ヒッポグリフは頭は大鷲で胴体は馬になっているという非常に独特な姿形をした魔法生物です。そしてハリーたち3人は3年生になって最初に受けた「魔法生物飼育学」の授業でこのヒッポグリフを習う事になりました。ところが「やっぱり!」という感じでドラコ・マルフォイが・・・(全3項目)

3-1.ヒッポグリフとヒッポカンポスこと海馬
ヒッポグリフはヨーロッパ原産ですが現在では世界中で見られるのだそうです。頭は大鷲で胴体は馬になっています。飼い慣らす事ができますが専門家のみが飼育を許されているそうです。ハグリッドは専門家なんでしょうか?

ヒッポグリフに近づく時は視線を外してはなりません。お辞儀をするのはこちらに悪意がない事を示します。ヒッポグリフが挨拶を返して来たらさらに近づいても安全との事です。ヒッポグリフは地面を掘って虫を捕食します。

その他には鳥や小型哺乳類も食べます。繁殖期のヒッポグリフは地上に巣を作って大きくて壊れやすい卵を1個だけ生みます。これが24時間以内に孵化します。ヒッポグリフの雛は生まれて一週間以内に飛べるようになります。

でも親について長旅ができるようになるまでには数カ月を要するそうです。ここで「幻の動物とその生息地」の同じページにヒッポカンポスこと海馬という名前がよく似た魔法生物が載っているのでついでに紹介する事にします。

ギリシャを原産地とするヒッポカンポスこと海馬は頭と前半分は馬で尻尾と後ろ半分は巨大な魚の形をしています。通常は地中海に生息していますが1949年にスコットランドの海岸の沖で水中人が捕獲してそれを飼い慣らしました。

見事な青葦毛のヒッポキャンパスだったんだそうです。このヒッポカンポスもまたヒッポグリフと同様に卵を生むのだそうです。卵は半透明で大きくその中にはおたまじゃくしならぬ仔馬じゃくしが透けて見えるんだそうです。

つまりこのヒッポグリフとヒッポカンポスこと海馬は体の一部分が馬になっているという所と両者とも大きめの卵を生むという点が共通するというわけです。

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ハリーはロンにフレッドとジョージのウィーズリー3兄弟に助け出されて初めて「隠れ穴」に行って早々にこの庭小人を見る事になりました。しかし連中は何度駆除しても戻って来たようでハリーが「隠れ穴」に滞在をする毎にその姿を現したというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.ノームこと庭小人とジャービー
このノームこと庭小人は北ヨーロッパ及び北アメリカに広く生息しごくありふれた庭の害獣です。背丈はせいぜい30センチほどで不釣り合いに大きな頭とゴツゴツした足をしています。庭から駆除するには目を回すまで振り回す。

そして塀の外に放り投げます。ジャービーを使って追い払うという方法もありますが最近はこれは残酷過ぎると考える魔法使いが多いのだそうです。それなら一体ジャービーというのはいかなる魔法生物なのか?以下の通りです。

ジャービーはイギリスにアイルランド及び北アメリカで見られます。多くの点で大きくなり過ぎたフェレットつまりケナガイタチに類似しています。しかしジャービーが大きく異なっているのは言葉を話すという所が違います。

でも真の会話はジャービーの知力の及ぶ所ではありません。短くしかもしばしば無作法な言葉だけに限られほとんど絶え間なくしゃべりまくるんだそうです。ジャービーは主に地中に棲んでいてノームこと庭小人を追いかけます。

しかしモグラにネズミやハタネズミなども食べるのだそうです。

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本日紹介するこのグールお化けは呻き声を上げたり時々周りに物を投げつけたりしますが本質的には単純で最悪の場合でもせいぜい出くわした者に向かって威嚇的に唸る程度なんだそうです。ところがこのグールお化けは思わぬ所で役に立つ事になったんですよね。(全3項目)

3-1.グールお化け
グールお化けは醜いものの特に危険な生き物というわけではないんだそうです。ヌルヌルした出っ歯の人食い鬼に似た姿をしていて普通は魔法使いの家の屋根裏部屋や納屋に住んでいます。蜘蛛や蛾を食べているのだそうです。

呻き声を上げたり時々周りに物を投げつけますが本質的には単純で最悪の場合でもせいぜい出くわした者に向かって威嚇的に唸る程度なんだそうです。魔法生物規制管理部にはグール機動隊があるそうです。その職務内容は?

それはマグルの手に渡った住居に棲みついているグールお化けを除去する仕事なのだそうです。しかしその一方で魔法使いの家ではグールお化けはしばしば話の種になったり家族のペットになったりする事もあるんだそうです。

ちなみに先週の水曜日ケンタウルスの時に触れたように14世紀に魔法省の前身の魔法使い評議会の委員長のバードック・マルドゥーンは魔法界に於いて二本足で歩行する者にはすなわちこれに「人たる存在」の地位を与えました。

しかしマルドゥーンの後継者エルフリダ・クラッグ女史は「人たる存在」の再定義を試みました。それは「人の言葉を話す者」との事でした。この再定義によって「人たる存在」から「動物」に変更された魔法生物もいました。

という事になるとこのグールお化けはマルドゥーン氏の元では「人たる存在」とされたもののクラッグ女史の再定義により「動物」に変更されたんでしょうね。グールお化けはどうも人の言葉を話す事ができないようですからね。

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噛みつき妖精として知られるドクシーはしばしばフェアリーと間違えられますが全く別の種なんだそうです。ハリーはこのドクシーをロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部で退治する機会を持ちました。しかしフレッドとジョージにとっては・・・(全3項目)

3-1.ドクシーにフェアリー
噛みつき妖精として知られるこのドクシーはしばしばフェアリーと間違えられますが全く別の種なんだそうです。フェアリーと同様に人をミニチュアにした姿をしていますがこちらのほうは黒い毛が密集し腕と足が倍あります。

羽根は薄くて湾曲しておりテラテラとカブトムシのように光っています。北ヨーロッパ全体とアメリカに生息し寒冷な気候を好みます。一度に最高500個の卵を生んで地中に埋めます。卵は半月か3週間で孵化するのだそうです。

ドクシーには2列に並んだ鋭い毒歯牙があります。噛まれたら解毒剤を服用しなくてはならないそうです。ちなみにこの機会にフェアリーを紹介するとこちらのほうは装飾的な小動物なんですが知性はほとんどないのだそうです。

魔法使いは装飾用に使ったり呪文で呼び出したりしています。しかし通常は森林地帯や林間の空き地に生息しているそうです。身長は3から13センチほどでドクシーと同じくミニチュアの人のような体に頭と四肢を持っています。

その一方で人と大きく違うのは昆虫のような大きな羽根を生やしている事です。羽根は種類によって透明だったり多彩色の場合もあるのだそうです。フェアリーの魔力は自分を捕食する生物を阻止する程度の弱いものだそうです。

喧嘩早い性格ですが極端なうぬぼれ屋で何かの折に飾り物の役目をするようにと要請されるとおとなしくなるそうです。姿は人のようですが話す事はできません。仲間とのコミュニケーションには甲高い羽音を使うのだそうです。

一度に最大50個の卵を葉の裏に生みつけるんだそうです。孵化をすると派手な色の幼虫になるとの事です。孵化をしてから6から10日ほどで蛹になり一カ月で羽化をして完全な形の大人のフェアリーになるとの事なんだそうです。

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初登場時には「何を考えているのかよく分らない」といった感じのケンタウルスでした。ハグリッドはそんなケンタウルスの事を「いまいましい夢想家で星ばかり眺めて月より近くの物には何の興味も持っていない」と言っていましたが仲間の1人が裏切ると感情を剥き出しにして・・・(全3項目)

3-1.ケンタウルス
このケンタウルスは人間の頭と胴体に腕つまり上半身が馬の胴体に繋がっており馬の色は6種類ほどあるそうです。知的で会話もできるので厳密には動物とは呼べませんが他ならぬケンタウルス自身の要求で動物と分類されました。

どの魔法生物を「動物」と指定すべきか?それを定めようとした初期の試みは極めてお粗末で14世紀に魔法省の前身の魔法使い評議会委員長のバードック・マルドゥーンは2本足で歩く者には「人たる存在」の地位を与えました。

そのため4本足で歩行をするケンタウルスは「動物」と分類されました。しかしマルドゥーンの後継者エルフリダ・クラッグ女史は「人たる存在」の再定義を試みました。それは人の言葉を話す者だとそう宣言したのだそうです。

そのためケンタウルスはクラッグ女史の元では「人たる存在」とそう分類されたのでした。しかしケンタウルス自身がその地位を拒絶したのでケンタウルスは今でも引き続き「動物」と分類されているというわけなんですよね。

ケンタウルスは森に棲み現在はヨーロッパ各地に群生していますがそもそもギリシャ原産だと言われているそうです。ケンタウルスがいる国ではその国の魔法当局がマグルに煩わせないような地域を割り当てているんだそうです。

しかしケンタウルスは人から隠れる手段を自ら持ち合わせており魔法界の保護をほとんど必要としません。ケンタウルスの習性は謎に包まれています。ケンタウルスはマグルを信用せずそれと同じくらい魔法使いも信用しません。

それと言うのもケンタウルスは実はマグルと魔法使いをほとんど区別していないようなんですよね。10頭から50頭の群れを成して生活をしています。魔法の癒しに占いに洋弓と天文学に精通しているという評判なのだそうです。

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本日取り上げる毒蛇の王バジリスクはとてつもなく長生きをする魔法生物で最初に飼われたとされる記録が残っているバジリスクは何と900年近くも生きたんだそうです。しかし少なくともここ400年はイギリスでの目撃例はないのだそうですが・・・(全3項目)

3-1.バジリスク
蛇の王としても知られるこのバジリスクが最初に飼われたとされる記録を残したのはギリシャの「腐ったハーポ」というパーセルマウスすなわち蛇語使いの闇の魔法使いが飼育したのだそうです。実験を重ねた結果の事でした。

実験を重ねて行く内にハーポはヒキガエルの下で孵化した鶏の卵から異常なまでに危険な力を持った巨大な蛇が生まれる事を発見したんだそうです。バジリスクは鮮やかな緑色の蛇で長さは15メートルにも及ぶ事があるそうです。

雄は頭頂に深紅の羽毛をいただいています。牙は猛毒を持ちますが最も危険な攻撃手段は巨大な黄色い目の一睨みだそうです。まともに視線を合わせた者は即死するだろうとの事です。十分な食料源さえあれば大変長生きします。

バジリスクは全ての哺乳類に鳥類にほとんどの爬虫類を食べるんだそうです。この「腐ったハーポ」が飼育したバジリスクは900年近く生きたと言われているのだそうです。中世以来バジリスクを創り出すのは違法とされました。

しかし魔法生物規制管理部が調査に来たその時だけヒキガエルの腹の下から鶏の卵を取り出しておけば隠しおおせる事は容易です。しかし生まれて来たバジリスクを制御する事ができるのは当然パーセルマウスに限られています。

したがって普通の魔法使いのみならず蛇語を操る事ができない闇の魔法使いにとってもバジリスクは危険というわけです。それもあってか?少なくともここ400年間はイギリスでバジリスクを目撃したという記録はないそうです。

ところがハリーは2年生の時に・・・

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先週はニーズルを取り上げましたが今週と来週の二週間に渡って「幻の動物とその生息地」に登場する他の魔法生物を紹介してみる事にしました。まず最初にお届けするのは2年生の時にハリーとロンが危うく食われそうになった巨大蜘蛛です。(全3項目)

3-1.アクロマンチュラ
このアクロマンチュラは人の言葉が話せる8つ目の怪物蜘蛛でボルネオ原産でうっそうたるジャングルに棲みます。際立った特徴としては黒い毛がビッシリと胴体を覆っている。脚を広げると何と5メートルにもなるのだそうです。

ハサミは興奮したり怒ったりするとカシャカシャとこれも特徴的な音を立てるんだそうです。毒を分泌し肉食で大型の獲物を好みます。地上にドーム型の蜘蛛の巣を紡ぎます。雄より雌が大きく一度に最高百個もの卵を産みます。

卵は白く柔らかでビーチボールほどの大きさで7週間前後で孵化するんだそうです。このアクロマンチュラの卵は魔法生物規制管理部の取引禁止品目Aクラスに指定をされているので輸入又は売買をすると厳しい罰が課されます。

この種は魔法使いが創り出したと考えられるのだそうです。魔法で創り出された怪物の場合にはよくある事だそうですがおそらく魔法使いの住居や宝物を守るために飼育された生き物であろうと考えられるとの事なんだそうです。

このアクロマンチュラはほとんど人間並みの知能があるにも関わらず訓練は不可能で魔法使いにとってもマグルのいずれにとっても非常に危険なのだそうです。ちなみにアクロマンチュラの群生地がスコットランドに作られた。

そういう噂は未確認のままなのだそうです。きっとそれは公式にはという事なんでしょうね。

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今週最後に登場する猫つまりニーズルはフィッグばあさんが飼っていた内の一匹のミスター・チブルスです。ところがこのミスター・チブルスは極めて残念な事に名前のみの登場で一度もその姿を現す事なくハリーポッター・シリーズは完結してしまいました。(全3項目)

3-1.ミスター・チブルス(ティブルス)
いつの頃からなのかは不明ですがダーズリー一家全員が出かけて家を留守にする時ハリーを預かっていた近所に住むフィッグばあさんは猫好きの変人で数多くの猫を飼っていました。ハリーは二筋向こうのその家が大嫌いでした。

それは家中キャベツの匂いがする上にフィッグばあさんが今まで飼った猫の写真を全部ハリーに無理やり見せるからです。ところが実を云うとフィッグばあさんはスクイブの魔女で飼っていたその猫はニーズルだったんですよね。

そんな猫つまりニーズルの中に第1巻「賢者の石」では「ティブルス」という訳名で登場していたのがこのミスター・チブルスでした。ハリーは5年生の夏休みにダドリーと共に吸魂鬼に襲われてしまいました。その直後でした。

守護霊を創り出し吸魂鬼を追い払ったその後に背後から誰かが走って来る大きな足音がするのでハリーは再び杖を構えて振り返ると新たな相手に立ち向かおうとしました。その走って来たのがフィッグばあさんだったんですよね。

ハリーは急いで杖を隠そうとしました。ところが何とフィッグばあさんが「馬鹿。そいつをしまうんじゃない!」と叫ぶではありませんか。吸魂鬼がその辺にまだ残っていたらどうするんだと言われてハリーは驚愕したのでした。

この時ハリーはフィッグばあさんがスクイブの魔女だという事を初めて知ったのでした。さらにハリーを見張っていたマンダンガス・フレッチャーがいなくなってしまった。そしてその代わりにハリーを見張っていたのが・・・

猫(ニーズル)のミスター・チブルスだったんですよね。

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何と13才の誕生日プレゼントにハーマイオニーが「ふくろうが欲しい」と言い出しました。ところがロンのペットのスキャバーズに元気がないという事でハリーたち3人は「イーロップふくろう百貨店」ではなく「魔法動物ペットショップ」に行ったのでした。するとそこでハーマイオニーが買ったのが・・・(全3項目)

3-1.クルックシャンクス
皆さんよくよくご存じの事と思いますが念のため言っておくとハーマイオニーは学期が始まって早々の9月19日が誕生日です。そこで夏休みの末に13才の誕生日プレゼントを自分で買いなさいとご両親が小遣いをくれたそうです。

超読書好きで本の虫という事でロンが「素敵なご本はいかが?」と突っ込みを入れると何とハーマイオニーはふくろうが欲しいと言うのです。ロンのペットのスキャバーズが何だか元気がないと言うので3人が足を運んだ店は?

スキャバーズの事がなければハリーが11才の誕生日にハグリッドにヘドウィグを買って貰った「イーロップふくろう百貨店」だったでしょう。しかし3人が行ったのは多種多様な生き物を扱う「魔法動物ペットショップ」でした。

ロンはスキャバーズ用に何かあるか探せるしハーマイオニーはふくろうが買える。そこでハーマイオニーとクルックシャンクスは運命の出会いをしたというわけです。でもスキャバーズにとっては不幸に追い打ちの出来事でした。

クルックシャンクスを両腕にしっかりと抱き締めてハーマイオニーは得意満面の表情で「この子。素敵でしょう。ね?」と言いました。しかしハリーは「見解の相違だな」と思いました。素敵だとは思わなかったというわけです。

どう見ても少々ガニ股でしたし気難しそうな顔がおかしな具合につぶれていました。まるでレンガの壁に正面衝突をしたかのようでした。それはハリーだけではなくて店を訪れたほぼ全部の人々がそう思ったみたいなんですよね。

ハーマイオニーの説明によればクルックシャンクスは可哀想な猫で随分長い間この店にいた。誰も欲しがる人がいなかったんだそうです。それを聞いてロンが「そりゃ不思議だね」と皮肉っぽく言ったというわけなんですよね。

このようにしてクルックシャンクスはハーマイオニーのペットになりました。ところが前述のようにスキャバーズにとっては・・・

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ホグワーツの管理人アーガス・フィルチはミセス・ノリスという猫を飼っています。このミセス・ノリスはもうとにかくそれはそれは仕事熱心で早朝から真夜中まで「生徒の規則破りは絶対に見逃さない!」とばかりにいつでも姿を現すんですよね。(全2項目)

2-1.ミセス・ノリス
昨日の記事でもチラリと触れたように学校の管理人アーガス・フィルチが飼っている猫です。痩せこけて埃っぽい色で目はそのフィルチそっくりのランプみたいな出目金なんだそうです。フィルチもそこに惹かれたんでしょうね。

単独で廊下の見回りをしているそうです。目の前で規則違反をしようものなら足の指一本が境界線を越えただけでも即座にフィルチにご注進との事です。2秒後にはその飼い主のフィルチが息を切らして飛んで来るのだそうです。

生徒たちは誰もがフィルチの事が大嫌いなのでそのフィルチが飼っているミセス・ノリスを一度でいいからしこたま蹴とばしたいというのが密かな熱い願いでした。ロンも同様でとんでもない時にそれを言い出した事があります。

ハリーとハーマイオニーとロンの3人で賢者の石を取りに行こうとしていた時でした。ハリーたちが「透明マント」を被りグリフィンドール寮を出て最初の階段の下まで来るとミセス・ノリスが階段の上を忍び歩きしていました。

「ねえ蹴っ飛ばしてやろうよ。一回だけ」

ロンはハリーの耳元でこう囁きました。しかしハリーは首を横に振りました。ミセス・ノリスに気づかれないよう3人は慎重にミセス・ノリスを避け階段を上がって行きました。するとミセス・ノリスは3人のほうを見て来ました。

しかしミセス・ノリスは何もしませんでした。この後ハリーたちはポルターガイストのピーブズに気づかれてしまいましたがハリーがとっさに「血みどろ男爵」の声色を真似してやり過ごし窮地を逃れる事に成功したのでした。

クリスマス休暇中にハリーとロンが「みぞの鏡」の所に行った時にもミセス・ノリスと出くわしました。2人がマントを被った直後にミセス・ノリスが2人のいる教室に入って来ました。その時2人とも同じ事を考えていました。

「このマント。猫にも効くのかな?」

2人にとっては物凄い長い時間が過ぎたような気がしてミセス・ノリスはやがてくるりと向きを変え立ち去ったのでした。しかしロンが「まだ安心はできない。フィルチの所に行ったのかも」と言って2人は寮に戻ったのでした。

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今週はハリーもまた折ある毎に出会ったりお世話になったりもしているという「この魔法生物」を取り上げる事にしました。スクイブの魔女のフィッグばあさんはこの生き物のお陰で何とか魔法界に居場所を見つける事ができました。(全3項目)

3-1.改めて「ニーズル」について
ニュート・スキャマンダー著の「幻の動物とその生息地」によるとこのニーズルという魔法生物は元々イギリスで飼育されていたが今や世界中に輸出されているそうです。猫に似た小型の生物で毛は班点に斑入りにブチ等がある。

特大の耳とライオンのような尾を持つ。知的で自立しており時々攻撃的になるものの魔法使いや魔女の誰かになつくと素晴らしいペットになるんだそうです。さらにニーズルには摩訶不思議な能力が備わっているのだそうです。

嫌な奴とか怪しげな奴を見分ける事ができる。飼い主が道に迷った時などには無事に帰宅するための道案内として頼りになるとの事です。ニーズルは一胎で8匹まで妊娠する事ができる。猫との異種交配も可能なんだそうです。

最後にマグルの興味を引くに足る珍しい姿をしているとあります。がしかし一体全体どういう珍しい姿をしているんでしょうね?ハリーもまた当初は魔法生物のニーズルと普通の猫との区別がついていなかったようですからね。

そしてニーズルを飼うには許可証が必要なのだそうです。

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ギルデロイ・ロックハートは「秘密の部屋は永久に閉ざされた」と言って2月14日のバレンタインデーにまた派手な催し物を行いました。ところが襲撃事件はまたしても起きてしまいました。しかしマクゴナガル先生の口からは驚くべき発表がされてしまったのでした。それは?(全3項目)

3-1.バレンタインデーに
ロックハートの言う所の気分盛り上げとは一体いかなる事なのか?それが明らかになったのは2月14日の朝食時でした。前夜は遅くまでクィディッチの練習をしていたためハリーは寝不足のまま少し遅れて大広間に入りました。

一瞬ハリーが「部屋を間違えた!」と思うほどでした。壁という壁がけばけばしい大きなピンクの花で覆われそれに加えて淡いブルーの天井からハート型の紙吹雪が舞っていました。ロンは吐き気を催しそうな顔をしていました。

一方ハーマイオニーはくすくす笑いを抑え切れない様子です。ハリーがテーブルに着いてベーコンから紙吹雪を払いながら2人に「これ何事?」と訊くとロンが口を利くのもアホらしいという顔で教職員テーブルを指差しました。

そこには部屋の飾りにマッチしたけばけばしいピンクのローブを着たロックハートが手を挙げて「静粛に」と合図をしている所でした。生徒たちに向かってロックハートが「バレンタインおめでとう!」と叫んで挨拶をしました。

今までの所46人の皆さんがカードをくださったんだそうです。さらにロックハートがポンと手を叩くと金色の翼をつけハープを持った無愛想な顔の小人が12人入って来てロックハートが笑みを浮かべながらこう言ったのでした。

「私の愛すべき配達キューピットです!」

マクゴナガル先生は怒りで頬を痙攣させていました。フリットウィック先生はあまりの事に両手で顔を覆っています。スネイプもまた「愛の妙薬」を貰いに来た最初の奴には毒薬を無理やり飲ませてやるという顔をしていました。

今日はこの小人たちが学校中を巡回して皆さんのバレンタイン・カードを配達するのだそうです。ロンが「その46人に入っていないだろうな」と言うとハーマイオニーは急に時間割はどこかしらと夢中になって探し始めました。

どうやらハーマイオニーもその「46人」の内の1人のようです。ところがこの迷惑千万な配達キューピットが「リドルの日記」の使い方を教えるきっかけを作ってくれたのです。ハリーが逃げようとすると小人が鞄を掴みました。

ハリーが「放して!」と言いながら鞄を強く引っ張るとハリーの鞄は真っ二つに破れ中に入っていた物が散らばりインク壺が割れてその上に飛び散りました。ところが「呪文学」の教室に着いた時にハリーは初めて気づきました。

ハリーの本は全部が赤インクで染まっているというのに「リドルの日記」だけはそうなっていないのです。その日の夜ハリーは一番先に寝室に入りました。そしてその日記に「僕はハリー・ポッターです」と書いてみたら・・・

「リドルの日記」が返事をして来たのです。

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ギルデロイ・ロックハートが開催した「決闘クラブ」でハリーが蛇語を操る事が明らかになり学校中が戦々恐々とする事態になりました。そうこうする内にクリスマス休暇に入りポリジュース薬がついに完成しました。ところがハリーとロンはスリザリンの談話室に潜入できたものの・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツのクリスマス・ディナー
寒くて真っ白なクリスマスの朝が来ました。寝室にはハリーとロンの2人しか残っていませんでしたが随分早い時間にハーマイオニーに起こされてしまいました。ハーマイオニーは何と1時間も前から起きていたんだそうです。

「煎じ薬にクサカゲロウを加えてたの。完成よ」

ハーマイオニーがこう言うのを聞いたその途端にハリーはパッチリと目が覚めて起き上がりました。ハリーが「本当?」と訊くのに対してハーマイオニーは「絶対よ」と答えました。ついにポリジュース薬が完成したのでした。

ハーマイオニーは「やるんなら今夜だわね」と言うのです。ハリーはウィーズリーおばさんのクリスマスカードを飾りながら新たな自責の念が胸に押し寄せて来るのを感じていました。アーサー氏の車は今も行方不明なのです。

その上ロンと一緒にこれからひとしきり校則を破る計画を立てているのです。そんなこれからポリジュース薬を飲もうと考えているハリーにとってもホグワーツのクリスマス・ディナーはやっぱり楽しいと思う事ができました。

大広間は豪華絢爛でした。霜に輝くクリスマス・ツリーが何本も立ち並んでいました。ヒイラギとヤドリギの小枝が天井を縫うように飾られてもいました。その上さらに天井からは魔法で暖かく乾いた雪が降りしきっていました。

ダンブルドアはお気に入りのクリスマス・キャロルを指揮しハグリッドはエッグノッグをがぶ飲みするたび元から大きい声が一層大きくなりました。フレッドはパーシーの「監督生」バッジの文字を「劣等生」にしていました。

その悪戯に気がつかないパーシーはそれを見た生徒たちが笑うたびに「どうして笑うのか?」と訊いていました。ドラコ・マルフォイはスリザリンのテーブルから聞えよがしにハリーの新しいセーターの悪口を言っていました。

しかしハリーは気にも止めませんでした。事が上手く進めば「あと数時間」でマルフォイは罪の報いを受ける事になるからです。

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ハリーの右腕を骨抜きにした時と同様にロックハートはまたしても過ちを犯してしまいました。ところがそれがハリー自身も忘れていた能力を引き出すきっかけになったのです。すると今度はハリーが全く違う形で注目される存在になりました。当然ハリーにとっては迷惑千万な事でした。(全3項目)

3-1.不思議な事に
ハリーの右腕を骨抜きにした時と同様にロックハートはまたしても懲りずに「私にお任せあれ!」と叫ぶと蛇に向かって杖を振り回しました。蛇は宙を飛んだ後に再び床に落ちて来ました。蛇は挑発されて怒り狂っていました。

蛇はジャスティン・フィンチ・フレッチリーめがけて滑り寄りまたも鎌首をもたげ牙を剥き出し攻撃の構えを取りました。ハリーは何が自分をそう駆り立てたのか分りませんでしたし何故そうしたのかの意識もありませんでした。

ただ自分の足にまるでキャスターがついたかのように体が前に進んで行った事と蛇に向かって馬鹿みたいに「手を出すな。去れ!」と叫んだ事だけは判っていました。すると説明のしようがない摩訶不思議な事が起こりました。

蛇は庭の水撒き用の太いホースのようにおとなしくなり床に平たく丸まって従順にハリーを見上げました。ハリーは恐怖が急速に体から抜け落ちて行くのが判りました。もう蛇は誰も襲わないんだという事も判っていたのでした。

しかし何故そうなったのか?そう思ったのか?ハリーには説明できませんでした。ハリーはジャスティンを見ると笑顔を浮かべました。ジャスティンはきっと安堵かあるいは不思議そうな又は感謝の表情を浮かべているだろう。

ところがハリーの予想に反してジャスティンは怒った顔さらには恐怖の表情を浮かべていました。ジャスティンは「一体何を悪ふざけしてるんだ?」と叫んだかと思うとくるりと背を向けて大広間から出て行ってしまいました。

スネイプが進み出て杖を振り蛇は黒い煙を上げ消え去りました。スネイプはハリーが思ってもみなかったような鋭く探るような目つきでハリーを見ています。さらに周りでは何やら不吉な話をしている事にハリーは気づきました。

すると後ろからロンが来てハリーを大広間から連れ出しました。ハーマイオニーも急いで従いて来ました。3人が大広間から出る際には人垣が割れて両側に引いて行きました。まるで病気を移されるのを怖がっているようでした。

何でみんながそうするのか?ハリーには全く分かりませんでした。ロンもハーマイオニーも何も説明をしてくれません。ハリーを延々と引っ張って来てグリフィンドール寮の談話室に入りハリーを肘掛椅子に座らせた所で・・・

「君はパーセルマウスなんだ。どうして僕たちに教えてくれなかったの?」

ロンはハリーにこう訊いて来たのでした。

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相も変わらず模範演技が終わったその後もスネイプ先生は存在していますなどと大口を叩いていたロックハートだったのですが殺気立つスネイプを見て模範演技は「1回」で終了と言ったのでした。そして今度は生徒が決闘の練習という事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.模範演技は1回で終了!
ロックハートはラベンダー・ブラウンから杖を受け取って「ありがとう」と礼を言うとスネイプに「確かに生徒にあの術を見せようとしたのは素晴らしい考えです」と言って持ち上げてみせました。しかし続けてこう言うのです。

「遠慮なく一言申し上げれば先生が何をなさろうとしたかがあまりにも見え透いていましたね」

ところがロックハートは続けて「それを止めようと思えばいとも簡単だったでしょう。しかし生徒に見せたほうが教育的に良いと思いましてね」と言いその術は判り切っていたのだが敢えて防がなかったとそう主張したのでした。

スネイプは殺気立っていました。人の顔色を全く伺おうともしないロックハートでさえも流石に気づいたようです。そこで「模範演技はこれで十分!」と言うと生徒たちの所に下りて行って2人ずつ組にすると宣言したのでした。

スネイプも手伝って生徒たちを2人ずつ組にしました。ロックハートはネビルとジャスティン・フィンチ・フレッチリーを組ませました。ところがスネイプは最初にハリーとロンの所に来ると薄笑いを浮かべてこう言いました。

「どうやら名コンビもお別れの時が来たようだな」

スネイプはロンにシェーマス・フィネガンと組めと言って来ました。そこでハリーがハーマイオニーのほうに寄って行くとスネイプは冷笑して「そうはいかん」と言いました。それなら一体ハリーは誰と組めばいいと言うのか?

スネイプがハリーの相手役に指名したのはドラコ・マルフォイでした。かの有名なハリーを「どうさばくのか?」を拝見したいとスネイプは言うのです。ハーマイオニーはミリセント・ブルストロードと組む事になりました。

マルフォイはニヤニヤしながら気取ってやって来ました。その後ろにいたミリセント・ブルストロードを見てハリーは「鬼婆とのオツな休暇」にあった挿絵を思い出しました。大柄で四角張っていて顎が戦闘的に突き出ています。

こうして決闘の練習は始まったのですが・・・

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ロックハートの部屋でファンレターの返事の宛名書きをしていた時ハリーは何やら不気味な声を聞く事になりました。ところがそれは屋敷しもべ妖精のドビーが警告していた恐ろしい出来事の前触れだったのです。そしてついに10月31日に最初の犠牲者が出たのに続いて・・・(全3項目)

3-1.最初の事件が起きて
罰則を科されてロックハートの部屋でファンレターの返事の宛名書きをしていたハリーは何やら不気味な声を聞く事になりました。しかしロックハートはその声が聞こえないと言いました。自分にだけ聞こえていたんだろうか?

実はそれは夏休みに警告にやって来た屋敷しもべ妖精のドビーが今学期ハリーがホグワーツに戻れば死ぬほど危険だと言っていた恐ろしい出来事の前触れだったんですよね。そしてついに事が起こったのは10月31日の事でした。

ハリーはフィルチに罰則を食らいそうになる所を助けて貰った借りを返すためにグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席する事になりました。ロンとハーマイオニーも一緒でした。

ところがそのパーティ会場を出た所で再びあの声が聞こえて来ました。その声を追いかけて行った先にフィルチの飼い猫ミセス・ノリスが目を見開き板のように硬直して松明の腕木に尻尾を絡ませてぶら下がっていたのでした。

「魔法史」のビンズ先生が言うにはホグワーツ創設者の1人サラザール・スリザリンが学校を去る際に自分の継承者だけが開けられる「秘密の部屋」を作って密封をした。それなら一体誰がスリザリンの継承者なのだろうか?

ロンはそれはドラコ・マルフォイだと言うのです。あいつらなら「秘密の部屋」の鍵を子々孫々何世紀も預かっていたかもしれない。ハリーもまたマルフォイはスリザリン寮生だという事をいつも自慢していると同調をしました。

あいつならスリザリンの末裔だっておかしくはない。しかしハーマイオニーは当初「マルフォイがスリザリンの継承者?」とその説には疑問を投げかけました。しかしポリジュース薬を使えば証明する事が可能だと言うのです。

このポリジュース薬は自分以外の誰かに変身できる薬なのだそうです。今頃スリザリンの談話室ではマルフォイがその自慢話の真っ最中かもしれない。だから私たち3人がスリザリンの誰かに変身をすれば何でも訊く事ができる。

ところがそのポリジュース薬の作り方が書かれている「最も強力な薬」という本は禁書の棚にあり持ち出すためには許可証に先生のサインを貰わなくてはなりません。そこでそのサインを貰う先生にハリーたちが指名したのは?

ギロデロイ・ロックハートだったのです。

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無遠慮に他人の領域に平気で足を踏み入れる。人の話を全く聞こうともせず持論を展開する。今年度「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートはそんな人物でした。さらにハリーにはそれは激しくつきまとう1年生もいて・・・(全3項目)

3-1.第3号温室の前で
今学期最初の授業「薬草学」を受けるためハリーたち3人が温室の近くまでやって来ると腕一杯に包帯を抱えたスプラウト先生が「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートと一緒に歩いて来るのが見えました。

遠くに見える「暴れ柳」の枝のあちらこちらに吊り包帯が施してあるのを見てハリーはまたも申し訳なくて心が痛んだのでした。ロックハートはスプラウト先生に「暴れ柳」の正しい治療法を見せていた所だったんだそうです。

ロックハートは「私のほうが薬草学の知識があるなんて誤解されては困りますよ」とスプラウト先生の事を気遣う言葉を発しました。しかし自分の領域にズカズカと足を踏み込まれてスプラウト先生は不機嫌さが見え見えでした。

スプラウト先生が「今日は3号温室へ!」と言うので今まで1号温室でしか授業がなかった生徒たちの間からは興味津々の囁き声が漏れました。ところがハリーが温室に入ろうとするとそこにロックハートの手が伸びて来て・・・

ロックハートはハリーと話したいと言うのです。スプラウト先生の顔には「ハリーに遅れて貰っては困る」と書いてありましたがロックハートはまさに問答無用と言わんばかりにスプラウト先生の鼻先で扉を閉めてしまいました。

あの話を聞いた時には私は自分を責めましたよ。ロックハートにこう言われてハリーは何の事やらさっぱり分りませんでした。するとロックハートはそれはハリーが車を飛ばしてホグワーツにやって来た事だとそう言うのです。

有名になるという蜜の味を私が教えてしまった。ロックハートはハリーに「有名虫」を移してしまったと言ったのでした。新聞の一面に私と一緒に載ってしまってハリーはまたそうなりたいという思いを堪える事ができなかった。

でも真相は違います。そもそも車を飛ばしてホグワーツに行こうと言い出したのはロンです。それに車で学校に来たのは11時発のホグワーツ特急に乗れなかったためハリーとロンは他に来る方法を思いつかなかっただけなのです。

ハリーは「違います」と言って本当の理由を説明しようとしました。しかしロックハートはスプラウト先生の鼻先で扉を閉めた時と同様ハリーの言い分を聞こうともせずひとしきり話した後にすたすたと行ってしまったのでした。

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