「杖の方が持ち主の魔法使いを選ぶ」杖の所有権を司る法則には微妙なものがあるものの前の所有者から力ずくで奪えば杖は新しい持ち主に屈服して命令をよく聞き良い仕事をするのだそうです。したがって杖を「どのような経緯で手に入れたのか?」が大事というわけです。そこでロンとハーマイオニーの場合は?(全3項目)

3-1.杖は魔法使いを選ぶ
ハリーが杖を買うために店に行って初めてオリバンダー翁に会った時に言われたのが「杖の方が持ち主の魔法使いを選ぶ」ということでした。さらにハリーは他の人の杖を使っても魔法をかけることはできるものの・・・

決して自分の杖ほどの力は出せないとも言われたのでした。そしてそこでハリーはヴォルデモートの杖と同じ不死鳥の尾羽根を芯に持つ兄弟杖を持つことになったというわけなんですよね。そのことが後々になって・・・

何度もハリーの窮地を救うことになり最後の対決でハリーがヴォルデモートに勝利することに繋がったというわけです。さらにハリーがマルフォイの館に囚われの身になっていたオリバンダー翁を助け出した直後には・・・

前の所有者から力ずくで杖を奪えば杖の所有権を司る法則には微妙なものがあるものの克服された杖は通常は新しい持ち主に屈服するものだと教えられたのでした。したがって勝ち取った杖でありさえすれば他の杖よりも・・・

よく命令を聞きそして良い仕事をするとのことでした。つまり「どのような経緯でその杖を手に入れたのか?」ということが極めて大事ということになって来るというわけです。したがってロンとハーマイオニーの場合は?

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「ハリーが極めて優秀な開心術士なのはハリーに開心術に長けているヴォルデモート卿の魂の欠けらが付着しているからでは?」という疑問にシリーズ最終回の今日の記事で明確にお答えしたいと思います。それはハリーが「あの時」以降も・・・(全3項目)

3-1.ヴォルデモートの魂のお陰?
知っている方々はよくよくご存知のようにヴォルデモート卿が「極めて優秀な開心術士」だということは熱心な読者の間ではもはや周知の事実ということになっています。ハリー1年生の初対決の時にもヴォルデモートは・・・

ハリーがポケットの中に賢者の石を隠し持っていることを見抜きましたし、5年生の時に魔法省で顔を合わせた時にも予言を封印したガラス球が破壊されてしまいもはや自身が予言を聞けなくなったことも的中させています。

ハリー5年生のクリスマス休暇明けからスネイプによって行われた閉心術を習得するための課外授業でもスネイプはハリーが閉心術を習得しなければならない理由として「闇の帝王は開心術に長けている」ことを挙げています。

実は私も当時「ハリーが優秀な開心術士なのは開心術に長けているヴォルデモートの魂の欠けらが付着しているからでは?」というコメントをいただいた時には「ひょっとしたらそうかも?」とドキリとしました。しかし・・・

ハリーの開心術士としての能力は生まれながらにして持っている先天的なものでヴォルデモートの魂の欠けらのお陰じゃないんですよね。それというのもハリーがヴォルデモートから2度目の「死の呪文」を浴びた後も・・・

その結果ハリーに付着していたヴォルデモートの魂の欠けらが破壊されてなくなった後もハリーは開心術を使って人の心を読んでいたんですよね。今日の記事の後半では「破壊された以降」の場面を紹介してみることにします。

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ヴォルデモート卿の最後の分霊箱、蛇のナギニを追って「叫びの屋敷」にやって来たハリーたち3人だったのですが、そこでもハリーは「優秀な開心術士」としての能力を発揮してスネイプの思いを見抜いたのでした。そしてスネイプが命と引き換えに差し出した記憶の中でも・・・(全2項目)

2-1.死にゆくスネイプのそばに・・・
「何故そんなことをするのか?」ハリーには分りませんでした。自分が今「どういう気持ちなのか?」ハリー自身には分らなかったのです。ハリーは「透明マント」を脱ぐと憎んでいた男を見下ろした後屈み込んだのでした。

これもまた当サイトでは既出の話なんですがスネイプはご主人様のヴォルデモート卿には「私めがあなた様にお仕えすることのみを願っていると我が君にはおわかりです」と口では言いながら頭の中では全く別のことを・・・

考えていたんですよね。それはアルバス・ダンブルドアから生前に託されたハリーへの伝言を伝えることで頭が一杯だったというわけです。開心術でスネイプの思いを見抜いたハリーはスネイプの元へ駆け寄ったというわけです。

「これを・・・取れ・・・これを・・・取れ」

血以外の何かがスネイプから漏れ出ていました。青みがかった銀色の気体でも液体でもない物でした。ハリーはそれをハーマイオニーがどこからともなく取り出したフラスコに汲み上げたのでした。フラスコの口元まで・・・

一杯になった時スネイプにはもはや一滴の血も残っていないようでした。ハリーのローブを掴んでいた手が緩むとドサリと床に落ちスネイプはそれきり動かなくなったのでした。スネイプが死ぬ間際に最後に口にしたのは?

「僕を・・・見て・・・くれ・・・」

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ハリーは開心術に長けているので相手の顔の表情を見ただけで「何を考えているのか?」が判るし「このことを訊くのなら今だ!」というタイミングも逃さないというわけです。さらにハリーが「この能力」を最大限に発揮したのは?(全3項目)

3-1.ハーマイオニーの思い、その2
クリスマス休暇明け最初のホグズミード村行きの日にハリーたち3人がパブ「三本の箒」に行くと大勢の小鬼に取り囲まれて何やら物々しい雰囲気のルード・バグマン氏がいたのでした。バグマンがハリーを見つけると・・・

「すぐだ。すぐだから!」と小鬼たちを説き伏せてバグマンは少年のような笑顔を浮かべてハリーの所に駆け付けて来ました。バグマンがハリーと2人だけで話したいと言うのでロンとハーマイオニーは別のテーブルへと・・・

バグマンはいつものようにハリーに「君を助けたい」と援助を申し出て来たのでした。引き続きバグマンを睨みつけている小鬼たちを見てハリーが「いったい小鬼は何が望みなんですか?」と訊くとバグマン氏が言うには・・・

バグマンは急にそわそわして唐突に「バーティ・クラウチを探しているんだ」と言い始めたのでした。何でも急に仕事に出て来なくなったそうです。ハリーがバグマン氏との話を終えてロンとハーマイオニーの所に戻ると・・・

ハリーが2人に「クラウチ氏がまだ病気で仕事に来ていないらしい」と話すとロンが「パーシーが一服盛っているんじゃないか?」と時折聞かせるブラックジョークをかまして来たのでした。さらにロンはこうも言ったのでした。

「もしかしたらクラウチが消えれば自分が国際魔法協力部の部長に任命されると思ってるんだ」

それを受けてハーマイオニーが何やら不満気な表情を浮かべてロンを睨みつけたのでした。ハーマイオニーは頭に浮かべた言葉を口に出すことはしなかったのですがハリーは開心術を使ってハーマイオニーの心を読んだのです。

ハーマイオニーは「そんなこと、冗談にも言うもんじゃないわ」と思ったようです。しかしハリーたちはバグマン氏が言っていたことは真っ赤な嘘だということや「何故クラウチ氏は仕事に来なくなったのか?」の真相を・・・

学期末に知ることになったんですよね。

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さて!当サイトでは折ある毎に「ハリーは極めて優秀な開心術士である」と指摘して来ました。そこで今週はハリーが開心術を発揮していると思われる場面を個別に取り上げて紹介してみたいと思います。初めてホグワーツ特急に乗った時ロンとハーマイオニーの気持ちを見て取ったハリーがその後貫き通したこととは?(全3項目)

3-1.改めて「開心術士」としてのハリーについて
知っている方々はよくよくご存知のようにハリーポッター・シリーズは当然ハリーが主人公ですから一部の章を除いたハリーが登場しない章以外(ほぼを含む)は全てハリーの視線で描かれているというわけなんですよね。

第1巻「賢者の石」の冒頭章
第4巻「炎のゴブレット」の冒頭章
第6巻「謎のプリンス」の冒頭章と第2章
第7巻「死の秘宝」の冒頭章
(第1巻と第4巻は登場するもののハリーのセリフなし)

上記の巻の各章を除いた部分については全編ハリーの目線を通したストーリー展開になっているというわけです。ローリングさんは登場する人物や動物その他の生き物の姿形や心理描写を事細かにするのが好きな人なので・・・

大多数の読者はハリーが人の心を読んでいても「それはローリングさんがそういう作家だから」と思っているというわけです。と!云うか?ローリングさんはわざとそう思わせているというわけなんですよね。それが・・・

読者はローリングさんにまんまと騙されているというわけなんですよね。(笑)

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ハリーが見ている目の前で大恩人のアルバス・ダンブルドアを殺されてハリーのスネイプに対する怒りと憎悪は最高潮に達しましたが「叫びの屋敷」で命と引き換えにスネイプが差し出した「記憶」を見てハリーのスネイプに対する気持ちは劇的に変化したのでした。そして19年後ハリーは次男のアルバスに・・・(全3項目)

3-1.ハリーの目の前で!
知っている方々はよくよくご存知のように最終学年の年度ハリーは生徒としては学校に戻りませんでした。したがって第7巻「死の秘宝」ではホグワーツの教授陣は出番が極端に少なくなっています。そのためスネイプも・・・

校長になったため名前だけの登場なら他の先生方よりは頻度は高いもののハリーが実際に生身のセブルス・スネイプを見たのは「2回」のみということになっています。1回目はハリーがルーナにマクゴナガル先生と共に・・・

レイブンクロー寮の談話室を出て廊下をそれぞれ目指す場所へと向かっている途中のことでした。この時スネイプはマクゴナガル先生の呼び出しに応じて駆けつけたフリットウィック先生とスプラウト先生の攻撃を逃れて・・・

ホグワーツの戦いに死喰い人側の1人として加わったというわけです。そして2回目はヴォルデモート卿が「叫びの屋敷」にナギニと共にいることをハリーたちが知って行くとスネイプが呼び出しを受けて参上したところ・・・

スネイプはハリーの目の前で!

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その当時生きていた人間の中ではスネイプが群を抜いて最高に憎んでいたシリウスの逃亡を助けてしまったためスネイプのハリーに対する憎悪は最高潮に達しましたが、ハリーが6年生になった時スネイプはダンブルドアからハリーの苛酷で非情な運命を聞かされることになったのです。その時スネイプは?(全3項目)

3-1.ハリーが代表選手に選ばれて
ハリー3年生の末現在で生きている中ではスネイプが群を抜いて最高に憎んでいるシリウスをハリーとハーマイオニーがスネイプの鼻先で逃がしてしまったため、これまででも強かったスネイプのハリーに対する憎悪が・・・

なお一層増幅されるというハリーにとっては極めて憂慮すべき状況に陥ってしまったのでした。そのためハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれた時にもスネイプは言葉を尽くしてハリーを非難したというわけです。

スネイプは審査員や居並ぶダームストラングにボーバトンの代表選手さらには校長などの関係者を前にして「誰の咎でもない」ハリーのせいだと切り出して自分の学校の生徒であるハリーを情け容赦なく攻撃し始めたのでした。

スネイプは「ポッターが規則は破るものと決めてかかっているのをダンブルドアの責任にすることはない。ポッターは本校に来て以来、決められた線を越えてばかりいるのだ」と暗い目を意地悪く光らせながら言ったのでした。

他校の関係者を前にして公然と自分の学校の生徒を非難するスネイプに耐えかねてダンブルドア校長は「もうよい、セブルス」ときっぱり言ってスネイプを黙らせたのでした。ところが対抗試合の「第3の課題」終了後には・・・

「何故若干14才のハリーが対抗試合の代表選手に選ばれたのか?」を含めた全ての謎が解き明かされることになったのです。それはヴォルデモート卿復活のためにホグワーツに潜入した死喰い人が仕組んだことだったのです。

その真相とは?

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ここで会ったが100年目!愛するリリーが闇の帝王に殺されたのは「こやつが闇の帝王にポッター夫妻の居場所を教えたからだ!」ということでスネイプの怒りは頂点に達したのですが、ハリーもロンもハーマイオニーもさらには同級生のルーピンとシリウスでさえスネイプのリリーに対する思いの深さを知らなかったのです。(全3項目)

3-1.「忍びの地図」を巡る騒動、その1
知っての通り3年生になるとホグズミード村行きが許されます。しかしそれには両親又は保護者に許可証にサインしてもらわなければなりません。ハリーはバーノン叔父さんが許可証にサインしてくれなかったがために・・・

当初はホグズミードに行くことができませんでした。しかしフレッドとジョージがそんなハリーを気の毒に思って「忍びの地図」を譲り村に行く秘密の抜け道が「どこにあるのか?」を教えてくれたのです。しかしついに・・・

スネイプは勝ち誇る気持ちを無理に抑えつけたような顔をしてハリーを自分の部屋に連れて来たのでした。そしてハリーを椅子に座らせると「マルフォイ君がたった今、我輩に奇妙な話を聞かせてくれた」と切り出したのでした。

それはハリーの首が空中に浮かんでいたそうです。スネイプはハリーに「君の首はホグズミードで何をしていたんだろうね?」とか「君の体のどの部分もホグズミードに行く許可を得ていない」などと言って来ましたが・・・

ハリーは「マルフォイは多分幻覚を(見た)」と主張しましたが全く説得力がないのは言うまでもありません。そしてスネイプが父親のジェームズ・ポッターを罵倒する発言にハリーがついに切れて挑発に乗ってしまったのでした。

スネイプは突然吐き棄てるようにハリーにポケットの中身を全部出せと言い放ったのでした。スネイプの迫力に負けてハリーは恐怖に凍りつきながらのろのろとゾンゴの店で買った商品と「忍びの地図」を取り出したのでした。

ハリーはゾンゴの店で買った商品を「ロンが以前に買って来てくれた物です」と言い逃れをしましたが、スネイプは「それ以来持ち歩いていたのかね?何とも泣かせてくれますな」などと言ってハリーを攻め立てて来ました。

さらに「忍びの地図」のことを訊ねられたハリーは精一杯何でもないという顔を装って「余った羊皮紙の切れっ端です」と答えたのでした。ところがスネイプが「忍びの地図」を暖炉に放り込もうとするものだから思わず・・・

ハリーは慌てて「やめて!」と言ってしまったのでした。動揺を隠せないように瞬きをするハリーを見てスネイプは目を輝かせて「忍びの地図」を机の上に広げると杖を取り出して「汝の秘密を顕せ!」と唱えたのでした。

さらにスネイプが地図に向かって「ホグワーツ校教師セブルス・スネイプが汝に命ず。汝の隠せし情報を差し出すべし!」と唱えて地図を杖で強く叩いた時でした。地図からスネイプを罵倒する文言が浮かび上がって来たのです。

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一昨日の7月15日から「映画ハリー・ポッターと死の秘宝Part2」の上映が始まりましたが、第7巻「死の秘宝」の終盤でハリーと読者の印象が劇的に変わった人物と云えば当然一番に挙げられるのはセブルス・スネイプということになりますよね。そこで今週はハリーとスネイプの関係について改めて考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.ハリーを守るために・・・
スネイプにしてみれば愛するリリーを救わんがために敵方のトップのアルバス・ダンブルドアの掌中に飛び込むという荒業まで演じてみせたのにリリーはご主人様のヴォルデモート卿に殺されてしまうという最悪の事態に・・・

ホグワーツの校長室でスネイプは傷ついた獣のような恐ろしい呻き声を上げていたのでした。ぐったりと前屈みになって椅子に座り顔を上げたスネイプは100年を悲惨に生きて来たような顔でダンブルドアを見上げると・・・

「あなたなら・・・きっと・・・あの女(ひと)を・・・守ると思った」

そんなスネイプにダンブルドアは「リリーもジェームズも間違った人間を信用したのじゃ。お前も同じじゃな。ヴォルデモート卿がリリーを見逃すと期待しておったのではないかな?」と言葉を返したのでした。そして・・・

「私も死にたい!」と訴えるスネイプにダンブルドアは「お前の死が誰の役に立つのじゃ」と言った後に「リリー・エバンズを本当に愛していたのなら」お前の進むべき道ははっきりしていると告げたのでした。それは?

「リリーがどのようにして何故死んだか判っておるじゃろう。その死を無駄にせぬことじゃ。リリーの息子をわしが守るのを手伝うのじゃ」そんなダンブルドアにスネイプは闇の帝王はいなくなったのだから守る必要など・・・

ないと反論したのですがダンブルドアは「闇の帝王は戻って来る。そしてその時ハリー・ポッターは非常な危険に陥る」と言明したのでした。スネイプは次第に自分を取り戻し呼吸も整って来ました。次に口を開いた時には?

「なるほど。判りました」と言った後に・・・

「しかしダンブルドア、決して明かさないでください!このことは私たち2人の間だけに留めてください!誓ってそうしてください!私には耐えられない。特にポッターの息子などに・・・約束してください」と言って・・・

ダンブルドアはスネイプの残忍なしかし苦悶に満ちた顔を見下ろしながら「君の最もよい所を決して明かさぬということじゃな?」とそれがおぬしのたっての望みとあらば約束すると言ったのでした。こうしてスネイプは・・・

ダンブルドアと共にハリーを守ることになったのでした。

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杖職人のオリバンター翁から兄弟杖のことを聞き出したヴォルデモート卿は「他の者の杖を使えば今度こそハリー・ポッターを亡き者にできる!」との確信を得ることができたのですが、またしても予想外のアクシデントが起きてハリーを殺し損ねてしまったのでした。さらに雌雄を決する最後の戦いでは?(全3項目)

3-1.「今度こそ!」と思ったら?
「俺様は以前よりよく判っている。例えばポッターを亡き者にするにはお前たちの誰かから杖を借りる必要がある」

一堂に会した死喰い人たちに「進んで差し出す者は?」と訊いても申し出る人物が現れないので、ヴォルデモートはルシウス・マルフォイに杖を差し出させたのでした。杖職人のオリバンダー翁から兄弟杖のことを・・・

聞き出したヴォルデモートは「今度こそあの小僧を亡き者にできる」との確信を持ってハリーを追ったのでした。ハリーにはヴォルデモートの姿も見えず声も聞こえませんでした。傷痕の激痛で目を固く閉じた直後でした。

「アバタ・・・」

その時ハリーの杖がひとりでに動いたのでした。まるで巨大な磁石のように杖がハリーの手を引っ張って行くのを感じ閉じた瞼の間からハリーは金色の炎が杖から噴き出すのを見たのでした。バシンという音と同時に・・・

1人残っていた死喰い人が大声を上げヴォルデモートは何故か「しまった!」と叫んだのでした。ヴォルデモートの姿が見える前にハリーはその存在を感じ「きっとこれがこの世の見納めだ」と覚悟を決めた次の瞬間でした。

「お前の杖だ。セルウィン、お前の杖をよこせ!」

ところが!その時ヴォルデモートの姿が突然消えたのでした。下を見るとハグリッドが真下の地面に大の字に伸びているのが見えました。ハグリッドの上に落ちないようにとハリーは必死にハンドルを引きましたが・・・

気がつくとハリーは見知らぬ居間のソファに横になっていたのでした。

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ダンブルドアの助けもなければ奴のために死んでくれる母親もいない。ハリー・ポッターが我が手を逃れたのは単なる幸運だったのだ。ヴォルデモートは一堂に会した死喰い人たちを目の前にしてこう高らかに宣言したのですがヴォルデモートにとっては再び予想外の出来事が次々と起こって・・・(全3項目)

3-1.綿密に練り上げられた計画
クィレルを失った今に至って「そうそう都合良く次の魔法使いが現れるものか?」と失望の念を禁じえなかったヴォルデモート卿の元に馳せ参じたのがピーター・ペティグリューことワームテールだったというわけです。

先回の失敗を再び繰り返すわけにはいかない。それを解決する方法はただ1つ「それは今度自分の体を再生する時には何としてもハリー・ポッターの血が必要だ」ということでヴォルデモートは綿密な計画を立てたのでした。

それにはワームテールが連れて来た魔法省の職員バーサ・ジョーキンズから聞き出した情報を利用したというわけです。ヴォルデモートが連絡を取りさえすれば喜んで助けてくれる忠実な死喰い人をホグワーツに送り込み・・・

ハリー・ポッターが三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれ必ず優勝するように取り計らう。優勝杯はその死喰い人が移動キーに変えておく。こうしてハリー・ポッターはダンブルドアの助けも保護も届かない場所へと・・・

ヴォルデモート卿とワームテールが待つリトル・ハングルトンの教会墓地へと連れて来られるというわけです。そして計画はものの見事に成功を収めハリー・ポッターはヴォルデモートの掌中に飛び込んで来たというわけです。

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ホグワーツに入学した最初の年度末にはアルバニアの森から出て来てクィレルの体に取り憑いてホグワーツに侵入して来たヴォルデモートと戦うハメになったハリーだったのですが、次の年度末には日記から出て来たトム・リドルこと後のヴォルデモート卿と戦うことになったのでした。戦いの舞台は?(全3項目)

3-1.秘密の部屋の怪物の正体は?
「本当にハーマイオニーは秘密の部屋の怪物が何なのかが判ったのか?」

マクゴナガル先生に許可をいただいたので病棟にハーマイオニーを見舞ったハリーとロンだったのですが、残念ながらハーマイオニーが2人に気づいていないのは火を見るより明らかでした。しかしハリーが関心を持ったのは?

ハーマイオニーが右手に握り締めていたメモ書きでした。ハリーはロンに見張りをさせてハーマイオニーが握っている紙切れを何とか取り出すことができたのでした。それは図書室のとても古い本のページの一部でした。

ハリーはしわを伸ばすのももどかしくロンも屈み込んでメモを読んだのでした。するとそこには「秘密の部屋の怪物は何なのか?」が書かれていたのです。それは毒蛇の王バジリスクでした。バジリスク最大の武器とは?

それは「殺しの方法は非常に珍しく毒牙による殺傷とは別にバジリスクの一睨みは致命的」なんだそうです。それなら何故誰も死んではいないのか?何故犠牲者全員が石になっただけで生き長らえているのか?その理由は?

つまり「誰もバジリスクの目を直接見ていないから!」だったのです。さらにこんな大蛇が見つからなかったのはバジリスクが配管を使っていたからでした。バジリスクの声はいつも壁の向こうから聞こえていたのです。

ハリーとロンは職員室に来ましたが、またしても誰かが襲われ秘密の部屋そのものへ拉致されたというのです。ハリーは隠れた洋箪笥の隣でロンが声もなくへなへなと崩れ落ちるのを感じたのでした。それは秘密の部屋に・・・

連れ去られたのがジニー・ウィーズリーだったからです。

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さて!今週末の7月15日にはいよいよ「映画ハリー・ポッターと死の秘宝Prt2」が公開上映されますが、何と云っても最大のクライマックスシーンで見所といえば最後の対決シーンということになるんでしょうね。そこで今週はハリーとヴォルデモート卿が対決する場面を改めて振り返ってみることにします。(全3項目)

3-1.賢者の石を巡る攻防
学期末試験終了後ハグリッドの小屋を訪れたハリーは「ハグリッドが見知らぬ誰かに三頭犬フラッフィーのてなずけ方を教えてしまったらしい」と知らされて、さらにマクゴナガル先生からダンブルドア校長は留守だと・・・

聞かされ「賢者の石が狙われるのは今夜だ!」と確信するに至ったというわけです。そこで石を守るべく見張りに立ったのですが激しく立腹するマクゴナガル先生に追い立てられてすごすごと寮の談話室に戻ることに・・・

さらにスネイプを見張っていたハーマイオニーもフリットウィック先生に捕まっている内にスネイプはどこかへ姿を消してしまいハーマイオニーまでもがすごすごと寮の談話室に戻って来るハメに陥ってしまったのでした。

「じゃあ、もう僕が行くしかない。そうだろう?」
「僕は今夜ここを抜け出す。石を何とか先に手に入れる」

ハリーはロンとハーマイオニーに「こうなったら僕がヴォルデモートより先に賢者の石を手に入れるしかない!」と宣言したのでした。ハリーは1人で行くつもりでいたのですが2人もハリーに同行すると言い出したのでした。

こうしてハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は力を合わせて賢者の石を守っている障害を乗り越えて行ったのですが、最終的に石がある所にたどり着くことが出来たのはハリー1人だけだったのです。ところがそこで・・・

ハリーを待ち受けていたのはスネイプではなかったのです。さらにまたヴォルデモートでもない意外な人物だったのです。

その人物とは?

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ハリー5年生の年度はヴォルデモート卿を魔法省におびき寄せ魔法大臣コーネリウス・ファッジら関係者各位にヴォルデモートを目撃させるために敢えてハリーとは距離を取ったダンブルドアだったのですが、ハリーが6年生になると今度は一転してハリーの教育に積極的に関わるとハリー本人に告げたのでした。そして最終学年の年度には?(全3項目)

3-1.ダンブルドア校長の個人教授
校長室に入ったハリーがダンブルドアが今夜計画しているものを示す何かはないかと部屋の中を見渡しましたが、ダンブルドアは決闘訓練の準備に場所を広く空けることさえしていませんでした。そしてダンブルドアが・・・

ダンブルドアが立ち上がって扉の脇のキャビネット棚から出して来たのが「憂いの篩」だったのです。ハリーはこれまで「この道具」には教えられることも沢山ありましたが当惑させられる経験もして来たのでした。

というのもハリーは今まで「記憶」の持ち主の承諾を事前に得て見たことが一度もなかったからです。しかしダンブルドアは今回はこれまでとは違って「許可を得て入るのじゃ」とハリーに告げたのでした。こうして・・・

ハリーが「憂いの篩」で見た光景はヴォルデモート卿の生涯を祖父であるマールヴォロ・ゴーントから振り返って見ることでした。ハリーは当初「ヴォルデモートの過去を知ることは大切なことですか?」との疑問を・・・

ダンブルドアにぶつけましたがダンブルドアは「非常に大切なことじゃと思う」と答えるだけでした。しかし「ヴォルデモートを真に滅ぼすためにはハリーは何をしなければならないのか?」の核心に迫ったのは・・・

ハリーがクリスマス休暇明けにダンブルドアから出された最初で最後の宿題をやり遂げた時だったのです。スラグホーンの記憶を回収して明らかになったヴォルデモートのホークラックスとは「何なのか?」が・・・

明らかになった時だったのです。

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ヴォルデモート卿が復活し5年生になったハリーはこの年度内に「3回」校長室に足を踏み入れることになったのですが3回が3回ともハリーの意思に反して来ることになってしまったんですよね。それは「何故か?」と云えばハリーが思春期で反抗期だということもあったのですが・・・(全3項目)

3-1.何故?僕を見ようとしない?
そんなわけで4年生の学期末までは校長室で会っても校長室以外の所で会っても極めて友好的だったダンブルドア校長がハリーが5年生になった途端に「何故か?」態度を一変させてしまったというわけなんですよね。

ロンもハーマイオニーも事ある毎に「ダンブルドアの所に行け!」と言ったのですが、ハリーは「ダンブルドアは忙しい」などと言って決して校長室に行こうとはしなかったのでした。ところがクリスマス休暇直前には・・・

そんなことを言ってはいられなくなったのです。ハリーが夢の中でウィーズリーおじさんが蛇に襲われる光景を見てしまったからでした。マクゴナガル先生に連れられてハリーはロンと共に校長室に駆け込んだのでした。

8月の懲戒尋問の時もそうだったのですがダンブルドアはハリーを見ようとしません。そしてダンブルドアはハリーに静かに「どんなふうに見たのかね?」と訊いたのでした。ハリーが腹立たしげに「分りません」と・・・

「そんなことどうでもいいじゃないか」と思いつつ答えるとダンブルドアはハリーに再び静かな声で「私の言ったことが分らなかったようだね」と言ったのでした。その後の奇妙な質問にハリーは唖然とさせられたのでした。

「つまり憶えておるかね?襲われたのを見ていた時。君はどの場所にいたのかね?犠牲者の脇に立っていたとか。それとも上からその場面を見下ろしていたのかね?」まるで何もかも見透かしているような的確な質問でした。

「僕が蛇でした。全部、蛇の目から見ました」

その後のダンブルドア校長はまるでハリーの答えを待っていたかのように素早く動いたのでした。ハリーはマクゴナガル先生に連れて来られて校長室に駆けつけたフレッド、ジョージ、ジニーの3人とロンと共に・・・

ダンブルドア校長の作った移動キーでロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に脱出したのでした。

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こうして2年生以来久しぶりに校長室に足を踏み入れたハリーだったのですが、ハリーが全く予想だにしていなかった出来事がハリーを待ち受けていたのでした。そして学期末にヴォルデモート卿が復活したことを受けてダンブルドア校長はハリーに・・・(全3項目)

3-1.校長室と「憂いの篩」
3人が出て行った後ハリーはダンブルドアの机の前の椅子に座ったのでした。机の後ろにある棚の組分け帽子や2年生の時にハリーがその組分け帽子から取り出したグリフィンドールの剣を眺めているとそこから見えたのが・・・

剣のガラスケースに銀色の光が反射し踊るようにチラチラ揺れているのに気づいたのでした。ハリーは戸惑いながらも立ち上がって戸棚に歩み寄って戸を開けたのでした。するとそこにあったのが「憂いの篩」だったのです。

銀の光は水盆つまり「憂いの篩」から差していました。ハリーが頭を戸棚に突っ込んで水盆の中を覗き込むと地下室のような窓のない薄明かりの部屋が見えました。ハリーが今まで一度も見たことのない部屋でした。

ハリーが「何とかして見たい」と思ってさらに顔を水盆に近づけた時でした。ハリーが覗いているその得体の知れない物質にハリーの鼻の先が触れた時ダンブルドアの部屋がぐらりと大きく揺れたのでした。そして・・・

今にして思えば「この時」校長室を大きく揺らしたのは歴代校長の肖像画だったんでしょうか?ハリーはつんのめって水盆つまりは「憂いの篩」の中へと落ちて行ったのでした。落ちて行った先でハリーが見た光景とは?

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7月と云えば皆さんよくよくご存知のようにハリーの誕生月ということで当然ネビルもそうなんですが、今年の7月については内容をハリーに絞って行きたいと思います。まず最初の週はハリーと校長室の関係について考えてみたいと思います。(全3項目)

3-1.校長室はどこに?
ホグワーツに入学して最初の学期末試験が終了した直後に、ハグリッドの小屋を訪ねたハリーはハグリッドが見知らぬ誰かに三頭犬のフラッフィーの手なずけ方を教えてしまっていたことに気づいたんですよね。そこで・・・

そのことを知らせるために「ダンブルドアの所に行かなくちゃ」ということで「校長室はどこだろう?」と周囲を見渡したハリーたち3人だったのですが「校長室がどこにあるのか?」皆目見当がつきません。すると・・・

「そこの3人、こんな所で何をしているの?」

3人に声を掛けて来たのはマクゴナガル先生でした。そこでハーマイオニーは勇敢にも「ダンブルドア先生にお目にかかりたいんです」と言ったのでした。それを聞いたマクゴナガル先生はハリーたち3人に対して・・・

「そんなことを望むのはどうも怪しい」といった雰囲気で「理由は?」と訊ねたのでした。事が賢者の石のことだけにハリーたちが答えるのをためらっているとマクゴナガル先生の口から驚くべき発言が飛び出したのでした。

「ダンブルドア先生は10分前にお出かけになりました」

何でもダンブルドア先生は魔法省から緊急のふくろう便が来てロンドンに飛び立ったそうです。こんな肝心な時にいないということでハリーは驚くと同時に慌てましたが結局「校長室はどこにある?」という疑問は・・・

この時は解決しなかったというわけなんですよね。

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