改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る(4)(シリーズ最終回)

こうして11才の誕生日にはハグリッドに手伝ってもらって学用品も全て揃えて9月1日となり「いよいよホグワーツに向けて出発!」ということになったのですが、ホームへの入り方が分らなくて困っている時に現れた赤毛の一団にさらには列車に乗り込んでからは生涯の友となる人たちとハリーは出会ったのでした。(全3項目)

3-1.ロンを含めたウィーズリー一家
ホグワーツ行きの列車があと10分で出てしまうというのにハリーはホームへの入り方が分らず、駅の真ん中で1人では持ち上げられないような重いトランクと大きなふくろうを持って途方に暮れていました。するとそこに・・・

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど」

ハリーが急いで振り返ると小太りのおばさんが揃いも揃って燃えるような赤毛の男の子を4人も引き連れていました。4人全員がハリーと同じようなトランクを押しながら歩いているその上にさらにはふくろうが1羽いたのです。

胸を高鳴らせながらハリーはその一団に従いて行ったのでした。一番年上らしいおばさんが「パーシー」と呼んだ男の子がプラットホームの「9」と「10」に向かって歩いていったのでハリーは瞬きすらしないようにして・・・

見逃さないよう目を凝らして見ていました。しかし肝心な入る瞬間になるとその男の子は旅行者の群れに取り囲まれてしまって見えません。次に行くよう促されたのはおばさんが「フレッド」と呼んだ男の子でした。すると?

「僕フレッドじゃないよ。ジョージだよ。全くこの人ときたらこれでも僕たちの母親だってよく言えるな、僕がジョージだって分らないの?」

おばさんが「あら、ごめんなさい」と謝るとその男の子は「冗談だよ。僕フレッドさ」と言って歩き出しました。しかしそのフレッドの姿も一瞬の内に消えていたのです。次のジョージの時も全く同じ結果になってしまい・・・

こうなったら他に手はないということでハリーはその小太りおばさんに「すみません」と話しかけたのでした。するとおばさんは「ホグワーツへは初めて?ロンもそうなのよ」と言うと最後に残った男の子を指差したのでした。

それがハリーにとっては生涯の友となるロン・ウィーズリーだったのです。ハリーは小太りおばさんつまりウィーズリーおばさんに優しく親切に教えてもらい何とかキングズ・クロス駅の9と3/4番線に入ることができたのでした。

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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る(3)(4回シリーズ)

ハリーは当初11才になった直後にハグリッドから「お前は魔法使いだ」と言われても信じられませんでした。しかし物心ついて初めて魔法界に足を踏み入れた次の瞬間には自分は有名なんだということを実感させられたのでした。そしてハグリッドと共にダイアゴン横丁に入ったハリーは・・・(全3項目)

3-1.グリップフック
ダンブルドアの意図通りハリーは自分が魔法界では有名だということを全く知らずに10年間生きて来たので「漏れ鍋」での大歓迎にはひどく驚かされたのですが、ハグリッドと共に初めてダイアゴン横丁に足を踏み入れて・・・

「何を買うにもまず必要なのはお金」ということで2人が最初に行ったのが魔法界で唯一の銀行グリンゴッツで、そこでハリーたちをトロッコで金庫まで連れて行ってくれたのがグリップフックだったというわけなんですよね。

ハグリッドがカウンターに近づき手のすいている小鬼に声をかけると、その小鬼はハリーの金庫の鍵を調べてダンブルドアの手紙を読んで「誰かに両方の金庫へ案内させましょう」と言って指名したのがグリップフックでした。

グリップフックが扉を開けて松明に照らされた細い石造りの通路に出て口笛を吹くと小さなトロッコが元気良く上がって来ました。グリップフックがハリーの金庫の扉の鍵を開けると銀色の煙がモクモクと吹き出して来て・・・

ハリーはあっと息を呑みました。中は金貨の山また山で高く積まれた銀貨の山に小さなクヌート銅貨までザックザクだったからです。バッグにお金を詰め終わるとハグリッドはグリップフックに向き直ってこう言ったのでした。

「次は713番金庫を頼む。ところでもうちーっとゆっくり行けんか?」

それに対しグリップフックは「速度は一定となっております」と答えたのでした。こうしてハリーとハグリッドはハリーの金庫からお金を下ろし713番金庫から賢者の石を引き取ってグリンゴッツを出たというわけなんですよね。

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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る(2)(4回シリーズ)

マクゴナガル先生はダンブルドアにハリーをここに連れて来るという大事なことをハグリッドに任せて大丈夫なのか?との懸念の意を示しましたが、絶対の信用の証としてダンブルドアは「自分の命さえ任せられる」と答えたのでした。そして約10年の歳月が経ってハリーは・・・(全3項目)

3-1.ルビウス・ハグリッド
マクゴナガル先生はハリーが住むことになるプリベット通り4番地の住人たちが3人とも揃いも揃ってとんでもない連中ばかりということで怒りを隠せないようでしたが、何とか気を取り直してダンブルドアにこう訊いたのでした。

「そう、そうですね。おっしゃる通りですわ。でもダンブルドア、どうやってあの子をここに連れてくるんですか?」

「ハグリッドが連れて来るよ」と言うダンブルドアにマクゴナガル先生は「こんな大事なことを任せて賢明なことでしょうか?」と懸念の意を示しましたが、ダンブルドアは自分の命さえ任せられるとハグリッドに対して・・・

絶対的な信頼を寄せていることを表しましたがマクゴナガル先生はハグリッドは確かに真っ直ぐな性格ではあるけれど、うっかりしているからということでハリーが無事に到着するのか?が少々心配なようでした。すると・・・

低いゴロゴロという音が周囲の静けさを破りました。2人が同時に空を見上げると音は爆音になり大きなオートバイが空からドーンと降って来て2人の目の前に着地しました。そこには背丈は普通の2倍で横幅は5倍もある・・・

許しがたいほどに大き過ぎて荒々しい。ボウボウとした黒い髪と髭が長くモジャモジャと絡まって顔のほとんどを覆っていたのでした。手はゴミバケツのふたほどに大きく革ブーツを履いた足は赤ん坊イルカぐらいあって・・・

筋肉隆々の巨大な腕には毛布にくるまった何かを抱えていたのでした。ダンブルドアはほっとしたような声で大きな男に「ハグリッドや」と言った後さらに「いったいどこからオートバイを手に入れたね?」と訊いたのでした。

ハグリッドはそーっと注意深くオートバイから降りながら「ブラック家の息子のシリウスに借りたんでさ。先生、この子を連れて来ました」と答えたのでした。ブリストルの上空を飛んでいる時に眠ってしまったという・・・

その子こそが・・・

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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る(1)(4回シリーズ)

実はかなり以前に既にやっていることなんですが、その時は巻毎に大人数をまとめてドドーンと紹介したので今回は各登場人物を詳細に深く掘り下げてみることにしました。順番は第1巻「賢者の石」の冒頭章からの登場順ということで今回は超豪華メンバーということになっています。(全3項目)

3-1.ダーズリー一家
ハリーポッター・シリーズの第1巻「賢者の石」の冒頭章は主人公ハリーの唯一の親戚であるこの一家の登場で幕を開けています。プリベット通り4番地の住人ダーズリー夫妻はどこから見てもまともな人間だというのが・・・

自慢で不思議とか神秘とかそんな非常識は全く認めない人種で、そんな出来事が自分たちの周辺で起こるなんて到底考えられませんでした。ハリーにとってもさらには魔法界にとっても忘れられない日になったその日も・・・

ダーズリー氏は鼻歌まじりで仕事用の思いっきりありふれた柄のネクタイを選んだのでした。一方奥さんのダーズリー夫人のほうは大声で泣き喚いている息子のダドリーをやっとこさベビーチェアに座らせると嬉々として・・・

ご近所の噂話を始めたのでした。ダーズリー氏は自身が経営しているグラニングズ社に出勤するため鞄を持って奥さんの頬にちょこっとキスをしてから息子のダドリー坊やにもしようとしましたが、し損なってしまったのでした。

それはダドリー坊やが癇癪を起こしてコーンフレークを皿ごと壁に投げつけている最中だったからです。それでもなおダーズリー氏は「わんぱく坊主め」と満足げに笑いながら家を出ると自家用車に乗り込んだのですが・・・

広い通りに出る前の角の所でダーズリー氏は初めて何かがおかしいと思ったのでした。それは猫が地図を見ていたからです。ダーズリー氏は一瞬我が目を疑いました。しかし猫が地図や標識を読めるわけがないと自分を・・・

説得して会社に向かったのですが・・・

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記憶修正(4)(シリーズ最終回)

魔法省ではもっぱら個人では手に負えないような大きな出来事を忘れてもらうためにマグルに対して「この魔法」を使っているわけなんですが、ヴォルデモートは自分のした犯罪行為を他人に押し付けるために使っていた。つまり悪用していたというわけです。さらにはスラグホーンも・・・(全3項目)

3-1.モーフィン・ゴーントの記憶
そんなわけでこれまでは個人では覆い隠しようのない大惨事やトラブルが起きた時に、魔法省がこの魔法を使ってマグルの記憶を修正するケースが大部分だったというわけですがヴォルデモートはこれを悪用してしまったのです。

入学後孤児院で育ったヴォルデモートは「何故自分はホグワーツに来ることになったのか?」の経緯を知りたがっていました。トロフィー室に置かれた盾から古い監督生の記録に魔法史の本まで探しましたが父親の痕跡は・・・

ついに見つからずヴォルデモートはトム・リドル・シニアがホグワーツに足を踏み入れていないという事実を受け入れなくてはならなかったのでした。そこで今度は魔法族の家系に関する古い本をつぶさに調べ上げた結果・・・

16才の夏にヴォルデモートはスリザリンの末裔が生き残っていることを突き止めて毎年夏に戻っていた孤児院を抜け出すと、母メローピーの兄でヴォルデモートから見れば伯父に当たるモーフィン・ゴーントと会ったのでした。

そこでヴォルデモートは伯父に失神呪文をかけて杖を奪い谷を越えてリトル・ハングルトンの館に行って、父親のトム・リドル・シニアを殺害しマグルの祖父母までも抹殺したのでした。そして再びゴーントの家に戻ると・・・

複雑な魔法で伯父に偽の記憶を植え付けた後に父親と祖父母を葬った杖を気を失っているモーフィンのそばに置いて伯父がはめていた古い指輪を奪ってその場を去ったのでした。このようにしてモーフィン・ゴーントは・・・

ハグリッドと同様にヴォルデモートに濡れ衣を着せられて犯しもせぬ殺人の責めを負ってアズカバンで息絶えていったのでした。これに気を良くしたのか?ヴォルデモートはホグワーツを卒業した後にも同じ手を使って・・・

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記憶修正(3)(4回シリーズ)

ハリーの窮地を救うためキングズリー・シャックルボルトはマリエッタ・エッジコムの記憶を修正しましたが、その時その場でマリエッタの記憶を修正したのはキングズリーだけではなかったのです。そしてその年度末には新聞報道で復活が明らかになってしまったためヴォルデモートは・・・(全3項目)

3-1.マリエッタ・エッジコムにキングズリーが・・・
マリエッタ・エッジコムがアンブリッジに密告してしまったためついにダンブルドア軍団の活動が表沙汰になったのでした。ハリーがアンブリッジに連行されて校長室に来てみると結局捕まったのはハリー1人だけだったのです。

ハリーが「ここに来た理由が分らない」と言い張るため通報者を連れて来たほうがいいということになってマリエッタの登場ということになったのですが、頬から鼻を横切って膿んだ紫色の出来物が文字を描いていたのでした。

密告者

「逆呪いはないのかね?」と訊く魔法大臣コーネリウス・ファッジにアンブリッジが「まだどうにも見つかっておりません」と答えるのを聞いてハリーはハーマイオニーの呪いをかける能力に誇らしさが込み上げて来たのでした。

ファッジ大臣はその場に2人の闇祓いを同行させており、その内の1人がキングズリー・シャックルボルトでした。ハリーはダンブルドアが話している間に背後でサワサワという音を聞きました。そしてそのキングズリーが・・・

何かを囁いたような気がしました。さらには間違いなく脇腹を一陣の風か鳥の翼のような柔らかいものが撫でたような気がしたのでした。しかしハリーが下を見ても何も見えはしませんでした。実はその時キングズリーは・・・

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記憶修正(2)(4回シリーズ)

魔法界に足を踏み入れてからというものハリーが散々お世話になったアーサー・ウィーズリー氏は「マグルに対して悪戯を仕掛けるなどとんでもない!」という考えの持ち主でしたが、当然全ての魔法使いがそういう考え方をするわけはありません。そのためマグルに対して悪意に満ちた行動をする輩が次々と現れて・・・(全3項目)

3-1.シリウス・ブラックの大虐殺事件
ハリーが初めてこの事件のことを知ったのはマージおばさん風船事件を起こしてプリベット通り4番地を飛び出した後に「夜の騎士(ナイト)バス」に拾われた時に車掌のスタン・シャンパイクがハリーに読ませてくれた・・・

「日刊予言者新聞」のシリウスの記事の最後に書かれていたというわけです。実は後にそれがハリーはこの事件の犯人がシリウスではなくてピーター・ペティグリューことワームテールだったことを知るわけなんですが・・・

ハリーはその時シリウス・ブラックが「たった1つの呪文で13人を殺害した」と知ってひどく驚いていたのですが、何しろ通りが吹っ飛ばされてマグルが12人も犠牲になったということで後の隠蔽工作が大変だったんだそうです。

その当時魔法大臣コーネリウス・ファッジは魔法惨事部の次官で事件が起きた後に現場に到着した第1陣の1人だったんだそうです。ファッジ大臣は10年以上経ってもその時の光景が忘れられず夢にまで見るほどなのだそうです。

道の真ん中に深くえぐれたクレーターそして底のほうでは下水管に亀裂が入っていたそうです。死体が累々と横たわりマグルたちは悲鳴を上げていました。そこで魔法省は「ガス爆発事故」ということにしてマグルたちを・・・

納得させることにしたのでした。当然のことですが事故の現場を目撃したマグルに対してはおそらくシリウスを見たことを忘れさせるために「忘却術」が使われ話の辻褄を合わせるためにそれらの出来事を見たマグルには・・・

記憶修正が成されたんでしょうね。

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記憶修正(1)(4回シリーズ)

1689年に国際機密保持法に署名して魔法族はマグルの前から永久に姿を消したのでした。それ以降魔法省の一番大事な職務は「いかにして自分たちの存在をマグルに気づかれないようにするのか?」になったというわけです。その有効な手段として「忘却術」と並んで考えられるのが・・・(全3項目)

3-1.改めて「記憶修正」について
ハリーが生まれて初めて魔法界の人とまともな会話らしい会話をしたのは11才の誕生日のことで相手は当然ハグリッドだったというわけです。その会話の中でハグリッドが「魔法省」という政府機関の名称を口にした時に・・・

思わずハリーが「魔法省って一体何するの?」と訊くとハグリッドは「一番の仕事は魔法使いや魔女があちこちにいるってことをマグルに秘密にしておくこと」と答えたのです。1689年国際機密保持法に署名して魔法族は・・・

マグルの前から永久に姿を消したのでした。それ以来その存在を知られないようにするために魔法省は日々職務に励んで来たというわけなんですが、通常1人のマグルに気づかれてしまった時などには忘却術で事足りるわけです。

しかしマグルの気づき方が尋常ではない場合や魔法界の大惨事や事故があまりにもあからさまで個人の手には負えない時などには魔法省の関係機関が出動して行われるのが今回取り上げる「記憶修正」というわけなんですよね。

魔法界で定められている法律では原則としてマグルに魔法をかけてはいけないことになっているそうなので、マグルにかけてもいい数少ない魔法としてこの「忘却術」と「記憶修正」の2つが挙げられるというわけなんですよね。

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必要の部屋(4)(シリーズ最終回)

ハリーに言わせればヴォルデモートは傲慢にも「ここに隠せば分霊箱は永久に見つけられることなく存在し続ける」と考えたようですが、実はハリーはプリンス手書き入りの「上級魔法薬」の本を「必要の部屋」に隠す時にヴォルデモートの分霊箱を手にしていたのです。(全3項目)

3-1.ダンブルドアのヒント
ハリーが6年生になった時に行われた個人教授でダンブルドアがハリーに見せた最後の記憶はダンブルドアがホグワーツの校長に就任した直後と思われる時期にヴォルデモートが校長室を訪れた時の光景でした。この中で・・・

ダンブルドアは互いに判っていることだが望んでもいない仕事を求めるために腹心の部下を引き連れて今夜ここを訪れたのは何故なのか?率直に話そうではないかとヴォルデモートに言っているんですよね。それに対して・・・

ヴォルデモートは冷ややかに驚いた顔をして望まない仕事とはとんでもない。自分はそれを強く望んでいると答えたのでした。しかしダンブルドアが言うにはヴォルデモートはホグワーツに戻りたいと思っているというのです。

18才の時もそして今も君は教えたいなどとは思っていない。それなら「一体何が狙いなのか?一度ぐらい正直に願い出てはどうか?」と言うダンブルドアにヴォルデモートは鼻先で笑いながらこう言ったというわけなんですよね。

「あなたが私に仕事をくださるつもりがないなら」

ダンブルドアは「もちろんそのつもりはない」と答えた後さらにヴォルデモートに自分が君を受け入れるという期待を持ったとは全く考えられない。にも関わらず君はここにやって来て頼んだのには何か目的があるに違いない。

この2人のやり取りを見てハリーはダンブルドアに「何故ヴォルデモートは戻って来たのですか?」と訊いたのですが、ハリーがスラグホーンの記憶を回収した後ダンブルドアが示した見解というのがヴォルデモートは・・・

ホグワーツの創始者にゆかりのある品を探していたというのです。つまりヴォルデモートは「グリフィンドールの剣」を分霊箱の1つにと思ったからホグワーツに戻りたいと願い出たとダンブルドアは言っていたのですが・・・

ヴォルデモートの真の狙いは?

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必要の部屋(3)(4回シリーズ)

ハリーたちがアンブリッジとスリザリン生たちの侵入を許したことなどを踏まえて、ネビルは敵方のカロー兄妹やその味方が入って来ないよう対策を施したため「必要の部屋」はそれに応え部屋は完璧に安全な隠れ家になったのでした。そしてハリーたちは「必要の部屋」に新たに通じた抜け道を通って・・・(全3項目)

3-1.何で「この人」が?
改めてよくよく考えてみるとこの「必要の部屋」については解明されていない数々の謎が残ってしまいましたよね。その最たるものは何と言っても「そもそも誰が?どういった目的で?」この部屋を作ったのかということですよね。

「誰が作ったのか?」と云えばまず一番に頭に思い浮かぶのはアルバス・ダンブルドアでしょうね。それならダンブルドアは「いつ?どんな目的で?」この部屋を作ったんでしょうね。私が考えられることといえばやはり・・・

管理人のフィルチの発言から察するにダンブルドアの前任者ディペット校長時代は体罰が行われていたようなんですよね。そしてダンブルドアが校長の座に就任して以降はその体罰が取り止めになったことを考えてみると・・・

ハリーがプリンス手書き入りの「上級魔法薬」の本を「必要の部屋」に隠そうとした時そこにはホグワーツの住人が何世代にも渡って隠して来た物が壁のように積み上げられていてハリーは目の前の光景に威圧されたのでした。

私が思うに体罰に否定的な考えを持っていたダンブルドアは「確かにこの生徒は罰則を受けるに値する行為をしたのは間違いない」しかしその生徒が鞭打ちやら天井から逆さ吊りにされたりするのは忍びないということで・・・

1人でも多くの生徒が罰則を免れるため証拠品を隠す場所として「必要の部屋」を作ったのでは?と私はそう思いますね。さらにハリー6年生の学期末には極めて意外な人物がこの部屋を使っていたことが明らかになりました。

ヴォルデモートの分霊箱を取りに行くためダンブルドアに呼び出されて校長室に向かって急いでいたハリーだったのですが、何と驚くべきことにハリーが「必要の部屋」の前で偶然出くわしたのがトレローニー先生だったのです。

ハリーが「必要の部屋に入ろうとしていたのですか?」と言うとトレローニー先生は急にそわそわして生徒が知っていることを初めて知ったと言ったのでした。トレローニー先生はどうやら相当以前からこの部屋の存在を・・・

知っていてシェリー酒の空き瓶を隠していたみたいなんですよね。通常トレローニー先生は北塔に閉じこもっていて外には滅多に出て来ない人のハズなのに「どのようにして必要の部屋の存在を知ったのか?」というのも・・・

謎ですよね。(笑)

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必要の部屋(2)(4回シリーズ)

マリエッタ・エッジコムがアンブリッジに「この部屋」が存在することを教えたがためにドラコ・マルフォイもまた知ることになったのです。翌年度今度はアルバス・ダンブルドア殺害を命じられたそのドラコ・マルフォイがこの部屋を使うことになったのでした。しかしハリーがその使用目的を知ることができたのは?(全3項目)

3-1.チョウ・チャンにとっては
そもそもチョウがダンブルドア軍団に参加したのはハリーに「闇の魔術に対する防衛術」を習うためではなくハリーと付き合うキッカケを作るためでした。それは当然ハーマイオニーも最初から百も承知だったというわけです。

クリスマス休暇前最後の会合でチョウはそのチャンスを掴みました。ハリーは心臓が飛び上がって喉仏のあたりまで上がって来たような気がしました。チョウが友達のマリエッタを先に返して「必要の部屋」にはハリーと・・・

チョウの2人だけになったからです。ハリーはそれを意識しながらチョウが声をかけて来るのを待ちました。ところが背中越しに聞こえて来たのは大きくしゃくり上げる声だけでした。ハリーが振り向いてみるとそこには・・・

チョウが部屋の真ん中に涙で頬を濡らして立っていたのです。チョウはただそこに立ち尽くし、さめざめと泣いているだけだったのでハリーはどうしていいのか?が分らずおずおずとチョウに「どうしたの?」と訊いたのでした。

チョウが「彼がこういうことをみんな知っていたら死なずに済んだかもしれないのに」と言ったのでハリーは「チョウはセドリックのことが話したかったんだ」と判ってようやく落ち着きを取り戻したのでした。ところが・・・

2人はしばらく見つめ合いました。ハリーは「必要の部屋」から走って逃げ出したいと熱望していましたが思いとは裏腹に足が全く動きません。そうしている内にもチョウは鼻のそばかすさえ数えられるほど近づいて来ました。

「あなたがとっても好きよ、ハリー」

チョウがこんなに近くにいる。

睫毛に光る涙の一粒一粒が見える・・・

この時ファーストキスをして休暇明け最初のホグズミード村行きの日の2月14日に初デートもしたハリーとチョウだったのですが、チョウが連れて来たマリエッタ・エッジコムがアンブリッジに密告したことなどもあって・・・

学期末にはハリーの心は完全にチョウから離れていたのでした。こうしてハリーの初恋は消え去って行ったのでした。

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必要の部屋(1)(4回シリーズ)

今週は第5巻「不死鳥の騎士団」で本格初登場して以降は善悪両面で頻繁に使われることになった「この部屋」について考えてみたいと思います。この部屋をハリーが初めて使おうとした時ハーマイオニーは残念ながら教えてくれた人が全幅の信頼を寄せるには程遠い人物だったため心配したのですが・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアからハリーへ
ハリーは4年生の時心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまったことで、ロンと仲違いするとか周囲の無理解とか四面楚歌状態に追いやられるとかセドリック・ディゴリーの死を目前で見せられるなどの・・・

多くの試練を受けることになってしまったのですが当然悪いことばかりではなかったというわけです。その内の1つがクリスマス・ダンスパーティでダンブルドアから「必要の部屋」の存在を教えてもらったことだったのです。

代表選手ということでハリーは審査員や教職員の近くのテーブルに着くことになりました。そこでダンブルドアは「自分はホグワーツの秘密の全てを知っているなどと夢にも思っていない」と切り出してこの部屋のことを・・・

ダンブルドアは今日の朝トイレに行く途中で曲がる所を間違えたら見事に均整の取れた部屋に迷い込んでしまったと言ったのでした。そこには本当に素晴らしいおまるのコレクションがあったそうです。ところがそれが・・・

もっと詳しく調べようともう一度行ってみるとその部屋は跡形もなくなっていたそうです。しかしダンブルドアはこれからも見逃さないように気をつけようと思っていると言ったのでした。何故ならその部屋が現れるのは・・・

朝の5時半だけかもしれないし上弦あるいは下弦の月の時だけ現れるか?いやそれよりも求める者の膀胱がことさらに満ちている時かもしれんと言った後にダンブルドアはハリーに向かってちょこんとウィンクをしたのでした。

上司のバーティ・クラウチ氏の代理でパーティに出席していたパーシーはダンブルドアの言ったジョークが下ネタだったのでお気に召さなかったようですがハリーは食べかけのグラーシュシチューに吹き出してしまったのでした。

そして翌年度には・・・

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改めてニンファドーラ・トンクスについて(4)(シリーズ最終回)

念願叶ってようやくルーピンと結婚したトンクスは直後には懐妊していることも判ってトンクスのほうは大喜びだったのですが、ルーピンが妻の妊娠を知って抱いた思いはトンクスとは全く違うものだったのです。そしてハリーはその子の名付け親になり19年後には・・・(全3項目)

3-1.結婚
そんなわけで越えるハードルが高かった分だけ喜びも大きかったようで「7人のハリー・ポッター」作戦のためルーピンと共にプリベット通り4番地に来たトンクスはハリーに左手の指輪を見せずにはいられなかったようです。

ルーピンによるとハリーには来てもらえなくて残念だったがひっそりとした式だったそうです。トンクスは念願叶ってルーピンと結婚することができたので変化術も再び復活して姿形を自由に変えられるようになったのでした。

ハリー節目の17才の誕生日パーティには顔を見せたものの突然魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが来ることになったためトンクスとルーピンは「(その理由は)別の機会に説明するよ」と言って帰ってしまいましたが・・・

ルーピンはハリーと握手しながら笑顔を見せましたが何だか浮かない表情でした。横で晴れ晴れとうれしそうにしているトンクスとは何やら奇妙な組み合わせでした。次の日に行われたビルとフラーの結婚式に来た2人は・・・

トンクスの髪はこの日のためにブロンドになっていました。アーサー氏が髪がくるくるの男の子がハリーだと教えてくれたそうです。昨日途中退席した理由は何でも今の魔法省は相当反人狼的になっているからなんだそうです。

「気にしないで。判っているから」とトンクスに返事をしつつもハリーはむしろルーピンに対して話しかけたのでした。ハリーの配慮を察したのか?ルーピンはハリーにさっと笑顔を見せましたが互いに視線を外した時に・・・

ルーピンの表情が再び翳り顔の皺に惨めさが刻まれていることにハリーは気づいたのでした。ハリーには昨日も今日も「何故ルーピンは連日浮かない顔をしているのか?」の理由が分りませんでしたが、ハリーたち3人が・・・

ビルとフラーの結婚式の会場を脱出した後ルーピンが3人のいるグリモールド・プレイス12番地を訪れた時に「その理由」つまりルーピンが今何を悩み苦しんでいるのか?の真の原因を知らされることになったというわけです。

それは妻のトンクスが・・・

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改めてニンファドーラ・トンクスについて(3)(4回シリーズ)

ハーマイオニーはトンクスが落ち込んでいるのは「シリウスを死なせたのは自分のせいだと思っている」と考えていましたし、ジニーは母親のウィーズリーおばさんが何度もトンクスを夕食に呼ぼうとしていたのはビルにトンクスのことを好きになってもらいたいからだと主張していたのですが実際には?(全3項目)

3-1.色褪せた髪のトンクス
ハリーがスラグホーンの説得を終えダンブルドアと共に「隠れ穴」の台所に入って来ると、そこにはウィーズリーおばさんと一緒にトンクスがいました。一見するとトンクスは髪も色褪せていてやつれたように見えたのでした。

翌朝起きた時にロンにハーマイオニーさらにはジニーも加わって話をしていた時にトンクスのことも話題に上りました。ジニーが言うには母親のウィーズリーおばさんが何度もトンクスを夕食に誘おうとしているのだそうです。

それはビルがフラー・デラクールではなくトンクスのほうを好きになってくれればいいと期待しているからなのだそうです。ジニーもヌラー(フラー)なんかよりトンクスがビルの奥さんになってくれたほうがいいと言うのです。

しかしロンが言うには最近は見る毎に暗くなって行くトンクスのことをビルが好きになるわけがないというのです。するとそんなロンにハーマイオニーがトンクスは「まだあのことから立ち直っていないのよ」と言い出したのです。

トンクスはシリウスが死んだのは自分のせいだと思っているそうです。何故ならトンクスはあの時ベラトリックス・レストレンジと戦っていたので、自分がベラトリックスを倒してさえいればシリウスは死なずに済んだと・・・

ロンが「馬鹿げてるよ」と言うとハーマイオニーは「生き残った者の罪悪感よ」と言ったのでした。それが原因でトンクスは変化術にも問題が出てしまい今までのように姿形を変えることができなくなってしまったんだそうです。

ハリーは新学期初日にホグワーツ特急でドラコ・マルフォイに金縛りの呪文をかけられた所をトンクスに助け出されましたが、その時のトンクスは老けたようにも見えましたし真面目で決然としていました。それを見て・・・

昨年度トンクスは時にはうるさいと思うぐらいの聞きたがり屋でした。よく笑い冗談も飛ばしました。ハリーは「これが魔法省で起こったことの影響なのだろうか?」と思ったのですが実際にはトンクスがこうなったのは・・・

全く別の理由からだったのです。

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改めてニンファドーラ・トンクスについて(2)(4回シリーズ)

ウィーズリーおばさんも呆れ返るほどの究極のおっちょこちょいのトンクスなんですが、そこはやはりエリート中のエリートの闇祓いということで「やる時にはやる!」ということでここぞという時には頼りになるお姉さんのようです。それは新学期初日もクリスマス休暇の最終日にも・・・(全3項目)

3-1.夏休み最終日と新学期初日に・・・
夏休み最後の日にはロンとハーマイオニーの監督生就任記念パーティが開催されましたが、その日のトンクスの髪は真っ赤なトマト色で腰まで続く長さでした。まるでジニーのお姉さんのようでした。トンクスが言うには・・・

トンクスは監督生にはなれなかったそうです。何でも寮監がトンクスには必要な資質が欠けていると言ったのだそうです。ジニーが「どんな?」と訊くとそれは例えば「お行儀よくする能力」だとトンクスは答えていたのでした。

翌日もトンクスは護衛任務のため来ていました。ウィーズリーおばさんが「私とトンクスと一緒に来るのよ」と言うので、ハリーは玄関の扉を開けて石段を下りながら周りを見回して「トンクスは?」と訊くとおばさんは・・・

シリウスが犬の姿で駅まで同行すると言い出したため硬い表情で「すぐそこで待ってます」と答えたのでした。曲がり角で得意の七変化でくりくりにカールした白髪にポークパイの形をした紫の帽子を被った老婆に変装し・・・

トンクスがウィンクをしてウィーズリーおばさんに「急いだほうがいい」と言いながらハリーと合流したのでした。キングズ・クロス駅のホームに入るとトンクスはハーマイオニーとジニーを抱き締めてこう言っていたのでした。

「みんなに会えてうれしかったよ」

「またすぐ会えるね」

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改めてニンファドーラ・トンクスについて(1)(4回シリーズ)

実は単独で取り上げたのはサイトを開設した直後で以降はリーマス・ルーピンと一緒だったので、久しぶりに「この人」のことをやってみることにしました。ヴォルデモート卿の復活に伴って再結成された不死鳥の騎士団の新メンバーの1人としてハリーポッター・シリーズの表舞台に登場して来ました。(全3項目)

3-1.七変化でおっちょこちょいでお手伝いが大好き
今更という気がしないでもないですがトンクスがハリーポッター・シリーズの表舞台に登場して来たのはヴォルデモート卿の復活に伴って不死鳥の騎士団が再結成されトンクスは新メンバーの1人として加わったというわけです。

そして先発護衛隊の1人としてプリベット通り4番地を訪れ杖灯りを高く掲げて「思った通りの顔をしてる」と言った色白でハート型の顔でキラキラ光る黒い瞳で髪は短く強烈な紫でつんつんと突っ立っている一番若そうな・・・

その魔女こそがニンファドーラ・トンクスその人だったというわけです。ハリーが階段を下りて騎士団の面々に「皆さんはダーズリー一家が外出していて本当にラッキーだった」と言うとトンクスはハリーにこう言ったのでした。

「私よ。奴らを誘き出したのは。マグルの郵便で手紙を出して全英郊外芝生手入れコンテストで最終候補に残ったって書いたの。今頃授賞式に向かってるわ・・・そう思い込んで」トンクスのこの言葉を聞いてハリーは・・・

そのコンテストがないと知った時のバーノン叔父さんの顔がチラッとハリーの目に浮かんだのでした。そしてルーピンがハリーに荷造りをしたほうがいいと言うと、トンクスは明るい声で「手伝いに行くわ」と言ったのでした。

部屋に入るとトンクスは洋箪笥の裏の鏡に自分の姿を映しながら「紫が似合わない」とか「やつれて見えると思わない?」と言い出しました。そして何かを思い出すのに躍起になるように目をぎゅっと閉じて顔をしかめました。

すると次の瞬間にはトンクスの髪は紫から風船ガムのピンク色に変わったのです。ハリーが呆気に取られて「どうやったの?」と訊くとトンクスは「七変化なの」と答えたのでした。だから外見を好きなように変えられるのです。

トンクスの七変化は生まれつきのもので闇祓いの「変装・隠遁術」では全く勉強しなくても最高点を取ったそうです。しかし「隠密追跡術」では落第点ギリギリだったんだそうです。それはトンクスはおっちょこちょいで・・・

先発護衛隊がここに到着した時にハリーが聞いた何かが壊れる音はトンクスがお皿を割った音だったんだそうです。ハリーはトンクスが闇祓いで七変化だと聞いて荷造りも忘れて「闇祓いなんですか?」と訊いた後さらに・・・

「勉強で七変化になれるんですか?」とも訊いたのですが、トンクスはハリーに額のその傷を隠したいんでしょと言いつつ「これは先天的なものなので残念ながら習得するのは難しい」とハリーに言ったというわけなんですよね。

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ハリーポッター・シリーズに登場する3つの村(4)(シリーズ最終回)

ゴドリックの谷と云えばポッター夫妻がヴォルデモートに殺されたというのに一人息子のハリーだけが生き残ったということで一躍魔法界にその名を轟かせることになったのですが、それよりも遥か以前にはダンブルドア家の悲劇の舞台になった場所でもあったのです。(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷を巡るエピソード、その1
ハーマイオニーは「両親の死んだ場所にハリーが戻ることをヴォルデモートは予想しているに違いない」と確信していたので、2人は1週間かけて入念に準備をしてハリーの生まれ故郷ゴドリックの谷に向けて出発したのでした。

村に到着してハリーが目を開けると狭い小道の両側にクリスマス飾りを窓辺にキラキラさせた小さな家が立ち並んでいて少し先に金色に輝く街灯が並んでおり村の中心であることを示していました。雪が積もっていたので・・・

姿を消したまま足跡を魔法で消して歩くなどというパントマイムの馬のような格好で故郷に入りたくないと思ったハリーは怯えるハーマイオニーを何とか説得して「透明マント」を脱いで念願のゴドリックの谷に入ったのでした。

ハーマイオニーが指差す先に戦争記念碑がありました。2人がそばを通り過ぎると記念碑が様変わりしていました。メガネをかけたくしゃくしゃな髪の男性に髪の長い優しく美しい女性にそしてその腕に抱かれていたのが・・・

ハリーは近寄って両親の顔をじっと見ました。像があるとは思ってもみませんでした。石に刻まれた自分の姿を見るのは不思議な気持ちでした。そしてついに教会墓地に入ってハリーは両親の墓参りをすることができたのでした。

ところが・・・

やはり・・・

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ハリーポッター・シリーズに登場する3つの村(3)(4回シリーズ)

今週はハリーポッター・シリーズに登場する代表的な3つの村を取り上げています。本日の記事ではホグズミード村に関する数々のエピソードの中からシリウスに特化した話を拾い出してみました。ハーマイオニーはシリウスのアドバイスを受けて2度目の秘密の会合の場所を「三本の箒」にしたのでした。(全3項目)

3-1.ホグズミード村を巡るエピソード、その1
三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」まであと2日と迫った時シリウスに送った茶モリフクロウが戻って来ましたが、羊皮紙を広げてみるとこれまでシリウスから届いた手紙の中でも一番短いものだったのです。その内容とは?

返信ふくろう便で次のホグズミード行きの日を知らせよ

ハリーは他に何かないかと羊皮紙を引っくり返しましたが白紙でした。ハリーの後ろから手紙を読んでいたハーマイオニーが「来週の週末よ」と言って羽根ペンを貸してくれたのでハリーは手紙の裏に日付を走り書きして・・・

再び茶モリフクロウに持たせたのでした。ロンは「次のホグズミード行きのことシリウスはどうして知りたいのかな?」との疑問を示したのですが、次にシリウスから来た手紙の内容でその理由が判ったというわけなんですよね。

ホグズミードから出る道に柵が立っている。(ダービシュ・アンド・バングズ店を過ぎた所だ)土曜日の午後2時にそこにいること。食べ物を持てるだけ持って来てくれ。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が3人ともシリウスがホグズミード村に帰って来たと知って驚くと同時に「捕まったらどうするつもり?」などと言って随分心配したのですが、最後にロンがこう言って締めくくったのでした。

「これまでは大丈夫だったみたいだ。それにあそこはもう吸魂鬼がウジャウジャというわけじゃないし」

シリウスがハリーに食料の調達を頼んだのはホグズミード村の各店から食べ物をあまり盗むと注意を引くことになってしまうからとのことでした。そのためほとんどネズミばかりを食べて生きていたそうです。その日以降・・・

ハリーはシリウスの隠れ家に定期的に食料を送るようになったのでした。去年の夏のダドリーのダイエット騒動でハリーは「いつも空腹だということがどんな状態なのか?」を忘れてはいなかったからというわけなんですよね。

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