ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。最近更新する時間が微妙に遅くなり申し訳なく思っています。
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再び魔法使いと杖について(1)(4回シリーズ)
今週はハリーポッター・シリーズの作品中で持っている杖が明らかになった人たちが「どうやってその杖を手に入れたのか?」あるいは「どのような経緯で明らかになったのか?」について改めて振り返ってみたいと思います。11才の誕生日にハリーはオリバンダーの店に行って杖を買い求めたのですが・・・(全3項目)

3-1.ルビウス・ハグリッド
「41センチの樫の木。よく曲がる」これがハグリッドの杖です。ハリー11才の誕生日に杖を買うために最後に立ち寄った店でオリバンダー翁がそう言及しているんですよね。ちなみに杖の芯が何なのかは明らかにされていません。

そしてオリバンダー翁は突然険しい口調になって「お前さんが退学になった時真っ二つに折られてしもうたのじゃな?」と無念の思いを滲ませて言うとハグリッドは「折られました。はい」と答えたのでした。ところが・・・

「でもまだ折れた杖を持ってます」と言うハグリッドにオリバンダー翁は「まさか使ってはおるまいの?」と問い質しましたが「とんでもない」と答えつつハグリッドがピンクの傘の柄を握り締めるのをハリーは見たのでした。

実際ハリーはハグリッドが杖を使う所を「4回」目撃しているんですよね。1回目はハリーが11才になった直後にバーノン叔父さんがダンブルドアを罵倒する発言をしたことに怒ってダドリーのお尻に豚の尻尾を生やしています。

2回目は夜が明けて舟に乗って岸に戻る時に「漕ぐちゅうのも癪だな」ということで、ハグリッドはハリーに目配せをして「ホグワーツではバラさんでくれるか?」と訊くとハリーは魔法が見たくてウズウズしていたので・・・

「もちろんだよ」と言うとハグリッドはピンクの傘を取り出して船べりを傘で二度叩いたのでした。すると舟は滑るように岸に向かったのでした。3回目はハリーと2人でダイアゴン横丁に入る入口を開ける時に使っていますね。

こうして11才の誕生日にはハリーの前で結構立て続けに杖を使っていたハグリッドだったのですが、4回目はハリー6年生の学期終盤でダンブルドア校長が死んだ夜のことだったのです。死喰い人の1人が逃げて行く際に・・・

ハグリッドの小屋に火を放って行ったのでハリーが「小屋の火を消そう」と言って「アグアメンティ、水よ」と唱えるとハグリッドも「そんなようなもんだったな」と言ってピンクの花柄の傘を構えて同じ呪文を唱えたのでした。


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ホグズミード駅からホグワーツ城へ(4)(シリーズ最終回)
6年生の新学期初日ハリーはドラコ・マルフォイのいるコンパートメントへの侵入を果たしましたが、マルフォイに「金縛りの呪文」をかけられて筋1本動かせなくなってしまったのでした。助け出されて何とか列車を降りて校門にたどり着いたものの迎えに来たのが・・・(全3項目)

3-1.トンクスに助け出されて
ダイアゴン横丁のフレッドとジョージの店で見かけて尾行して以来ハリーはずっと「ドラコ・マルフォイは何を企んでいるのか?」を考えていました。そこでマルフォイのいるコンパートメントへの侵入を図ったのですが・・・

マルフォイに「金縛りの呪文」をかけられて筋1本動かせず「このまま列車は発車してしまうのだろうか?」とハリーが絶望感を募らせていると「透明マント」が勢いよく剥がされて赤い光が閃きハリーの体が解凍したのでした。

「よっ、ハリー」

少しは体裁の良い姿勢で座れるようになりました。傷ついた顔から鼻血を拭うことができるようにもなりました。誰が助けてくれたのか?と思って見上げるとトンクスでした。汽車が今まさに駅を離れようとしていたので・・・

トンクスに「ここを出なくちゃ。早く」と言われてハリーは急いで通路に出ました。トンクスが「飛び降りよう」と言うので、着地でよろめきながらもハリーはトンクスに続いて既に走り始めている列車から飛び降りたのでした。

トンクスが「誰にやられた?」と訊くのでハリーが「ドラコ・マルフォイ」と答えた後お礼を言うとトンクスはニコリともせずに「いいんだよ」と言ったのでした。トンクスは夏休みに「隠れ穴」で会った時と同様の髪で・・・

くすんだ茶色の髪で惨めな表情をしていました。じっと立っていてくれれば鼻を治してあげると言うのでハリーが目を閉じて動かずにいると、トンクスは「エビスキー!鼻血癒えよ!」と唱えたのでした。するとハリーの鼻は?

最初とても熱くなりそれからとても冷たくなりました。恐る恐る鼻に手をやるとどうやら治っているようでした。ハリーが再び礼を言うとトンクスは「マントを着たほうがいい。学校まで歩いていこう」と相も変わらず・・・

無愛想に言うと歩き始めたのでした。


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ホグズミード駅からホグワーツ城へ(3)(4回シリーズ)
ヴォルデモートが復活してからというものハリーは思ってもみなかった超意外な場所で吸魂鬼に襲われたり生まれて初めて魔法省に足を踏み入れて懲戒尋問を受けたり、新学期初日もハグリッドはいないし馬車を奇妙な生き物が牽いているしで戸惑うことばかりだったのですが・・・(全3項目)

3-1.ハグリッドがいない!
ハリーにとってヴォルデモート復活後に迎えた夏休みはリトルウィンジングで吸魂鬼に襲われるわ、ふくろう便が何通も届くわ生まれて初めて魔法省に足を踏み入れて懲戒尋問を受けるやらで異例ずくめの2ヵ月間になりました。

それがホグズミード駅に降り立った時にも例年とは違う光景を見せつけられて戸惑うことになったのです。ハリーはホームに降りて周囲を見回し懐かしい「イッチ(1)年生はこっちだ!」を聞こうとしました。ところが・・・

その声が聞こえません。代わりに全く別の声が呼びかけていました。カンテラを揺らしながら新入生に「1年生はこっちに並んで!1年生は全員こっちにおいで!」と言っていたのは何とグラブリー・プランク先生だったのです。

昨年度ハグリッドが一時期「日刊予言者新聞」に半巨人であることを暴露されて休職した際に代行した魔女だったのです。思わずハリーは「ハグリッドはどこ?」と声に出して言ってしまったのですが、ジニーに促されて・・・

扉を塞いでいるからと言われてホームに降り駅を出るまでに人波に揉まれながらハリーは暗がりに目を凝らして「ここにいるはずだ」と思ってハグリッドの姿を探しましたが、どこにもハグリッドのいる気配はありませんでした。

ハリーはずっとそれを心の拠り所にして来ました。またハグリッドに会える。それが学校に戻って来る時にハリーが一番楽しみにしていることの1つでした。生徒の群れに混じって小刻みにのろのろと歩きながらハリーは・・・

「いなくなるはずがない」と自分に言い聞かせていました。きっと病気か何かに違いない。ハリーはグラブリー・プランク先生が再登場したことをロンとハーマイオニーが「どう思うか?」聞きたくて2人を探しましたが・・・

駅を出ると・・・

またしても!


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ホグズミード駅からホグワーツ城へ(2)(4回シリーズ)
2年生の時ハリーは屋敷しもべ妖精のドビーにホグワーツ特急に乗るのを邪魔されてしまったので、3年生の時が上級生になって最初に新学期初日にホグズミード駅を利用する年になりました。ハリーは2年連続で組分けの儀式を見逃してしまいましたがダンブルドアの口から発表された新任の先生の知らせを聞いて・・・(全3項目)

3-1.初めて馬車に乗る
ハリーとロンは前年度は屋敷しもべ妖精のドビーにホグワーツ特急に乗るのを邪魔されて、ウィーズリーおじさんの空飛ぶフォード・アングリアで学校に来たためホグズミード駅に降り立つのは2年ぶりということになりました。

つまり上級生になって初めて新学期初日にホグズミード駅を利用したということになりますね。ハリーたちは「イッチ(1)年生はこっちだ!」という毎年恒例の新入生に呼びかけているハグリッドの懐かしい声を耳にして・・・

ハグリッドが生徒たちの頭越しに大声で「3人とも元気か?」と声を掛けたのでした。3人ともハグリッドに手を振ったものの話す機会はありませんでした。周囲の人波が3人を押し流してホームを出るとそこにあったものとは?

そこにはざっと100台の馬車が生徒たちを待ち受けていました。馬車は透明の馬に引かれている。ハリーはそう思うしかありませんでした。何しろ馬車に乗り込んで扉を閉めると独りでに馬車が走り出して隊列を組んで・・・

ガタゴトと揺れながら進んで行くのです。馬車は壮大な鉄の門をゆるゆると走り抜けて行きました。門の両脇に石柱があり一番上には羽を生やしたイノシシの像が立っていました。城に向かう長い上り坂に差し掛かると・・・

馬車はさらに速度を上げて行きました。ハーマイオニーは小窓から身を乗り出して城の尖塔や大小様々な塔が徐々に近づいて来るのを眺めていたのでした。そしてついに馬車がひと揺れして止まり3人は馬車を降りたのでした。


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ホグズミード駅からホグワーツ城へ(1)(4回シリーズ)
先週はキングズ・クロス駅を取り上げたので、今週はそれに関連してホグズミード駅のほうを紹介してみることにしました。新入生は組分けの儀式を受けるため上級生とは別行動でホグワーツ城に入ります。初めて入った大広間はハリーがこれまで夢にも見たことがないほどの素晴らしい光景が広がっていたのでした。(全3項目)

3-1.初めてのホグズミード駅
車内に「あと5分でホグワーツに到着します」という声が響き渡るとハリーは緊張で胃が引っくり返りそうでしたし、ロンもハリーと同じ気持ちなのか?そばかすだらけの顔が青白く見えました。扉を開けて外に出ると・・・

小さくて暗いプラットホームでした。夜の冷たい空気にハリーは身震いしました。すると生徒たちの頭上にゆらゆらとランプが近づいて来てハリーの耳に懐かしい声が聞こえて来ました。それはハリー11才の誕生日以来の・・・

「イッチ(1)年生!イッチ年生はこっち!ハリー元気か?」

ハグリッドの大きな髭面が大勢の生徒の向こうから笑いかけていました。ハグリッドは新入生たちに「従いて来いよ。もう1年生はいないかな?足元に気をつけろ」と呼びかけていました。ハリーを含めた新入生たちは・・・

滑ったりつまずいたりしながら険しくて狭い小道をハグリッドに続いて降りて行ったのでした。右も左も真っ暗だったのでハリーは木が鬱蒼と生い茂っているのだろうと思ったのでした。するとハグリッドが振り返って・・・

「みんなホグワーツがまもなく見えるぞ」

「この角を曲がったらだ」とハグリッドが言った直後に「うぉーっ!」という声が一斉に湧き起こりました。狭い道が急に開けたかと思うと大小様々な塔が立ち並んで、キラキラと輝く窓が星空に浮かび上がっていたのでした。

そしてハグリッドは・・・


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キングズ・クロス駅(4)(シリーズ最終回)
ハリー5年生の学期末に「日刊予言者新聞」に記事が掲載されてヴォルデモートの復活が明らかになると共に魔法大臣がルーファス・スクリムジョールに代わると魔法省がハリーを敵視することはなくなりましたが、だからといって手放しでは喜べないようです。そしてホグワーツの戦いの19年後には・・・(全3項目)

3-1.再び魔法省の車で
夏休み最後の日にハリーがクィディッチの洗濯物を渡しに台所に下りて行くと、ウィーズリーおばさんが魔法省の車がまた迎えに来るので出かけに慌てることがないよう今日中にトランクを準備しておいて欲しいとのことでした。

そのため次の日になると去年とは違って出発の流れは良く魔法省の車が「隠れ穴」の前に到着した時にはホグワーツに戻る生徒全員が準備万端整えて待っていました。そしてキングズ・クロス駅でハリーたちを迎えたのは・・・

ハリーたちは夏休み中に一度だけダイアゴン横丁に教科書などを購入するため訪れたのですが、その時一行に随行したのは陽気なハグリッドでした。しかしこの日ハリーたち一行を待ち受けていたのは無愛想な闇祓い2人でした。

マグルの黒いスーツを着込んだ厳めしい髭面の闇祓い2人が車が停車するなり進み出て一言も口を利かずにハリーたちを駅の中まで行軍させました。ハリーが9と3/4番線に入る時には片方の闇祓いが腕をがっちり掴むので・・・

ハリーは苛立ちを露にして「せっかくだけど自分で歩けるよ」と言って掴まれた腕を振り解いたのでした。相変わらず無口な闇祓いを無視してハリーは硬い柵に真っ向からカートを突っ込ませました。すると次の瞬間には・・・

そこには紅色のホグワーツ特急が人混みの上に白い煙を吐きながら停車していました。ハリーのすぐあとからハーマイオニーとウィーズリー一家もやって来ました。ハリーは強面の闇祓いには一言も相談せず一切無視して・・・

ロンとハーマイオニーに空いているコンパートメントを探すから一緒に来いよと合図を送ったのですが・・・


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キングズ・クロス駅(3)(4回シリーズ)
ヴォルデモートの復活を認めようとしない魔法大臣コーネリウス・ファッジが一転してハリーを敵視するようになったため、ハリーに対する魔法省の対応も180度転換したのでした。そのため学期初日の9月1日にキングズ・クロス駅に行く手段も大きく変化することになったのです。(全3項目)

3-1.騎士団の護衛付きで
魔法大臣コーネリウス・ファッジがヴォルデモートの復活を認めなかったため、ハリーの周囲の環境も大きく様変わりすることになったのです。それを反映してキングズ・クロス駅に行く際の光景も激変することになりました。

屋敷の中はてんやわんやの大騒ぎでした。ロンが母親のウィーズリーおばさんが汽車に遅れるからと言って怒っているというのです。するとそこにハーマイオニーが入って来てヘドウィグを返しに来た時にこう言ったのでした。

「だけど今度はマッド・アイがスタージス・ポドモアが来ないと護衛が1人足りないから出発できないってごねてる」

ハリーが僕たちキングズ・クロス駅まで護衛つきで行かなきゃいけないの?と訊くと、ハーマイオニーは私たちじゃなくてハリーが護衛つきで行かなくてはいけないと訂正しました。それを聞いてハリーはイラつきながら・・・

ヴォルデモートは復活したことの発覚を恐れて鳴りを潜めているはずだ。それともゴミ箱の陰から飛びかかって来て僕を襲うとでもいうのかい?と言うとハーマイオニーは「マッド・アイがそう言ってるだけ」と答えたのでした。

ウィーズリーおばさんはシリウスの母親ブラック夫人の喚き声に負けじとハリーに「私とトンクスと一緒に来るのよ」と叫びましたが、犬に変身したシリウスが玄関ホールに現れるものだから咎めるようにこう言ったのでした。

「ああシリウス何てことを。ダンブルドアが駄目だっておっしゃったでしょう!」

そしておばさんは絶望的な声で「それならご自分の責任でそうしなさい」と言ったのでした。老婆に変装したトンクスと合流するとおばさんは「アーサーがまた魔法省の車を借りられたら良かったんだけど」と言った後に・・・

ファッジと来たら近頃はアーサーには空のインク瓶さえ貸してくれない。さらにマグルはよくもまあ魔法なしで移動するものねとボヤくことしきりでした。今年度ハリーたちは何とキングズ・クロス駅まで歩いて移動したのです。

グリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団本部からキングズ・クロス駅までは歩くと20分の時間を要したのでした。


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キングズ・クロス駅(2)(4回シリーズ)
脱獄不可能と言われていた魔法界の監獄アズカバンを逃げ出したシリウス・ブラックがハリーの命を狙っているらしいということで、魔法省はハリーのために車を用意してキングズ・クロス駅まで送り届けたのでした。ところが10ヵ月後に戻って来た時にハリーの手に握られていたのは・・・(全3項目)

3-1.魔法省の車で
ハリー13才の誕生日には魔法界に衝撃のニュースが駆け巡ったのでした。何と脱獄不可能と言われていたアズカバンからある1人の魔法使いが逃げ遂せたというのです。しかもその脱獄囚はハリーの命を狙っているというのです。

そのため新学期初日の9月1日にはウィーズリー夫妻にハーマイオニーそれに学校に戻るウィーズリー家の子供たちと一緒に魔法省の車2台でハリーをキングズ・クロス駅まで送って行くことになりました。その日の朝には・・・

「車が来たよ。ハリーおいで」

アーサー氏がこう言って外に出ると旧型の深緑色の車が2台停車していました。その先頭の車までの僅かな距離をアーサー氏はハリーに付き添って歩きました。アーサー氏はハリーが車に乗り込む時も周囲に目を光らせて・・・

雑踏の右から左まで素早く視線を走らせていました。魔法省の車はマグルの運転する車では決して通り抜けられないような細い隙間をすり抜けることができるようで、キングズ・クロス駅に着いた時には20分の余裕がありました。

アーサー氏は車を降りてから駅に入るまでずっとハリーの肘のあたりにぴったりと張り付いていました。そして「我々は大所帯だから2人ずつ行こう」と言って、一番最初にハリーと一緒に9と3/4番線に足を踏み入れたのでした。

アーサー氏はハリーのカートを押してぶらぶら歩きながらちょうど9番線に到着した長距離列車のインターシティ125号に興味津々のようでした。アーサー氏はハリーに意味ありげに目配せすると何気なく柵に寄りかかり・・・

ハリーも真似をしました。次の瞬間アーサー氏とハリーは固い金属の障壁を通り抜け9と3/4番線に入ったのでした。


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キングズ・クロス駅(1)(4回シリーズ)
今週はハリーが学期初日の9月1日と最終日の6月30日の両日キングズ・クロス駅で「どう過ごしたのか?」について改めて振り返ってみたいと思います。11才の誕生日にハグリッドはハリーが魔法界のことを何にも知らないということで唖然としていましたが、初めてキングズ・クロス駅の9と3/4番線に入る時も・・・(全3項目)

3-1.初めての9と3/4番線
ホグワーツ行きの列車があと10分で出てしまうというのにハリーは「どうやったら9と3/4番線に入ったらいいのか?」が全く分らず途方に暮れるばかりでした。ハリーはパニックはしないようにグッと堪えました。すると・・・

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど」

女の子が「9と3/4よ」と言ったので赤毛の男の子4人を引き連れているふっくらおばさんが魔法界の人だということは火を見るより明らかでした。これで「9と3/4番線への入り方が判る!」と思ったハリーだったのですが・・・

1人目の時も2人目の時もさらには3人目の時にも肝心な所になると入る瞬間を確認することが全くできず「どうやって入ったのか?」皆目見当がつきません。そこでハリーは意を決してふっくらおばさんに話しかけたのでした。

ハリーが「すみません」と言うとおばさんは「ホグワーツへは初めて?ロンもそうなのよ」と言うと最後に残った長身の男の子を指差しました。そして「どうやってプラットホームに行くかってことね?」と優しく言いました。

ハリーが頷くとおばさんは「心配しなくていいのよ。9番と10番の間の柵に向かって真っ直ぐに歩けばいいの。立ち止まったりぶつかるんじゃないかって怖がったりしないこと。これが大切よ」こう言った後におばさんは・・・

怖かったら少し走るといいと言ってロンの前に行くようにと言ってくれたのでした。ハリーはカートをくるりと回し柵を睨みましたが何だか頑丈そうでした。それでもハリーは9番と10番の間の柵に向かって歩き始めたのでした。

9番線と10番線に向かう乗客がハリーを押すのでハリーは徐々に早足になり「改札口に正面衝突するのでは?」と思うほどでした。カートにしがみつくようにしてハリーは突進しました。カートが言うことを利かなくなり・・・

ぶつかると思ってハリーが目を閉じると予想していた衝撃がなかったので、ハリーが目を開けると紅色の蒸気機関車が目の前に停車していて後ろを振り返ると「9と3/4」と書いた鉄のアーチが見えていたのでした。つまり・・・

ハリーは9と3/4番線に入ることができたのです。


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ピーブズ(4)(シリーズ最終回)
ハリーが4年生の時ホグワーツでは100年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催されることになりました。マクゴナガル先生は「外国からのお客様と知り合う機会でもあります」と言っていたのですが、ピーブズもまたピーブズなりの国際交流をしたようです。その内容と相手の人物は?(全3項目)

3-1.フラー・デラクールにも?
クリスマス・ダンスパーティの詳細を発表する際マクゴナガル先生は「外国からのお客様と知り合う機会でもあります」と言っていました。さらに上司のクラウチ氏の代理でダンスパーティに出席していたパーシーもまた・・・

ロンに「ビクトール・クラムと友達になったのか?」と言った後「結構!それが大事なんだよ。国際魔法協力が!」とも言っていました。だからこそハーマイオニーはクラムとパートナーを組んだというわけなんですが・・・

ピーブズもまたここホグワーツで100年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催されたということで、外国のお客様つまりボーバトンの代表選手フラー・デラクールと交流したようです。しかし当然ピーブズのことなので・・・

フラー・デラクールはパートナーを組んだクィディッチのレイブンクローのキャプテンのロジャー・デイビーズに向かってホグワーツの飾りつけを「こんなの何でもありません」と言って何だかヤケクソ気味に貶していました。

フラーは大広間の輝く壁をぐるりと見回して軽蔑したように「ボーバトンの宮殿ではクリスマスに食事の間は周りには氷の彫刻が立ちます。もちろん彫刻は解けません。まるで大きなダイアモンドのようで」と言った後に・・・

さらにその彫刻はピカピカ輝いて周囲を照らしている。さらには森のニンフの聖歌隊がいてなどと「ボーバトンのクリスマスの飾りつけは素晴らしい」と声高に自分の学校のボーバトンの自慢を展開していました。そして・・・

見苦しい鎧なんて自分たちの学校の廊下にはないしポルターガイストがボーバトンに紛れ込んで来たら、追い出されますと言ってフラーは我慢ならないといった口調で「コムサ!」と言うとテーブルをピシャリと叩いたのでした。

フラーの発言内容と怒り方からするとピーブズはどうもダンスパーティ直前に鎧の中に身を隠してフラーに近づきピーブズ流の国際交流をしたようです。ピーブズにとっては「外国のお客様との交流」だったんでしょうが・・・

フラーにとっては単なる品性下劣で悪辣な・・・

悪戯だったんでしょうね。(笑)


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ピーブズ(3)(4回シリーズ)
誰もが皆「ピーブズは思いつくまま気の向くまま本能の赴くままに悪戯をしている」と思っていました。ところが実はそうではなかったのです。フレッドの別れの言葉を深く胸に刻んて本気になったピーブズは学校内を所狭しとばかりに暴れ回ったのでした。その悪戯の数々は凄まじいものでした。(全3項目)

3-1.シリウス・ブラックの目撃者
グリフィンドール寮付きのゴースト「ほとんど首なしニック」が「いつもの議論です」と言うぐらいですから、ピーブズは学期初日の新入生歓迎パーティだけではなく他の祝宴の時にも「出席したい」と言ってたんでしょうね。

行儀作法も知らず食べ物の皿を見れば投げつけずにはいられないような奴なので、ハロウィンもクリスマス・パーティに参加するのも無理な話というわけです。そのためあの日ピーブズは侵入者を目撃することになったのでした。

グリフィンドール寮の入口を守る「太った婦人(レディ)」が襲われて、ダンブルドアがマクゴナガル先生に「レディを探さなければならん」と言うと甲高いしわがれ声でピーブズが「見つかったらお慰み」と言って来たのでした。

ダンブルドアが「どういうことかね?」と訊くとピーブズはニヤニヤ笑いを少し引っ込めました。さすがのピーブズもダンブルドアをからかう勇気はありません。そのためいつもの甲高い声ではなくねっとりした作り声で・・・

「校長閣下、恥ずかしかったのですよ。見られたくなかったのですよ。あの女はズタズタでしたよ。5階の風景画の中を走ってゆくのを見ました。木にぶつからないようにしながら走ってゆきました。ひどく泣き叫びながらね」

ピーブズはうれしそうにこう言った後に白々しくも「お可哀想に」とも言い添えました。そして引き続きダンブルドアが静かに「レディは誰がやったか話したかね?」と訊くとピーブズは「確かに、校長閣下」と言った後・・・

「そいつはレディが入れてやらないんでひどく怒っていましたねえ」

「あいつは癇癪持ちだねえ。あのシリウス・ブラックは」


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ピーブズ(2)(4回シリーズ)
今週はポルターガイストのピーブズを取り上げています。ピーブズの場合キャラクターの都合上しかたがないのですが、突然ひょっこりと何の脈絡もなく現れることが多いんですよね。そこで本日は私の印象に残るピーブズ登場シーンを拾い出して紹介してみることにしました。(全3項目)

3-1.絶命日パーティにて
そもそもハリーが「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席することになったのは、ハリーがフィルチから罰則を食らいそうになっている時にニックがピーブズをけしかけてそれを免れるようにしたからなんですよね。

信じられないような光景でした。地下牢は何百という真珠のように白い半透明のゴーストで一杯でした。まるで冷凍庫に入り込んだようでハリーたち3人の吐く息が鼻先に霧のように立ち上りました。会場内を見て回ると・・・

ハッフルパフ寮付きのゴースト「太った修道士」やスリザリンの「血みどろ男爵」などハリーが名前を知っているゴーストの姿も見受けられたのでした。するとハーマイオニーが突然「嫌だわ」と言って立ち止まったのでした。

「嘆きのマートル」とは話したくないと言うのです。そのゴーストは3階のトイレに取り憑いていて癇癪を起こしてトイレ中を水浸しにするので、そこは一年中壊れっぱなしだったんだそうです。するとテーブルの下から・・・

スイーッと現れたのがピーブズでした。周囲のゴーストは青白く透明なのにピーブズは正反対で鮮やかなオレンジ色のパーティ用帽子を被り、くるくる回る蝶ネクタイをつけ意地の悪い顔一杯にニヤニヤ笑いを浮かべていました。

ピーブズは目を躍らせながらハーマイオニーに「お前可哀想なマートルにひどいことを言ったなぁ」と言って来ました。今さっきハーマイオニーが「あの子とは話したくない」と言ってるのを聞いていたとピーブズは言うのです。

ピーブズは深く息を吸い込んで吐き出すように「おーい!マートル!」と呼びかけました。ずんぐりした女の子のゴーストがスルスルと近づいて来ました。マートルはこれまでハリーが見た中でも1番陰気臭い顔をしていました。

ハーマイオニーは無理に明るい声で開口一番「お元気?」と言った後「トイレの外でお会いできてうれしいわ」とか「今夜のあなたはとっても素敵だと言っていただけだ」などと言って、その場を取り繕うとしたのですが・・・

マートルは「嘘でしょう」という目つきでハーマイオニーを見て「私のことからかってたんだわ」と言ったのでした。ピーブズはマートルの耳元で「抜かしたよぅ。にきび面ってのを」とひそひそと言いました。すると・・・

マートルは途端に苦しげにしゃくり上げると地下牢から逃げるように出て行ったのでした。ピーブズはカビだらけのピーナツをマートルにぶつけて「にきび面!にきび面!」と叫びながらマートルを追いかけて行ったのでした。


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ピーブズ(1)(4回シリーズ)
さて!先週はホグワーツ魔法魔術学校の管理人アーガス・フィルチを取り上げたので、今週はそれに関連してフィルチの宿敵とも云えるこのポルターガイストを紹介してみることにしました。新学期初日にパーシーは「僕ら監督生の言うことさえ聞かない」とこぼしていたのですが唯一苦手なのが・・・(全3項目)

3-1.今にして思えば・・・
ハリー4年生の新学期初日「ほとんど首なしニック」が「さっき厨房で問題が起きましてね」と言うのでハリーが「どうして?何があったの?」と訊くと何でもポルターガイストのピーブズが厨房で大暴れをしたのだそうです。

いつものようにピーブズが「祝宴に参加したい」と駄々をこねてゴースト評議会を開き「太った修道士」はピーブズにチャンスを与えてはどうかと言ったそうですが「血みどろ男爵」がダメ出しをして却下されたんだそうです。

何もかも引っくり返しての大乱闘で鍋は投げるし釜は投げるして厨房はスープの海になってしまったそうです。ところが実はハリーがホグワーツ城に最初に足を踏み入れた時つまり1年生の時にも同じ議論がされていたようです。

ハリーを含めた新入生たちが控えの教室で組分けの儀式を受けるために待っていると、後ろの壁からおよそ20人のゴーストが現れて1年生のほうには見向きもせず何やら議論していたのです。その時も「太った修道士」は・・・

「もう許して忘れなされ。彼にもう一度だけチャンスを与えましょうぞ」

こう言っていたのですが「ほとんど首なしニック」はピーブズには十分すぎるぐらいのチャンスをやった。我々の面汚しですよ。しかもご存知のように奴は本当のゴーストじゃないと言ってピーブズが祝宴に出席するのを・・・

反対していたんですよね。結局この時もピーブズは新入生歓迎パーティには姿が見えなかったので、ピーブズの希望は却下されたんでしょうね。つまりピーブスは毎年新学期初日の祝宴に参加したいと言っていたのでしょうか?

ニックが「いつもの議論です」と言っていましたからね。


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アーガス・フィルチ(4)(シリーズ最終回)
フィルチにとってフレッドとジョージは生徒の中では間違いなく断トツ1番の問題児だったんでしょうね。ところが上には上があったのです。フレッドとジョージの2人は授業を受けている間は悪戯のしようがありませんでしたが、24時間丸1日悪戯し放題の・・・(全3項目)

3-1.フレッドとジョージ
当サイトでは種々形を変えて何度も紹介していますがフレッドとジョージはフィルチの事務室で「忍びの地図」を入手しています。2人が1年生の時に廊下で「クソ爆弾」を爆発させているとそれをフィルチに見咎められて・・・

2人がフィルチの事務室に引っ張られていくと書類棚の引き出しの1つに「没収品・特に危険」と書いてあり、そこに収められていたのがこの地図だったというわけです。つまりフレッドとジョージの2人は1年生の時から・・・

フィルチのお世話になっていたというわけです。それを言うならハリーとロンもそうだったんじゃないかということになりますが、この2人の場合は不可抗力だったのですからフレッドとジョージとは明らかに質が違いますよね。

ハリーが初めてフィルチの事務室に行った時。木製のファイル・キャビネットが並んでいてラベルを見るとフィルチが処罰を下した生徒の詳細な記録が入っているようでした。何とフレッドとジョージの2人に至っては・・・

丸々1つの引き出しを占領していました。つまりフィルチにとってフレッドとジョージの2人は間違いなく断トツ1番の問題児で要注意の生徒だったということになりますよね。だから鞭打ちの刑が執行できるという時には・・・

あんなに喜んでいたのです。ところが2人は自分たちの新店舗「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」を全生徒の前で大々的に宣伝するというド派手な大パフォーマンスを演じてホグワーツを去っていってしまったのでした。

翌年度フィルチはフレッドとジョージの店で購入した悪戯用具は「全て完全禁止」というお達しを出しました。しかし残念ながらフレッドとジョージの2人はそんなことは百も承知で対策はちゃーんと考えていたというわけです。

10人ぐらいの女子生徒がハリーにスラグホーンのクリスマス・パーティに誘ってもらおうと必死になっていて、フレッドとジョージの店から「愛の妙薬」を購入したらしいという情報をハーマイオニーから聞いたハリーは・・・

ハリーがそれを追及するとハーマイオニーは香水と咳止め薬に偽造して送って来たと言うのです。あの店の「ふくろう通信販売サービス」の一環なのだそうです。こうしてウィーズリー・ウィザード・ウィーズの商品は・・・

フィルチが知らない間に・・・

学校内に持ち込まれていたのでした。(笑)


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アーガス・フィルチ(3)(4回シリーズ)
ダンブルドアが「闇の魔術に対する防衛術」の新しい教師を見つけることができなかったため魔法省からアンブリッジがホグワーツに派遣されることになりました。フィルチにとっては「ホグワーツ最高のお方だ」と言わしめるほどの人物だったのですが学期末試験終了と時を同じくして・・・(全3項目)

3-1.アンブリッジが来て
改めて考えてみると全生徒に嫌われているフィルチに全ての教師に嫌われたアンブリッジということで、だから2人は惹かれ合ったのかもしれませんね。アンブリッジがホグワーツに赴任して即座に2人は意気投合したのでした。

学期に入って最初の土曜日ハリーは早朝にシリウス宛ての手紙を出すためふくろう小屋に来て、思いを寄せていたチョウ・チャンとばったり会ってビックリ仰天させられることになったのですが、そこに乱入して来たのが・・・

フィルチがゼイゼイ言いながら入って来ました。痩せて静脈が浮き出た頬のあちらこちらが赤黒い斑になり顎は震え薄い白髪頭を振り乱していてここまで駆けて来たようです。フィルチは垂れ下がった頬を怒りに震わせて・・・

不恰好な歩き方でハリーのほうにやって来ると「お前がクソ爆弾をごっそり注文しようとしていると垂れ込みがあったぞ!」と言うのです。ハリーが腕組みをしてフィルチを見ながら「誰が言ったんだい?」と聞き返すと・・・

フィルチは「こっちにはこっちの伝手があるんだ」と得意気に凄んだ後「さあ何でもいいから送るものをこっちに寄こせ」と言ったのでした。ハリーは「手紙を送るのにぐずぐずしなくて良かった」と思いながら言ったのでした。

「できないよ。もう出してしまったもの」

フィルチの顔は怒りで歪みましたがなおも執拗に「ポケットに入ってないとどうして言える?」と言って来ました。するとチョウが「ハリーが出す所を私が見たわ」と怒ったように言い返したのでした。それを聞いてフィルチは?

一瞬フィルチはチョウを睨みつけチョウもまたフィルチを睨み返したのでした。帰り際フィルチは扉の取っ手に手を掛けて立ち止まり振り返ると「クソ爆弾がプンとでも臭ったら」と捨て台詞を残して立ち去って行ったのでした。

当然情報元は・・・


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アーガス・フィルチ(2)(4回シリーズ)
生徒に罰則を課すことが何よりも生きがいというフィルチは全生徒に嫌われていました。そのためフィルチが飼っていた猫のミセス・ノリスも一緒に嫌われていたのでした。ところがハリーたちが3年生になった時フィルチは意外な才能を発揮してシリウス・ブラックに襲われた「太った婦人(レディ)」を・・・(全3項目)

3-1.ミセス・ノリスへの思い
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざがありますが、罰則を課すことに情熱を燃やすだけでなく事ある毎に前校長時代の体罰を復活させて欲しいと声高に主張するフィルチは全生徒に嫌われていました。そのため・・・

フィルチが飼っている猫のミセス・ノリスもまた嫌われていたのでした。生徒たちの間では「一度でいいからミセス・ノリスをしこたま蹴飛ばしたい!」というのが密かな熱い願いでした。ところがそのミセス・ノリスが・・・

ハロウィンつまり10月31日の夜に松明の腕木に尻尾を絡ませてぶら下がっている所を発見されたのです。ミセス・ノリスは板のように硬直して目はカッと見開いたままでした。最初に見つけたのはハリーたち3人だったのです。

「私の猫だ!私の猫だ!ミセス・ノリスに何が起こったというんだ?」

フィルチは金切り声で叫びました。そしてハリーに「お前だな!」と迫って来たのです。するとダンブルドアが数人の先生を従えて現場に到着し、ミセス・ノリスを松明の腕木から外してロックハートの部屋に運んだのでした。

ダンブルドアがミセス・ノリスを調べている間フィルチは涙も枯れ果てて激しくしゃくり上げていました。机の脇の椅子にがっくりと座り込んで手で顔を覆ったままでミセス・ノリスをまともに見ることさえできずにいました。

ハリーもフィルチのことは大嫌いでしたが、この時ばかりは少し可哀想だと思ったのでした。ダンブルドアは調べ終わって体を起すとフィルチに「猫は死んでおらんよ」と優しく言ったのでした。石になっただけだというのです。

ミセス・ノリスを襲った奴を特定しないと気持ちが収まらないといった面持ちのフィルチは顔を真っ赤にして「あいつがやったんだ!」とハリーのほうを見て言いました。しかしハリーが犯人だという証拠がなかったため・・・

フィルチはその後もミセス・ノリスが襲われた現場を何度も往ったり来たりしてみたり、油断している生徒に「音を立てて息をした」とか「うれしそうだった」などと言いがかりをつけて罰則に持ち込もうとしていたのでした。


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アーガス・フィルチ(1)(4回シリーズ)
今週はハリーポッター・シリーズに登場するホグワーツの教職員の中では唯一教壇に立つことがなかった「この人」を取り上げてみることにしました。この人の生きがいに喜びと云えば生徒に罰則を課すことのようです。ハリーがネビルにハーマイオニーそれにドラコ・マルフォイと一緒に罰則を受ける時にも・・・(全3項目)

3-1.特別扱いなし?それとも?
ハリーは11才の誕生日に初めて会話を交わした時ハグリッドから「お前さんはホグワーツでは有名になる」と言われていたのですが、大広間で組分けの儀式を受ける時からそれを嫌というほど痛感させられることになったのです。

「ポッターって、そう言った?」
「あのハリー・ポッターなの?」

名前を呼ばれてハリーが前に進み出ると突然広間中にシーッという囁きが波のように広がりこんなやり取りが聞こえて来ました。組分け帽子が目の上に落ちる直前までハリーが見ていたのは広間中の人たちが首を伸ばして・・・

ハリーをよく見ようとしている所でした。ハリー自身は気づいていなかったのですが組分け帽子が「グリフィンドール!」と叫んだ時にはハリー・ポッターを獲得できた喜びでグリフィンドール生たちは沸き返っていたのです。

翌日ハリーがロンと共に授業を受けるため寮を出た途端再び囁き声がつきまとって来ました。中には廊下ですれ違うとわざわざ逆戻りしてじろじろ眺めたりする輩まで現れました。しかしそうではない人が1人だけいたのでした。

それが管理人のアーガス・フィルチだったのです。無理やり開けようとした扉が運の悪いことに4階の立ち入り禁止の廊下の入口で、その現場をフィルチに見つかってしまったのです。道に迷ったと言っても信用してくれません。

わざと押し入ろうとしたに違いない。地下牢に閉じ込めると脅されたのでした。この時には通りかかったクィレル先生のお陰で2人は救われたのですが、この時のフィルチは有名人のハリー・ポッターを目の前にしても・・・

額の傷をしげしげと眺めるなんてことはしなかったようです。たとえ有名人のハリー・ポッターでも「いけないことはいけない!」ということで特別扱いはなし!ということだったんでしょうか?しかし今にして思えば・・・

「有名人のハリー・ポッターに記念すべき罰則第1号を課すのはこの自分だ!」と密かにハリーのことをマークしていたのでは?という気が私はしますね。それがフィルチなりの歓迎方法だったのでは?と私はそう思いますね。


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トキメキぼーい

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