ダンブルドアはハリーはアラスター・ムーディに会った事がないと言うのです。それなら今目の前にいるマッド・アイ・ムーディは?この偽ムーディはポリジュース薬を使っていたのです。ダンブルドアとハリーが見守っていると薬の効果が切れて元の姿に戻って行ったのでした。そこに現れたのは?(全3項目)

3-1.この子は知らねばならん
マクゴナガル先生はまっすぐにハリーの所にやって来ると「さあいらっしゃい。さあ行きましょう。医務室へ」と言ったのでした。そして鋭い口調で「待て」と言うダンブルドアに対してマクゴナガル先生はこう言ったのでした。

「ダンブルドア。この子は行かなければ。ごらんなさい。今夜一晩でもうどんな目に遭ったか」

そんなマクゴナガル先生にダンブルドアは「その子はここに留まるのじゃ。ハリーに納得させる必要がある」と言ったのでした。納得してこそ初めて受け入れられる。受け入れてこそ初めて回復がある。この子は知らねばならん。

今夜自分をこのような苦しい目に遭わせたのが一体何者で何故なのかを知らなければならないとダンブルドアは言ったのでした。そしてローブの中に手を入れるとムーディの携帯用酒瓶と鍵束を取り出しました。そして・・・

スネイプには君の持っている「真実薬」の中で一番強力なのを持って来てくれぬか。それから厨房に行きウィンキーという屋敷しもべ妖精を連れて来るようにと言ったのでした。さらにダンブルドアはマクゴナガル先生に・・・

ハグリッドの小屋に行ってくださらんか。大きな黒い犬がかぼちゃ畑にいるはずだ。犬を校長室に連れて行き自分もまもなく行くからとその犬に伝えた後にここに戻って来るようにと言ったのでした。そしてハリーには・・・

ハリーは驚き叫び声を漏らしました。7つの錠前がついたトランクの最後に開けた竪穴のような地下室のようなものの中に痩せ衰えた本物のマッド・アイ・ムーディがいました。さらに携帯用酒瓶を開けて引っ繰り返すと・・・

「ポリジュース薬じゃ。ハリー」

床にネバネバした濃厚な液体がこぼれ落ちて来ました。ダンブルドアが言うには「単純でしかも見事な手口じゃ」との事です。ムーディは決して自分の携帯用酒瓶からでないと飲まなかった。その事はよく知られていたそうです。

この偽ムーディの正体は?

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第3の課題は事前に内容を教えて貰い十二分に準備をする事ができたのでハリーも比較的落ち着いて課題当日を迎える事ができました。ところがその日には全く予想外の出来事が次々に起こったのです。挙句の果てに最後の最後にはこれまで助け合って来たセドリックが・・・(全3項目)

3-1.第3の課題そして最後には
第3の課題が行われる6月24日が近づくにつれハリーは神経が昂(たかぶ)って来ました。しかし第1と第2の時ほどひどくはありませんでした。それというのも1カ月前に内容を知らされて十二分に準備をする事ができたからでした。

もう1つにはこれが最後のハードルなので上手く行こうが行くまいがようやく試合は終わる。そうしたらどんなにホッとする事か。ところがそう思っていたらハリーが思ってもみなかった事が次々と起こってしまったのでした。

最初に起きたのは課題当日の「日刊予言者新聞」に「ハリー・ポッターの危険な奇行」と題するリータ・スキーターの記事が載った事です。そこにはハリーが「占い学」の授業中に額の傷痕の痛みを訴えた事が書かれていました。

さらに記事の後半にはハリーが蛇語を話せるという事が掲載されました。これが後に波乱を巻き起こす事になってしまったのです。そして唯一よかった事はハリーの家族としてウィーズリーおばさんとビルが来てくれた事でした。

第2の課題終了時に同点一位だったためハリーとセドリックは同時に迷路に入りました。ところが2人は迷路の真ん中で優勝杯を目の前にした所でも再び出会う事になりました。ハリーとセドリックは優勝杯を目の前にして・・・

君はドラゴンの事を教えてくれた。あの時前もって知らなかったら僕は第1の課題で落伍していただろう。第2の課題の時。君はもっと高い点を取るべきだった。君は人質全員が助かるように後に残った。僕もそうするべきだった。

セドリックはハリーが何度「優勝杯を取れよ」と言っても頑なにそれを拒否しました。ハリーは思わず優勝杯を高々と掲げ迷路を出て行く自分の姿を思い浮かべました。しかしすぐにその光景はハリーの脳裏から消え去りました。

「2人ともだ」とハリーが言うとセドリックは「えっ?」と言いました。さらにハリーが「2人一緒に取ろう。ホグワーツの優勝に変わりない。2人引き分けだ」と言うとセドリックはハリーを見て組んでいた腕を解くと・・・

「それでいいのか?」と訊いて来ました。僕たち助け合ったよね。2人ともここに辿り着いた。一緒に取ろう。ハリーがこう言うとセドリックは一瞬耳を疑うような顔をしました。しかしセドリックは笑顔を見せこう言いました。

「話は決まった。さあここへ」

セドリックはハリーの肩を抱くように抱え優勝杯の載った台まで足を引きずって歩くのを支えました。2人は優勝杯の取っ手にそれぞれ片手を伸ばし3つ数えて同時に取っ手を掴みました。ところがその瞬間の時だったのでした。

両足が地面を離れるのを感じました。優勝杯の取っ手から手が離れません。何故か優勝杯が「移動キー」になっていたのです。

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冗談のつもりで「ゴキブリゴソゴソ豆板」と言ったら石像に命が吹き込まれハリーは校長室に入る事ができました。部屋の中には魔法大臣コーネリウス・ファッジとマッド・アイ・ムーディにダンブルドアの3人がいました。3人はハリーと入れ替わりに現場調査に行ってしまいました。するとそこでは・・・(全3項目)

3-1.一人残されて
扉が開きハリーは部屋の中に入りました。魔法大臣コーネリウス・ファッジはダンブルドアの机の脇に立っていました。クィディッチ・ワールドカップの決勝戦の時には貴賓席で顔を合わせているので愛想よく迎えてくれました。

直前に起きた事を考えれば到底そうとは言えなかったのですが近づいて来てファッジに「元気かね?」と訊かれた時にハリーは「はい」と答え嘘をついたのでした。今ちょうどクラウチ氏が学校に現れた時の事を話していた所だ。

「見つけたのは君だったね?」とファッジに訊かれて再び「はい」と答えながらハリーはみんなが話していた事を聞かなかったふりをしても仕方がないと思い「マダム・マクシームはどこにも見かけなかった」と言ったのでした。

さらにハリーが「あの方は隠れるのは難しいのじゃないでしょうか?」と言うとファッジはばつの悪そうな顔で「まあそうだが」と言いました。その一方ダンブルドアはファッジの背後で目を輝かせながら微笑んでいたのでした。

今からちょっと校庭に出てみようと思っていた所なんでね。授業に戻ってはどうかねと言うファッジにハリーはダンブルドアを見ながら「校長先生にお話ししたいのです」と急いで言いました。そう言われてダンブルドアは?

ダンブルドアは素早く探るようにハリーを見て「ここで待っているがよい」と言いました。我々の現場調査はそう長くはかからないとの事でした。3人は黙り込みハリーの横を通り過ぎて扉を閉めハリーを1人残し出て行きました。

ハリーはフォークスに「やあ」と挨拶をするとダンブルドアの机の前の椅子に座りました。こうして校長室にいてダンブルドアにもうすぐ夢の話を聞いて貰えると思うとハリーは何故かずっと落ち着いた気分になったのでした。

ところが机の後ろの棚の「組み分け帽子」やグリフィンドールの剣を眺めていたら剣を収めたガラスケースに銀色の光が反射して踊るようにチラチラ揺れている事に気づきました。銀色の光の元はハリーの背後の黒い戸棚でした。

立ち上がって戸棚の中を見てみると・・・

そこにあったのは?

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「禁じられた森」の中から突然クラウチ氏が現れたと思ったらハリーがダンブルドアを連れて戻った時には忽然とその姿を消していた。一体クラウチ氏はどこに行ってしまったのか?ところがクラウチ氏がその後どうなったのかをハリーは極めて意外な形で知る事になったのでした。(全3項目)

3-1.夢に出て来たのは?
何故クラウチ氏は忽然と姿を消したのか?この事についてはハリーたち3人の間でも議論になりました。がしかし結論は出ませんでした。ところがクラウチ氏がその後どうなったのかをハリーは意外な形で知る事になったのです。

それは「占い学」の授業中でした。その日の天気は雲1つない晴天でした。そのためロンは暖炉の火を消した事のないトレローニー先生の部屋は蒸し風呂状態だと言うのです。そして教室に入ってみるとロンの予想通りでした。

トレローニー先生がランプに引っかかったショールを外すのに向こうを向いた隙にハリーはほんの僅か窓を開け風を取り込みました。トレローニー先生がランプを消して教室が暗くなったためハリーを睡魔が襲いかかりました。

ハリーはワシミミズクの背中に乗り高い丘の上に立つ蔦の絡んだ古い屋敷に向かっていました。そして屋敷の上の階の暗い破れた窓に辿り着き中に入ると一番奥の部屋へと入って行きました。そしてワシミミズクから降りました。

そこには巨大な蛇と男が1人いました。頭は禿げかけ薄い水色の目に鼻の尖った小男でした。男は暖炉マットの上でゼイゼイ声を上げ泣いていました。冷たくて甲高い声がワシミミズクの止まった肘掛椅子の奥から聞こえました。

「ワームテール。貴様は運のいい奴よ」

冷たい声はさらに「貴様はしくじったが全てが台無しにはならなかった。奴は死んだ」と言ったのでした。男は床にひれ伏して「ご主人様。わたくしめはまことにうれしゅうございます。まことに申し訳なく」と言っていました。

すると冷たい声は「ナギニ。お前は運が悪い。結局ワームテールをお前の餌食にはしない」と言いました。しかし冷たい声は「心配するな。よいか。まだハリー・ポッターがおるわ」とそう言うのです。そして冷たい声は・・・

「さてワームテールよ。失敗はもう二度と許さん。そのわけをもう一度お前の体に覚えさせよう」

椅子の奥のほうから杖の先端が出て来ました。ワームテールは「ご主人様どうかお許しを」と言いましたが、冷たい声が「クルーシオ!苦しめ!」と言うとワームテールは体中の神経が燃えているような悲鳴を上げたのでした。

ハリーも叫んでいました。額の傷が焼きごてを当てられたように痛みました。ヴォルデモートに自分がいる事が気づかれてしまう。しかしそこで「ハリー!ハリー!」と繰り返し名前を呼ばれてハリーが目を開けてみると・・・

そこは「占い学」の教室だったのです。

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それは1カ月前にハリーを含めた代表選手が第3の課題の内容の説明を受けた後の事でした。ビクトール・クラムがハリーと話したいと言うので「禁じられた森」の端で話しているとクラムの背後の木立で何かが動くのです。思わず杖に手を伸ばしたハリーとクラムの前に現れ出でたのは?(全3項目)

3-1.そこに現れたのは?
第2の課題終了時に第3の課題は6月24日の夕暮れ時に行われ代表選手はちょうど1カ月前にその内容が知らされるという事がルード・バグマン氏の口から発表されたのでした。つまり5月24日まではのんびりできるというわけです。

その間に「週刊魔女」にハリーにハーマイオニーとビクトール・クラムの三角関係の記事が載りハーマイオニーの元に1週間嫌がらせの手紙が大量に届くなんて事もありました。そしてそれは説明が終わった後に起こったのです。

クィディッチ競技場に生垣で迷路を作り中心に優勝杯が置かれる。その優勝杯に最初に触れた者が満点となる。さらにその途中にハグリッドが色んな生き物を置いたり色々呪いを破らないと進めない。そんな所なのだそうです。

これまでの成績でリードしている選手が先にスタートをして迷路に入る。したがってセドリックとハリーがまず入り次にビクトール・クラムが入りフラー・デラクールが最後に入るとの事でした。障害物をどう上手く抜けるか?

それ次第というわけです。説明が終わって各人が帰ろうとしているとバグマン氏が急いでハリーに近づいて来ました。どうやらまた援助を申し出て来るような感じでした。がしかしそれより先にクラムが声をかけて来たのでした。

「ちょっと話したいんだけど?」

クラムが「君と一緒に少し歩いてもいいか?」と言うのでハリーは少々驚き「一体何だろう?」と思いながらもいいと言ったのでした。ここで待っていようか?と言うバグマン氏を振り切りハリーはクラムと競技場を出ました。

ところがクラムはダームストラングの船に戻る道は取らず「禁じられた森」のほうに向かって歩き出しました。ハリーが「どうしてこっちのほうに行くんだい?」と訊くとクラムは「盗み聞きされたくない」とそう言うのです。

クラムが訊いて来たのはハリーとハーマイオニーの関係についてだったのです。何かもっと深刻な内容を予想していたハリーにとっては拍子抜けという感じでした。しかしそこでクラムの背後の木立の中で何かが動いたのです。

ハリーは警戒のためクラムに体の向きを変えさせました。そして動きの見えた場所をじっと見たのでした。そしてローブに手を滑り込ませて杖を掴んだのでした。大きな樫の木の陰から突然1人の男がよろよろと現れたのでした。

それはクラウチ氏でした。

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ハリーたち3人とダンブルドアが説得してハグリッドは「魔法生物飼育学」の教職に復帰する事になりました。そしてハグリッドから金の卵はどうなってる?と訊かれてハリーはセドリックから貰ったヒントを試す事にしたのでした。その結果金の卵の謎は解けたのですが・・・(全3項目)

3-1.金の卵の謎は解けたものの
ハリーよ今俺が心から願ってるのが何だか判るか?お前さんに勝って欲しい。本当に勝って欲しい。みんなに見せてやれ。純血じゃなくてもできるんだ。自分の生まれを恥じる事はない。ダンブルドアが正しいという事を・・・

魔法ができる者なら誰でも入学させるのが正しいという事をみんなに見せてやれる。そしてあの金の卵はどうなってる?と訊かれて「本当に大丈夫さ」と答えたハリーはセドリックのヒントを試す時が来たと決心したのでした。

第1の課題の内容を教えて貰った借りがあるからという事でハリーはセドリックからダンスパーティ終了後に第2の課題のヒントを貰っていました。ところがダンスパーティのセドリックのパートナーが何とチョウ・チャンだった。

チョウに思いを寄せていたハリーは妙な意地を張ってしまいセドリックがくれたヒントをほったらかしにしていました。しかしハグリッドに「勝って欲しい」と言われてハリーは「そんな事は言っていられない」と思ったのです。

その結果「水の中で1時間生き延びなければならない」という事が判りました。金の卵の中から聞こえていたむせび泣くような音は実は水中人の歌だったのです。ハリーが風呂の湯船の水の中で聞いた所それが判明したのでした。

理想はハリーが何かに変身する事でした。しかしハーマイオニーによればそれは6年生まで待たなければならないそうです。そこでハリーたちは他の手段を探すため図書室で本の山に埋もれる事になりました。ところが・・・

水の中で1時間生き延びる方法が分らないまま課題前日になってしまいました。するとそこにフレッドとジョージがやって来てマクゴナガル先生がロンとハーマイオニーを呼んでいると言うのです。2人は行ってしまいました。

図書室は8時で閉館でした。本を持てるだけ持ってハリーは談話室に戻りました。ハリーの周りは徐々に人が少なくなって行きました。ロンとハーマイオニーは帰って来ません。もうこうなったら意地だとハリーは思いました。

「透明マント」を被るとハリーは再び図書室に行きました。時々腕時計を見て同じ言葉を何度も何度も自分に言い聞かせてハリーは調べ続けました。しかしハリーはいつの間にか眠ってしまったのです。ハリーを起こしたのは?

「ハリー・ポッターは起きなくてはなりません!」

それはドビーでした。

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「日刊予言者新聞」にハリーに関する捏造でっち上げ記事を掲載したりダンブルドアの事を「時代遅れの遺物」と表現したりと悪行三昧のリータ・スキーターだったのでした。挙句の果てにはハグリッドを精神的に追い詰め辞表を出す事態にまでなったのですがそこでダンブルドアが・・・(全3項目)

3-1.リータ・スキーターの暗躍
ハリーがリータ・スキーターの名前を初めて耳にしたのはクィディッチ・ワールドカップの観戦を終えて「隠れ穴」に帰って来た時だったんでしょうね。その日の「日刊予言者新聞」の一面の記事を書いていた記者だったのです。

ハリーがリータ・スキーターに初めて会ったのは杖調べの儀式の時でした。儀式が行われる部屋からハリーを連れ出すと箒置き場に押し込みインタビューをして「日刊予言者新聞」に捏造でっち上げの記事を掲載したのでした。

その時ハリーを箒置き場から助け出したのはダンブルドアでした。リータ・スキーターはハリーのインタビュー記事を書いていた羊皮紙を素早く隠すと「お元気ざんすか?」と言って立ち上がりダンブルドアに握手を求めました。

「この夏にあたくしが書いた国際魔法使い連盟会議の記事をお読みいただけたざんしょか?」

こう言うリータ・スキーターにダンブルドアは「魅力的な毒舌じゃった。特にわしの事を時代遅れの遺物と表現なさったあたりがのう」と言ったのでした。するとリータ・スキーターは恥じる様子を微塵も見せようとせず・・・

「あなたのお考えが。ダンブルドア。少し古臭いという点を指摘したかっただけざんす」

クリスマス休暇明けにもリータ・スキーターはやらかしてくれました。ハリーたちが休暇明け最初の「魔法生物飼育学」の授業を受けに行くとそこにハグリッドの姿はなくグラブリー・プランクという先生が代わりに教えました。

ハグリッドが休職したのはリータ・スキーターがこれもまた「日刊予言者新聞」にハグリッドが半巨人だという事を暴露する記事を載せたからです。そしてハリーたち3人はホグズミードでリータ・スキーターに出くわしました。

あなたって最低の女よ。記事のためなら何にも気にしないのね。ハーマイオニーはリータ・スキーターにこう言って「三本の箒」を出るとその足でまっすぐハグリッドの小屋に行きました。怒りに任せて最後は走ったのでした。

「ハグリッド!ハグリッドいい加減にして!そこにいる事は判ってるわ!あなたのお母さんが巨人だろうと何だろうと誰も気にしてないわ!ハグリッド!リータみたいな腐った女にやられてちゃ駄目!ここから出るのよ」

玄関の扉をガンガン叩きながらハーマイオニーは叫びました。扉が開いてハーマイオニーは「ああやっと!」と言いかけて突然口をつぐみました。ハーマイオニーに面と向かって立っていたのがハグリッドではなかったからです。

そこにいたのはアルバス・ダンブルドアでした。

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一難去ってまた一難?三大魔法学校対抗試合の代表選手はクリスマス・ダンスパーティの冒頭で踊らなくてはならない。そのためハリーはマクゴナガル先生に「だから必ずパートナーを連れて来なさい」と言われてしまったのでした。こうして迎えたクリスマスの夜だったのですが・・・(全3項目)

3-1.クリスマス・ダンスパーティ
ハリーにとってはやはり一難去ってまた一難だったんでしょうか?第1の課題を何とかクリアしたと思ったらマクゴナガル先生から今度は対抗試合の代表選手はクリスマス・ダンスパーティの冒頭で踊るのが伝統になっている。

だからパーティ当日は必ずパートナーを連れて来るようにと言い渡されてしまったのでした。すったもんだの末にハリーはパーバティ・パチルと行く事になったのでした。そして当然ダンブルドアも出席していたというわけです。

パーティ当日代表選手は他の生徒が着席してから大広間に入場する事になっていました。代表選手が大広間に入るとみんなが拍手で迎えました。代表選手は一番奥の審査員が座っている大きな丸テーブルに向かって歩きました。

代表選手が審査員テーブルに近づくとダンブルドアはうれしそうに微笑んでいました。席に着くと金色に輝く皿にはまだ何のご馳走もありませんでした。しかし小さなメニューがそれぞれの人の前に1つずつ置かれていました。

ハリーはどうしていいのかはっきり分らないままメニューを取り上げ周りを見回しました。ウェイターはいませんでした。するとそこでダンブルドアが自分のメニューをじっくり眺め自分の皿に「ポークチョップ」と言いました。

するとポークチョップが現れました。それを見て同じテーブルに座った人は「そうか」と合点してそれぞれ自分の皿に向かって注文を出したのでした。この新しくてより複雑な食事の仕方をハーマイオニーはどう思うのだろう?

これは厨房の屋敷しもべ妖精にとっては随分余分な労力がいるはずだが?しかしハリーが見てみるとハーマイオニーは今夜に限っては屋敷しもべ妖精の事を考えていないようでした。ビクトール・クラムと話し込んでいて・・・

自分が何を食べているのかさえ気づいていないようでした。

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第1の課題をクリアして何よりハリーが「よかった!」と思えたのはロンが戻って来た事でした。そして12月に入るとハーマイオニーは初めてホグワーツの厨房に足を踏み入れたのでした。そこではアッと驚く出会いが待っていたのです。そこでハーマイオニーは今度はハリーを連れて厨房に・・・(全3項目)

3-1.杖調べの儀式
ダンブルドアは微笑みながらハリーとセドリックに「2人とも寮に帰って寝るがよい」と言ったのでした。グリフィンドールもハッフルパフも君たちと一緒に祝いたくて待っておるじゃろう。それと言うのもどちらの寮も・・・

せっかくドンチャン騒ぎをする格好の口実があるのに駄目にしてはもったいないとダンブルドアは言うのです。確かにハリーが寮に帰ると談話室は大騒ぎでした。しかしハリーの心を和らげる所か苛立たせるばかりだったのです。

さらなる試練がハリーを待ち受けていました。ロンがハリーの元から離れて行ってしまったのです。さらには「これ以上はない」というぐらい攻撃する材料を得たスネイプとスリザリン生たちがハリーの前に立ちはだかりました。

スネイプが全員を見渡しました。黒く冷たい目が不快げに光っています。材料の準備はもう全部できているはずだな。それを注意深く煎じるのだ。それから誰か実験台になる者を選ぶ。するとスネイプの目がハリーを捉えました。

ハリーには先が読めました。スネイプは僕に毒を飲ませるつもりだ。ところがその時。地下牢教室の扉をノックする音が飛び込んで来ました。ハリーに笑いかけながらそろそろと入って来たのはコリン・クリービーだったのです。

スネイプが「何だ?」と訊くとコリンは「ハリー・ポッターを上に連れて来るように言われました」と答えました。ポッターにはあと1時間魔法薬の授業がある。ポッターは授業が終わってから上に行くとスネイプが言うと・・・

それにコリンは「バグマンさんが呼んでます」と言いました。さらに代表選手は全員行かないといけないんです。写真を撮るんだと思います。するとスネイプは持ち物を置いて行け。戻ってから自分の作った解毒剤を試して貰う。

しかしコリンは「代表選手はみんなが持ち物を持って行かないといけません」とそう言うのです。スネイプはハリーに「カバンを持ってとっとと我輩の目の前から消えろ!」と言い放ったのでした。ハリーは教室を出たのでした。

コリンに連れられてハリーが行ったのはかなり狭い教室でした。そこで行われたのは「杖調べ」の儀式でした。今日一日の中で1つだけ順調に終わりました。審査員のテーブルでダンブルドアは立ち上がるとこう言ったのでした。

「みんなごくろうじゃった。授業に戻ってよろしい。いや。まっすぐ夕食の席に下りてゆくほうが手っ取り早いかもしれん。そろそろ授業が終わるしの」

「杖調べ」の儀式がハリーとスネイプの間の一触即発の危機を救ったというわけなんですよね。

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名前を入れてない。僕が入れてないこと知ってるだろう。驚きのあまり茫然自失のハリーだったのですがロンとハーマイオニーもまた放心状態でした。そして大広間の隣の部屋ではハリーを巡って大激論になったのでした。しかし結局は「炎のゴブレット」から名前が出て来たという事で・・・(全3項目)

3-1.その顔に笑いはなし
大広間の全ての目が一斉に自分に向けられるのを感じながらハリーはただ驚き切って茫然と座っていました。凍りついたように座ったままのハリーをよく見ようと立ち上がる生徒もいます。一方教職員テーブルのほうでは・・・

マクゴナガル先生が立ち上がりルード・バグマンとカルカロフ校長の後ろを通って切羽詰まったように何事かをダンブルドアに囁きました。ダンブルドアは微かに眉を寄せマクゴナガル先生のほうに体を傾け耳を寄せていました。

ハリーはロンとハーマイオニーのほうを振り向きました。その向こう側では長いテーブルの端から端までグリフィンドール生全員が口をあんぐりと開けてハリーを見つめていたのでした。ハリーはロンとハーマイオニーに・・・

「僕名前を入れてない。僕が入れてないこと知ってるだろう」

ハリーが放心したようにこう言うとロンとハーマイオニーもまた放心したようにハリーを見つめ返したのでした。すると教職員テーブルでダンブルドアがマクゴナガル先生に向かって頷き体を起こすと再びハリーを呼びました。

「ハリー・ポッター!」
「ハリー!ここへ来なさい!」

ハーマイオニーがハリーを少し押すようにして「行くのよ」と囁きました。ハリーは立ち上がりましたがローブの裾を踏んでよろめいてしまいました。そこから教職員テーブルまでの道程はとてつもなく長く遠く感じられました。

まるで1時間も経ったのではと思われる時ハリーはダンブルドアの真ん前にいました。今度は先生方の目が一斉に自分に向けられているのをハリーは感じました。ハリーに「さああの扉から」と言うダンブルドアの顔に・・・

笑顔はありませんでした。

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ボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りして24時間が経過し各校の代表選手が決まる時がやって来ました。最初に「炎のゴブレット」から名前が出て来たのはボーバトンで次はダームストラングでした。ところが最後にホグワーツが決まって3人の代表選手が打ち揃ったと思ったら・・・(全3項目)

3-1.ほぼ決定したようじゃ
代表選手を決めるのが人ではなく「炎のゴブレット」だと聞いてフレッドにジョージは「それなら老け薬で行ける」と確信したのでした。しかし結局はダンブルドアの引いた年齢線に撥ね飛ばされて玉砕という事になりました。

「忠告したはずじゃ」

深みのある声がしました。面白がっているような調子でもありました。みんなが振り向くと大広間からダンブルドア校長が出て来ました。目を輝かせてフレッドとジョージを見ながらダンブルドアは2人にこう言ったのでした。

「2人ともマダム・ポンフリーの所へ行くがよい。既にレイブンクローのミス・フォーセット。ハッフルパフのミスター・サマーズもお世話になっておる。2人とも少しばかり歳を取る決心をしたのでな」

最後にダンブルドアは「あの2人の鬚は君たちのほど見事ではないがの」と言ったのでした。フレッドとジョージは大爆笑のリー・ジョーダンに付き添われ医務室に向かったのでした。そしてついにその時がやって来たのです。

「さてゴブレットはほぼ決定したようじゃ」

ダンブルドアはこう言った後に自分の見込みでは代表選手の決定まであと1分ほどだとの見通しを示しました。代表選手の名前が呼ばれたらその者たちは大広間の一番前に来るがよい。そして教職員テーブルに沿って進み・・・

教職員テーブルの後ろの扉を指し示しながら隣の部屋に入るようにと言ったのでした。そこで最初の指示が与えられるとの事でした。こう言った後にダンブルドアは杖を大きく一振りしたのでした。大広間は真っ暗になりました。

すると「炎のゴブレット」の炎が赤くなり火花が飛び散り始めました。いよいよ代表選手が決まるようでした。

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三大魔法学校対抗試合開催の発表から一夜明けフレッドとジョージはリー・ジョーダンと「いかにして首尾よく潜り込むのか?」を討議していました。そしてボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りしたその夜にダンブルドアの口から代表選手を決める方法が・・・(全3項目)

3-1.代表団のご到着
開催の発表から一夜明けた朝食の席ではハリーたちから少し離れた所でフレッドにジョージとリー・ジョーダンがどんな魔法を使えば歳を取り首尾よく対抗試合に潜り込めるのかを討議していました。そして2ヵ月が経ち・・・

ボーバトンにダームストラングの校長並びに代表団がホグワーツ入りする10月30日がやって来ました。その日は心地よい期待感が城内を満たしていました。夕方に外国のお客が到着する事に気を取られ誰も授業に身が入りません。

最後の授業はいつもより30分早く終わり全校生徒はカバンと教科書を寮に置いて歓迎会の前に城の前に集合してお客様を出迎えるという段取りになっていました。一年生が先頭で先生方が最後尾に並び城の前に整列したのでした。

ハリーたちは4年生なので前から4列目に並んでいました。今年入学したばかりのデニス・クリービーが他の1年生たちに混じって期待で本当に震えているのが見えました。ロンが時計を眺め「まもなく6時だ」と言いつつ・・・

正門に続く馬車道のほうまでじっと見つめました。ロンが「どうやって来ると思う?汽車かな?」と訊くとハーマイオニーが「違うと思う」と答えました。ハリーが「箒かな?」と星が瞬き始めた空を見上げながら言うと・・・

それもまたずっと遠くから来るので違うとハーマイオニーは言うのです。それなら移動キーか?さもなきゃ「姿現わし」かもとロンが言うとハーマイオニーは苛立ち「何度言ったら判るの?」と言ったのでした。それは・・・

ホグワーツの校内では「姿現わし」はできない。このようにボーバトンとダームストラング両校が「どうやって来るのか?」が3人の間で議論になる中で誰もが興奮して次第に暗くなる校庭を眺めましたが何の気配もありません。

クィディッチ・ワールドカップの時アーサー氏が「毎度の事だ。大勢集まるとどうしても見栄を張りたくなるらしい」と言っていたので「外国人学生はあっと言わせる登場を考えてるのかも?」とハリーが思ったその時でした。

「ほっほー!わしの目に狂いがなければボーバトンの代表団が近づいて来るぞ!」

ダンブルドアが先生方の並んだ最後尾からこう声を上げました。すると生徒たちはそれぞれ全く違う方向を見ながら「どこ?どこ?」と熱い声を上げました。6年生の1人が森の上空を指差すと「あそこだ!」と叫んだのでした。

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さて!今日から何と4週間に渡って「16回」の超ロングランで第4巻「炎のゴブレット」のアルバス・ダンブルドアを取り上げる事にしました。新学期初日の毎年恒例の挨拶で寮対抗のクィディッチ試合は取り止めと聞きハリーにフレッドとジョージの3人は衝撃を受ける事となりました。その代わりとして・・・(全3項目)

3-1.衝撃の発表
4年生になったハリーがダンブルドア校長の姿を見たのは例年通り新学期初日の大広間でした。ダンブルドア校長はすらりと長い指の先を組みその上に顎を載せて半月メガネの奥から天井を見上げ何やら物思いに耽っていました。

ハリーも天井を見上げましたがこんなにひどい荒れ模様になっているのを見るのは初めてでした。しかし組み分けの儀式が終わって立ち上がったダンブルドア校長はいつもの通り両手を大きく広げ生徒全員に微笑みかけて・・・

「皆に言う言葉は2つだけじゃ」
「思いっ切り掻っ込め」

ほぼ全員がデザートも食べ終わり皿が空になると再びダンブルドアが立ち上がりました。大広間を満たしていた話し声が一斉に止み聞こえて来るのは風の唸りと叩きつける雨の音だけになりました。ここでダンブルドアは・・・

「みんなよく食べ、よく飲んだことじゃろう」

するとここでハーマイオニーが「フン!」と言いました。ハーマイオニーはこのホグワーツにも百人以上の屋敷しもべ妖精がいて、お休みもなしでお給料も貰わずに働いていると知らされ食事を取る事を拒否していたんですよね。

ところがここでダンブルドア校長の口から「寮対抗クィディッチ試合は今年は取りやめじゃ」という衝撃の発言が飛び出しハリーは言葉を失いました。チームメイトのフレッドとジョージもまたハリーと同じ気持ちのようでした。

何でもこれは10月に始まって今学期の終わりまで続くイベントのためなのだそうです。先生方もほとんどの時間とエネルギーをこの行事のために費やす事になる。しかしダンブルドアが言うにはクィディッチの試合よりも・・・

皆がこの行事を楽しむであろうと確信しているとの事でした。ここで大いなる喜びを持って発表しよう。するとちょうどその時の事でした。耳を劈く雷鳴と共に大広間の扉が開きました。戸口には1人の男が立っていたのでした。

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ドビーのお陰で「忍びの地図」から忽然とその姿を消した時ドラコ・マルフォイは「必要の部屋」に隠れているという事が判明しました。しかしまだ謎が残されていました。ドビーはマルフォイが色々な生徒と一緒に行くと言っていました。一体それはどういう事なのか?(全3項目)

3-1.ドビーの報告で判った事、その1
これまでドビーがして来た事を考えればまさに「ひょうたんから駒」という感じでクリーチャーのついでに尾行について貰ったというのにドラコ・マルフォイが「必要の部屋」に隠れていたという事を解き明かしてくれました。

「だけど色々な生徒と一緒にそこに行くってどういう事かしら?」

こう言った後ハーマイオニーはさらに「何人関わっているの?」とそう言うのです。マルフォイが大勢の人間を信用して自分のやっている事を知らせるとは思えない。ハリーもまた顔をしかめて「それは変だ」と答えたのでした。

2月に行われた「姿現わし」の第1回の練習の際ハリーはマルフォイがクラッブに自分のやっている事はお前には関係ないと言っていたのを聞いているのです。マルフォイはクラッブとゴイルにすら打ち明けていないみたいですね。

そう言いながらハリーの声が小さくなって行きました。そして暖炉の火をじっと見つめながらハリーは「そうか。何て馬鹿だったんだろう」と呟きました。はっきりしてるじゃないか。地下室にはあれの大きな貯蔵桶があった。

マルフォイは授業中にいつでも少しくすねる事ができたはずだ。ハリーがこう言うのを聞いてロンが「くすねるって。何を?」と訊いたのでした。それはかつてハーマイオニーと自分たちが密造した「あの」魔法薬だったのです。

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ハリーがドラコ・マルフォイを尾行させようとして呼び出したのはクリーチャーでした。したがってドビーはあくまでもついでだったんですよね。しかしクリーチャーの報告はハリーが満足を得られる内容ではありませんでした。そこでドビーのほうを聞いてみると・・・(全3項目)

3-1.君が話してくれ
早回しにしてマルフォイが実際どこに出かけているのかを聞こう。ハリーがこう言うとクリーチャーは憤慨した顔で再び深々とお辞儀をしてから話し始めました。しかしそれはハリーが満足を得られる内容ではありませんでした。

「マルフォイ様は大広間で食事をなさり地下室にある寮で眠られ授業は様々な所」

ハリーはクリーチャーの話を途中で遮るとドビーに「君が話してくれ」と言ったのでした。そしてさらに踏み込んでドビーには「マルフォイはどこか行くべきではない所に行かなかったか?」と訊いたというわけなんですよね。

ドビーはテニスボールのような大きい目を暖炉の灯りに煌めかせながら、マルフォイは自分が見つけられる範囲では何の規則も破っておりません。でもやっぱり探られないようにとても気を使っているとハリーに言ったのでした。

そしてその後にドビーの言った事が大問題だったというわけなんですよね。ハリーは持っていた「上級魔法薬」の本で自分の額をバンと叩いたのでした。ハーマイオニーとロンが驚きのあまり目を丸くしてハリーを見つめました。

一体ドラコ・マルフォイは「忍びの地図」から忽然と姿を消した時どこに隠れていたのか?その謎が明らかになったのです。

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クィディッチの試合中に負った怪我のお陰で再び病棟に入院する事になったもののそれがきっかけでドラコ・マルフォイに尾行をつける方法が見つかりました。すると一週間後の日曜日の夜にクリーチャーとドビーが報告に来てくれました。しかしそれを知らなかったハーマイオニーの反応は?(全3項目)

3-1.報告に参りました
このようにしてやっとの事でハリーはドラコ・マルフォイに尾行をつける事ができました。その一方でダンブルドアの個人教授のほうも佳境に入っていました。クリスマス休暇明けに出された宿題は未だにできていませんでした。

ダンブルドアに理路整然と厳しく追及されたハリーは「どうすればスラグホーンの記憶を手に入れられるだろう?」と知恵を絞りました。しかし何の閃きもなくする事と云えばプリンスの魔法薬の本を隅々まで調べる事でした。

「そこからは何も出て来ないわよ」

日曜日の夜も更けた頃。またしてもプリンスの本を調べているハリーにハーマイオニーがこう言いました。ロンがスネイプの吸魂鬼のレポートを仕上げようとしている時には談話室に残っていたのはハリーたち3人だけでした。

シェーマスがスネイプと宿題を呪いながら寝室に上がって行きました。ハリーがプリンスの本を閉じて欠伸をしたその時バチンと大きな音がしてハーマイオニーは小さな悲鳴を上げロンはレポート一杯にインクをこぼしました。

「ご主人様はマルフォイ坊ちゃんが何をしているか定期的な報告をお望みでしたからクリーチャーはこうして」

クリーチャーがこう言っている所に再びバチンと音がしてドビーがクリーチャーの横に現れました。ドビーはクリーチャーを恨みがましい目で見ながら「ドビーも手伝っていました。ハリー・ポッター!」と言ったのでした。

「そしてクリーチャーはドビーにいつハリー・ポッターに会いに行くかを教えるべきでした。2人で一緒に報告するためです!」

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今週は久方ぶりに屋敷しもべ妖精のドビーを取り上げる事にしました。何とかしてドラコ・マルフォイに尾行をつけたい。しかしその方法がハリーの脳裏に思い浮かんだのは何と3月の事でした。クリーチャーにやらせればいい。そこでクリーチャーを遠慮がちに呼んでみたらドビーも一緒に現れたのでした。(全3項目)

3-1.クリーチャーを呼んだら
夏休み中に「夜の闇横町」のボージン・アンド・バークスで見かけてからというものハリーは「ドラコ・マルフォイは一体何を企んでいるのか?」が気になってしかたありませんでした。何とかしてマルフォイに尾行をつけたい。

ハリーがその方法を思いついたのは何と翌年の3月の事でした。ハッフルパフ戦でその日ゴール・キーパーを務めたコーマック・マクラーゲンにブラッジャーの獰猛な一撃を加えられハリーは病棟に入院するハメになりました。

クィディッチの怪我で入院したのはこれで三度目だとハリーは考えに耽っていました。前回は吸魂鬼が競技場に現れたせいで箒から落ちた。その前はどうしようもなく無能なロックハート先生のお陰で片腕全部の骨を再生させた。

その時の苦しみをハリーは思い出しました。さらにその不快感を一段と悪化させたのは夜中に予期せぬ訪問者がやって来たからだ。その時ハリーは閃きました。心臓が激しく胸を打っていました。ついに解決法を見つけたのです。

マルフォイを尾行する方法があった!何故もっと早く思いつかなかったんだろう?ハリーは前年の夏休みに入った直後プリベット通り4番地に迎えに来たダンブルドア校長からシリウスの全財産を譲り受けたと告げられたのです。

その中には屋敷しもべ妖精のクリーチャーも含まれていました。クリーチャーにマルフォイを尾行させればいい。しかしどうやったら呼び出せるのか?どうやるんだったっけ?ハリーは低い声で遠慮がちに呼びかけたのでした。

「クリーチャー?」

するとバチンと大きな音がして静かだった部屋が一転して騒がしくなりました。隣のベッドで寝ていたロンも目を覚まし「なんだぁ?」と奇声を上げました。ハリーは事務室に向かって「マフリアート!耳塞ぎ!」と唱えました。

こうしてマダム・ポンフリーが飛んで来ないようにした上でハリーは何事が起こっているのかをよく見ようと急いでベッドの足側に移動しました。クリーチャーは1人ではありませんでした。他にももう2人が従いて来たのです。

それはポルターガイストのピーブズと・・・

ドビーだったのです。

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