4巻のシリウス・ブラック(12)(シリーズ最終回)

ハリーは「ダンブルドアはほとんど奇跡を願っている」と思いました。それというのも2人とも「これ以上の憎しみはない」という目つきで睨み合っていたからです。ハリーもロンもハーマイオニーも「この2人」が互いを憎悪する気持ちがどれだけ激しくて凄まじいものかは知り抜いていました。そこでダンブルドアは・・・(全3項目)

3-1.スネイプと!
シリウスが黒い犬から元の姿に戻るとウィーズリーおばさんは叫び声を上げてベッドから飛び退き、シリウスを指差して「シリウス・ブラック!」と金切り声を上げました。その一方で叫びも飛び退きもしなかったものの・・・

怒りと恐怖の入り交じった形相で負けず劣らず嫌悪の表情を見せていたのがスネイプだったのです。スネイプはシリウスを見て「こやつ!」と言った後に「奴が何でここにいるのだ?」と言ったのでした。それに対して・・・

ダンブルドアはシリウスとスネイプの2人を交互に見ながら「わしが招待したのじゃ」と言ったのでした。そしてダンブルドアは自分は2人とも信頼している。そろそろ2人とも昔のいざこざは水に流して互いに信頼すべきだ。

ハリーはダンブルドアの言う事を聞いて「ダンブルドアはほとんど奇跡を願っている」と思いました。シリウスもスネイプも互いに「これ以上の憎しみはない」という目つきで睨み合っていたからです。そんな2人を見て・・・

ダンブルドアは・・・

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4巻のシリウス・ブラック(11)(12回シリーズ)

ダンブルドアは再びハリーに「今夜君はわしの期待を遥かに超える勇気を示した」と言うと今日は寮には戻らず医務室に行くべきと告げてシリウスに同行してくれるよう依頼したのでした。ところがそこに現れた魔法大臣コーネリウス・ファッジがハリーの言う事を「戯言だ」などと言い出して・・・(全3項目)

3-1.兄弟杖
「杖が繋がった?」シリウスはこう言うとハリーを見てダンブルドアを見ました。そして「何故なんだ?」と言ったのでした。そう問いかけるシリウスにダンブルドアは何かに強く惹かれたような顔をしてこう答えたのでした。

「直前呪文じゃな」

するとシリウスが鋭い声で「呪文逆戻し効果?」と訊きました。ここでダンブルドアの口からハリーも驚く新事実が明らかにされる事になったのです。実はダンブルドアは既に4年前からこの事を知っていたとそう言うのです。

「ハリーの杖とヴォルデモートの杖には共通の芯が使ってある。それぞれに同じ不死鳥の尾羽根が1枚ずつ入っている。実はこの不死鳥なのじゃ」

ダンブルドアはこう言うとハリーとシリウスの目の前にいるフォークスを指差したのです。ハリーも驚きのあまり思わず「僕の杖の羽根はフォークスの?」と訊き返したのでした。ダンブルドアは「そうじゃ」と答えた後・・・

4年前ハリーがオリバンダーの店を出た直後にオリバンダー翁がダンブルドアに手紙をくれてハリーが2本目の杖を買ったと教えてくれていたのだそうです。その事を聞いたシリウスがさらにこんな質問をぶつけて来たのでした。

「すると杖が兄弟杖に出会うと何が起こるのだろう?」

ダンブルドアが言う所によれば「互いに相手に対して正常に動作しない」さらには「しかし杖の持ち主が2つを無理に戦わせると非常に稀な現象が起こる。どちらか1本がもう1本に対してそれまでかけた呪文を吐き出させる」

それは逆の順番で一番新しい呪文が最初に出て来た後それ以前にかけた呪文が次々に吐き出されて来るとダンブルドアはそう言うのです。そこでダンブルドアはハリーに「セドリックが何らかの形で現れたのじゃな?」と・・・

訊いて来ました。ハリーが頷くとシリウスは再び鋭い声で「ディゴリーが生き返った?」と訊いたのでした。しかし残念ながらダンブルドアは「どんな呪文をもってしても死者を呼び覚ます事はできぬ」と重苦しい口調で・・・

答えたのでした。それはセドリックの外見や性格をそっくり保っているのだそうです。それはその杖が殺害した最後の犠牲者たちなんだそうです。そしてハリーは杖から現れた人たちをヴォルデモートが恐れていた事や・・・

父親がどうしたらよいかを教えてくれた事。セドリックが最期の願いを言った事などを話したのでした。そこまで話した時ハリーは「もうこれ以上は続けられない」と思ったのでした。そしてシリウスのほうを振り返ると・・・

シリウスは両手に顔を埋めていたのでした。

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4巻のシリウス・ブラック(10)(12回シリーズ)

シリウスは「この試合が終われば私はまた安心して息ができる」と言っていました。シリウスもハリーも課題をクリアしさえすればそれで全てが解決するものと信じていました。ところが目の前に突きつけられたのは?2人はまた新たな十字架を背負う事になったのです。(全3項目)

3-1.当日の朝には
ハリーたち3人が隠れ家を訪れた時シリウスは最後に「この試合が終われば私はまた安心して息ができる」と言っていました。ハリーも「第3の課題」が近づいて来た時には上手く行こうが行くまいがようやく対抗試合は終わる。

そうしたらどんなにほっとするかとそう思っていました。これでやっと肩の荷が下りるというわけです。そして「第3の課題」が行われる日のグリフィンドールの朝食のテーブルは大賑わいでした。その日もシリウスの・・・

郵便配達ふくろうが飛んで来てシリウスからの「がんばれ」カードを渡しました。羊皮紙1枚を折畳み中には泥んこの犬の足型が押してあるだけでしたが、ハリーにとってはとてもうれしいカードでした。ところがそれが・・・

「ハリー・ポッターの危険な奇行」と題するリータ・スキーターの記事が掲載された「日刊予言者新聞」がハーマイオニーの元に届けられたり、マクゴナガル先生がやって来て代表選手は大広間の脇の小部屋に集合だと・・・

代表選手の家族が招待されて最終課題の観戦に来ていると言われてハリーは「少なくとも自分が命を危険にさらして戦うのを見に来てくれる家族はいない」まさかダーズリー一家が来ているのだろうかと訝ってみたりして・・・

ハリーのうれしい気持ちは雲散霧消してしまったのでした。実はハリーの家族として招待されたのはウィーズリーおばさんとビルだったのですが、ハリーは極めて意外な形でさらに予想だにしなかった場所でシリウスと・・・

再会する事になったのです。

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4巻のシリウス・ブラック(9)(12回シリーズ)

学期が始まって最初に届いた手紙の中でシリウスはハリーに「傷痕がまた痛む事があればすぐにダンブルドアの所へ行きなさい」と綴っていたのですが、何と「占い学」の授業中に今度は傷痕が焼きごてを当てられたように激しく痛んだのです。そこでハリーがシリウスのアドバイスに従って校長室に行くと・・・(全3項目)

3-1.再びシリウスの警告
シリウスと別れた後ロンはシリウスがハリーのためにネズミを食べて生き延びていたという事で感心する事しきりでした。翌日の朝ハリーたち3人はふくろう小屋に行ってシリウスの提案通りパーシーに手紙を出したのでした。

しかし残念ながら成果はありませんでした。パーシーへの手紙を託したヘドウィグはイースター休暇が終わってからようやく戻って来ました。パーシーの手紙の内容は短くてイライラしておりそれによるとクラウチ氏は・・・

定期的にふくろう便で仕事の指示を送ってよこす。実際にお姿は見ていないが私は間違いなく自分の上司の筆跡を見分けるぐらいの事はできると綴られていました。ところがたとえ手紙を書いたのがクラウチ氏本人でも・・・

実は姿を現わさないという事こそが大問題だったのです。その事は対抗試合の「第3の課題」のちょうど1ヵ月前に忽然とそれもハリーの前にクラウチ氏が姿を現わした事で露見したのでした。ところがシリウスにとっては・・・

そんな事よりもハリーがダームストラングの代表選手ビクトール・クラムと2人だけで会った事のほうが大問題だったのです。ハリーの元には「二度としないと返事のふくろう便で約束してくれ」という手紙が届いたのでした。

しかしハリーは「変な所に行くなって僕に説教する資格あるの?学生時代に自分のした事を棚に上げて!」と少々腹を立てながらロンとハーマイオニーに言ったのでした。ところがハーマイオニーは厳しい声でハリーに・・・

「あなたの事を心配してるんじゃない!ムーディもハグリッドもそうよ!ちゃんと言う事を聞きなさい!」

ハグリッドもシリウスと同意見のようで当日ハリーに「クラムみてえな野郎とほっつき歩いて何しとったんだ!奴はダームストラングだぞ!」と怒られてしまったのです。しかしそのハグリッドも「第1の課題」の時には・・・

マダム・マクシームに課題の内容を教えていたのです。シリウスもハグリッドのいずれも理不尽な物言いだったためハーマイオニーに「あなたの事を心配してるんじゃない!」と言われてもハリーは納得できなかったのでした。

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4巻のシリウス・ブラック(8)(12回シリーズ)

バーティ・クラウチは本当に病気なのか?もしそうなら何故そんな身を引きずってまでスネイプの研究室に入り込んだのか?さらに「どうしてダンブルドアはスネイプを信用しているのか?ホグワーツで教える事を許したのか?」についても話題に上ったのでした。(全3項目)

3-1.隠れ家にて、その4
クラウチの息子が死喰い人の一味と一緒に捕まった。この一味は言葉巧みにアズカバン行きを逃れた者たちでヴォルデモートを探し出して権力の座に復帰させようとしていた。それを聞いたハーマイオニーは息を呑んだのでした。

シリウスに言わせれば「あのバーティにとっては相当きついショックだっただろうね。たまには早く仕事を切り上げて家に帰るべきだった。もう少し家にいて家族と共に過ごし自分の息子を知るべきだった」とそう言うのです。

「自分の息子が本当に死喰い人だったの?」と訊くハリーにシリウスは「分らない」と答えた後、さらに息子がアズカバンに連れて来られた時私自身もいた。そしてハーマイオニーがこう訊いて来たのに対してシリウスは・・・

「クラウチは自分の子の罰を逃れさせようとしたの?」

シリウスは犬の吼え声のような笑い方をしてハーマイオニーに「君にはあいつの本性が判っていると思ったんだが?少しでも自分の評判を傷つけるような事は消してしまう奴だ」と言ったのでした。魔法大臣になる事に・・・

一生を賭けて来た男だ。クラウチがせいぜい父親らしい愛情を見せたのは息子を裁判にかける事だった。しかしそれもクラウチがどんなにその息子を憎んでいるのか公に見せるための口実に過ぎなかったとシリウスは言うのです。

こうしてクラウチは息子を真っ直ぐアズカバン送りにした。自分の息子を吸魂鬼に?と訊くハリーにシリウスは「その通り」と答えました。吸魂鬼が息子を連れて来るのをシリウスは見たそうです。それならその息子は・・・

まだアズカバンにいるの?とハリーが訊くとシリウスは「連れて来られてから約1年後に死んだのであそこにはもういない」と答えました。それはクラウチの息子だけでなく大概は気が狂い最後には何も食べなくなる者が多い。

生きる意志を失うというのです。クラウチの息子は収監された時から病気のようだった。クラウチは魔法省の重要人物なので奥方と一緒に息子の死に際に面会を許された。奥方はクラウチに半分抱きかかえるようにして・・・

シリウスの独房の前を通り過ぎて行ったそうです。その奥方も嘆き悲しんで憔悴して行ってまもなく死んでしまったんだそうです。そしてクラウチは全てをやり遂げたと思った時に全てを失ったとシリウスはそう言うのです。

一時は魔法大臣と目されたヒーローだった。それがクラウチは家名も汚され人気も大きく落ち込んで「国際魔法協力部」などという傍流に押しやられ最高の地位つまり魔法大臣の座にはコーネリウス・ファッジが就いたと・・・

シリウスが話し終えると長い沈黙が流れたのでした。

4人の話し合いはまだまだ続きます。

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4巻のシリウス・ブラック(7)(12回シリーズ)

バーティ・クラウチがずっと不在だ。しもべ妖精にクィディッチ・ワールドカップの席を取らせておきながら観戦に来なかった。三校対抗試合の復活に随分尽力したのにそれにも来なくなった。クラウチらしくない。これまでのあいつなら1日たりとも病気で欠勤したりしない。そんな事があったら私はバックビークを食ってみせると言うシリウスにハリーが「それじゃクラウチを知っているの?」と訊くとシリウスは・・・(全3項目)

3-1.隠れ家にて、その1
「どうしてこんな所にいるの?」というハリーの問いに対してシリウスは犬のようなしぐさで鳥の骨をかじると「名付け親としての役目を果たしている」と答えました。しかしハリーの心配そうな表情を見てシリウスは・・・

引き続き笑顔を見せて愛すべき野良犬のふりをしているから自分の事は心配しなくていいとも言ったのでした。さらにシリウスは真剣に言葉を続けて「私は現場にいたいのだ。君が最後にくれた手紙」シリウスはハリーに・・・

ますますきな臭くなっているとだけ言っておこうと言ったのでした。シリウスは誰かが新聞を捨てるたびに拾っていたそうですが、どうやら心配してるのは自分だけではなさそうだと言うのです。その心配されている人物とは?

バーテミウス・クラウチの不可解な病気

11月以来、公の場に現れず・・・家に人影はなく・・・聖マンゴ魔法疾患障害病院はコメントを拒否・・・魔法省は重症の噂を否定

ハリーはなおも「捕まったらどうするの?姿を見られたら?」とシリウスの身を案じていましたが、ロンがハリーを小突いて「日刊予言者新聞」を渡しました。ハリーの目にクラウチ氏の記事が切れ切れに飛び込んで来ました。

ハリーは考え込みました。新聞に掲載されている文章を読むとまるでクラウチ氏が死にかけているようです。しかしハリーは「忍びの地図」でスネイプの研究室にクラウチ氏がいた事を確認しているのです。そしてロンが・・・

ロンがシリウスに自分の兄がクラウチ氏の秘書をしている事。兄が言うにはクラウチ氏は働きすぎだと言っている事を教えたのでした。さらにハリーが炎のゴブレットから自分の名前が出て来た時にクラウチ氏と会ったが・・・

自分が最後に身近で見た時には本当に病気みたいだった。それに対してハーマイオニーが「ウィンキーをクビにした当然の報いじゃない?」と冷たく言いました。するとロンが困ったような表情を浮かべてこう言ったのでした。

「ハーマイオニーは屋敷しもべに取り憑かれているのさ」

しかしシリウスはその事に関心を持ったようでした。

「クラウチが屋敷しもべをクビに?」

4人の話し合いはまだまだ続きます。

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4巻のシリウス・ブラック(6)(12回シリーズ)

「第2の課題」の2日前にシリウスから届いた手紙はハリーがこれまで受け取った中でも一番短い内容でした。それというのもシリウスには差し迫った事情と理由があったからなのです。そして翌週の週末にハリーたち3人は初めてシリウスの隠れ家に足を運ぶ事になったのでした。(全3項目)

3-1.第1の課題を終えて
ハリーにロンにハーマイオニーの3人は「第1の課題」が終わった後ピッグウィジョンを探すためにふくろう小屋にやって来たのでした。ドラゴンを出し抜き無事最初の課題をクリアした事をシリウスに知らせるためだったのです。

ロンが窓から放すとピッグウィジョンは途端に4メートルあまりも墜落してそれからやっと舞い上がりました。その脚に結ばれたハリーのシリウス宛ての手紙は普段よりずっと長くて重い手紙だったからです。その理由は・・・

ハリーはシリウスに詳しく話したいという気持ちを抑え切れなかったからです。ハンガリー・ホーンテールをどのように避けて回り込みかわしたのか。一撃一撃を詳細に書きたかったのです。そして返事の手紙が届いたのは?

シリウスの返事の手紙が届いたのはクリスマス休暇に入ってからでした。夕食を終えてハリーたち3人がグリフィンドール塔に戻るため大広間を出ると階段の手すりのてっぺんでピッグウィジョンがさえずりまくっていました。

ロンがピッグウィジョンの脚から外したシリウスの返事の手紙を渡すとハリーはそれをポケットに仕舞い込みました。それからハリーたち3人はシリウスの手紙を読むために急いでグリフィンドール塔に戻って行ったのでした。

談話室はみんながお祭り騒ぎで盛り上がり他の人が何をしているかなど気にも留めていません。3人はみんなから離れて窓際に座りハリーがシリウスの手紙を読み上げました。ドラゴンの話に入った所でロンに邪魔されて・・・

言いたい事が言えなかったシリウスだったのですが、手紙の冒頭でシリウスは「結膜炎の呪い」を使えと言うつもりだったと打ち明けていたのでした。実はこの方法はダームストラングのビクトール・クラムが使っていたのです。

それはドラゴンの一番の弱点は眼だからです。しかし手紙の最後でシリウスはまだ1つしか課題をこなしていない。油断せず目をしっかりと開けて特に話題にした人物が近くにいる間はトラブルに巻き込まれないようにして・・・

十分に気をつけなさい。何か変わった事があったら必ず知らせなさい。連絡を絶やさないようにと綴られていたのでした。

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4巻のシリウス・ブラック(5)(12回シリーズ)

当初は額の傷痕が痛んだと手紙に書いただけでシリウスは帰国して来た。こんな事を知らせたらシリウスは城に乗り込んで来てしまうと反対したハリーだったのですが、返事の手紙が届いてみればハリーにとっては唯一の心の支えになったのでした。そして11月22日の深夜に・・・(全3項目)

3-1.唯一の心の支え
11月22日の深夜になればシリウスに会える!それからの2週間というものはシリウスと会って話ができるという望みだけがハリーを支えていたのでした。これまでになく真っ暗な地平線の上でその事のみが明るい光だったのです。

もちろん何百人という観衆の前で難しくて危険な未知の魔法を使わなくてはならないという状況の中でシリウスに会ってもハリーの気持ちが楽になるとは思えませんでした。それでもシリウスの顔を見られるだけでも救いでした。

ところがその当日思ってもみなかった事がハリーの前に立ち塞がりました。その日3年生以上の生徒はホグズミード村行きが許可されましたが、仲違いしているロンと顔を合わせたくないハリーは「透明マント」を被って・・・

「いいマントだな、ポッター」

ハリーとハーマイオニーが「三本の箒」でバタービールを飲んでいるとマッド・アイ・ムーディとハグリッドが声をかけて来ました。何とムーディの魔法の目は「透明マント」を見透かすというのです。そこでムーディが・・・

「ハリー、今晩真夜中に俺の小屋に来いや。そのマントを着てな」

ハグリッドにハーマイオニーの隣にハリーがいる事を教えてハグリッドがこう言って来たというわけです。するとハーマイオニーは「シリウスとの約束の時間に間に合わないかもしれない」だから行かないほうがいいと・・・

しかしハリーはハグリッドの用事が何であれ行ったほうがいいような気がしました。ハグリッドがハリーにこんな夜遅くに来るように言うなんて初めての事だったからです。そこでハリーは早めにべッドに入るふりをして・・・

11時半に「透明マント」を被ってこっそり談話室に戻りました。ハーマイオニーが外から「太った婦人」を開けてくれたのでした。ハリーはハーマイオニーにお礼の言葉を囁いて城の中を通り過ぎてハグリッドの小屋に・・・

そして「第1の課題」の内容を知ったのです。

「ドラゴンだ」

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4巻のシリウス・ブラック(4)(12回シリーズ)

シリウスが捕まったら僕のせいだ。シリウスをアズカバンに逆戻りさせてなるものか!シリウスに「戻って来るのは無駄です」と書いた手紙を折り返し送ったハリーだったのですが、シリウスからは「帰国してちゃんと隠れている」という返事の手紙が届きました。ほんの少し安心したハリーだったのですが・・・(全3項目)

3-1.吸魂鬼より先に
翌朝早々と目が覚めたハリーはまるで眠っている間も脳みそが夜通しずっと考えていたかのように完全な計画が出来上がっていました。誰もいない談話室に下りて行くと即座にシリウス宛ての手紙を書いてふくろう小屋に・・・

ヘドウィグは昨夜ハリーに邪険にされた事に腹を立てハリーに尾っぽを向けるばかりでした。ハリーが感謝の礼を尽くさなかったからです。やむなくハリーがヘドウィグは疲れているだろうからロンにピッグウィジョンを・・・

貸してもらおうかと仄めかすとヘドウィグはようやく脚を突き出して手紙を運ぶ事を承諾したのでした。ハリーはヘドウィグを腕に乗せて運びながら背中を撫でて頼みました。ヘドウィグはハリーの指を甘噛みしましたが・・・

「吸魂鬼より先に」

普段よりかなり強めの噛み方でした。それでも「お任せください」と言わんばかりに静かにホーと鳴きました。ヘドウィグは朝日に向かって飛んで行きました。ハリーはヘドウィグのその姿が見えなくなるまで見送ったのでした。

「ハリー、それって嘘でしょう。傷痕が痛んだのは勘違いじゃないわ。知ってるくせに」

朝食の時シリウスに「こちらに戻って来るのは無駄です」と書いた手紙をヘドウィグに持たせた事をロンとハーマイオニーに打ち明けるとハーマイオニーは厳しい口調でこう言いました。それにハリーはこう切り返したのでした。

「だからどうだって言うんだい?僕のせいでシリウスをアズカバンに逆戻りさせてなるもんか」

ハーマイオニーは反論しようと口を開きかけました。しかしロンが「辞めろよ」とぴしゃりと言うとハーマイオニーはこの時ばかりはロンの言う事を聞いて押し黙りました。それからというものハリーはシリウスの事は・・・

極力心配しないように努めました。もちろん毎朝ふくろうが手紙を運んで来るたびにヘドウィグを探してしまいます。さらにベッドに入って眠りに落ちる直前にはシリウスがロンドンの暗い通りで吸魂鬼に追い詰められて・・・

恐ろしい光景が目に浮かんでしまうのはどうしようもありませんでした。しかしそれ以外はシリウスの事を考えないよう自分に言い聞かせました。

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4巻のシリウス・ブラック(3)(12回シリーズ)

ヘドウィグの身に何か起こったんじゃないだろうか?シリウスは手紙を受け取らなかったのでは?一日千秋の思いでシリウスの返事の手紙を待ち侘びていたハリーだったのですが、その手紙は学期に入って4日目の木曜日の夜にようやく届きました。ところが・・・(全3項目)

3-1.学期が始まっても
こうしてシリウスからの返事の手紙が届かないまま新学期を迎えてしまいました。ハリーたち3人が朝食の席で時間割のラインナップをチェックしていると突然頭上で羽音がしました。開け放した窓から入って来たのは・・・

百羽のふくろうが朝の郵便を運んで来ました。ハリーは反射的に見上げましたが茶色や灰色の群れの中に白いふくろうつまりヘドウィグは影も形も見えませんでした。がっかりして胃が落ち込むような気分を押さえつけ・・・

ハリーは食べかけていたオートミールを再び食べ始めたのでした。ヘドウィグの身に何か起こったんじゃないだろうか?シリウスは手紙を受け取らなかったのでは?ハリーの脳裏に思い浮かぶのは不吉な事ばかりというわけです。

この日の最初の授業は「薬草学」でした。グショグショした野菜畑を通って第3温室にたどり着くまでハリーはシリウスの手紙が今日も届かなかった事ばかりを考えていました。ところがそこでスプラウト先生が紹介した・・・

今まで見た事もないような醜い植物を見せられて心配事もようやくお預けになったのでした。植物というより真っ黒な太い大ナメクジが土を突き破って直立しているようでした。微かにのたくるように動きその1本1本に・・・

テラテラ光る大きな腫れ物がブツブツと噴き出して中には液体のような物が詰まっていました。それはブボチューバあるいは腫れ草といって膿を搾って集めないといけないのだそうです。何でもこのブボチューバの膿は・・・

頑固なニキビに素晴らしい効き目があるのだそうです。ハリーたちグリフィンドール生は次の科目も「魔法生物飼育学」と引き続き屋外の授業でハリーはしばしの間はシリウスの事を心配する心の余裕がなかったのですが・・・

昼食後城の中に戻ると・・・

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4巻のシリウス・ブラック(2)(12回シリーズ)

何ゆえ額の傷痕に痛みが走ったのか?こういう時に頼りになるのはやっぱりシリウスという事でハリーはシリウス宛てに手紙を出したのでした。ところが待てど暮らせどシリウスからの返事の手紙が届きません。そしてついに夏休み最終日の8月31日を迎えてしまったのでした。(全3項目)

3-1.ロンとハーマイオニーに
14才になった今年の誕生日ハリーは全部で4つのバースデー・ケーキを受け取りました。ロンにハーマイオニーにハグリッドそして4つ目がシリウスから贈られたケーキでした。何故4つものケーキを貰ったのかと云えば・・・

この夏休みは学校の養護の先生からダドリーに対してダイエットの勅命が下されたからです。ペチュニア叔母さんはダドリーの気分が良くなるようにと家族全員がダイエットをするよう主張しました。そのためハリーは・・・

この夏をニンジンの切れ端だけで生き延びる羽目になりそうだとの気配を察したハリーは即座にヘドウィグを飛ばして友の助けを求めたのでした。友達諸士はハリーのこの一大事に敢然と立ち上がったというわけなんですよね。

ヘドウィグを自由に飛ばす事ができたのもシリウスのお陰というわけです。そしてハリーはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦するために2年ぶりに「隠れ穴」に入りました。すると早々にハーマイオニーから・・・

「ハリー、あなたのほうは、夏休みはどうだったの?私たちからの食べ物の小包とか色々届いた?」

こう訊かれたのでした。そして夕食の席でロンはテーブルをずっと見回して全員が話に気を取られている事を確認してから低い声でハリーにシリウスの近況を訊いて来たのでした。ハーマイオニーも振り向き聞き耳を立てました。

「それで-シリウスから近頃便りはあったのかい?」

ハリーもまたこっそりと「うん」と返事をしたのでした。そして手紙が2通届いた事。元気みたいだという事。おととい手紙を書いたので、ここにいる間にシリウスから返事の手紙が届くかもしれないと2人に報告したのでした。

ところがシリウスからの返事の手紙は・・・

待てど暮らせど・・・

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4巻のシリウス・ブラック(1)(12回シリーズ)

さて!今日から3週間ぶち抜きで第4巻「炎のゴブレット」のシリウスをゆっくりとそしてじっくり振り返ってみたいと思います。真夜中に突然額の傷痕に痛みが走って「こんな時に父親か母親のような相談に乗ってくれる大人の魔法使いがいたら」とハリーが考えていると脳裏に浮かんだのが・・・(全3項目)

3-1.シリウスへの思い
夏休みも残り2週間。そしてクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を2日後に控えた日の未明にハリーは額の傷痕に痛みが走って目が覚めました。7月の31日にロンとハーマイオニーから届いた誕生日カードを眺めながら・・・

この事を2人に話したら何と言うだろう?と考えを巡らせていた時ハリーは「誰か父親か母親のような人が欲しい」と思いました。大人の魔法使いで「こんな馬鹿な事を」と思わずに相談に乗ってくれる人がいたらいいのにと。

こういう時に闇の魔術の経験があって自分の事を心配してくれる誰かがいたらいいのに。するとハリーの脳裏に浮かんだのがシリウスだったのです。こんな簡単で明白な事を思いつくのに何故こんなに時間がかかったのだろう?

ハリーは自分でもまだ驚いていました。しかし実はそんなに驚くほどの事ではないかもしれない。そもそもシリウスがアズカバンを脱獄して来たのはハリーを殺害するためではなく助けるためだったとハリーが知ったのは・・・

ほんの2ヵ月前の事だったのです。あの輝かしい1時間の間「叫びの屋敷」から学校の校庭に戻って来る途中でハリーはシリウスから「一緒に暮らさないか?」と言われたのです。ダーズリー一家と別れられるとそう思ったのです。

ところがそのチャンスはたちまち奪われてしまいました。シリウスの無実を証明するピーター・ペティグリューことワームテールが逃げてしまったのです。そのためシリウスは再び逃亡生活をする事を余儀なくされたのでした。

ワームテールを逃がしさえしなければシリウスと暮らす事ができた。その思いが夏休みに入ってからハリーの脳裏から離れませんでした。一度は抱いた希望が打ち砕かれてハリーはプリベット通り4番地に戻って来るのは・・・

この家に戻って来るのは2倍も辛かったのです。

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杖職人のオリバンダー翁(4)(シリーズ最終回)

杖は持ち主の魔法使いを選ぶ。オリバンダー翁の言う所によればヴォルデモートはもはやハリーを滅ぼすためにだけ「ニワトコの杖」を求めているわけではないとそう言うのです。絶対に所有すると決めている。ハリーの問いにオリバンダー翁は「あなたは深遠なる質問をする」と言ったのでした。その質問とは?(全3項目)

3-1.杖の秘術
オリバンダー翁が言うには杖そのものに負う所も大きい。さらには「どんな風に手に入れたかが関係して来る」との事でした。一般的に言うなら杖を勝ち取ったのであれば杖の忠誠心は変わるとオリバンダー翁はそう言うのです。

「まるで杖が感情を持っているような話し方をなさるんですね」と言うハリーに対してオリバンダー翁は「杖が魔法使いを選ぶのじゃ。そこまでは杖の術を学んだ者にとって常に明白な事じゃた」とはっきり明言したのでした。

「僕はこの杖をドラコ・マルフォイから力ずくで奪いました。僕が使っても安全でしょうか?」

ハリーのこの問いにオリバンダー翁は「そう思いますよ。杖の所有権を司る法則には微妙なものがあるが克服された杖は通常新しい持ち主に屈服するものじゃ」と答えました。するとオリバンダー翁の言葉を聞いてロンは・・・

「それじゃ、僕はこの杖を使うべきかなぁ?」

それはロンがマルフォイの館でピーター・ペティグリューことワームテールから奪った杖でした。オリバンダー翁はロンに「君が勝ち取った杖だから他の杖よりもよく君の命令を聞き良い仕事をするだろう」と言ったのでした。

オリバンダー翁のこの言葉に対してハリーが「その事は全ての杖に通用するのですね?」と訊くとオリバンダー翁は「そうだと思う」と答えた後にハリーは深遠なる質問をする。杖の術は魔法の中でも複雑で神秘的な部分だと。

2人の話はさらに奥深く極致へと・・・

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杖職人のオリバンダー翁(3)(4回シリーズ)

ヴォルデモートの復活が「日刊予言者新聞」に掲載されて公になると数多くの人々が殺害されたり行方不明になったりしました。そんな姿を消した中にオリバンダー翁もいたのでした。そしてハリーがそのオリバンダー翁との再会を果たしたのは?(全3項目)

3-1.ヴォルデモートが復活して
ハリー4年生の学期末にはヴォルデモート卿が復活しました。ところがヴォルデモートの目論見は外れてハリーは生きてホグワーツに逃げ帰りヴォルデモートが復活を一番知らせて欲しくない人物に知らせてしまったのでした。

それはもちろんアルバス・ダンブルドアというわけです。さらに困った事にその一年後にはヴォルデモートは魔法省で魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭にして沢山の魔法省の役人にその姿を目撃されてしまったのでした。

ヴォルデモートの復活は「日刊予言者新聞」に掲載され魔法界の全ての人々がそれを知る事になったのでした。復活が明らかになった事を受けてヴォルデモートは活動を活発化させたというわけなんですよね。そのために・・・

「日刊予言者新聞」にはほぼ毎日のように失踪事件や奇妙な事故さらには死亡事件も報道されるようになりました。そして初めて「隠れ穴」で開催されたハリー16才の誕生日パーティは暗い話題が満載になってしまったのでした。

吸魂鬼の襲撃事件にイゴール・カルカロフの死体が北のほうの掘っ立て小屋で見つかったという事件。さらにはダイアゴン横丁でアイスクリームの店を営んでいたフローリアン・フォーテスキューが失踪した事件に続いて・・・

「ダイアゴン横丁と言えばオリバンダーもいなくなったようだ」

それはウィーズリーおじさんが切り出した話でした。店が空っぽで争った跡がなかったそうです。自分で出て行ったのか?誘拐されたのか?誰にも分らないんだそうです。ジニーが杖が欲しい人はどうするの?と訊くと・・・

ルーピンが「他のメーカーで間に合わせるだろう」と答えました。しかしオリバンダーは最高だった。もし闇の陣営がオリバンダーを手中にしたとなると我々にとってはあまり好ましくない状況だとルーピンは言ったのでした。

そしてオリバンダー翁は・・・

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杖職人のオリバンダー翁(2)(4回シリーズ)

4年生になった時。ハリーは全く予想だにしていなかった事だったのですが三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまいました。するともう二度と会う事もないだろうと思っていたオリバンダー翁と思わぬ形で再会する事になったのでした。それは競技の開始に先駆けて行われた・・・(全3項目)

3-1.杖調べの儀式で
通常の場合魔法の杖というのは一生ものなので杖を買い求めるためにオリバンダーの店に行く機会も1回限りになるというわけです。したがって本来ならハリーもまたオリバンダー翁と会うのも一度だけになるはずだったのです。

それが4年生の時にハリーは心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまいました。そのため競技の開始に先駆けて「杖調べ」の儀式が執り行われる事になりハリーは3年ぶりにオリバンダー翁と再会したのでした。

再び儀式が行われる部屋にハリーが入って行くと既に他の代表選手は扉近くの椅子に腰掛けていました。ハリーは急いでセドリック・ディゴリーの隣に座るとビロードカバーのかかった机のほうを見ました。そこにはもう・・・

カルカロフ校長にマダム・マクシームさらにはクラウチ氏とルード・バグマンの5人中4人の審査員が席に着いていました。そしてダンブルドア校長も審査員席に座ると代表選手に向かってこう話しかけたというわけなんですよね。

「オリバンダーさんをご紹介しましょうかの?試合に先立ち皆の杖が良い状態かどうかを調べ確認してくださるのじゃ」

ハリーは部屋を見回し窓際にひっそりと立っている大きな淡い目をした老魔法使いを見つけてドキッとしました。あのヴォルデモートの杖と共通の芯を持つ杖を買い求めて以来3年ぶりのオリバンダー翁との再会だったからです。

「マドモアゼル・デラクール。まずあなたからこちらに来てくださらんか?」

オリバンダー翁は部屋の中央の空間に進み出て、まずボーバトンの代表選手フラー・デラクールに声をかけました。フラーはオリバンダー翁のそばに軽やかに近づくと杖を渡したのでした。こうして杖調べの儀式が始まったのです。

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杖職人のオリバンダー翁(1)(4回シリーズ)

さて!今週はイギリス魔法界では最高峰の杖職人の「この人」を取り上げてみる事にしました。ハリーは11才の誕生日にハグリッドに連れられて学用品を揃えるためにダイアゴン横丁に行きました。そして一番最後に立ち寄ってあの運命の杖を買い求めたのが・・・(全3項目)

3-1.最後に立ち寄った店
ハリーポッター・シリーズの場合大部分の人物の初登場シーンは主人公のハリーと初めて出会った時になります。そしてこのオリバンダー翁もその例に漏れないというわけです。ハリーが初めてオリバンダー翁に会ったのは?

それは11才の誕生日にハグリッドに連れられて学用品を揃えるために初めてダイアゴン横丁に行った時でした。そして最後に立ち寄ったのが「オリバンダーの店」だったというわけです。ハリーが店の中に入って行くと・・・

そこは狭くてみすぼらしい店でした。ハリーが入って行くと奥の方でチリンチリンとベルが鳴ってやがて「いらっしゃいませ」と柔らかい声がしました。目の前に店の薄明かりの中で大きな薄い色の目が2つの月のように・・・

輝いていました。その老人がオリバンダー翁でした。ハリーがぎこちなく「こんにちは」と言うとオリバンダー翁は「おおそうじゃ。そうじゃとも、そうじゃとも。まもなくお目にかかれると思ってましたよ」と言ったのでした。

ここでオリバンダー翁はハリーの両親が買っていった杖を紹介しています。お母さんのリリーは26センチの長さで柳の木で振りやすい。そしてお父さんのジェームズはマホガニーで28センチのよくしなる杖だったんだそうです。

そしてここでオリバンダー翁が口にしたのが「杖の方が持ち主の魔法使いを選ぶ」という言葉だったんですよね。しかしハリーはオリバンダー翁が「瞬きしてくれたらいいのに」と思ったのでした。それは銀色に光る目が・・・

少し怖かったからです。すると今度はオリバンダー翁はハリーの額の稲妻形の傷に触れて「悲しい事にこの傷をつけたのもわしの店で売った杖じゃ」と静かに言ったのでした。34センチもあるイチイの木の杖だったんだそうです。

ここでオリバンダー翁は頭を振ってようやくハグリッドに気づきました。ハグリッドの杖は41センチの樫の木でよく曲がる。しかしホグワーツを退学になった時に折られてしまったそうです。しかしハグリッドがその杖を・・・

今も持っていると言うとオリバンダー翁は「まさか使ってはおるまいの?」とピシャリと言ったのでした。ハグリッドは「とんでもない」と答えました。しかしハリーはハグリッドがビンクの傘の柄を強く握り締めたのを・・・

見逃さなかったのでした。

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