改めて「姿現わし術」と「姿くらまし術」について(2)(4回シリーズ)

ダンブルドアが死んでからというものハリーは生まれ故郷のゴドリックの谷に行って両親の墓参りをする事を強く願うようになりました。しかしハーマイオニーは当然ヴォルデモートもその事を予想しているに違いないと反対していました。ところがハーマイオニーに「ある考え」が浮かんで・・・(全3項目)

3-1.行ってしまった
目を開けると金色と緑が眩しく飛び込んで来ました。ハリーは何が起こったのか?さっぱり分らず顔の近くでピクピク動いている物があるので何か小さくて獰猛な生き物と顔を合せる事を覚悟しながら上半身を起こしたのでした。

しかしそのピクピクしている物はロンの片足でした。ロンもハーマイオニーも森の中に横たわっていました。自分たちのいる所が森だと判ってハリーは一瞬「禁じられた森」かと思って心が躍りました。しかし違っていたのです。

「どうしたんだろう?」
「ばらけたんだわ」

ハーマイオニーがロンのシャツを破るのをハリーは恐ろしい思いで見つめていました。ハリーは「ばらけ」を何か滑稽なものだと思っていました。しかしロンのまるでナイフでそっくり抉り取ったかのようにごっそりと・・・

肉が削がれているのを見てハリーは腸がザワッとしたのでした。ロンの目はもはやほとんど閉じられて白目の一部が細く見えるだけでした。さらにこの後ハリーはハーマイオニーから衝撃的な言葉を聞かされる事になったのです。

「ハリー、私たち、もうあそこへは戻れないと思うわ」

「姿くらまし」した時にヤックスリーがハーマイオニーを掴んだというのです。あまりに強く掴んだのでハーマイオニーはヤックスリーを振り切る事ができなかった。そのためヤックスリーを「忠誠の術」の保護圏内に・・・

入れてしまったとハーマイオニーはそう言うのです。こうしてハリーたちはグリモールド・プレイス12番地とクリーチャーを失う事になり食料の確保に苦労する事となりました。そんな放浪の日々に嫌気が差したロンは・・・

ハリーとハーマイオニーを置いてテントを出て行ってしまったのでした。

「い-行って-行ってしまったわ!姿くらましして!」

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改めて「姿現わし術」と「姿くらまし術」について(1)(4回シリーズ)

さて!ふと気づいてみれば今月は同じカテゴリー(魔法・呪文)の記事が続いたので、それならいっそという事で今週はこの機会に「この魔法」の事を取り上げてみる事にしました。今回は第7巻「死の秘宝」でハリーたち3人が「どのような経緯で」この魔法を使う技術を発達させて行ったのかを振り返ってみる事にしました。(全3項目)

3-1.結婚式の会場から
「姿くらまし術」と「姿現わし術」はテストを受けて合格しないといけないんだそうです。それというのもバラけてしまったりすれば当の本人は身動きが取れなくなってしまう上に私たちマグルがそれを目撃したりすると・・・

後始末が大変になるからなのだそうです。もし無免許でやって事故でも起こそうものなら相当額の罰金を払う事になるんだそうです。そのためウィーズリーおじさんに言わせれば「遅いが箒のほうが安全でいい」との事でした。

テストを受けられるのは「17才以上」つまり成人に達した人たちのみという事になります。ハーマイオニーは学期が始まって早々の9月19日にそしてロンは3月1日が誕生日なので、その日を過ぎれば試験を受ける事ができます。

しかしハリーの場合は誕生日が7月31日なので学期中に試験を受ける事はできません。それに加えて17才の誕生日の翌日には魔法省がヴォルデモートに乗っ取られてしまったので、それからはずっと無免許でやっていたのでした。

さらにロンも最初に試験を受けた時に落ちてしまったので、ハリーに「今度は一緒に受けられる」と言っていたら同様の理由で受け損なってしまったため、3人の中でちゃんと合格していたのはハーマイオニーだけだったのです。

「ここはどこだ?」

こう訊いたのはロンでした。ビルとフラーの結婚式が死喰い人の集団に急襲されてハリーとロンが手を握った瞬間にハーマイオニーがその場で「姿くらまし」したのです。目を開けた時にハリーは一瞬まだ式場なのではと・・・

それは依然として大勢の人に周りを囲まれていたからです。するとハーマイオニーが息を切らせながら「トテナム・コート通りよ」と答えました。ロンが後学のためにと言って何故トテナム・コート通りなの?と訊くと・・・

「分らないわ。ふと思いついただけ。でもマグルの世界にいたほうが安全だと思うの。死喰い人は私たちがこんな所にいるとは思わないでしょうから」

こうしてハリーたち3人が揃って最初にした「姿くらまし」はやはり唯一試験に合格していたハーマイオニーが主導権を握って、死喰い人集団に襲われたビルとフラーの結婚式の会場から脱出するために使われたというわけです。

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改めて呼び寄せ呪文について(4)(シリーズ最終回)

ハリーは当初は「この呪文」が苦手でした。しかし「第1の課題をクリアするためにはどうしても必要」という事で猛特訓の末に習得したのでした。それが最後の最後になってハリーの命を繋ぎ生き永らえる決め手になったのです。それは三大魔法学校対抗試合の最後の課題の時に・・・(全3項目)

3-1.優勝杯が!
ハリーはセドリックを見て次に優勝杯を見ました。一瞬ハリーの脳裏に優勝杯を持って迷路から出て行く自分の姿を思い浮かべました。観衆の歓声が聞こえてチョウの顔が賞賛で輝く。しかしその光景はすぐに消え去ったのです。

「2人ともだ」

「えっ?」と言って驚くセドリックにハリーは「2人一緒に取ろう。ホグワーツの優勝に変わりない。2人引き分けだ」と言ったのでした。そう言うハリーにセドリックは「それでいいのか?」と訊いて来ました。すると・・・

「ああ。僕たち助け合ったよね?2人ともここにたどり着いた。一緒に取ろう」

一瞬セドリックは耳を疑うような顔をしました。しかしにっこりと笑ったのでした。そしてハリーに「話は決まった。さあここへ」と言うとハリーの肩を抱くように抱えて優勝杯の載った台までハリーが歩くのを支えたのでした。

そしてハリーとセドリックは3つ数えて同時に優勝杯の取っ手を掴みました。途端にハリーはお腹の裏側のあたりがぐいと引っ張られたように感じたのでした。両足が地面を離れました。優勝杯の取っ手から手が外れません。

どういうわけか?三大魔法学校対抗試合の優勝杯が「移動キー」になっていたのです。優勝杯はハリーとセドリックを一緒に引っ張って行きます。そして到着した見知らぬ場所では2人を恐ろしい運命が待ち受けていたのでした。

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改めて呼び寄せ呪文について(3)(4回シリーズ)

ドラゴンを空中で出し抜くためにはファイアボルトが必要になる。そしてそれを手に入れるためにという事で必要に迫られて「この呪文」を習得したハリーだったのですが、意外と云えば意外な所でこの呪文は使われたのでした。それはボーバトンの男子生徒がクリスマス・ダンスパーティの時に・・・(全3項目)

3-1.代表選手なんだから
とある木曜日の「変身術」の授業後ハリーは呼び止められたマクゴナガル先生の前に暗い気持ちで立ちました。それというのもハリーは授業中ロンと共にマクゴナガル先生に叱責を受けていたからです。それが意外な事に・・・

「ポッター、代表選手とそのパートナーは-」

当初ハリーはマクゴナガル先生の言っている事の意味が分りませんでした。しかし結論はつまり対抗試合の代表選手はクリスマス・ダンスパーティで最初に踊らなくてはならない。したがってハリーは代表選手なのだから・・・

必ずパートナーを連れて来るようにとの事だったのです。ハリーの元に戻って来たロンは友情が復活した事の証に「君は代表選手だから苦労しない。ハンガリー・ホーンテールをやっつけたばかりだし」と言ってくれたのでした。

ところが・・・

ハリーが誘いたいと思っていたチョウ・チャンはハリーがぐずくずしている内に他の人に誘われてしまいました。ロンもハリーも明日からクリスマス休暇に入るという金曜日の夜になってもパートナーは見つからなかったのです。

「パーバティ?僕とダンスパーティに行かない?」

ハリーにこう言われてパーバティ・パチルはクスクス笑いの発作に襲われたようです。結局ハリーはパーバティ・パチルと行く事になりました。そしてロンはパーバティの妹でレイブンクロー生のパドマと行く事になりました。

ところがパーティ当日には・・・

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改めて呼び寄せ呪文について(2)(4回シリーズ)

初登場時はフレッドとジョージが6ヵ月の歳月をかけて作った「トン・タン・タフィー」ことベロベロ飴をウィーズリーおばさんが没収するのに使った「この魔法」だったのですが、ハリーは三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれてしまい「第1の課題」をクリアするために必要に迫られて・・・(全3項目)

3-1.マッド・アイ・ムーディのアドバイス
ロンがハリーの元を離れて行ってしまったためハリーは三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまってからは、ハーマイオニーと「第1の課題」をクリアする方法すなわち「どうしたらドラゴンを出し抜けるのか?」を・・・

図書室にこもってその手段を探し続けたのでした。しかし「これだ!」というものは見つかりませんでした。ところがハリーにとっては思いもかけない所から助け舟が入ったのです。それは何と課題の前日の月曜日の事でした。

「すると・・・ドラゴンの事を知ってしまったのだな?」

ハリーがセドリック・ディゴリーに「第1の課題はドラゴンだ」と教えた直後の事でした。聞き慣れたコツッコツッという音が背後からしたかと思うとマッド・アイ・ムーディがハリーに自分の部屋に来るようにと言ったのです。

自分は贔屓はしない。ただお前に幾つか一般的な良いアドバイスをするだけだと言ったムーディが最初に提示したのは「自分の強みを生かす試合をしろ」というものでした。自分に強みなんて何にもないと言うハリーに・・・

「お前には強みがある。わしがあると言ったらある。考えろ。お前が得意なのは何だ?」

ハリー唯一の強みそれはクィディッチです。ムーディはハリーをじっと見据えると「お前は相当の飛び手だとそう聞いた」と言ったのでした。それに対してハリーが許可されているのは杖だけで箒はされていないと言うと・・・

「効果的で簡単な呪文を使い自分に必要な物を手に入れる」

ハリーが得意なのは飛ぶ事です。ドラゴンを空中で出し抜く必要がある。それにはファイアボルトが必要になります。そしてそのファイアボルトを入手するための「効果的で簡単な呪文」というのは一体何なのかと云えば・・・

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改めて呼び寄せ呪文について(1)(4回シリーズ)

先週は「浮遊術」をやったので今週はこれもまた要所要所でとても役に立った「この魔法」を取り上げてみる事にしました。今回は第4巻「炎のゴブレット」でこの魔法が使われた場面を振り返ってみる事にします。初めて登場したのはハリーたちがクィディッチ・ワールドカップの競技場に向かう時でした。(全3項目)

3-1.ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ
ハリーは4年生の夏休みにクィディッチ・ワールドカップの観戦のため2年ぶりに「隠れ穴」に滞在する事になりました。その時ウィーズリーおばさんの口から聞いたのがこのウィーズリー・ウィザード・ウィーズだったのです。

「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズって何なの?」

ロンにハーマイオニーそれにジニーと階段を上りながらハリーがこう訊きました。ロンとジニーは笑い出しましたがハーマイオニーは笑いませんでした。ロンの説明によるとウィーズリーおばさんがフレッドとジョージの・・・

部屋を掃除していたら注文書が束になって出て来たそうです。それは2人が発明した物の価格表で昔からずっとフレッドとジョージの部屋からは爆発音が聞こえていました。それはそういう物を作っている音だったんだそうです。

2人はその発明品をホグワーツで売って稼ごうと計画していたんだそうです。それで母親のウィーズリーおばさんがカンカンに怒って「もう何も作っちゃいけません」と言って注文書を全部焼き捨ててしまったとの事でした。

それというのもおばさんは2人に対しては以前から散々腹を立てていたのだそうです。それは2人がふくろう試験でおばさんが期待していたような成績を取って来なかったからなんだそうです。おばさんとしては2人には・・・

父親のアーサー氏と同様に魔法省に入って欲しかった。ところが2人は「どうしても悪戯専門店を開きたい」とそう言ったんだそうです。それは母親としては当然上手く行くのか行かないのかが分らない商売なんかより・・・

役所に勤めたほうがいいというわけです。だから2人に対しては神経をピリピリさせているというわけなんですよね。

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浮遊術(4)(シリーズ最終回)

最終学年の年度ハリーはヴォルデモートの分霊箱を探し出して破壊するために学校には生徒としては戻りませんでした。ヴォルデモートが分霊箱の1つ蛇のナギニと共に「叫びの屋敷」にいると知ってハリーたち3人はそこに向かいましたが、ハリーたちの前に最後に立ち塞がったのは?(全3項目)

3-1.最後の隠し場所
6年生の学期末にホグワーツ魔法魔術学校校長アルバス・ダンブルドアが死亡した事を受けて、ハリーは来年度は学校に戻らずヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出る事を決意したのでした。ロンとハーマイオニーもまた・・・

ハリーに同行する事になりました。3人の旅は食料の確保に苦労したりロンが度重なる苦難に耐え切れず2人の元を一旦去ってしまったり、移り行く季節に翻弄されたりと難儀を極めましたがやっとの事で最後の隠し場所が・・・

ホグワーツだと判りハリーは「ただ行くだけじゃ駄目よ。何の計画もないじゃないの」と言うハーマイオニーを振り切ってホグズミード村に入ったのでした。村では待ち構えていた死喰い人に吸魂鬼を仕掛けられましたが・・・

「ホグワーツでは助けを求める者には必ずそれが与えられる」

死喰い人の足音がだんだん大きくなって来ました。恐怖と衝撃でハリーがどうすべきか決めかねていると、近くで閂を外す音がして狭い脇道の左手の扉が開いてガサガサした声が「ポッター、こっちへ早く!」と言ったのでした。

ハリーは迷わずその声に従いました。3人は開いた扉から中に飛び込みました。背の高い誰かが「2階に行け。マントは被ったまま静かにしていろ!」と言うのでハリーたちは別の扉を通ってぐらぐらした木の階段を昇って・・・

そこはかつてハリーたちが一度だけ利用した事のある「ホッグズ・ヘッド」でした。ダンブルドア校長の弟のアバーフォースが経営しているバーでした。ハリーの人生を大きく変える事になる予言が成された場所でもありました。

ハリーたちは2週間ほど前に新たにできたというホッグズ・ヘッドと「必要の部屋」を繋ぐ秘密の通路を、迎えに来たネビルと共に歩いてヴォルデモートより先にさらにはスネイプ校長やカロー兄妹にも気づかれる事なく・・・

ホグワーツ入りしたのでした。

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浮遊術(3)(4回シリーズ)

フレッドとジョージが去ったホグワーツは落ち着きを取り戻す所か混乱に拍車がかかり収拾できない状態になりました。アンブリッジの部屋には何者かが2回もニフラーを入れて滅茶苦茶に破壊されてしまったのでした。そのニフラーを入れた人物とは?そしてその方法というのが・・・(全3項目)

3-1.フレッドにジョージ後のホグワーツ
フレッドとジョージはイースター休暇明けにホグワーツを去りました。しかし2人の自由への逃走はそれから数日間に渡って何度も繰り返し語られました。ハリーはまもなくこの話がホグワーツの伝説になると確信したのでした。

その場面を目撃した者でさえ1週間も経たない内に「箒に乗った2人が急降下爆撃してアンブリッジめがけてクソ爆弾を浴びせかけてから正面扉から飛び去って行った」というかなり誇張した話を半分信じているほどだったのです。

フレッドとジョージが去った余波でその直後は「2人に続け!」という大きなうねりが起きました。生徒たちが2人の話をするのが頻繁にハリーの耳に入って来ました。例えば僕も箒に飛び乗ってここから出て行きたいとか・・・

あんな授業がもう1回あったら自分は即座にウィーズリーしちゃうななどという言葉でした。さらにアンブリッジの部屋の扉には箒の形の大穴が2つ空いていました。それはフレッドとジョージの箒のクリーンスイープが・・・

2人の所に戻る際にぶち空けた穴でした。フィルチが新しい扉を取り付けハリーのファィアボルトは地下牢に移されました。噂によるとアンブリッジはハリーの箒を武装したトロールの警備員を置いて守らせているのだそうです。

しかしアンブリッジの苦労はまだまだこれだけでは済みませんでした。フレッドとジョージの例に触発され大勢の生徒が今や空席になった「悪ガキ大将」の座を目指して競い始めたのです。そのためアンブリッジの部屋は・・・

さらなる災難を受ける事となったのです。

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浮遊術(2)(4回シリーズ)

12才の誕生日ハリーは惨めな気持ちでホグワーツそして手紙もくれないロンとハーマイオニーの事を思っていました。ところがそれは屋敷しもべ妖精のドビーがハリーに届いた全ての手紙を止めていたからだったのです。手紙を渡すのと引き換えにドビーがハリーに提示した条件とは?(全3項目)

3-1.よりにもよって
ハリーは惨めな気持ちでプリベット通り4番地の生垣を見つめていました。今日は12才の誕生日だというのにロンからもさらにはハーマイオニーからも「誕生日おめでとう」と書いた手紙も来なければプレゼントも届かない。

それに追い打ちをかけたのがダーズリー一家でした。今夜はそれはそれは大事なお客様が来るのだそうでバーノン叔父さんによれば「今日こそ我が人生最大の商談が成立するかもしれん」との事でした。そのためハリーは・・・

「それで、小僧、お前は?」
「僕は自分の部屋にいて物音を立てない。いないふりをする」

バーノン叔父が言うには「メイソンご夫妻はお前の事を何もご存知ないし知らんままでよい」のだそうです。そして運が良ければ「10時のニュース」が始まる前に商談が成立して明日の同時刻にはマジョルカ島に別荘を・・・

買っている事だろうと叔父さんはそう言うのです。パン二切れにチーズが一欠けらという粗末な夕食を食べ終わるか終わらない内にハリーはペチュニア叔母さんに「早く!2階へ!」と追い立てられて自分の部屋に戻りました。

ハリーは忍び足で自分の部屋にたどり着き中に入って扉を閉めベッドに倒れ込もうとしました。ところがペッドには既にもう先客が座り込んでいました。そこにいたのはコウモリのような長い耳でテニスボールくらいの・・・

緑の目がギョロリと飛び出した小さな生き物がいました。それは今朝プリベット通り4番地の庭の生垣からハリーを見ていたのと同じ目でした。よりにもよってここプリベット通り4番地に大事なお客様が来るという日に・・・

現れたのが・・・

「ドビーめにございます。ドビーと呼び捨ててください。屋敷しもべ妖精のドビーです」

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浮遊術(1)(4回シリーズ)

物を浮き上がらせるこの魔法はハリーポッター・シリーズ全7巻の要所要所しかも極めて重要な場面で使われているんですよね。そこで今週はこれが使用された所を順番に振り返ってみる事にします。実は当初は仲違いしていたハリーにロンそしてハーマイオニーとの関係を修復させたのが・・・(全3項目)

3-1.ハロウィンに
ハリーポッター・シリーズでは毎度お馴染みの事なんですが、当初ハリーは杓子定規で融通が利かず加えてお節介な性格のハーマイオニーを毛嫌いしていました。ロンもまた表向きはハーマイオニーを嫌っていたのですが・・・

それはまたハリーとは全く違う気持ちからハーマイオニーに対して反抗的な態度を取っていたというわけなんですよね。10月31日の「呪文学」の授業でハリーたちは初めて物を飛ばす魔法つまり「浮遊術」に挑戦したのでした。

フリットウィック先生は生徒を2人ずつ組ませて練習をさせました。ハリーはシェーマス・フィネガンと組みました。ところが何とロンはハーマイオニーと組む事になったのです。これにはロンもさらにハーマイオニーも・・・

双方が揃ってカンカンでした。ハーマイオニーは初めての飛行訓練授業でハリーが禁を破って箒に乗ったのに、クィディッチのグリフィンドール・チームのメンバーに選ばれてしまって以来2人とは口を利いていなかったのです。

長い腕を風車のように振り回してロンが呪文を叫んでいました。しかし机の上の羽根は全く浮かびません。ハーマイオニーが「言い方が間違っている」と言うので、ロンがハーマイオニーに「君がやってみろよ」と言うと・・・

「ウィンガーディアム レヴィオーサ!」

ハーマイオニーが上着の袖をまくり上げて杖をビューンと振り呪文をこう唱えました。すると羽根は机を離れて頭上高く浮かび上がったのです。フリットウィック先生は拍手をして「皆さん見てください」とそれは大喜びでした。

しかし授業が終わった時のロンの機嫌は最悪でした。ロンは廊下の人込みを押し分けながらハリーに「だから誰だってあいつには我慢できないっていうんだ。全く悪夢みたいな奴さ」と言って誹謗中傷の限りを尽くしていました。

誰かがハリーにぶつかり追い越して行きました。それがハーマイオニーだったのです。ハリーがその顔を見ると泣いていました。ハリーが「今の聞こえたみたい」と言うと、ロンはさらに追い打ちをかける言葉を浴びせたのです。

「誰も友達がいないって事はとっくに気がついているだろうぜ」

するとハーマイオニーは・・・

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ずる休みスナックボックス(4)(シリーズ最終回)

フレッドとジョージが夏休み期間中から取り組んで来たこの「ずる休みスナックボックス」は数々の困難や障害を乗り越えてついに完成したのでした。そして2人がホグワーツを去った後もアンブリッジを苦しめ続ける事になったというわけなんですよね。そしてその過程に関わっていたのは?(全3項目)

3-1.一種類完成!
そんなこんなで解毒剤が見つからなかったり今度はその解毒剤が見つかったと思ったら飲み込む暇がなかったり、口にはできない体の一部分に出来物が発生してみたりと数々の問題が起こったスナックボックスでしたが・・・

そんな中フレッドとジョージはついに「ずる休みスナックボックス」の1つを完成させたのでした。クィディッチの練習が中止になってしまいハリーは談話室で「魔法薬学」の宿題に取り掛かりましたが全く進みませんでした。

一方フレッドとジョージのほうは2人で交互にデモをやって見物人からやんやの喝采を浴びていたのでした。まず最初にフレッドが砂糖菓子のような物のオレンジ色の端を噛んで前に置いたバケツにゲーゲーと派手に吐きます。

それから同じ菓子の紫色の端を無理やり飲み込むと瞬時に嘔吐が止まってしまうのです。2人の親友のリー・ジョーダンがデモの助手を務めていてフレッドとジョージが吐いた汚物を時々「消失呪文」で消していたのでした。

吐く音と歓声が絶え間なく続いてフレッドとジョージが予約を取る声も聞こえて来るのでハリーは宿題どころではありませんでした。今回ハーマイオニーはどういうわけか「許せない!」とばかりに鼻を鳴らしているのに・・・

注意しようともせず静観しているので苛立つハリーは「行って止めればいいじゃないか!」と言ったのでした。ところがハーマイオニーが言うにはフレッドとジョージがしている行為を止める事は規則上はできないのだそうです。

自分が変な物を食べるのは個々の人間の権利の範囲内。さらには他の生徒たちが「そういう物を買う権利はない」と規則で定められているわけでもない。売られている物品が危険だと証明されなければ監督生と云えども・・・

それを止める権限はないというわけです。おそらくフレッドとジョージはハーマイオニーに止められないようにと学校の規則を十二分に調べ上げた上で談話室での「ずる休みスナックボックス」の販売に踏み切ったんでしょうね。

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ずる休みスナックボックス(3)(4回シリーズ)

母親のウィーズリーおばさんと同様フレッドとジョージに悪戯専門店の経営はふさわしくないと考えているハーマイオニーと2人は早速今日から授業が始まるという日の朝食の席で衝突する事になりました。そのためその日の夜フレッドとジョージが1年生を使ってスナックボックスの実験をしていた時にも・・・(全3項目)

3-1.新入生で
そんなわけで9月2日の朝食前にハーマイオニーが早々に剥がしてしまったフレッドとジョージの「実験台求む」の貼り紙だったのですが、どうやら間隙を縫って応募した生徒がいたようです。月曜日の夕食後の談話室には・・・

フレッドにジョージそれにリー・ジョーダンの3人が無邪気な顔の1年生のグループの真ん中に座っていました。フレッドは新入生たちに持っている大きな紙袋から何かを取り出し渡していました。そこでハーマイオニーが・・・

「駄目。残念だけど。あの人たちやりすぎだわ」

1人また1人と1年生たちはまるで見えないハンマーで頭を殴られたようにコトリと気絶して行きました。床に滑り落ちた者もいました。舌をだらりと出して椅子の肘掛けにもたれるだけの者もいました。見物人の多くは・・・

笑っていました。しかしハーマイオニーは肩を怒らせてフレッドとジョージのほうに一直線に行進していきました。一方フレッドとジョージの2人はメモ用のクリップボードを手に気を失った1年生を綿密に観察している所でした。

ハーマイオニーはフレッドとジョージに「沢山だわ!」と強硬に言い放ちました。すると2人とも少し驚いたようにハーマイオニーを見たのでした。ジョージは頷きながら「確かにこの用量で十分利くな」などと言っていました。

ハーマイオニーは「今朝言ったはずよ。こんな怪しげな物生徒に試してはいけないって」と言いました。それに対してフレッドは憤慨して「ちゃんとお金を払っているぞ」と言い返したのでした。さらにハーマイオニーが・・・

「関係ないわ。危険性があるのよ!」と言うとフレッドは「バカ言うな」と言った後さらにリー・ジョーダンがハーマイオニーに対して「カッカするなよ。こいつら大丈夫だから!」と反論したのでした。それというのも・・・

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ずる休みスナックボックス(2)(4回シリーズ)

夏休み中からスナックボックスの開発に着手していたフレッドとジョージは学校に戻ると早速寮の掲示板に実験台を募集する貼り紙をしました。ところがそんな2人の前に立ち塞がったのがやはり今年度から監督生になったハーマイオニーだったのです。しかしそんなハーマイオニーにフレッドとジョージは・・・(全3項目)

3-1.談話室の掲示板に
このようにしておそらくは夏休みに入った直後から「ずる休みスナックボックス」の開発に着手していたフレッドとジョージは、新学期初日の9月1日には早速寮の掲示板に実験台を募集する広告を貼り付けていたというわけです。

ハーマイオニーはその談話室の掲示板の張り紙を見て「何て事を」と言いました。そして「これはもうやりすぎよ」と言うと厳しい顔でフレッドとジョージが貼り出した掲示を剥がしました。そしてロンにこう言ったのでした。

「あの2人に一言言わないといけないわ」

するとロンは大仰天して「どうして?」と言ったのでした。それに対してハーマイオニーは「私たちが監督生だから!」と言いました。フレッドとジョージにこういう事を辞めさせるのが私たち監督生の役目だとそういうのです。

ロンは何も言いませんでした。フレッドとジョージがまさにやりたいようにやっているのに止めるのは気が進まない。ハリーの読みではロンの不機嫌な顔はそう思っているように見えました。つまりハーマイオニーもまた・・・

杓子定規で規律を重んじる性格で生真面目なハーマイオニーもまた母親のウィーズリーおばさんと同意見で「フレッドとジョージの2人に卒業後の進路として悪戯専門店はふさわしくない」と考えているというわけなんですよね。

この後フレッドとジョージにハーマイオニーは大広間の朝食の席で悪戯専門店を巡って火花を散らす事になったのでした。

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ずる休みスナックボックス(1)(4回シリーズ)

さて!あれ(伸び耳)をやったらこれもついでにという事で思い立ったので、先週に引き続きフレッドとジョージが発明してウィーズリー・ウィザード・ウィーズの人気商品になった「この魔法用具」を取り上げる事にしました。ハリーはロンドンの不死鳥の騎士団本部に入った2日目の朝に・・・(全3項目)

3-1.ハリーが出資して
学校を卒業したら悪戯専門店を開業したい。当初ロンはフレッドとジョージがこう言い始めた時には母親のウィーズリーおばさんを困らせるためにそう言っていると思っていたのだそうです。ところが2人は本気だったのです。

フレッドとジョージは悪戯専門店の開業資金を作るため、クィディッチ・ワールドカップの時は貯金の全部をバグマン氏の賭けに投入したり、三大魔法学校対抗試合が100年以上ぶりに開催される事となりその優勝賞金が・・・

一千ガリオンとダンブルドア校長の口から発表されると「17才以上」という年齢制限をクリアするために老け薬を飲んで代表選手に名乗りを上げようとしたりもしたのでした。しかし対抗試合の代表選手になる事はできず・・・

バグマン氏に預けた賭けのお金は踏み倒されて回収する事ができませんでした。そんなフレッドとジョージにハリーは対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを悪戯専門店の開業資金として提供したのでした。こうして2人は・・・

夏休みに入ってフレッドとジョージが悪戯専門店で売る商品の1つとして製作を開始したのが「ずる休みスナックボックス」だったというわけなんですよね。ハリーはそれをロンドンのグリモールド・プレイス12番地の・・・

不死鳥の騎士団本部に入ってから知ったというわけです。

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伸び耳(4)(シリーズ最終回)

グリンゴッツのレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分霊箱が隠されている事が判明して、ハリーたちは小鬼のグリップフックに協力を要請して計画作りが始まったのでした。ところがビルはハリーたちが「何をしようとしているのか?」を知っていたのです。しかしそれでもなおビルは・・・(全3項目)

3-1.ビルもまた?
グリンゴッツのレストレンジ家の金庫にはヴォルデモートの分霊箱が隠されている。そのためハリーたち3人はグリンゴッツの金庫破りをする必要に迫られたのでした。そこでグリップフックに協力を要請したというわけです。

「結論が出ました。ハリー・ポッター」

金庫破りを手助けしてもいい。ただしその見返りとしてグリップフックは「あの剣」が欲しいと言い出したのでした。あの剣はゴドリック・グリフィンドールがラグヌック1世から奪ったとグリップフックはそう主張するのです。

ハリーたち3人にとって「グリフィンドールの剣」は分霊箱を破壊するためには絶対欠かせない物です。渡すわけにはいかない。そこでハリーが「その時期は言わないようにして返すと約束すればいい」という事にしたのでした。

ハーマイオニーは反対しました。しかしそれでも「契約は成立」という事になりました。グリップフックとハリーが握手をしてハリーたちにグリップフックの4人はレストレンジ家の金庫を破る計画を練り始めたというわけです。

ハリーたち3人が食事の時にしか姿を現わさなくなったので「貝殻の家」の他の住人も何事かが起こっているという事に気づかないはずはありませんでした。しかし誰も何も訊いては来ませんでした。それでもハリーは・・・

食事のテーブルで考え深げな目で心配そうに自分たちを見ているビルの視線を頻繁に感じていました。私が思うに実はビルは「伸び耳」でハリーたち4人が部屋にこもってしている事がグリンゴッツの金庫破りの計画だと・・・

知っていたのです。

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伸び耳(3)(4回シリーズ)

ハリーにとっては巡り合わせの悪さも重なって「伸び耳」のその機能を生かし切れていませんでした。それがヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出た時極めて有用な情報を手に入れる事に成功したのです。それは校長室に飾られていた「グリフィンドールの剣」が・・・(全3項目)

3-1.偶然通った人たち
そんなこんなでハリーにとっては思わぬ形で我が身に撥ね返って来たり、やっと事前に有用な情報を手に入れる事ができたと思ったらロンにハーマイオニーと意見が合わなかったがためにそれを有効活用できなかったりと・・・

それはハリーたちが分霊箱を探す旅に出て次第に秋の色が濃くなって来た頃でした。ロンが食べ物の事で愚痴と文句ばかりを言うので、ハーマイオニーが「明日はあなたが食料を見つけて調理するといい」と言っていると・・・

「黙って!シーッ!黙って!」

ハリーが突然立ち上がって両手を挙げながらこう言ったのでした。ハーマイオニーは憤慨して「ロンの味方をするなんて」と言いました。しかしそうではなかったのです。傍らの暗い川の流れの音に人の声が混じって来たのです。

ハリーは小声でハーマイオニーに「耳塞ぎの呪文はかけてあるね?」と訊きました。それに対してハーマイオニーはそれだけじゃなくて「マグル避け」も「目くらまし術」も全部がかけてある。だから自分たちの声も姿も・・・

声は聞こえないし姿も見えないはずだと言ったのでした。話し声はだんだん大きくなって来ました。しかし話の内容はハリーの勘では相手方は5メートルが6メートルしか離れていないようですが川の流れの音が邪魔をして・・・

何を話しているのかは分りませんでした。ハーマイオニーはビーズバッグを素早く掴むと中を掻き回して「伸び耳」を3個取り出しハリーとロンに投げ渡したのでした。すると次の瞬間にはハリーは疲れたような男の声を・・・

聞く事ができたのです。

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伸び耳(2)(4回シリーズ)

当初は「不死鳥の騎士団の会議の内容を盗聴するため」という目的で作られたこの「伸び耳」だったのでした。それがハリーにとっては思わぬ形で我が身に撥ね返って来る事になってしまいました。そして翌年度それはハリーたち3人が初めてフレッドとジョージの店に行った時に・・・(全3項目)

3-1.ドラコ・マルフォイを追って
そんなわけでハリーにとってはフレッドとジョージが発明した最初の年度では思いもかけない展開になって、ハリーの周囲に様々な波紋を広げる要因になってしまった「伸び耳」だったのですが、それが翌年度になると・・・

それはくしくもハリーにロンにハーマイオニーの3人が初めてダイアゴン横丁に開店したフレッドとジョージの店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ」を訪問したその日に起きました。店の前をドラコ・マルフォイが・・・

「あいつのお母上はどこへ行ったんだろう?」
「どうやら撒いたらしいな」
「でも、どうして?」

ハリーはドラコ・マルフォイが母親を撒いて「どこに行こうとしているのか?」を考えるのに必死で、ハーマイオニーの問いかけには答えませんでした。ナルシッサが大事な息子からそう簡単には目を離すはずがないからです。

ハリーはさっと周囲を見回すとバックパックから「透明マント」を引っ張り出しました。ウィーズリーおばさんを心配そうに見ながらためらうハーマイオニーにロンが「来いよ!さあ!」と言ったのでした。そして3人は・・・

「こっちの方向に行った」

ドラコ・マルフォイは「夜の闇横丁」でハリーが唯一入った事のある「ボージン・アンド・バークス」に来ていました。猫背で脂っこい髪の店主ボージン氏とさかんに話をしているようでした。そこでハーマイオニーが・・・

「あの人たちの言ってる事が聞こえればいいのに」

そこでロンが興奮して「伸び耳だ。どうだ!」と言ったのでした。それを聞いてハーマイオニーは「凄いわ!」と言いました。店の扉に「邪魔よけ呪文」がかかっていないといいのにと言いつつ扉の下に差し込んでみると・・・

2人のやり取りが聞こえて来たのです。

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トキメキぼーい

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