改めて「不死鳥の騎士団」について(2)(4回シリーズ)

ハリーがいち早くヴォルデモート卿の復活を知らせたためダンブルドアは即時に昔の仲間に連絡を取り騎士団には大勢の多種多様な人材が集まったのでした。しかし中には「どうしてこの人が?」というメンバーもいたのですがダンブルドアにはダンブルドアの考えがあってのことだったのです。(全3項目)

3-1.創立当初と再結成後の騎士団
騎士団上巻184ページではシリウスがヴォルデモートが本性を現すまでは随分多くの人たちがヴォルデモートの考え方が正しいと思っていたと言っていますね。魔法族の浄化に賛成だったと。マグル生まれを排除し・・・

純血の魔法使いたちが魔法界を支配することに多くの人たちが賛同していたと言うのです。そのため当時のヴォルデモート卿は最も忠実な部下である「死喰い人」を筆頭に膨大な数を指揮下に収めたのだそうです。

そういった背景もあって同巻284ページではルーピンが前回不死鳥の騎士団が組織された時には「20対1」で死喰い人の数のほうが圧倒的に上回っていた。そのために1人また1人とやられたんだと言っていますね。

しかし!返す言葉でルーピンは今回の場合は誰も怪我をしないという保証はできないが前の時よりは相当に状況がいいと言っていますね。騎士団は前の時より準備が整っている。最初の動きが早かったしヴォルデモートが・・・

何をしようとしているのかも判っている。それもこれもハリーがヴォルデモート卿の復活を目撃した直後にダンブルドアに知らせたからだというわけなんですよね。さらにはヴォルデモートが味方だと信じている・・・

セブルス・スネイプが騎士団の一員だというのもかなり大きいというわけなんですよね。

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改めて「不死鳥の騎士団」について(1)(4回シリーズ)

さて!先週はヴォルデモート卿の配下「死喰い人」を取り上げたので、今週はそれに対抗する形でアルバス・ダンブルドアがヴォルデモート卿と死喰い人と戦うために結成した「この秘密同盟」について考えてみたいと思います。今回創立時のメンバーをチェックしてみたら意外な人物が抜け落ちていることが判明しました。(全3項目)

3-1.創立メンバー~苦難に満ちたスタート
騎士団上巻278ページでマッド・アイ・ムーディが「透明マント」の予備を探している時に見つけたと言ってハリーに見せたのが「不死鳥の騎士団創立メンバー」の写真だったというわけなんですよね。

ここで生死の確認をしつつ名前を拾い出してみることにしましょう。(番号は登場順)
1.マッド・アイことアラスター・ムーディ(7巻で死亡)、2.アルバス・ダンブルドア(ご存知のように6巻で死亡)、3.ディーダラス・ディグル(多分生存)、4.マーリン・マッキノン(死亡)

5.フランク・ロングボトム(一応生存)、6.アリス・ロングボトム(前者と同じ)、7.エメリーン・バンス(6巻で死亡)、8.リーマス・ルーピン(7巻で死亡)、9.ベンジー・フェンウィック(死亡)

10.エドガー・ボーンズ(死亡)、11.スタージス・ポドモア(多分生存)、12.キャラドック・ディアボーン(死亡)、13.ルビウス・ハグリッド(生存)、14.エルファイアス・ドージ(多分生存)

15.ギデオン・プルウェット(死亡)、16.フェービアン・プルウェット(死亡)、17.アバーフォース・ダンブルドア(生存)、18.ドーカス・メドウス(死亡)、19.シリウス・ブラック(5巻で死亡)

20.ジェームズ・ポッター(死亡)、21.リリー・ポッター(死亡)、22.ピーター・ペティグリュー(7巻で死亡)

「多分生存」というのは死亡したことが確認できないという人が多いです。これはあくまでも私の推測ですがディーダラス・ディグルはヘスチア・ジョーンズと共にダーズリー一家を守る任務に就いているので・・・

ホグワーツの戦いには参加していないと思います。しかしこうして改めて見てみると結成した直後の不死鳥の騎士団がどれだけ厳しい状況下に置かれていたのかがよく理解できますよね。何と言っても・・・

100%健康体で生き残ったということが確認できるのはハグリッドとアバーフォース・ダンブルドアの2人だけで創立メンバー22人の内の「15人」が死亡しているんですよね。本当に心底悲惨な状況だったというわけです。

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改めて「死喰い人」について(4)(シリーズ最終回)

アルバス・ダンブルドア亡き後ヴォルデモート卿はホグワーツ魔法魔術学校の新校長にはセブルス・スネイプを就任させ魔法省のナンバー2にあたる魔法法執行部の部長にはヤックスリーを据えるなどして事実上魔法界を支配するに至ったのでした。そのため残る障害物はハリー・ポッターただ1人となったのですが・・・(全2項目)

2-1.レギュラス・ブラック
騎士団上巻183ページでシリウスはこの弟レギュラスのことを「愚かな弟は軟弱にも両親の言うことを信じていた」と言っていますね。さらにレギュラスは自分よりいい息子だと言われながら育ったとも言っていますね。

しかし私はむしろこういう考え方の両親の下に生まれたのにシリウスはよく闇の陣営とヴォルデモート卿をこれほどまでに激しく憎むようになれたなと思いますね。したがってレギュラスのことを・・・

「愚かで軟弱だ」と言うのは少々(いやかなり?)言い過ぎだと思いますね。私はブラック家においてはシリウスのほうが突然変異で異端児的存在だと言っていいと思いますね。ところが!そんなレギュラスが・・・

大方の人たちの事前の予想通り「R.A.B」はレギュラス・ブラックでした。しかしヴォルデモートの分霊箱のことを知ってからのレギュラスはシリウスよりも思慮深く大人の対応をしていたのです。その日レギュラスは・・・

闇の帝王に屋敷しもべ妖精のクリーチャーを差し出してからしばらく経った「その日」のことでした。クリーチャーのいる納戸を訪れたレギュラスはクリーチャーに「その洞穴に自分を連れて行け」と言ったのでした。

水盆のある島つまりヴォルデモートの分霊箱が隠されている場所に到着するとレギュラスはポケットからヴォルデモートが水盆の中に隠したロケットに似た物を取り出してクリーチャーに渡したのでした。

そしてレギュラスはクリーチャーに「それを持っていろ。水盆が空になったらロケットを取り替えろ」と言って水盆の中の薬を飲み始めたのでした。そしてロケットを取り替えた後レギュラスは何と湖の中へ!

レギュラスはクリーチャーにロケットを破壊せよと!さらに家族の誰にも洞窟で起きたことは話すなと言い残して自ら死を選んだのでした。何故レギュラスはクリーチャーに洞窟でのことを家族に話すなと言ったのか?

そんなレギュラスの思いをハーマイオニーが本人に代わってハリーに説明したのでした。クリーチャーも残されたブラック家の人たちも皆全員が昔からの純血のやり方を守っていたほうが安全だったのです。

レギュラスは家族全員を守ろうとして考えが変わったことをクリーチャーやブラック家の人たちには伝えなかったのでした。

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改めて「死喰い人」について(3)(4回シリーズ)

「実は私の息子は死喰い人ではないのでは?」そう考えてクラウチ氏は夫人に求められたこともあって自分の息子をアズカバンから助け出すことにしたのですが、その息子とレストレンジたちがヴォルデモート卿が消え去った後に犯した大罪とは何だったのか?と云えば・・・(全3項目)

3-1.バーテミウス・クラウチ・ジュニア
炎のゴブレット下巻260ページ(携帯版726ページ)ではシリウスがバーティ・クラウチ・ジュニアがベラトリックス・レストレンジら3人の死喰い人と一緒に捕まったことについてこう言っていますね。

「単に運悪くその場に居合わせただけかもしれない」

今にして思えばクラウチ氏は闇の陣営とヴォルデモート卿に従う死喰い人たちを「これほどまでに激しく憎む私の息子が死喰い人であるはずがない」と思うに至ったんじゃないかな?と私は思いますね。だからこそ・・・

クラウチ氏は夫人の求めに応じて息子をアズカバンから助け出す気になったんじゃないかな?と思いますね。ところが知ってしまったんだと思います。クィディッチ・ワールドカップの決勝戦が行われた夜に・・・

自分の息子が「闇の印」を創り出したのを見て極めて厳しい現実を知ってしまったんだと思いますね。やっぱり自分の息子は「死喰い人だったんだ」ということを目の前で見せつけられてしまったというわけです。

そんなクラウチ氏の不幸に追い打ちをかけたのは「最も忠実なる下僕がいるらしい」との情報を入手したヴォルデモート卿が訪ねて来たことでした。たちまちクラウチ氏はヴォルデモートに「服従の呪文」をかけられて・・・

それまではクラウチ氏が自分の息子に「服従の呪文」をかけて管理していたのですが、今度はクラウチ氏のほうが管理される側に回る番でした。そしてクラウチ・ジュニアは闇の帝王を命を受けて・・・

ヴォルデモート卿が以前より強くなって蘇るにはハリー・ポッターの血が必要なんだ。そのためには誰かがホグワーツ魔法魔術学校に潜入しなくてはならない。そこでハリー・ポッターを手に入れるために・・・

ハリーを三大魔法学校対抗試合の代表選手にしてハリーが必ず優勝し最後の「第3の課題」ではハリーが一番最初に優勝杯に手が触れるように計らう。そして優勝杯はあらかじめ「移動キー」にしておき・・・

ヴォルデモート卿とワームテールが待つリトル・ハングルトンの教会墓地にハリーが連れて来られるようにする。その一連の役目を担うためにホグワーツ魔法魔術学校に派遣された最も忠実なる死喰い人が・・・

バーティ・クラウチ・ジュニアだったというわけなんですよね。

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改めて「死喰い人」について(2)(4回シリーズ)

ハリーの両親ポッター夫妻はピーター・ペティグリューの裏切りでヴォルデモート卿に殺されてしまったものの一緒にヴォルデモートも消えてくれたので魔法界には平和が戻ったのでした。その一方で旗頭を失ってしまった死喰い人たちは多数がアズカバン送りということになったのですが・・・(全3項目)

3-1.ワルデン・マクネア
この人物の初登場シーンはアズカバンの囚人414ページ(携帯版461ページ)でヒッポグリフのバックビークの死刑執行人として当時の魔法大臣コーネリウス・ファッジと共にホグワーツに来ていますね。

魔法省の危険生物処理委員会の委員の1人のようです。真っ黒な細い口髭を生やしたガッチリとした体格の大柄な魔法使いです。ハリーがよく見るとマクネアは太い親指でピカピカの斧の刃を撫で上げていたのでした。

それを見てロンは「斧まで用意して来てるんだぜ。どこが公正裁判だって言うんだ!」と激怒していたのでした。ご存知のように結局この時はハリーとハーマイオニーがバックビークを助け出してシリウスと共に・・・

逃がしてしまったのでマクネアは癇癪を起こして処刑用に用意していた「その斧」を投げつけていたのでした。そして次にマクネアが登場したのはリトル・ハングルトンの教会墓地でヴォルデモート卿が復活した時でした。

炎のゴブレット下巻450ページ(携帯版893ページ)でヴォルデモート卿に罰も受けずに「まもなくもっといい犠牲者を与えてつかわす」と声をかけられて「有り難き幸せ」と言葉を返していますね。

そしてマクネアがヴォルデモート卿の復活後にした死喰い人としての任務には巨人の居住地に赴く仕事があったんですよね。というのもハグリッドがボーバトンの校長マダム・マクシームと共に・・・

巨人の居住地に行った際に現地でマクネアを目撃しているんですよね。ホグワーツの戦いではヴォルデモート側に2人の巨人が加わっていましたが、この2人の巨人はきっとマクネアが招致して参戦したんでしょうね。

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改めて「死喰い人」について(1)(4回シリーズ)

年明け直後の第2日曜1月9日から2週間に渡ってセブルス・スネイプを取り上げたので、今週はそれに関連してヴォルデモート卿の配下「死喰い人」のことを改めて取り上げることにしました。魔法省の見解ではヴォルデモート卿の一番の腹心と云えば「あの男」ということなのだそうですが実際には?(全3項目)

3-1.「死喰い人」その結成と成り立ちについて
ハリーはハグリッドでトム・リドルの場合はダンブルドアだった。

これは「何か?」と云えば当サイトでは案内係と名付けている身寄りのない魔法使いや魔女それにマグル生まれの子供たちが学用品を揃えるのを手伝うホグワーツの先生方や職員のことなんですよね。

当時トム・リドルをロンドンの孤児院に訪ねたダンブルドアはリドルの「残酷さ」「秘密主義」「支配欲」というものを見て懸念を抱きドム・リドルがホグワーツに入学して来た後には・・・

むしろトム・リドル自身のためにということではなく他の生徒たちのためにリドルをしっかり見張ろうと決意して学校に戻ったのだそうです。最初の内はトム・リドルがダンブルドアに対して・・・

非常に警戒していたので観察していてもそれほど沢山のことが判ったわけではなかったそうです。リドルはどうやら最初にダンブルドアに会った時に「多くを語り過ぎた」と思ったようなんですよね。

やがて高学年になるとリドルは献身的な友人を取り巻きにするようになったんだそうです。最初に会った時既にダンブルドアはトム・リドルに対して「何でも1人でやりたがる」ということを見抜いていたので・・・

リドルが取り巻きにした友人たちに対しても何らの友情をも感じていなかったことは疑いようがなかったそうです。この集団はホグワーツ内で一種の暗い魅力を持っていたのだそうです。雑多な寄せ集めで・・・

保護を求める弱い者や栄光のおこぼれに与りたい野心家あるいは自分たちより洗練された残酷さを見せてくれるリーダーに惹かれた乱暴者などで構成され「死喰い人」の走りのような者たちだったんだそうです。

そんな雑多な寄せ集め集団の中の何人かがホグワーツ卒業後に最初の「死喰い人」になったのだそうです。

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改めてスネイプと個々の登場人物との関係について考える(4)(シリーズ最終回)

ハーマイオニーにシリウスにヴォルデモート卿と今週はスネイプと個々の登場人物との関係について考えて来ましたが最後を締めくくるのはやっぱり「この人」です。特にホグワーツ卒業後のスネイプの人生はこの人を抜きには考えられなかったのでした。(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドアとの関係、その1
昨日の記事でもチラリと触れましたし当サイトではこれまでも散々取り上げて来ましたが、ハリーは5年生のクリスマス休暇明けから閉心術を習得するためにとスネイプの課外授業を受けることとなりました。

自分が教えるというスネイプに対してシリウスが「何でダンブルドアじゃなくて君なんだ?」と問うとスネイプは「多分あまり喜ばしくない仕事を委譲するのは校長の特権なのだろう」と答えたのですが・・・

私も後に思いついたのですが当時ダンブルドアにはダンブルドアの考えがあってのことで敢えてハリーと距離を取っていたとのことなのでダンブルドア自身が駄目だというのならマクゴナガル先生が良かったのでは?

ご存知のようにマクゴナガル先生はハリーがそしてかつてはシリウスも所属していたグリフィンドール寮の寮監でしかも騎士団員です。マクゴナガル先生ならシリウスも異議を唱えなかったでしょうね。

それにマクゴナガル先生なら「校長先生が私をご指名とあらば喜んで引き受けさせていただきます」と言っていたでしょうね。スネイプみたいに文句は言わなかったでしょうね。何と云ってもダンブルドアは・・・

マクゴナガル先生にとってダンブルドア校長はダンブルドアがホグワーツの校長に就任したのに伴って後任の「変身術」の教師としてホグワーツ入りできた大恩人ですからスネイプとは違って・・・

ダンブルドアに対しては相当強い尊敬と畏敬の念を抱いています。さらに自分の寮からの減点も躊躇しない公正中立で厳格な人ですからマクゴナガル先生ならキッチリ教えてくれるだろうというのは誰もが思うことでしょうね。

それじゃあダンブルドアが駄目なら「どうしてスネイプなのか?」と云えば第1に考えられるのはマクゴナガル先生だとシリウスも納得してしまっていたのでハリーに「両面鏡」を渡すこともなかった。

第2に考えられるのはこれも昨日の記事で触れたようにルーピンがハリーに教えたこと。つまり「スネイプは優秀な閉心術士」だということ。だからマクゴナガル先生よりスネイプのほうが適任なのでは?ということ。

しかしダンブルドアがスネイプを指名した本当の理由とは?

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改めてスネイプと個々の登場人物との関係について考える(3)(4回シリーズ)

「我が君、疑問の余地はありません。必ずや」スネイプには闇の帝王の御前に無抵抗のハリーを差し出す絶対的な自信と確信があったのです。しかし!その情報元が情報元なだけに決してヴォルデモートの前で口にすることはできなかったのでした。そして最後はヴォルデモート卿に・・・(全3項目)

3-1.闇の帝王ことヴォルデモート卿との関係、その1
ハリー4年生時に三大魔法学校対抗試合の開催を記念して行われたクリスマス・ダンスパーティの夜ダンブルドアとスネイプはヴォルデモート復活を巡ってこんな会話を交わしているんですよね。

「君も(カルカロフと)一緒に逃亡したいのかな?」
「いいえ。私はそんな臆病者ではない」

この後ダンブルドアの名言中の名言の1つである組分け帽子がスネイプをスリザリンに入れたのは間違いだったのでは?という意味の発言が出たのは多くの読者の印象に残っているわけなんですが・・・

この時のスネイプはそれほどヴォルデモート卿の復活を恐れているようには私には思えませんでした。そしてハリーと読者が「やっぱりスネイプはヴォルデモートを恐れているらしい」と思ったのは・・・

ハリー5年生のクリスマス休暇明けから始まった閉心術の訓練の時でした。ハリーが「ヴォルデモート」の名前を口にするのに対してスネイプは「闇の帝王の名前を言うな!」と吐き出すように言ったのでした。

ハリーが「ダンブルドア先生は名前を言います」と反論すると、スネイプはダンブルドアは極めて強力な魔法使いなのだから「あの方なら名前を言っても安心していられるだろうが」と言いながら・・・

左の肘の下の「闇の印」をどうやら無意識にさすったのでした。ここでのハリーとのやり取りで「やはりスネイプもヴォルデモート卿を相当に恐れているらしい」ということが伺えるというわけなんですよね。

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改めてスネイプと個々の登場人物との関係について考える(2)(4回シリーズ)

スネイプにとっては真実が明らかになる以前は愛するリリーを死に追いやった憎んでも憎んでも余りある男だったのですが、誤解が解けてからもホグワーツ在学中に殺されかけたことがあるので到底許す気にはなれなかったのでした。しかし最後の最後には?(全3項目)

3-1.シリウス・ブラックとの関係、その1
当時はシリウスがハリーの両親ポッター夫妻の「秘密の守人」だと思われていました。ところがポッター夫妻の「秘密の守人」が実は急遽ピーター・ペティグリューことワームテールに変更されたことを知っていたのは・・・

表向きにはシリウスとペティグリューの当の本人2人だけだったので、当然スネイプはポッター夫妻の居場所を闇の帝王に教えてリリーを死に追いやったのはシリウスだと思っていたというわけなんですよね。

そのため「叫びの屋敷」でシリウスとの再会を果たした時スネイプは「愛するリリーが闇の帝王に殺されたのはこいつのせいだ!」ということでシリウスに対する怒りと憎悪は最高潮に達していたのですが・・・

そのことを知らなかったハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はスネイプに対して3人が同時に武装解除の術を唱えてしまったためスネイプは杖どころか体ごとぶっ飛んでしまったというわけです。

つまり今にして思えばスネイプにも同情の余地があったというわけなんですが、皮肉にもヴォルデモート卿を復活させたのは「その」ワームテールだったということで「この件」については・・・

スネイプが復活直後にヴォルデモートの所に遅れて参上した時に直接会ったのか?あるいはどういう形で確認したのか?の詳細については不明ですがシリウスに対する誤解は解けたはずなんですよね。ところが・・・

スネイプにとってはまだまだ「それ以外」にもシリウスを憎んで余りある要素があったというわけです。したがってヴォルデモート卿の復活後も2人が真に和解することはなかったというわけなんですよね。

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改めてスネイプと個々の登場人物との関係について考える(1)(4回シリーズ)

例年通り先週に引き続き今週もセブルス・スネイプを取り上げることにします。後半の記事ではスネイプと個々の登場人物との関係について考えてみたいと思います。初日はハーマイオニーです。純粋マグル出身の魔女だという「たったそれだけのこと」でスネイプから嫌われているハーマイオニーなんですが・・・(全3項目)

3-1.ハーマイオニー・グレンジャーとの関係、その1
さて!最終巻で死に際にハリーに差し出した記憶の中でスネイプは好きでたまらなかったリリーのことを「穢れた血」と呼んでしまったがために永遠に背を向けられてしまった。そのために・・・

それ以降は「穢れた血」という呼称を口にしなくなったというわけなんですが、やはりリリー以外の純粋マグル出身の魔女や魔法使いは大嫌いというわけなんですよね。したがってハーマイオニーも同様に・・・

ハリーたちがホグワーツに入学して最初に行われた「魔法薬学」の授業でハーマイオニーは椅子に座ったままで挙げられる限界まで手を伸ばしてブルブル震えるほどだったのですがスネイプは無視したのでした。

最後の質問でハーマイオニーはついに椅子から立ち上がり地下牢教室の天井に届けとばかりに手を伸ばしてハリーもハーマイオニーが判っているようですから彼女に質問してみたらどうでしょう?と言ったのですが・・・

スネイプはハーマイオニーに不愉快そうに「座りなさい」と言った後にハリーにした質問の答えを言い始めたのでした。ハーマイオニーに答えさせるぐらいなら自分で言うとでも言いたげだったのでした。

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改めてスピナーズ・エンドのセブルス・スネイプについて考える(4)(シリーズ最終回)

こうしてベラトリックスが示した全ての疑問に完璧に答えナルシッサに「我輩に助けを求めておいででしたな?」と水を向けたスネイプだったのですが、最後の最後にナルシッサがスネイプに求めたこととは?ベラトリックスには「いつものように肝心な時にはするりと逃げる」と言われたのですが・・・(全3項目)

3-1.闇の帝王ことヴォルデモート卿との関係について
ベラトリックスが一連の疑問を示した後にスネイプは個別の質問に答える前にベラトリックスにこう切り返していますよね。

「君の質問のどれ1つを取ってみても闇の帝王が我輩に質問しなかったものがあると思うかね?それに対して満足のいく答えをしていなかったら我輩は今こうしてここに座り君と話をしていられると思うかね?」

さらにはこうも言っていますね。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩がうまく騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い、闇の帝王に一杯食わせたとでも?」スネイプのこの2つの言葉を受けてベラトリックスは?

初めてぐらついた様子を見せて「あの方がお前を信じておられるのは知っている」と答えたのでした。ここで重要なことはハリーはもちろんのこと不死鳥の騎士団のメンバーであれば誰もが知っていることを・・・

ベラトリックスさらにはヴォルデモートを含めた闇の陣営の側の人間は「セブルス・スネイプは極めて優秀な閉心術士である」という事実を知らないということなんですよね。それは何故か?と云えば・・・

闇の陣営にはスネイプが「極めて優秀な閉心術士だ」ということを見破るほどの開心術に長けた人物がいないということなんですよね。だから誰もセブルス・スネイプの嘘を見抜くことができないというわけなんですよね。

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改めてスピナーズ・エンドのセブルス・スネイプについて考える(3)(4回シリーズ)

何故ハリー・ポッターを殺さなかったのか?何ゆえダンブルドアはそこまでセブルス・スネイプのことを信頼・信用しているのか?ベラトリックスの追及はいよいよ核心に迫ったのですが、スネイプは再び「一番肝心なこと」は隠してベラトリックスの問いに答えたのでした。(全3項目)

3-1.不死鳥の騎士団の本部の場所について
先回の記事でもお伝えしたようにスネイプはヴォルデモートに価値ある情報と思えるものを伝えつつ実は肝心なことは隠しておくという芸当に長けているわけなんですが不死鳥の騎士団についても同様に・・・

肝心なことは口にしていませんでした。騎士団の本部が「どこにあるのか?」についてもヴォルデモートと死喰い人側には知らせていませんでした。自分は騎士団本部の「秘密の守人」ではないからなどと称して・・・

住所なども教えていませんでした。確かに「忠誠の術」で守られていれば本部を見つけることはできませんが、少なくとも本部の周囲で待ち構えてハリーや騎士団員たちを襲うことはできたんですよね。

実際シリウスが遺言でグリモールド・プレイス12番地をハリーに譲った後はヴォルデモートと死喰い人側は外に見張りを立てていますからね。そういうことだったのでハリーは常に護衛の騎士団員が張り付いたものの・・・

懲戒尋問のために地下鉄の駅に行く時も5年生の新学期初日にキングズ・クロス駅に向かう時も、そしてさらにクリスマス休暇を騎士団本部で過ごした後に学校に戻る時にもグリモールド・プレイス12番地を・・・

利用することができたというわけなんですよね。

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改めてスピナーズ・エンドのセブルス・スネイプについて考える(2)(4回シリーズ)

ハリーがホグワーツに入学してヴォルデモート卿が復活を果たしたので、いよいよセブルス・スネイプも本領を発揮する時がやって来たのでした。ベラトリックスの「何故闇の帝王が賢者の石を奪おうとするのを邪魔したのか?」さらには「何故復活後すぐに参上しなかった?」という問いに対してスネイプの反論は?(全3項目)

3-1.何故ホグワーツ魔法魔術学校に残ったのか?
ベラトリックスが自分はアズカバンに収監されて吸魂鬼に耐えている間もお前はホグワーツに居残ってダンブルドアにぬくぬくと寵愛されていたと言うのに対してスネイプは「少し違いますな」と答えたのでした。

それは昔に引き戻されるから自分には決して「闇の魔術に対する防衛術」を教えさせようとはしなかったと言ったのでした。ベラトリックスは闇の帝王がいなくなったことでスネイプが受けた被害はそんなものかと・・・

好きな科目が教えられなかったことなのかと。さらに死んだご主人様のためにスパイを続けていたのか?と嫌味混じりに切り返しましたが、スネイプは自分がホグワーツの教職を離れなかったことを闇の帝王は・・・

喜んでいたとスネイプは答えたのでした。あの方がお戻りになられた時自分はダンブルドアに関する16年分の情報を持っていたと。確かに自分にはアズカバンのお勤めより好ましい居心地のいい仕事があったと答えたのでした。

死喰い人狩りが行われていたが自分はダンブルドアの庇護のお陰で監獄に入らずに済んだとスネイプはベラトリックスにはそう答えていましたが、実際には愛する人リリーを救うためにヴォルデモートが凋落する以前に・・・

ご主人様を裏切ってヴォルデモートがポッター一家を襲うことを事前にダンブルドアに知らせたからスネイプはアズカバン行きを免れたというわけなんですよね。しかしヴォルデモートはベラトリックスとは違って・・・

スネイプがホグワーツに居残ったことをとやかくおっしゃらなかったんだそうです。

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改めてスピナーズ・エンドのセブルス・スネイプについて考える(1)(4回シリーズ)

毎年同じ文言で始めているような気も?しますが年頭の記事でも予告したように本日1月9日が誕生日ということで今日から2週間ぶち抜きでセブルス・スネイプを取り上げることにします。まず前半の今週は第6巻「謎のプリンス」の第2章「スピナーズ・エンド」と最終巻「死の秘宝」で明らかになった事実との引き合わせ作業をしてみたいと思います。(全3項目)

3-1.改めてスピナーズ・エンドのスネイプについて
最終巻「死の秘宝」の出版にあたっては多くの読者が「最後の巻なんだから沢山の謎の答えが明らかになるのでは?」と期待を寄せていたのですが、結果としては肩透かしに終わってしまったんですよね。

しかし!セブルス・スネイプに関しては最終盤の第33章「プリンスの物語」でホグワーツに入学する以前から最近までの詳細が紹介されたこともあって読者の知りたいことの多くが明らかにされたんですよね。

そこで今週は第6巻「謎のプリンス」の第2章「スピナーズ・エンド」でベラトリックス・レストレンジが示した数々の疑問に対してスネイプが「どう答えたのか?」と第7巻「死の秘宝」の第33章で明らかになった事実を・・・

改めて引き合わせて検証してみることにしました。

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サイト開設5周年記念「新春放談!」その3(シリーズ最終回)

最近私は原書派の皆さんが「松岡さんのあまりにもひどい翻訳のせいで原作の面白さが伝わっていない」とか「今までこれほどまでに翻訳でガッカリさせられたことはない」などと言っている意見を改めて読む機会があったのですが、そんな原書派の人たちでさえ認めなくてはならない松岡さんの功績とは?(全3項目)

3-1.改めてハリーポッター・シリーズの魅力について
「どうして人々はこれほどまでにハリーポッター・シリーズに惹かれ魅了されているのか?」

そういえばサイトを開設してもう早や5年にもなるのに「このこと」について取り上げていなかったような気がするので、この機会に私が思う「何故これほどまで皆ハリポタに惹かれるのか?」について述べたいと思います。

私が思う所のハリポタの最大の魅力と云えば、やはり何と言っても「全ての登場人物の履歴が完璧かつ詳細に出来上がっている」ということでしょうね。これがまた当サイトを支えている源流でもあるんですよね。

例えば謎のプリンス上巻123ページではウィーズリーおばさんがトンクスに週末の夕食に来ないか?と言っていますね。結局トンクスはおばさんに「来れない」と断っているのですが私の感じたところでは・・・

どうやらウィーズリー夫妻は週末の土曜日には必ずといっていいほど少なくとも「2人以上」の人を招待して一緒に夕食を取っているようなんですよね。私が思うにはおそらくローリングさんは・・・

ウィーズリー夫妻は「どの週末には誰と?夕食を共にしていたのか?」を完璧に設定していたと思いますね。何月の第何週には誰と一緒だったのか?そこで何を話し合ったのか?どんな話が出たのか?まで・・・

不死鳥の騎士団下巻19ページではハグリッドが巨人の頭(トップ)に「グブレイシアンの火の枝」を贈ったと言った時にハーマイオニーは「うわーっ!」と感嘆の声を漏らしていたのに対してハリーとロンはと云えば・・・

ハリーとロンの2人は「何のことやら?」とちんぷんかんぷんでハーマイオニーが「何に感動しているのか?」が全く分らなかったのでした。ハーマイオニーが「永遠の火よ」と言った後に補足説明をしたのですが・・・

何でもフリットウィック先生が授業中に少なくとも「2回」は言ったそうです。しかし例によって例のこどくハリーとロンは聞き逃していたのでハーマイオニーに説明してもらわなければならなかったのでした。

私が思うにはローリングさんは「各科目の先生方はいつの授業で何をハリーたちに教えたのか?」も詳細かつ完璧に設定していると思いますね。他の生徒たちについても同様です。全ての授業風景を盛り込んでいたら・・・

1巻1巻がとてつもないページ数につまり当然1冊や2冊では収まらなくなってしまうので省略してあるだけなんです。この想像を絶する詳細で完璧な人物や物語の設定がハリポタの魅力を底辺で支えているのです。

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サイト開設5周年記念「新春放談!」その2(3回シリーズ)

やっぱり年明け早々の記事なので「何か景気のいい内容を!」ということで、本日はローリングさんが「10年後には書くかも?」と言ったというハリーポッター・シリーズの続編について私が思いついたことを書き綴ってみたいと思います。(全3項目)

3-1.続編について、その1「そもそも19年後はいつなのか?」
何でも伝え聞いたところによるとローリングさんは第7巻を書き終えた直後には「10年後には続編を書くかも?しれない」とおっしゃったそうなんですが、実は何の根拠もなしにそう言ったわけじゃないんですよね。

と!いうのも第7巻「死の秘宝」の最終章が「西暦何年の何月何日なのか?」ということが問題になって来るというわけなんですよね。月日については新学期初日の9月1日だということは容易に判るようになっています。

そこで次に問題になって来るのが「西暦何年の9月1日なのか?」ということなんですけど、ここで改めて復習をしてみるとハリーの生年月日は1980年の7月31日だということは当サイトでは過去の記事で明らかにしています。

1492年10月31日

これが秘密の部屋198ページに載っているグリフィンドール塔つきのゴースト「ほとんど首なしニック」の命日なんですよね。ハリー12才の「この年」がちょうど「没後500年」の節目の年にあたるということで・・・

ここからハリーの生年月日が導き出せるというわけなんですよね。したがってハリーがホグワーツ魔法魔術学校の大広間でヴォルデモートと最後の対決をしたのが18才になる直前の5月ですから・・・

つまり「1980」に「18」を足してハリーがヴォルデモートと対決して勝利したのは1998年の5月ということになります。そして第7巻の最終章はそれからさらに「19年後の9月1日」ということになりますから・・・

したがって2017年の9月1日ということになるんですよね。イギリス本国で7巻が発売になったのは2007年の7月だったので第7巻の最終章は「これからちょうど10年後」ということになるんですよね。

したがって続編を書きたくとも「2017年の9月1日以降にならないと書けない」ということになるというわけなんですよね。

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サイト開設5周年記念「新春放談!」その1(3回シリーズ)

さて!サイト開設5周年ということで今日から今週一杯はそれを記念して色々と思いつくまま気の向くまま本能の赴くまま(?)に書き綴ってみたいと思います。今日の記事では久しぶりにハリポタとは関係のないことを書いてみたりもしました。(全2項目)

2-1.名古屋フィルハーモニー交響楽団と更新日
以前から結構強く強く感じていたことなんですが今日まで触れる機会がなかっただけのことなんですけど、自分で言うのも何なんですが当サイトってとてもとても変なサイトですよね。

そもそもブログサイトっていうのは「随時不定期更新」かあるいは「毎日更新」というのが普通なんですけど当サイトは何と!「週4回定期更新」なんですよね。これはかなり変わっていますよね。

実は知らない人のために説明しておくと当サイトは2006年1月にスタートした時は毎週日曜日と水曜日の「週2回更新」でした。それがサイト開設3ヵ月後の同年4月には月曜日が加わって「週3回」となり・・・

2008年4月に最初の「ダンブルドア・シリーズ」が終了した後には木曜日を加えて「週4回」ということになったというわけなんですよね。ここで注目すべきは当サイトの更新日は日曜、月曜、水曜、木曜と・・・

週の前半に固まっているんですよね。何故当サイトの更新日は週の前半に片寄っているのか?それは私が名古屋フィルハーモニー交響楽団(以下名フィルとする)の金曜会員だからだというわけなんですよね。

私はアメリカやヨーロッパの事情を全く知らないので何とも言えないのですが、日本のオーケストラというのは定期演奏会が開催される曜日を固定しているところが多いんですよね。なので名フィルの場合は・・・

名フィルは8月を除く毎月1回、年間に「11回」の定期演奏会を開催しています。そして現在は全ての定期演奏会を栄にある愛知県芸術劇場コンサートホールで開催しています。私が定期会員になったばかりの頃には・・・

金山にある名古屋市民会館大ホールでも定期演奏会を開催していたんですけど、やはり後からできた栄のホールのほうが音響が良くて響きもいいということで同時に客の入りもいいということで・・・

今は栄のホールだけで定期演奏会をやるようになりました。そして現在は全ての定期演奏会が「金曜と土曜」の2回公演ということになっています。そこで名フィルは「金曜会員」と「土曜会員」を募集して・・・

私は「金曜会員」になったというわけなんですよね。つまり8月以外の各月のどれかの金曜日には必ず名フィルの定期演奏会の予定が入るというわけなんですよね。そんなわけで当サイトの更新日は・・・

金曜日を避けるように週の前半に固めてあるというわけなんですよね。

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雑文、その20「5周年!」

新年明けましておめでとうございます!本年も当サイトをご贔屓によろしくお願いしますね。さて当サイトは2006年1月1日開設ということで昨日をもって大きな節目の「5周年」を迎えることができました。ついては改めて「この5年間」を振り返ってみたいと思います。(全2項目)

2-1.お陰様で丸5年!
そんなわけでまずここではサイトを開設してからの5年間を軽く振り返ってみたいと思います。当然大きな出来事と云えば第6巻「謎のプリンス」と第7巻「死の秘宝」が出版されたことというわけなんですよね。

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