ハーマイオニーには涙声で「あんまりだわ!」と責められるわロンもまた腰抜けなんてルーピンに言うべきじゃなかったと言われるわでルーピンが去った後は後味の悪さだけが残る結果になってしまいました。がしかしハリーの判断が正しかったという事が翌年の4月末に証明されたのでした。ところがその直後には・・・(全3項目)

3-1.テッド・リーマス・ルーピン誕生!
ルーピンが去った後ハーマイオニーからは涙声で「あんまりだわ!」と責められるしロンも「あんな事を言うべきじゃなかった」とハリーがルーピンを腰抜け呼ばわりした事に批判的でした。しかし2人にそう言われても・・・

ハリーは「親は子供から離れるべきじゃない」と思ったのでした。ハーマイオニーもハリーは確かにルーピンにひどい事を言った。それでもルーピンがトンクスの所に戻ったのなら言ったかいがあったと考えを変えたようです。

そしてハリーの判断は正しかったという事が翌年の4月の末に証明されたのです。それはハリーたちがビルとフラーの新居「貝殻の家」にいる時でした。正面玄関でバーンと音がして杖を構えたビルが「誰だ?」と叫ぶと・・・

「私だ。リーマス・ジョン・ルーピンだ!私は狼人間でニンファドーラ・トンクスと結婚した。君は貝殻の家の秘密の守人で私にここの住所を教え緊急の時には来るようにと告げた!」

ビルが急いで駆け寄り扉を開けるとルーピンは勢い余って敷居に倒れ込みました。真っ青な顔で旅行用マントに身を包み風に煽られた髪は乱れていました。ルーピンは立ち上がって部屋を見回し誰がいるのかを確かめると・・・

「男の子だ!ドーラの父親の名前を取ってテッドと名付けたんだ!」

ルーピンは幸せでぼーっとしているように見えました。ハリーがこれまで見たルーピンより何歳も若く見えました。ルーピンはテーブルを回ってハリーをしっかり抱き締めました。そしてルーピンの口からはあっと驚く事が・・・

「君が名付け親になってくれるか?」

その意外な申し入れに「僕が?」と問うハリーにルーピンは「もちろんだ。ドーラも大賛成なんだ。君ほどぴったりの人はいない」と答えたのでした。こうしてハリーはテッド・リーマス・ルーピンの名付け親になったのでした。

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ハリーたち3人がトテナム・コート通りで2人の死喰い人と出くわしたと聞いて驚きと動揺を隠せなかったルーピンだったのですが、実はルーピンがグリモールド・プレイス12番地を訪れた真の目的はその後の経過を3人に知らせるためではなかったのです。それはトンクスが・・・(全3項目)

3-1.ルーピンが12番地に
ハリーたちにルーピンの4人は厨房に下りルーピンが旅行用マントからバタービールを取り出してテーブルを囲みました。ハリーたちがトテナム・コート通りで2人の死喰い人と出くわしたと聞き驚いたルーピンでしたが・・・

3人から事の次第を聞き終えたルーピンは一大事だという顔をしました。姿を消す瞬間に捕まえなければ「姿くらまし」した人間を追跡するのは不可能なのだそうです。しかしその問題はハリーにとっては後でよかったのです。

12人ほどいたが死喰い人たちはハリーが「隠れ穴」にいる事を知らなかった。何でもアーサー氏が聞いた噂では死喰い人たちはハリーの居場所を聞き出そうとスクリムジョールを拷問したその上に殺害したらしいとの事でした。

つまりもしその噂が本当ならスクリムジョールはハリーを売らなかった。スクリムジョールは最後にハリーを守ろうとした。ハリーがロンとハーマイオニーを見ると2人ともハリーと同様に感謝と驚きが入り交じった表情でした。

こうして闇の陣営は魔法省を乗っ取った。同時に「日刊予言者新聞」をも掌中に収めハリーは指名手配犯になった。魔法省の政策は180度転換し反マグル生まれの動きを始めた。そして最後にルーピンが申し入れて来たのが・・・

そこでトンクスの事も議論になったのです。

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前年度つまりハリー16才の誕生パーティにトンクスは来ませんでした。ところが翌年の17才の誕生パーティもトンクスは「隠れ穴」には来たものの始まる直前に退席する事を余儀なくされたのでした。そして翌日のビルとフラーの結婚式の時にその理由を説明する事になったのです。(全3項目)

3-1.17才の誕生日に
前年度ハリーはたったの2週間でダンブルドア校長にプリベット通り4番地から連れ出されて「隠れ穴」に移動して来ました。そのため生涯で初めて盛大に誕生パーティが執り行なわれる事となりました。しかし残念ながら・・・

この日の誕生パーティにトンクスは出席しませんでした。それに加えてルーピンが「吸魂鬼の襲撃事件が幾つかあった」とか「イゴール・カルカロフの死体が北の掘っ立て小屋で見つかった」などと暗い話ばかりするので・・・

誕生祝いが台無しになってウィーズリーおばさんは不機嫌でした。そして今年は大きな節目の17才の誕生日だという事に加え、翌日にはビルとフラーの結婚式を控えているという事情も重なって大勢の招待客が出席したのでした。

そんな招待客の1人に今年はトンクスも加わりました。当然結婚したばかりのルーピンと一緒でした。ルーピンはハリーと握手をしながら微笑みましたが何だか浮かぬ顔でした。一方トンクスは隣で晴れ晴れとした表情でした。

「お誕生日おめでとう。ハリー」

こう言うとトンクスはハリーを強く抱き締めました。何故ルーピンは浮かぬ顔をしているのにトンクスは晴れ晴れとした表情をしていたのか?ハリーにロンにハーマイオニーの3人はその理由を数日後に知る事になったのでした。

ところが魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが来ると知るや間髪を入れずルーピンが「私たちはここにいられない」と言うのです。ルーピンは「すまない。別の機会に説明する」と言うとトンクスと共に姿を消したのでした。

結局トンクスは昨年に引き続きハリーの誕生パーティに出席する事ができなかったというわけなんですよね。

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最後には死んでしまうという事でずっとやるのを躊躇して来たのですが「えいっ!」と踏ん切りをつけて今週は7巻のトンクスを取り上げる事にしました。ダンブルドアの葬儀の時には仲良く手を繋いでいたトンクスとルーピンだったのですが正式に夫婦となりプリベット通り4番地には左手に指輪を光らせて・・・(全3項目)

3-1.プリベット通り4番地に
当初ハリーはプリベット通り4番地から次の安全な場所にはマッド・アイ・ムーディが来て「付き添い姿くらまし」で移動する予定でした。ところが魔法法執行部の部長パイアス・シックネスが闇の陣営に寝返ってしまい・・・

4番地を「煙突飛行ネットワーク」と結ぶ事も「移動キー」を置く事も「姿現わし」で出入りする事も禁止してしまったのです。そこで急遽13人の不死鳥の騎士団のメンバーが訪れトンクスもその1人としてやって来たのでした。

「ハリー、これな~んだ?」

洗濯機に腰掛けたトンクスがこう言いながらハリーに向かって左手を振って見せました。指輪が光っています。ハリーは思わず「結婚したの?」と叫んでトンクスからルーピンへと視線を移しました。するとルーピンが・・・

「来て貰えなくて残念だったが、ハリー、ひっそりした式だったのでね」

ハリーが「良かったね。おめでとう」と言おうとしたのですが言葉の途中でムーディが「積もる話は後にするのだ」と言って最後まで言う事はできませんでした。そして何故13人もの騎士団員が4番地に来たのかと云うと・・・

6人がポリジュース薬でハリーの姿になり7人のハリー・ポッターがそれぞれ別の家に向かう。トンクスはロンと組む事になりました。トンクスに「さあしっかりつかまって」と言われてロンが申し訳なさそうにこっそりと・・・

ルーピンを見てから両手をトンクスの腰に回すのをハリーは見ました。ところが「ハリーは30日の夜まで動かない」というのは偽情報だという事をヴォルデモートは知っていたのです。そのため飛び上がった次の瞬間には・・・

ハリーたちは待ち構えていた死喰い人の集団に取り囲まれる事になってしまったというわけなんですよね。

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ヴォルデモートの復活を認めようとしない魔法大臣コーネリウス・ファッジはハリーとダンブルドアの信用を失墜させようと「日刊予言者新聞」に圧力かけて2人を貶(おとし)める策に打って出て来ました。しかしアーニーはそんな記事に騙される事などありませんでした。そして学期最初の「薬草学」の授業前に・・・(全3項目)

3-1.支持表明
ヴォルデモート卿の復活を認めようとしない魔法大臣コーネリウス・ファッジはハリーとダンブルドアの信用を失墜させようと「日刊予言者新聞」に圧力をかけてハリーの事を目立ちたがり屋の嘘つきだと報道させたのでした。

愚かな少年でお笑い種。現実には起こらない馬鹿げた話をする。何故なら有名なのが得意でずっと有名でいたいからだ。信じられないような突飛な記事には「ハリー・ポッターにふさわしい話」と文言を付け加えてみたり・・・

誰かがおかしな事故に遭うと「この人の額に傷が残らないよう願いたいものだ。そうしないと次に我々はこの人を拝めと言われかねない」などとハリーを嘲る言葉を頻繁に潜り込ませたのです。片やダンブルドアのほうは・・・

国際魔法使い連盟の議長職にウィゼンガモット法廷の主席魔法戦士などの要職を剥奪したのです。老いぼれて判断力を失ったというのがその理由でしたが当然それは本当の事ではありません。ヴォルデモートが復活したと・・・

演説をしたその後で魔法省の役人たちの投票で職を追われたのです。そのため学期が始まってハリーが学校に戻ると同室つまり同学年のグリフィンドール生のシェーマス・フィネガンにまで反旗を翻される有り様だったのでした。

それは今学期最初の「薬草学」の授業を受けるためハリーたちが温室の手前で待っている時でした。ルーナ・ラブグッドに「信じている」と言われたものの「あの子よりマシな人がいる」とハーマイオニーに責め立てられ・・・

ジニーがあの子の事を色々教えてくれたけど全然証拠がない物しか信じないらしいわ。もっとも父親が「ザ・クィブラー」を出しているぐらいだからそんなものでしょうねと言われてハリーが少し気落ちしたその時の事でした。

アーニー・マクミランが近づいて来ました。そしてよく通る大きな声で「言っておきたいんだけど」と前置きをした上でハリーにこう言って来たのです。それは文字通りハリーとダンブルドアに対する支持表明だったのでした。

「君を支持しているのは変なのばかりじゃない。僕も君を百パーセント信じる。僕の家族はいつもダンブルドアを強く支持して来たし僕もそうだ」

ハリーは不意を衝かれたもののうれしくて「ありがとうアーニー」と言葉を返しました。アーニー・マクミランはこんな場面で大袈裟に気取る事がある。それでもなおハリーはアーニーからの信任票には心から感謝したのでした。

アーニー・マクミランの支持表明でラベンダー・ブラウンの顔からは確実に笑いが消えました。そしてちらりと目に入った時のシェーマス・フィネガンのその表情は混乱しているようにも抵抗しているようにも見えたのでした。

それはアーニーがハッフルパフ生の監督生だったからという事が相当に影響していたと私はそう思いますね。

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2年生の時には「一連の襲撃事件の犯人なのでは?」と疑った事で関係がぎくしゃくしてしまったハリーとアーニーだったのですが、今度は4年生の時にはハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手になった事で再び悪化してしまう事になったのでした。しかしそれもまた・・・(全3項目)

3-1.セドリックに知らせてやろう
この2週間というもの再三言っているようにハリーは週に最低1回はスプラウト先生の「薬草学」の授業を受けていますし、ハッフルパフ生と一緒に授業を受けているのでその場にはアーニー・マクミランもいたというわけです。

そんなアーニー・マクミランが物語の表舞台に再び登場して来たのは第4巻「炎のゴブレット」でした。今年度ホグワーツに於いて百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が行なわれる事になり10月の下旬には玄関ホールに・・・

「たった1週間後だ!セドリックの奴知ってるかな?僕知らせてやろう」

ボーバトンにダームストラング両校の代表団が10月30日の金曜日にホグワーツ入りするとの掲示板が玄関ホールに立てられ、それを見たアーニー・マクミランが目を輝かせながら群れの中から出て来てこう言ったというわけです。

アーニーが急いで立ち去るのを見送りながらロンが放心したように「セドリック?」と言いました。それに対してハリーが「ディゴリーだ。きっと対抗試合に名乗りを上げるんだ」と答えたのでした。こちら側のほうでは・・・

悪戯専門店の開業資金を手に入れるためフレッドとジョージが何とか対抗試合に名乗りを上げようと策を考えている所ですが、アーニーにはそんな気は全くないようですね。それはおそらくハッフルパフ生たちの間では・・・

セドリック・ディゴリーをおいて他にない!セドリック・ディゴリー以外は考えられない。そけだけセドリックが傑出して優秀で抜きん出た存在だからアーニーも「自分など名乗りを上げる必要はない」という事なんでしょうね。

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ハリー自身も危惧していたようにジャスティン・フィンチ・フレッチリーと「ほとんど首なしニック」が襲われた現場にいたためアーニー・マクミランに「現行犯だ!」と言い切られてしまったのですが、時が経つにつれてその考えも変わって来たようです。そしてその考えを払拭する大きな出来事が起きたのでした。(全3項目)

3-1.時が経つにつれ
2月になり淡い陽光がホグワーツを照らす季節が巡って来ると城の中には僅かに明るいムードが漂い始めました。ジャスティン・フィンチ・フレッチリーと「ほとんど首なしニック」を最後に誰も襲われなくなったからです。

おそらくスリザリンの継承者は腰砕けになったんだろう。ハリーはそう考えました。学校中がこんなに神経を尖らせて警戒している中で「秘密の部屋」を開ける事は段々危険になって来たに違いない。今や静かになって・・・

再び50年の眠りについたのかもしれない。しかしアーニー・マクミランはそんな明るい見方はしていませんでした。未だにハリーが犯人だと確信してましたし「決闘クラブ」で正体を現したのだと信じていました。ところが・・・

ジャスティンと「ほとんど首なしニック」が石にされて4ヵ月が過ぎようとしていました。誰が襲ったのかは分らない。しかしその何者かはもう永久に引きこもってしまったと誰もが考えているようでした。それはやはり・・・

アーニー・マクミランも同じ考えのようでした。ある日の「薬草学」の授業で「飛び跳ね毒キノコ」の入ったバケツを取ってくださいと丁寧にハリーに声をかけたからです。ところが再び犠牲者が出る事になってしまったのです。

それはクィディッチのグリフィンドール対ハッフルパフ戦が行われる日の事だったのです。

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さて!セドリック・ディゴリーにスプラウト先生と来れば「この人」を取り上げないわけにはいかないでしょう。ハリーと同学年のハッフルパフ生で「薬草学」の授業は合同で一緒に受けていました。しかし物語の表舞台に登場して来たのはスプラウト先生と同様に第2巻「秘密の部屋」でした。(全3項目)

3-1.決闘クラブの翌日
ホグワーツでは「薬草学」と「魔法薬学」は2つの寮の生徒が合同で授業を受けているようです。ハリーたちは「薬草学」はハッフルパフ生と一緒なので実はこの科目の授業の時にはアーニー・マクミランもそこにいたのです。

しかしアーニー・マクミランが物語の表舞台に登場して来たのは第2巻「秘密の部屋」でした。事の発端は「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートが主宰して執り行なわれた「決闘クラブ」でした。

そこでハリーがパーセルマウスつまり蛇語を操るという事が明らかになったのです。そのため今学期マグル生まれの生徒を襲っていたのは?スリザリンの継承者はハリーなのでは?という噂で学校内は持ち切りになったのでした。

僕は蛇をけしかけていたのではなく攻撃を止めさせたんだ。明日「薬草学」の授業でジャスティン・フィンチ・フレッチリーに会う。その時説明すればいい。ところがその「薬草学」の授業は大吹雪で休講になってしまいました。

スプラウト先生がマンドレイクに靴下を履かせマフラーを巻かなくてはならないのだそうです。厄介な作業なので他の誰にも任せられないんだそうです。ハリーは目算が外れて苛立っていました。するとハーマイオニーが・・・

「そんなに気になるんだったらこっちからジャスティンを探しに行けばいいじゃない」

寮を出たハリーは「ジャスティンは空いた時間に授業の遅れを取り戻そうとしているかもしれない」と思いつき図書室に行ってみる事にしました。するとそこに「薬草学」の授業で一緒になるはずだったハッフルパフ生が・・・

そこにはアーニー・マクミランもいたのです。

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当のハリーはもちろんそんなつもりではなかったのですが、反ヴォルデモート派の旗頭ハリー・ポッターがホグワーツ入りした事で雌雄を決する戦いが始まる事になったのでした。ハッフルパフ寮の寮監のスプラウト先生もマクゴナガル先生の召喚に応えて馳せ参じて来たというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.マクゴナガル先生の召喚に応えて
ハリーがホグワーツ入りしたのはヴォルデモートの分霊箱の最後の隠し場所がここだと判ったからで必要に迫られての事だったのです。がしかし他の人たちにとっては反ヴォルデモート派の旗頭が入った事を意味していました。

時間がありません。ヴォルデモートがどんどん近づいています。僕はダンブルドアの命令で行動しています。ダンブルドアが僕に見つけて欲しかった物を探し出さなければならない。でも僕がこの城の中を探している間に・・・

生徒たちを逃がさなくてはなりません。ヴォルデモートの狙いは僕ですが行きがけの駄賃にあと何人殺害する事になってもあいつは気にも留めないでしょう。ハリーにこう言われたマクゴナガル先生が次に起こした行動とは?

他の寮監に警告を出さなければいけない。マクゴナガル先生が杖を上げるとその先から目の周りにメガネのような模様のある銀色の猫が3匹飛び出しました。猫はしなやかに先を走りマクゴナガル先生にハリーとルーナが・・・

下りて行く螺旋階段を銀色の明かりで満たしました。3人が廊下を走り始めると守護霊は1匹ずつ姿を消しました。3人の寮監に警告を発するためでした。こうして他の寮監の先生方と共にスプラウト先生も馳せ参じたのでした。

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今週はハッフルパフ寮の寮監で「薬草学」の教師のスプラウト先生を取り上げています。今日の記事ではこれまでとは趣きを変えて各巻のスプラウト先生の登場シーンを拾い出してみました。やはりスネイプとは違ってハリーとスプラウト先生の関係は基本的には良好なために・・・(全3項目)

3-1.出番、その1
その泣き声は命取りになり若い苗でも数時間は聞いた人を気絶させる。その一方大抵の解毒剤の主成分になるというマンドレイク。学期が始まって最初の「薬草学」の授業でハリーを含めた2年生のグリフィンドール生に・・・

合同で一緒に授業を受けたハッフルパフ生が4人がかりで植え換え作業をやりました。さらにはクリスマス休暇直前には天候が大吹雪になったという事で他の人には到底任せられないためスプラウト先生が靴下を履かせて・・・

マフラーを巻くという難作業をしました。しかしその後は気候が暖かくなって来たという事もあったんでしょう。3月には何本かのマンドレイクが第3号温室で乱痴気パーティを繰り広げスプラウト先生を大満足させたのでした。

「マンドレイクがお互いの植木鉢に入り込もうとしたら完全に成熟したという事です」

その事態を受けてスプラウト先生はこう言いました。完全に成熟すれば医務室にいるあの可哀想な人たちを蘇生させる事ができるのだそうです。ところがそのマンドレイクを必要とする新たな犠牲者がまた出てしまったのでした。

それはレイブンクローの監督生ペネロピー・クリアウォーターと何とハーマイオニーでした。ダンブルドア校長は停職になりクィディッチを含めた全てのクラブ活動は中止になりました。6時以降寮を出る事も禁止になりました。

授業に行く時は必ず先生が引率する事になりました。仲間が2人も欠けている。ジャスティン・フィンチ・フレッチリーにハーマイオニーだ。そのため「薬草学」の授業は沈んだ雰囲気でした。そんな中スプラウト先生は・・・

生徒たちに手作業をやらせました。アビシニア無花果の大木の剪定でした。しかし5月の末にはマンドレイクが収穫されて一連の事件の犠牲者たちが蘇生され「秘密の部屋」の怪物はバジリスクだったという事も判って・・・

ハリーがそのバジリスクを退治してホグワーツは閉鎖の危機を免れたというわけなんですよね。

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4年生の学期を迎えた時ハリーはシリウスの事が心配で「心ここにあらず」という感じでした。ハリーのそんな心配事を忘れさせてくれたのがスプラウト先生でした。今まで見た事のない植物を見せられて現実に引き戻されたというわけなんですよね。その植物とは?(全3項目)

3-1.心配事をお預けにしてくれたのは?
ハリーはシリウスの事が心配でなりませんでした。それというのもヘドウィグに持たせたシリウス宛ての手紙の返事がちっとも来なかったからです。ハリーがプリベット通り4番地からその手紙を出したのは8月の半ばの事でした。

ハリーは手紙の最後に「僕に連絡したい時はこれから夏休み中ずっと友達のロン・ウィーズリーの所にいます」と書き添えました。ところが何日経っても待っていてもシリウスからの返事の手紙は「隠れ穴」に届きませんでした。

ハーマイオニーは「シリウスがどこにいるか私たち知らないでしょ。アフリカかどこかにいるんじゃないかしら?」とそう言うのです。そんな長旅をヘドウィグが数日でこなせるわけがないとハーマイオニーは言ったのでした。

夏休みの最終日ヘドウィグがいない止まり木を見てハリーが「シリウスが捕まったなんて事ないよね?」と訊くとロンは「ないさぁ。それだったら日刊予言者新聞に載るよ」と答えました。もしそんな事になったりしたら・・・

魔法省がとにかく誰かを逮捕したと見せびらかしたいはずだとロンは言うのです。結局シリウスからの返事の手紙はハリーが「隠れ穴」にいる間には届きませんでした。そして学期が始まりグショグショの野菜畑を通って・・・

第3温室に着くまでハリーはずっとシリウスの手紙が届かなかった事ばかりを考えていました。がしかし温室でスプラウト先生に今まで見た事のない醜い植物を見せられてその心配事もお預けという事になってしまったのでした。

その植物とは?

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順番が逆になってしまいましたが「やっぱりやろう!」と思い立ったので今週はスプラウト先生を取り上げる事にしました。ハッフルパフ寮の寮監という事で間違いなくシリーズの主要人物の1人なんでしょうが実は本人が最初に直に登場したのは第2巻「秘密の部屋」だったんですよね。(全3項目)

3-1.初登場シーン
実は意外にも第1巻「賢者の石」では名前のみの登場で本人が直に出て来たのは第2巻「秘密の部屋」でした。ハリーが2年生になって一番最初に受けた授業が「薬草学」だったのです。ハリーたち3人が温室の近くに来ると・・・

ハリーたちが他の生徒と合流した直後にスプラウト先生が芝生を横切って大股で歩いて来るのが見えました。今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートと一緒でした。先生のその腕には・・・

スプラウト先生は腕一杯に包帯を抱えていました。遠くには「暴れ柳」が見え枝のあちこちに吊り包帯がしてあるのに気づいてハリーは申し訳なさに心が痛みました。それは他ならぬハリーとロンがその原因を作ったからです。

ハリーとロンの2人が空飛ぶフォード・アングリアで「暴れ柳」に突っ込んだのです。生徒の所に来るとロックハートは集まっている生徒たちを見回しこぼれるように笑いかけました。そして「やあ皆さん」と挨拶すると・・・

「スプラウト先生に暴れ柳の正しい治療法をお見せしていましてね。でも私のほうが先生より薬草学の知識があるなんて誤解されては困りますよ」

ロックハートはこう言った後に旅の途中で偶然このエキゾチックな植物に出遭った事があるだけだと治療法を知っている理由を説明したのでした。スプラウト先生は自分の領域にズカズカと踏み込まれて不機嫌そのものでした。

「みんな今日は3号温室へ!」

スプラウト先生のこの一言で生徒たちの間から興味津々の囁きが流れました。これまで1号温室でしか授業がなかった。3号温室にはもっと不思議で危険な植物が植えてある。スプラウト先生は大きな鍵をベルトから外し・・・

扉を開けると天井からぶら下がった巨大な花の強烈な香りに混じって湿った土と肥料の匂いがプンとハリーの鼻を突きました。ハリーはロンにハーマイオニーと温室に入ろうとしましたがロックハートが手を伸ばして来ました。

ロックハートはハリーと話したいと言うのです。数分遅れてもお気になさいませんね?スプラウト先生のしかめっ面を見れば答えは「お気になさる」でした。がしかしロックハートはスプラウト先生の鼻先で扉を閉めたのでした。

そして話が終わってハリーが温室に入ると・・・

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ハリーがいくら何度も繰り返し「いいから優勝杯を取れよ!」と言ってもセドリックは「できない」とそう言い張るのです。一瞬ハリーの脳裏には優勝杯を持って迷路から出て行く自分の姿が浮かびました。がしかしハリーは決心しました。ところがハリーのその決断が結果として・・・(全3項目)

3-1.クリスマス・ダンスパーティの後で
このようにして何とか辛うじて「第1の課題」をクリアする事ができたセドリックだったのですが、この人の性格を考えると課題終了後に「後悔の念が湧き起こって来たのでは?」と私はそう思いますね。それというのも・・・

ハリーは本当の事を言っていたのに疑ってしまった。それにもしハリーが教えてくれなかったら自分は最初の課題で挫折してただろう。当然セドリックは「ハリーに貸しを作ってしまった。返さないと」と思ったというわけです。

そこでクリスマス・ダンスパーティが終わった後にセドリックはハリーを呼び止めました。一緒にいたロンが階段を上がって姿を消した所でセドリックはハリーに声を落として「いいか」と切り出した後にこう言ったのでした。

「君にはドラゴンの事を教えてもらった借りがある。あの金の卵だけど開けた時。君の卵は咽び泣くか?」

ハリーが「ああ」と答えると何とセドリックはハリーに「風呂に入れ」と言うのです。そしてそこに金の卵を持って行けとそう言うのです。とにかくお湯の中でじっくり考えるんだ。そうすれば考える助けになる。信じてくれ。

ハリーがまじまじと見るとセドリックはこう言って来ました。監督生の風呂場がある。そしてセドリックはその風呂場の場所と合言葉をハリーに教えて笑顔を見せると急いで階段を下りてチョウ・チャンの所に戻って行きました。

ハリーは「とっても変な助言だったなあ。風呂が何で泣き卵の謎を解く助けになるんだろう?」と思いました。さらにハリーはチョウに思いを寄せていたので「そんな奴の助けは借りたくない」と妙な意地を張ってしまいました。

しかし半巨人だという事を「日刊予言者新聞」で暴露されたハグリッドに真顔で「お前さんに勝って欲しい」と言われて「本当に大丈夫さ」と答えたハリーは心を決めました。プライドを一時忘れセドリックのヒントを試そう。

こうしてハリーは金の卵の謎を解き屋敷しもべ妖精のドビーの助けも加わって何とか「第2の課題」をクリアできたのでした。

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ハリーの名前が「炎のゴブレット」から出て来た。ハリーが4人目の代表選手と聞いた時セドリックは困惑した表情を浮かべました。しかしハリーが代表選手になった事でセドリックは「第1の課題」の内容を事前に知る事ができたのです。それは課題前日の月曜日の事でした。(全3項目)

3-1.共に代表選手に
ハリーが4人目の代表選手と聞いた時セドリックは途方に暮れた表情を浮かべました。そしてハリーとそれを告げたバグマン氏を交互に見つめて当惑しているように見えました。そして他の関係者が続々と入って来て・・・

一体これはどういう事なのか?ホグワーツの代表選手が2人とは?ボーバトンの校長マダム・マクシームとダームストラングのカルカロフ校長からは一斉にダンブルドアを非難する声が上がったのでした。しかし結局は・・・

知っての通り年齢制限は今回の対抗試合に限り特別安全措置として設けられた規則だ。だから「炎のゴブレット」から名前が出て来た以上は逃げ隠れできない。ハリーには戦う義務があるという事で参加する事になったのでした。

ダンブルドアはセドリックとハリーに「2人とも寮に戻って寝るがよい」と言いました。グリフィンドールもハッフルパフも君たちと一緒に祝いたくて待っているだろう。せっかくドンチャン騒ぎをする格好の口実なのに・・・

駄目にしてはもったいない。2人は一緒に部屋を出ました。セドリックは笑顔を浮かべながらハリーに「僕たちまたお互いに戦うわけだ!」と声をかけました。ハリーは「そうだね」と言う以外に返す言葉が浮かびませんでした。

それは誰かに引っ掻き回されたかのように頭の中がゴチャゴチャしていたからです。そして玄関ホールに出た所でセドリックが「どうやって名前を入れたのか?」と訊いて来ました。しかしハリーが入れてないと言っても・・・

ハリーはセドリックのその口調から「信じていないようだ」と感じ取りました。ロンとハーマイオニーは別にしてハリーは「他に誰が信じてくれるのだろうか?」と思いました。そして寮に戻ってハリーは現実の厳しさを・・・

思い知らされる事になったのです。ハリーの「炎のゴブレットに名前を入れてない」という言葉を信じてくれたのは1人だけでした。

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今年度ホグワーツに於いて百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が行なわれるという事がダンブルドア校長の口から発表されました。ロンに言わせれば「ウスノロのディゴリーがホグワーツの代表選手だなんてとんでもない」という事のようです。がしかし選ばれたのはやっぱり・・・(全3項目)

3-1.ストーツヘッド・ヒルにて
ハリー4年生のこの夏イギリスでは30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが開催される事になりハリーもウィーズリー夫妻に招待されて決勝戦を観戦する事になりました。ハリーにハーマイオニーを含めた未成年組は・・・

「姿現わし」ができないためアーサー氏が付き添ってストーツヘッド・ヒルに置かれた「移動キー」でワールドカップの競技場に行く事になっていたのでした。そこでハリーたち一行と共にその「移動キー」を使ったのが・・・

「ここだアーサー!息子や。こっちだ。見つけたぞ!」

こう呼びかけたのは褐色のゴワゴワした顎鬚の血色のいい顔の魔法使いでした。その人は左手に黴だらけの古いブーツを持っていました。それが移動キーだったのです。この人がセドリック・ディゴリーの父エイモス氏でした。

セドリックがみんなを見回し「やあ」と挨拶をしました。みんなも挨拶を返しましたがフレッドとジョージは黙って頭を下げただけでした。去年の試合でセドリックがスニッチを取り自分たちを負かせた事がまだ許せないのです。

エイモス氏が「全部君の子かね?」と訊くのに対してアーサー氏が「まさか。赤毛の子だけだよ」と答えて子供たちの紹介を始めました。するとやはりハリーの所でエイモス氏は目を丸くて「おっとどっこい」と言ったのでした。

エイモス氏がハリーに言うには「セドがもちろん君の事を話してくれたよ」との事でした。昨年君と対戦をした事も詳しく話してくれた。そこでエイモス氏は息子に言ったんだそうです。お前はハリー・ポッターに勝ったんだ。

ハリーは何と答えていいのか分らなかったので黙っていました。それを聞いてフレッドとジョージの2人が再び揃ってしかめっ面になってしまいました。それを見てセドリックは困ったような顔をして父親にこう言ったのでした。

「父さんハリーは箒から落ちたんだよ。そう言ったでしょう。事故だったって」

しかしエイモス氏はセドリックの背中をバシンと叩いて「でもお前は落ちなかったろ。そうだろうが?」と言ったのでした。エイモス氏によれば自分の息子のセドはいつも謙虚なんだそうです。ジェントルマンなのだそうです。

しかし最高の者が勝つんだ。ハリーだってそう言うさ。1人は箒から落ち1人は落ちなかった。天才じゃなくても「どっちが上手い乗り手か?」が判るってもんだ。エイモス氏はとにもかくにも自分の息子を自慢したいようでした。

相手がハリー・ポッターなのでなおさらというわけなんですよね。孫子の代まで語り伝える事なのだそうです。

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今月はハッフルパフ寮の寮監のスプラウト先生の誕生月という事で今週はその寮生である「この人」を改めて取り上げる事にしました。クィディッチのハッフルパフ戦は1年生の時はほんの数分で終わってしまい翌年度は開始直前に中止になってしまいました。そのためハリーがその存在をはっきりと認識したのは?(全3項目)

3-1.ハリーが3年生の時に
実は今回改めて振り返ってみたらハリーがセドリック・ディゴリーの存在をはっきりと認識したのは3年生になってからだったいう事に気づきました。1年生時にハリーが初めてハッフルパフと対戦した際にはその試合は・・・

ハリーが開始早々にスニッチを取ったため数分で終わってしまいました。さらに翌年度は始まる直前に一連の襲撃事件が再び起きてしまったために試合は中止という事になりました。そしてハリーが3年生になった時の事でした。

「あそこはキャプテンが新しくなった。シーカーのセドリック・ディゴリーだ」

その名前を聞いてアンジェリーナにアリシアにケイティの3人が急にクスクス笑いをしました。開幕戦の相手が突然スリザリンからハッフルパフに変わり一大事だというのに不謹慎とウッドは顔をしかめ「何だ?」と言いました。

アンジェリーナが「あの背の高いハンサムな人でしょう?」と言うとケイティが「無口で強そうな」と言って3人は再びクスクス笑いをしました。3人の女子選手が笑うのを見てフレッドがイライラしながらこう言ったのでした。

「無口だろうさ。2つの言葉を繋げる頭もないからな」

フレッドに言わせれば前述のように前回の試合はハリーが5分かそこいらでスニッチを取った。何も心配する事はない。ハッフルパフなんてひとひねりだ。しかしウッドは今度の試合は状況がまるっきり違うとそう言うのです。

ディゴリーは強力なチームを編成した!優秀なシーカーだ!諸君がそんな風に甘く考える事を俺は恐れていた!我々は気を抜いてはならない!あくまで神経を集中せよ!スリザリンは我々に揺さぶりをかけようとしているのだ!

最後にウッドが「我々は勝たねばならん!」と言うとフレッドは毒気を抜かれたような顔をしてウッドに「落ち着けよ」と言いました。フレッドは「ハッフルパフなんて対策なんぞ立てなくとも勝てる」と言いたかったようです。

「俺たち、ハッフルパフの事を真面目に考えてるさ。くそ真面目さ」

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シリウスに会って話がしたい。ハリーにそう言われてジニーがフレッドとジョージに相談をして2人がハリーがシリウスに会えるよう取り計らってくれる事になりました。ところがシリウスとルーピンの思ってもみなかった反応にハリーは戸惑い困惑させられる事になってしまったのでした。(全3項目)

3-1.シリウスとルーピン
5年生のクリスマス休暇明けからハリーはダンブルドア校長の肝煎りで「閉心術」という魔法を習得するために個人教授を受ける事になりました。ところが事もあろうにその閉心術とやらを教えるのがスネイプだと言うのです。

スネイプと個人教授?ハリーは内臓が溶けて行くような恐ろしい感覚に襲われました。こんな目に遭うなんて。僕が何をしたって言うんだ?ハリーは助けを求めて急いで隣にいるシリウスを見ました。そこでシリウスが・・・

「どうしてダンブルドアが教えないんだ?何で君が?」

シリウスがこう言って食ってかかるとスネイプは「多分あまり喜ばしくない仕事を委譲するのは校長の特権なのだろう」と答えました。スネイプもわざわざ自分から申し出てこの仕事を引き受けたわけではないとそう言うのです。

こうして始まったハリーに対するスネイプの課外授業だったのですが、何度練習を重ねてもハリーは閉心術を習得する事ができませんでした。それどころか段々むしろ下手になって行くようなそんな気さえするほどだったのです。

挙句の果てにスネイプの課外授業は途中で打ち切りという事になってしまいました。それはスネイプが席を外した時にハリーに見られないようにと「憂いの篩」に移し替えておいた最悪の記憶をハリーが見てしまったからでした。

ところがハリーもまた心に大きな痛手を負う事になってしまったのです。スネイプの記憶の中の父ジェームズ・ポッターはスネイプが常日頃からハリーに言っていた通りの「とても嫌な奴」だったのです。ハリーは落胆しました。

シリウスと会って話がしたい。落ち込むハリーを見るに見かねて声をかけて来たジニーにハリーはそう言いました。ジニーはフレッドとジョージに相談しました。2人の取り計らいでハリーはアンブリッジの部屋の暖炉から・・・

グリモールド・プレイス12番地へ・・・

そこにいたのはルーピンでした。

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