ネビル・ロングボトム~その登場シーンを改めて詳しく振り返ってみる第一弾~(1)(8回シリーズ)

明日から7月!という事でこの月はハリーとネビルの誕生月なので今日から2週間ぶち抜きでまずはネビルを取り上げてみる事にしました。今回は第1巻「賢者の石」から順番にネビルの登場シーンを拾い出して振り返ってみる事にします。(全3項目)

3-1.初めてのホグワーツ特急の旅
おそらくはホグワーツ魔法魔術学校に入学する時に初めて経験するホグワーツ特急の旅というのは、喜びと希望に胸を躍らせている人もいれば不安や憂いを抱えながらという人もいて個々の人物によって千差万別なんでしょうね。

「ばあちゃん。またヒキガエルがいなくなっちゃった」
「まあ、ネビル」

残念ながらネビルの場合は後者の「不安や憂いを抱えながら」のほうになってしまったようです。ハリーとロンがいるコンパートメントに丸顔の男の子つまりネビルが泣きべそをかきながら入って来て2人にこう言ったのでした。

「ごめんね。僕のヒキガエルを見かけなかった?」

ハリーとロンが首を横に振るとネビルはしくしく泣き出して「いなくなっちゃった。僕から逃げてばっかりいるんだ!」と言ったのでした。ハリーが慰めるようにして「きっと出て来るよ」と言うとネビルはしょげ返って・・・

「うん。もし見かけたら」と言うとコンパートメントを出て行きました。ところがネビルはその直後に再びハリーとロンのいるコンパートメントに入って来たのです。その時ネビルは1人ではなく女の子を連れて現れたのでした。

「誰かヒキガエルを見なかった?ネビルのがいなくなったの」

それは何とはなしに威張った話し方で栗色の髪がフサフサしていて前歯が少し大きい女の子でした。ロンが「見なかったってさっきそう言ったよ」と言いましたが、その女の子はロンが杖を構えていたのでそちらのほうに・・・

気を取られたようです。女の子は「魔法をかけるの?それじゃ見せてもらうわ」と言うと座り込んだのでした。その女の子こそがハリーとロンの双方にとって後に「この世に2人といないかけがえのない人になる」という・・・

ハーマイオニー・グレンジャーその人だったのです。最初のホグワーツ特急の旅でハリーとロンの2人にハーマイオニーを引き合わせるきっかけを作ったのは実はヒキガエルを探しているネビルだったというわけなんですよね。

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改めて2巻のドビーについて(4)(シリーズ最終回)

贔屓の引き倒しとはまさにこの事でドビーの「ハリーには学校にいて欲しくない!」という思いとハリーの「学校に戻りたい!留まりたい!」という気持ちは真っ向から対立していました。しかし最後の最後に2人の思いと気持ちはようやく一致する事ができたのでした。それは?(全3項目)

3-1.ルシウス氏と共に
最初に出会っていきなり「ホグワーツに戻ってはなりません!」と言われて以来ハリーにとってドビーはありがた迷惑以外の何物でもありませんでした。2人の気持ちはすれ違いの連続で思いが一致する事は全くなかったのです。

そんなハリーとドビーがプリベット通り4番地と学校の医務室に続いて三度目の対面を果たしたのは、事の全てが解決してダンブルドアが停職処分を解かれて復帰し、ハリーがマクゴナガル先生の部屋を出ようとした時でした。

ハリーは立ち上がると部屋を出ようと扉の取っ手に手をかけました。するとそれと同時に扉が勢いよく開いたかと思うとルシウス・マルフォイ氏が怒りを剥き出しにして立っていたのでした。その後ろに従っていたのが・・・

包帯でぐるぐる巻きになって縮こまっていたのがドビーだったのでした。ダンブルドアが機嫌よく「今晩はルシウス」と挨拶をするとルシウス氏はハリーを突き飛ばしそうな勢いで部屋に入って来ました。ドビーもまた・・・

恐怖の表情を浮かべて惨めな様子でマントの裾の下に這いつくばるようにして小走りに従いて来ました。ダンブルドアのその目はルシウス氏を見据えていました。その一方ハリーが見つめていたのはドビーのほうだったのです。

ドビーは全く以て奇妙な事をしていました。その大きな目でいわくありげにハリーのほうをじっと見て、日記を指差してはその次にルシウス氏を指差し自分の頭をガンガン殴りつけるのです。ハリーはその動きの意味を・・・

理解するとドビーに向かって「判ったよ」と言うように頷いたというわけなんですよね。

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改めて2巻のドビーについて(3)(4回シリーズ)

ドビーの奮闘努力のかいもなくハリーはプリベット通り4番地からの脱出を果たし、ドビーの予想を遥かに超えて学校に戻って行ってしまったのでした。そこでドビーはハリーが何とか家に送り返されるようにと新たな策に打って出て来ました。それはクィディッチの対スリザリン戦で・・・(全3項目)

3-1.学校の医務室で
これで「ハリー・ポッターの身の安全は確保された!」とドビーが思っていたら、フレッドにジョージそれにロンのウィーズリー3兄弟がハリーをプリベット通り4番地から連れ出してしまったのでした。そのためドビーは・・・

何としてもハリーが学校に行く事を阻止しなくてはという事で新たな策に打って出たのです。それは新学期初日の9月1日にキングズ・クロス駅の9と3/4番線でハリーを待ち構えてその入口を塞ぐという事でした。ところが・・・

「ハリー・ポッターは学校に戻って来てしまった」

ハリーはクィディッチの開幕戦対スリザリンで右腕を骨折した上に今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートに骨抜きにされて医務室に担ぎ込まれてしまったのです。そこに現れたのがドビーでした。

一筋の涙が長い尖った鼻を伝ってこぼれていました。ドビーは打ちひしがれたように呟いていました。何度も何度も警告したのに何故ハリーは自分の申し入れを聞き入れてはくれなかったのか?何故列車に乗り遅れた時に・・・

それを聞いてハリーは思わず体を起こすとドビーに「何故ここに来たんだい?それにどうして僕が汽車に乗り遅れた事を知ってるの?」と尋ねました。ドビーが唇を震わせるのを見てハリーは「もしや」と思い当たったのでした。

「あれは君だったのか!僕たちがあの柵を通れないようにしたのは君だったんだ」

ドビーは激しく頷くと「その通りでございます」と言ったのでした。それをしたためにドビーは後で自分の手にアイロンをかけなくてはならなかったんだそうです。ドビーは包帯を巻いた十本の長い指をハリーに見せたのでした。

しかしドビーはそんな事は気にしなかったんだそうです。これでハリーは安全だと思ったからです。ハリーが別の方法で学校に行くなんてドビーは夢にも思わなかったのだそうです。ハリーが学校に戻ったと聞いた時には・・・

ドビーはあまりにも驚いたのでご主人様の夕食を焦がしてしまったそうです。あんなにひどく鞭打たれたのは初めてだったんだそうです。しかしそれを聞いてもハリーのドビーに対する怒りは収まる気配を見せなかったのでした。

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改めて2巻のドビーについて(2)(4回シリーズ)

よりにもよってここプリベット通り4番地にダーズリー一家にとっては、それはそれは大切なお客様が来るという最悪のタイミングでハリーの前に姿を現わしたドビーだったのでした。しかしドビーにはどうしてもハリーに警告しなくてはならない事があるとそう言うのです。ところが話が核心に迫ると・・・(全3項目)

3-1.警告するために参りました
ハリーは必死でしかしその一方で大声を出すわけにはいかないのでドビーに「お願いだから頼むから静かにして」と囁いたのでした。ところがドビーは「ハリー・ポッターが何かできないか?」と訊いてくれたという事で・・・

ドビーはハリーが偉大な方だとは聞いていたがこんなにお優しい方とは知りませんでしたと言って感激もひとしおといった面持ちですっかり舞い上がっていました。そんなドビーにハリーは顔がポッと熱くなるのを感じて・・・

ハリーはドビーに君が何を聞いたか分らないけど僕は偉大なんかじゃない。ハリーがそう言うのに対してドビーは目を輝かせて恭しく「ハリー・ポッターは謙虚で威張らない方です」と言ったのでした。ドビーが言うには・・・

ハリーには胸を張って威張る事があるとそう言うのです。ところがハリーはそれをおっしゃらない。ドビーはヘッドライトのような目を見開いて、ハリーのほうに身を乗り出して来ると声を嗄れさせながらこう言ったのでした。

「ドビーめは聞きました。ハリー・ポッターが闇の帝王と二度目の対決を、ほんの数週間前に。ハリー・ポッターがまたしてもその手を逃れたと」

ハリーが頷くとドビーの目が涙で光りました。ハリー・ポッターは勇猛果敢!もう何度も危機を切り抜けていらっしゃった!しかしそれでもなおドビーはハリーをお護りするために警告をするためにここに来たとそう言うのです。

ここに参上したと言うのです。後でオーブンの蓋で耳をパッチンとしなくてはならない。自分で自分にお仕置きをしなくてはいけない。ところがこの後ドビーが言った事はハリーには到底受け入れる事ができない事だったのです。

ドビーがハリーに言ったその事とは?

「ハリー・ポッターはホグワーツに戻ってはなりません」

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改めて2巻のドビーについて(1)(4回シリーズ)

来たる6月28日が誕生日という事で今週は屋敷しもべ妖精のドビーを取り上げてみる事にしました。ハリーがドビーと初めて会ったのは12才の誕生日の事でした。ところがハリーにとってドビーの出現は「これ以上はない!」というぐらい最悪のタイミングだったのです。(全3項目)

3-1.よりによって
バーノン叔父さんの口から「さてみんなも知っての通り今日は非常に特別な日だ」という言葉を聞いた時ハリーは思わず顔を上げました。そして自分の耳を疑いました。しかし次の瞬間にはトーストのほうに顔を戻したのでした。

「今日こそ我が人生最大の商談が成立するかもしれん」

何故ハリーがバーノン叔父さんの「今日は非常に特別な日だ」に強く反応してしまったのか?それは今日が「7月31日」つまりハリー12才の誕生日だったからです。しかしダーズリー一家はそんな事は全く眼中になかったのです。

どこぞのお金持ちの土建屋が奥さんを連れて夕食にやって来る。バーノン叔父さんは山のように注文が取れると踏んでいました。そこでその大事なお客様が来る8時に「誰がどの位置につくのか?」の確認をすると言うのです。

するとペチュニア叔母さんは即座に「応接間に」そして「お客様を丁寧にお迎えするよう待機してます」と答えたのでした。そしてダドリーは「玄関の扉を開けるために待ってるんだ」との事でした。そして最後にハリーは?

「僕は自分の部屋にいて物音を立てない。いないふりをする」

カードもプレゼントもない。夜にはいないふりだ。さらにハリーを落ち込ませていたのはロンからもハーマイオニーからも「誕生日おめでとう」はもちろんの事。ただの一通も手紙が届かない事でした。そして8時になり・・・

ハリーは忍び足で自分の部屋に戻ると扉を閉めてベッドに倒れ込もうとしました。ところがそこには先客がいたのです。

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改めてフラー・デラクールについて、その1(4)(シリーズ最終回)

三大魔法学校対抗試合の「第2の課題」でハリーがフラーの人質で妹のカブリエールを助けた事はフラーとハリーの関係を劇的に好転させました。さらにハリーのこの行動はハリー自身にとっては思ってもみなかった恩恵をもたらす事にもなったのです。そして学期最終日にはフラーはハリーに・・・(全3項目)

3-1.第3の課題当日の朝には
ハリーが「第2の課題」でフラーの人質で妹のカブリエールを助けた事はフラーとハリーの関係を劇的に変化させる事になりました。さらにハリーにとっては極めて意外な事に思ってもみなかった恩恵を受ける事になったのです。

一番最初に到着してたのに「全部の人質を助けようとして時間オーバー」という事でロンとハーマイオニーは半ば呆れ半ば同情するような目でハリーを見ました。きっと2人とも「お人好しにも程がある」と思ったんでしょうね。

ところがカルカロフ校長以外の全ての審査員が「これこそ道徳的な力を示すものだ。50点満点に値する」とハリーのこの行動を高く評価したのです。それを聞いて「英雄気取りで時間を無駄にした」と言っていたロンも・・・

「君は結局間抜けじゃなかった」と言って観客の歓声に負けじと大きな声を張り上げて喜んだのでした。その結果ハリーはセドリックと並んで同点一位で「第3の課題」を迎える事ができるようになったというわけなんですよね。

そしてついに「第3の課題」当日の朝がやって来ました。マクゴナガル先生が代表選手の家族が招待されて大広間の脇の小部屋に来ていると言うので「まさか!ダーズリー一家が?」と驚くハリーとロンだったのですが・・・

「ハリー来いよ。みんな君を待ってるよ!」

セドリックにこう言われても「命を危険にさらして戦うのを見に来てくれる家族なんていない」と小部屋に入る事を躊躇していたハリーだったのですが、実はフラーと妹のカブリエールもハリーが小部屋に入って来るのを・・・

待っていたのです。ハリーが当惑しつつ小部屋に入って行くとフラーの妹のガブリエールはハリーに向かって手を振って来たのでハリーもまた手を振り返したのでした。さらに驚く事にハリーの家族として招待されていたのは?

何とウィーズリーおばさんとビルだったのです。

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改めてフラー・デラクールについて、その1(3)(4回シリーズ)

フラーにとってはハリーは「何でこの子が代表選手なの!」といった感じで最も邪魔で目障りな存在でした。ところがそれが「第2の課題」では「ハリーが代表選手でいてくれて良かった」という出来事が起きたのです。それは人質にされていた妹のカブリエールをハリーが・・・(全3項目)

3-1.いくら待っても来ない!
先回の記事でも触れたように対抗試合の「第2の課題」は個々の代表選手が一番失いなくない人を救出するという内容でした。ハリーはスタートでは群を抜いて出遅れていましたが湖の中で「嘆きのマートル」に出会い・・・

マートルが4人の人質が捕らえられている水中人の集落の方向を指し示してくれたので最も早く到着する事ができました。ところがいくら待ってもハリー以外の代表選手が現れないのです。ようやくやって来たと思ったら・・・

頭の周りに大きな泡をつけたセドリック・ディゴリーがやって来ました。パニック状態のその口が「道に迷ったんだ」と言っていました。ハリーはほっとしてセドリックがポケットからナイフを取り出して縄を切るのを・・・

見守っていたのでした。セドリックはチョウを引っ張り上げると姿を消しました。その次に現れたのはサメに変身したビクトール・クラムでした。ただし水泳パンツを履いた胴体にサメの頭。つまりはやり損ないだったのです。

クラムは真っ直ぐにハーマイオニーの所に来ると縄を噛み切り始めました。残念ながらクラムの新しい歯はイルカより小さなものを噛み切るのには非常に不便な歯並びでした。注意しないとハーマイオニーを噛み切ってしまう。

そこでハリーは自分がロンの縄を切ったギザキザの石を差し出したのでした。クラムはそれを掴むと数秒で切り終えハーマイオニーを連れて湖面目指して急上昇して行ったのでした。さあどうする?ハリーは必死の思いでした。

フラーが来ると確信できるなら。しかしそんな気配はまだない。もうどうしようもない。しびれを切らしたハリーは杖で水中人を脅すとロンとフラーの人質の両方を連れて湖面に向かいました。泳ぎ疲れて足がつりそうでした。

ロンと少女の2人を引っ張り上げようとしているので肩も激しく痛くなって来ました。ドビーがくれた鰓昆布の利き目が切れて来ました。息が苦しくなって来ました。足ももう水掻きがなくなって普通の足でした。そして・・・

頭が水面を突き破るのを感じました。ハリーは思いっきり空気を吸い込みました。ハリーは喘ぎ喘ぎロンとフラーの人質の少女を引き上げたのでした。ところがこの後ハリーは自分自身の馬鹿さ加減とロンの発言の両方に・・・

嫌気がさす事になったのです。

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改めてフラー・デラクールについて、その1(2)(4回シリーズ)

三大魔法学校対抗試合の代表選手はクリスマス・ダンスパーティでは最初に踊らなくてはならないと決まっているのだそうです。そのため代表選手は必ずパートナーを連れて来なくてはなりません。そこでフラーが目をつけたのがセドリック・ディゴリーだったのですが・・・(全3項目)

3-1.クリスマス・ダンスパーティを前に
今にして思えばバーテミウス・クラウチ・ジュニアの策略のお陰で全ての選手が事前に「課題の内容はドラゴン」という事を知っていたので何とか全員がクリアする事ができました。しかしそれでもハリーは課題当日に・・・

頭のてっぺんから爪先まで震えているフラーを見て今までよりは親しみを感じるようになっていたのでした。ところがクリスマス休暇に入る前日にフラーとロンの間でちょっとしたトラブルが起きてしまったのでした。それは?

「僕どうしてあんな事やっちゃったんだろう?どうしてあんな事をする気になったのか分らない!」

今日こそクリスマス・ダンスパーティのパートナーを獲得するんだという事でハリーとロンはこの日別行動を取りました。それがチョウ・チャンに断られてハリーが収穫なしで談話室に戻って来るとロンもこう言っていたのです。

何とロンは玄関ホールですれ違った時にフラー・デラクールに「一緒にダンスパーティに行こう」と言ってしまったんだそうです。その時フラーはセドリック・ディゴリーと話していたのだそうです。その横を通った時に・・・

ロンは突然取り憑かれたみたいになってフラーに申し込んでしまったとそう言うのです。そこでハリーは初めてロンに「あの子にはヴィーラの血が入ってるんだ」と告げたのでした。2人はハリーが代表選手になってから・・・

「第1の課題」が終わるまでの間は仲違いをしていたのです。昨日の記事で取り上げたように杖調べの儀式の際にハリーはフラーのおばあさんがヴィーラだったという事を知ったのでした。しかしロンに言えなかった事が・・・

こういう形でロンに撥ね返って来たというわけなんですよね。しかしセドリック・ディゴリーのほうはフラーは空振りという結果に終わってしまったのでした。それはセドリックは既にもうパートナーが決まっていたからです。

チョウがハリーの申し込みを断ったのは?
フラーがセドリックの獲得に失敗したのは?

「誰と行くの?」
「あの-セドリック。セドリック・ディゴリーよ」

こうしてセドリックの獲得に失敗したフラーはクィディッチのレイブンクロー・チームのキャプテンのロジャー・デイビースと行く事になりました。そんなこんなで個々のパートナーが決まったり決まらなかったりして・・・

パーティ当日を迎えたのでした。

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改めてフラー・デラクールについて、その1(1)(4回シリーズ)

さて!今週はフランスのボーバトン魔法アカデミーの生徒で三大魔法学校対抗試合の代表選手の候補としてホグワーツ入りして、最後にはウィーズリー家の長男ビルと結婚した「この人」を改めて取り上げてみる事にしました。ハリーが代表選手になったと聞いた時フラーはその事を激しく抗議して・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツ入りしたその日に
当サイトでは手を変え品を変えて何度も取り上げていますが、ハリーが4年生になった時にホグワーツに於いて百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が行われる事になりました。そしてフラー・デラクールはボーバトンの・・・

代表選手の候補の1人としてホグワーツ入りしたというわけなんですよね。フラーが在籍しているボーバトン魔法アカデミーはどうやら学校が温暖な気候の所にあるようで、生徒たちは薄物の絹のようなローブを着ていました。

マントを着ている生徒は1人もおらず全員震えていました。何人かは頭にスカーフを被ったりショールを巻いたりしていました。そんな女子生徒の中にダンブルドアの挨拶を聞いて明らかに嘲笑と判る笑い声を上げた人が・・・

「あなたなんか誰も引き止めやしないわよ!」

それを見たハーマイオニーがこう吼えたのでした。それがフラー・デラクールだったのです。そして歓迎会が始まって20分ほど経った頃その女子生徒つまりフラー・デラクールがグリフィンドールのテーブルにやって来て・・・

フラーはハリーたちの近くに置いてあったフランスの料理ブイヤベースを取りにやって来たのでした。フラーはようやく頭に巻いていたマフラーを取っていました。長いシルバーブロンドの髪がさらりと腰まで流れていました。

大きな深いブルーの瞳で真っ白な歯並びをしていました。フラーに話しかけられてロンは真っ赤になり口を開いたものの僅かにゼイゼイと喘ぐ音が出て来るだけでした。一方ハリーはフラーに皿を押しやって「どうぞ」と・・・

フラーは皿を持ち上げるとこぼれないように食事を取っているレイブンクローのテーブルに運んで行きました。するとこれまでまるで女の子を見た事がないように穴が空くほどフラーを見つめ続けていたロンはこう言ったのです。

「あの女(ひと)ヴィーラだ!」

かすれた声でハリーにこう言うロンに対してハーマイオニーは「間抜け顔でポカンと口を開けて見とれてる人は他には誰もいない」と言ったのでした。しかしフラーが大広間を横切ると沢山の男子生徒が振り向きましたし・・・

何人かは一時的に口が利けなくなったようです。つまりハーマイオニーの見方はどうやら外れていたという事のようです。

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改めてフィニアス・ナイジェラス・ブラックについて(4)(シリーズ最終回)

ロンがいなくなった後の大きな穴を埋めようとするかのようにハーマイオニーはフィニアス・ナイジェラスの肖像画を取り出して椅子に立て掛けるようになりました。ところがフィニアスを旅に同行させた事がハリーとハーマイオニーが何よりも欲しがっていた物を手に入れる事に繋がって行ったのです。(全3項目)

3-1.ロンの代わり?
ロンはいない。ロンは私たちの元を永久に去ってしまった。ロンが戻って来る事は決してない。ハーマイオニーとハリーは幾晩もほとんど無言で過ごしました。そしてハーマイオニーがその埋め合わせをするようにした事とは?

ハーマイオニーはロンが去った後の大きな穴を埋めようとするかのようにフィニアス・ナイジェラスの肖像画を取り出し椅子に立て掛けたのでした。もう2度と来ないとの宣言にも関わらずハリーの目的を窺い知る機会の・・・

誘惑に負けたようでフィニアスは数日おきに目隠しつきで現れる事に同意したのでした。ハリーはフィニアスでさえ会えてうれしいと思いました。たとえ傲慢で人を嘲るタイプではあっても話し相手には違いなかったからです。

どのようなニュースでもホグワーツで起こっている事ならハリーとハーマイオニーにとっては歓迎でした。もっともフィニアス・ナイジェラスは理想的な情報屋とは言えませんでした。スネイプは自分が就任をして以来の・・・

スリザリン出身の校長だったためスネイプの事を崇めていました。そのためスネイプを批判したり生意気な質問をしないよう気をつけないと瞬時に姿を消してしまうのです。そうは言ってもある程度の断片的なニュースは・・・

2人に漏らしてくれたのでした。

それを聞いてハリーは?

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改めてフィニアス・ナイジェラス・ブラックについて(3)(4回シリーズ)

セブルス・スネイプがホグワーツの校長になったという知らせを聞いてハーマイオニーは「私たちを偵察する事ができないように」とフィニアス・ナイジェラスの肖像画をビーズバッグに押し込んでしまいました。ところがその事がハリーたちに予想外の吉報をもたらす事になったのです。それはグリフィンドールの剣が・・・(全3項目)

3-1.新学期初日に
今日から新学期が始まるという9月1日グリモールド・プレイス12番地にその知らせを届けたのはハリーでした。それを聞いてロンもハーマイオニーも大声で「まさか!」と言って驚きを隠せないようでした。そのニュースとは?

「セブルス・スネイプ、ホグワーツ校長に確定」

ハリーが失敬して来た「日刊予言者新聞」を最初に開いて読んだのはハーマイオニーでした。ダンブルドアを殺害しジョージの片方の耳を切り落としたスネイプがそのダンブルドアの書斎に入るなんて許せないとばかりに・・・

「マーリンの猿股!」

その甲高い声にハリーもロンも飛び上がったのでした。ハーマイオニーはぱっと立ち上がると「すぐ戻るわ!」と叫んで矢のように部屋を飛び出して行ったのでした。そして厨房に戻って来たハーマイオニーが持っていたのは?

「これを思い出したの」

ハーマイオニーは大きな額入りの絵を床に下ろして食器棚から「検知不可能拡大呪文」をかけたビーズバッグを取りました。そしてそのバッグの口から額を押し込み始めました。額はあっという間にバッグの広大な懐へと・・・

「フィニアス・ナイジェラスよ」

フィニアス・ナイジェラス・ブラックはグリモールド・プレイス12番地とホグワーツの校長室に掛かっている2つの肖像画の間を行き来できます。そのためスネイプはフィニアス・ナイジェラスをこの屋敷に送り込んで・・・

偵察させる事ができる。しかしこうしてしまえばフィニアス・ナイジェラスはハーマイオニーのビーズバッグの内側しか見えないというわけです。このようにしてフィニアス・ナイジェラス・ブラックはハリーたち3人の・・・

心ならずも旅の道連れという事になったのでした。

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改めてフィニアス・ナイジェラス・ブラックについて(2)(4回シリーズ)

ブラック家最後の1人が死んでしまった。シリウスが死んでブラック家はその名を後世に伝える人がいなくなってしまいました。それでもフィニアス・ナイジェラスはマンダンガス・フレッチャーがブラック家の家宝を盗み出したと聞いたからには放ってはおけないようですね。そこで・・・(全3項目)

3-1.再び校長室にて
シリウスが死んだのは全部僕のせいだ。僕がヴォルデモートの策略に嵌まって夢で見た事をあれほど強く現実と思い込まなければシリウスは死ななかった。僕の英雄気取りをヴォルデモートが利用している可能性があると・・・

ハーマイオニーが言った事を素直に受け入れていさえすればシリウスは死ななかった。耐えられない。考えたくない。我慢できない。心の中にぽっかりと恐ろしい穴が空いていました。すると背後の肖像画から冷たい声が・・・

「ああ・・・ハリー・ポッター・・・」

フィニアス・ナイジェラスは長い欠伸をした後両腕を伸ばすと抜け目のない細い目でハリーを見ました。やがて「こんなに朝早く何故ここに来たのかね?」それというのもここは正当なる校長しか入る事ができないからと・・・

「私の碌でなしの曾々孫に伝言じゃないだろうね?」

フィニアスにこう言われてハリーは言葉が出ませんでした。フィニアス・ナイジェラスはまだシリウスの死を知らないのです。しかしハリーは言えませんでした。口に出して言ってしまえばそれが決定的な事になり絶対に・・・

取り返しのつかないものになる。フィニアス以外の肖像画も幾つか身動きを始めて、質問攻めに遭うのが恐ろしくハリーは急いで校長室を横切り扉の取っ手を掴みました。しかし回りません。ハリーは閉じ込められていました。

「もしかしてこれはダンブルドアがまもなくここに戻るという事かな?」

校長の机の背後の壁に掛かったでっぷりした赤鼻の魔法使いが期待を込めてこう言いました。ハリーが振り向くと興味深げにじっとハリーを見ました。そしてそれは有り難い事だとそう言うのです。そしてフィニアスは・・・

この後シリウスの死を知る事になるのです。

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改めてフィニアス・ナイジェラス・ブラックについて(1)(4回シリーズ)

先週はドラコ・マルフォイを取り上げたので今週はそれに関連して、スリザリン寮出身でホグワーツ魔法魔術学校の校長になった経歴を持つという「この人」を改めて紹介してみる事にしました。校長室でフィニアスの声を聞いた時ハリーは「どこかで聞き覚えがある」と思ったのですが・・・(全3項目)

3-1.校長室にて
魔法界では鏡や肖像画がしゃべるというのは極々当たり前の事です。ハリーが初めて魔法使いの住居つまり「隠れ穴」に滞在した時などには台所の鏡に「シャツをスボンの中に入れろ!」などと注意されてしまった時には・・・

びっくり仰天してしまったりしたものでした。その後はホグワーツに入学して魔法界で時を過ごすにつれてハリーもそういった事にはもはや驚かなくなっていました。そのためロンドンのグリモールド・プレイス12番地の・・・

不死鳥の騎士団本部の寝室にあった一見すると何の絵も入っていない額縁から声が聞こえて来ても全く気にする事がなかったいうわけです。その声の主が誰なのかをハリーが知ったのはアーサー氏がヴォルデモートの蛇に・・・

襲われロンにマクゴナガル先生と共に校長室に駆けつけた時でした。その尖った山羊髭のスリザリン・カラーの緑と銀のローブを着た賢しそうな魔法使いの肖像画はぐっすり眠っているようでダンブルドアが声をかけても・・・

「フィニアス、フィニアス」

部屋に並んだ肖像画の主たちは状況をよく見ようと個々の額の中で動いていました。その魔法使いがまだ狸寝入りを続けているので何人かがダンブルドアと一緒に大声で名前を呼びました。もはや眠ったふりはできませんでした。

「誰か呼んだかね?」

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ドラコ・マルフォイの嘘(4)(シリーズ最終回)

ホグワーツに入学した直後から真顔で平気で嘘を言う事ができて、時には父親にさえ虚偽の内容が話せてしまうという「達人中の達人」のドラコ・マルフォイ君だったのですが、6年生になるとさらにそれに磨きをかけたのです。それは伯母のベラトリックス・レストレンジから・・・(全3項目)

3-1.そこまで言うかい?
ハリーとドラコが6年生になるとダンブルドアのかつての同僚でスリザリンの寮監だったホラス・スラグホーンがホグワーツの教壇に復帰する事になりました。ハリーもダンブルドアから事前に聞いて知っていたのですが・・・

「それでザビニ、スラグホーンは何が狙いだったんだ?」

ドラコにこう問われてブレーズ・ザビニは大勢見つかったわけではないが、いいコネを持っている連中に取り入ろうとしただけさと答えました。ドラコは面白くない様子でした。さらに招待された顔ぶれを一通り聞いて・・・

今は「選ばれし者」と呼ばれているハリーは予想通りだったもののネビルとジニーがいた事は意外だったようです。そして再びパンジー・パーキンソンの膝に頭を載せてドラコのスラグホーンに対する誹謗中傷が始まったのでした。

「まあ僕はスラグホーンの趣味を哀れむね。少しぼけて来たのかもしれないな。残念だ。父上はいつもあの人が盛んな時にはいい魔法使いだったとおっしゃっていた。父上はあの人にちょっと気に入られていたんだ」

さらにドラコはスラグホーンが多分自分がこの汽車に乗っている事を聞いていなかったんだろう。聞いていれば招待していたに違いないとでも言いたげな口ぶりでした。しかしそんなドラコに対してザビニはこう言ったのでした。

「僕なら招待されようなんて期待は持たないだろうな」

ザビニが言うには「スラグホーンは死喰い人には関心がない」一番最初にスラグホーンのコンパートメントに到着したザビニはノットの父親の事を訊かれたのだそうです。何でも旧知の仲だったんだそうです。ところが・・・

彼は魔法省で逮捕されたと言ってやったらスラグホーンはあまりいい顔をしなかった。そのためノットも招かれなかった。それを聞いてドラコは腹を立てた様子でしたが無理に妙なしらけた笑い方をしたのでした。そして・・・

ドラコはこれ見よがしの欠伸をしてみせながらスラグホーンの罵詈雑言を口にしたのでした。しかしそれは実を言うと本音では「僕もスラグホーンのコンパートメントに呼ばれたかった」という思いの裏返しだったようですね。

「まあ、あいつが何に関心があろうと知ったこっちゃない。結局の所あいつが何だって言うんだ?たかが間抜けな教師じゃないか」

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ドラコ・マルフォイの嘘(3)(4回シリーズ)

ハリーたち3人は驚きと喜びの両方をもってその知らせを受け取ったのでした。ハグリッドが「魔法生物飼育学」の先生になったのです。しかしドラコにとっては当然それが吉報であるはずがありません。そこで初授業で負傷した事を利用してハグリッドを退職に追い込もうと画策を開始したのでした。(全3項目)

3-1.ヒッポグリフに襲われて
学期2日目の午後に行なわれたハグリッドの「魔法生物飼育学」の記念すべき初授業は暗雲垂れ込めるスタートを切る事となってしまったのでした。そしてぶち壊しにしたその張本人はドラコ・マルフォイその人だったのです。

「死んじゃう!僕死んじゃう。見てよ!あいつ僕を殺した!」
「死にゃせん!」

その場に居合わせたグリフィンドールとスリザリンの3年生はパニックに陥っていました。この日ハグリッドが初めての授業で取り上げたのはヒッポグリフでした。その内の一頭バックビークがドラコに襲いかかったのでした。

非があるのは明らかにドラコのほうでした。ハグリッドが一番最初に「ヒッポグリフは誇り高い。すぐに怒る。絶対に侮辱してはいけない」と注意していたのにも関わらずドラコはバックビークにこんな不用意な物言いを・・・

「醜いデカブツの野獣君」

夕食を終えて宿題を片付けてからハリーたち3人はハグリッドの小屋を訪ねました。ドアをノックすると中から「入ってくれ」と呻くような声がしました。一目見ただけでハグリッドが相当に深酒をしている事が見て取れました。

「こいつぁ新記録だ。1日しかもたねえ先生なんざこれまでいなかったろう」

ハーマイオニーが息を呑んで「まさかクビになったんじゃ!」と言うとハグリッドはドラコの事で時間の問題だと言うのです。そこでロンが「あいつどんな具合?大した事ないんだろ?」と訊くとハグリッドが言うには・・・

マダム・ポンフリーが出来るだけの手当てをした。けれどもドラコは「まだ疼く」と言っているんだそうです。包帯をぐるぐると巻いて呻いているのだそうです。そこでハリーは即座に「ふりしてるだけだ」と言ったのでした。

マダム・ポンフリーなら何でも治せる。去年ハリーは片腕の骨を再生してもらっているのです。ドラコは汚い手を使って怪我を最大限に利用しようとしているんだ。そして事の真相はスネイプの「魔法薬学」の授業の時に・・・

ハリーは知る事となったのです。

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ドラコ・マルフォイの嘘(2)(4回シリーズ)

父親のルシウス氏は特に今は大多数の者が闇の帝王を消したヒーローとして扱っている。だからハリーの事が好きではないという素振りを見せるのは賢明ではないとドラコを諌めていたのです。しかしドラコにとってハリーはホグワーツ特急で再会をした時に握手を拒否したり自分より先に寮の代表選手になったので・・・(全3項目)

3-1.ボージン・アンド・バークスにて
その日ドラコは父親のルシウス氏と共に「夜の闇横丁」のボージン・アンド・バークスに来ていました。ところが何かプレゼントを買ってくれるものと期待をしていたのにルシウス氏が「一切触るんじゃないぞ」と言うのです。

義眼に手を伸ばしていたドラコが不満を漏らすとルシウス氏はカウンターを指でトントンと叩きながら「競技用の箒を買ってやると言ったんだ」と言ったのでした。つまり買ってやるのはこの店の商品ではないというわけです。

するとドラコはすねて不機嫌な表情を浮かべながら「寮の選手に選ばれなきゃそんなの意味ないだろ」と言いました。そして去年ハリーがニンバス2000を貰った事。グリフィンドール・チームでプレイができるようにと・・・

ダンブルドアから特別許可を取り付けたんだと言ったのでした。ドラコに言わせればハリーは「そんなに上手くもないのに単に有名だからなんだ。額にバカな傷があるから」それだけの事で寮の代表選手に選ばれたんだそうです。

「どいつもこいつもハリーがかっこいいって思ってる。額に傷。手に箒の素敵なポッター」

ドラコは屈んで髑髏の陳列棚をしげしげ眺めながらこう言ったのでした。それを聞いてルシウス氏は押さえつけるような目でドラコを見ながら「同じ事をもう何十回と聞かされた」と言ったというわけなんですよね。ところが!

昨日の記事でも説明したようにハリーがグリフィンドール・チームのメンバーに選ばれるきっかけを作ったのは他ならぬドラコ自身だったのです。初めての飛行訓練授業でハリーはマグルの夫婦に育てられているのだから・・・

箒に乗った事がない。ここは1つハリーを挑発して無理やり箒に乗らせて恥をかかせてやろう。それが一転してその見事な飛びっぷりを見てマクゴナガル先生がハリーをグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢したのです。

ハリーが寮の代表選手に選ばれたのは決して「有名人だから」という理由ではないのです。しかしそんな事は認めたくもないし口にしたくもない。つまりは父親のルシウス氏にさえも真っ赤な嘘をつらつらと口に出来てしまう。

それがドラコ・マルフォイが嘘を言う才能にかけては「達人中の達人」と云える所以というわけなんですよね。

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ドラコ・マルフォイの嘘(1)(4回シリーズ)

さて!知っている方々はよくよくご存知のように来たる6月5日が誕生日という事で今週は当然「この人」を避けては通れないでしょう。今回はこのドラコ・マルフォイ君は「真顔で平気で嘘が言える達人中の達人」という事で全7巻からその場面を選び抜いて紹介してみようと思います。(全3項目)

3-1.真夜中に決闘
マルフォイ家の一人息子として何不自由なく育って来たドラコにしてみれば「自分を不愉快にする奴はさっさとこの城から出て行けばいい」という所なんでしょうね。そこで最初の飛行訓練授業で恥をかかされたハリーに・・・

「僕1人でいつだって相手になろうじゃないか。ご所望なら今夜だっていい。魔法使いの決闘だ。杖だけだ。相手には触れない。どうしたんだい?魔法使いの決闘なんて聞いた事もないんじゃないの?」

するとそこにロンが「僕が介添人をする。お前のは誰だい」と口を挟んで来ました。するとドラコはクラッブとゴイルの大きさを見比べるように見て「クラッブだ。真夜中でいいね?」そしていつも鍵が開いているから・・・

決闘の場はトロフィー室にしようと言って立ち去って行きました。ドラコがいなくなった後ハリーはロンに「魔法使いの決闘って何だい?君が僕の介添人ってどういうこと?」と訊いたのでした。するとロンはこう答えました。

「介添人っていうのは君が死んだら代わりに僕が戦うという意味さ」

ロンは気軽に言ったのですがハリーの顔色が変わったのを見て、ロンは慌てて「死ぬのは本当の魔法使い同士の本格的な決闘の場合だけだ」と付け加えたのでした。入学したばかりの2人ならせいぜい火花をぶつけ合うぐらいだ。

2人とも相手に本当のダメージを与えるような魔法なんて使えない。ロンが言うにはドラコがきっとハリーは決闘の申し込みを断ると思っていたんだ。だからロンがハリーの代わりに「受ける!」と返事をしたというわけです。

「もし僕が杖を振っても何も起こらなかったら?」と訊くハリーにロンは「杖なんか捨ててしまえ。鼻にパンチを食らわせろ」と言うのです。2人の会話を聞いていたハーマイオニーが「絶対に駄目」と言って来ましたが・・・

11時半になるとハリーとロンはパジャマの上にガウンを引っ掛け杖を手にトロフィー室に向かったのでした。

ところが・・・

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