ハリポタ通の館(やかた)
ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。
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あの人の名場面集~ネビル・ロングボトムの場合(4)(シリーズ最終回)
ダンブルドア軍団に参加して驚異の成長ぶりを遂げたネビルはおばあさんのオーガスタ夫人にもマクゴナガル先生にも認められて大いに自信を得たというわけです。ハリーにロンとハーマイオニーが学校に戻らなかった最終学年の年度にはリーダー格として頭角を現すようになりついには・・・(全3項目)

3-1.思わぬ所で
最終学年の年度になるとハリーは学校の外でそしてネビルは学校の中で反ヴォルデモート運動を押し進めるという事になりました。ハリーは学校の外でヴォルデモートの分霊箱を探し出して破壊をするという活動をしたのでした。

当然ロンとハーマイオニーも一緒というわけです。一方ネビルのほうはジニーにルーナと共に学校の中で抵抗運動を展開したのでした。そんな3人がした事の中で目立ったのが「グリフィンドールの剣」強奪作戦だったのでした。

ハリーの17才の誕生日7月31日に魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが「隠れ穴」にやって来てハリーにロンとハーマイオニーにアルバス・ダンブルドアの遺品を渡しました。ダンブルドア校長の遺言に基づいての事でした。

ところがその際にスクリムジョールは「グリフィンドールの剣」については重要な歴史的財産であり信頼できる文献によれば「それにふさわしいグリフィンドール生の前に現れる」という事なのでハリーだけの専有財産ではない。

だからたとえダンブルドアが遺言でハリーに譲ると言ってもそれはできないと渡すのを拒否したのです。そこで「本来ならハリーに渡すべき物」という事でネビルにジニーとルーナが剣を奪おうとして校長室に侵入したのでした。

ダンブルドアに代わって校長の座に就いていたスネイプは「グリフィンドールの剣」をグリンゴッツに送った。ところがそれが実は偽物だという事をハリーたちは偶然知ったのでした。そして思わぬ所で剣を手に入れたのでした。

それはグロスター州のディーンの森でした。そして話は飛びますがヴォルデモートの分霊箱の最後の隠し場所が「ホグワーツ」だと判りハリーは「ヴォルデモートより早く!」という事でホグズミードに向かったというわけです。

そこでハリーたちはアバーフォース・ダンブルドアに助けられました。ハリーはアバーフォースに言いました。僕たちはホグワーツに入らなければならないんだ。あなたが助けていただけないのなら自分たちで方法を見つけます。

「お前はどうすればよいか判っているね」

アバーフォースがこう言うと肖像画のアリアナが微笑んで後ろを向いて歩き始めました。肖像画に描かれた人が普通するように額縁の縁から出て行くのではなく背後に描かれた長いトンネルに入って行くようなそんな感じでした。

すると今度はアリアナがこちらに向かって歩いて来ました。近づくにつれて段々姿が大きくなって来ます。さっきと違ってアリアナよりも背の高い誰かが一緒でした。足を引きずりながら興奮した足取りでその人はやって来ます。

「君が来ると信じていた!僕は信じていた!ハリー!」

それがネビルだったのです。


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あの人の名場面集~ネビル・ロングボトムの場合(3)(4回シリーズ)
ネビルは心配していました。ふくろう試験の「変身術」の結果が合格はしたものの「可・A(まあまあ)」だったので6年生以降も続けられるかどうか分らなかったからです。そしてネビルの今度の懸念は杞憂には終わりませんでした。ところが寮監のマクゴナガル先生からは意外な反応が返って来ました。(全3項目)

3-1.新しい杖
魔法省の神秘部での死喰い人との戦いの最中にネビルは使っていた杖を壊してしまいました。それはかつては聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院しているお父さんの杖だったんだそうです。ネビルはその事でひどく恐れていました。

おばあさんの逆鱗に触れるのではとそう思ったからです。しかしそれは幸いネビルの杞憂に終わりました。その後の経過をハリーは新学期初日のホグワーツ特急内で聞く事になりました。背後で聞き覚えのある声がしたのでした。

ハリーが振り返るとそこにいたのはネビルとルーナでした。3人は空いているコンパートメントを見つけると中に入りました。ネビルは自分とルーナを指してハリーと一緒だからみんな僕たちの事まで見つめてると言いました。

「みんなが君たちを見つめてるのは君たちも魔法省にいたからだ。あそこでの僕たちのちょっとした冒険が日刊予言者新聞に書きまくられていたよ。君たちも見たはずだ」

ハリーがこう言うとネビルが新聞にあんなに書き立てられてばあちゃんが怒ると思った。ところが予想に反し大変喜んでくれたんだそうです。ネビルがようやくお父さんに恥じない魔法使いになり始めたと言ってくれたそうです。

おばあさんはネビルに新しい杖を買ってくれたのだそうです。ネビルは「見て!」と言うと杖を取り出しハリーに見せました。ネビルは得意気に「桜とユニコーンの毛」と言いました。オリバンダーが売った最後の1本だと思う。

何故ならネビルの杖を買ったその翌日にオリバンダー翁が行方不明になったからとの事でした。その後ハリーとネビルの間ではふくろう試験の話題になりました。ネビルの「変身術」の結果は「可・A(まあまあ)」で合格でした。

でも6年生の今学期に「変身術」を履修できるのだろうか?ネビルはそれを心配していました。ハリーはそれを「心ここにあらず」といった心持ちであまり聞いていませんでした。先学期の末にダンブルドアから聞いたからです。

トレローニー先生がした予言の「7月の末に生まれる赤子」には2人の候補がいた。それがハリーにもう1人はネビルだったのです。もしかしたら自分じゃなく目の前にいるネビルの額に稲妻形の傷が刻まれていたのかもしれない。

他にも様々な思いが交錯してハリーはついついぼんやりとしてしまったというわけなんですよね。


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あの人の名場面集~ネビル・ロングボトムの場合(2)(4回シリーズ)
ネビルは得意にしている「薬草学」の授業以外では失敗の連続で特に「魔法薬学」では魔法薬を煎じる大鍋を幾つも溶かしてしまう有り様でした。そんなネビルに大きな転機が訪れたのは5年生になってダンブルドア軍団に参加した事でした。そこでネビルは驚くべき成長ぶりを見せて・・・(全3項目)

3-1.急成長したネビル
ネビルは純血の魔法使いなのにハリーと同学年のグリフィンドール生の中で群を抜いて出来が悪く授業ではいつも失敗の連続でした。特に「魔法薬学」での失敗がひどく魔法薬を煎じる大鍋を幾つも溶かしてしまう有り様でした。

マクゴナガル先生も強い憂慮の念を抱いていました。ハリーたちが5年生になりふくろう試験の年を迎えるとマクゴナガル先生はハリーたちに練習に励み勉強をきちんとすれば全員が合格点を取れるとそう言ってみせたのでした。

ネビルが悲しげにちょっと信じられないという声を上げるとマクゴナガル先生はネビルに「ええあなたもです」と言って合格点を取れると言明しました。ネビルの場合は術に問題があるのではなく自信がないだけなんだそうです。

自信を持ちさえすればネビルはもっとちゃんと魔法がかけられるようになる。マクゴナガル先生が言うにはそういう事のようです。そんなネビルに大きな転機が訪れました。それはダンブルドア軍団に参加した事だったのでした。

教師役でリーダーのハリーを除く27人の中で群を抜く成長をしたのがネビルでした。練習中はほとんど口を利かずネビルは一心不乱にハリーが教えた数々の呪文の練習に取り組みました。もうとにかく怪我も事故も何のそのです。

クリスマス休暇明けにアズカバンから10人もの死喰い人が集団脱走したというニュースはネビルに不思議なちょっと驚くほどの変化をもたらしました。他の誰よりも一生懸命練習し上達ぶりがあまりに速くて戸惑うほどでした。

軽い呪いを撥ね返して襲った側を逆襲する「盾の呪文」を教えた時でした。ネビルより早くこの呪文を習得したのはハーマイオニーだけでした。そしてふくろう試験終了後には練習の成果を実戦で試すチャンスが訪れたのでした。


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あの人の名場面集~ネビル・ロングボトムの場合(1)(4回シリーズ)
実はふと気づいてみたらこの人の名場面集をやっていなかったので今週やる事にしました。ハリーたち3人にしてみれば「勇気を発揮する所を間違えている」といった感じで大いに困惑する事になりました。ところがそれが思ってもみなかった結果に繋がる事になったのです。(全3項目)

3-1.ハリーの決心
実を云うとハリーは11才の誕生日にグリンゴッツの713番金庫でハグリッドがそれをコートの奥深くに仕舞い込むのを見ていました。そしてホグワーツに入って2週目の木曜日の夜には立ち入り禁止の廊下に偶然入ったのでした。

そこには頭が3つもある巨大な犬がいました。ところが談話室に戻って来てからハーマイオニーが言うにはあの怪物犬は仕掛け扉の上に立っていた。何かを守っているに違いないとの事でした。それは「賢者の石」だったのです。

頭が3つある犬つまり三頭犬のフラッフィーはハグリッドが石を守るために去年ギリシャ人から買ったのをダンブルドアに貸したんだそうです。そしておとなしくする方法はハグリッドとダンブルドアしか知らないのだそうです。

ところが学期末試験終了後ハリーは急に思い立ちました。ハグリッドはドラゴンが欲しくて堪らなかった。それなのにいきなり見ず知らずの人が偶然ドラゴンの卵を持ってハグリッドの前に現れた。おかしいとそう思わないか?

そこでハグリッドを訪ねたら何とホグズミードのホッグズ・ヘッドでドラゴンの卵を譲ってくれた見ず知らずの人にフラッフィーなんて音楽をちょいと聞かせればすぐ眠ってしまうと教えてしまった事が判明したというわけです。

これは一大事だ。ダンブルドア校長先生に知らせないといけない。ところがハリーがそう言っている所にマクゴナガル先生が現れました。驚く事に何とダンブルドアはこの肝心な時に出かけていて学校を留守にしているそうです。

石が狙われるのは今夜に違いない。そこで3人は石を奪わせないために措置を施し始めました。しかし所詮は1年生の浅知恵でハリーもロンもハーマイオニーもすごすごと談話室に戻って来る事になってしまったというわけです。

そこでハリーは決心しました。こうなったらスネイプより先に「賢者の石」を手に入れるしかない。スネイプが手に入れたらヴォルデモートが戻って来てしまう。するとロンとハーマイオニーも一緒に行くと言ってくれたのです。

そんな3人の前に立ちはだかったのがネビルでした。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(8)(シリーズ最終回)
ヴォルデモート卿は開心術に長けている。スネイプに至っては「不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い」と最高級の賛美の言葉を贈っています。そしてその能力は生まれながらの先天的なものだったようです。しかし果たして他に類を見ないほど優秀なのでしょうか?(全3項目)

3-1.ヴォルデモート卿と開心術
ヴォルデモート卿は開心術に長けている。この事を知らない死喰い人はいません。昨日の記事でも触れたようにスネイプはヴォルデモートの事を「不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い」とこう評していますよね。

当サイトでは主人公のハリーにアルバス・ダンブルドアとリーマス・ルーピンそれにルーナ・ラブグッドの4人は開心術に長けているとそう指摘をしています。まずハリーについては当の本人にその自覚が全くないんですよね。

第7巻「死の秘宝」の最終章の19年後のハリーは自覚をしていたようです。そりゃもう19年も歳月が経っていますからね。おそらくはハーマイオニーあたりが指摘をしてハリーは自分が開心術に長けていると気づいたんでしょう。

アルバス・ダンブルドアについては他ならぬ開心術に長けているそのハリーが「見つめられるとレントゲンで心を透視しているようだ」と感じていてそこから「ダンブルドアは開心術に長けている」とそう推し量る事ができます。

リーマス・ルーピンについては今週の冒頭の記事で指摘した通りです。ハリーたち3人の心を開心術で見通し3人がダンブルドアから託されたその使命がヴォルデモートの分霊箱を探し出し破壊をする事だと知ったというわけです。

ルーナも開心術に長けているとコメントでそう指摘をされました。そこで当サイトでは一週間に渡って取り上げました。私が思うのにはルーナはかなり早い段階で自身が開心術に長けている事を自覚していたとそう思いますね。

ここで1つ開心術に長けている人たちに共通している事は自身がそうだという事を口にしている人がほとんどいないという点です。ダンブルドアは口にしています。しかしその言い方は相当に謙遜しながら言っているんですよね。

それは自分が開心術に長けている事をはっきりと表明してしまうと「今も自分の心を覗き込まれているのでは?」と多くの人が思ってしまう。だからこの人とはなるべく同じ部屋にはいたくない。そう思われてしまうからです。

誰だって決して他人に知られたくない秘密を心の内に抱えていますからね。だから通常開心術に長けている人はその事を明らかにはしないのです。しかしヴォルデモートは自分が開心術に長けている事を明らかにしていますよね。

その目的は明らかにする事で自分に嘘は通じない。そうする事で配下の死喰い人たちに嘘をつかせないようにしているというわけです。しかし唯一の例外は閉心術に長けているセブルス・スネイプその人というわけなんですよね。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(7)(8回シリーズ)
セブルス・スネイプは優秀な閉心術士だ。この事をダンブルドア側の人たちはみんなが知っていました。しかしヴォルデモート卿を筆頭に闇の陣営の人々はこの事を全く知りませんでした。だから他の死喰い人なら到底考えられないような大胆不敵な行動をスネイプは取る事ができたのです。(全3項目)

3-1.セブルス・スネイプと閉心術、その1
セブルス・スネイプは優秀な閉心術士だ。ハリーは閉心術という魔法を学ぶためにスネイプの課外授業を受けるのに当たってリーマス・ルーピンからこう言われました。だからこちら側の人たちはみんながその事を知っています。

こちら側の人たちというのはつまり不死鳥の騎士団のメンバーすなわちダンブルドア側の人間という事です。それに対してヴォルデモート側つまり自分たちの事を死喰い人と呼ぶ闇の陣営の人たちはこの事を誰も知りませんよね。

ヴォルデモート卿がドラコ・マルフォイにアルバス・ダンブルドアの殺害を命じると息子ドラコの事を心配した母親のナルシッサはドラコの事を助けて欲しいと懇願するためにスピナーズ・エンドのスネイプの自宅を訪ねました。

そこには姉のベラトリックス・レストレンジも従いて来ました。それはあの男は信用できないからダンブルドア殺害計画を話してはいけない。それにそもそも他言は一切許されていないのだから行ってもいけないという事でした。

「あの方が間違っていると思うのか?それとも我輩が上手く騙したとでも?不世出の開心術の達人である最も偉大なる魔法使い闇の帝王に一杯食わせたとでも?」

スネイプ本人に向かって堂々と「信用できない」と言い放ったベラトリックス・レストレンジでしたがスネイプがこう反論すると返す言葉が見つからず黙り込んでしまいました。つまりだからこういう事というわけなんですよね。

闇の陣営にはヴォルデモート以外に開心術に長けている人物が1人もいない。だからスネイプの嘘を見破る事のできる人が全くいない。これは闇の陣営の人々とヴォルデモートにとってはとてつもなく不幸な事だったんですよね。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(6)(8回シリーズ)
スネイプと課外授業なんて自分はどうしてそんな目に遭わなくてはならないんだ?ハリーがそう思ったのに対してハーマイオニーはハリーがスネイプから閉心術を学ぶ事を全面的に支持しました。そのため課外授業が打ち切られた時にはハリーを激しく責め立てる事になったのでした。(全3項目)

3-1.ハーマイオニーと閉心術、その1
スネイプがグリモールド・プレイス12番地にハリーを訪ねてやって来た時にその場にいたのはシリウスだけでした。そしてその直後には聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院していたアーサー・ウィーズリー氏が退院して来たのでした。

「ダンブルドアはあなたがヴォルデモートの夢を見なくなるようにしたいんだわ。まあねそんな夢。見なくても困る事はないでしょ?」

そこでハリーが夜の晩餐の席でロンとハーマイオニーに話すとハーマイオニーのほうからはこんな言葉が返って来ました。それに対しロンは「スネイプと課外授業?僕なら悪夢のほうがましだ!」と感想を述べたというわけです。

スネイプはハリーにクリスマス休暇明けから閉心術を学べと告げた際に閉心術の事を「世に知られていない魔法」だと説明しました。つまりこの閉心術という魔法は一般的ではなく魔法界でもあまり知られていないようですね。

ハリーとロンが知らない事でもハーマイオニーは大量の本を読んでいるので知っているという事はよくあります。でも残念ながらさすがのハーマイオニーも閉心術という魔法があったという事は知らずこれが初耳だったようです。

ハーマイオニーとてマグル生まれですからやはり「知らない事は何もない」というわけではありません。少なくとも3年生になった直後ハーマイオニーは吸魂鬼を追い払うための「守護霊の呪文」という魔法を知りませんでした。

「そしたら先生が何かブツブツ唱えて吸魂鬼に向かって何か銀色のものが杖から飛び出して」

学期初日にホグワーツ特急に吸魂鬼が入って来てルーピン先生は杖先から守護霊を出して吸魂鬼を追い払いました。その時の様子をハーマイオニーはこう説明しました。だからこの時ハーマイオニーはこの魔法の事を知らなかった。

同様に閉心術の事もあまり知らなかったのです。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(5)(8回シリーズ)
先週は「ハリーはいかにして閉心術を自分のものにしたのか?」について紹介して来ました。今週は個々の登場人物と閉心術に開心術との関係について考えてみる事にします。まず今日はリーマス・ルーピンとこの2つの魔法との関係について取り上げてみたいと思います。(全3項目)

3-1.リーマス・ルーピンと閉心術、その1
ハリーが閉心術を覚えるためにスネイプの課外授業を受けるのに当たってグリモールド・プレイス12番地からホグワーツまで付き添ったルーピンはハリーにこう言って励ましの言葉をかけ奮起を促したというわけなんですよね。

「君がスネイプを嫌っているのは知っている。だがあの人は優秀な閉心術士だ。それに私たち全員がシリウスも含めて君が身を護る術を学んで欲しいと思っている。だから頑張るんだ。いいね?」

ハリーがアンブリッジの部屋の暖炉を使ってシリウスと話した時にはルーピンもその場にいました。ハリーにとっては意外な事にルーピンは課外授業を再開するようにと厳しく言い渡して来てハリーは驚かされる事になりました。

しかし夏休みに入って二週間後にプリベット通り4番地にハリーを迎えに来たダンブルドアが「ぴったり当て嵌まる言葉は大しくじりじゃろう」と言ってスネイプの課外授業はもう受けたなくてもいいと言ってくれたのでした。

それは自分の役目だと言っていたのでルーピンはスネイプに課外授業を再開しろと言っていたようです。でも多分ダンブルドアが「もはやその必要はない」と言ったんでしょうね。だからルーピンの説得も終了したんでしょう。

何故ルーピンはスネイプが優秀な閉心術士だとハリーに言う事ができたのか?それはルーピンが極めて優秀な開心術士だからだというわけです。そしてルーピンもまた閉心術を完璧に覚えていて役に立てているというわけです。

一体どのように役立てているのかというと・・・


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改めて「閉心術」と「開心術」について(4)(8回シリーズ)
6年生になるとハリーは他の事で忙しくなり閉心術については全く進展はありませんでした。そしてついにハリーは閉心術を完璧に自分のものにしました。しかしそれはハリーが思ってもみなかった形で大きな犠牲と引き換えという事になってしまったのでした。(全3項目)

3-1.大きな犠牲と引き換えに
それから1年半というものはハリーの閉心術は全く進展がありませんでした。その理由はダンブルドアの個人教授を受け6年生になって毎日試験を受けるような勉強をするために時間を取れられてそれ所ではなかったからでした。

学期末にダンブルドアが死んでハリーは新たな使命を課せられる事になりました。4つある分霊箱を探し出し破壊しなければヴォルデモートを真に滅ぼす事はできない。この事にエネルギーを注がなくてはならなかったからです。

そしてその日は突然やって来ました。ハリーにロンとハーマイオニーは狼人間のフェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まってディーン・トーマスに小鬼のグリップフックと共にマルフォイの館に連行されました。

しかし収穫があったのです。その場に姿を現したベラトリックス・レストレンジの心を開心術で見抜きハリーはグリンゴッツのレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分霊箱が隠されている事を知ったというわけなんですよね。

その一方で失ったものもありました。ハリーたちを助けに来た屋敷しもべ妖精のドビーがベラトリックス・レストレンジに殺害されてしまったのです。ハリーは同じ悪夢に二度引き込まれたようなそんな気持ちだったのでした。

まるでホグワーツの天文台塔の下でダンブルドアの亡骸の傍らにひざまずいているようなそんな気持ちでした。ドビーはもうハリーの手の届かない所へ行ってしまいました。それでもなおハリーはドビーの名前を呼んでいました。

しかしこの日ハリーは閉心術を自分のものにしたのです。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(3)(8回シリーズ)
ハリーはなかなか閉心術を覚える事ができませんでした。そしてついにその日がやって来てしまいました。スネイプが課外授業を打ち切ったのです。そして課外授業が終了した理由をハーマイオニーに説明するのにもハリーは大変苦労を強いられる事になったのでした。(全3項目)

3-1.挙句の果てには
そしてついにその日がやって来てしまいました。ハリーとスネイプが向かい合って訓練を始めようとしたその時に部屋の扉が開いてドラコ・マルフォイが走り込んで来ました。行方不明になっていたモンタギューが見つかった。

5階のトイレに詰まっていたんだそうです。スネイプが「どうやってそんな所に?」と訊くとマルフォイは「分りません。モンタギューはい少し混乱しています」と答えました。そのため今日の授業は仕切り直しになりました。

スネイプは向きを変えると部屋から出て行きました。ところが扉の所まで来たその時でした。ハリーはちらちらと灯りが踊っているのが目に入りました。それは「憂いの篩」から射していました。スネイプの想いが渦巻いている。

ハリーは「憂いの篩」をじっと見ました。好奇心が湧き上がって来ます。スネイプが「憂いの篩」に隠してまで自分に見せたくなかったのは一体何だろう?もしかしたらそれは「神秘部」についての情報なのではないだろうか?

ハリーは背後を見ました。心臓がこれまで以上に強く速く鼓動をしています。スネイプがモンタギューをトイレから助け出すのにどのくらいかかるだろうか?モンタギューはクィディッチのスリザリン・チームのキャプテンだ。

だからモンタギューが大丈夫だという事を確かめたいだろうから医務室に行くに違いない。そう見込んでハリーは「憂いの篩」の中のスネイプの記憶を覗き込んでしまいました。そこにスネイプが戻って来てしまったのでした。

こうしてスネイプの課外授業はハリーが閉心術を習得する事なく打ち切りになってしまったのでした。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(2)(8回シリーズ)
何故ハリーは閉心術を学ばなくてはならないのか?その理由の説明が終わっていよいよ訓練という事になりました。しかしハリーは怒りを制御する事ができず何度もスネイプの侵入を許してしまいました。その後の進捗状況も双方にとって極めて残念な事に芳しくありませんでした。(全3項目)

3-1.最初の訓練
スネイプは杖を取り出すとこめかみに当てて記憶を引っ張り出して目の前にある「憂いの篩」に落としました。それから自分のした事を一言も説明せずに「憂いの篩」を慎重に持ち上げて邪魔にならないように棚に片付けました。

「立てポッター。そして杖を取れ」

スネイプにこう言われてハリーは落ち着かない気持ちで立ち上がりました。2人は机を挟んで向かい合いました。杖を使い我輩を武装解除するもよし思いつく限りの方法で防御するもよしとスネイプはハリーに告げたのでした。

「それで先生は何をするんですか?」ハリーがこう訊くとスネイプは「君の心に押し入ろうとする所だ」と静かに答えました。君がどの程度抵抗できるかやってみよう。君が「服従の呪い」に抵抗する力を見せた事は聞いている。

これにも同じような力が必要だという事が判るだろう。構えるのだ。行くぞ。こう言うとスネイプは「開心!レジミレンス!」と呪文を唱えました。ハリーが抵抗力を奮い起こしもせず準備もできない内に訓練は始まりました。

目の前の部屋が揺れるように回ると消えました。切れ切れの映画のように画面が次々と心を過りました。しかし決して他人には見せたくない記憶が近づいて来たのでハリーは見せてはなるものかと必死に自分に言い聞かせました。

見せないぞ。見せるもんか。これは秘密だ。

ハリーは膝に鋭い痛みを感じました。部屋が再び見えて来ました。気がつくとハリーは床に膝をついていました。ハリーはスネイプを入り込ませ過ぎたそうです。そのため制御力を失ったんだそうです。これが最初の訓練でした。

初めてにしてはまあ悪くなかった。ハリーは大声を上げて時間とエネルギーを無駄にしたものの最終的には何とか我輩を阻止できた。これが最初の訓練を終えてのスネイプのハリーに対する評価だったというわけなんですよね。


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改めて「閉心術」と「開心術」について(1)(8回シリーズ)
今週と来週の二週間に渡ってこの「閉心術」と「開心術」という相反する魔法について改めて考えてみる事にします。ハリーがこの2つの魔法の存在を知ったのは5年生の時にダンブルドア校長の肝煎りで「閉心術」を学ぶ事になったからでした。(全3項目)

3-1.改めて「閉心術」と「開心術」という魔法について
相手の心を覗き見る事のできる「開心術」に対して逆に覗き込まれないよう自分の心を防御する「閉心術」という事で2つは相反する魔法という事になります。そして「閉心術」については覚える個人の性格が大きく影響します。

以前にも言ったように閉心術は嘘をつくのが上手な人ほど早く習得する事ができる。その逆に嘘をつくのが下手な人はなかなか習得できない。その事が顕著な人ほど覚えるのに非常に苦労をしてしまうという事になるんですよね。

ハリーポッター・シリーズで嘘をつくのが上手い人と云えばヴォルデモート卿にセブルス・スネイプとドラコ・マルフォイの3人がその代表格という事になります。3人ともそれはそれはもうとても嘘をつくのが上手なんですよね。

ダンブルドアは「変身術」の教師として後にヴォルデモート卿と呼ばれる事になるトム・リドルを生徒として7年間教え見守っても来ました。リドルは傍目には何らの傲慢さも攻撃性も見せず礼儀正しくて物静かな生徒だった。

ところがその裏では夏休み中にリトル・ハングルトンを訪ねて父親と祖父母を殺害し伯父のモーフィン・ゴーントに濡れ衣を着せたり「秘密の部屋」を開いて女子生徒1人を死なせハグリッドにその罪を着せて退学に追い込んだ。

セブルス・スネイプは閉心術を殊更強固に習得しました。そのため開心術に長けているヴォルデモート卿でさえもスネイプの嘘を見抜く事は最後までできなかった。ドラコ・マルフォイもまた先週ご紹介した通りというわけです。

3人とも表向きは自分は嘘など全くついていませんと平静を装いおくびにも出さない。つらつらと真顔で嘘を話す事ができる。なので3人とも至極簡単に閉心術を覚えられた。ドラコ・マルフォイは夏休み中に覚えてしまった。

何せ教わったのがお尋ね者のベラトリックス・レストレンジでしたからね。学期が始まってしまうと学校に来て教えるなどという事はできないというわけです。そしてハリーは嘘をつくのがそれはそれはもう下手なんですよね。

嘘をつくと態度や素振りあるいはしゃべり口調に自分は嘘をついていますというのが表れてしまう。ムキになったり相手の目を直視できなくなったりしてしまう。だからハリーは閉心術を覚えるのにひどく苦労してしまいました。


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ドラコ・マルフォイの嘘「傑作選」~嘘で塗り固められた人生(4)(シリーズ最終回)
ドラコ・マルフォイは一体何のために1人でボージン・アンド・バークスに行ったのか?何かを直したがっていた。何かを売るなと言っていた。それらを含めた全ての真相が明らかになったのはハリーとダンブルドアがヴォルデモートの分霊箱を取って学校に戻って来た時の事でした。(全3項目)

3-1.ホラス・スラグホーンのクリスマス・パーティで
何故ドラコ・マルフォイはわざわざ母親を撒いて1人で夜の闇横丁のボージン・アンド・バークスに行ったのか?あの日を境にこの疑問がハリーの脳裏から離れる事はありませんでした。それは学期が始まってからもでした。

その理由はハリーの懸念がさらに増すような行動をマルフォイが取ったからです。ホグワーツ特急で来年自分は学校に戻らないかもしれないと言ってみたりクィディッチの試合を欠場して代理を立てるなどという事もありました。

他にも2人の女の子を引き連れ城内をうろついている所に遭遇したりもしました。そしてハリーは今学期「魔法薬学」の教師としてホグワーツの教壇に復帰したホラス・スラグホーンのクリスマス・パーティでも出くわしました。

マルフォイはスラグホーンのクリスマス・パーティには招待されてはいませんでした。ところがそのマルフォイをフィルチが連れて来てパーティに招かれたが出かけるのが遅れたと主張しているとスラグホーンに訴えたのでした。

「ああ僕は招かれていないとも!勝手に押しかけようとしていたんだ。これで満足したか?」

マルフォイが怒ったようにこう言うとフィルチは「何が満足なものか!」と言いながら顔に歓喜の色を浮かべていました。マルフォイが夜に校内をうろついていたので罰則を言い渡す絶好のチャンスが訪れたからなんですよね。

しかしスラグホーンはクリスマス・パーティに来たいというマルフォイの気持ちは判ると言って許してしまいました。するとその場に居合わせたスネイプがマルフォイに突然「話がある」と言い2人は部屋を出て行ったのでした。

ハリーは「透明マント」を被って2人を追いました。


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ドラコ・マルフォイの嘘「傑作選」~嘘で塗り固められた人生(3)(4回シリーズ)
三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンをハリーが丸ごと出資してフレッドとジョージはダイアゴン横丁に悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズを開店させました。ところが初めて店に行った際に母親を撒いて1人で店の前を通り過ぎて行くマルフォイを追ってみたら・・・(全3項目)

3-1.ウィーズリー・ウィザード・ウィーズにて
「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズって何なの?」ハリーがこの質問をしたのはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦するために2年ぶりに「隠れ穴」を訪れた時でした。ロンとジニーがこう説明してくれました。

ウィーズリーおばさんがフレッドとジョージの部屋を掃除していたら2人が発明した物のリストが出て来たんだそうです。それをきっかけに大論争が始まりフレッドとジョージは「悪戯専門店がやりたい」と言ったのだそうです。

でもおばさんは2人は比較的学校の成績が良かったので商売なんて危ない事には手を出さず魔法省に就職して欲しいとそう希望をしていました。したがって2人が悪戯専門店を経営する事には反対だったというわけなんですよね。

しかしハリーはそれを手助けしました。4年生の学期末に帰りのホグワーツ特急内で三大魔法学校対抗試合の優勝賞金一千ガリオンを悪戯専門店の開業資金として提供しフレッドとジョージはダイアゴン横丁に店を出しました。

自分の意に反して開店した悪戯専門店が大繁盛して面白くないのか?ウィーズリーおばさんは夫のアーサー氏がヴォルデモート卿復活の余波で忙しい事もありフレッドとジョージの店になかなか足を運ぼうとはしませんでした。

けれども学校から教科書リスト同封の手紙が届いてしまったのでどうしてもダイアゴン横丁に行かなくてはならなくなりました。そのためロンにとっては「やっとだ!」という感じでようやく2人の店に行く事ができたのでした。

ところがそこでハリーにロンとハーマイオニーは思ってもみなかったものを見る事になりました。ドラコ・マルフォイが母親のナルシッサを撒いて1人でどこかに行く所を偶然見かけたのです。あいつは一体どこに行ったんだ?

ハリーが「透明マント」を取り出し3人はドラコ・マルフォイを追って店を出たのでした。


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3-1.初めての煙突飛行粉で
ハリーはホグワーツに入学してから初めて迎えた夏休みの後半をロン・ウィーズリーの自宅「隠れ穴」に滞在して過ごしました。昨日の記事でも言ったようにハリーは1才3ヵ月の時からマグルのダーズリー夫妻に育てられました。

そのため魔法使いの家で暮らすのは物心がついてからは「隠れ穴」が初めてでした。だから庭に庭小人がいたり鏡がしゃべったり屋根裏お化けがいたりとここで経験する事は全てが初体験ばかりで初めてづくしだったんですよね。

「さーて。お客様からどうぞ!ハリーお先にどうぞ!」

暖炉の前でウィーズリーおばさんが植木鉢を差し出しこう言うのでハリーは焦って「何すればいいの?」と訊きました。ここでようやくロンが気づいて家族一同に「ハリーは煙突飛行粉を使った事がないんだ」と言ったのでした。

するとアーサー氏が「一度も?じゃ去年はどうやってダイアゴン横丁まで学用品を買いに行ったのかね?」と訊いて来ました。昨年度ハリーはハグリッドが迎えにやって来てロンドンまでは地下鉄に乗って移動したんですよね。

地下鉄に乗りました。ハリーがこう答えるとマグル好きのアーサー氏は身を乗り出してエスカレーターの事を訊いて来ました。話があらぬ方向に行きそうになったのでおばさんがそれを遮りアーサー氏とハリーにこう言いました。

「アーサーその話は後にして。ハリー煙突飛行ってそれよりずっと速いのよ。だけど一度も使った事がないとはねぇ」

こう言うおばさんにフレッドが「ハリーは大丈夫だよ」と請合いました。まず自分たちがやって見せればいいというわけです。しかしハリーが迷子になっては困るとばかりにおばさんはハリーに色々と注意をしてくれたのでした。

はっきり発音しないと駄目とか間違いなく正しい火格子から出るとか魔法使いの暖炉は本当に色々あるからとか目を閉じろとも言いました。最後に1人残されたハリーは何だかんだを必死に頭に叩き込み暖炉の前に進み出ました。

そしてやっぱり迷子になりました。

出て来た所は?


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3-1.決闘の申し込み
事の始まりはハリーがホグワーツに入って2週目の木曜日に行われた初めての飛行訓練授業です。何せハリーは有名なので1才3ヵ月の時からマグルの夫婦に育てられた事は魔法界では知れ渡っていました。そこでというわけです。

ハリーは箒に乗った事がない。だからここで1つ恥をかかせてやろう。飛行訓練授業はグリフィンドールとスリザリンの合同で行われました。そこでドラコ・マルフォイはハリーにこう言って挑みかかって来たというわけです。

「ここまで取りに来いよポッター」

負傷して医務室に連れて行かれたネビルが残していった「思い出し玉」をハリーが返せと言うとマルフォイは箒に乗って飛び上がり高みから見下ろしてこう言いました。ところが恥をかいたのはマルフォイのほうだったのでした。

思いの他ハリーは箒に乗るのが上手くマルフォイは危うく突き落とされそうになりました。マルフォイは思い出し玉を放り投げてすごすごと地上に戻る羽目になりました。ところがそこにマクゴナガル先生が姿を現したのでした。

とうとうやってしまった。2週間も持たなかった。自分はホグワーツを退学になるんだとハリーは思いました。マルフォイもそう思ったようでクラッブとゴイルと3人で勝ち誇ったようにハリーを見ていました。ところがでした。

退学になると思ったらハリーはクィディッチのグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢されました。ハリーとロンが夕食を取っているとマルフォイが「最後の食事かい?」と声をかけて来ました。ハリーはこう答えました。

「地上ではやけに元気だね。小さなお友達もいるしね」

冷やかにこう言うハリーにマルフォイは今度は決闘を申し入れて来ました。僕1人でいつだって相手になろうじゃないか。ご所望なら今夜だっていい。ハリーとドラコ・マルフォイはトロフィー室で決闘する事になったのでした。

ところが・・・


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3-1.ホグズミードからの帰り道に
マクゴナガル先生が聖マンゴ魔法疾患障害病院を退院してホグワーツに帰って来たその日の「予言者新聞日曜版」にはヴォルデモート卿復活の記事が載りようやくその事が明らかになりました。その影響は多方面に及びました。

予言者新聞にはほぼ毎日のように失踪事件や奇妙な事故に死亡事件が報道されるようになりました。そしてヴォルデモートの復活が公になった事はダイアゴン横丁やホグズミードで営業している各店舗にも暗い影を落としました。

ハリーにハーマイオニーを含めたウィーズリー一家一行がダイアゴン横丁に行くと店主が行方不明になったフローリアン・フォーテスキューのアイスクリーム・パーラーの他にも窓に板を打ちつけ営業していない店がありました。

学期が始まり10月半ばになるとホグズミード行きの日がやって来ました。しかし寒かった上にゾンゴの悪戯専門店が営業しておらずハリーは「この遠足は楽しくない」とこの事で決まったように思いました。そして帰り道でした。

ハリーたちの前を行くケイティ・ベルと友達の声が風に運ばれハリーの耳に届いて来ました。暫くするとハリーはその声が叫ぶような大声になったのに気づきました。ケイティが手に持っている物を巡り2人が口論していました。

「リーアン。あなたには関係ないわ!」

リーアンがケイティの持っている包みを掴むとケイティが引っ張り返し包みが地面に落ちました。その瞬間ケイティが宙に浮きました。まるで飛び立つかのように優雅に両手を伸ばしていました。しかし何かがおかしいのです。

何かが不気味だ。両眼を閉じ虚ろな表情でした。やがて地上2メートルの空中でケイティが恐ろしい悲鳴を上げました。リーアンも悲鳴を上げケイティの足を掴んで地上に引き戻そうとしました。ハリーたちも駆け寄りました。

しかしみんなで足を掴んだ瞬間にケイティは4人の上に落下して来ました。ケイティがあまりに激しく身をよじるので到底抱き止めていられません。ハリーは「ここにいてくれ!助けを呼んで来る!」と言い学校に向かいました。

ケイティ・ベルはハグリッドが城に連れて行きました。


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クリスマス休暇の直前にアーサー・ウィーズリー氏が蛇のナギニに襲われて聖マンゴに入院する事態となりました。ところが学期終盤のふくろう試験の最中にも再び不死鳥の騎士団のメンバーが聖マンゴのお世話になる事となってしまったのでした。一体それは?(全3項目)

3-1.天文学のふくろう試験中に
ハリーがグリモールド・プレイス12番地に入った夜アーサー氏は今ハリーは不死鳥の騎士団の本部にいるのだからダンブルドアもある程度の情報を与える事を認めていると言ってハリーは騎士団の活動内容を聞く事になりました。

その説明の際にルーピンは不死鳥の騎士団は学校を卒業した成人の魔法使いだけで組織されている。したがってフレッドにジョージとさらにはハリーもまたメンバーに加わる事はできない。さらにはこうも言っていたんですよね。

君たちには考えも及ばないような危険が伴う。そしてその事はアーサー氏がヴォルデモートの蛇のナギニに襲われて瀕死の重傷になり聖マンゴ魔法疾患障害病院に入院をした事でまさにその通りだったと証明されてしまいました。

ところがその余波とも言うべき事で学期の終盤にも聖マンゴに入院する騎士団員が出てしまったのです。その事件はハリーたち3人を含めた5年生が真夜中にふくろう試験の「天文学」の実技試験に臨んでいる最中に起きました。

ハリーが目を凝らして暗い校庭を見るとアンブリッジが4人を従えて歩いているのが見えました。こんな真夜中に4人を引き連れてアンブリッジはどこに行く?誰もが抱く疑問です。5人が向かったのはハグリッドの小屋でした。

校庭に「バーン」と大音響がしたかと思うとハグリッドの小屋の扉が勢いよく開いて中から溢れ出る光でハグリッドの姿がはっきりと見えました。5人は一斉にハグリッドに赤い光線を発射させて失神をさせようとしていました。

「お辞めなさい!辞めるんです!何の理由があって攻撃するのです?何もしていないのに。こんな仕打ちを」

こう言うマクゴナガル先生に向かって4本もの「失神光線」が発射されました。一瞬マクゴナガル先生の体が輝き不気味な赤い光を発しました。そして体が撥ね上がりマクゴナガル先生は仰向けに落ちると動かなくなりました。

この後マクゴナガル先生は・・・


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