ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る、その8(2)(4回シリーズ)
本日紹介する3人の内の2人の人物はいずれもハリーが初めてロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入る時に先発護衛隊の一員としてプリベット通り4番地を訪れています。そして2人ともそれぞれが別の形でハリーとの再会を果たしているんですよね。その人物とは?(全3項目)

3-1.エルファイアス・ドージ
昨日の記事でも言ったようにハリーポッター・シリーズでは当の本人が直に出て来る前に名前のみでの登場というのが毎度お馴染みになっています。しかしこの人の場合は登場のパターンが他の人とは少し違っているんですよね。

このエルファイアス・ドージ氏はいきなり本人が直に出て来ます。ロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部にハリーが初めて入る時先発護衛隊の1人として初登場しています。ところがこの時は・・・

リーマス・ルーピンに紹介されて挨拶するだけという極めて簡単な登場シーンになっています。その後は騎士団の創立メンバーの1人としてマッド・アイ・ムーディが持って来た写真に登場したりダンブルドアの死亡後に・・・

「日刊予言者新聞」にとっても長い追悼文を載せたりと名前のみの登場が続きます。そしてハリーがこの人と初めて会話を交わしたのはビルとフラーの結婚式の時でした。ハリーの事を息子だと勘違いするほど酔っ払った・・・

ロンの親戚から逃げようとパーティ会場の中を動き回っていたハリーは1人ぽつんと座っている老魔法使いに目を止めました。ふわふわと縁取る白髪のせいで年老いたタンポポの綿毛のような顔に見えたその人物こそが・・・

頭の上には虫の食ったトルコ帽を載せたその人こそがエルファイアス・ドージだったのです。何分にもハリーは本人に直に会ったのが2年前の先発護衛隊の時だったため即座には思い出せませんでした。散々頭をしぼって・・・

ようやく思い出したハリーはドージ氏に近づき「座ってもいいですか?」と声をかけました。ドージ氏はかなり高いゼイゼイ声で「どうぞどうぞ」と答えました。ハリーはポリジュース薬で別の少年の姿を取っていたので・・・

「ドージさん、僕はハリー・ポッターです」

ハリーが正体を明かすとドージ氏は息を呑み喜びに胸を躍らせてそわそわしながらハリーにシャンパンを注ぎました。こうしてハリーとエルファイアス・ドージはビルとフラーの結婚式の時に本格的な会話を交わしたんですよね。


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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る、その8(1)(4回シリーズ)
昨年の5月からずっと以前には簡単にした主要登場人物の初登場シーンを詳しく振り返っています。ついに今回で完結という事になりました。ハリーは「金縛りの呪文」をかけられ目の前でダンブルドアがスネイプに殺害される所を見る事になってしまいました。そしてその場に居合わせた死喰い人たちが・・・(全3項目)

3-1.ヤックスリー
これが「選ばれし者」の宿命なのか?ハリーはダンブルドアがスネイプに殺害される瞬間に立ち会う事になってしまいました。そしてその場に居合わせた闇の陣営の人間の中にこのヤックスリーもいたというわけなんですよね。

しかしこの場面でヤックスリーは「厚ぼったい野蛮な顔をした男」として紹介されているだけで名前は出て来ていません。ダンブルドアが話しかけなかったため結局ハリーは「この男は誰なのか?」は把握できないままでした。

ヤックスリーは第7巻「死の秘宝」の冒頭章で魔法法執行部の部長でヴォルデモートがクーデターで魔法省を支配下に収めた後傀儡の魔法大臣になったパイアス・シックネスに「服従の呪文」をかけた人物として登場しています。

そしてハリーがこの「厚ぼったい野蛮な顔をした男」がヤックスリーだと知ったのはヴォルデモートの分霊箱を手に入れるためにロンとハーマイオニーと共に魔法省に潜入した時だったのです。ヤックスリーを見たその時・・・

ハリーの胃袋は引っくり返りました。ダンブルドアの死を目撃した死喰い人の1人が大股で近づいて来たからです。脇にいた魔法省の職員たちは全員が目を伏せて黙り込みました。恐怖が波のように伝わるのをハリーは感じました。

獣がかった険悪な顔は豪華な金糸の縫い取りがある流れるようなローブといかにも不釣合いでした。エレベーターの周りに並んでいる誰かが「おはようヤックスリー」とへつらうような挨拶をしました。ヤックスリーは・・・

それを無視しました。この時ヤックスリーは魔法法執行部の部長の座に収まっていたというわけなんですよね。


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改めてペチュニア叔母さんについて(4)(シリーズ最終回)
そなたたちはハリーを息子として遇する事はなかった。ダンブルドアはこう言ってダーズリー夫妻を批判する一方で暗にペチュニア叔母さんに「おぬしは息子の育て方を間違えた」と指摘したのでした。そして1年後別れの時が近づいて来た時ペチュニア叔母さんはハリーに対して・・・(全3項目)

3-1.息子が吸魂鬼に襲われて
その言葉の後は突然耳鳴りがするような沈黙が流れました。そしてペチュニア叔母さんはまるでうっかりおぞましい悪態をついたかのようにパッと手で口を覆いました。バーノン叔父さんもまた目を丸くして自分の妻を見ました。

「魔法使いの監獄の看守だわ。アズカバンの」

ハリーは唖然として「どうして知ってるの?」と訊きました。ペチュニア叔母さんは以前に一度だけハリーの母親を奇人呼ばわりした事があります。それ以外叔母さんが母リリーの事に触れるのをハリーは聞いた事がありません。

普段は魔法界が存在しないかのように振舞うのに全精力を注いでいる叔母さんが魔法界についての断片的情報をこれほど長い間憶えていた事にハリーは驚愕していました。さらに外科手術の部屋のように清潔なキッチンで・・・

最高級の冷蔵庫と大型テレビのそばでヴォルデモート卿の事を冷静に話すなどとは全く不思議な気持ちでした。吸魂鬼がリトル・ウィンジングに現れダドリーが襲われた事でまるでハリーの二重生活が融合したかのようでした。

「戻って来た?」

ペチュニア叔母さんは囁くようにこう言うとこれまでとは全く違った眼差しでハリーを見ていました。そして突然ハリーはペチュニア叔母さんが自分の母親の姉妹だという事をはっきり感じました。ヴォルデモート卿が・・・

戻って来た事の意味が少しでも判る人間がハリー以外にここプリベット通り4番地にいる。しかしそんなハリーとペチュニア叔母さんの一体感は5番目のふくろうが届けた「吼えメール」で終焉を迎えたというわけなんですよね。


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改めてペチュニア叔母さんについて(3)(4回シリーズ)
ダンブルドアは知っていました。ペチュニア叔母さんが表向きそう振舞っているのはご近所の人たちの目を気にしているだけだ。それはその昔「ホグワーツに入れて欲しい」という手紙を受け取っていたからでした。そこでダンブルドアは叔母さんにハリーを預かる見返りとして1つの条件を提示したのです。それは?(全3項目)

3-1.ハリーが我が家に
ついにその日がやって来ました。プリベット通り4番地にハリーが来たのです。バーノン叔父さんの妹マージ叔母さんことマージョリー・ダーズリーはハリーなど孤児院にと主張しました。しかしペチュニア叔母さんは・・・

「まさか-間違ってもここに住んでいる連中の事じゃないでしょうね」

マクゴナガル先生もダンブルドアに訴えました。駄目ですよ。今日1日ここの住人を見て来ました。ここの夫婦ほど私たちとかけ離れた連中はいやしない。ハリー・ポッターがここに住むなんて。連中は絶対あの子を理解しない。

しかしダンブルドアには確信がありました。確かに叔父のほうはそうかもしれぬ。しかしペチュニア叔母さんは違う。たとえ表向きはそう振舞っていても心の奥底にはリリーの事を思う気持ちがあるに違いない。その根拠とは?

当然その昔ペチュニア叔母さんから届けられた手紙というわけです。ホグワーツに入れて欲しいと懇願する手紙でした。たとえ表面ではそう取り繕っていてもペチュニア叔母さんは決して魔法を憎んではいないというわけです。

「さてとハグリッドや、その子をこっちへ。早く済ませたほうがよかろう」

ダンブルドアは庭の低い生垣を跨ぎ玄関へ歩いて行きました。そっと戸口にハリーを置くとマントから手紙を取り出しハリーをくるんだ毛布に挟み込みました。ダンブルドアにマクゴナガル先生それにハグリッドの3人は・・・

丸々1分間そこに佇んで小さな毛布の包みを見つめていました。ダンブルドアの目からはいつものキラキラした輝きが消えていました。そして最初に沈黙を破ったのはダンブルドアでした。ダンブルドアは2人に向かって・・・

「これで済んだ。もうここにいる必要はない。帰ってお祝いに参加しようかの」

ダンブルドアが済ませた事とは?


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改めてペチュニア叔母さんについて(2)(4回シリーズ)
リリーがホグワーツに向けて旅立つその日ペチュニアはキングズ・クロス駅の9と3/4番線にいました。口に出して言う言葉と云えばリリーとスネイプ少年を激しく罵倒するものばかりでした。しかしそれは本心ではなかったのです。その前にペチュニアがしていた事とは?(全3項目)

3-1.校長先生に手紙を
何とかしてリリーと同じそのホグワーツという学校に入りたい。そのためにペチュニアがした事とはダンブルドア校長に手紙を書く事でした。それならペチュニアは一体どうやってダンブルドアに手紙を出したのでしょうか?

実は当サイトではかなり以前に既に紹介済みなんですよね。今回は復習も兼ねて改めて振り返ってみる事にします。ペチュニアはリリーとスネイプ少年の会話から漏れ聞いた話を元に計画を立てて手紙を渡す事に成功したのでした。

スネイプ少年の話によるとリリーはマグル生まれなので学校から誰かが来て両親に説明しなくてはならない。当然リリーとペチュニアの両親エバンズ夫妻は魔法の杖やホグワーツで使用する教科書等がどこで売られているのか?

そんな事は全く知りません。そういった学用品を揃える時は学校から派遣されて来たその人が手伝うというわけです。ペチュニアはあらかじめ校長先生宛ての手紙を書いて用意しておきホグワーツからやって来たその人に・・・

「これを校長先生に」と言って直接手渡したというわけです。渡された人は「今日マグル生まれのリリー・エバンズという女の子の家に行ったら上のお嬢さんからこれを渡された」と言ってダンブルドアに渡したというわけです。

しかしペチュニアにとっては極めて残念な事にダンブルドア校長からは丁寧な文言と共にお断りの返事の手紙が届きました。ところがリリーもスネイプ少年もダンブルドアのその手紙を見ていてペチュニアがホグワーツに・・・

入ろうとしていた事を知っていたのです。


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改めてペチュニア叔母さんについて(1)(4回シリーズ)
先週ウィーズリーおばさんを取り上げた時にチラリとダーズリー一家の名前が出たので今週はそれに関連して「この人」をやってみる事にしました。リリーとペチュニアの2人が遊び場にいる所で突如として乱入して来た少年がリリーに告げた事とは?それを聞いての2人の反応は?(全3項目)

3-1.相反する気持ち
おそらくは自宅近くの遊び場なんでしょうね。その日もペチュニアとリリーはそこにあるブランコで遊びに興じていました。がしかしリリーの遊び方は他の人とは相当に違っていました。ペチュニアは思わず金切り声で・・・

「リリー、そんな事しちゃ駄目!」

リリーはブランコが弧を描いた一番高い所で手を離して飛び出し、大きな笑い声を上げながら文字通り空を飛びました。ところが遊び場のアスファルトに墜落してくしゃくしゃになると思ったら空中ブランコ乗りのように・・・

舞い上がって異常に長い間空中に留まり不自然なほど軽々と着地したのです。ペチュニアはズルズルと音を立ててサンダルの踵でブランコにブレーキをかけて止まると立ち上がって腰に両手を当ててリリーにこう言ったのでした。

「ママがそんな事しちゃいけないって言ったわ!」

さらにペチュニアが「あなたがそんな事するのは許さないってママが言ったわ!」と言ってもリリーは「私は大丈夫よ」と言ってクスクス笑っていました。ペチュニアに何を言われようともリリーは全く意に介さない様子でした。

「チュニーこれ見て。私こんな事ができるのよ」

ペチュニアはちらりと周囲を見ました。遊び場には2人以外には誰もいません。リリーは落ちている花を拾い上げました。ペチュニアは見たい気持ちと許したくない気持ちの間で揺れ動きながらリリーに近づいて行きました。

そこでリリーが見せたものは?


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私の好きな人の名場面集~モリー・ウィーズリーの場合(4)(シリーズ最終回)
最終学年の年度ハリーはヴォルデモートの分霊箱を探し出して破壊するため「学校には戻らない」と決心しました。ロンとハーマイオニーも同行する事になりました。それに対して唯一異議を唱えたのがウィーズリーおばさんだったのです。おばさんは3人の出発を何とか遅らせようとしたのですが・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアが遺した任務を巡って、その1
最終学年の年度を迎えるに当たってハリーが決心したのは「今年度は学校に戻らずヴォルデモートの分霊箱を見つけ出して破壊する」というものでした。そしてロンとハーマイオニーもハリーに同行すると言ってくれたのでした。

しかし他の人たちは当然ハリーたちが何故学校に行く事を辞めてしまうのか?その理由を知りません。プリベット通り4番地から「隠れ穴」に移動した最初の朝食の席でロンが台所に母親がいない事を確かめた後こう言いました。

「ママは僕やハーマイオニーから聞き出そうと躍起になってるんだ。僕たちが何をするつもりなのかって。次は君の番だから覚悟しとけよ」

父親のアーサー氏とルーピンにも訊かれたんだそうです。しかしハリーはダンブルドアから自分たち2人以外には話さないようにと言われていると説明したらもう訊いて来なくなったそうです。ところがおばさんの方は・・・

ロンの予想は言われてから数時間も経たない内に的中しました。その日の昼食の少し前ウィーズリーおばさんはハリーに頼み事があると言ってみんなから引き離しました。その表向きの理由はハリーのリュックサックから・・・

出て来たと思われる片方だけの男物の靴下がハリーの物かどうかを確かめて欲しいというものでした。台所の隣にある小さな洗い場にハリーを追い詰めると、即座に最初は何気ない軽い調子でおばさんの追及が始まったのでした。


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私の好きな人の名場面集~モリー・ウィーズリーの場合(3)(4回シリーズ)
ハリーとセドリックが同時に優勝カップを握った時状況は一変しました。昼間ののんびりムードは遥か昔の事に感じられるようでした。優勝カップは移動キーでした。そして行った先でセドリックは殺害されハリーはヴォルデモート卿の復活を見届けて命からがらホグワーツに戻って来ました。そこでおばさんは・・・(全3項目)

3-1.医務室にて、その1
2人一緒に取ろう。ホグワーツの優勝に変わりない。2人引き分けだ。ハリーがこう言ってセドリックと同時に優勝カップを握った時状況は一変しました。優勝カップは移動キーでした。そして行った先でハリーが見届けたのは?

ヴォルデモート卿の復活だったのです。

セドリックは殺害されハリーはセドリックの亡骸を抱えて命からがらホグワーツに戻って来ました。そこでハリーは「誰が炎のゴブレットに自分の名前を入れたのか?」と「誰が優勝杯を移動キーにしたのか?」を知ったのです。

ハリーの名前を炎のゴブレットに入れたのはポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアでした。ヴォルデモート卿が体を取り戻すためにはハリーの血が必要だったからです。

「ハリー!ああハリー!」

ウィーズリーおばさんは病棟に入って来たハリーを見るなり駆け寄ろうとしました。がしかしその間にダンブルドアが立ち塞がりました。ダンブルドアはおばさんを手で制しながらハリーは今夜恐ろしい試練をくぐり抜けて来た。

それを自分のためにもう一度再現してくれた所だ。今ハリーに必要なのは安らかに静かに眠る事だ。もしハリーがみんなにここにいて欲しければそうしてよろしい。しかしハリーが答えられる状態になるまでは質問してはならぬ。

ダンブルドアにこう言われておばさんは真っ青な顔で頷きました。そしてその場にいたロンにハーマイオニーそれにビルの3人がまるでうるさくしていたかのように「シーッ」と言って叱るとこう言ったというわけなんですよね。

「判ったの?ハリーは安静が必要なのよ!」


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私の好きな人の名場面集~モリー・ウィーズリーの場合(2)(4回シリーズ)
4年生の時ハリーは心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまいました。そして最後の課題当日ハリーはマクゴナガル先生に「代表選手の家族が招待されて来ている」と言われて大いに戸惑う事となりました。ところがハリーの家族として来ていたのはダーズリー一家ではなく・・・(全3項目)

3-1.ハリーの家族として、その1
三大魔法学校対抗試合の代表選手になってからというものハリーは綱渡りの連続でした。まず「第1の課題」の時には前日にマッド・アイ・ムーディからヒントを貰ってファイアボルトを手に入れるために真夜中過ぎまで・・・

「呼び寄せ呪文」の猛練習をしました。さらに「第2の課題」の時は課題当日に屋敷しもべ妖精のドビーに鰓昆布を貰って辛うじてクリアする事ができました。そんなこんなで紆余曲折を経て何とか最後の課題当日になりました。

「ポッター、代表選手は朝食後に大広間の脇の小部屋に集合です」

代表選手は学期末試験を免除されていたのでハリーはこれまで試験の時は教室の一番後ろに座り「第3の課題」のための新しい呪文を探していました。ところが大広間でマクゴナガル先生が近づいて来てハリーにこう言うのです。

競技が始まるのは夜だったため「時間を間違えたのでは?」と不安になりハリーは先生に「競技は今夜です!」と抗議しました。しかし先生が言うには代表選手の家族が招待されて最終課題の観戦に来ている。そのため・・・

その皆さんに挨拶する機会だとそう言うのです。それを聞いてハリーは唖然としました。それというのもハリーには親戚はダーズリー一家しかなく、三大魔法学校対抗試合を観に来てくれるような家族など存在しないからです。

「ハリー来いよ。みんな君を待ってるよ!」

セドリック・ディゴリーにこう呼びかけられてハリーは当惑しながら立ち上がりました。ダーズリー一家が来ているのだろうか?ところが大広間の脇の小部屋でハリーを待ち受けていたのはダーズリー一家ではありませんでした。

ビルとウィーズリーおばさんだったのです。


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私の好きな人の名場面集~モリー・ウィーズリーの場合(1)(4回シリーズ)
8月最後の週から私の好きな登場人物4人の名場面を各回1つずつ紹介して来ました。最後を締めくくるのは「この人」です。ハリーは1年生の新学期初日にキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入り方を教えて貰ったのですが、その時おばさんは目の前の黒髪の少年がハリーだという事を知りませんでした。しかしこの時は・・・(全3項目)

3-1.初めての「隠れ穴」にて、その1
夏休みで帰って来て以来バーノン叔父さんはハリーをいつ爆発するのか分らない爆弾のように扱いました。何しろハリーは普通の少年ではありません。それどころか思いっ切りまともではない。魔法使いだからというわけです。

未成年の魔法使いは学校の外で魔法を使う事を許されていない。ハリーはこの事をダーズリー一家に話していませんでした。そのため叔父さんたちはフンコロガシに変えられては大変とハリーの事を怖がっていたというわけです。

ところがそれを突如として現れた屋敷しもべ妖精のドビーが一家に教えてしまったのです。ドビーは「学校に戻ってはなりません」という無理難題をハリーに課した挙句にペチュニア叔母さんの傑作デザートを浮遊術で・・・

山盛りのホイップクリームとスミレの砂糖漬けは台所の床に落ちて破壊されました。魔法省から公式警告状が届きハリーがそれを隠していたという事実に激怒したバーノン叔父さんはハリーを部屋に監禁してしまったのでした。

そこに救いの手を差し伸べたのがロンにフレッドにジョージのウィーズリー3兄弟でした。父親のアーサー氏の勤め先が魔法省のためハリーが公式警告状を受け取った事を知ったのです。3人はアーサー氏が魔法をかけた・・・

空飛ぶフォード・アングリアでプリベット通り4番地にやって来ました。こうして餓死寸前に追い込まれていたハリーは脱出を果たし初めてオッタリー・セント・キャッチポール村の近くにあるウィーズリー家の住居の・・・

「隠れ穴」に来る事になったというわけなんですよね。


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私の好きな人の名場面集~シリウス・ブラックの場合(4)(シリーズ最終回)
ハリー5年生のクリスマス休暇直前アーサー・ウィーズリー氏が騎士団の任務中に蛇に襲われて重傷の大怪我を負うという事件が起きました。ハリーにロンそれにフレッドとジョージにジニーの5人は急遽ロンドンのグリモールド・プレイス12番地に移動したのですが・・・(全3項目)

3-1.再びグリモールド・プレイス12番地にて、その1
クリスマス休暇前最後のダンブルドア軍団の会合の終了後ハリーはチョウ・チャンとキスをしました。ベッドに入ってチョウについて様々な思いを巡らせているとチョウが夢に出て来ました。夢の中でチョウはハリーに・・・

チョウは嘘の口実で誘い出したとハリーを責めていました。蛙チョコレートのカードを150枚くれると約束したから来たのにとチョウは言っていました。チョウは「セドリックはこんなに沢山くれたわ。見て!」と叫びました。

チョウは両手一杯のカードをローブから引っ張り出し空中にばら撒きました。次にチョウがハーマイオニーに変わりました。ハーマイオニーはハリーに「約束したんでしょう。代わりに何かあげたほうがいい」とそう言うのです。

ところがハーマイオニーは「ファイアボルトなんかどう?」と言うのです。そしてハリーが「チョウにファイアボルトはやれない。アンブリッジに没収されているし」と抗議をしていると突然夢の内容がガラリと変わったのです。

ハリーの体は滑らかで力強くしなやかでした。床にぴったりと張りつき腹這いになって滑っていました。その廊下には誰もいない。そう思っていたら廊下の突き当たりの扉の前に男が1人座っていました。居眠りをしていました。

ハリーはその男を噛みたかった。しかしその衝動を抑えなくてはならないのです。もっと大事な仕事があるからです。ところがその男が急に立ち上がりました。その男がベルトから杖を引き抜くのが見えました。しかたがない。

ハリーは床から高々と伸び上がりその男を襲いました。ハリーの牙が男の肉に深々と食い込みました。男の肋骨が砕かれるのを感じました。生暖かい血が噴き出して男は苦痛の叫びを上げました。壁を背に仰向けに倒れました。

その男はアーサー・ウィーズリー氏だったのです。


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私の好きな人の名場面集~シリウス・ブラックの場合(3)(4回シリーズ)
昨年度の学期末試験最終日までは両親の「秘密の守人」になって2人の居所を教え、死に追いやった憎んでもあまりある存在だったシリウスが今度は一転して会える事が心の支えになる人になりました。寮の談話室の暖炉でハリーとの再会を果たしたシリウスはハリーに数々のアドバイスと警告を・・・(全3項目)

3-1.談話室にて、その1
日曜の朝目覚めたハリーは「何故自分はこんなに惨めで不安な気持ちなのか?」思い出すまでしばしの時間を要しました。そして昨夜心ならずも三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれてしまった事が脳裏に蘇って来たのです。

「あなたが知らせる事をシリウスは望んでいます」

ハーマイオニーはシリウスに手紙を書いて今回の事を話さなくてはならないと言うのです。それはシリウスがホグワーツで起こっている事は全て知らせるようにと言っていたからでした。それに対してハリーはこう反論しました。

「シリウスは僕の傷痕が少しチクチクしたというだけでこっちに戻って来たんだ。誰かが三校対抗試合に僕の名前を入れただなんて言ったらそれこそ城に乗り込んできちゃう」

こう言うハリーにハーマイオニーは前述の「シリウスはハリーが知らせる事を望んでいる」という言葉を口にしたのです。さらにハーマイオニーは「どうせシリウスには判る事だ」とそう言うのです。その理由は何よりも・・・

これは秘密にしておけるような事ではない。この試合もハリーも有名。ハリーがこの試合に出場する事が「日刊予言者新聞」に載らないわけがない。ハーマイオニーにこう説得されてハリーはシリウスに手紙を書いたのでした。

シリウスからの返事の手紙はなかなか届きませんでした。それはシリウスがハリーと直接会って話をする段取りをするためだったのです。ハリーとシリウスは11月22日の午前1時に寮の談話室の暖炉前で会う事になったのでした。

それからの2週間は「シリウスと会って話す事ができる!」という望みがハリーの支えでした。ロンもハリーの元を離れていってしまいました。そのためこれまでになく真っ暗な地平線の上でそれだけが明るい光だったのです。


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私の好きな人の名場面集~シリウス・ブラックの場合(2)(4回シリーズ)
「それなら死ねばよかったんだ。友を裏切るくらいなら死ぬべきだった。我々も君のためにそうしただろう」シリウスはピーター・ペティグリューを信じていました。だからこそポッター夫妻の「秘密の守人」をピーターにしたのです。信じていたからこそ裏切られた時のシリウスの怒りは・・・(全3項目)

3-1.叫びの屋敷にて、その1
汚れきった髪がもじゃもじゃと肘まで垂れていました。暗い落ち窪んだ眼窩の奥で目がギラギラしているのが見えなければまるで死体が立っていると言ってもいい。血の気のない皮膚が顔にぴったりと貼りつき髑髏のようでした。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

ロンの杖を2人に向けシリウス・ブラックがしわがれ声で唱えました。ハリーとハーマイオニーの杖が2人の手から離れ高々と宙を飛んでシリウス・ブラックの手に収まりました。その目はしっかりとハリーを見据えていました。

「君なら友を助けに来ると思った。君の父親も私のためにそうしたに違いない。君は勇敢だ。先生の助けを求めなかった。有り難い。そのほうがずっと事は楽だ」

父親についての嘲るような言葉がハリーの耳にはまるでシリウス・ブラックが大声で叫んだかのように鳴り響きました。ハリーの胸は憎しみで煮えくり返り恐れの欠けらが入り込む余地はなかったのです。この時ハリーは・・・

杖を取り戻したかった。生まれて初めてハリーは身を守るためではなく攻撃のために杖が欲しいと思いました。我を忘れてハリーは身を乗り出しました。しかし杖を取り戻したその後もハリーの杖腕は微動だにしませんでした。

すると新しい物音が聞こえて来ました。床にこだまするくぐもった足音でした。ハーマイオニーの叫びに応えて4人がいる部屋に飛び込んで来たのはルーピン先生でした。部屋の中の状況を確認するとルーピン先生が再び・・・

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

ルーピンは3本の杖を器用に捕まえシリウス・ブラックを見据えたまま部屋に入って来ました。ハリーは急に虚ろな気持ちになって立ちすくみました。とうとうやらなかった。弱気になったんだ。ところがルーピンは・・・

「シリウス、あいつはどこだ?」

この後ルーピンとシリウス・ブラックが言い出した事はハリーたち3人には到底理解できないものでした。ロンのペットのスキャバーズが「動物もどき」の魔法使いでピーター・ペティグリューだと2人はそう主張するのです。


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私の好きな人の名場面集~シリウス・ブラックの場合(1)(4回シリーズ)
さて!先月の末から4週間に渡って私の好きな登場人物の名場面を各回1場面ずつ紹介しています。今週は脱獄は不可能と言われていた魔法界の監獄アズカバンから逃げ遂せてハリーの命を狙っているらしいと言われていた「この人」です。ところがハリーはプリベット通り4番地を飛び出したその直後に・・・(全3項目)

3-1.マグノリア・クレセント通りにて、その1
マージ叔母さんがここに来る?バーノン叔父さんの口からその事を聞いた時1回1回の恐ろしさがハリーの脳裏に蘇って来ました。マージ叔母さんは田舎にある大きな庭付きの家に住んでブルドックのブリーダーをしていました。

大切な犬を放っておくわけにはいかないとプリベット通りにそれほど頻繁に滞在するわけではありません。しかしマージ叔母さんの数々の所業がありありとハリーの記憶に焼き付いていました。その一方で今回のハリーは・・・

ホグワーツの生徒は3年生になると学校に隣接するホグズミード村に行く事が許可されます。ところがそれには両親もしくは保護者に許可証にサインをしてもらわなくてはならないのです。ハリーはバーノン叔父さんに・・・

当然マージ叔母さんはハリーが魔法の学校に行っている事など知りません。何でもセント・ブルータス更生不能非行少年院に収容されていると話してあるそうです。ハリーは許可証にサインをしてくれる事を交換条件に・・・

口裏を合わせてもいいとバーノン叔父さんに迫りました。それからハリーの地獄の日々が始まりました。いっそ無視してくれた方が良かったのにマージ叔母さんはハリーの躾をああだこうだと口やかましく指図するために・・・

ハリーを目の届く所に置きたがりました。許可証を忘れるな。ホグズミードの事を考えるんだ。挑発に乗っちゃ駄目だ。しかし自分の事ならともかく父親を口汚く罵られたためついにハリーは我慢の限度を超えてしまいました。

マージ叔母さんは風船のように膨れ上がりました。バーノン叔父さんは戻って叔母さんを元通りにしろとがなり立てました。がしかしハリーは怒りで前後の見境がなくなっていたのです。ハリーは叔父さんに息を荒げて・・・

「当然の報いだ。身から出た錆だ。僕に近寄るな」

こう捨て台詞を残すとプリベット通りを出て行きました。そしてハリーがマグノリア・クレセント通りに差し掛かったその時でした。首筋が妙にチクチクする。誰かに見つめられているような気がする。ハリーは背後から・・・

視線を感じたのです。


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私の好きな人の名場面集~ルーナ・ラブグッドの場合(4)(シリーズ最終回)
どんな困難な状況に追い込まれても決して自分を見失う事がない。話したい時に話す。話したい事を話す。自説を曲げない。いつでもどこでもマイペース。唯我独尊。我が道を行く。それがルーナの流儀というわけなんですよね。それは「マルフォイの館」でもそしてビルとフラーの新居「貝殻の家」でも・・・(全3項目)

3-1.脱出先の「貝殻の家」にて、その1
もはや呼び戻せない所に行ってしまったと判ってはいてもハリーはドビーの名前を呼び続けていました。ハリーたちに小鬼のグリップフックにディーン・トーマスに杖職人のオリバンダー翁そしてルーナの命と引き換えに・・・

「目を閉じさせたほうがいいもン」

ルーナがこう言うまでハリーは穴を掘るのを手伝っていたロンにディーン以外の人たちが近づいて来る音に気づきませんでした。ルーナが屈んでそっとドビーの瞼に指を触れ見開いたままのガラス玉のような眼をつむらせました。

「ほーら、ドビーは眠っているみたい」

ルーナが優しくこう言いました。そして穴から出た後ハリーは最後にもう一度小さな亡骸を見つめました。すると突然ルーナが「何か言うべきだと思う」と言いました。みんなが見守る中まずルーナがドビーに語りかけました。

「あたしを地下牢から救い出してくれてドビー本当にありがとう。そんなにいい人で勇敢なあなたが死んでしまうなんてとっても不公平だわ。あなたがあたしたちにしてくれたことをあたし決して忘れないもン」

「あなたが今幸せだといいな」

ルーナがこう言った後はロンもディーンも言葉すくなでした。ハリーも「さようならドビー」と言っただけでした。ルーナがみんなが言いたい事を全部言ってくれていました。ビルが杖を上げると墓穴の横の土が宙に上がり・・・

小さな赤みがかった塚ができたのでした。


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私の好きな人の名場面集~ルーナ・ラブグッドの場合(3)(4回シリーズ)
ハリーとロンがグロスター州のディーンの森で奇跡の再会を果たした直後にハーマイオニーが突然ルーナのお父さんに会いたいと言い出しました。当初ハリーは反対したのですがそんなハリーにロンは「今はクリスマス休暇中でルーナが家にいるから元気出せ」と言っていたのですが・・・(全3項目)

3-1.マルフォイの館にて、その1
ハーマイオニーのその申し入れはハリーとロンがグロスター州のディーンの森で奇跡の再会を果たした直後に行なわれました。しかしゴドリックの谷で散々な目に遭ったばかりという事でハリーは否定的な見解を示したのでした。

「ゼノフィリウス・ラブグッドに会いに行きたいの」

ハーマイオニーはハリーの目の前にリータ・スキーター著の「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」を突き出しました。そこにはダンブルドアがグリンデルバルドに宛てて書いた手紙の写真が載っていたのです。

杖灯りをかざしてよく見るとダンブルドアは名前の頭文字「A」の代わりに「吟遊詩人ビードルの物語」に描かれているのと同じ三角印のミニチュア版を書いていました。ハーマイオニーはこの印が頻繁に出て来ると言うのです。

これはビクトール・クラムがグリンデルバルドの印だと言ったのは判っている。でもゴドリックの谷の古い墓にも間違いなくこの印があった。あの墓石はグリンデルバルドの時代よりずっと前だった。しかし残念な事には・・・

これがどういう意味なのか?ダンブルドアはもう死んでしまっているしグリンデルバルドがまだ生きているのかどうかさえ私は知らない。だからハーマイオニーはビルとフラーの結婚式の時に首にこの印をぶらさげていた・・・

ゼノフィリウス氏に訊くしかないとそう言うのです。それに対してハリーは「もうゴドリックの谷の二の舞はご免だ」と言って反対したのですが「2対1」の多数決という事で結局ゼノフィリウス氏に会いに行く事になりました。

ハーマイオニーの味方をするのは三角印の意味を知りたいからではないという事が判っていたハリーはロンに不満を漏らしました。しかしロンは今はクリスマス休暇中だからルーナが家にいる。だから元気出せとそう言うのです。

ところがルーナは家にいませんでした。ゼノフィリウス氏があの雑誌「ザ・クィブラー」にハリーを養護する記事を多数掲載したためルーナは身柄を拘束され人質に取られてしまったのです。ハリーたちがルーナに会ったのは?

何と!マルフォイの館だったのです。


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私の好きな人の名場面集~ルーナ・ラブグッドの場合(2)(4回シリーズ)
「日刊予言者新聞」がハリーの事を「選ばれし者」などと書き立てて褒めそやしたため、大勢の女子生徒たちがハリーにスラグホーンのクリスマス・パーティに連れて行ってもらおうと必死になりました。ところがハリーがパートナーに選んだのは当の本人もびっくり仰天の意外な人物だったのです。(全3項目)

3-1.クリスマス休暇直前、その1
どっちに転んでもハリーにとっては迷惑行為以外の何物でもありませんでした。良くも悪くも「日刊予言者新聞」の報道姿勢はハリーの周囲の環境を大きく変動させる事になったのです。ハリーが6年生になった時には・・・

予言者新聞がハリーの事を「選ばれし者」などと書き立てて褒めそやしたため、女子生徒たちは何とかハリーにスラグホーンのクリスマス・パーティに誘ってもらおうと必死になったのです。そこで特に熱心な10人ほどが・・・

クリスマス休暇に入る2日前でスラグホーンのパーティが行われる前日の事でした。ハーマイオニーが図書室に来る前に寄った女子トイレで女の子たちがハリーに気づかれずに惚れ薬を盛る戦術を話し合っていたんだそうです。

「どうして取り上げなかったんだ?」と詰め寄るハリーにハーマイオニーは「あの人たち、トイレでは薬を持っていなかったの」と蔑むように答えました。特にロミルダ・ベインは本気のようなので注意しなさいとの事でした。

当時のハリーの気持ちをさらに落ち込ませていたのがロンとハーマイオニーが仲違いしている事でした。今学期最後の「変身術」の授業は人の変身という非常に難しい課題を始めたばかりで自分の眉毛の色を変える練習を・・・

鏡の前でしていました。どうやったものやら?ロンの1回目は惨憺たる結果で見事なカイザル髯が生えてしまいました。ハーマイオニーは薄情にもそれを笑いました。ロンはその復讐にマクゴナガル先生が質問をすると・・・

ハーマイオニーが椅子に座ったまま上下にピョコピョコする様子を残酷にも正確に真似して見せました。ラベンダー・ブラウンとパーバティ・パチルは面白がりました。がしかしハーマイオニーは涙がこぼれそうになりました。

終業ベルが鳴った途端ハーマイオニーは学用品を半分も残して教室から出て行ってしまいました。今はロンよりハーマイオニーのほうが助けを必要としていると判断したハリーはハーマイオニーが残した荷物を掻き集めて・・・

ハーマイオニーを追ったのでした。

するとそこにいたのが・・・


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私の好きな人の名場面集~ルーナ・ラブグッドの場合(1)(4回シリーズ)
先週に引き続き今週もハリーポッター・シリーズの登場人物の中で私が好きな人の名場面を独断と偏見で選び抜いて紹介する事にします。ハリーがこの人と初めて対面したのは5年生の新学期初日のホグワーツ特急でした。空いたコンパートメントを探してジニーと共に最後尾の車両に来ると・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツ特急にて、その1
ホグワーツでは5年生になると各寮の男女1名ずつが監督生に任命されます。ハリーが5年生になった時グリフィンドールから選ばれたのはハーマイオニーと驚くべき事に男子のほうは当の本人もびっくり仰天のロンだったのです。

そういう事だったので新学期初日のホグワーツ特急で2人は先頭の監督生用の車両に行ってしまいました。そこでハリーはジニーと2人で空いたコンパートメントを探す事になりました。そして最後尾の車両で会ったのが・・・

「やあハリー、やあジニー、どこも一杯だ。僕席が全然見つからなくて」

息を切らしながらこう挨拶したのはネビルでした。するとジニーがネビルを押しつけるようにして狭い通路を通りネビルの後ろのコンパートメントを覗き込んで「何言ってるの?ここが空いているじゃない」と言ったのでした。

そこにいたのがルーナ・ラブグッドその人だったんですよね。ネビルは「邪魔したくない」などとブツブツ言って入る事を渋りました。しかしジニーが「バカ言わないで。この子は大丈夫よ」と言ってトランクを中に入れました。

ジニーが「こんにちはルーナ、ここに座ってもいい?」と挨拶をすると窓際にいた女の子が目を上げました。濁り色のブロンドの髪が腰まで伸びバラバラと広がっています。眉毛がとても薄い色で目が飛び出しているので・・・

普通の表情でもびっくり顔でした。ネビルが何故このコンパートメントをパスしようとしたのか?ハリーにはその理由が即座に判りました。この女の子には「明らかに変人のオーラが漂っている」とハリーはそう思ったからです。

もしかしたら杖を安全に保管するのに左耳に挟んでいるせいかもしれません。あるいはよりによってバタービールのコルクを繋ぎ合わせたネックレスを掛けているせいかもしれません。又は手にした雑誌を逆さまにして・・・

読んでいるせいかもしれません。その女の子はネビルをじろっと見て一方ハリーの事はじーっと見て頷きました。この子は普通の人間より瞬きの回数が少なくて済むらしくハリーを見つめに見つめていました。そのため・・・

ハリーは真向かいに座った事を後悔する事となったというわけなんですよね。


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