休暇に入るとグリモールド・プレイス12番地の住人にハーマイオニーが加わりました。そのためクリスマスにアーサー氏を見舞う一行にはハーマイオニーもいたというわけです。そこではハリーにロンそれにハーマイオニーとジニーの4人には思ってもみなかった出会いがあったのでした。(全3項目)

3-1.二度目の見舞い
休暇が始まるとグリモールド・プレイス12番地の住人にハーマイオニーが加わりました。クリスマスにはランチを食べ終わった後にハリーにハーマイオニーとウィーズリー一家はアーサー氏を見舞いに再び聖マンゴを訪れました。

つまりハーマイオニーは初めて聖マンゴ魔法疾患障害病院を訪れるという事になりますよね。一行はマッド・アイとルーピンの護衛付きでクリスマスには地下鉄が走っていないためマンダンガス運転の車で行く事になりました。

マンダンガスは車で待機でした。病院の中は楽しいクリスマス気分に包まれていました。病院を照らす球が赤や金色に塗られていたり戸口にはヒイラギが下がって魔法の雪や氷柱で覆われた白く輝くツリーが飾られていました。

アーサー氏はベッドにもたれ掛かっていました。膝に載せた盆に昼食の食べ残しがあり何やら心配事を抱えているような顔をしていました。全員が挨拶を終えてプレゼントを渡すとおばさんが「お加減はいかが?」と訊きました。

アーサー氏の「ああとてもいい」という返事は表情とは裏腹に元気でした。さらにアーサー氏が「スメルウィック癒師には会わなかっただろうね?」と訊いて来たのでおばさんは疑わしげに「いいえ。どうして?」と答えました。

実はアーサー氏は旧来のマグル療法の「縫合」という方法で蛇の噛み傷の治療をしていました。それがおばさんの逆鱗に触れる事になりました。ルーピンは大勢の見舞い客を羨ましそうに見ている狼男のほうに歩いて行きました。

ビルはお茶を飲みに行くと呟いたかと思うとフレッドとジョージを引き連れ病室を出て行きました。おばさんの声は一語を発する毎に大きくなって行きました。ハリーも「僕もお茶が飲みたいな」と言い急いで立ち上がりました。

ハーマイオニーとロンにジニーもハリーとほとんど走るように扉まで行きました。病室を出て扉が閉まるとおばさんの叫び声が聞こえて来ました。病室を出た4人は「姿くらまし」できないので階段で6階の喫茶室に向かいました。

するとその途中で・・・

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今週は魔法界で唯一の医療施設(なんでしょうね?)のここを取り上げてみる事にしました。ハリーはホグワーツに入ってから毎年のように校医のマダム・ポンフリーと医務室のお世話になりました。しかし幸いな事にマダム・ポンフリーが全て治してくれたのでここを訪れたのは見舞いの時でした。(全3項目)

3-1.アーサー・ウィーズリー氏が
改めて振り返ってみるとハリーは1年生の時から毎年のように校医のマダム・ポンフリーと医務室のお世話になって来ました。ホグワーツに入った最初の年は3日間意識不明になり翌年には一晩かけて右腕の骨を再生させました。

3年生の時には一度ならずも何と二度も吸魂鬼のために気を失う事となり一学年中に2回も医務室のベッドで横になる事態になってしまいました。そして4年生の時には魔法睡眠薬を飲んで一晩病棟に泊まる事になったんですよね。

しかしこれぞまさに不幸中の幸いで学校を離れてこの聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院しなくてはならないほどの怪我を負う事はありませんでした。そのためハリーが初めて訪れたのは他の人を見舞いするという形だったのです。

でもそれはそれで不幸な事でしかも突然やって来ました。それはハリーが5年生でまもなくクリスマス休暇を迎えようかという時でした。夢の中に突如として現実が割り込んで来て蛇がアーサー・ウィーズリー氏を襲ったのです。

ウィーズリーおじさんが巨大な蛇に襲われた。血の海でした。誰かおじさんの居所を探さないといけない。ネビルに呼ばれて寝室に駆けつけたマクゴナガル先生はハリーをじっと見つめていました。ハリーは必死に訴えました。

「僕、嘘なんかついていない!狂ってない!本当です。僕はそれを見たんです!」

マクゴナガル先生は自分の見ているものに恐怖を感じているような目でした。そして「信じますよ。ポッター。ガウンを着なさい。校長先生にお目にかかります」と答えました。そしてロンも一緒に校長室に行く事になりました。

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ヴォルデモートが予言の全容を知ろうとして魔法省の神秘部の「予言の間」に置かれていた予言を封印したガラス球を手に入れようとした事でハリーには「選ばれし者」という新しい称号が加わりました。そしてダンブルドア校長亡き後はハリーが反ヴォルデモート派の旗頭になって・・・(全3項目)

3-1.戦いの時は来た!
トレローニー先生はハリーが生まれる直前に本当の予言をしていた。ハリーは3年生の「占い学」の学期末試験の際にトレローニー先生の本当の予言を聞く事になりました。これでトレローニー先生の本当の予言は2つになった。

ダンブルドアはハリーにこう言いました。その1つ目の予言こそが魔法省の神秘部の「予言の間」にあったガラス球に封印されていてヴォルデモートが知りたがっていたハリーと自分に関する予言だったというわけなんですよね。

その予言はダンブルドアがホッグズ・ヘッドにトレローニー先生を訪ねた時に告げられたためハリーはダンブルドアから直接聞いて予言の全容を知りました。しかしその事が「日刊予言者新聞」に掲載される事になったのでした。

予言がヴォルデモート卿を排除できる唯一の者としてハリーを名指しした。新聞にはそう書かれハリーには「生き残った男の子」に加えて「選ばれし者」という新たな称号がつけらける事となりました。そしてその時は来ました。

ハリーは6年生になるとダンブルドア校長の個人教授を受けヴォルデモート卿を真に滅ぼすためには4つの分霊箱を探し出し破壊しなければならないと教えられました。その分霊箱の最後の隠し場所が「ホグワーツ」だったのです。

そのダンブルドアはハリーの見ている目の前でセブルス・スネイプに殺害されました。ダンブルドア亡き後は「選ばれし者」のハリーが反ヴォルデモート派の旗頭として以前にも増してその存在を重要視されるようになりました。

ハリーがホグワーツに入ったのはヴォルデモートの分霊箱が隠されているためで必要に迫られての事でした。しかしそれを知らない他の人々にとっては反ヴォルデモート派の旗頭がホグワーツ入りをしたという事になるのです。

そこでアーニー・マクミランは?

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ダンブルドア軍団の活動がアンブリッジに知れた事はダンブルドア校長がホグワーツを去るという事態に発展しました。校長になったアンブリッジは尋問官親衛隊を組織しスリザリン生たちによる権力の濫用という事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.アンブリッジが校長に
こうしてハーマイオニーが発起人になって組織された「闇の魔術に対する防衛術」の自習グループは「ダンブルドア軍団」と命名されスタートを切りました。ところが何と裏切り者が出て活動が露見する事となってしまいました。

アンブリッジに密告をしたのはチョウ・チャンと共に参加していたマリエッタ・エッジコムでした。しかし幸いな事に捕まって校長室に連れて来られたのはハリーだけでした。ハリーは退学の瀬戸際に立たされたのですが・・・

その場に居合わせた騎士団員で闇祓いのキングズリー・シャックルボルトがマリエッタの記憶を修正してくれました。さらにはダンブルドア校長が身代わりになってくれてハリーを退学の危機から救ってくれたというわけです。

ダンブルドアはマリエッタがアンブリッジに告白した「ダンブルドア軍団」は自分が組織したものだと言ってハリーを助けたというわけなんですよね。ダンブルドアはホグワーツを去り代わりにアンブリッジが校長になりました。

メンバーが名前を書いた羊皮紙にハーマイオニーが呪いをかけていたのでマリエッタの顔には膿んだ紫色の出来物がびっしりと広がり「密告者」と文字を描いていました。それがためにマリエッタは医務室に行く事となりました。

翌日は城中がダンブルドア逃亡の話で持ち切りでした。つまり現場でダンブルドアが逃亡する瞬間を目撃した生徒はハリーとマリエッタだけという事になります。マリエッタは今医務室なので話せるのはハリーだけなんですよね。

ハリーはみんなに取り囲まれ直体験の話をせがまれる事となりました。アーニー・マクミランも「薬草学」の授業の帰りにハリーの話を熱心に聞く事になりました。ところがそこで思わぬ事態が勃発したというわけなんですよね。

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ハリーたちが5年生になると魔法省の上級次官ドローレス・アンブリッジが「闇の魔術に対する防衛術」の教師としてホグワーツにやって来ました。魔法省は日に日に被害妄想になりホグワーツの生徒に闘う訓練をさせないようにしている。そこでハーマイオニーはこの科目を自習する事にして・・・(全3項目)

3-1.ホッグズ・ヘッドにて
事の始まりはハリー4年生の学期末です。三大魔法学校対抗試合の最終課題が行われた日にヴォルデモート卿が復活しました。優勝杯は「移動キー」でした。ハリーとセドリック・ディゴリーは見知らぬ所に連れて行かれました。

セドリックは殺害されそしてハリーはヴォルデモートの復活を見届けた後セドリックの亡骸と共に命からがらホグワーツに戻って来ました。しかし魔法大臣コーネリウス・ファッジはその事実を受け入れようとはしませんでした。

ハリーたちが5年生になると魔法省からドローレス・アンブリッジという上級次官が派遣されて「闇の魔術に対する防衛術」の教師になりました。アンブリッジは僕たちに魔法を使わせずつまらない教科書を読ませているだけだ。

ハリーとロンがこう言うとシリウスは「それで辻褄が合う」と言いました。何でも魔法省内部からの情報によればファッジは君たちつまりはホグワーツの生徒に闘う訓練をさせたくないのだそうです。一体いかなる理由なのか?

それはダンブルドアが私設軍団を組織して魔法省と抗争するつもりだとそう考えているからなんだそうです。ファッジは「ダンブルドアは権力を握るためにはあらゆる手段を取る」と考え日に日に被害妄想になっているそうです。

アンブリッジがホグワーツにいて「闇の魔術に対する防衛術」の教職に留まっている限り私たちはこの科目の勉強をちゃんとする事など到底望めない。そこでハーマイオニーはこの科目を自習しようと言い出したというわけです。

そして何とハリーが教えるべきだとも言い出したのです。そこで10月最初の週末はホグズミード行きが許可されているので関心がある人は集まって討論をしてみたらどうかしらとハーマイオニーはハリーに言ったというわけです。

討論の場にハーマイオニーが選んだのは「ホッグズ・ヘッド」でした。そこにはハリーたち3人の他には総勢25人もの生徒が押し寄せました。そこにはハンナ・アボットにジャスティン・フィンチ・フレッチリーと共に・・・

アーニー・マクミランもやって来たのでした。

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今月5月はハッフルパフ寮の寮監のスプラウト先生の誕生月という事でそれに関連して今週はアーニー・マクミランを取り上げる事にしました。ハリーがパーセルマウスつまり蛇語使いという事で当初はハリーが一連の襲撃事件の犯人なのではと疑っていたのですが・・・(全3項目)

3-1.図書室にて
今学期ホグワーツでは世にも恐ろしい事が起きるよう罠が仕掛けられている。屋敷しもべ妖精のドビーはハリーにそう警告をしました。ドビーの言う通りで10月31日に管理人フィルチの飼い猫ミセス・ノリスが犠牲になりました。

さらにはクィディッチの開幕戦グリフィンドール対スリザリンが行われた日の夜には1年生のコリン・クリービーが襲われました。ところが1つの出来事がきっかけになってハリーがその犯人なのではと疑われる事となりました。

それは今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギロデロイ・ロックハートが開催した「決闘クラブ」でハリーが蛇語を話す事が明らかになったからです。アーニー・マクミランはハリーが犯人だと確信をしていました。

ハリーはドラコ・マルフォイが創った蛇がジャスティン・フィンチ・フレッチリーを襲いそうになっている所を助けました。その際に蛇語を話したのです。でも傍目から見るとハリーは蛇をけしかけているように見えたそうです。

明日「薬草学」の授業でジャスティンに会う。その時に自分は攻撃を止めさせたんだと説明すればいい。ハリーがそう思っていたら前夜から降り出した雪が大吹雪になったため「薬草学」の授業は休講になってしまったのでした。

スプラウト先生がマンドレイクに靴下を履かせマフラーを巻く作業をしなければならなかったからです。厄介な作業なので他の誰にも任せられないのだそうです。ハリーは休講になってしまった事で苛立ちを募らせていました。

「そんなに気になるんだったらこっちからジャスティンを探しに行けばいいんじゃない」

ハーマイオニーにこう言われてハリーはジャスティンを探すために談話室を出ました。ジャスティンは授業の遅れを取り戻そうとして図書室にいるかもしれない。そう考えたハリーは図書室をチェックしてみる事にしたのでした。

ハリーの予想通り「薬草学」の授業で一緒になるはずだったハッフルパフ生たちがいました。しかし勉強をしている様子ではありませんでした。しかも話の内容を聞いてみるとどうやらそこにジャスティンはいないようでした。

そこにアーニー・マクミランがいたのです。

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4年生最初の「薬草学」の授業でハリーは腫れ草ことブボチューバーという植物の膿を搾って瓶に集める作業をしました。しかしこのブボチューバーは今週前半に取り上げたマンドレイクとは違って悪用される事になってしまったのでした。それはハーマイオニーに対して・・・(全3項目)

3-1.リータ・スキーターの報復
この腫れ草ことブボチューバーの膿は原液のままだと皮膚に変な害を与える事になるので搾って瓶に集める時にはドラゴン革の手袋をして行いなさい。学期最初の授業で教えるのに当たってスプラウト先生はこう言ったのでした。

ところがハーマイオニーは実際にそれを経験する事になってしまったのでした。事のきっかけは「日刊予言者新聞」の記者リータ・スキーターがアーサー・ウィーズリー氏を皮切りに身近な人物を次々に血祭りに上げた事でした。

アーサー氏とハリーに続いてスキーターの犠牲者になったのはハグリッドでした。母親が巨人だと予言者新聞に暴露されたのです。ハリーたち3人とスキーターはホグズミードのパブ「三本の箒」で出くわす事になったのでした。

ハーマイオニーは激高してスキーターに「あなたって最低の女よ」などと言い放って店を飛び出しました。その足でハリーとロンを引き連れハグリッドの小屋に行き居合わせたダンブルドア校長と共にハグリッドを説得しました。

ハグリッドは週明けの月曜日から「魔法生物飼育学」の教職に復帰する事になりました。それはそれで良かったのですがロンの「きっと次は君を狙うぜ」という懸念は的中して今度はハーマイオニーが標的にされてしまいました。

ハーマイオニーの記事は予言者新聞ではなくて「週刊魔女」という雑誌に掲載されました。スリザリン生のパンジー・パーキンソンが「魔法薬学」の授業前にこの雑誌をハーマイオニーに投げてよこして読ませたというわけです。

ハーマイオニーがこの記事を読めば動揺するだろうと期待しての事だったんでしょうね。しかしハーマイオニーは「この程度なら衰えたもの」とか「馬鹿馬鹿しいの一言だわ」などと言ってこの記事を一笑に付してみせたのです。

ところがそれだけでは済みませんでした。

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4年生最初の「薬草学」の授業でハリーが取り組んだのは腫れ草ブボチューバーという植物の膿を搾って集める事でした。何でもスプラウト先生が言うには頑固なニキビに素晴らしい効き目があるとの事でした。これでとんでもない事をする生徒が現れなくなるんだそうです。(全3項目)

3-1.心配事もお預けに
3年生の学期末ハリーには大きな収穫がありました。自分の命を狙っているとそう思っていたシリウス・ブラックは実はハリーの両親ポッター夫妻を裏切ったピーター・ペティグリューを追ってアズカバンから脱獄をしたんだ。

シリウスもそうだったのですがピーター・ペティグリューは未登録の「動物もどき」でネズミに変身します。そこでウィーズリー家にパーシーのペットのスキャバーズとして入り込みロンに下げ渡されてホグワーツにいたのです。

そして「日刊予言者新聞」に載ったウィーズリー一家の写真を見てシリウスはロンの肩の上にいるスキャバーズことピーター・ペティグリューを見つけたというわけなんですよね。つまりハリーの事を思っての脱獄だったのです。

ハリーにとって名付け親のシリウスという存在は本当の父親が戻って来る事の次に素晴らしい事でした。そんなシリウスにハリーは手紙を書いてヘドウィグに持たせました。ところが返事が来ないまま新学期を迎えたのでした。

ヘドウィグの身に何か起こったんじゃないだろうか?それともシリウスが手紙を受け取らなかったのか?野菜畑を通り第3号温室に辿り着くまでハリーはシリウスの心配ばかりをしていましたがその心配事もお預けになりました。

温室でスプラウト先生に今まで見た事もないような醜い植物を見せられたからです。微かにのたくるように動き1本1本にテラテラ光る大きな腫れ物がブツブツと噴き出してその腫れ物の中には液体のような物が詰まっています。

「ブボチューバー。腫れ草です」

植物というより真っ黒な太い大ナメクジが土を突き破って直立しているような感じのそれはこう呼ぶそうです。膿を搾って集めなければならない。するとシェーマス・フィネガンが気色悪そうに「えっ何を?」と訊き返しました。

「膿です。フィネガン。うみ」

シェーマスに訊かれてスプラウト先生はこう答えました。しかしとても貴重な物なんだそうです。無駄にしないようにして瓶に集めろとの事でした。原液のままだとこのブボチューバーの膿は皮膚に変な害を与えるのだそうです。

だからドラゴン革の手袋をして作業をせよとの事でした。

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マンドレイクの植え換え作業をスプラウト先生は1人ですんなりとやってしまいました。それに対してハリーを含めた2年生たちは4人がかりでやったのに苦心惨憺させられる事になりました。ところがさらに厄介な作業をする事になったのです。それは天候のせいでした。でもその苦労が報われて・・・(全3項目)

3-1.誰にも任せられない
こうして2年生になって最初の授業すなわち「薬草学」で初めて3号温室に足を踏み入れマンドレイクの植え換え作業をやったハリーだったのですが学期が始まる以前つまりは夏休み中から1つの懸念材料を抱えていたんですよね。

それは12才の誕生日に屋敷しもべ妖精のドビーがハリーの部屋にやって来て今学期ホグワーツにはそれはとても恐ろしい罠が仕掛けられているのでハリーは絶対に学校に戻ってはいけないとそう警告をされてしまったんですよね。

最初の事件は10月31日ハロウィンに起きました。何とハリーにロンとハーマイオニーが第1発見者になってしまいました。それはグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の「絶命日パーティ」の帰りでした。

石のように固まって松明の腕木に尻尾を絡ませてぶら下がっている管理人フィルチの飼い猫ミセス・ノリスを見つけたのです。ところがその犯人がハリーなのではと学校中から疑いの目を向けられる事になってしまったのでした。

きっかけはギルデロイ・ロックハートの主宰で行われた「決闘クラブ」でした。そこでハリーが蛇語を操る事が明らかになりハリーがスリザリンの継承者なのではとそう恐れられる事になったのでした。ところがその翌日でした。

ハリーはジャスティン・フィンチ・フレッチリーがドラコ・マルフォイが作り出した蛇に襲われそうになっているのを助けました。その際ハリーは蛇語を話しました。明日「薬草学」の授業があるからその時に説明をすればいい。

そう思っていたらクリスマス休暇前最後の「薬草学」の授業は休講になってしまいました。前夜降り出した雪が大吹雪になってスプラウト先生はマンドレイクに靴下を履かせマフラーを巻く作業をしなければならなくなりました。

厄介な作業なので他の誰にも任せられないのだそうです。特に今はミセス・ノリスにコリン・クリービーを蘇生させるためマンドレイクが一刻も早く育ってくれる事が重要でした。そしてその日新たな犠牲者が出てしまいました。

ジャスティン・フィンチ・フレッチリーに「ほとんど首なしニック」の2人でした。ハリーは再び第1発見者になりました。そのためその場に駆けつけたアーニー・マクミランからは「現行犯だ!」と言われてしまったのでした。

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今月しかも本日5月15日が誕生日という事で今週はスプラウト先生が「薬草学」の授業で取り上げた2つの植物について改めて振り返ってみる事にします。ハリーを含めたグリフィンドール生と合同で一緒になるハッフルパフ生が2年生の最初の授業でやったのはマンドレイクの植え換えでした。(全3項目)

3-1.2年生最初の授業で
ハリーを含めたグリフィンドール生とハッフルパフ生の2年生が合同で一緒に受ける「薬草学」はその学期の一番最初の授業でした。スプラウト先生が「今日は3号温室へ!」と言うと生徒からは興味津々の囁き声が流れました。

これまでは1号温室でしか授業がなかった。3号温室にはもっと不思議で危険な植物が植えられている。今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったギルデロイ・ロックハートに呼び止められたハリーだったのですが・・・

ハリーが温室に入りロンとハーマイオニーの間に立つとスプラウト先生は授業を始めました。待っていてくれたのです。スプラウト先生は温室の真ん中で架台を2つ並べた上に板を置いてベンチを作りその後ろに立っていました。

ベンチの上には色違いの耳当てが20個ほど並んでいます。スプラウト先生が「今日はマンドレイクの植え換えをやります。マンドレイクの特徴が判る人はいますか?」と言うと当然の如く一番にハーマイオニーが手を挙げました。

「マンドレイク。別名マンドラゴラは強力な回復薬です。姿形を変えられたり呪いをかけられたりした人を元の姿に戻すのに使われます」

ハーマイオニーがこう答えるとスプラウト先生は「大変よろしい。グリフィンドールに10点」と言い「マンドレイクは大抵の解毒剤の主成分になります。しかし危険な面もあります。誰かその理由が言える人は?」と言いました。

「マンドレイクの泣き声はそれを聞いた者にとって命取りになります」

再びハーマイオニーの手が挙がってこう答えました。するとスプラウト先生はグリフィンドールにもう10点を与えると「ここにあるマンドレイクはまだ非常に若い」と言いました。生徒はよく見ようとして一斉に前に詰めました。

ハリーは「特に変わった所はないじゃないか」と思いました。紫がかった緑色の小さな植物が百個ぐらい列を作って並んでいました。でもハリーにはハーマイオニーが言った命取りになるという泣き声の事など分りませんでした。

それはこの後に耳当てをしてから判ったんですよね。

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ハリーにとってその日はリトル・ウィンジングのマグノリア・クレセント通りに吸魂鬼が現れたりフィッグばあさんがスクイブの魔女だと判ったりと驚きの連続でした。ところがプリベット通り4番地に帰ってみるともっともっと驚く出来事が待ち受けていました。それは「吼えメール」が・・・(全3項目)

3-1.最後に届いたのが
「日刊予言者新聞」を発行している間抜けな連中は一体いつになったらヴォルデモート卿復活の記事を一面大見出しで載せるんだ?こう思ってハリーが日々苛立ちを募らせているとそんな事など吹き飛ぶような事が起きたのです。

信じ難い事にここリトル・ウィンジングのマグノリア・クレセント通りに吸魂鬼が現れてハリーとダドリーを襲ったのです。ハリーは吸魂鬼を追い払うため「守護霊の呪文」を使わなくてはならない状況に追い込まれたのでした。

そこにフィッグばあさんが姿を現しスクイブの魔女と聞かされてハリーは驚愕する事になりました。ところがプリベット通り4番地に帰ってみるとハリーをさらに驚かせるような出来事が待ち受けていたというわげなんですよね。

ハリーの元には次から次へとふくろうが手紙を届けて来ました。一通目は魔法省からでハリーがマグルの面前で「守護霊の呪文」を行使したのでホグワーツを退校になりハリーは杖を破壊されるであろうと通知をする手紙でした。

二通目はアーサー・ウィーズリー氏からで今ダンブルドアが魔法省に着いた。何とか収拾をつけようとしているのでプリベット通り4番地を離れるな。これ以上魔法を使っても杖を引き渡してもいけないと書かれていたのでした。

魔法を使わず杖の引き渡しを拒むなんてどうやったらいいんだ?ハリーがそう悩んでいるとバーノン叔父さんが「ダドリーに何をした?」と訊いて来ました。僕じゃない。やったのは吸魂鬼だとハリーが再三言っていると・・・

「魔法使いの監獄の看守だわ。アズカバンの」

ペチュニア叔母さんがこう言ってハリーは再び驚愕させられる事になりました。すると再び魔法省から手紙が届いて杖を破壊する決定は変更になりホグワーツ退校の件は8月12日に行われる懲戒尋問で決まると書かれていました。

そして問題の手紙はシリウスからの手紙のその後にバーノン叔父さんがハリーに「この家を出て行け!」と何度も言っている最中に届きました。宛て先は「プリベット通り4番地。キッチン。ペチュニア・ダーズリー様」でした。

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「あなたって最低の女よ。記事のためなら何にも気にしないのね。誰がどうなろうと」こう言い放ったハーマイオニーに対してリータ・スキーターは反撃に打って出て来たのでした。しかし女同士のこの対決はハーマイオニーのほうに軍配が上がったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.リータ・スキーターの暗躍
ハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行がクィディッチ・ワールドカップの観戦を終えて「隠れ穴」に帰宅すると「日刊予言者新聞」に「クィディッチ・ワールドカップでの恐怖」と題する記事が載っていました。

その記事には魔法省の役人が怪我人はいなかったと主張しそれ以上の情報提供を拒んで人々を失望させたとも書いてありました。実はその役人はアーサー氏の事で怪我人がなかったのも事実で他に伝える事などありませんでした。

そのアーサー氏に深い溜め息をつかせた記事を書いていたのがリータ・スキーターだったのでした。スキーターはさらに「魔法省またまた失態」と題する記事を載せアーサー氏の事を激しく非難して来たというわけなんですよね。

スキーターは三大魔法学校対抗試合の杖調べの儀式が行われた時に姿を現してハリーにインタビューをしました。ところがハリーが話してもいない事を勝手に捏造つまりでっち上げてこれも予言者新聞に載せたというわけです。

そんなスキーターが次に狙いを定めたのはハグリッドでした。ハリーとロンでさえもクリスマス・ダンスパーティの際にボーバトンの校長マダム・マクシームに話しているのを偶然聞いてハグリッドが半巨人だと知ったのです。

ところがスキーターはそれを記事にしたのです。自分たちにさえ隠していたのにハグリッドがスキーターに話すわけがない。スキーターは「透明マント」を被ってマダム・マクシームとの会話を盗み聞きしていたのかもしれない。

そんなハリーたち3人とスキーターは1月半ばにホグズミードの「三本の箒」で出くわしました。そしてハーマイオニーは「あなたって最低の女よ。記事のためなら何にも気にしないのね。誰がどうなろうと」と言ったのでした。

激高してハーマイオニーが「三本の箒」を出るとロンが「あいつきっと次は君を狙うぜ」と心配そうに低い声で言って来ました。そんなロンにハーマイオニーは「やるならやってみろだわ!」とそう言い切ってみせたのでした。

するとやはりという感じでロンの言う通りスキーターは反撃に打って出て来たというわけなんですよね。

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そうでなくともネビルにとって合言葉を覚えるのはいつも一苦労でした。ところが何と今度は合言葉を頻繁に変える門番が現れてしまったのです。そこでネビルが羊皮紙に合言葉を書き留めておいたらとんでもない災難が降りかかって来る事になってしまったのでした。(全3項目)

3-1.シリウス・ブラックが!
そもそもの事の発端は魔法界の監獄アズカバンからヴォルデモート卿の腹心の1人シリウス・ブラックが脱獄した事でした。シリウス・フラックはハリーの命を狙っていると言われていましたがとんでもない事件が発生しました。

10月31日のハロウィンの日にシリウス・ブラックがホグワーツに侵入しグリフィンドール寮の入口の門番を務める肖像画の「太った婦人(レディ)」を襲いナイフで切り裂いてズタズタにするという事件が起きてしまったのでした。

切り刻まれたレディに代わって門番を務める事になったのはカドガン卿でした。カドガン卿は誰彼構わず決闘を挑みましたしそうでなければとてつもなく複雑な合言葉を捻り出すのに余念がなく少なくとも1日に2回は変えました。

他に誰もいないの?こう訊くと監督生のパーシーからは「どの絵もこの仕事を嫌った」という答えが返って来ました。レディがあんな目に遭ってしまったため名乗り出る勇気があったのはカドガン卿1人だけだったんだそうです。

ネビルにとって合言葉を覚えるのはいつも一苦労でした。ところがカドガン卿は頻繁に合言葉を変えるのでネビルはそれを羊皮紙に書き留めて持ち歩いていました。ところが何故かそれをシリウス・ブラックが手に入れたのです。

シリウス・ブラックは今度はグリフィンドール寮に侵入を果たしハリーのいる寝室に入って来ました。幸い最初にナイフを振り上げたのがロンでロンが悲鳴を上げたのでシリウス・ブラックは逃げてハリーは無事だったのでした。

「誰ですか。今週の合言葉を書き出してその辺に放っておいた底抜けの愚か者は誰です?」

怒りと恐怖で声を震わせながらマクゴナガル先生がこう訊くと咳払い1つない静けさを破って小さな悲鳴を上げたのはネビルでした。頭のてっぺんから足の爪先まで震わせながらネビルはそろそろと手を挙げていたのでした。

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今週はこの「吼えメール」が届けられる場面を改めて振り返ってみる事にします。文字通り送り主の怒りが大爆発する手紙が来るため受け取った人の大方は恐怖に身を震わせるという事になるみたいですね。2年生の学期2日目に受け取ったのはロンでした。(全3項目)

3-1.ウィーズリーおばさんからロンへ
屋敷しもべ妖精のドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口を塞いだためハリーとロンはホグワーツ特急に乗り損ねる事態になってしまいました。そこでロンの発案で空飛ぶフォード・アングリアで学校に向かいました。

ところが車を浮上させる際にほんの一瞬の間だけ透明ブースターが不具合を起こして車が姿を現してしまいました。それをマグルが目撃してその事が「夕刊予言者新聞」に掲載されてハリーとロンは退学の瀬戸際に立たされました。

僕たちを退校になさるんでしょう?ロンがこう言うとダンブルドアは「今日というわけではない」と答えました。2人には警告しておかなければならないが今後またこのような事があれば退校になるとダンブルドアは言いました。

この時ダンブルドアはハリーとロンに「はっきりと言っておかねばのう」とも言いました。それは今晩2人の家族に手紙を書くとの事でした。ハリーにとってはそれを受け取るのがダーズリー夫妻なので何の問題もありません。

ここでロンが気にしたのが「グリフィンドールは減点されるのか?」という事です。僕たちが車に乗った時は学期はまだ始まっていなかった。だからグリフィンドールは減点されないのでは?マクゴナガル先生はこう答えました。

「グリフィンドールの減点はいたしません。ただし2人とも罰則を受ける事になります」

ハリーにとってこれは思っていたよりマシな結果でした。ところがその翌日にはロンの元に母親のウィーズリーおばさんから「吼えメール」が届けられたのです。それがためにハリーもまたひどく打ちのめされる事になりました。

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フレッドとジョージが悪戯専門店を開業する事は母親のウィーズリーおばさんやハーマイオニーは反対でしたがロンは最初から賛成をしていました。そしてロンはダイアゴン横丁に開店した2人の店にようやく行く事ができたのですが・・・(全3項目)

3-1.ウィーズリー・ウィザード・ウィーズに
こうしてハリーが三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを開業資金として提供したためフレッドとジョージはダイアゴン横丁に自分たちの店舗ウィーズリー・ウィザード・ウィーズを開店する事ができたというわけです。

2人の店の話題は夏休みに入って二週間後にダンブルドアがハリーを迎えにプリベット通り4番地にやって来て「隠れ穴」に入った直後に母親のウィーズリーおばさんの口から出ました。2人の店はどうやら繁盛しているようです。

真夜中に到着したハリーにおばさんがフレッドとジョージの部屋で寝るようにと言ったのでハリーが「2人はどこに?」と訊くとフレッドとジョージはとっても忙しいのでお店の上のアパートで寝起きをしているとの事でした。

おばさんも2人には商才があるとハリーに言いました。朝ハリーが起こされた時にロンにそう言うとロンに言わせれば「商才がある」だけでは言い足りないとの事でした。ガリオン金貨をざっくざっくと掻き集めているそうです。

しかしロンもまだフレッドとジョージの店に行っていないのだそうです。先学期末にヴォルデモート卿復活の記事が「日刊予言者新聞」に掲載されて公になったためおばさんが用心をしてアーサー氏が一緒でなければ行かない。

そう言っているんだそうです。ところがアーサー氏も魔法大臣が代わった途端に新設された局の局長になり10名の部下を持つ事になったため忙しいとの事でした。でもフレッドとジョージの店は凄いみたいだとロンは言うのです。

しかしどうしてもダイアゴン横丁に行かなくてはならなくなりました。8月1日に学校から手紙が届いて教科書を買いにダイアゴン横丁に行く必要に迫られたからです。こうしてようやくロンは2人の店に行く事ができたのでした。

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ホグワーツでは5年生になると各寮の生徒から男女1人ずつが監督生に任命されます。ハーマイオニーは当然というわけです。ところが何とグリフィンドールの男子のほうはハリーだという大方の予想は外れて何とロンだったのです。そしてロンはさらに学期が始まると・・・(全3項目)

3-1.5年生になって
ハリーにロンとハーマイオニーは5年生になりました。ホグワーツでは5年生になると各寮の生徒の中から男女それぞれ1名ずつ監督生に任命されます。そしてハーマイオニーがなるのだろうというのは衆目の一致する所でしょう。

それならグリフィンドールの男子のほうは一体誰になるのか?実は大方の人たちはハリーがなるものとそう考えていたようでした。それを含めた教科書リスト同封の手紙が学校から届いたのは今年は何と夏休み最終日の事でした。

「スリンクハードの本を指定したのは誰かって2人で考えてたんだ」

フレッドがハリーとロンにこう言って来ました。そのわけはダンブルドアが「闇の魔術に対する防衛術」の先生を見つけて来た事を意味するからなんだそうです。こう言うジョージにフレッドが「やっとこさだな」と言いました。

ハリーが「どういうこと?」と訊くとウィーズリー夫妻が言っていた。ダンブルドア校長は今年はこの科目の先生を探すのにとても苦労していたとそう聞いたんだそうです。この4年間に起きた事を考えれば当然というわけです。

1人は辞めさせられ1人は死んで1人は記憶がなくなり1人は9カ月もトランク詰めだった。ところがその時の事です。フレッドがロンに「どうかしたか?」と訊きました。ハリーが振り返るとロンは少し口を開け呆然としていました。

フレッドは「一体どうした?」と言うとロンの後ろに回り込み肩越しにロンに届いた学校からの手紙を読みました。すると何とフレッドも驚いたように口をパッと開けたのでした。そして目を丸くして「監督生?」と言ったのです。

ジョージも「監督生?」と繰り返してロンがもう片方の手に持っている封筒を奪って逆さまにしました。するとジョージの手の平に赤と金の監督生バッジが落ちて来たのです。ジョージは「まさか間違いだろう」と言いました。

正気でロンを監督生にする奴はいない。三大魔法学校対抗試合に優勝したのだからダンブルドアは絶対にハリーを選ぶと思った。ハリーが本命だと思ってた。それなら何故ハリーではなくてロンが監督生に選ばれたのだろうか?

ぶっ飛んだ事が色々あったのがマイナスになったのかもしれない。ハリーはあまりに色々トラブルを起こし過ぎた。だからハリーではなくロンが選ばれた。フレッドもジョージもロンの監督生任命には驚かされたというわけです。

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ロンはまね妖怪が変身するほど蜘蛛が苦手でした。そうなったのはフレッドのせいでした。そして4年生の時に三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまったハリーと袂を分かつ事になった時ロンが身を寄せたのはフレッドとジョージの所だったんですよね。(全3項目)

3-1.蜘蛛を苦手にしたのも
ハリーが学校に戻ると死ぬほど危険な目に遭う。ドビーはそう警告をしました。魔法界で定められた法律により屋敷しもべ妖精は仕えているご主人様の秘密を他言してはいけない事になっています。だからドビーは言えなかった。

ルシウス・マルフォイ氏の仕掛けた策略により「秘密の部屋」は50年ぶりに開かれ毒蛇の王バジリスクが活動を再開しました。ところがその事で実はロンが蜘蛛の事を大変苦手にしているという意外な事実が明らかになりました。

人間よりも早くバジリスクの活動再開を察知した城の中の蜘蛛たちは一斉に逃げ出しました。それを見て当時バジリスクの事など全く知らなかったハーマイオニーは「蜘蛛があんな風に行動するのを見た事ある?」と訊きました。

ハリーはないと答えた後にロンの意見を聞こうとしました。ところがロンは遥か彼方に立っていて逃げ出したいのを必死で堪えているようでした。ここでハリーとハーマイオニーは初めてこの事を知ったというわけなんですよね。

「どうしたんだい?」とハリーが訊くとロンは声を引きつらせ言葉を途切れがちにしながら自分は蜘蛛が好きじゃないとそう答えました。ハーマイオニーは驚いたようにロンを見ると「まあ知らなかったわ」と言ったのでした。

蜘蛛なんて魔法薬学の授業で何回も使った。ハーマイオニーがそう指摘をするとロンからは死んだ蜘蛛なら構わないんだという答えが返って来ました。蜘蛛のあの動き方が嫌なんだそうです。でも何故蜘蛛が苦手になったのか?

それはロンが3才の時の事だったんだそうです。ロンがフレッドのおもちゃの箒の柄を折ってしまった。その仕返しにフレッドはロンのテディ・ベアをとてつもなく大きい蜘蛛に変えてしまった。考えてみろとロンは言うのです。

熊の縫いぐるみを抱いていたら急に脚がニョキニョキと生えて来て熊が大きな蜘蛛になってしまったら?ロンは最後まで言う事すらできずに身震いをして言葉を途切れさせました。しかしハーマイオニーは笑いを堪えていました。

ロンが蜘蛛を怖がるようになったのはそういう事があったからでした。まね妖怪はロンの前では蜘蛛に変身をします。

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実は先週お届けするつもりだったのですが別の記事を挟み込んでしまったので5月になってしまいました。超ロングランの第6巻「謎のプリンス」のアルバス・ダンブルドアをやっていたので3月1日が誕生日のロンと4月1日が誕生日のフレッドとジョージのコラボ企画としてやって見る事にしました。(全3項目)

3-1.初めてのホグワーツ特急の旅で
先回の記事でもチラリと触れたようにハリーは初めてホグワーツ特急に乗る時に9と3/4番線に入る方法をウィーズリーおばさんに教えて貰いました。そして列車にトランクを載せるのをフレッドとジョージに手伝って貰いました。

ハリーはコンパートメントの窓際に座って一家のやり取りを聞いていました。おばさんが「ロンの面倒見てあげてね」と言うのに対しフレッドとジョージのどちらかが「心配御無用。僕たちに任せて」とそう答えていたのでした。

ここでハリーの話題が出ました。自分たちが9と3/4番線に入る前にそばにいた黒い髪の子がハリーだとフレッドが教えたのです。そして列車が走り出してカーブを曲がるとコンパートメントの扉が開きロンが入って来たのでした。

「自己紹介したっけ?僕たちフレッドとジョージ・ウィーズリーだ。こいつは弟のロン。じゃまた後でな」

こう言うとフレッドとジョージは出て行きました。ロンはハリーに君は本当にハリー・ポッターなのと訊いて来ました。ハリーが頷くとロンは2人がまたふざけていると思った。そして躊躇しながら額の傷の事を訊いたのでした。

ハリーが前髪を掻き上げ稲妻形の傷を見せるとロンは傷をじーっと見ました。君の家族はみんな魔法使いなの?ハリーがロンにこう訊いて家族の話題になりました。ここでハリーはロンが一家で6人目の入学だと聞いたのでした。

5人いる兄たちはみんな優秀で僕もそうだと期待されている。しかし自分が期待に応えるような事をしても同じ事をしただけだから大した事じゃないと言われてしまう。それに上に5人もいるのでお下がりばかりなのだそうです。

ロンは上着のポケットからネズミを引っ張り出しました。スキャバーズというんだそうです。寝てばかりで死んでいても見分けがつかない。昨日少しは面白くしてやろうとして黄色に変えようとした。でも呪文が効かなかった。

ロンは「やって見せようか」と言いトランクから杖を取り出しました。するとそこに新調したホグワーツのローブを着た女の子が入って来ました。それがハーマイオニー・グレンジャーだったのです。まさに運命の出会いでした。

「お陽さま、雛菊、溶ろけたバター。デブで間抜けなネズミを黄色に変えろ」

ロンはこう言うと杖を振りました。しかし何事も起こりません。ハーマイオニーは「その呪文間違ってないの?」と言い自己紹介をしてひとしきり話すと出て行きました。この呪文についてロンはハリーにこう言ったのでした。

「へぼ呪文め。ジョージから習ったんだ。ダメ呪文だってあいつは知ってたのに違いない」

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