アルバス・ダンブルドアはポッター夫妻の死にどう関わったのか?(4)(シリーズ最終回)

ダンブルドアは「ヴォルデモートと配下の死喰い人による犠牲者を一旦でも止めるにはこれしかない」ということで断腸の思いでポッター夫妻がヴォルデモートに殺されるよう取り計らったのです。しかしもちろん1人残された息子ハリーにとっても両親が死んだことで・・・(全3項目)

3-1.両親の死がハリーにもたらしたもの、その1
好むと好まざるとに関わらずシビル・トレローニーによって「7月の末に闇の帝王の力を打ち破る者が生まれて来る」との予言が成されヴォルデモートが指名した時からハリーは激流に呑み込まれることを余儀なくされたのです。

ハリーはホグワーツに入って最初の年度にいきなり「賢者の石」を奪おうとするヴォルデモートと正面切って対決することになりました。しかしヴォルデモートが最初にハリーを殺そうとしてできなかったリリーの護りが・・・

再びヴォルデモートの前に立ち塞がりヴォルデモートはハリーに敗れ去っていったのです。その反省を踏まえてヴォルデモートは「自身の身体を取り戻す時にはハリーの血が必ず必要だ」と思うに至ったというわけなんですよね。

クィレルを失って一度は「そうそう都合よく次の魔法使いが現れるとは思えない」と失意のどん底に陥ったヴォルデモートの元に駆け付けて来たのが「あの」ワームテールことピーターー・ペティグリューだったというわけです。

ヴォルデモートの仕組んだ策略は計画通りに進みヴォルデモートはハリーを手に入れることに成功しました。しかしハリーの理性を越えたむしろ積極的に死を迎え入れた勇気がヴォルデモートを凌駕し打ち勝つ力となったのです。

「ヴォルデモートの足下にひざまずいて死ぬものか!父さんのように堂々と立ち上がって死ぬのだ」

死を恐れることなくヴォルデモートに立ち向かったことで、ハリーはヴォルデモートの魔の手から再び逃れることができたのです。さらに身体を取り戻す際にハリーの血を取り込んだことが後々ヴォルデモートにとっては・・・

大きな禍根を残すことになったのです。

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アルバス・ダンブルドアはポッター夫妻の死にどう関わったのか?(3)(4回シリーズ)

シリウスが敵方のヴォルデモートの裏をかこうなどと思わずシリウス自身がポッター夫妻の「秘密の守人」になっていさえすれば2人は死なずに済んだのです。しかしダンブルドアにはどうしてもジェームズとリリーに死んでもらわなければならない事情があったのです。その事情とは?(全3項目)

3-1.何故ポッター夫妻を?
ダンブルドアは「ポッター夫妻の身近に裏切り者がいる」と示唆することで、シリウスに2人の「秘密の守人」をピーター・ペティグリューに変更させました。ところがそれが夫妻を死に追い込むことになってしまったのです。

シリウスが敵方のヴォルデモートの裏をかこうなどと思わずシリウス自身がポッター夫妻の「秘密の守人」になっていさえすれば、ジェームズもリリーも死なずに済みましたしハリーにも弟か妹が生まれていたかも?しれません。

しかし魔法界全体のことを考えるとダンブルドアには「どうしてもジェームズとリリーには死んでもらわなければならない」という事情があったのです。もし変更されることなく2人の「秘密の守人」がシリウスだったら・・・

確かにそれでジェームズとリリーは生き延びることができたでしょう。しかし2人が死なないということになれば同時にヴォルデモートも生き続け配下の死喰い人の活動も引き続き活発に行われることでより多くの命が・・・

つまりジェームズとリリー2人の命を守ることでより多くの命が失われるという結果になってしまう。それならば魔法界全体のことを考えたら残念ながらポッター夫妻にはヴォルデモートを道連れに死んでもらったほうが・・・

そんなわけでダンブルドアはポッター夫妻には何としても死んでもらわなければならないということでシリウスに「秘密の守人」をピーター・ペティグリューに変更させたというわけなんですよね。さらにダンブルドアは・・・

2人の死を確実にするために・・・

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アルバス・ダンブルドアはポッター夫妻の死にどう関わったのか?(2)(4回シリーズ)

ダンブルドアにはポッター夫妻に近い味方の誰かが裏切ってヴォルデモートに2人の動きを通報しているという確信がありました。そのダンブルドアが抱いている疑念を聞くに及んでシリウスは「ある策」に打って出ることにしたのです。ところがリリーとジェームズは・・・(全3項目)

3-1.シリウスは誰を?
ダンブルドアにはポッター夫妻に近い味方の誰かが裏切ってヴォルデモートに2人の動きを通報しているという確信がありました。相当な情報を流しているのでは?と疑っていたのです。それを聞いてシリウスがしたこととは?

ダンブルドアが抱いている疑念を聞くに及んでシリウスが疑ったのはルーピンでした。そこでシリウスはルーピンには一言も言わずに「ある策」に打って出ることにしたのです。それは敵方のヴォルデモートの裏をかいて・・・

ホグワーツに在学中ジェームズが他の誰よりもシリウスを信用したというのは周知の事実でした。それは卒業後も全く変わらなかったのです。シリウスはジェームズがリリーと結婚する時にも付添い人を務めるほどだったのです。

さらにハリーが生まれるとジェームズはシリウスをハリーの名付け親にしたのです。そして今魔法界で「この人の右に出る者はいない!」というダンブルドアが「秘密の守人」になろうか?と申し出た時ポッター夫妻は・・・

それを断ったのです。魔法界の誰もが「ポッター夫妻の秘密の守人はシリウスになるだろう」と確信していました。シリウスは「当然ヴォルデモートは私を追いかけるだろう」と思ったのでした。そこでシリウスが講じた策とは?

それはポッター夫妻の「秘密の守人」を・・・

自分ではなく・・・

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アルバス・ダンブルドアはポッター夫妻の死にどう関わったのか?(1)(4回シリーズ)

シビル・トレローニーの予言をセブルス・スネイプが盗み聞きしてご主人様のヴォルデモート卿に伝えたことがハリーの人生を大きく変えたことに繋がったわけなんですが、実はダンブルドアは決して誰にも打ち明けることなく墓場に持って行った秘密が沢山あったのです。今週はそれを改めて検証してみたいと思います。(全3項目)

3-1.そもそものきっかけは?
当サイトでは種々形を変えて何度も取り上げて来ましたがハリーの運命を大きく変えたのがハリーが生まれる直前にシビル・トレローニーによって成された予言だったというわけなんですよね。ところがその予言を聞いた・・・

扉の向こうで予言を盗み聞きしたセブルス・スネイプは当時まだヴォルデモートの忠実な配下の1人でした。そこで「これはご主人様の一大事!」ということで即座にヴォルデモートに自分が聞いたことの全てを伝えたのです。

ところがヴォルデモートが狙いを定めたのがジェームズ・ポッターと結婚した後もなおスネイプが思いを寄せていたリリーの息子だったためスネイプはリリーを救うために敵方のトップのダンブルドアの元に駆け込んだのでした。

「愛するリリーが助かりさえすれば夫と息子など死んでも構わない」というスネイプをダンブルドアは激しく叱責したのですが、実はそのスネイプの密告のお陰でダンブルドアは2人に事前に危機を知らせることができたのです。

ダンブルドアは予言が成されたことと2人が狙われていることを知らせて来たのがセブルス・スネイプだということは伏せてジェームズとリリーに「身を隠すように」と言ったのでした。しかしそれは容易なことではありません。

そこでダンブルドアが2人に勧めたのが・・・

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今にして思うこと~ペチュニア・ダーズリーの場合(4)(シリーズ最終回)

ペチュニア叔母さんは夫のバーノン氏に対しては表向きは「ポッター夫妻と付き合うなんてとんでもない!」という態度をしながら実はクリスマスにはプレゼントのやり取りをしていたようなのです。さらにバーノン氏は自分の妻の本当の姿を知らなかったのです。(全3項目)

3-1.夫バーノン氏との関係
11才の誕生日にハリーがハグリッドから自分が魔法使いだと聞かされた時にもペチュニア叔母さんはリリーのことを「癪だ!」とか「奇人だ!」とか「まともじゃない!」などと罵倒することで嫌悪感を露にしていたのでした。

リリーとその夫ジェームズ・ポッターがヴォルデモートに殺された日も夫のバーノン氏が自分の妻にリリーの名前を出して「便りはなかったか?」と訊ねるとペチュニア叔母さんは不機嫌さを隠せない様子だったというわけです。

リリーの話が出るとペチュニア叔母さんはいつも取り乱していたそうです。その自分の妻の気持ちをバーノン氏は「もし自分の近親者がそうだったら?」と考えペチュニア叔母さんがそうなるのは「当然だ」と考えていたのです。

ところが!

バーノン叔父さんが魔法を嫌うのとペチュニア叔母さんが魔女のリリーを嫌うのとでは同じ「嫌い」でも全く質の違うものだったのです。ペチュニア叔母さんは大好きなリリーを奪っていった魔法界が大嫌いだったんですよね。

実はペチュニア叔母さんは魔法の力を持っているリリーが羨ましくてしかたがなかった。さらにリリーがホグワーツという見知らぬ学校に行ってしまって離れ離れになってしまうのが我慢ならなかったのです。だからこそ・・・

ダンブルドア校長に手紙を出して「私もホグワーツに入れて欲しい!」とお願いもしたのです。しかしペチュニア叔母さんは夫のバーノン氏にはそのことを一言も打ち明けようとはしなかったのです。ハリーもまた同様に・・・

「何故ペチュニア叔母さんは母さんと魔法界をあれほどまでに激しく憎むようになったのか?」の理由を知っても、わざわざプリベッド通り4番地を訪れてバーノン叔父さんに伝えるなんて余計なことはしなかったんでしょうね。

結局バーノン叔父さんは自分の妻の真実の姿も「どうしてペチュニアは魔法を嫌うようになったのか?」の理由も知らないままというわけなんですよね。でも知らずに済めばそれでいいということもあると私はそう思いますね。

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今にして思うこと~ペチュニア・ダーズリーの場合(3)(4回シリーズ)

ペチュニア叔母さんは一度は「ホグワーツに入学したい!」とダンブルドア校長に手紙を出したこともありましたし、キングズ・クロス駅の9と3/4番線に足を踏み入れたこともあったのです。しかしハリーはもちろんのこと息子のダドリーや夫のバーノン氏にはそのことを決して口にせず隠し切っていたのですが・・・(全3項目)

3-1.やっぱり姉だった。
事の発端は松岡祐子さんが第1巻「賢者の石」の翻訳を終えた後、初めて原作者のローリングさんに会った時に「リリーとペチュニアはどっちが姉?」と訊いてローリングさんが「リリーが姉」と答えることで始まったのです。

ローリングさんは「どちらが姉でも妹でも物語には関係ない」と言ってくれたそうなので、私は「それなら日本語版ではリリーが妹で一貫させればよかったんじゃない?」と思ったのですが松岡さんはそうはしなかったのです。

そこで第3巻「アズカバンの囚人」ではリリーを姉そしてペチュニアを妹として訳したわけなんですが、読者からは「間違っています」という指摘を沢山いただいたそうです。ところが最終巻の「死の秘宝」が出てみると・・・

入学当日キングズ・クロス駅の9と3/4番線でリリーはペチュニアに自分がホグワーツに行ったらダンブルドア校長に会ってあなたも入学できるよう説得すると言っているんですよね。つまりリリーがこう言っていますから・・・

ペチュニアが妹ならホグワーツから手紙が来るのは翌年度以降のことですから「この時点」ではまだペチュニアにホグワーツから入学案内書が届くかどうかは分らないということになっているはずですよね?ということは・・・

当然ペチュニアのほうが「姉」ということになりますよね。つまりこの件に関してはローリングさんのほうが間違っていたのです。リリーは妹だし「どっちが上なのか?」は物語に密接に関係していたというわけなんですよね。

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今にして思うこと~ペチュニア・ダーズリーの場合(2)(4回シリーズ)

1年目の学期を終えてハリーがプリベット通り4番地に帰って来るとバーノン叔父さんは「ハリーにフンコロガシに変えられてしまうのでは?」と戦々恐々の日々を過ごしていましたが、ペチュニア叔母さんは「そんな心配は一切いらない」ということを知っていたのです。さらにキングズ・クロス駅の9と3/4番線のことも・・・(全3項目)

3-1.未成年魔法使い禁止令
ハリーがホグワーツで1年目の学期を終えてプリベット通り4番地に帰って来るとバーノン叔父さんはハリーをいつ爆発するか分らない爆弾のように扱いました。叔父さんたちはフンコロガシに変えられたりしては大変だと・・・

戦々恐々の日々を送っていましたが、そもそも人間をフンコロガシに変身させるなんて2年生の魔法使いには到底望めない芸当だったのです。叔父さんたちがそこまでハリーのことを怖がるのには実は他の理由があったのです。

17才未満の魔法使いは学校の外で魔法を使うことを認められていません。しかしハリーはダーズリー一家にそのことを教えはしなかったのです。そのためバーノン叔父さんもダドリーもハリーのことを非常に恐れていたのでした。

ところが一家の中で1人だけ未成年の魔法使いは学校外で魔法を使ってはいけないということを知っていた人物がいたのです。ペチュニア叔母さんはスネイプ少年がリリーにそのことを説明しているのを盗み聞きしていたのです。

「それで魔法省は誰かが学校の外で魔法を使うと罰することができるんだ。手紙が来る」

スネイプ少年がこう言うのに対してリリーが「私もう学校の外で魔法を使ったわ!」と訴えると、スネイプは自分たちはまだ杖を持っていないし子供でどうにもできないことを知っているから許してくれると説明していたのです。

ペチュニア叔母さんは「11才になって訓練を受け始めたら」つまりホグワーツに入学して以降は学校の外では魔法を使えないということを知っていたのです。だから一家ではペチュニア叔母さん1人だけがハリーのことを・・・

怖がっていなかったというわけなんですよね。

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今にして思うこと~ペチュニア・ダーズリーの場合(1)(4回シリーズ)

今年の年明けにセブルス・スネイプを皮切りに始まった新シリーズです。ハリーポッター・シリーズでは後の巻とりわけ最終巻の第7巻「死の秘宝」で明らかになった新事実でそれまでの印象が激変した登場人物が数多くいます。そこで今週お届けするのは「この人」というわけです。(全3項目)

3-1.始めに「ペチュニア叔母さんと魔法界」
ハリーが物心ついてからというものペチュニア叔母さんは「魔法界の存在など一切認めない」という姿勢を貫き通して来ました。そのため姉妹だったのにも関わらず魔女だったリリーも夫のジェームズ・ポッターのことも・・・

ペチュニア叔母さんは近所の人たちに対しては「私には姉妹などいない」というフリをしていたのです。そして11才の誕生日にハリーがハグリッドから自分が魔法使いだということを知らされた時ペチュニア叔母さんは・・・

それまで隠し通していた思いを爆発させ魔女だったリリーと魔法界に対する嫌悪感を露にしたのです。ハリーにホグワーツからの手紙が届いた時も返す言葉でバーノン氏に「お断りです。そう書いてよ」と言っていますし・・・

リリーの元にも学校から手紙が届いてさっさと行ってしまった。その学校であのポッターと出会い2人は結婚した。そしてリリーは自業自得で吹っ飛んでしまって自分はお前つまりハリーを押し付けられてしまったんだと・・・

ところがペチュニア叔母さんは・・・

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開心術士たち(4)(シリーズ最終回)

今週はハリーポッター・シリーズに登場する魔法使いの中で開心術に長けている人物を1回につき1人ずつ紹介して来ましたが最後を締め括るのはやはりこの人です。ハリー5年生の学期末ダンブルドアは屋敷しもべ妖精のクリーチャーの心の内を開心術で覗き込む機会を得たのですが・・・(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドア
今回改めて振り返ってみると物語の前半つまり4巻までのダンブルドアは閉心術に開心術などという魔法を知らないかの如く振舞っていますよね。第2巻「秘密の部屋」でハリーはロンとハーマイオニーと力を合わせて・・・

「嘆きのマートル」のいる女子トイレでせっせと「ポリジュース薬」という違法な魔法薬を作っていました。ハリーがマクゴナガル先生に連れられて初めて校長室に行った時にはまさに製造の最中でした。にも関わらず・・・

ダンブルドアはそのことについて一言も触れず全く追及しませんでした。さらに4年生の時にはそのポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましたクラウチ・ジュニアがホグワーツに乗り込んで来たのですが・・・

ダンブルドアは黙ってクラウチ・ジュニアを迎え入れたのです。しかし当然ハリーたちがポリジュース薬を密造していたこともマッド・アイ・ムーディが偽者だったことも実はダンブルドアは開心術で見抜いていたんですよね。

当サイトでは折ある毎にダンブルドアには未来を予見する力すなわち予知能力があると言及して来ました。ダンブルドアがハリーたちのポリジュース薬の密造を見て見ぬフリをしていたのはハリーが4年生になった時には・・・

こうしてクラウチ・ジュニアがポリジュース薬でマッド・アイに変身してホグワーツに乗り込んで来た時のためにハリーに体験学習をさせるためだったというわけです。したがってこのようにしてクラウチ・ジュニアが・・・

ホグワーツに乗り込んで来ることも事前に承知していたというわけです。そんなダンブルドアがハリーの前で初めて「開心術士」という言葉を口にしたのは、ハリー5年生の学期末で2人が帰って来た校長室でのことだったのです。

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開心術士たち(3)(4回シリーズ)

魔法界の大多数の人々がその所業の恐ろしさ故に直接その名前を呼ぶことを避けているヴォルデモート卿なんですが、実は身内であるはずの死喰い人たちからも恐れられているんですよね。それはヴォルデモートが開心術に長けているのでご主人様の御前では嘘は通じないというわけです。しかしそのヴォルデモートも・・・(全3項目)

3-1.ヴォルデモート卿
改めて思い返してみると公式に「開心術に長けている」ということが明らかになっているのはこのヴォルデモート卿1人だけということになっていますね。以来要所要所で開心術を使って人の心を見透かして来たというわけです。

ピーター・ぺティグリューことワームテールが駆けつけて仮の体を取り戻したヴォルデモートはリトル・ハングルトンの旧リドル邸に到着した直後には庭番のフランク・ブライスの心を見透かした後に殺害しているんですよね。

5年生のクリスマス休暇明けから行われたハリーが閉心術を習得するための課外授業の冒頭でもスネイプはその理由として「闇の帝王は開心術に長けている」ということを挙げていますよね。実際ハリーが魔法省に於いて・・・

対峙した時にもヴォルデモートはベラトリックス・レストレンジに「こいつは嘘をついてはいない。こいつの愚にもつかぬ心の中から真実が俺様を見つめているのが見えるのだ」と言って予言を封印したガラス球が既に・・・

破壊されて存在していないことを開心術で見破っています。多くの人々を死に追いやったことで魔法界の大多数の人たちがその名前を直接呼べないほどに恐れさせたヴォルデモート卿なんですが開心術に長けているために・・・

実はそのことでヴォルデモート卿は配下の死喰い人たちにさえ非常に恐れられているんですよね。

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開心術士たち(2)(4回シリーズ)

「シリウス、あいつはどこだ?」12年ぶりの再会を果たしたルーピンは開心術で全ての事の真相を知ることになったのです。ハリーの両親ポッター夫妻の「秘密の守人」はシリウスではなくピーター・ペティグリューだったということをハリーたち3人もまた直後に知ることになったのです。(全3項目)

3-1.リーマス・ルーピン
当サイトというより私の中ではもはや旧聞に属する事柄ですね。というのも「リーマス・ルーピンは極めて優秀な開心術士」というのは第5巻「不死鳥の騎士団」で閉心術に開心術という魔法が登場した直後に気づいたからです。

ハリーを含めたグリフィンドールの3年生に初めて教える時にもルーピンは開心術を使って各生徒の心の内を見透かしていたんですよね。一目でこのクラスの一番の問題児がネビルだということを見抜いたルーピン先生は・・・

そのネビルに最初にまね妖怪と対決させることで他の生徒たちに対決する勇気を持たせようとしたのです。ルーピン先生はネビルを見ただけでネビルがおばあさんと暮らしていることも、そのおばあさんの持ち物も服装も・・・

全てを把握していたのです。ネビルにおばあさんの容姿と大きくて赤いハンドバックを普段持ち歩いていることを説明させたのは当然自分が開心術で生徒たちの心を覗き込んでいることを知られないようにするためだったのです。

ルーピンは「何が一番怖くってそれをどうしたら恐ろしくない姿に変えられるか考えてみて」と呼びかけた後生徒たちの心を開心術を使って見たのでした。するとハリーとハーマイオニーの2人が準備ができていなかったのです。

ルーピンはハリーについては事前に「一番恐ろしいのはヴォルデモート卿でそれを恐くない姿に変えることなどできないだろう」と予測していたようです。そのためハーマイオニーを差し置いてハリーに質問に答えさせたのです。

予想に反し「どうしたらマクゴナガル先生を恐くない姿に変えられるのか分らない」と考えていたのは学年でトップの成績を取っていたハーマイオニーでした。そこでルーピンはハリーとハーマイオニーの2人については・・・

まね妖怪と対決するのを回避したのでした。当時のハリーとハーマイオニーは2人とも開心術に閉心術という魔法が存在することすら知らなかったのですから、ルーピンがその心を覗き込むのは至極簡単だったというわけです。

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開心術士たち(1)(4回シリーズ)

さて!昨日3月10日はリーマス・ルーピンの誕生日ということで今週はそれに関連した内容の記事にしてみることにしました。当サイトでは折ある毎に「リーマス・ルーピンは極めて優秀な開心術士」だと再三指摘して来ました。そこで今回は記事1件につき1人ずつ開心術士を紹介してみたいと思います。(全3項目)

3-1.ハリー・ポッター
言わずもがなの我らが主人公のハリーです。当サイトでは折ある毎に「これでもか!」というぐらいハリーは極めて優秀な開心術士だと散々取り上げています。しかしこれも同様に何度も言っているハリーの致命的欠陥が・・・

本人に自覚が全くない!

当然ダンブルドアはハリーがホグワーツに入学して来た直後からハリーが開心術に長けていることを見抜いていたのでしょうが、それなら何故ハリーにそのことを打ち明けたり告げたりしなかったのか?というとその理由は?

それはまず第1には悪用することを避けるためでしょうね。例えばふくろう試験の時ハリーは当然既にスネイプの課外授業を受けた後だったので開心術に閉心術という魔法があることを知っていたのでこんなことを考えています。

「開心術が使えたらパーバティの後頭部の窓を開いてピエール・ボナコーとリヒテンシュタインの不和の原因になったのは何だったのかが見えるのに」

最後に行われた「魔法史」の試験の時ハリーはすぐ前にパーバティ・パチルが座っていたのでこう考えたというわけです。自分が開心術に長けていることを自覚していたらハリーは最後の試験でカンニングをしていたでしょうね。

もちろんダンブルドアがハリーに開心術に長けていることを教えなかったのは「自覚させてしまうと見抜いては困ることまで見抜いてしまう」ということが多々あったから告げなかったというのが一番の理由だったんですよね。

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罰則(4)(シリーズ最終回)

6年生の学期終盤スネイプはハリーに対して毎週週末の土曜日に罰則を課すことを言い渡しました。さらにしている作業が完了しなかったら来年度も引き続き同じ内容の罰則を続けるなどと臭わせ始めたのです。何故スネイプはハリーに対してそんなことを言ったのか?スネイプの真の狙いは?(全3項目)

3-1.両面鏡と罰則
ハリーは5年生のクリスマス休暇をロンドンのグリモールド・プレイス12番地で過ごしましたが、休暇最終日に学校に戻る際にハリーはシリウスから携帯版の本ほどの大きさの不器用に包まれた何かを押し付けられたのでした。

ハリーが「これ、何?」と訊くとシリウスは「スネイプが君を困らせるようなことがあったら私に知らせる手段だ」と言うのです。しかしハリーはシリウスを安全な場所から誘い出すのは僕じゃないと自身に言い聞かせて・・・

それが何であれ決して使わないだろうと思って事実学期の最終日まではシリウスから受け取ったことすら忘れていたのです。トランクの隅にある「それ」を見つけてハリーはたちまち「それが何なのか?」を思い出したのでした。

ハリーが包みを開くと小さくて四角い鏡が滑り落ちて来ました。古そうな鏡でかなり汚れていました。裏返してみるとそこにはシリウスの走り書きがしてあり鏡の使い方が書かれていました。それがあの「両面鏡」だったのです。

シリウスが対の鏡の片方を持っていて話す必要があれば鏡に向かって名前を呼べばシリウスの鏡にはハリーが映り互いに話すことができるのだそうです。これはシリウスとハリーのお父さんが別々の場所で罰則を受けていた時。

この鏡を使っていたのだそうです。しかし鏡に向かってシリウスの名前を呼んでも当然返事がなかったのでハリーは鏡をトランクに投げ返してしまい再びその鏡が存在していることすらすっかりと忘れてしまっていたのでした。

ところが後にこの両面鏡がハリー、ロン、ハーマイオニーの窮地を救うことになったのです。トランクを整理していて再びこの鏡を見つけたハリーは何の気なしに割れた鏡の欠けらを持って分霊箱を探す旅に出たのですが・・・

「助けて!僕たちはマルフォイの館の地下牢にいます。助けて!」

フェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まって絶体絶命のピンチに陥ったハリーは両面鏡の明るいブルーの目に向かって必死に叫んだのです。するとそのブルーの目が瞬いて消えたかと思うとそこに現れたのは?

ハリーたち3人とディーン・トーマスそれにルーナ・ラブグッドと杖職人のオリバンダー翁はハリーの呼びかけに応えて現れた屋敷しもべ妖精のドビーに救出されて九死に一生を得たのです。そして対の鏡を持っていたのは?

シリウスの対の鏡は巡り巡ってダンブルドア校長の弟のアバーフォースの元にあったのです。名付け親のシリウスとハリーのお父さんジェームズ・ポッターが2人揃って頻繁に罰則を受けていたことが一人息子のハリーの・・・

そして多くの命を救うことに繋がったのです。

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罰則(3)(4回シリーズ)

魔法省からホグワーツ魔法魔術学校に「闇の魔術に対する防衛術」の教師として派遣され直後に「ホグワーツ高等尋問官」という新しく創設された職位にも就任したドローレス・アンブリッジはハリーに手の甲から血が滲み出るという陰惨な罰則を課したのです。ところがそのことで魔法省は思わぬ返り血を浴びることに・・・(全3項目)

3-1.ドローレス・アンブリッジの罰則
改めて振り返ってみるとハリーは学期が始まって早々に罰則を受けていることが多いですよね。先回の記事で取り上げたように2年生の時は新学期初日の9月1日にした行為が元になって最初の週末の土曜日に罰則を受けています。

6年生の時もセブルス・スネイプの最初の「闇の魔術に対する防衛術」の授業の際にいきなり罰則を食らっています。ただし最初の週末の時にはダンブルドアの個人教授が差し込まれたためその罰則は1週間延期されたのでした。

しかしこの「2件」に於いて不幸中の幸いだったのは罰則が一夜限りだったということです。ところが5年生の学期が始まった直後にアンブリッジから課された罰則はそれから延々2週間に渡って続くことになってしまったのです。

最初に罰則を受けることになったのはアンブリッジの「闇の魔術に対する防衛術」の初授業の時でした。ハリーが「ヴォルデモート」の名前を口にするとアンブリッジは満足げな表情を浮かべつつもグリフィンドールから・・・

「グリフィンドール、10点減点です。ミスター・ポッター」

その後も執拗にヴォルデモートの復活を否定するアンブリッジに激高したハリーは「嘘じゃない!僕は見た。僕はあいつと戦ったんだ!」と言うとアンブリッジは勝ち誇ったようにハリーに罰則を課すことを言い渡したのです。

ハリーはさらに「それならセドリック・ディゴリーは独りで勝手に死んだということなのか?」と抗議するとアンブリッジは「あれは悲しい事故だった」とあくまでもヴォルデモートの復活を認めようとはしなかったのでした。

怒りが収まらない様子のハリーにアンブリッジは手紙を書いて「これを持ってマクゴナガル先生の所に行くように」と言ったのでした。手紙を読んだマクゴナガル先生はハリーがアンブリッジに対して取った数々の行動が・・・

怒鳴ったり嘘つき呼ばわりしたことを相当気に入ったようでハリーにビスケットを振舞ってくれたのですが、同時に「ドローレス・アンブリッジの前では言動に気をつけること!」と釘を刺すのも忘れてはいなかったのでした。

こうして翌日の火曜日からアンブリッジの罰則が始まりましたが、週明けの月曜日の授業でハリーは「クィレルの後頭部からヴォルデモート卿が飛び出していた」と発言して2週連続で罰則を食らうことになってしまったのです。

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罰則(2)(4回シリーズ)

ハリーもロンも2人が2人とも揃って「自分のほうが最悪の貧乏くじを引いた」と思ったのでした。何ゆえダンブルドアはハリーとロンを別々の場所で罰則を受けさせたのか?それは後に今学期ホグワーツ魔法魔術学校を舞台にして起こる連続襲撃事件の謎をハリーに解いてもらうためだったのです。(全3項目)

3-1.2年生の学期早々にロンが・・・
当サイトでは種々形を変えて何度も取り上げていますが、2年生の学期初日にハリーとロンは屋敷しもべ妖精のドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口を塞いでしまったため当時ロンのお父さんのアーサー氏が・・・

所有していた中古の空飛ぶフォード・アングリアに乗って学校に行ったのですが校庭に植えられていた「暴れ柳」に突っ込んだ上に飛び上がる瞬間をマグルに目撃されてしまったため学期早々に罰則を受けることになったのです。

罰則は学期が始まって最初の土曜日に行われました。ハリーたち3人がハグリッドの小屋から昼食を取るために城に戻って来るとマクゴナガル先生がハリーとロンに「処罰は今夜になります」と厳しい表情で言い渡したのでした。

ロンが「僕たち何をするんでしょうか?」と訊くと何と驚くことにロンとハリーは別々の場所での罰則になるとマクゴナガル先生は言うのです。ロンは管理人のフィルチと一緒にトロフィー・ルームでの銀磨きだというのです。

しかも魔法はダメで自分の力で磨くと言われてロンはショックを隠し切れないようで絶句していたのでした。ロンは大広間に入った後「フィルチは僕を一晩中離してくれないよ」とボヤいていましたがハーマイオニーは・・・

うつむきながら大広間に入る2人を「だって校則を破ったんでしょ」という顔をして従いて来たのでした。罰則を先に終えてパジャマに着替えたハリーがロンを待っているとロンは30分後に右腕をさすりながら戻って来ました。

さらに銀磨き粉の強烈な臭いを漂わせながら「体中の筋肉が硬直しちゃったよ」と言いながらベッドにドサリと身を横たえて唸っていたのでした。何でもクィディッチ杯を「14回」も磨いたんだそうです。さらにロンは・・・

罰則の直前にマルフォイにかけようとした「ナメクジゲップの呪い」が杖が逆噴射して自分にかかってしまい、そのゲップが「学校に対する特別功労賞」のトロフィーについてしまったために拭き取るのに相当な時間が・・・

かかってしまったんだそうです。ところがそのことが後に意外な形で役に立つことになったというわけなんですよね。

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罰則(1)(4回シリーズ)

ホグワーツ魔法魔術学校では就寝時間を過ぎてからベッドを抜け出している所を見つかったり宿題をやらなかったりするなど規則を破ると罰則を課されることになっています。ハリーもほぼ毎年何らかの罰則を食らっていました。そこで今週は罰則について考えてみることにしました。ハリーが初めて受けた罰則とは?(全3項目)

3-1.そもそも「罰則」とは?
日本とイギリスは共に島国で千年以上の長い歴史を持つという共通点もあるからなのか?よく似た所があるみたいなんですよね。そのため日本の高校に於いても「規則を破った者には罰則を課す!」ということになっています。

そのため私が在籍していた高校でもタバコを吸っていたりバイクの免許を取得していることが明らかになるなど、校則に定められた禁止事項を行っていることが学校に知れると坊主になったりなどの罰則が課せられていました。

ホグワーツ魔法魔術学校に於いても宿題をやって来なかったり就寝時間を過ぎてベッドを抜け出している所を見つかったりなどすると罰則を食らうことになってしまうため特に宿題に関して云えば例えばハリーの場合には・・・

3年生の時にはダーズリー一家の目を盗んでこっそり物置から数冊の教科書を持ち出し真夜中に懐中電灯を片手に毎夜毎夜夏休みの宿題をやっていたというわけなんですよね。ハリーが一番苦手にしているスネイプ先生の・・・

「魔法薬学」の宿題をやらずに新学期を迎えたりなどすればこれでハリーに「1ヵ月間罰則を課す口実ができた!」などとスネイプを大喜びさせることになるためハリーも必死になって宿題をやり遂げようとしたというわけです。

眠い目をこすって時には真夜中過ぎまで宿題をやったりロンに至っては「この宇宙に宿題よりもっと大切な物があるなんて思わなかった」とまで言わせるのは宿題をやらずに週明けの授業を迎えたりなどすればその時には・・・

罰則を食らうことになってしまう。それだけは何としても避けたいからというわけなんですよね。

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ドラコ・マルフォイ「謎のプリンス」編(12)(シリーズ最終回)

あいつは僕を助けたいと散々持ちかけて来た。全部自分の手柄にしたかったんだ。明日あいつが目を覚ました時には全てが終わっていて、もうあいつは闇の帝王のお気に入りじゃなくなるんだ。自分に比べれば何者でもなくなる。ゼロだ!ところがそのセブルス・スネイプがドラコの目の前でダンブルドアを・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアの説得
自分と自分の両親が生き残るためには闇の帝王から下された命令をやり遂げるしか道は残されていないんだと言うドラコにダンブルドアは「我々の側に来るのじゃ」と訴えたのでした。騎士団は君の想像もつかぬほどに・・・

完璧にドラコを匿うことができるし母上のナルシッサもまた騎士団の者を今夜派遣して同様に匿うことができる。父上のルシウス氏もまた今はアズカバンにいて安全だが釈放される日が来れば我々が保護することを約束しよう。

「正しいほうにつくのじゃ。君は殺人者ではない」とダンブルドアが言うとドラコはダンブルドアをじっと見つめた後「途中で死ぬだろうとみんな思っていた。だけど僕はここまでやり遂げたじゃないか」と言ってさらに・・・

杖を持っているのは僕だ。ドラコはダンブルドアに「あんたは僕の情けで今生きているんじゃないか」と言うと、ダンブルドアはそんなドラコに対して「今大切なのは君の情けではなくわしの情けなのじゃ」と訴えたのでした。

ドラコは無言でした。口を開け杖を持つ手は震えていたのでした。ハリーには心なしかドラコの杖が僅かに下がったように見えたのでした。しかし突然階段を踏み鳴らして駆け上がって来る音がしたかと思うとドラコは・・・

次の瞬間には屋上に躍り出た黒いローブの4人に押し退けられてしまったのです。階下の戦いは死喰い人が勝利したようでした。4人の侵入者は杖を失ったダンブルドアを見て喜んだりドラコに「よくやった!」と言って・・・

ドラコを讃えたのですが・・・

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