ヴォルデモートの分霊箱の最後の隠し場所はホグワーツだった!そういう事情でハリーとしては必要に迫られてホグワーツ入りをしました。しかしそれを知らない他の人たちにとっては全く違う意味合いを持ったというわけです。つまりそれは「ついに雌雄を決する時が来た!」という事になるのです。(全3項目)

3-1.ついに雌雄を決する時が来た!
「ポッターウオッチ」を聞き終えた後ハリーたちは途切れる事のない緊張に身を投じて行きました。ハリーが禁句の「ヴォルデモート」を口走ってしまったために様々な事が怒涛のように3人に襲いかかって来る事になりました。

ハリーたちは狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まってディーン・トーマスと小鬼のグリップフックと共にマルフォイの館に連れて行かれました。ハリーたちはマルフォイの館を何とか脱出しました。

しかしその事と引き換えに屋敷しもべ妖精のドビーと思ってもみなかった形でピーター・ペティグリューことワームテールを死なせる事になってしまいました。しかしその代わりとして1つの事実が判明する事になったのでした。

グリンゴッツのレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分霊箱が隠されている。さらに金庫破りをしてヘルガ・ハッフルパフの金のカップを手に入れた事でさらなる事実をハリーたちは知る事ができたというわけなんですよね。

分霊箱の最後の隠し場所はホグワーツだ!ただ行くだけじゃ駄目よ。何の計画もないじゃないの。そう言って反対するハーマイオニーにハリーは「僕たちに必要なのは進む事だ」と言って3人はホグズミード村に行ったのでした。

指輪とロケットがなくなっている事に気づいたら?ホグワーツの分霊箱はもう安全ではないと考えて他の所に移してしまったら?しかし3人がホグズミード村に到着してみると案の定という感じで死喰い人が待ち構えていました。

しかしアバーフォース・ダンブルドアが助けてくれました。3人はホッグズ・ヘッドから新たにできた秘密の抜け穴を通りホグワーツに入る事ができました。そしてそれはハリーとルーナが「必要の部屋」に戻って来た時でした。

その可能性は低いもののヴォルデモートの分霊箱はレイブンクローの失われた髪飾りかもしれない。寮の談話室に行けば再現されたその髪飾りが見られる。そこでハリーがルーナと一緒に見に行き「必要の部屋」に戻ると・・・

部屋の中が見えたその途端にハリーは驚いて階段を数段踏み外しました。満員だ。部屋を出た時よりさらに混み合っていました。そこで一番に目に入ったのがリーマス・ルーピンとキングズリー・シャックルボルトだったのです。

ついにその時がやって来たというわけです。

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騎士団員の身分を伏せてマグルの首相閣下の護衛という任務に就いていたためマッド・アイ・ムーディの訃報をダウニング街の首相官邸で1人で聞く事になってしまいました。そんなキングズリーだったのですが思わぬ形で騎士団員だという事がバレて逃亡を余議なくされたのでした。(全3項目)

3-1.その後のキングズリー
その後もキングズリーは表向きは平静を装いマグルの首相閣下の護衛を務めていたようです。その一方で「隠れ穴」にも顔を出していました。今では事実上「隠れ穴」が不死鳥の騎士団の本部の役目を果たしていたからでした。

ウィーズリーおじさんの話ではダンブルドアの死後は本部の場所を打ち明けられていた騎士団員が「秘密の守人」をしているそうです。しかしそうなると守人は20人もいるので死喰い人が誰から秘密を聞き出すのかは分らない。

もう既にスネイプがグリモールド・プレイス12番地を教えてしまったのでは?それについてはマッド・アイが2種類の呪文をかけてスネイプを寄せ付けず12番地の事をしゃべろうとした時には舌を縛るようにしたのだそうです。

しかし絶対に大丈夫という確信は持てない。守りが危うくなった以上グリモールド・プレイス12番地を本部として使い続けるのは現実的ではないというわけです。そしてキングズリーは騎士団員である事を伏せているので・・・

7月31日のハリーにとっては大きな節目の17才の誕生日パーティも8月1日に執り行われたビルとフラーの結婚式にも出席しませんでした。しかしその事が8月1日の結婚式の時には思わぬ報せを式場にもたらす事になったのです。

何か大きくて銀色の物がダンスフロアの上の天蓋を突き破って落ちて来ました。それはキングズリーの守護霊で銀色のオオヤマネコでした。そして守護霊の口が開くと深いキングズリー・シャックルボルトの声でこう言いました。

「魔法省は陥落した。スクリムジョールは死んだ。連中がそっちに向かっている」

その直後には仮面を被った死喰い人の集団がパーティ会場に乱入して来ました。ハーマイオニーはハリーとロンを連れて式場を「姿くらまし」で脱出したのでした。こうして3人はヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出たのです。

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「どうしたの?他には誰も戻っていないの?」本来ならハリーとハグリッドは三番目のはずなのに一番乗りになってしまいました。キングズリーはハーマイオニーと共に予定通りに「移動キー」で戻って来ました。しかし到底笑う事などできません。それには面白くもない事が2つもあったからでした。(全3項目)

3-1.隠れ穴にて
「ハリー?あなたが本物のハリー?何があったの?他のみんなは?」ハリーとハグリッドの2人が「隠れ穴」に到着すると勝手口から出て来たウィーズリーおばさんがこう叫びました。そこでハリーはこう訊き返したのでした。

「どうしたの?他には誰も戻っていないの?」

ウィーズリーおばさんの青い顔に答えがはっきり刻まれていました。ハリーとハグリッドは本来なら三番目のはずだった。なのに一番乗りだったとジニーが教えてくれました。ハリーは事の次第をおばさんに説明したのでした。

死喰い人たちが待ち伏せしていた。飛び出すとすぐに囲まれた。奴らは今夜だという事を知っていたんだ。他のみんながどうなったか僕には分らない。僕らも4人に追跡されて逃げるので精一杯だった。そう説明をすると・・・

ハリーの説明を聞き終えた後におばさんは「ああ。あなたが無事で本当に良かった」と言ってハリーを抱き締めたのでした。ところがハリーのほうは「自分にはそうして貰う価値がない」と思わずにはいられなかったのでした。

キングズリーとハーマイオニーはどうやら予定通りに帰って来たようです。2人は揃って「移動キー」の曲がったハンガーをしっかり掴んでいました。その姿を見るとハーマイオニーはすぐにハリーの腕に飛び込んで来ました。

しかしキングズリーは誰の姿を見ても全くうれしそうな顔をしませんでした。ハリーはキングズリーが杖を上げてルーピンの胸を狙うのを見ました。キングズリーがまずした事はルーピンが本物かどうかを調べる事だったのです。

「アルバス・ダンブルドアが我ら2人に遺した最後の言葉は?」

こう訊いて来たキングズリーにルーピンは「ハリーこそ我々の最大の希望だ。彼を信じよ」と静かに答えました。その次にキングズリーは杖をハリーに向けました。しかしルーピンが「本人だ。私がもう調べた!」と言いました。

それでもキングズリーは杖をマントの下に収めた後に・・・

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ヴォルデモート卿が魔法省に姿を現わし魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多くの職員がその姿を目撃して「日刊予言者新聞」にその事実が掲載された事で潮目がガラリと変わって様々な事が激変しました。キングズリー・シャックルボルトもシリウスが死んだ事で職務内容が大幅変更になったのでした。(全3項目)

3-1.マグルの首相の護衛に
事もあろうにヴォルデモート卿が魔法省に姿を現わし魔法大臣コーネリウス・ファッジを筆頭に多くの職員がその姿を目撃して「日刊予言者新聞」にその事が掲載された事を受けて潮目がガラリと変わり様々な事が激変しました。

1年前からヴォルデモートが復活した事を主張し続けていたダンブルドアとハリーは名誉を回復しました。ダンブルドアはホグワーツの校長職に復帰してハリーは「選ばれし者」と呼ばれ一転して再び賞賛の的となったのでした。

アンブリッジは「闇の魔術に対する防衛術」の教職並びにホグワーツ高等尋問官並びに校長職を解かれホグワーツ魔法魔術学校に於ける全ての職位と権限を失いました。コーネリウス・ファッジも魔法大臣の座を追われました。

不死鳥の騎士団もヴォルデモートの復活を魔法界に広く知らせるという目的を達成しました。魔法省の神秘部に保管されていたハリーとヴォルデモートに関する予言球が破壊されたので見張る必要ももはやなくなったのでした。

そしてキングズリー・シャックルボルトもシリウスを追跡する責任者でした。そのシリウスが死んでしまったので職務内容が大幅に変更されました。キングズリーはマグルの首相閣下を護衛する勤務に就く事になったんですよね。

ファッジに代わって新たに魔法大臣の座に就任したルーファス・スクリムジョールがマグルの首相に「あなたの安全の話をする必要がある」と言うのに対して首相が現在ある安全対策で十分満足している。ご懸念には及びません。

その言葉を途中で遮るとスクリムジョールは「我々は満足していない」と言ったのでした。もし首相が「服従の呪文」にかけられでもしたらマグルの前途が案じられる。そこで執務室の隣の事務室に新しい秘書官を入れました。

「キングズリー・シャックルボルトの事なら手放しませんぞ!あれはとてもできる男で他の人間の二倍の仕事をこなす」

こう言う首相に対してスクリムジョールは「あの男が魔法使いだからだ。高度に訓練された闇祓いであなたを保護する任務に就いている」とにこりともせずに言ったのでした。すると首相はスクリムジョールにこう抗議しました。

「ちょっと待ってくれ!執務室にそちらが勝手に人を入れる事はできますまい。私の部下は私が決める」

しかしスクリムジョールが「シャックルボルトに満足していると思ったが?」と冷静に言うと首相の抗議は腰砕けに終わりました。このようにキングズリー・シャックルボルトはマグルの首相を護衛する任務に就いたのでした。

そしてそれは一年後の事でした。

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シリウスがヴォルデモートに捕らえられた!ロンにハーマイオニーとそれにジニーにネビルとルーナを引き連れ魔法省の神秘部にやって来たハリーだったのですが何とそれは罠だったのです。気がつくとハリーたちは2倍もの敵に取り囲まれていました。そしてそこに駆けつけて来たのが・・・(全3項目)

3-1.2倍もの敵に囲まれて
「よくやったポッター。さあこっちを向きたまえ。そうらゆっくりとね。そしてそれを私に渡すのだ」ハリーがガラス球を棚から下ろした次の瞬間でした。ハリーのすぐ背後で気取った声がこう言いました。そしてさらに・・・

どこからともなく黒い人影が現れ右手も左手もハリーたちの進路を断ちました。十数本の光る杖先がまっすぐハリーたちの心臓を狙っています。ジニーが恐怖に息を呑みました。ハリーたちは二倍もの敵に取り囲まれていました。

現実と夢との違いが判ってもよい頃だな。予言を渡さないと我々は杖を使う事になる。ルシウス・マルフォイにこう言われハリーは胃が締めつけられる思いでした。ここにシリウスがいないのなら僕は友達を犬死させる事になる。

「レダクト!粉々!」

5つの呪文が5つの方向に放たれ狙われた棚が爆発しました。同時にハリーが「逃げろ!」と叫びました。ところがこの部屋で待っていると思ったらロンにルーナにジニーの3人がいないのです。何故3人はここに来なかったのか?

「きっと道を間違えたんだわ!」

ハーマイオニーが恐怖を浮かべて小声でこう言いました。こうなったら3人を助けに戻るしかない。しかしハーマイオニーが倒れジニーは踵を折って動けなくなりました。最後に戦っているのはハリーとネビルだけになりました。

もはやこれまでだな。さあいい子だ。予言を渡せ。お前は取り引きできる立場にはないぞ。ついにハリー1人になってしまいました。ところがそこにネビルが飛び込んで来てしまったのです。ネビルは捕まってしまったのでした。

死喰い人たちはネビルに「磔の呪文」をかけました。さあ予言を渡すか?それとも可愛い友が苦しんで死ぬのを見殺しにするか!そう言われてしまってはハリーにはもはや選択の余地はありませんでした。予言を渡すしかない。

しかしその時。扉が開いて5人の姿が駆け込んで来ました。シリウスにルーピンにムーディとトンクスそれにキングズリーでした。

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アンブリッジは苛立っていました。自分の問いかけに対してマリエッタ・エッジコムが首を横に振るばかりだったからです。しかしそれもそのはずで実はキングズリー・シャックルボルトがマリエッタの記憶を密かに修正していたからでした。そして大活劇の末にダンブルドアは校長室から・・・(全3項目)

3-1.苛立つアンブリッジを見て
質問がよく分らなかったのね?そうでしょう?私が訊いたのはねあなたがこの六カ月に渡り会合に参加していたかどうかという事なのよ。参加していたんでしょう?ところがマリエッタはまたもや首を横に振ったというわけです。

「首を振ったのはどういう意味なの?」と問うアンブリッジの声は苛立っていました。するとマクゴナガル先生が厳しい声で「私はどういう意味か明白だと思いましたが」と言いました。そして確認するようにこう訊いたのです。

「この六カ月間秘密の会合はなかったという事です。そうですね?ミス・エッジコム?」

すると今度はマリエッタは頷くのです。それを見てアンブリッジは激怒しました。でも今夜会合がありました!会合はあったのです。あなたが私にそう言いました。必要の部屋でと!ポッターが首謀した。ポッターが組織をした。

しかしマリエッタ・エッジコムはアンブリッジの問いかけには首を横に振るばかりでした。それを見てマクゴナガル先生は「まあ通常ですと首を横に振る時はいいえという意味です」と冷たく言い放ったというわけなんですよね。

ミス・エッジコムがまだヒトの知らない使い方で合図を送っているのでなければ首を横に振るというのは「いいえ」という意味だ。マクゴナガル先生にここまで言われアンブリッジはマリエッタを掴み自分のほうに向かせ・・・

激しく揺さぶり始めました。間髪を入れず立ち上がったダンブルドアが杖を上げました。アンブリッジはまるで火傷を負ったかのように両手をぷるぷる振りながらマリエッタから飛び退きました。ダンブルドアはこう言いました。

「ドローレス。わしの生徒たちに手荒な事は許さぬ」

この時ダンブルドアは初めて怒っているように見えました。それと同時に前に進み出て来たのがキングズリーだったのです。

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魔法省ではダンブルドアに対する被害妄想を募らせていて「ダンブルドアは私設軍団を作って魔法省と抗争するつもりなのでは?」などと考えているらしい。だから「闇の魔術に対する防衛術」を学ばせないようにしている。そこでハーマイオニーは自習グループを発足させたのでした。ところが・・・(全3項目)

3-1.校長室にて
8月12日の懲戒尋問はめでたく無罪放免という事になりました。ところが学期初日にハリーはその懲戒尋問で魔法大臣コーネリウス・ファッジの隣にいた魔女が他の先生方と肩を並べて教職員テーブルにいるので驚く事に・・・

その魔女すなわちドローレス・アンブリッジがホグワーツに乗り込んで来たのは第1はハリーを退学にするためとそして第2にはホグワーツの生徒に「闇の魔術に対する防衛術」を学ばせないためだったというわけなんですよね。

魔法省ではダンブルドアに対する被害妄想を募らせていて「ダンブルドアは私設軍団を作って魔法省と抗争するつもりなのでは?」などと考えているのだそうです。そのためつまらない教科書を読ませているだけというわけです。

そんな先生が教えているのでは到底「闇の魔術に対する防衛術」をまともに勉強する事などできない。そう考えたハーマイオニーはこの科目を自習するグループを立ち上げました。名前は「ダンブルドア軍団」と命名されました。

ところがついにその活動がアンブリッジに知られる事となってしまいました。ハリーはアンブリッジに連行されて校長室にやって来ました。校長室は人で一杯でした。ダンブルドアは穏やかな表情で机の前に座っていたのでした。

その脇には緊張した面持ちのマクゴナガル先生がぴしりと直立しています。暖炉のそばにはハリーを退学にするチャンスが巡って来たという事でうれしそうな魔法大臣コーネリウス・ファッジが前後に体を揺すっていたのでした。

そして扉の両脇には護衛のように2人の魔法使いが立っていました。1人はハリーの知らない厳めしい顔つきの短髪剛毛の魔法使いでした。そしてもう1人がキングズリー・シャックルボルトその人だったというわけなんですよね。

そして興奮した様子で壁際をうろうろしていたのが羽根ペンと分厚い羊皮紙の巻紙を持って記録を取る構えのパーシーだったのでした。

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今月は誕生月という事で二週間に渡ってアーサー・ウィーズリー氏を取り上げて来ました。そこでそれに関連して今週と来週は闇祓いの「この人」を久方ぶりにやってみる事にしました。ヴォルデモート卿の復活に伴い不死鳥の騎士団が再結成されてこの人も新メンバーとして加わりました。(全3項目)

3-1.先発護衛隊の1人として
それは吸魂鬼襲撃事件が起きてから4日目の夜の事でした。バーノン叔父さんは何故か一張羅の背広を着込みご満悦の表情でハリーの部屋に入って来ました。そしてハリーだけを家に残して自分たちは出かけると告げたのです。

するとやおら階下の台所ではっきりと何かが壊れる音がしました。ハリーは飛び起きて耳を澄ませました。ダーズリー一家のはずがない。帰って来るのには早過ぎる。それにまだ車の音を聞いていない。泥棒だと思ったら・・・

ガチャという大きな音と共に扉が開いたのでハリーが部屋を出て階段の踊り場に立つと何と玄関のガラス戸を通して入って来る街灯の明かりを背に10人近い人影がいてハリーの見る限りその全員がハリーを見上げていたのでした。

「うむリーマス。君の言っていた通りだ。ジェームズに生き写しだ」

一番後ろに立っている禿げた黒人の魔法使いがこう言いました。深くゆったりとした声をしています。片方の耳には金のイヤリングをしています。その黒人の魔法使いがリーマスと呼んでいたルーピンは一番手前に立っています。

この黒人の魔法使いこそがキングズリー・シャックルボルトだったというわけです。そして杖灯りを点した一番若そうな魔女ニンファドーラ・トンクスにハリーは自分とキングズリーの2人は闇祓いだとそう告げられたのでした。

バーノン叔父さんが一張羅の背広を着て出かけて行ったのは「全英郊外芝生手入れコンテストで最終候補に残った」と偽の手紙を出したからでした。そしてこのキングズリー・シャックルボルトを含めた総勢9人に囲まれ・・・

ハリーは箒に乗ってロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入ったというわけなんですよね。

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魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに代わりアーサー氏の立場は一気に好転しました。アーサー氏はスクリムジョールが新設した10人もの部下を抱える局の局長に抜擢されました。しかしだからといって諸手を挙げて喜ぶというわけにはいかなかったんですよね。(全3項目)

3-1.魔法大臣ルーファス・スクリムジョールとの関係、その1
魔法大臣コーネリウス・ファッジが自分のその目で復活したヴォルデモート卿の姿を見たからにはその事実を認めるほかありませんでした。こうしてこの事は「日刊予言者新聞」に掲載されてファッジは大臣の座を追われました。

後任には闇祓い局の局長だったルーファス・スクリムジョールがその座に就任しました。魔法大臣が代わってアーサー氏の立場は一気に好転しました。そしてアーサー氏は新たに設置された局の局長に抜擢されたというわけです。

アーサー氏は「偽の防衛呪文並びに保護器具の発見並びに没収局」の局長になりました。ウィーズリーおばさんによれば「とっても大切な仕事」で何と部下が10人もいるのだそうです。一体どのような職務内容かと云うと・・・

ヴォルデモート絡みのパニック状態で「その身を護るため」と称してあちらこちらでおかしな物が売られるようになった。保護薬などと言っておいて実はブボチューバの膿を少し混ぜた肉汁ソースを売りつけてみたりとか・・・

防衛呪文のはずなのに実際には両耳が落ちてしまう呪文を教えたりする輩もいるそうです。その犯人は大概がマンダンガス・フレッチャーのようなまっとうな仕事をした事がない連中でみんなの恐怖につけ込む仕業だそうです。

しかし無類のマグル好きのアーサー氏はマグルの物品を取り扱う前の職場「マグル製品不正使用取締局」での仕事がとても気に入っていました。だから点火プラグとかトースターなんかを処理できなくなってしまったのは寂しい。

しかしおばさんに言わせれば「それはとっても大切なお仕事なのだからマグルのガラクタを処理できないのが寂しいなんて言うのは馬鹿げている」との事でした。確かに魔法大臣が代わってアーサー氏の立場はよくはなりました。

しかしだからと言って残念な事に諸手を挙げて大喜びできるという状況には程遠かったというわけなんですよね。

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アズカバンから脱獄をしたシリウス・ブラックは自分の命を狙っている。ウィーズリー夫妻の口論を漏れ聞いてそれを知ったハリーだったのですがアーサー氏はその事を巡って魔法大臣コーネリウス・ファッジと意見を対立させていました。しかしそもそもファッジはアーサー氏の事を・・・(全3項目)

3-1.魔法大臣コーネリウス・ファッジとの関係、その1
ハリーがシリウス・ブラック脱獄の一報を聞いたのは13才の誕生日で何とマグルのテレビ・ニュースでした。そのため「夜の騎士(ナイト)バス」で「日刊予言者新聞」にその脱獄犯が載っていた時にはびっくり仰天したのでした。

まさか魔法界の人物とは思ってもみなかったからです。そしてハリーはダイアゴン横丁の入口「漏れ鍋」の前で待ち構えていた魔法大臣コーネリウス・ファッジの掌中に飛び込んでしまいハリーの逃亡はあっさりと終了しました。

何ゆえ魔法大臣が自ら「漏れ鍋」の前でハリーを待っていたのか?たかが未成年の魔法使用事件に魔法大臣直々のお出ましは普通ではない。しかし列記とした理由がある事をハリーは夏休みの最終日に聞かされる事になりました。

ハリーが部屋を出て食堂に下りて行くとウィーズリー夫妻が言い争っているのが聞こえて来ました。どうしようかと思っていると自分の名前が出て来たので思わず耳を傾けました。こう言ってアーサー氏は熱くなっていました。

「ハリーに教えないなんて馬鹿な話があるか」

アーサー氏はさらに「ハリーには知る権利がある。ファッジに何度もそう言ったんだがファッジは譲らないんだ。ハリーを子供扱いしている。ハリーはもう13才なんだ」とも言っていました。この後にハリーは聞かされたのです。

アズカバンから脱獄をしたシリウス・ブラックはハリーの命を狙っている。それで謎が解けた。ファッジは僕が無事だったのを見てホッとしたから甘かったんだ。自分がダイアゴン横丁に留まるように言ったのもそうだったんだ。

ここなら自分を見守る魔法使いが沢山いる。明日魔法省の車で全員をキングズ・クロス駅まで運ぶのは汽車に乗るまでウィーズリー一家が自分の面倒を見る事ができるようにするためなんだ。ところが隠し事はまだあったのです。

駅のホームでアーサー氏はハリーにシリウス・ブラックを探したりしないと私に誓ってくれと言うのです。約束をしてくれと言うのです。どんな事があってもハリーが何を聞いても誓ってくれと言うのです。それを聞いて・・・

僕の命を狙っている人を何で自分のほうから探したりするんですか?それはハリーの両親ポッター夫妻がヴォルデモート卿に殺害されたのはその脱獄犯のシリウス・ブラックが2人を裏切ったからだったというわけなんですよね。

アーサー氏はその事をハリーに話すべきだとそう思っていました。だから前日の晩に「漏れ鍋」の食堂で奥さんと言い争っていたのです。けれども魔法大臣コーネリウス・ファッジのほうはそれをハリーに話す事を反対している。

魔法大臣が反対するからにはアーサー氏としてはハリーにこう忠告するのが精一杯だったというわけなんですよね。

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恐妻家でカカア天下。マグル好きが高じて数々のトラブルを起こし高額の罰金を言い渡されたり息子までもが巻き込まれてしまう。妻のウィーズリーおばさんにとっては「本当に困ったものだわ」という感じなんですよね。しかし「ここぞ!」という時には頼りになったりもするんです。(全3項目)

3-1.妻モリーとの関係、その1
アーサー氏が恐妻家だという事をハリーは「隠れ穴」にやって来てアーサー氏と初めて会った直後に知りました。自分が魔法をかけて飛べるようにした車でハリーが我が家にやって来た。それを知ったアーサー氏でしたが・・・

ハリーを連れて来た3人の息子たちに「やったのか?上手く行ったのか?」などと訊いていたアーサー氏だったのですが自分の奥さんの目から火花が飛び散るのを見てアーサー氏は態度を一変させ息子たちにこう言ったのでした。

「そ、それは、お前たち、いかん。そりゃ絶対いかん」

自分の母親が大きな食用ガエルのように膨れ上がったのを見てロンはハリーに「2人にやらせとけばいい。来いよ。僕の部屋を見せよう」と言ったのでした。息子たちにとってはこんな風景はもはや見慣れているというわけです。

こんな事もありました。それは長男のビルがフラー・デラクールと結婚する事になりフラーの家族のデラクール一家を「隠れ穴」に迎えた時でした。魔法省と不死鳥の騎士団が幾重にも保護呪文を張り巡らせていたために・・・

アーサー氏が「移動キー」で到着するデラクール一家を近くの丘の上まで迎えに出て行きました。一家が近づいて来た事はまず異常に甲高い笑い声で判りました。そころがその甲高い笑い声の主が何とアーサー氏だったのでした。

荷物を沢山抱えたアーサー氏は若葉色の裾長のドレスを着た美しいブロンドの女性を案内していました。当然それはデラクール夫人だったというわけです。夫人がアーサー氏がとても面白い話を聞かせてくれたと言うと・・・

アーサー氏は到底普通とは思えない笑い声を上げました。がしかしおばさんの一睨みが飛んだその瞬間にアーサー氏は静かになり病気の友人の枕元を見舞うのにふさわしい表情に変わりました。そんなアーサー氏でしたが・・・

もはや言い返す事のできない弁解の余地もない出来事がハリーが5年生の時に起こったというわけなんですよね。

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2月6日が誕生日という事で先週と今週の二週間に渡ってアーサー・ウィーズリー氏を取り上げています。今週はアーサー氏と個々の登場人物との関係について考えてみる事にしました。アーサー氏は自宅の「隠れ穴」で初めて会って以来ハリーとは良好な関係を構築して来ました。(全3項目)

3-1.ハリーとの関係、その1
ハリーがアーサー・ウィーズリー氏と初めて会ったのは2年生の夏休みにハリーがロンにフレッドとジョージにプリベット通り4番地から連れ出され「隠れ穴」に入った直後の事でした。3人と庭で庭小人駆除をしていると・・・

そこに夜勤を終えて帰って来ました。法律というのは抜け穴がありたとえ仮に飛ぶ能力のある車があったとしてもその車を飛ばすつもりがなければ法律違反にはならない。アーサー氏が自分の奥さんにそう説明していると・・・

ウィーズリーおばさんは「あなたが納屋一杯のマグルのガラクタに悪戯したいからそうしたんでしょう」と言うとアーサー氏が飛ばすつもりがないと言ったその車でハリーが今朝到着したと告げたのでした。そう言われて・・・

アーサー氏はほんの一瞬だけ事情が呑み込めずポカンとして「ハリー?どのハリーだね?」と言ったのでした。がしかしぐるりと見渡してハリーを見つけるとアーサー氏は驚きとうれしさで飛び上がるとハリーにこう言いました。

「何とまあハリー・ポッター君かい?よく来てくれた。ロンがいつも君の事を」

アーサー氏のハリーへの挨拶はおばさんの「あなたの息子たちが昨夜ハリーの家まで車を飛ばしてまた戻って来たんです!」という言葉で途中で遮られてしまいました。こうしてハリーが「隠れ穴」に滞在するようになり・・・

ハリーに対する待遇は「隠れ穴」とプリベット通り4番地では天と地ほどの違いでした。ダーズリー一家はハリーの事を極端なまでに冷遇しその存在を無視しようとしました。しかしウィーズリー家のそれはまさに真逆でした。

アーサー氏は夕食の席でハリーを隣に座らせたがりマグルの生活について次から次へと質問攻めにして「電気のプラグはどう使うのか?」とか「郵便はどんな風に届く?」などを知りたがりました。確かに郵便の仕組みは・・・

魔法界では書いた手紙をふくろうに持たせるだけです。しかしマグルの世界は封筒に切手を貼り郵便ポストに入れるという初期の段階から随分違いますよね。さらにハリーが電話の使い方をアーサー氏に話して聞かせると・・・

「面白い!まさに独創的だ。マグルは魔法を使えなくても何とかやって行く方法を実に色々考えるものだ」

アーサー氏はこう言って感心したのでした。

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君のパパが襲われた。噛まれたんだ。重態だ。どこもかしこも血だらけだった。ロンは半信半疑でしたがマクゴナガル先生はすぐに信じてくれました。ハリーにロンそれにフレッドとジョージにジニーの5人はダンブルドアの作った「移動キー」で急遽ロンドンのグリモールド・プレイス12番地へ・・・(全3項目)

3-1.襲われたアーサー氏
ヴォルデモート卿が復活した事を受けて不死鳥の騎士団は再結成されアーサー氏もメンバーの1人として加わる事になりました。かつてはシリウスの生家だったロンドンのグリモールド・プレイス12番地に本部が設置されました。

本部に入ったその夜ハリーは騎士団に入る事を熱望しましたがルーピンに駄目だと言われてしまいました。騎士団は成人の魔法使いだけで組織されているしハリーたちには考えも及ばないような危険が待ち受けているそうです。

「ハリー!ハリー!」

額が激しく痛みました。割れそうだ。灼熱した火掻き棒を額に押し当てられたような感じでした。ハリーは目を開けました。体中から氷のような冷や汗が噴き出していました。ロンがひどく驚いた顔で覆いかぶさっていました。

ロンに話さなければならない。大事な事だ。ロンに話さないと。大きく息を吸い込むと額の痛みでほとんど目が見えないままにハリーはようやく体を起こしました。ハリーは胸を波打たせ喘ぎながらロンにこう言ったのでした。

「君のパパが。君のパパが襲われた。君のパパだよ!噛まれたんだ。重態だ。どこもかしこも血だらけだった」

ロンは「え?」と言ってさっぱりわけが分らないという声でした。ロンは半信半疑で「おいハリー。君は夢を見てただけなんだ」とそう言いました。しかしそんなロンにハリーは「そうじゃない!」と激しく否定したのでした。

「夢なんかじゃない。普通の夢じゃない。僕がそこにいたんだ。僕は見たんだ。僕がやったんだ」

やがて階段を急いで上がって来る足音がしてネビルが「先生こっちです」と言うのが聞こえました。マクゴナガル先生がタータンチェックのガウンを羽織りあたふたと寝室に入って来ました。ハリーを見て先生はこう言いました。

「ポッターどうしましたか?どこが痛むのですか?」

マクゴナガル先生の姿を見てこんなにうれしかった事はありません。今ハリーに必要なのは役にも立たない薬を処方してくれる人ではなく「不死鳥の騎士団」のメンバーなのです。ハリーは再び起き上がると必死に訴えました。

するとマクゴナガル先生は・・・

「信じますよ。ポッター。ガウンを着なさい。校長先生にお目にかかります」

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クィディッチ・ワールドカップの決勝戦の時アーサー氏は休暇中だったのにも関わらずそれを返上して魔法省に出勤して行きました。ところが新学期初日の9月1日も急な仕事が入ってキングズ・クロス駅に行けなくなってしまいました。それが意外な形で学期末に真相が明らかになったのです。(全3項目)

3-1.日刊予言者新聞の記事で
何しろああいう前歴なので何とか軽い罪で放免しなくてはならない。こっちなら警告程度で済むという事なのでアーサー氏がマッド・アイ・ムーディの所へ行く事になりました。そのために9月1日は仕事になってしまったのです。

マッド・アイは今日から新しい仕事に就く事になっている。それが軽い罪で放免しなければならない理由でした。それが何とホグワーツの「闇の魔術に対する防衛術」の教職だったのです。それと同時に知らされたのが・・・

百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催されるという事でした。ハリーにハーマイオニーとウィーズリー家の在校生たちはそれを知らなかったためフレッドが「ご冗談でしょう!」と言ってその場の空気を和ませたのでした。

ところがアーサー氏がマッド・アイを助けた事をリータ・スキーターが「日刊予言者新聞」の記事にしました。当然スキーターの事なので好意的に取り上げるわけがありません。ドラコ・マルフォイは喜び勇んでこう言いました。

「君の父親が新聞に載っているぞ。ウィーズリー!聞けよ!」

「魔法省またまた失態」と題されたその記事によればアーサー氏がマッド・アイ・ムーディの家に駆けつけた事は「こんな顰蹙を買いかねない不名誉な場面に何故魔法省が関与したのか」という事になってしまうのだそうです。

しかしこの後マルフォイは背中を向けたハリーに呪いをかけようとした事で報いを受ける事になりました。そのマッド・アイ・ムーディに純白のケナガイタチに姿を変えられて玄関ホールの石畳に何度も打ちつけられたのでした。

それは後にハグリッドにも利用されてしまいました。俺の言う事に従えないと言うのならムーディ先生のしなさった事を俺もやるぞ。お前さんなかなかいいケナガイタチになるっていうでねえかと言われてしまったんですよね。

それを聞いてグリフィンドール生は大爆笑しました。マルフォイは怒りで真っ赤になりました。しかしマッド・アイに仕置きをされた時の痛みをまだ十分に覚えているらしく口応えしませんでした。相当に痛かったんでしょうね。

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イギリスで30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが行われる事になりハリーも決勝戦を観戦するため2年ぶりに「隠れ穴」に招待されたのでした。さらにホグワーツではとある行事が開催される事が決まっていたのですが魔法省が解禁するまでは機密情報という事で・・・(全3項目)

3-1.夏休み最終日に
ハリー4年生の夏休みにイギリスで30年ぶりにクィディッチ・ワールドカップが開催される事になりハリーも2年ぶりに「隠れ穴」に招待されて決勝戦の観戦に行く事になったのでした。ところがそこで事件が勃発したのでした。

試合終了後に競技場に隣接しているキャンプ場のマグルの管理人のロバーツ一家が死喰い人の残党と思われる集団に宙吊りにされました。挙句の果てにヴォルデモート卿の「闇の印」が打ち上げられるという事件が起きたのです。

アーサー氏は実は休暇中だったのですが自分の事が「日刊予言者新聞」に載り「それ以上の情報提供を拒んだ」と書かれているのを読んで「私が事態を悪くしたようだ」と言って急遽休みを返上して魔法省に出勤して行きました。

それから一週間というものアーサー氏も魔法省に就職したばかりのパーシーもほとんど家にいませんでした。2人とも朝はみんなが起き出す前に家を出て行きました。夜もまた夕食遅くまで帰って来ないと多忙を極めていました。

夏休みの最終日にパーシーが「大騒動だったよ」ともったいぶって話し始めました。一週間ずっと火消し役だったそうです。何でも「吠えメール」が次々と送られて来るので机は焼け焦げだらけに羽根ペンは灰になるわで・・・

ウィーズリーおばさんは部屋の隅にある大きな柱時計をチラリと見ました。ハリーはこの時計が好きでした。時間を知る事はできません。金色の9本の針に家族の名前が彫り込まれていて家族全員がいそうな所が書いてあります。

「家」に「学校」に「仕事」とかその他には「迷子」とか「病院」に「牢獄」もあります。そして普通の時計の一番上の12時の所には「命が危ない」なんて項目もあるのです。今は8本の針が「家」の位置を指していたのでした。

しかしアーサー氏の針はまだ「仕事」を指しています。おばさんは溜め息をつきました。何でもアーサー氏が週末に仕事に行くのはヴォルデモートが全盛だった頃以来の事なんだそうです。おばさんはさらにこう言ったのでした。

「お役所はあの人を働かせ過ぎるわ。早く帰りにならないと夕食が台無しになってしまう」

こうぼやく母親にパーシーは「でも父さんはワールドカップの時のミスを埋め合わせなければと思っているのでしょう?」と言いました。それは本当の事を言うと公の発表をする前に部の上司の許可を取らなければならなかった。

それは「ちょっと軽率だった」と父さんは思っているのでは?そう言うパーシーにおばさんは「あのスキーターみたいな卑劣な女が書いた事でお父様を責めるのはお止め!」と即座にメラメラと怒って言い放ったというわけです。

そんなおばさんにロンとチェスをしていたビルが「父さんが何も言わなかったら。あのリータの事だから魔法省の誰も何もコメントしないのはけしからんとか。どうせそんな事を言ったろうよ」と言ってフォローをしたのでした。

あのリータ・スキーターは誰でもこき下ろすんだそうです。ビルも過去に「長髪のアホ」と呼ばれた事があるのだそうです。でもビルの長髪に関してはリータ・スキーターもウィーズリーおばさんも意見が一致するようで・・・

「ねえお前。確かに長すぎるわよ」

おばさんは優しくこう言ったのでした。

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さて!来たる2月6日が誕生日という事で今週と来週の二週間に渡ってアーサー・ウィーズリー氏を取り上げる事にしました。まず前半の今週は当のアーサー氏自身が登場しない場面を紹介してみる事にしました。ハリーがロンの父親のアーサー氏が魔法省に勤めていると知ったのは?(全3項目)

3-1.トルコ石色の旧式の車
ダーズリー一家のせいでハリーはこれまでも一度だって誕生日がうれしいなどと思った事はありませんでした。ところが12才の誕生日は屋敷しもべ妖精のドビーのお陰でまさに最悪中の最悪の誕生日になってしまったのでした。

未成年の魔法使いは学校外で魔法を使ってはならない。ドビーがペチュニア叔母さんの傑作デザート「山盛りのホイップクリームとスミレの砂糖漬け」を「浮遊術」で木端微塵にした事でバーノン叔父さんがそれを知ったのです。

学校に戻ろうとして魔法を使えば退校になる。公式警告状が魔法省から届きバーノン叔父さんは情け容赦なくハリーを部屋に閉じ込めました。するとその3日後にロンにフレッドとジョージの3人がハリーを助けにやって来ました。

「ロン一体どうやって?何だいこれは?」

ロンが2階の窓の外からこちらを覗き込んでいるのでハリーが窓際に忍び寄りバーノン叔父さんが嵌めさせた鉄格子越しに窓ガラスを開けて外の様子が目に入ったその途端にハリーは呆気に取られてこう言ってしまったのでした。

ロンはトルコ石色の旧式の車に乗り後ろの窓から身を乗り出していました。その車は何と空中に駐車をしていました。前の座席からハリーに笑いかけていたのはフレッドとジョージの2人でした。ロンはハリーにこう言いました。

「ようハリー元気かい?一体どうしたんだよ。どうして僕の手紙に返事くれなかったんだい?手紙を1ダースぐらい出して家に泊まりにおいでって誘ったんだぞ」

さらにロンが言うにはロンのお父さんが家に帰って来てハリーがマグルの前で魔法を使ったから公式警告状を受けたと言ったんだとそうハリーに説明したのでした。それを聞いたハリーはロンにこう言葉を返したというわけです。

「僕じゃない。でも君のお父さん。どうして知ってるんだろう?」

するとロンは「パパは魔法省に勤めてるんだ。学校の外では僕たち魔法をかけちゃいけないって君も知ってるだろ」と答えました。それに対してハリーは浮かぶ車から目を離さず「自分のこと棚に上げて」と突っ込んだのでした。

その突っ込みにロンは「これは違うよ。パパのなんだ。借りただけさ。僕たちが魔法をかけたわけじゃない」と答えました。そして事の次第を説明しようとするハリーにロンは「ゴチャゴチャ言うなよ」と言葉を返したのでした。

今日ロンとフレッドとジョージの3人はハリーを家に連れて行くつもりでここプリベット通り4番地に来たと言うのです。

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