

ダンブルドアの授業で「何としてもスラグホーンの記憶を手に入れなければ!」という思いを強くしたハリーは知恵を絞ってスラグホーンを説得する方策を考えたのでした。しかし結局何も思いつかず・・・

途方に暮れた時についやってしまうことを繰り返してしまうばかりだったのでした。それはプリンスの魔法薬の教科書を隅々まで調べることでした。そんなハリーを見てハーマイオニーは・・・

「そこからは何も出て来ないわよ」とハリーにきっぱり言い渡したのでした。ハリーがプリンスがいなかったからロンは生きてここに座っていなかったと反論するとハーマイオニーはハリーが1年生の時に・・・

スネイプの授業をよく聞いてさえいれば生きていられたとハリーの反論を簡単に却下したのでした。そしてハリーとハーマイオニーが「どうしたらスラグホーンの記憶を回収できるのか?」を話し合っていると・・・

シェーマス・フィネガンがスネイプと宿題を呪いながら寝室に上がって行くと談話室はハリーたち3人だけになっていたのでした。ハーマイオニーがロンのスネイプの宿題の綴り間違いを杖で修正して・・・

ロンが最後の結論を書いている最中でした。突然「バチン」という音がしてハーマイオニーが小さな悲鳴を上げロンはレポート一杯にインクをこぼしてしまったのでした。現れたのはクリーチャーでした。

もう一度「バチン」という音がしてドビーも現れました。ハリーはハーマイオニーにクリーチャーとドビーにマルフォイを尾行させていることを話していなかったので2人の突然の出現にハーマイオニーは相当驚いて・・・

衝撃から立ち直れない表情を浮かべていたのでした。屋敷しもべ妖精のことになるとハーマイオニーはいつも非常に敏感になるのでハリーはハーマイオニーに「どう説明しようか?」と迷ったのでした。

さらによせばいいのにドビーが「1週間寝ていません!」などと言うものだから、ハーマイオニーは怒ってハリーに「眠るな!なんて言ったの?」と詰め寄って来たのでした。ハリーは慌てて・・・

「そんなこと言ってない」と訂正をしたのでした。しかし2人の報告というか?ドビーの報告でドラコ・マルフォイが「必要の部屋で何かをしているらしい!」ということが判明したのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「謎のプリンス」編(5)(8回シリーズ)

クリスマス休暇が終わって新学期が始まってもハーマイオニーのロンに対する怒りは解けずハリーは相変わらず2人の間を右往左往していたのでした。それがロンの誕生日に起こった「あの事件」がキッカケになってハーマイオニーは・・・(全3項目)

3-1.クリスマス休暇が終わって・・・
ハリーはロンには真っ先に話しましたしドラコ・マルフォイの企みを止められそうな人なら誰にでも話そうと思っていたのでウィーズリーおじさんにもそしてついでにルーピンにも話したのでした。

ハーマイオニーはクリスマス休暇は久しぶりに両親の元に帰ったのでハリーとは別行動でした。したがってクリスマス休暇の最終日に学校に戻って来た時に話すということになったのでした。

ハリーがスラグホーンのクリスマス・パーティの際に漏れ聞いたスネイプとマルフォイの会話を話して聞かせるとハーマイオニーは少しの間考えていましたがやはりアーサー氏やルーピンと同意見でした。

しかしマルフォイが「何かを企んでいるらしい?」ということはこれでハッキリしたし否定できないだろう?とハリーが言うとハーマイオニーは「できないわね」とゆっくり答えたのでした。

さらにハリーが踏み込んでマルフォイは「ヴォルデモートの命令で動いている!」と言うとハーマイオニーは「2人の内のどちらかがヴォルデモートの名前を口にした?」と反論して来たのでした。

それに対してハリーはスネイプが「君の主君」と言ったしヴォルデモート以外の誰が考えられる?と言ったのでした。ハーマイオニーも「君の主君が誰なのか?」については「これ」といった考えが浮かばないようでした。

その後ハリーはハーマイオニーにルーピンが狼人間の中での任務に就いていて難しい問題に直面していることを話したりルーファス・スクリムジョールと言い争いをしたことを報告したりもしたのでした。

フェンリール・グレイバックについてはマルフォイがボージンを脅す時に使っていたということをハリーに思い出させてくれたのでした。そしてルーファス・スクリムジョールと言い争いをした件については・・・

ハーマイオニーもロンと同意見で昨年ハリーにあれだけの仕打ちをしておきながら今度はハリーに助けを求めるとは全くいい神経してるという意見でした。そのためその話をした後は2人は・・・

魔法大臣をけなし合うことで楽しく過ごしたのでした。仲違いはしていても魔法省とマルフォイに関する意見はロンと一致するハーマイオニーだったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「謎のプリンス」編(4)(8回シリーズ)

「魔法薬学」のクラスでは「半純血のプリンス」のお陰でハリーにトップの座を奪われてしまったハーマイオニーだったのですがハーマイオニーの懸念材料はそれだけではなかったのです。そんなハーマイオニーにさらに不幸の追い打ちをかけたのは?(全3項目)

3-1.ハリーの戸惑いとハーマイオニーの怒り
ハリーに幸運の薬「フェリックス・フェリシス」をもたらしてくれたのは「半純血のプリンス」でした。

それからの1週間ハリーは「魔法薬学」の授業でリバチウス・ボラージと違う指示がある時には「半純血のプリンス」の指示に従い続けたのでした。その結果スラグホーンからは・・・

こんなに才能ある生徒は滅多に教えたことがないとハリーは大絶賛の評価を受けるに至ったのでした。一方ハーマイオニーは頑固に公式指示なるものに従っていたのですが毎回プリンスの結果に劣ることになるので・・・

だんだん機嫌が悪くなっていったのでした。さらにハーマイオニーがストレスを溜め込むことになったのは6年目の学期を迎えて各科目の授業内容がより高度になったことでした。例えば「変身術」のクラスでは・・・

ハリーはマクゴナガル先生の言うことが半分も分らないといった状態でした。ハーマイオニーでさえマクゴナガル先生に説明の繰り返しを頼むほどでした。そんな中学期が始まって2週間が経ち・・・

新キャプテンのハリーがクィディッチのグリフィンドール・チームの新メンバーを決める選抜を行う日がやって来たのでした。ハリーが「どうしてこんなに人気のあるチームになったんだろう?」と不安を漏らすと・・・

ハーマイオニーは「ハリーったら、しょうがないわね」と怒ってグリフィンドール・チームが「何で突然こんなに人気のあるチームになったのか?」の理由を説明してくれたのでした。ハーマイオニーが言うには・・・

人気者になったのはクィディッチではなく新キャプテンのハリーだというのです。ハリーの言っていたことが真実だったと今では誰もが認めざる負えない状況になった。ヴォルデモートが戻って来たという・・・

ハリーの主張が正しかったことも証明されたし「この2年間」にハリーがヴォルデモートと2度も戦って2度とも逃れて来たということも本当だったと魔法界全体が認めなくてはならなかった。

さらに今はみんながハリーのことを「選ばれし者」と呼んでいる。こう説明してハーマイオニーは「みんながあなたに魅力を感じる理由がわからない?」と言ったのでした。

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ハーマイオニー・グレンジャー「謎のプリンス」編(3)(8回シリーズ)

ハリーもロンもそしてもちろんハーマイオニーもホラス・スラグホーンが「闇の魔術に対する防衛術」の教師になるものと思い込んでいたので、ダンブルドア校長の口から発表された教職の新人事にはびっくり仰天したのでした。何であいつが今さら「あの教職」に就くことになるんだ!(全3項目)

3-1.新しい「闇の魔術に対する防衛術」の先生は?
こうしてすったもんだの末に合流したハリーにハーマイオニーが「スラグホーン先生は何がお望みだったの?」と呼ばれた理由を訊いたのに対してハリーが「魔法省で本当は何が起こったかを知ること」と答えると・・・

ハーマイオニーは鼻をフンと鳴らしながら「先生もここにいるみんなも同じだわ」と言ったのでした。ロンもハーマイオニーもホグワーツ特急の中では散々そのことを問い詰められたんだそうです。

先生も生徒も誰もがハリーは本当に「選ばれし者なのか?」どうかを知りたがっているんだそうです。そうこうする内に・・・

いつものように教職員テーブルでダンブルドア校長が立ち上がると大広間のざわめきがアッという間に消えて静かになったのでした。そしてそこではスラグホーン先生が「闇の魔術に対する防衛術」の教師に・・・

就任するという発表が為されるものとハリーもハーマイオニーもロンも思っていたので、ダンブルドア校長の口から「昔教えておられた『魔法薬学』の教師として復帰なさることにご同意いただいた」と聞いた時には・・・

ロンもハーマイオニーも「魔法薬?」と言いながらハリーのほうを振り返ったのでした。それはハリーたち3人だけではなく大広間のあちこちで「聞き違えたのでは?」という声が飛び交ったのでした。

そしてその直後にはダンブルドア校長の口からスネイプが「闇の魔術に対する防衛術」の教師に就任するという衝撃の発表がされたのでした。ついにスネイプが念願の教職を射止めたという発表を受けて・・・

ハーマイオニーはハリーに「あなたはスラグホーンが『闇の魔術に対する防衛術』を教えるって言ったじゃない!」と咎めるように言ったのに対してハリーは「そうだと思ったんだ!」と答えたのですが・・・

よくよく考えてみるとスラグホーンが「何を教えるのか?」をダンブルドアが話してくれたという記憶がないことに気づいたのでした。悔し紛れにハリーは「この教職」は呪われているから・・・

誰も1年より長く勤めた人はいない。だから自分としてはクィレルと同様にスネイプも死ぬように願をかけるよと言うとハーマイオニーはショックを受け責めるようにハリーの名前を呼んだのでした。

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