スネイプは新学期初日の9月1日にハリーを退校処分にする千載一遇のチャンスが訪れたと思ったらダンブルドアにそれを阻止されてしまいました。ところが10月31日にもハリーをクィディッチ禁止に追い込む絶好の機会がやって来たのです。ところがダンブルドアはまたしても・・・(全3項目)

3-1.最初の事件
その時ハーマイオニーは「だって校則を破ったんでしょ」という顔をして後ろから従いて来ました。週末の土曜日にマクゴナガル先生がハリーとロンに「処罰は今夜になります」と言って来たのですがその内容というのが・・・

ロンのほうは管理人のフィルチと一緒にトロフィー・ルームで魔法なしの銀磨き。そしてハリーは今年度「闇の魔術に対する防衛術」の教師に着任したギルデロイ・ロックハートのファンレターの返事書きの手伝いとの事でした。

2人とも「自分が最悪の貧乏くじを引いた」と思っていました。ところがロックハートの部屋でハリーが痛む手を動かして封筒に宛名を書いていると骨の髄まで凍らせ息が止まるような氷のように冷たい声が聞こえて来ました。

それが不思議な事にハリーが「聞こえなかったんですか?」と訊いてもロックハートは唖然としてハリーに「えっ?どの声?」とか「一体何の事かね?」などというばかりで眠たくなったからじゃないかと言い出す始末でした。

実はそれが後に事件の前兆だったとハリーが知る事になったのです。最初の事件が起こったのはハリーたち3人がグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席した10月31日の事でした。

絶命日パーティの会場を出て3人が大広間に向かおうとしていると再び「その声」が聞こえて来ました。ハリーがその声を追いかけて行くとフィルチの飼い猫ミセス・ノリスが松明の腕木にぶら下がっているのが見つかりました。

ハロウィン・パーティが終わって生徒がドッと現場に押し寄せて来ました。騒ぎを聞きつけてダンブルドアが数人の先生を従えて到着しました。ダンブルドアとハリーたち3人は一番近いという事でロックハートの部屋へ・・・

そこではハリーを巡ってスネイプとマクゴナガル先生の間で激しい攻防と駆け引きが繰り広げられる事になったのでした。

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さて!今週と来週の2週間に渡って第2巻「秘密の部屋」のアルバス・ダンブルドアを取り上げる事にしました。ホグワーツに入った最初の年度ハリーはダンブルドア校長とは2回だけ直に会って会話を交わす機会がありました。ところが2年目の今学期はいきなり初日の9月1日に会う事になりました。ところがそれが・・・(全3項目)

3-1.いきなり学期初日に
通常の場合校長先生というのは授業で教える事がないので生徒と直接話す機会は滅多にありません。そのためホグワーツに入学した最初の年にハリーがダンブルドアと直に会って会話を交わしたのはたったの「2回」だけでした。

最初に会った時ハリーは夜が更けてからベッドを抜け出している時だったので声をかけられた時にはヒヤリとしました。しかしダンブルドアがハリーを咎める素振りを全く見せなかったためホッとして胸を撫で下ろしたのでした。

ところがホグワーツに入って2年目の年度ハリーは何と初日の9月1日にいきなりダンブルドアと直接会って話す事になりました。それは空飛ぶフォード・アングリアで「暴れ柳」に突っ込むという事をしてしまったからでした。

「誠に残念至極だがお前たちは我輩の寮ではないからして2人の退校処分は我輩の決定する所ではない。これからその幸運な決定権を持つ人物たちを連れて来る。2人ともここで待て」

こう言って10分後スネイプが連れて来たのはグリフィンドール寮の寮監のマクゴナガル先生でした。ハリーはふくろうを持ってるのに何故それで連絡して来ない?マクゴナガル先生がそう言ってハリーを責め立てていると・・・

扉をノックして前にも増して悦に入ったスネイプの顔が現れました。そこにはダンブルドア校長が立っていました。ダンブルドアを見てハリーは体中の力が抜けるような気がしました。それというのもダンブルドアの表情が・・・

いつものハリーが見慣れた顔ではなく深刻そのものだったからです。その顔でダンブルドア校長先生にじっと見下ろされるとロンと一緒に「暴れ柳」に打ちのめされているほうがまだマシだという気持ちにさせられたのでした。

長い沈黙の後にダンブルドアは口を開いたのでした。

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ヴォルデモート卿は復活しました。ダームストラングのカルカロフ校長は「闇の印」が焼けるのを感じて逃げて行ってしまいました。そして学期最終日となりクラムはハリーたち3人がいる所にやって来たのでした。何故クラムはハリーたちに会いに来たのか?実はその一番の目的は・・・(全3項目)

3-1.第3の課題
家族なんていない。自分が命を危険にさらして戦うのを見に来てくれる人なんていやしない。最終課題当日にマクゴナガル先生から「家族が招待されて来ている」と言われて戸惑いと困惑を隠せないハリーだったのですが・・・

「ハリー来いよ。みんな君を待ってるよ!」

セドリックにこう言われてハリーは気が進まないままに代表選手の家族が招待されて来ているという大広間の隣の小部屋に入りました。ところが何と驚くべき事にそこにいたのはウィーズリーおばさんとビルの2人だったのです。

2人の顔を見てハリーは「本当にうれしいです」と言いました。そして当然そこにはビクトール・クラムの家族も来ていたというわけです。クラムは隅のほうで黒い髪の父親に母親とブルガリア語で早口でしゃべっていました。

クラムの鉤鼻は父親譲りでした。ところが「第3の課題」が始まってみるとクラムはハリーとセドリックが全く予想していなかった行動に打って出て来てハリーは別の意味で戸惑い困惑させられる事になってしまったんですよね。

ハリーが急ぎ足で新しい道を歩いていると平行する道からセドリックが「何をする気だ?」と叫ぶのが聞こえました。するとクラムが「クルーシオ!苦しめ!」と言うのが聞こえて来たのです。何と驚くべき事にクラムが・・・

セドリックに対して許されざる呪文の1つの「磔の呪い」をかけて来たのです。ハリーは「失神呪文」を撃ってクラムを止めました。クラムは後ろから忍び寄って来て杖を向けて来たのだそうです。ハリーもセドリックも・・・

2人とも信じられない思いでした。しかし実はクラムは決して自分の意思でセドリックに「磔の呪い」をかけようとしたわけではなかったのです。クラムは「服従の呪文」で操られていたのです。この後ハリーは他ならぬ・・・

クラムに「磔の呪い」をかけさせた当の本人から全ての事の真相を聞かされる事になったんですよね。

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「第2の課題」終了時の予告通り代表選手には1ヵ月前に最終課題の内容が知らされました。ところがその時クラムがハリーに「ちょっと話したいんだけど」と申し入れて来たのです。ハリーが「一体何だろう?」と思ってクラムに従いて行ってみると・・・(全3項目)

3-1.何故知った?どうやって知った?
実は「第2の課題」で湖底から救い出して来た後ハーマイオニーはクラムに「夏休みに特に計画がないのなら良かったら来ないか」と言われたんだそうです。ハーマイオニーはハリーとロンにこの事を打ち明けていませんでした。

この事を何故ハリーとロンが知ったのか?それはこの時のクラムとハーマイオニーの詳細なやり取りが「週刊魔女」という雑誌に載ったからでした。魔法薬学の授業の時パンジー・パーキンソンがご親切にも雑誌をくれたのです。

記事を書いたのはリータ・スキーターでした。そして雑誌に書いてある通りでクラムはハーマイオニーに「こんな気持ちを他の人に感じた事はない」と確かに言ったのだそうです。さらにここで生じて来た問題というのが・・・

前述のようにハーマイオニーはハリーとロンにさえこの時クラムと交わした会話の内容を一切話していませんでした。つまりこの時の2人のやり取りは当事者のクラムとハーマイオニー以外に知る人などいるはずがないのです。

にも関わらず一体どうやってリータ・スキーターは「第2の課題」の時のクラムとハーマイオニーの会話の詳細を知る事ができたのか?さらにこの事は思わぬ形でハリーに撥ね返って来る事になったんですよね。それは・・・

「第3の課題」の内容を教えて貰うためにハリーたち代表選手がクィディッチ競技場に来た時だったんですよね。

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1月だというのに!水泳パンツ一枚で湖に飛び込むクラムを見てビックリ仰天するハリーだったのですが、それはつまりクラムはとっくの昔に金の卵の謎を解いていたのです。何ゆえクラムは「そんな事をしていたのか?」ハリーがその理由を知ったのは「第2の課題」が行なわれた2月24日の事だったのです。(全3項目)

3-1.1月だというのに
ロンにとってビクトール・クラムはあこがれの人であり雲の上の存在のはずだったと私はそう思います。がしかしクリスマス・ダンスパーティを境にロンのクラムに対する思いはその形が大きく変貌する事になってしまいました。

1月半ばにホグズミード行きが許可されハリーたち3人は連れ立って城を出ました。湖に停留しているダームストラングの船のそばを通るとちょうどビクトール・クラムが水泳パンツ一枚の姿でデッキに現れているのが見えました。

船の縁によじ登り両腕を伸ばしたかと思うと何とまっすぐ湖に飛び込むではありませんか!クラムの頭が湖面に浮き沈みするのを見つめながらハリーは「狂ってる!凍えちゃう。1月だよ!」と言わずにはいられませんでした。

ところがハーマイオニーは「あの人はもっと寒い所から来ているの」と言うのです。あれでも結構暖かいと感じているんじゃないかしらとまで言うのです。するとロンが「大イカもいるしね」と言いました。その言い方が・・・

ちっとも心配そうではなくむしろ何か期待しているようだったので、ハーマイオニーはそれに気づき顔をしかめたのでした。そして「あの人。本当にいい人よ」と言ったのでした。あの人はダームストラング生だけれども・・・

ロンが考えているような人とは全く違う。ここつまりホグワーツのほうがずっと好きだってハーマイオニーに言ったとの事でした。しかしロンは何も言いませんでした。それはロンがクラムに対して腹を立てている事は・・・

ハーマイオニーが想像している事とは全然違っていたからです。2人の思いは微妙にすれ違っていたというわけなんですよね。その一方話はガラリと変わりますが何ゆえクラムは水泳パンツ一枚で湖に飛び込んで行ったのか?

その答えをハリーが知ったのは2月24日の「第2の課題」当日だったというわけなんですよね。

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立ち居振る舞いといい髪の毛といいあまりにも普段と違っているので当初ハリーは目の前にいるのがハーマイオニーとは気づきませんでした。見違えるほどに美しいハーマイオニーを見てビクトール・クラムもまたいつもとは全く異なる姿をハリーたちに見せたのでした。(全3項目)

3-1.そこにいたのは?
ハリーは「第1の課題」終了直後にハーマイオニーと仲直りしたロンと共にピッグウィジョンを借りてシリウスに手紙を出すためにふくろう小屋に行きました。その手紙の返事はクリスマス休暇に入ってから届けられました。

その手紙の内容から実はクラムがドラゴンに対して使ったのが「結膜炎の呪い」だという事が判明しました。ドラゴンの一番の弱点は「眼」だからです。シリウスがハリーに使えと言うつもりだったのもこれだったんだそうです。

ハリーはチョウ・チャンに断られてしまったもののパーバティ・パチルを獲得する事ができ何とか代表選手としての体裁を整える事ができました。ロンはパーバティの妹でレイブンクロー生のパドマと行く事になったのでした。

玄関ホールでハリーとロンはパドマと合流しました。正面玄関の扉が開きダームストラングの生徒がカルカロフ校長と一緒に入って来ました。先頭はクラムでブルーのローブを着たハリーの知らない可愛い女の子を連れています。

他の生徒が席に着いた所で代表選手とそのパートナーが入場するという段取りになっていました。セドリックとチョウも近くにいましたがハリーは2人と話をしなくていいように目を逸らしていました。ハリーのその目が・・・

ふとクラムの隣にいるブルーのローブを着たハリーの知らない可愛い女の子を捕らえました。驚きのあまりハリーの口があんぐりと開きました。ハーマイオニーだったからです。どうして今の今まで気づかなかったんだろう?

しかし全くハーマイオニーには見えません。髪をどうにかしたらしくボサボサと広がった髪ではなくつやつやと柔らかな髪です。頭の後ろで捻り優雅なシニョンに結い上げてあります。立ち居振る舞いもどこか違っていました。

おそらくはいつも背負っている約20冊くらいの本がないので違って見えるだけかもしれません。ハーマイオニーに「こんばんは!」と挨拶されてパーバティはあからさまに「信じられない!」という表情を浮かべていたのでした。

激しい反応を示したのはパーバティだけではありませんでした。大広間の扉が開くと図書室でクラムを付け回していたファンたちはハーマイオニーを恨みがましい目つきで見ながら前を通り過ぎて行ったというわけなんですよね。

ドラコ・マルフォイですらハーマイオニーを侮辱する言葉が一言も見つからないようでした。そのくらいこの日のハーマイオニーは美しさが際立っていたのです。そんなハーマイオニーを見て今宵のビクトール・クラムは・・・

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そしてついに三大魔法学校対抗試合の「第1の課題」の当日がやって来ました。ハリーが最後に競技場に到着すると3人がそれぞれ違った表情でドラゴンに対する恐怖心と戦っていました。ところが4人揃って課題をクリアしたと思ったらクリスマス休暇前に代表選手に新たな課題が科される事になったのです。(全3項目)

3-1.課題直前
そしてハリーにとっては「何でこんなに早く?」というぐらい早く課題当日の昼になりました。大勢の生徒が見つめる中マクゴナガル先生が大広間にいるハリーの所へ急いでやって来ました。先生はハリーにこう言ったのでした。

「ポッター、代表選手はすぐ競技場に行かなければなりません。第1の課題の準備をするのです」

ハリーが「判りました」と言って立ち上がるとフォークがカチャリと皿に落ちました。ハーマイオニーが「頑張って!ハリー!きっと大丈夫!」と囁きました。がハリーの「うん」という声はいつもの声とは全く違っていました。

震える声で最後に「頑張りなさい」と言うとマクゴナガル先生は代表選手の控え場の入口にハリーを残して去って行きました。ハリーが中に入って最初に目に入ったのは青ざめて冷や汗をかいているフラー・デラクールでした。

その次に目に入ったのがビクトール・クラムでした。クラムはいつもよりさらにむっつりとしていました。これがクラムなりの不安の表し方なのだろうとハリーは思いました。そしてバグマン氏から今日の課題を告げられ・・・

「諸君の課題は金の卵を取る事だ!」

そして抽選という事になりレディ・ファーストのフラー・デラクールの次がクラムでした。クラムは真っ赤な中国火の玉種を引きました。首についていた番号は「3」でした。この番号はドラゴンと対決する順番なのだそうです。

最後に引いたハリーはハンガリー・ホーンテールで番号は「4」でした。こうして4人の代表選手が対決するドラゴンと順番が決まりました。クラムは3番目に真っ赤な中国火の玉種と対決する事になったというわけなんですよね。

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ボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りして24時間あまりが経過し三校の代表選手がついに決定しました。ダームストラングの代表選手はやはり誰もが納得のビクトール・クラムその人でした。ところが3人の代表選手が決まったと思ったら当の本人もびっくり仰天の出来事が・・・(全3項目)

3-1.代表選手に
こうしてロンを含めたホグワーツの生徒たちがビクトール・クラムを見て狂喜乱舞してから24時間あまりの時が経過しました。ダンブルドアによればゴブレットはほぼ決定したとの事であと1分ほどで代表選手が決まるそうです。

代表選手の名前が呼ばれたらその生徒は大広間の一番前に来て教職員テーブルに沿って進み隣の部屋に入るようにとの事でした。ダンブルドアは説明しながら教職員テーブルの後ろの扉を示しました。代表選手に決まると・・・

そこで最初の指示が与えられるのだそうです。ダンブルドアは杖を取り大きく一振りしました。するとくり抜きかぼちゃ以外の全ての明かりが消え大広間はほとんど真っ暗になりました。そしてついにその瞬間がやって来ました。

「炎のゴブレット」が突然赤くなりました。火花が飛び散り始めて次の瞬間には炎がメラメラと宙を舐めるように燃え上がり炎の舌先から焦げた羊皮紙が1枚ハラリと落ちて来ました。ダンブルドアがその羊皮紙を捕らえ・・・

「ダームストラングの代表選手はビクトール・クラム」

ロンが声を張り上げ「そう来なくっちゃ!」と言いました。ダームストラングの代表選手がクラムに決まり大広間中が拍手の嵐に歓迎の渦でした。クラムはスリザリンのテーブルから立ち上がり前屈みになって前進すると・・・

事前にダンブルドアが言っていた通りに教職員テーブルに沿って歩き隣の部屋へと姿を消したのでした。ところがボーバトンにホグワーツと順当に代表選手が決まった後に超意外なあっと驚く出来事が待ち受けていたのでした。

ダンブルドアが最後の締めくくりの挨拶をしているその時でした。ダンブルドアが突然言葉を切りました。何がダンブルドアの気を散らせたのか?それは誰の目にも明らかでした。炎のゴブレットが再び赤く燃え始めたのです。

出て来た羊皮紙に記されていた名前は?

ハリー・ポッター!

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今回ハリーたちはアーサー氏が魔法ゲーム・スポーツ部の部長のバグマン氏に恩を売っておいたお陰で貴賓席の切符を入手しワールドカップの代表選手を身近で見る事ができました。ところが今度は意外と云えば極めて意外な所でクラムを見て特にロンはびっくり仰天させられる事になったのでした。(全3項目)

3-1.地上ではどうも
試合での勇姿を見てハーマイオニーはビクトール・クラムに対する認識を新たにしたようです。ハーマイオニーは「あの人とっても勇敢だと思わない?」と言うとクラムが着地する所をよく見ようとして身を乗り出したのでした。

ハーマイオニーが「めちゃくちゃ重傷みたいだわ」と言うのでハリーもクラムを見ようと万眼鏡を目に当てました。アイルランドのマスコットのレプラコーンが大喜びでブンブン飛び回っているので見るのは容易ではありません。

やっとの事で魔法医に取り囲まれたクラムの姿を捉えました。前にも増してむっつりした表情で医師団が治療しようとしているのを撥ねつけていました。その周りではチームメートががっかりした様子で首を振っていたのでした。

「勇猛果敢な敗者に絶大な拍手を。ブルガリア!」とバグマン氏が叫ぶと敗者のブルガリア選手が階段を上がってハリーたちのいる貴賓席に入って来ました。スタンドの観衆が賞賛の拍手を贈りました。するとハリーは・・・

夥しい数の万眼鏡のレンズが自分たちのいる貴賓席に向けられチカチカ光っているのを見ました。ブルガリアの選手は座席の間に一列に並びバグマン氏が名前を呼び上げて1人ずつブルガリアの魔法大臣と握手をした後に・・・

開催国イギリスの魔法大臣コーネリウス・ファッジとも握手をしました。最後に握手をしたのがクラムでまさにボロボロでした。顔は血まみれで両眼の周りには見事な黒いあざが広がりつつありました。間近で見てみると・・・

「地上ではどうもぎくしゃくしている」とハリーは思わずにはいられませんでした。O脚気味だし見た瞬間にそれと判るほどの猫背でした。それでもクラムの名前が呼び上げられると鼓膜が破れんばかりの大歓声が起こりました。

ハリーは拍手のしすぎで手の感覚がなくなるほどでした。

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今月の前半は2週間に渡って三大魔法学校対抗試合のボーバトンの代表選手だったフラー・デラクールを取り上げたので後半はダームストラングの代表選手の「この人」をやってみる事にしました。ハリーたち3人が初めてこの人を見たのは30年ぶりにイギリスで開催されたクィディッチ・ワールドカップの時でした。(全3項目)

3-1.ブルガリアのテントに
イギリスで30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが開催される事になりハリーもウィーズリー夫妻に招待されて決勝戦を観戦する事になりました。ハリーたち一行は試合当日の朝に競技場に隣接するキャンプ場に入りました。

キャンプ場の管理人のマグルに滞在しているのが魔法界の人間だとバレないようにと魔法省の役人が苦心惨憺している中それでもハリーが「これではマグルの管理人さんが疑うのはしかたがない」という光景が多数見られました。

ほとんどのテントは至極当たり前に見えました。テントの主がなるべくマグルらしく見せようと努力したのは確かでした。しかし煙突がついていたりベルを鳴らす引き紐や風見鶏をつけた所でボロが出ています。さらには・・・

あちらこちらにどう見ても魔法仕掛けと思えるテントがありました。キャンプ場の真ん中あたりには縞模様のシルクでできたまるで小さな城のような絢爛豪華なテントがあって入口には生きた孔雀が数羽繋がれていたのでした。

もう少し行くと3階立てで尖塔が数本立ててあるテントもありました。ウィーズリーおじさんが言うには「毎度の事だ。大勢集まると見栄をどうしても張りたくなるものらしい」との事でした。そしてハリーたち3人は・・・

キャンプ場の端にある水道まで水を汲みに行く事になりました。歩いていると3人は三つ葉のクローバーでびっしりと覆われたテントの群れの中に足を踏み入れていました。まるで変わった形の小山が生え出したかのようでした。

背後から3人を呼ぶ声がしたかと思うと同じグリフィンドールの4年生のシェーマス・フィネガンでした。そばにはシェーマスのお母さんもいました。何でも魔法省はこの飾りつけがお気に召さないのだそうです。ところが・・・

フィネガン夫人が言うには「ブルガリアのテントには何をぶら下げているのか見てごらん」との事でした。行ってみるとブルガリアのテントには全く同じ人物のポスターが貼られていたのでした。真っ黒なゲジゲジ眉毛の・・・

無愛想な顔の人物でした。魔法界の写真なので顔は動いていました。がしかしただ瞬きをして顔をしかめているだけでした。この人こそブルガリア・チームの代表選手の1人でシーカーのビクトール・クラムその人だったのです。

「とっても気難しそう」と言うハーマイオニーにロンは「顔がどうだって関係ないだろう?」と反論したのでした。ロンが言うには凄いのだそうです。それに加えてまだ若くて18才そこそこなんだそうです。天才なのだそうです。

今晩試合を観れば判るとの事でした。

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ハリーがホグワーツ入りした事で結果としては雌雄を決する戦いが行なわれる事となり不死鳥の騎士団のメンバーになっているフラーもまたビルと共にホグワーツにやって来たというわけです。そこでフラーは新しい家族との出会いがあったのでした。それは長い間家族と絶縁状態になっていた人で・・・(全3項目)

3-1.必要の部屋で
ヴォルデモートの分霊箱「ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ」をグリンゴッツのレストレンジ家の金庫から奪う計画はあれだけ長期間に渡って入念に協議そして準備したのにも関わらず秘密裏に終える事はできませんでした。

そのためついにハリーが分霊箱を追い求めている事をヴォルデモートに知られてしまったのです。事は急を要する。最後の隠し場所が「ホグワーツ」だと知ったハリーは一刻も早くヴォルデモートより先に入らなくてはならない。

そこで「ただ行くだけじゃ駄目よ。何の計画もないじゃないの」と言うハーマイオニーにハリーは「僕たちに必要なのは進む事だ」と言ってホグズミード村行きを強行したのです。そこでは死喰い人たちが待ち構えていました。

しかし数々の幸運が重なってハリーたちはスネイプ校長に気づかれずさらにはヴォルデモートより先にホグワーツに入る事ができました。そしてハリーがルーナと共にレイブンクローの談話室から「必要の部屋」に戻ると・・・

部屋が見えた途端ハリーは驚いて階段を数段踏み外しました。ルーナと一緒に出た時より「必要の部屋」はさらに人が増えて混み合っていました。キングズリー・シャックルボルトとルーピンがハリーを見上げていたのでした。

「みんな何でここに?」と訊くハリーにフレッドが説明しました。自分たちがダンブルドア軍団の他のメンバー全員に伝言を送ったそうです。そして伝言を聞いたDAのメンバーが不死鳥の騎士団のメンバーにも知らせて・・・

雪だるま式に人が増えたとの事でした。そんな中に当然の如くという感じで不死鳥の騎士団のメンバーのフラーもビルと共に駆け付けていたというわけなんですよね。こうして雌雄を決する戦いが始まろうとしていたのでした。

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その日の夜オリバンダー翁はミュリエルおばさんの所に行ったのでフラーの負担もほんの少し軽くなったようです。しかしハリーたちがグリンゴッツの金庫破りを決行する日が近づいていました。ところがハリーがその事をそれとなく告げるとフラーは今度は一転してハリーに・・・(全3項目)

3-1.あの人に似て来た?
そんなわけでわがままなグリップフックに振り回されっぱなしのフラーだったのですが「オリバンダーさんが今夜ミュリエルの所に行けば少し楽になる」と言った後なおも言い返そうとしたのでハリーは言葉を続けたのでした。

それは「僕たちの事は気にしないで」という言葉でした。もうすぐ自分たちもフラーに面倒をかけなくて済むようになる。僕もロンもハーマイオニーもあまりもう長くここつまり「貝殻の家」にいる必要がないと言ったのでした。

それはつまりヴォルデモートの分霊箱を奪うためにグリンゴッツに向けて出発する日が近づいているというわけです。すると宙に浮かべたキャセロール皿に杖を向けたままフラーは眉根を寄せてハリーを見るとこう言うのです。

それはどういう意味ですか?あなたはもちろんここから出てはいけません。あなたはここなら安全です!そう言うフラーの様子はウィーズリーおばさんにとても似ている。ハリーはそう思いました。その時勝手口が開いて・・・

雨に髪を濡らしたルーナとディーンが両腕一杯に流木を抱えて入って来たのでハリーはホッとしました。フラーの追及から逃れるチャンスを捉えたハリーはかぼちゃジュースの入った水差し2つを掴みルーナたちに従いて・・・

食堂兼居間に入って行ったのでした。そこではロンとハーマイオニーが夕食のテーブルの準備をしていたのでした。

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ヴォルデモートの分霊箱「ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ」がグリンゴッツのレストレンジ家の金庫に隠されている事が判ったため、ハリーたちはどうしてもグリンゴッツの金庫破りをする必要に迫られました。そのためグリップフックが引き続き「貝殻の家」に滞在する事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.グリップフックの存在
当サイトでは折ある毎に「ハリーは極めて優秀な開心術士である」と指摘しています。何故グリフィンドールの剣を見てベラトリックス・レストレンジは血相を変えてハーマイオニーを拷問して問い詰めるまでに至ったのか?

ハリーは開心術に長けているのでグリンゴッツのレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分霊箱「ヘルガ・ハッフルパフの金のカップ」が預けてある事もベラトリックスがそれを知られるのを恐れるあまり激昂した事も・・・

開心術で見抜いたというわけなんですよね。ヴォルデモートの分霊箱を手に入れるためにはグリンゴッツの金庫破りをしなければならない。そのためにはどうしてもグリップフックが必要になる。ところがそれがために・・・

グリップフックを含めた4人で長い時間を過ごせば過ごすほど「実はグリップフックはとても嫌な奴だった」という事が判って来たのです。ロンとハーマイオニーもまた嫌悪感を持っていました。しかしその話はしませんでした。

それはやはり2人ともグリンゴッツの金庫を破るためにはグリップフックが必要不可欠だという事を判っていたからです。そして当然の如くフラーもまた同様にわがままなグリップフックに苦労を強いられる事になったのです。

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魔法省がヴォルデモートの手に落ちビルとフラーの結婚式が死喰い人集団に急襲された事を受けてハリーたち3人は分霊箱を探す旅に出たのでした。そしてマルフォイの館を脱出した3人が身を寄せたのはビルとフラーの新居「貝殻の家」だったのです。(全3項目)

3-1.隠れ穴ではなく
こうして慌しくヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出たハリーたち3人だったのですが、その道程は難攻不落の城を攻めるが如き困難に満ち溢れたものでした。中でも群を抜いて一番痛手だったのはロンを失った事だったのです。

分霊箱に加えてそれを破壊するためには「グリフィンドールの剣」がいる事が判り「さらに探し物が増えてしまった」という事で嫌気が差したロンは2人の元を離れて行ってしまいました。実はロンはすぐに戻ろうとしたのです。

ところが人さらい一味に捕まってしまいました。やっとの事で逃げ出し元の場所に戻って来た時には既にもうハリーとハーマイオニーはいなくなっていました。2人とはぐれたロンが次に向かったのはビルとフラーの所でした。

ビルは今までどんな時もロンの事をきちんと扱ってくれました。ビルはロンがした事を聞いて感心はしなかったもののぐだぐだ言わなかったんだそうです。それはロンが本当に後悔しているという事を理解したからとの事でした。

他の家族つまり両親のウィーズリー夫妻やフレッドにジョージそしてジニーはロンが2人の新居「貝殻の家」にいるなんて事は知らなかったそうです。ビルは「クリスマスはフラーと2人だけで過ごしたいから」と言って・・・

「隠れ穴」には帰らなかったそうです。それは結婚してから初めての休暇でしたしフラーがセレスティナ・ワーベック嫌いなのでフラーもそれで構わなかったというわけです。そしてロンはダンブルドアから譲り受けた・・・

「灯消しライター」に導かれてハリーとハーマイオニーの許に戻って来たというわけなんですよね。

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ダンブルドアの葬儀を取り仕切っていた魔法使いが司会をしていてハリーがドキリとする一幕もありましたが、ビルとフラーの結婚式は順調に事が進んで2人はめでたく正式に夫婦という事になりました。ところがハリーたちは結局2人に「結婚おめでとう!」と言う事はできませんでした。それはパーティの最中に・・・(全3項目)

3-1.最後に来たのが
8月1日の午後3時ハリーにロンにフレッドとジョージの4人は席次表を握り締め果樹園の巨大な白いテントの外に立ってビルとフラーの結婚式に出席する客の到着を待っていました。ハリーはポリジュース薬をたっぷり飲み・・・

近くのオッタリー・セント・キャッチポール村に住む赤毛のマグルに成り済ましていました。フレッドが「呼び寄せ呪文」でその少年の髪を盗んでおいたのです。ハリーを変装させて親戚の多いウィーズリー一族の中に・・・

紛れ込ませ「いとこのバーニー」として紹介するという計画になっていました。やはり結婚式という事でハリーにとってはルーナのお父さんゼノフィリウス氏やミュリエルおばさんなど「隠れ穴」の近所に住んでいながら・・・

今まで一度も会った事がない人と対面する機会を得る事ができたのでした。しかしその招待客の中には実はロンにとっては来て欲しくなかった「招かざる客」も含まれていたのでした。最後に来たその客がそうだったんですよね。

「君はすヴァらしい」
「ビクトール!」

ハーマイオニーは頬を染め「お元気?」などと訊いてまんざらでもない様子でしたがロンにとっては面白くない招待客でした。それはビクトール・クラムその人でした。クィディッチ・ワールドカップのブルガリア代表で・・・

三大魔法学校対抗試合ではダームストラングの代表選手でした。ロンが不必要に大きな声で「どうしてここに来たんだい?」と訊くとクラムは眉を吊り上げながら「フラーに招待された」と答えました。フラーが呼んだのです。

クラムに何の恨みもないハリーは握手をすると「ロンのそばから引き離すのが賢明」と感じてクラムを席に案内しました。クラムが現れた事で客がざわめきました。特にフラーのいとこのヴィーラたちが激しく反応していました。

何しろ有名なクィディッチの選手が来たのです。姿をよく見ようとみんなが首を伸ばしている所にロンにハーマイオニーにフレッドとジョージの4人が花道を急ぎ足でやって来ました。そしてフレッドがハリーにこう言いました。

「着席する時間だ。座らないと花嫁に轢かれるぞ」

いよいよ結婚式が始まるというわけです。

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こうしてとりあえずは「隠れ穴」に腰を落ち着けたハリーだったのですが、ビルとフラーの結婚式を目前に控えているという事でその準備に忙殺される事になったのでした。その一方でフラーはハリーを「どんな風に変装させるのか?」それを決めなければいけないと言うのです。その理由とは?(全3項目)

3-1.結婚式の準備で大忙し
こうしてマッド・アイという尊い犠牲と引き換えにとりあえずは「隠れ穴」に落ち着いたハリーだったのですが、ビルとフラーの結婚式を目前に控えているという事でハリーたち3人はその準備に忙殺される事になったのでした。

それというのもロンが言うにはウィーズリーおばさんは自分たちが学校に行くのを辞めて「何をしようとしているのか?」それを知ろうと躍起になっているのだそうです。ハリーも「隠れ穴」に入った翌日に問い詰められました。

しかしハリーがそれを教える事をきっぱり断ったため「それなら計画するのを阻止すれば出発を遅らせる事ができるかも?」という事でハリーにロンにハーマイオニーの3人を別々に引き離す策に打って出て来たというわけです。

その一方で今では夕食に騎士団のメンバーが来る事が多くなっていました。グリモールド・プレイス12番地に代わって「隠れ穴」が本部の役目を果たしていました。12番地の「秘密の守人」のダンブルドアが死んでしまい・・・

現在は本部の場所を打ち明けられていた騎士団員が「秘密の守人」になったとの事でした。しかし守人が20人ほどもいるその上にマッド・アイが対策を施したもののスネイプが既にもう教えてしまった可能性があるために・・・

確信は持てないので12番地はもはや危険で使えないというわけです。その日の台所も超満員でナイフとフォークを使う事さえ難しいという状況でした。するとデザートが行き渡った所でフラーがハリーに話しかけて来たのでした。

その理由とは?

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ヴォルデモートに追いつかれて一度は死を覚悟したハリーでしたがハグリッドと共に超奇跡的に生き永らえる事ができました。ところが何と「隠れ穴」に戻って来たのはハリーとハグリッドが一番だったのです。最後に戻って来たビルとフラーが訃報を持ち帰って来たのでした。(全3項目)

3-1.隠れ穴に
ハリーとハグリッドがトンクス邸から「隠れ穴」に移動して来るとウィーズリーおばさんとジニーが出迎えてくれました。ところがおばさんが開口一番「あなたが本物のハリー?他のみんなは?」と訊いて来るものだから・・・

ハリーは喘ぎながら思わず「どうしたの?他には誰も戻っていないの?」と訊きました。ウィーズリーおばさんの青い顔に答えがはっきり刻まれていました。実はハリーとハグリッドが一番乗りだったというわけなんですよね。

死喰い人たちが待ち伏せしていた。飛び出すとすぐに囲まれた。奴らはハリーが今夜移動するという事を知っていた。ヴォルデモートにそれを教える事ができるのは作戦に直接関わった者だけという事で帰って来た面々は・・・

一様に動揺を隠せないようでした。ルーピンと共に「移動キー」で予定通りに帰って来たジョージもまたスネイプの呪いで片耳を失い血まみれになっていました。そんな中最後に戻って来たのがビルとフラーの2人だったのです。

トンクスとロンが最後から2番目に帰って来ました。ルーピンがウィーズリーおばさんにジョージの様子を訊くのでロンが「ジョージがどうかしたの?」と口を挟んで来ました。おばさんが説明しようとしたその瞬間でした。

ウィーズリーおばさんの説明は途中で歓声に呑み込まれてしまったのでした。高々と滑走するセストラルが見えて来たのです。着地したセストラルのその背中からビルとフラーの無事な姿が滑り降りて来ました。ところが・・・

ウィーズリーおばさんが「ビル!ああよかった。ああよかった」と言うと駆け寄りました。しかしビルはおばさんをおざなりに抱き締めただけでした。それと言うのもビルとフラーは良くない知らせを持って帰って来たからです。

それはマッド・アイが・・・

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昨年の6月と10月にその登場シーンを改めて振り返っていますが今回がいよいよ最後という事になりました。ハリー6年生の学期末に晴れてようやくウィーズリーおばさんのお墨付きを貰ってビルと結婚する事になったフラーがプリベット通り4番地にやって来ました。その理由とは?(全3項目)

3-1.6人の内の1人
アルバス・ダンブルドア亡き今「何ゆえそれほどまでに執拗にヴォルデモート卿はハリーの命を狙うのか?」の理由を知っているのは本人の他にはセブルス・スネイプにロンとハーマイオニーの3人だけという事になりますよね。

当初ハリーはプリベット通り4番地から「隠れ穴」までの移動はマッド・アイが「付き添い姿くらまし」で連れて行く事になっていました。ところが魔法法執行部の部長パイアス・シックネスが寝返ってしまったとの事でした。

パイアス・シックネスは4番地を「煙突飛行ネットワーク」と結ぶ事も「移動キー」を置く事も「姿現わし」で出入りする事も禁止してしまったのだそうです。そのため不死鳥の騎士団は残る限られた手段を使うしかありません。

そこで大挙「13人」もの騎士団員を動員してその内の6人がポリジュース薬でハリーの姿になり7人のハリー・ポッターに随行員がついて個々に別々の家に向かうという「7人のハリー・ポッター作戦」が取られる事になりました。

当然6人もの人の命を危険にさらすという事でハリーはポリジュース薬に自分の髪の毛を提供するのを拒否しました。しかしロンを見て「いいからやれよ」という顔の表情を読み取ったハリーはそれに促されるようにして・・・

全員の目が注がれる中でハリーは頭のてっぺんに手をやると髪の毛を一握り引き抜いたのでした。ムーディが「偽ポッターたち。ここに並んでくれ」と言って流し台の前に並んだのはロンにハーマイオニーにフレッドとジョージ。

それに「俺は護衛役のほうがいい」と言っていたもののマッド・アイに「護衛役のほうが即座に命を狙われる」と半ば無理やり偽ポッターにさせられたマンダンガス・フレッチャーとフラーの6人だったというわけなんですよね。

フラーもまた「6人の内の1人」としてこの「7人のハリー・ポッター作戦」に参加したというわけなんですよね。

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