ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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5巻のシリウス・ブラック(8)(16回シリーズ)
新学期に入って最初の日曜日の深夜に談話室の暖炉の炎の中に現れてからシリウスは石のように沈黙していました。そして久しぶりにシリウスがハリーたち3人の前に現れたのは今度は10月に入って最初の月曜日の夜の事でした。そこに来た理由はハリーたちが進めようとしていた「あのグループ」の事だったのです。(全3項目)

3-1.気がかりな事
こうして「再び暖炉の火の中に現れる」と予告したシリウスだったのですが、それ以降は丸3週間音沙汰がありませんでした。そして10月の最初の週末はホグズミード行きだったのですがそこでハリーの懸念というのが・・・

ハリーはその日を楽しみにして過ごしましたが1つだけ気になる事がありました。シリウスが丸3週間も石のように沈黙していたからです。来ないでと言った事がシリウスを怒らせてしまったのは判っていました。そのため・・・

シリウスが慎重さをかなぐり捨てて来てしまうのでは?と時々心配になりました。もし村でドラコ・マルフォイの目の前で黒い犬が自分たちに向かって駆けて来たらどうしよう?そこでロンとハーマイオニーに相談すると・・・

ロンはシリウスが外に出て動き回りたいという気持ちは判る。何故なら2年以上も逃亡生活だった。それは笑い事ではなかった。でも少なくとも自由だった。ところが今はあのぞっとするような屋敷しもべ妖精と幽閉の身だ。

ハーマイオニーが言うにはヴォルデモートが表に出て来るまではシリウスは隠れていなくてはいけない。馬鹿な魔法省がダンブルドアがシリウスについて語っていた事が真実だと受け入れないとシリウスの無実には気づかない。

だって第一シリウスには「闇の印」がないのだから。ロンはハリーを元気づけるように「のこのこ現れるほどシリウスは馬鹿じゃないと思うよ」と言ったのでした。もしそんな事をしたらダンブルドアがカンカンに怒るし・・・

シリウスはダンブルドアの言う事が気に入らなくても聞き入れるとロンは言うのです。ハーマイオニーは「心配しない事よ」とも言いました。何故なら今のハリーはシリウスの事がなくったってもう手一杯だからとの事でした。

そして週明けの月曜日には・・・


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5巻のシリウス・ブラック(7)(16回シリーズ)
「災い転じて福と成す」と言うのか?それとも「不幸中の幸い」と言うのか?ハリーとロンが日曜日の夜11時半過ぎまで宿題をやっていると談話室の暖炉の炎の中にシリウスが現れ出でたのでした。そしてアンブリッジに関する数々の情報を提供してくれたのです。そして最後にシリウスは・・・(全3項目)

3-1.談話室の暖炉に
ハリーはアンブリッジの罰則に時間を取られロンはクィディッチの練習を優先させたがために宿題を溜めに溜め込んでしまったというわけです。日曜日の夜11時半にハーマイオニーが欠伸をしながら2人のそばにやって来ました。

「もうすぐ終わる?」とハーマイオニーに問われてロンが「いや」と一言で答えました。どうしてハーマイオニーが2人のそばに近づいて来たのか?というとそれは窓の外にパーシーのふくろうのヘルメスが来ていたからでした。

「パーシーが何で僕に手紙なんか?」

それは間違いなくパーシーからロンに届いた手紙でした。ところが先に読み進むほどロンのしかめっ面がひどくなりました。そこには辛辣にハリーを誹謗中傷し情緒不安定で暴力を振るうかもしれないから付き合うなとか・・・

ハリーがロンを困らせる事をしたらアンブリッジに話すよう強く勧める。つまりハリーが何かやったらアンブリッジに告げ口しろと綴られていたのです。ハリーは急に自分の名付け親を哀れに思う気持ちが込み上げて来ました。

今のハリーの気持ちを本当に理解できるのは同じ状況に置かれていたシリウスだけかもしれない。魔法界のほとんど全ての人がシリウスを危険な殺人者でヴォルデモートの強力な支持者だと思い込んでいる。シリウスは・・・

そういう誤解に14年も耐えて生きて来た。ハリーは目を瞬きました。暖炉の火の中に思いがけないものを見たからです。それはちらりと目に入ってたちまち消えました。そんなはずはない。気のせいだ。シリウスの事を・・・

考えていたから見えたんだ。それでもハリーは両膝をついて椅子から床に滑り降り四つん這いになって炎を見つめていました。するとロンが怪訝そうに「何でそんな所にいるんだい?」と訊いたのでした。そこでハリーは・・・

「たった今シリウスの顔が火の中に見えたんだ」

確かに去年も三大魔法学校対抗試合の時にこの暖炉の火に現れたシリウスと話をしています。しかし今度は本当に見えたのかどうか自信がありません。何しろあっという間に消えてしまったのだから。ハーマイオニーも・・・

「シリウスの顔?」とハリーの言葉を繰り返しました。そして「あの時と同じ?でも今はそんな事しないでしょう?」と言っているとハーマイオニーが暖炉の炎を見つめて息を呑んだのでした。ちらちらと踊る炎の真ん中には?

シリウスの首が座っていたのです。


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5巻のシリウス・ブラック(6)(16回シリーズ)
ハリーはシリウスがキングズ・クロス駅に従いて来た事は軽い冗談だと思っていました。ところが違っていたのです。ウィーズリーおばさんとハーマイオニーの言う事は正しかった。そして一週間後の土曜日の「日刊予言者新聞」にはさらにそれを裏付けるような記事が掲載されてしまったのです。(全3項目)

3-1.犬のように追け回す
新学期初日にホグワーツ特急に乗ると監督生気取りのあいつが現れるのは毎年恒例の事なので今年も予測ができました。ところが今回の場合はキングズ・クロス駅にシリウスが来た事で新たな緊張を強いられる事になったのです。

「まあ気をつける事だなポッター。何しろ僕は君の足が規則の一線を踏み越えないように犬のように追け回すからね」

ハーマイオニーは立ち上がって「出て行きなさい!」と言いました。ドラコ・マルフォイはニタニタしながらハリーに憎々しげな一瞥を投げて出て行きました。ハーマイオニーは扉をピシャリと閉めるとハリーのほうを見ました。

ハリーはすぐに悟りました。ハーマイオニーもハリーと同様マルフォイが今言った「犬のように追け回す」という言葉を聞き咎めてハリーと同じようにひやりとさせられたからでした。2人が今いるコンパートメントには・・・

ネビルとルーナがいるので2人は自由に話すわけにはいきませんでした。心配そうなハーマイオニーともう一度目配せをし合いハリーは窓の外を眺めました。ハリーはシリウスが駅に一緒に来た事は軽い冗談だと思っていました。

ところがそれが急に無茶で本当に危険だったかもしれないと思われました。ウィーズリーおばさんにハーマイオニーの言う事は正しかった。やはりシリウスは従いて来るべきではなかった。ルシウス氏が黒い犬に気づいて・・・

ドラコに教えたのだとしたら?それともドラコ・マルフォイが「犬のように」と言ったのは単なる偶然なのか?どっちにしろドラコ・マルフォイのこの一言でハリーとハーマイオニーの心は大きく掻き乱される事になったのです。


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5巻のシリウス・ブラック(5)(16回シリーズ)
不死鳥の騎士団のために自分ができる事は何1つない。そんな八方塞がりの状態の中でシリウスは活路を見出そうとダンブルドアにある申し出をしました。しかしそれも実現せずさらに口に出して言う言葉とは裏腹にシリウスがハリーの懲戒尋問に望んでいた結果とは?(全3項目)

3-1.懲戒尋問を巡って
そんなこんなで不死鳥の騎士団が再結成されグリモールド・プレイス12番地が本部になってからというものはシリウスは八方塞がりの状態でした。そこでシリウスが活路を見出そうとしてダンブルドアに申し出た事がありました。

それは8月12日に行なわれるハリーの懲戒尋問にスナッフルズつまり犬の姿になって付き添うというものでした。たとえ言葉を発する事ができずともハリーを精神的に励ましたいというわけです。しかし極めて残念な事に・・・

「ダンブルドア先生はシリウスがあなたと一緒に行くのは良くないとお考えですよ。それに私も-」

尋問当日ハリーを魔法省に連れて行くのはアーサー氏という事になりました。ハリーがシリウスのほうを見ると質問する前にウィーズリーおばさんがこう言いました。シリウスは食いしばった歯の間から無念さを滲ませて・・・

「ダンブルドアが正しいと思いますよ」

その日の朝ハリーは5時半に目覚めました。まるで誰かが耳元で大声を出したかのように突然しかもはっきりと目が覚めました。厨房には誰もいないだろうと思っていましたが扉の所まで来ると中から低い話し声が聞えました。

扉を開けるとウィーズリー夫妻にシリウスそれにルーピンとトンクスがまるでハリーを待ち受けていたかのように座っていました。この日のアーサー氏の服装は細縞のズボンに袖口と腰の締まった古いボマージャケット姿でした。

アーサー氏が元気付けるように「すぐ終わるよ。数時間後には無罪放免だ」と言いました。トンクスが真面目にハリーの尋問を担当するアメリア・ボーンズの事を「公平な魔女だからちゃんと聞いてくれるわよ」と言いました。

そしてシリウスが「カッとなるなよ。礼儀正しくして事実だけを言うんだ」と言ったのでした。その次にはルーピンが「法律は君に有利だ。未成年魔法使いでも命を脅かされる状況では魔法を使う事が許される」と言いました。

少し早いがここでぐずぐずしているよりも魔法省に行ったほうがいいとアーサー氏が言って出発する事になりました。ハリーはシリウスの無罪じゃなかったら私が君のためにアメリア・ボーンズに一泡吹かせてやるという・・・

言葉に苦笑いを浮かべた後厨房を出たのでした。


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5巻のシリウス・ブラック(4)(16回シリーズ)
「ここに戻って来たくなかった。またこの屋敷に閉じ込められるとは思わなかった」騎士団の本部で初めての一夜を過ごしたハリーは屋敷しもべ妖精のクリーチャーと会いました。そのクリーチャーを筆頭にここ12番地はシリウスにとっては忌まわしい記憶ばかりが残る場所だったのです。(全3項目)

3-1.一夜明けて
翌朝ハリーとロンが食事を済ませて客間に行くとウィーズリーおばさんにハーマイオニーにジニーさらにはフレッドとジョージが鼻と口を布で覆うという奇妙な格好で2人を迎えました。前日におばさんが言っていた通り・・・

今日は客間のドクシー退治でした。5人はそれぞれが手に手に黒い液体が入った噴射用ノズル付きの瓶を持っていました。そしておばさんはテーブルの上にある2つの瓶を指差しハリーとロンにも持つようにと言ったのでした。

「ドクシー・キラーよ。こんなにひどく蔓延っているのは初めて見たわ。あの屋敷しもべ妖精はこの10年間一体何をしてた事やら」

ハーマイオニーの顔はキッチンタオルで半分が隠れていました。がしかしウィーズリーおばさんに咎めるような目を向けたのをハリーは間違いなく見ました。そしてその屋敷しもべ妖精の事を庇うこんな発言をしたのでした。

「クリーチャーはとっても歳を取ってるもの。到底手が回らなくって」

するとちょうど部屋に入って来たシリウスがハーマイオニーに「クリーチャーが本気になれば君が驚くほど色々な事に手が回るよ」と言ったのでした。血に染まった袋を抱えていました。死んだネズミが入っているようでした。

ハリーが怪訝そうな顔をしているのでシリウスは「バックビークに餌をやっていたんだ」と説明しました。そしてそこにあった文机を調べ始めました。その時ハリーは初めて机がガタガタ揺れている事に気づいたというわけです。

鍵穴から覗き込みながらシリウスはウィーズリーおばさんに「まね妖怪に間違いないと思う」と言いました。しかし何しろ私の母親の事だからもっと悪質な物かもしれない。だからマッド・アイに覗いて貰った方がいいと思う。

するとおばさんはシリウスに「判ったわ」と返事をしました。2人とも慎重に何気ない丁寧な声で話をしていました。それがむしろ2人とも昨夜の言い争いを忘れてはいない事をはっきり物語っているとハリーは思ったのでした。


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5巻のシリウス・ブラック(3)(16回シリーズ)
デザートも食べ終わりウィーズリーおばさんが欠伸をしながら「もうお休みの時間ね」と言いました。ところがシリウスがヴォルデモートの名前を口にした途端その場の雰囲気は一変しました。そしてその後は「ハリーに騎士団の活動内容を教えるべきか否か?」でシリウスとおばさんの大激論になったのです。(全3項目)

3-1.夕食を取りながら
みんなが夕食を食べ始めると暫くの間は皿やナイフにフォークのカチャカチャ言う音や誰かが椅子を引き寄せる音がするだけで話をする人はいませんでした。するとやがてウィーズリーおばさんがシリウスに話しかけたのでした。

おばさんが言うには客間の文机に何かが閉じ込められているんだそうです。しょっちゅうガタガタ揺れているのだそうです。もちろん単なるまね妖怪かもしれない。しかし出してやる前にアラスターつまりマッド・アイに・・・

頼んで見て貰わないといけないと思う。しかしシリウスはどうでもいいという口調で「お好きなように」と答えただけでした。おばさんはさらに話し続けました。その客間のカーテンは噛みつき妖精のドクシーが一杯で・・・

明日にでもみんなで退治したいと思ってるんだけどとおばさんが言うとシリウスは「楽しみだね」と答えました。ハリーはシリウスのその声に皮肉な響きを聞き取りましたが他の人もそう聞えたのかどうかは分りませんでした。

食事が終わると徐々に会話が弾むようになりました。マンダンガスが盗んだヒキガエルを当の盗まれた本人がそっくり高値で買い戻したという話をしているとウィーズリーおばさんはマンダンガスに厳しい声でこう言いました。

「マンダンガス、あなたの商売の話はもうこれ以上聞きたくありません。もう結構」

おばさんは立ち上がってデザートを取りに行く前に何故か嫌な表情を浮かべてシリウスをちらりと睨みつけました。するとシリウスは振り返ったハリーに「モリーはマンダンガスを認めていないんだ」と低い声で言ったのでした。

ハリーもこっそりと「どうしてあの人が騎士団に入ってるの?」と訊きました。シリウスが言うには「あいつは役に立つ」んだそうです。ならず者を全部知っている。何故ならマンダンガスもその内の1人だからというわけです。

マンダンガスはダンブルドアに忠実だ。それは一度危ない所を救われたから。ダングのようなのが1人いるとそれなりに価値がある。それはマンダンガスは自分たちの耳には入って来ないような事を聞き込んで来るから・・・

しかしウィーズリーおばさんはマンダンガスを夕食に招待するのはやり過ぎだと思っているのだそうです。それはハリーを見張るべき時に任務を放棄して消えた事でおばさんはマンダンガスを許していないからなんだそうです。


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5巻のシリウス・ブラック(2)(16回シリーズ)
何故不死鳥の騎士団の本部にシリウスのお母さんの肖像画があるのか?何分にも12番地に入った直後だったためハリーにとっては分らない事の連続でした。そして厨房に下りて久方ぶりにシリウスと話す機会を持つ事ができたハリーだったのですが・・・(全3項目)

3-1.吼える男
こうしてハリーはロンドンのグリモールド・プレイス12番地にある不死鳥の騎士団の本部に入る事になりました。当初ハリーは虫食いだらけの長い両開きのカーテンのその裏には別の扉がまたあるのだろうと思っていました。

しかし会議が終わって夕食という事になりハリーがロンにハーマイオニーそれにウィーズリーおばさんにトンクスと共に玄関ホールを通り抜けて厨房に降りようとしている時にトンクスがトロールの足の傘立てに躓いて・・・

「ごめん!このバカバカしい傘立てのせいよ。躓いたのはこれで二度目-」

トンクスの後の言葉は耳を劈き血も凍る恐ろしい叫びに呑み込まれてしまいました。カーテンの裏にあったのは扉ではなかったのです。次の瞬間ハリーはそれが等身大の肖像画だと気づきました。黒い帽子を被った老女が・・・

まるで拷問を受けているかのように叫んでいました。ハリーが今まで見た中で一番生々しく不快な肖像画でした。ルーピンとウィーズリーおばさんが飛び出してカーテンを閉めようとしました。しかしカーテンは閉まりません。

トンクスは何度も繰り返し謝りながらトロールの足の傘立てを直していました。ウィーズリーおばさんはカーテンを閉めるのを諦めて玄関ホールを駆けずり回り他の肖像画に杖で失神術をかけていました。するとそこに・・・

「黙れ。この鬼婆あ。黙るんだ!」

その男はウィーズリーおばさんが諦めたカーテンを掴むとこう吼えました。すると老女の顔から血の気が引いて「こいつぅぅぅぅぅ!」と喚きました。男の姿を見て老女の両眼が飛び出していました。するとその老女は・・・

「血を裏切る者よ。忌まわしや。我が骨肉の恥!」

するとその男はさらに「聞えないのか-だ-ま-れ!」と吼えました。そしてルーピンと2人がかりの金剛力でようやくカーテンを閉じました。老女の叫びが消えて沈黙が広がりました。少し息を弾ませ男がハリーを見ました。

「やあハリー。どうやら私の母親に会ったようだね」

暗い表情のその男がシリウスだったのです。


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5巻のシリウス・ブラック(1)(16回シリーズ)
突然ですが今日から4週間ぶち抜きで第5巻「不死鳥の騎士団」のシリウスを取り上げる事にしました。ヴォルデモート卿が復活したというのに「日刊予言者新聞」は一体いつその記事を掲載するんだ!ハリーが苛立ちを募らせていると「それどころではない」という新たな出来事が起きてしまったのです。(全3項目)

3-1.唯一の理解者?
ハリーは日々苛立ちを募らせていました。それというのも夏休みに入ってから連日「日刊予言者新聞」を受け取るため朝5時に起きているのにハリーが待ち望んでいる記事が一向に載らないからです。さらにそれに加えて・・・

例のあの事についてはあまり書けないの。当然だけど。手紙が行方不明になる事も考えて重要な事は書かないようにと言われているのよ。私たちとても忙しくしているけど詳しい事はここには書けない。

この手紙の最後でハーマイオニーは「随分色んな事が起っている。会った時に全部話す」と綴っていました。でもいつ自分に会うつもりなのだろう?はっきりした日付は誰も気にしてないじゃないか?誕生祝いのカードに・・・

ハーマイオニーが「私たちもうすぐ会えると思うわ」と走り書きして来たけど「もうすぐ」っていつなんだ?それにロンもハーマイオニーも何が忙しいのだろう?どうして自分は忙しくないのだろう?そんな中シリウスは・・・

少なくともシリウスだけはハリーの気持ちを理解してくれているようです。もちろんシリウスの手紙もちゃんとしたニュースは何も書かれてはいません。しかし思わせぶりなヒントではなく警戒や慰めの言葉が書かれていました。

君はきっとイライラしている事だろう。おとなしくしていなさい。そうすれば全て大丈夫だ。気をつけるんだ。無茶するなよ。

これまで大抵はシリウスの忠告通りに振舞って来ました。箒にトランクを括りつけ自分勝手に「隠れ穴」に出かけるなどという事はしませんでした。それにしても魔法界の監獄アズカバンに12年間も入れられたその挙句に・・・

脱獄してそもそも投獄されるきっかけになった未遂の殺人をやり遂げようとした。さらに盗んだヒッポグリフに乗って逃亡したような人間に「無茶するな」と諭されるなんて全く理不尽な事だ。ところがそう思っていたら・・・

驚くべき事にここリトル・ウィンジングでハリーはいとこのダドリーと共に吸魂鬼に襲われたのでした。


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改めてフラー・デラクールについて、その2(4)(シリーズ最終回)
ホグワーツに死喰い人が侵入してダンブルドアはセブルス・スネイプに殺害されてしまいました。さらにビルは狼人間のフェンリール・グレイバックに襲われてしまったのでした。ウィーズリーおばさんは「これでビルとフラーの結婚もご破算になる」と思ったのですが・・・(全3項目)

3-1.傷ついたビル
まさにその日はウィーズリー家に不死鳥の騎士団そしてハリーにとって最悪の日だったのではないでしょうか?ダンブルドアがセブルス・スネイプに殺害された上にビルは狼人間のフェンリール・グレイバックに襲われて・・・

ハリーがジニーと共に医務室に駆けつけるとロンにハーマイオニーにルーナそれにトンクスとルーピンが病棟の一番奥にあるベッドを囲んでいました。ハーマイオニーが駆け寄ってハリーを抱き締めルーピンも心配そうに・・・

「ハリー、大丈夫か?」
「僕は大丈夫。ビルはどうですか?」

誰も答えませんでした。5人が囲んでいたベッドを見るとビルが寝ているはずの枕の上にひどく切り裂かれて不気味な見知らぬ顔がありました。マダム・ポンフリーがきつい臭いのする緑色の軟膏を傷口に塗りつけていました。

ハリーが「呪文か何かで傷を治せないんですか?」と訊くとマダム・ポンフリーが「この傷にはどんな呪文も効きません」と答えました。知っている呪文は全て試してみましたが狼人間の噛み傷には治療法がないのだそうです。

グレイバックは変身していなかった。ロンが戸惑いがちに見るとルーピンは「ビルは本物の狼人間にはならないと思う」と言いました。しかし全く汚染されないという事ではない。呪いのかかった傷なんだ。だからビルは・・・

これから何らかの狼的な特徴を持つ事になるだろうとルーピンは言うのです。するとロンは「ダンブルドアなら何か上手いやり方を知っているかもしれない」と言い始めました。しかしそんなロンにジニーはこう告げたのでした。

「ロン-ダンブルドアは死んだわ」


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改めてフラー・デラクールについて、その2(3)(4回シリーズ)
クリスマス・イブの夜ジニーが豪勢に飾り立てた居間にはウィーズリーおばさんご贔屓のセレスティナ・ワーベックの歌が響き渡っていました。そしてその場にいた全員がセレスティナの歌を聞いているはずでした。しかし残念ながらセレスティナの歌に耳を傾けていたのは・・・(全3項目)

3-1.ジニーにとっては
クリスマス休暇に入ってハリーにロンそれにジニーの3人は「隠れ穴」に戻って来ました。しかしそこにハーマイオニーの姿はありませんでした。ロンと仲違いしていたため久しぶりに両親のいる実家に帰って行ったからです。

大忙しだったフレッドとジョージも帰って来ました。台所でハリーとロンが芽キャベツを刻んでいると2人が入って来ました。そこにウィーズリーおばさんも入って来てフレッドとジョージにこう言って来たというわけです。

「リーマスが今晩やって来るの。それで2人には悪いんだけどね。ビルをあなたたちの部屋に押し込まないと」

こう言うおばさんに対してジョージが「構わないよ」と言ったのでした。そしてやはりチャーリーは帰って来ないのでハリーとロンは屋根裏部屋それからフラーとジニーが一緒の部屋になれば何とか全員寝る所はあるそうです。

するとフレッドが「そいつぁジニーにとっちゃいいクリスマスだぞ」と呟きました。ジニーにとってはロンとハーマイオニーが仲違いをしてしまいハーマイオニーが来ない事が思わぬ形で災難をもたらす事になってしまいました。

そしてクリスマス・イブのパーティでも・・・


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改めてフラー・デラクールについて、その2(2)(4回シリーズ)
私は美しい!試験を受ける時期だってホグワーツの5年生よりボーパトンの6年生のほうがいいに決まっている。自分が卒業した学校の事も含めて自画自賛があまりにも激しいのでフラーはウィーズリーおばさんにもハーマイオニーにもそしてジニーにも嫌われているというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.出会いから婚約まで
さて!ここで改めてビルとフラーの出会いから婚約に至るまでの経緯を説明しておく事にします。2人が出会ったのは三大魔法学校対抗試合の「第3の課題」が行なわれた時でした。ビルがハリーの家族として招待されたのです。

大広間隣の小部屋でハリーがビルにウィーズリーおばさんと話していると、フラーが相当に関心がありそうな目で母親の肩越しにビルをちらちらと見ている事にハリーは気づきました。そして学期最終日フラーはハリーに・・・

出発する直前にフラーはハリーに駆け寄り手を差し出しながら「また会いましょうね」と再会を誓いました。そして「英語が上手になりたいのでここで働けるように望んでいます」とも言ったのです。この時には既にもう・・・

フラーはグリンゴッツで働く自分の姿を思い描いていたんでしょうね。こうしてフラーはビルを追ってグリンゴッツにやって来ました。さらにヴォルデモートが復活し不死鳥の騎士団が再結成された事がフラーにとっては・・・

「災い転じて福」という事になったのです。再結成された騎士団にメンバーの1人として参加したビルは「家に帰って騎士団の仕事ができるように」とそれまでやっていた「呪い破り」の仕事を辞めて事務職を希望しました。

そのためビルがフラーに対して個人教授をする事になりました。まさにフラーにとっては「渡りに舟」でした。当然ダンブルドアもビルとフラーがこうなる事を見越してビルをハリーの家族として呼んだというわけなんですよね。

こうしてビルとフラーは婚約しフラーは「隠れ穴」でハリーとの再会を果たしたのでした。


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改めてフラー・デラクールについて、その2(1)(4回シリーズ)
今週は6月以来という事で久方ぶりに「この人」を取り上げる事にしました。ハリーは4年生の学期最終日に会ってから約1年ぶりに再会する事になりました。ところがその周囲を取り巻く環境は極めて厳しい状況になっていたのです。それはウィーズリーおばさんにもさらにはジニーもハーマイオニーも・・・(全3項目)

3-1.一体誰の事を?
ハリーがホラス・スラグホーンの説得を終えてダンブルドアと共に「隠れ穴」に入ったのは真夜中の1時頃でした。ダンブルドアが到着の時刻を遅めに言ってあったようでロンもハーマイオニーももう既に眠りについていました。

ベッドに横になって「数秒後」とハリーには思えました。大砲のような音がして扉が開くと続けてカーテンを開ける音が聞こえて来ました。そして興奮した大声が聞こえハリーは頭のてっぺんにきつい一発を食らったのでした。

「君がもうここにいるなんて僕たち知らなかったぜ!」
「ロン、ぶっちゃ駄目よ!」

プリベット通り4番地にハリーを迎えに行ったのがダンブルドアだったという事でロンもハーマイオニーも何かしらの期待を抱いていたようでした。ハリーが2人にスラグホーンの事を話しているとそこに入って来たのが・・・

「アンブリッジ以下の人。知ってるわ」

スラグホーンはいい先生みたいだった?と訊くハーマイオニーにハリーが「アンブリッジ以下という事はないだろう」と言っているとジニーがこう言いながら部屋に入って来ました。ロンが「一体どうした?」と訊くと・・・

ジニーは「あの女よ」と言うとハリーが寝ていたベッドにドサッと座りました。頭に来ると言うジニーにハーマイオニーが「あの人今度は何をしたの?」と同情したように言いました。するとジニーは返す言葉でこう言いました。

「私に対する口の利き方よ。まるで3つの女の子に話すみたいに!」

するとハーマイオニーは声を落として「判るわ。あの人本当に自意識過剰なんだから」と言うのです。これを聞いてハリーは「ハーマイオニーがウィーズリーおばさんの事をこんな風に言うなんて」と思いました。ところが!

すると今度はロンが「2人ともほんの5秒でいいからあの女をほっとけないのか?」と言うのです。するとそれに対してジニーが「えーえどうぞ。あの女を庇いなさいよ」と言った後にロンに対してこう言い返しているので・・・

「あんたがあの女にメロメロな事ぐらいみんな知ってるわ」

ロンの母親つまりウィーズリーおばさんの事にしてはおかしい。ハリーは何かが抜けていると感じ始めました。そこで3人に「誰の事を話しているの?」と訊こうとしたのです。するとその言葉をハリーが言いかけた所で・・・

答えがハリーの朝食を持って入って来たのです。


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あの人の名場面集~ミネルバ・マクゴナガル先生の場合(4)(シリーズ最終回)
レイブンクロー寮の入口でアミカス・カローが起こしている騒ぎを聞きつけて駆けつけて来たのはマクゴナガル先生でした。ハリーとルーナという2人の反逆者に遭遇して動揺を隠せない様子のマクゴナガル先生だったのですが決断した後の先生はやはり「さすが!」と感心させられる行動の数々だったのです。(全3項目)

3-1.マクゴナガル先生の決断、その1
ヴォルデモートがホグワーツに隠した分霊箱は果たしてレイブンクローの失われた髪飾りなのか?寮の談話室に行けばその髪飾りの形を見る事ができると言うのでハリーはルーナ・ラブグッドと共に行ってみる事にしたのでした。

しかしそこにはアレクト・カローが待ち構えていました。ハリーが「透明マント」から出たその瞬間アレクトは人差し指を前腕の「闇の印」に押し付けました。その直後には印が焼けるのを感じた兄のアミカスがやって来ました。

「アレクト!あの方が到着してもし俺たちがポッターを捕まえていなかったら。マルフォイ一家の二の舞になりてえのか?返事をしろ!」

しかしそのアレクトはルーナの放った「失神光線」で気絶をしているので返事をする事ができません。やがて扉に向けて銃を発射するような大きな音が立て続けに聞こえて来ました。アミカスが扉を破ろうとしていたのでした。

「カロー先生、何をなさっておいでですか?」

その巨大な音を聞きつけて次に駆けつけて来たのがマクゴナガル先生だったのです。妹さんが中にいるのだから開けてくれるのでは?そうすれば城の大半の者を起こさずに済むと言うマクゴナガル先生に対してアミカスは・・・

「妹が答えねえんだよ。この婆あ!てめえが開けやがれ!さあ開けろ!今すぐ開けやがれ!」

アミカスのその言い方は到底人に頼み事をしているとは思えませんが、マクゴナガル先生は恐ろしく冷たい口調で「承知しました。お望みなら」と言って入口の扉のノッカーを上品に叩きました。すると歌うような声が・・・

「消失した物質はどこに行く?」
「非存在に。つまり全てに」

扉がパッと開いてアミカス・カローとマクゴナガル先生が入って来ました。アミカスは妹のアレクトがハリーを捕らえていなかったので激しく動揺していました。こうしてレイブンクロー寮の談話室という意外な場所で・・・

ハリーとマクゴナガル先生は会う事になったのでした。


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あの人の名場面集~ミネルバ・マクゴナガル先生の場合(3)(4回シリーズ)
ヴォルデモート卿の復活という現実を直視できない魔法大臣コーネリウス・ファッジはダンブルドアが後任を見つけられないのをいい事に「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてホグワーツにドローレス・アンブリッジを送り込んで来ました。この人事を一番喜ばなかったのは実は・・・(全3項目)

3-1.マクゴナガル先生の意地、その1
ヴォルデモート卿はついに復活を遂げました。ところがその現実を直視できず自分の役職に恋々とする魔法大臣コーネリウス・ファッジはその事を声高に主張するダンブルドアにさらにはハリーの信用をも失墜させようと・・・

「日刊予言者新聞」に圧力をかけて記事の中にハリーを嘲る文言を潜り込ませたりダンブルドアの数々の職位を剥奪したりしたのでした。そしてダンブルドアが「闇の魔術に対する防衛術」の後任の教師を選任できないと・・・

「現校長が空席の教授職に候補者を配する事ができなかった場合は魔法省が適切な人物を選ぶ事ができる」という教育令第22号を制定しホグワーツにドローレス・アンブリッジを送り込んで来たのです。さらにファッジは・・・

教育令第23号を制定して「ホグワーツ高等尋問官」という新たな職位を設けました。これはアンブリッジが同僚の教育者を査察する権利を持ち、その教師たちが然るべき基準を満たしているのかどうかを確認するのだそうです。

この新聞記事を読んでハリーとハーマイオニーは激怒しました。がしかしロンは何とにんまりと笑っていたのです。それはマクゴナガル先生が査察されるのが待ち遠しいとそう言うのです。アンブリッジは痛い目に遭うに違いない。

そしてその日が訪れたのでした。


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あの人の名場面集~ミネルバ・マクゴナガル先生の場合(2)(4回シリーズ)
百年以上ぶりに復活開催される事になった三大魔法学校対抗試合で14才のハリーは「17才以上でなければ代表選手になれない」という新ルールにも関わらず代表選手になってしまいました。するとハリーの事があまりにも心配だったからなのか?マクゴナガル先生は普段とは全く違う振る舞いをして来るようになったのです。(全3項目)

3-1.マクゴナガル先生の思い、その1
百年以上ぶりに復活開催される事になった三大魔法学校対抗試合は2日目にして何と4人目の代表選手が選ばれるという大波乱が起きました。その場に居合わせた全員が唖然呆然とする中一番驚いていたのは実は本人だったのです。

「僕名前を入れてない。僕が入れてない事知ってるだろう」

誰も拍手をしません。やがて怒った蜂の群れのようにワンワンという音が大広間に広がり始めました。凍りついたように座ったままのハリーをよく見ようと立ち上がる生徒もいました。一方上座の教職員テーブルの方では・・・

マクゴナガル先生が立ち上がりルード・バグマンとダームストラング校長のカルカロフの後ろをさっと通って切羽詰ったように何事かをダンブルドアに囁きました。ダンブルドアは微かに眉を寄せマクゴナガル先生の方に・・・

体を傾け耳を寄せていました。ハリーは再び名前を呼ばれて結局大広間の隣の小部屋に入る事になりました。そしてバグマン氏にダンブルドアとクラウチ氏それにカルカロフ校長にボーバトン校長のマダム・マクシームに・・・

そしてマクゴナガル先生とスネイプが入って来て「何故ホグワーツの代表選手が2人になったのか?」を巡っての大論争になったというわけです。身内のスネイプまでもがハリーの事を責め立てるのでマクゴナガル先生は・・・

「全くバカバカしい!ハリー自身が年齢線を越えるはずはありません。また上級生を説得して代わりに名を入れさせるような事もハリーはしていないとダンブルドア校長は信じていらっしゃいます」

マクゴナガル先生は最後に「それだけで皆さんには十分だと存じますが!」と言うと怒ったような目でスネイプをキッと見ました。おそらくは「こんな所で自分の学校の生徒の事を責めるなんて!」と言いたかったんでしょうね。

結局の所ハリーは中立の立場で審査員のクラウチ氏の「規則に従うべきです。炎のゴブレットから名前が出て来た以上は試合で戦う義務がある」という言葉が決め手になり対抗試合に参加する事になったというわけなんですよね。


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あの人の名場面集~ミネルバ・マクゴナガル先生の場合(1)(4回シリーズ)
8月から9月の4週間に渡って私の好きな登場人物の名場面を取り上げた事をきっかけにシリーズ化する事にしました。今週は10月4日が誕生日という事もありリクエストにもお応えして「この人」の名場面4つを私の独断と偏見で選んで紹介してみる事にしました。(全3項目)

3-1.マクゴナガル先生の涙、その1
ハリーが2年生になるとマグル生まれの生徒が襲撃され石にされるという事件が相次いで発生しました。やがてはそれがダンブルドアが停職になるという最悪の事態を招く事になってしまいました。その一方でハリーは・・・

偶然拾った50年前の日記から出て来たトム・リドルから実はその50年前にも同じような襲撃事件が起きて1人の女子生徒が死亡した事。そしてトム・リドルが犯人の生徒を引き渡して事件は解決しホグワーツは閉鎖を免れた事。

その犯人は何とハグリッドだった。しかし「秘密の部屋」から解き放たれた怪物だと信じられていた巨大毒蜘蛛のアラゴグはハグリッドが卵から孵した生き物でそうではなかった。トム・リドルは捕まえる人間を間違えていた。

そしてアラゴグから話を聞いてハリーとロンは「50年前に死亡した女子生徒は嘆きのマートルなのでは?」と思うに至ったというわけなんですよね。しかし当時2人は到底マートルに話を聞きに行ける状況ではありませんでした。

二度と生徒が襲われないよう移動する時には常に先生が引率していたのです。学期末試験の3日前にはマクゴナガル先生の口から「マンドレイクが収穫できる。襲われた生徒たちを蘇生する事ができる」と発表されたので・・・

明日になれば自分たちが何もせずとも全ての謎が解ける。しかしそれでもハリーはマートルと話す機会があればそれを逃すつもりはありませんでした。そしてそのチャンスが午前の授業が半分終わった所で訪れたというわけです。

その時ハリーたちを引率していたのはロックハートでした。ロックハートは何度も「危機は去った」と宣言し「引率など必要ない」と考えていました。ハリーとロンは機転を利かしてロックハートを追い払う事に成功しました。

ところが・・・

「ポッター!ウィーズリー!何をしているのですか?」

ハリーとロンは互いに計略が上手く行った事を称え合っていました。ところがマクゴナガル先生が「これ以上固くは結べない」というぐらいに唇を真一文字に結んで立っていました。そしてハリーとロンにこう言って来たのです。

そこでハリーは・・・


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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る、その8(4)(シリーズ最終回)
当初は誰もが「この人が最終巻でこんな重要人物になるとは思わなかった!」と驚いたのでは?と私はそう思いますね。第7巻「死の秘宝」ではヴォルデモート卿と並び称される闇の魔法使いだと思われて来た人物の超意外な過去が明らかにされたというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.バチルダ・バグショット
この人の名前がまず一番最初に登場するのは第1巻「賢者の石」の第5章です。学校から届いた手紙の2枚目の羊皮紙に教科書のリストがあり「魔法史」という本の下に著者のこの人の名前が載っているというわけなんですよね。

そして当の本人が出て来たのは第7巻「死の秘宝」の第17章でした。ところがこのバチルダ・バグショットの登場シーンはとても変わっていたのです。それはハリーとハーマイオニーがゴドリックの谷を訪れた時だったのです。

「あの魔女、どうして判るのかしら?」

マグルには見えないかつての生家をハリーがハーマイオニーと共に訪れた時「透明マント」を被っているので2人の姿は見えないはずでした。そのはずなのにも関わらず2人に向かって手招きをして来る魔女が現れたのでした。

「あなたはバチルダですか?」

ハリーのこの問いかけにその魔女は頷くと再び2人に向かって手招きをしました。マントの下でハリーとハーマイオニーは顔を見合わせました。ハリーがちょっと眉を上げるとハーマイオニーは小さくおどおどと頷きました。

2人が魔女のほうに歩き出すと魔女は即座に背を向け今しがた歩いて来た道を引き返し始めました。2人の先に立って魔女は何軒かの家の前を通り過ぎ、とある門の中に入って行きました。2人も後を追って行ったのですが・・・

その家の庭はハリーの生家と同じくらい草ぼうぼうで全く手入れをした様子がありませんでした。ハリーとハーマイオニーが従いて行ったその魔女は確かにバチルダ・バグショットでした。ところがその時既にバチルダは・・・

死んでいたのです。それはハリーが両親の墓参りをする事を予想してヴォルデモートがかけておいた罠だったというわけなんですよね。


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改めて主要登場人物の初登場シーンを振り返る、その8(3)(4回シリーズ)
ハリー17才の誕生日の翌日つまり8月1日には大勢の人が招待されてビルとフラーの結婚式が盛大に執り行なわれました。そのためハリーも久しぶりにビクトール・クラムやフラーの妹のガブリエールと再会をしてみたり、これまで会った事のない人々と会う機会を持ったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.ゼノフィリウス・ラブグッド
言わずもがなのルーナのお父さんです。ハリー5年生の時にはハリーのインタビュー記事を載せた「ザ・クィブラー」が売れに売れてルーナは大喜びでした。しかし当の本人は結局一度も登場しなかったというわけなんですよね。

そんなゼノフィリウス氏とハリーが初めて会ったのはビルとフラーの結婚式の時でした。ポリジュース薬で別の少年の姿を取り招待客を席に案内していたハリーが入口に戻ると飛びきり珍妙な姿の魔法使いがそこにいたのでした。

「ゼノフィリウス・ラブグッドです。娘と2人であの丘の向こうに住んでいます。ウィーズリーご夫妻がご親切にも私たちを招いてくださいました。君は娘のルーナを知っていますね?」

片目がやや斜視で綿菓子のような白髪を肩まで伸ばしていました。帽子の房を鼻の前に垂れ下がらせていました。着ているローブはまるで卵の黄身のような目がチカチカする黄色でした。首にかけた金鎖のペンダントには・・・

三角の目玉のような奇妙な印が光っていたのでした。娘のルーナの事を「知っていますね?」と問いかけられたロンが「ご一緒じゃないんですか?」と訊き返すのに対してゼノフィリウス氏はこう答えたというわけなんですよね。

「あの子はしばらくお宅のチャーミングな庭で遊んでいますよ。庭小人に挨拶をしてましてね。素晴らしい蔓延ぶりです。あの賢い庭小人たちからどんなに色々学べるかを認識している魔法使いがいかに少ない事か!」

こう持論を力説するゼノフィリウス氏に対してロンは「家の庭小人は確かに素晴らしい悪態のつき方を知っています」と答えたのでした。そしてそれは「フレッドとジョージがあいつらに教えたんだと思う」とも答えたのでした。

この後ゼノフィリウス氏は娘のルーナと共にハリーに案内されて席についたというわけなんですよね。


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