「あの人」と「この人」の2ショットシーン(3)(4回シリーズ)

アンブリッジ先生に対して怒鳴ったというのは本当ですか?嘘つき呼ばわりしたのですか?そして「例のあの人」が戻って来たと言ったのですか?のマクゴナガル先生のこの3つの問いにハリーは「はい」と答えました。それに対して先生が返して来た言葉にハリーはひどく驚かされる事になったのでした。それは?(全3項目)

3-1.ハリーとマクゴナガル先生
5年生の新学期初日ハリーはハーマイオニーに「あの人は誰?」と訊かれて教職員テーブルを見ました。するとそこには何と先の懲戒尋問の際に魔法大臣コーネリウス・ファッジの右手に座っていた魔女がいるではありませんか。

ハリーは愕然としました。ハーマイオニーに「アンブリッジって女だ!」と答えてさらに自分の尋問の時にいた。ファッジの下で働いているとハリーが言うとハーマイオニーは顔をしかめてこう言ったというわけなんですよね。

「ファッジの下で働いてるですって?なら一体どうしてここにいるの?」

ハーマイオニーのこの問いにハリーは「さあ」と答えましたが、ハーマイオニーは目を凝らして教職員テーブルを眺め回した後に「まさか。違うわ。まさか」と呟きました。ハリーにはその「まさか」の意味は分りませんでした。

しかしどうもその「まさか」だったようです。食事が終わった後にダンブルドア校長の口からそのアンブリッジが今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になった事が発表されたのでした。そしてその初めての授業で・・・

「さあこれをマクゴナガル先生の所へ持っていらっしゃいね」

ヴォルデモート卿は復活した。僕は見たんだ。僕は奴と戦ったんだ。セドリック・ディゴリーは殺害されたんだ。こう言い放ったハリーにアンブリッジはマクゴナガル先生宛ての手紙を書くとこう言ってハリーに渡したのでした。

ハリーは一言もしゃべらずに受け取りロンとハーマイオニーのほうを見もせずに教室を出てマクゴナガル先生の部屋に向かったのでした。

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「あの人」と「この人」の2ショットシーン(2)(4回シリーズ)

やっとの事でホグワーツ特急に乗り車上の人となったハリーは「何が待ち構えているのかは分らない。でも置いて来た暮らしよりは絶対マシに違いない」と思い心を躍らせたのでした。そんなハリーのいるコンパートメントに扉を開けて入って来たのが・・・(全3項目)

3-1.ハリーとロン
その日その時ハリーは困り果てていました。列車到着案内板の上にある大きな時計がホグワーツ特急があと10分で発車してしまう事を告げていました。それなのにハリーは一体どうしたら9と3/4番線に入れるのか分らないのです。

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど」

どうしたものかと思っているハリーの耳にこんな言葉が飛び込んで来ました。急いで振り返るとふっくらしたおばさんが揃いも揃って燃えるような赤毛の男子4人に話しかけていました。4人の男子全員がトランクを持っています。

それにふくろうも1羽います。その一団に従いて行くとおばさんが「何番線だったかしら」と問うのに対してこれもまた赤毛の女の子が「9と3/4よ」と答えたのでその人たちが魔法使いの一団である事が判ったというわけです。

ところがハリーが「入る瞬間を見逃さないように」と瞬きすらしないように気をつけて見ていても「どうやって入って行ってるのか?」皆目見当がつきません。そこでハリーは意を決してふっくらおばさんに声をかけたのでした。

「あらこんにちは。坊やホグワーツへは初めて?ロンもそうなのよ」

ハリーが「すみません」と言うとおばさんは最後に残った男の子を指差しこう言いました。痩せてひょろっと背が高く手足が大きくてそばかすだらけで鼻が高い男の子でした。この背高ノッポでそばかすだらけの男の子が・・・

ロン・ウィーズリーだったのです。

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「あの人」と「この人」の2ショットシーン(1)(4回シリーズ)

今週はハリーポッター・シリーズの中で登場する人物が2人だけで私が個人的に気に入っている場面を紹介してみる事にしました。まず今日は第1巻「賢者の石」の冒頭章でダンブルドアにマクゴナガル先生という今にして思えばホグワーツの校長と副校長という豪華コンビが登場する場面です。(全3項目)

3-1.アルバス・ダンブルドアとマクゴナガル先生
その男はあまりに突然それもスーッと現れたので地面から湧いて出たのかと思えるほどでした。プリベット通りでこんな人は絶対に見かけるはずがありません。ヒョロリと背が高く髪や髯の白さから見て相当の年寄りのようです。

髪も髯も非常に長いのでベルトに挟み込んでいるほどです。ゆったりと長いローブの上にこれまた地面を引きずるほどの長い紫色のマントを羽織って踵の高い留め金飾りのついたブーツを履いています。淡いブルーの眼が・・・

半月形のメガネの奥でキラキラ輝き高い鼻が途中で少なくとも2回は折れたように曲がっています。この人の名前はアルバス・ダンブルドアといいます。名前もブーツも何から何まで何もかもプリベット通りらしくありません。

しかしダンブルドアはそんな事は全く気にしていないようです。マントの中をせわしげに何かを探していましたが誰かの視線に気づいて顔を上げ通りの向こうから自分を見つめている猫を見つけると何故かダンブルドアは・・・

そこに猫がいるのが面白いらしくクスクスと笑うと「やっぱりそうか」と呟きました。探していた物が内ポケットから出て来ました。銀のライターのようです。ダンブルドアは「灯消しライター」を12回カチカチと鳴らし・・・

12個の街灯を消すと「灯消しライター」をマントの中にスルリとしまって4番地の方へと歩いて行きました。そして塀の上の猫の隣に腰掛けました。ダンブルドアは一息置いて顔は向けずに猫に向かってこう話しかけたのでした。

「マクゴナガル先生。こんな所で奇遇じゃのう」

猫の方に顔を向けダンブルドアが微笑みかけると猫は既に消えていました。その代わりに厳格そうな女の人が猫の目の周りにあった縞模様とそっくりの四角いメガネをかけて座っています。エメラルド色のマントを着ていました。

黒い髪をひっつめ小さな髷(まげ)にしています。見破られて動揺していました。その人こそが一日中プリベット通り4番地の塀の上でダーズリー一家の事を猫の姿で見つめていたマクゴナガル先生だったというわけなんですよね。

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ローリングさんのうっかりミス~久しぶりにやってみる事にしました(4)(シリーズ最終回)

物語の登場人物が「姉か?妹か?」でその人物に対する読者のイメージや印象は大きく変わって来ます。そしてローリングさんは「リリーのほうが姉」だと松岡祐子さんにおっしゃったんだそうです。ショックを受けつつも松岡さんはローリングさんの言う通りに訂正したのですが・・・(全3項目)

3-1.リリーと同じ学校に
ペチュニア・ダーズリーはハリーの母方の叔母でした。にも関わらずペチュニア叔母さんはハリーがここプリベット通り4番地に住む事になるまではハリーの母リリーがまるで全く存在しないかのように振舞っていたのでした。

ハリーには「お前の両親は交通事故で死んだ」と言っていました。額の稲妻形の傷も事故の時にできたと説明していました。ところがその両親の死因が真っ赤な嘘だったという事が11才の誕生日に本人が知る所となったのです。

ハリーの目の前にハグリッドという巨大な男が現れてハリーは魔法使いだと告げたのです。そしてハリーの両親はハリーが生まれて1年3ヵ月後の10月31日にヴォルデモートという魔法使いに殺害されたのだと教えられたのでした。

ハリーがホグワーツに入学した後もペチュニア叔母さんは「魔法界の存在なんて絶対に認めない」という態度を頑なに守り続けていました。ところがペチュニア叔母さんはかつてホグワーツに入りたいと思った事があったのです。

それはホグワーツの戦いの最中でした。セブルス・スネイプが自分の命と引き換えに差し出した記憶の中にハリーの母リリーと共にペチュニア叔母さんも出て来たのです。ペチュニア叔母さんはホグワーツに入ろうとして・・・

ダンブルドア校長に手紙を出していたのです。

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ローリングさんのうっかりミス~久しぶりにやってみる事にしました(3)(4回シリーズ)

ハーマイオニーの言う通りだ。トレローニー先生はインチキだ。当初ハリーはそう思っていました。ところが実はトレローニー先生が最初にした予言がハリーの人生を大きく変える事になったのです。しかしトレローニー先生はその予言の最中にセブルス・スネイプが邪魔をしたとそう言うのですが・・・(全3項目)

3-1.思わぬ所で
ハリーは「占い学」の授業を初めて受けた時から何度も繰り返し自分の死を予告するトレローニー先生の事が大嫌いでした。トレローニー先生の占いなんて当たればおなぐさみの当て推量で何となく不気味な雰囲気がするだけだ。

全くハーマイオニーの言う通りだ。トレローニー先生はインチキだ。ところが唯一の例外は3年生の時の学期末試験でした。ヴォルデモート卿が再び立ち上がると予言したのです。ダンブルドアでさえそれは本物と認めたのです。

そしてハリーは翌年度つまり4年生の学期末にピーター・ペティグリューことワームテールの手を借りてヴォルデモート卿が復活するその瞬間を見る事になりました。トレローニー先生の予言が的中するのを自ら確認したのです。

しかも自分の両親がヴォルデモートに殺害される事になったのもハリーが生まれる直前にトレローニー先生によって成された予言がそのきっかけでした。ハリーの人生を大きく変えたのもトレローニー先生の予言だったのです。

ハリーは5年生の学期末にその予言の全文を聞く事になりました。しかしふくろう試験で「不可・P」つまり不合格だったという事もありハリーは6年生では「占い学」を取りませんでした。そのためトレローニー先生とは・・・

滅多に会う事もなくなってしまいました。ところがそれもまた学期末の事でした。ダンブルドアに呼び出されて校長室に向かっている途中の思わぬ所でハリーはトレローニー先生と出くわす事になったのです。何とそこは・・・

「必要の部屋」の前だったのです。

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ローリングさんのうっかりミス~久しぶりにやってみる事にしました(2)(4回シリーズ)

ポリジュース薬と云えば第2巻「秘密の部屋」で初登場してからというもの様々な局面で使用されて来ました。ハリーたちが使った事もあればドラコ・マルフォイが使う事もありました。つまり双方の側が必要に応じて使用して来た魔法薬だったのですが・・・(全3項目)

3-1.妻の説得に負けて
事の始まりはヴォルデモート卿の失脚後にネビルの両親ロングボトム夫妻が何者かに「磔の呪い」をかけられ拷問の果てに廃人になって見つかる事件が起きた事でした。そして事もあろうに犯人の1人として捕まったのが・・・

当時魔法法執行部の部長で次の魔法大臣に最も近いと言われていたバーテミウス・クラウチ氏の息子だったのです。息子はベラトリックス・レストレンジとその夫ロドルファスそしてその弟のラバスタンと一緒に逮捕されました。

ロングボトム夫妻は人望がありました。ヴォルデモートが消え去り魔法界に平和が戻って誰もがもう安全と思った時その事件が起きたのです。そのため魔法界にはかつて見られなかったような激しい怒りの波が巻き起こりました。

魔法省には「2人を襲った者たちを何としても逮捕しなければならない」というプレッシャーがかかりました。残念ながらロングボトム夫妻の証言は2人の状態が状態だったためほとんど信憑性がないという有り様だったのです。

クラウチ氏の息子は裁判でも最後の最後まで「僕はやっていない」と無実を訴え続けました。息子は父親に向かって「僕はあなたの息子だ!あなたの息子なのに!」と叫びました。そう息子に言われた父親の返事はこうでした。

「お前は私の息子などではない!私には息子はいない!」

こうしてクラウチ氏は自分の息子をアズカバンに送りました。しかし母親が助けてくれました。母親は自分が死期が近い事を知っていたのです。妻のそして母の最期の願いとして息子を救出するようクラウチ氏を説き伏せました。

息子を助けるため2人がした事とは?

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ローリングさんのうっかりミス~久しぶりにやってみる事にしました(1)(4回シリーズ)

今はもうなくなっている公式サイトでローリングさんは「私にもうっかりミスはある。それを指摘しているファン・サイトもある」とおっしゃっていたので当サイトでも大昔に取り上げた事がありました。今週は久しぶりに「これもそうなのでは?」というのを見つけたのでやってみる事にしました。(全3項目)

3-1.ホグズミード村に行くため
ホグワーツの生徒は3年生になると学校に隣接するホグズミード村に行く事が許されます。しかしそれには両親又は保護者の立場に当たる人に許可証にサインをして貰わなければなりません。したがってハリーの場合は・・・

ダーズリー夫妻という事になります。通常なら許可証にサインなど貰えるはずがありません。しかしハリーはマージ叔母さんの来訪を文字通り「災い転じて福と成す」に変えるため策に打って出ました。その策というのが・・・

マージ叔母さんはバーノン叔父さんの妹です。当然バーノン叔父さんは叔母さんにハリーが魔法使いだという事は言ってません。叔母さんにはハリーはセント・ブルータス更生不能非行少年院に行っていると言ってあるそうです。

許可証にサインをしてくれるのなら話の辻褄を合わせてもいい。うっかり僕が口を滑らせたりしたら叔父さんも困った事になる。ハリーはこう言ってバーノン叔父さんに許可証にサインを貰う約束を取り付けたというわけです。

しかし残念ながらハリーの自制心はマージ叔母さんの滞在最終日に切れてしまいました。事もあろうにマージ叔母さんがハリーのお父さんの事を「文無しの役立たずのゴクつぶしのかっぱらいが」と罵倒してしまったのでした。

突然ハリーが「違う」と言いました。ダーズリー一家は全員黙り込みました。一家もさすがに「これはまずい!」と思ったようです。ハリーは全身を震わせて怒っていました。こんなに腹が立ったのは生まれて初めてでした。

マージ叔母さんは風船のように膨れ上がり体が椅子を離れて浮き上がるほどでした。バーノン叔父さんは叔母さんの片足を捕まえ引っ張り下ろそうとしました。がしかし自分のほうが床から持ち上げられそうになる有り様でした。

バーノン叔父さんは戻ってマージ叔母さんを元通りにしろとがなりたてました。しかしハリーは怒りで前後の見境がなくなっていました。ハリーはトランクを蹴って開け杖を取り出しバーノン叔父さんに突きつけこう言いました。

「当然の報いだ。身から出た錆だ。僕に近寄るな」

そしてハリーは「僕は出て行く。もう沢山だ」と言うとプリベット通り4番地から飛び出して行きました。

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ルーナ・ラブグッドは開心術に長けている?(4)(シリーズ最終回)

ハリーは心も体も疲れ切っていました。早朝6時に「貝殻の家」を出発してグリンゴッツのレストレンジ家の金庫を破り休む間もなくホグズミード村に向かいました。戦いが終わった後もヴォルデモート卿を倒した英雄という事で多忙を極める事となりました。するとそんなハリーの気持ちを察してルーナが・・・(全3項目)

3-1.戦い終わって
分霊箱はもうない。残っているのはお前と僕だけだ。一方が生きる限り他方は生きられぬ。2人の内どちらかが永遠に去る事になる。ハリーにこう言われてヴォルデモート卿は「どちらかがだと?」とハリーを嘲ったのでした。

勝つのは自分だと考えているのだろう。生き残ったのは偶然に過ぎないと言うヴォルデモートにハリーは母が僕を救うために死んだのもあの墓場で戦おうと決意したのも今夜身を守ろうともしなかった僕が生きているのも・・・

いずれも偶然だと言うのかと反論するハリーにヴォルデモートは「偶然だ!」と叫んだのでした。そしてついに雌雄を決するその瞬間がやって来ました。ヴォルデモートの甲高い叫びと同時にハリーも一心込めて叫んでいました。

「アバダ ケダブラ!」
「エクスペリアームス!」

ドーンという大砲のような音と共に2人が回り込んでいた円の真ん中に黄金の炎が噴き出して2つの呪文が衝突した点を印しました。ニワトコの杖は高く舞い上がってハリーの手に収まり一方ヴォルデモートは両腕を広げて・・・

ヴォルデモートはありふれた最期を迎えて床に倒れました。ハリーのお陰で戦いは終わりました。ホグワーツにゆっくり太陽が昇りました。大広間は生命と光で輝きました。歓喜と悲しみあるいは哀悼と祝賀が入り交じり・・・

ハリーはどちらにも欠かせない主役でした。みんながハリーを求めていました。遺族と話をして手を握り涙を見つめ感謝の言葉を受けなければなりませんでした。ハリーが寝ていない事もほんの数人の人と過ごしたい事も・・・

誰も思いつかないようでした。

そんなハリーの救世主になったのが・・・

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ルーナ・ラブグッドは開心術に長けている?(3)(4回シリーズ)

今週は「ルーナは開心術に長けている」をテーマにその登場シーンを視点を変えて改めて振り返っています。今日と明日の2日間は1つの場面を深く掘り下げて「ルーナは開心術をどう役立てていたのか?」を検証してみる事にしました。まず今日はルーナがビルとフラーの結婚式に来た時の場面です。(全3項目)

3-1.ビルとフラーの結婚式
アルバス・ダンブルドアを葬り去り残る脅威はハリー・ポッターただ1人という事で「いかにしてハリー・ポッターを亡き者にするのか?」を協議するためマルフォイの館に死喰い人が一堂に集結したというわけなんですよね。

しかし事実上これはという策を持って来たのはヤックスリーとセブルス・スネイプだけでした。遅刻ギリギリに館に入った2人が扉を開けて客間を覗くと装飾を凝らした長テーブルは黙りこくった人々で埋め尽くされていました。

「我が君。不死鳥の騎士団はハリー・ポッターを現在の安全な居所から来る土曜日の日暮れに移動させるつもりです」

ヴォルデモートの赤い眼がスネイプの暗い目を見据えました。その視線のあまりの烈しさに近くで見ていた何人かが目を背けました。ヤックスリーが入手した「ハリー・ポッターは30日夜まで動かない」というのは偽情報でした。

不死鳥の騎士団の誰かがスネイプに「ハリーは土曜日の日暮れに移動する。30日夜まで動かないというのは偽情報」と漏らしたのです。ハリーには何としても自分たちの結婚式に出席して貰わなくてはならないという事で・・・

そこでハリーはポリジュース薬をたっぷり飲んでオッタリー・セント・キャッチポール村に住む赤毛のマグルに成り済ましビルとフラーの結婚式に出席しました。ハリーを赤毛の少年にしてウィーズリー一族に紛れ込ませ・・・

「いとこのバーニー」として紹介するという計画でした。フレッドがその少年の髪の毛を「呼び寄せ呪文」で事前に手に入れておいたのです。結婚式が行われる8月1日の午後3時ハリーはロンにフレッドとジョージと共に・・・

式の会場の白いテントの外に立ち招待客の案内に間違いがないようにと席次表を握り締めて結婚式に出席する人たちの到着を待っていました。そこに父親のゼノフィリウス氏と共にルーナがやって来たというわけなんですよね。

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ルーナ・ラブグッドは開心術に長けている?(2)(4回シリーズ)

ルーナと出会った頃のハリーは魔法大臣コーネリウス・ファッジがヴォルデモート卿の復活を認めようとせず極めて厳しい状況下に置かれていました。そんな最中にいち早く「ハリーの言う事を信じる」と表明してくれたのがルーナだったのです。ルーナが何故ハリーを信じる事ができたのかと云えば・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツ特急を降りる時
ホグワーツ特急に暗闇が迫り車内のランプが点くとルーナは「ザ・クィブラー」を丸めて大事そうにカバンにしまい今度はコンパートメントの人たちの個々の顔をじっと見つめ始めました。今になって改めて考えてみると・・・

開心術でそれぞれの人たちの心を覗き込んでいたのかもしれません。汽車がいよいよ速度を落とし始めると生徒たちが降りる仕度を始めたのでいつものように騒がしくなりました。監督生になったロンとハーマイオニーは・・・

それを監督する事になっているのでクルックシャンクスとピッグウィジョンを置いてコンパートメントを出て行きました。ルーナはハリーに「あたしが持ってあげてもいいよ」と言うとピッグウィジョンの籠に手を伸ばしました。

昨日の記事でも触れたようにルーナはロンに対して暗に「去年のクリスマス・ダンスパーティはパドマ・パチルじゃなくてあたしを誘って欲しかった」と言っています。すなわちルーナはロンに思いを寄せているというわけです。

つまりルーナがピッグウィジョンの籠に手を伸ばしたのは好きな人のペットだったから。ルーナはロンの心を読んでピッグウィジョンがロンのペットふくろうだという事を見抜いていたというわけなんですよね。つまりは・・・

決して偶然手を伸ばしたわけではなかったというわけです。

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ルーナ・ラブグッドは開心術に長けている?(1)(4回シリーズ)

ルーナ・ラブグッドもまた開心術に長けているのでは?実はこれはコメントでご指摘をいただいたんですよね。それ以来ずっと頭の片隅に引っ掛かっていました。何せ大好きなルーナの事ですから「取り上げられるネタが見つかったからには」と思っていました。今週はこの事について考えてみる事にします。(全3項目)

3-1.やはりルーナもなのか?
当サイトでは折りに触れて「ハリーは極めて優秀な開心術士である」と言及しています。それを示す根拠やその場面は枚挙に遑(いとま)がないほどで当サイトなら巻毎にシリーズ記事を書く事ができるぐらい膨大な量になります。

リーマス・ルーピンもまた同様に当サイトでは開心術に長けていると指摘しています。そして主要人物で唯一その事が明らかになっているのがヴォルデモート卿というわけです。それとダンブルドアも間違いなくそうでしょうね。

それなら果たしてルーナはどうなんでしょう?ダンブルドアも自身が開心術を使える事は口にしているものの「このぐらいの事ならできる」と相当遠慮がちです。つまりあまりおおっぴらに披露する能力ではないからでしょうね。

ヴォルデモート卿の場合は開心術に長けているから自分に嘘は通じない。その能力を明らかにする事で配下の死喰い人に揺るぎない忠誠を誓わせる事に利用しています。しかし通常はこの能力の事を明らかにしてしまうと・・・

今こうしている間にも自分の心の内を見透かされているのでは?そう思ったら「なるべくこの人とは一緒にはいたくない」という事になってしまうでしょうね。誰だって決して他人には知られたくない秘密を抱えているからです。

そのため全く自覚なしのハリーは別にしてこうした人たちの多くは自身のこの能力の事を明らかにはしていません。ルーナもそうなのか?私はもしルーナが開心術に長けているとしたらハリーとは違って確信犯だとそう思いますね。

そんなわけで「やはりルーナは開心術に長けている?」を念頭に置いて改めてその登場シーンを振り返ってみる事にしましょう。

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アルバス・ダンブルドア「秘密の部屋」編(8)(シリーズ最終回)

本当に大事なのは持っている能力ではなく「自分がどんな選択をするのか?」という事だと言ってハリーがずっと抱え込んでいたもやもやをダンブルドアは解決してくれました。これで全てが終わったと思ったらそこに1人の男が乱入して来ました。その人物こそが・・・(全3項目)

3-1.そこに乱入して来たのは?
真のグリフィンドール生だけがこの「組分け帽子」から思いもかけない剣を取り出す事ができる。こう告げた後ダンブルドアもそしてハリーもまた一瞬無言でした。そしてその無言を破ったのはやはりダンブルドアだったのです。

それからダンブルドアは羽根ペンにインク壷を取り出すとハリーに「君には食べ物と睡眠が必要じゃ。祝いの宴に行くがよい」と言った後に続けて羽根ペンにインク壷を取り出したその理由を説明したというわけなんですよね。

まず1つ目はアズカバンに手紙を書いてハグリッドを返して貰う事。そして2つ目は「日刊予言者新聞」に出す広告を書かなくてはとの事でした。それは再び「闇の魔術に対する防衛術」の先生がいなくなってしまったからでした。

ハリーは立ち上がると扉の所へ行きました。ところが取っ手に手をかけたその瞬間に扉が勢いよく向こう側から開きました。あまりにも乱暴に開けたため扉は壁に当たって跳ね返って来ました。扉の向こうにいたその人物とは?

怒りを剥き出しにして立っていたのはルシウス・マルフォイ氏でした。その腕の下には包帯でぐるぐる巻きになって縮こまっているドビーがいたのでした。ダンブルドアが機嫌よく「今晩は。ルシウス」と挨拶をすると・・・

ルシウス氏は入室の承諾を得もせず強引に部屋に押し入って来ました。その勢いでハリーを突き飛ばしそうになるほどでした。その後ろから恐怖の表情のドビーがマントの裾の下に這いつくばるように小走りで入って来ました。

そもそもノックもしないで扉を開けるとは失礼千万な奴と言っていいでしょうね。しかしルシウス氏には相応の理由があったようです。

その理由とは?

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アルバス・ダンブルドア「秘密の部屋」編(7)(8回シリーズ)

ダンブルドアが声をかけるまでハリーはその人の事をすっかり忘れていました。その人がロンに付き添われて出て行くと部屋にはダンブルドアとハリーの2人だけになりました。そこでハリーは昨年度の新学期初日からずっと1人で抱え込んでいた疑問を初めて口にする事になりました。それに対するダンブルドアの回答は?(全3項目)

3-1.自らの剣に貫かれたか!
ハリーはびっくりしました。今この瞬間ダンブルドアが声をかけるまでその人の事をすっかり忘れていたからです。振り返るとその人は曖昧な微笑みを浮かべて部屋の隅に立っていました。ダンブルドアにこう呼びかけられ・・・

「しかし1人だけこの危険な冒険の自分の役割について恐ろしく物静かな人がいるようじゃ」

続けてダンブルドアに「ギルデロイ随分と控え目じゃな。どうした?」と問われてロックハートは肩越しに自分の後ろを見て誰が呼びかけられたのかを見ようとしました。しかしもちろんそこには誰もいなかったというわけです。

そこでロンがダンブルドアに取り急ぎ「秘密の部屋で事故があってロックハート先生は」と言いました。するとロックハートは少し驚いたように「私が先生?」と言いました。そしてさらにこう言ったというわけなんですよね。

「おやまあ私は役立たずの駄目先生だったでしょうね?」

「記憶を失った時のほうが自己評価が的確とは!」といった感じなのですが、ロンはダンブルドアに表向きは平静を装い静かに「ロックハート先生が忘却術をかけようとしたら杖が逆噴射したんです」と説明しました。すると?

「何と自らの剣に貫かれたか。ギルデロイ!」

ダンブルドアは首を振り長い銀色の口髭を小刻みに震わせてこう言ったのでした。しかしそれに対してロックハートは「剣?剣なんか持っていませんよ。でもその子が持っています」とハリーを指差しぼんやりと言ったのでした。

そして最後に「その子が剣を貸してくれますよ」と言ったのでした。ダンブルドアはロンに「ロックハート先生も医務室に連れて行ってくれんかね?」と頼んだのでした。ロックハートはのんびりと部屋を出て行ったのでした。

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アルバス・ダンブルドア「秘密の部屋」編(6)(8回シリーズ)

「秘密の部屋」の怪物は毒蛇の王バジリスクでした。ハリーとロンが再びダンブルドアに会ったのはバジリスクを退治して全てが解決した後の事でした。不死鳥のフォークスに導かれてハリーとロンがジニーにロックハートを連れて訪れたのはマクゴナガル先生の部屋でした。そこでハリーとロンは・・・(全3項目)

3-1.フォークスに導かれて
「秘密の部屋」の怪物は毒蛇の王バジリスクでした。そしてその怪物を部屋から解き放したのは50年前も今もトム・リドル後のヴォルデモート卿だったのです。50年前に部屋を開いた時には1人の女子生徒が死んでしまいました。

このまま部屋を開き続けたら学校が閉鎖になってしまう。そのためトム・リドルは部屋を閉じる事を余儀なくされました。そこで学校を存続させるためにハグリッドに濡れ衣を着せて事件の犯人として差し出したというわけです。

しかし50年ぶりに活動を再開したバジリスクは部屋に駆けつけたフォークスに最大の武器を奪われ一睨みで人を殺害する事ができなくなってしまいました。そしてハリーが「組分け帽子」から出て来た剣でとどめを刺したのです。

「ジニーは無事だ!ここにいるよ!」

ハリーとジニーがロンのいる所に戻って来るとロンが胸の詰ったような歓声を上げるのが聞こえました。フォークスがジニーの後から隙間をくぐって現れるとロンはハリーに「あの鳥はどっから来たんだい?」と訊ねたのでした。

「ダンブルドアの鳥だ」

ハリーが狭い隙間をくぐり抜けながらこう答えたのでした。この後ハリーにロンにジニーさらにはロンの杖を使って呪文が逆噴射して自分で自分に「忘却術」をかけてしまったロックハートはフォークスの尾羽根を掴んで・・・

一飛びで「秘密の部屋」を脱出しました。泣いてばかりのジニーを心配そうに見ながらロンが「さあどこへ行く?」と訊くとハリーがフォークスを指し示したのでした。フォークスが金色の光を放って廊下を先導していました。

到着したのはマクゴナガル先生の部屋でした。

ハリーはノックして扉を押し開きました。

そこにいたのは?

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アルバス・ダンブルドア「秘密の部屋」編(5)(8回シリーズ)

ハグリッドの「蜘蛛を追って行けばいい」という言葉をヒントにハリーとロンは蜘蛛を追って「禁じられた森」の奥深くへと入って行きました。ところがそこで2人は思ってもみなかったものとの再会を果たす事になったのです。さらに超意外な事にそれに絶体絶命のビンチから助け出される事に・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドアがいなくなった事で
ダンブルドアがいなくなった事で恐怖感がこれまでになく広がりました。誰も彼もが心配そうな緊張した顔をしていました。笑い声は廊下に不自然に甲高く響き渡るのでたちまち消し去られてしまうという有り様だったのです。

たった1人だけ恐怖と猜疑心を思い切り楽しんでいたのがドラコ・マルフォイでした。まるで首席になったように肩を聳やかして学校中を歩いていました。父親のルシウス氏がダンブルドアをホグワーツから追放したからです。

「父上こそがダンブルドアを追い出す人だろうと僕はずっとそう思っていた」

ダンブルドアとハグリッドがいなくなってから二週間後の「魔法薬学」の授業中にマルフォイはクラッブとゴイルに声を潜めようともせずにこう話していたのでした。ダンブルドアはこの学校が始まって以来の最悪の校長だった。

父上はそう思っていた。多分今度は「秘密の部屋」を閉じたりする事を望まない適切な校長が来るだろう。挙句の果てにマルフォイはスネイプに「校長職に志願なさっては」と言ってみたり「次のは死ぬ」そしてさらには・・・

賭けてもいい。それがハーマイオニーじゃなかったのは残念だと言い出す始末でした。それを聞いてロンが椅子から勢いよく立ち上がりマルフォイに近づこうとしました。がしかしその時ちょうど終業ベルが鳴ったので・・・

誰にも気づかれずに済みました。その後の「薬草学」の授業中に蜘蛛が「禁じられた森」に向かっているのを発見しました。あの日の夜以来「蜘蛛を追って行けばいい」というハグリッドのヒントを元に蜘蛛を探していました。

そしてこの日の真夜中2人は「禁じられた森」に向かったのでした。

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アルバス・ダンブルドア「秘密の部屋」編(4)(8回シリーズ)

ハリーたちが唱えていた「ドラコ・マルフォイ犯人説」は特にロンにとっては極めて残念な事に間違いだったという事が判明しました。ところが「活動停止?」と思われていたスリザリンの継承者は4ヵ月あまりの空白期間を経て再び活動を始めました。すると学校にルシウス・マルフォイ氏が乗り込んで来て・・・(全3項目)

3-1.活動再開?
とりわけ中でも特にロンにとっては極めて残念な事に一連の襲撃事件の犯人はドラコ・マルフォイではありませんでした。ハリーとロンがポリジュース薬でスリザリン寮の談話室に潜入し他ならぬ本人の口からこう聞いたのです。

「一体誰が継承者なのか僕が知ってたらなあ」
「手伝ってやれるのに」

さらにハリーは「嘆きのマートル」のトイレで拾った50年前の日記から出て来たトム・リドルにその50年前に「秘密の部屋を開いたのはハグリッドだった」と聞かされたのです。しかしハリーたちは熟慮と話し合いの末に・・・

また誰かが襲われない限りハグリッドには何も言わないという事にしました。ところがジャスティン・フィンチ・フレッチリーと「ほとんど首なしニック」が襲われたのを最後に襲撃事件はぱったりと起きなくなったのでした。

それから4ヵ月が過ぎようとしていました。ところがクィディッチのグリフィンドール対ハッフルパフ戦を翌日に控えた日の事でした。ハリーのトランクが荒らされて「リドルの日記」が盗まれてしまったのです。そして・・・

翌日ハリーは再び「あの声」を耳にしました。ハーマイオニーは図書室に走りました。クィディッチの試合は開始直前に中止になりました。そしてマクゴナガル先生はハリーだけでなくロンも一緒に来たほうがいいと言うのです。

少しショックを受けるかもしれない。医務室の近くまで来た時マクゴナガル先生は驚くほどの優しい声でこう言いました。またしても2人一緒に襲われました。襲われたのは何とハーマイオニーとレイブンクローの監督生でした。

ロンがハリーの耳元で「どうしたらいいんだろう?ハグリッドが疑われると思うかい?」と囁きました。ハリーは決心しました。今こそ「透明マント」を使う時だ。2人はマントを被るとハグリッドの小屋に向かったのでした。

ところがそこに・・・

深刻な表情のダンブルドアが・・・

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アルバス・ダンブルドア「秘密の部屋」編(3)(8回シリーズ)

ハリーたち3人は「事件の犯人はドラコ・マルフォイなのでは?」と考えコリン・クリービーが襲われた事をきっけにロンとハーマイオニーはポリジュース薬の製造に取り掛かりました。ところがロックハート主宰の「決闘クラブ」でハリーが蛇語を話せる事が明らかになって・・・(全3項目)

3-1.二件目の事件
それから数日というものは学校中がミセス・ノリスが襲われた件で持ち切りでした。そしてハリーはクィディッチの開幕戦の対スリザリンでロックハートに右腕を骨抜きにされた事をきっかけに2つの謎が同時に解けたのでした。

それは学期初日の9月1日ハリーとロンがホグワーツ特急に乗れず空飛ぶフォード・アングリアで学校に行き結果として罰則を食らう事になったのもブラッジャーに操作をしたのも屋敷しもべ妖精のドビーの仕業だと判ったのです。

他ならぬドビー自身が病棟に現れて自分がした事だと認めたのです。しかも驚くべき事にドビーの口から「歴史は繰り返そうとしている。またしても秘密の部屋が開かれた」という言葉をハリーは聞かされる事になったのでした。

「秘密の部屋」は本当にあるんだね?マグル出身じゃないのにその部屋がどうして僕にとって危険なの?今度は誰が部屋を開いたの?以前に開いたのは誰なの?いずれの質問にもドビーは「答えられない」を繰り返したのでした。

ドビーは突然凍りついたようになりコウモリのような耳がピクピクしました。ハリーにも外の廊下をこちらに向かって歩いて来る足音が聞こえて来ました。ドビーは行かなければと言うとパチッという音と共に姿を消しました。

ハリーの手は空を掴んでいました。ハリーはベッドに潜り込み医務室の暗い入口に目を向けました。足音がだんだん近づいて来て次の瞬間にはダンブルドアが後ろ向きで入って来ました。石像のような物の片端を持っていました。

向こう側の端を持っていたのはマクゴナガル先生でした。2人は持っていた物をドサリとベッドに降ろしました。そしてダンブルドアが「マダム・ポンフリーを」と囁いてどうやらマクゴナガル先生が呼びに行ったようでした。

ハリーは寝ているふりをして様子を伺いました。ハリーの耳にあっと息を呑む声が聞こえて来ました。マダム・ポンフリーがベッドに置かれた石像の上に屈み込みながら「何があったのですか?」とダンブルドアに訊ねました。

すると?

「また襲われたのじゃ。ミネルバがこの子を階段の所で見つけてのう」

襲われたのはコリン・クリービーでした。

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