6年生の学期末にダンブルドア校長が死亡した事を受けてハリーはヴォルデモートの分霊箱を探し出す旅に出るために「学校に戻らない」と決意しました。ロンとハーマイオニーも同行すると言ってくれました。そこでハーマイオニーは旅に出る準備に取り掛かったのですが・・・(全3項目)

3-1.本の選り分け
6年生の学期末にダンブルドア校長が死亡しハリーはヴォルデモートの分霊箱を探す旅に出るために翌年度は学校に戻らないと決意しました。そこでロンとハーマイオニーもハリーに同行する事になったというわけなんですよね。

そこでハーマイオニーは早速準備を始めました。そんな準備の1つに自分が持っている夥しい数の本を持って行く本と持って行かない本の2つに選り分けるという作業がありました。ハリーが「隠れ穴」に入って3日目の事でした。

ハリーがロンの部屋に行くとハーマイオニーがその作業の真っ最中でした。その時ハーマイオニーは「数秘学と文法学」を一方の山に投げて「闇の魔術の盛衰」をもう一方の山に投げていました。そこにはロンもいたんですよね。

母親のウィーズリーおばさんに部屋の片付けをするように言われたのですが何もしていませんでした。そしてハーマイオニーが「怪物的な怪物の本」をロンの足に落としてしまうというアクシデントが起きたその直後の事でした。

「一体全体そんなに沢山の本をどうするつもりなんだ?」

本に足を噛まれてその足を引きずりながらベッドに戻りロンがこう訊くとハーマイオニーは「どの本を持って行くか決めているだけよ」と答えました。分霊箱を探す時に必要になりそうな本とそうでない本とに分けているのです。

「ああそうだった。移動図書館の車に乗ってヴォルデモートを探し出すって事をすっかり忘れてたよ」

ロンは額をピシャリと叩いてこう言いました。ハーマイオニーが所有する本の量はロンにして「移動図書館」と言わしめるほど多いというわけなんですよね。そのぐらいハーマイオニーが持っている本の数は膨大というわけです。

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ハリーが2年生の時には「秘密の部屋」の伝説の事を知りたいがために大人気になった「ホグワーツの歴史」ですがハリーもロンも読む気は全くないようですね。4年生の時にもハーマイオニーはハリーとロンにこの本を読むようにと強く進言したのですが・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツの歴史
今週紹介して来たようにその読書熱は凄まじいものですがそんなハーマイオニーが特に気に入っている本が「ホグワーツの歴史」なんですよね。ハーマイオニーの口からはこの本の事が折りに触れて登場して来ているんですよね。

「本当の空に見えるように魔法がかけられているのよ。ホグワーツの歴史に書いてあったわ」

ハリーを含めた1年生が組分けの儀式を受けるために初めて大広間に入りハリーが天井を見上げると黒い空に星が点々と光っていました。その時ハーマイオニーがこう説明するのがハリーの耳に聞こえて来たというわけですよね。

ハリー3年生の10月31日のハロウィンの日にシリウスが「太った婦人(レディ)」を襲って生徒全員が大広間で一夜を過した事がありました。その時に生徒たちの間で議論になったのがシリウスの侵入方法だったというわけです。

ハリーたち3人の周囲で唱えられたのが「姿現わし術」に「変装」と「飛んで来た」という説でした。その際ハーマイオニーはこの「ホグワーツの歴史」で得た知識を使ってホグワーツには安々と侵入できないと力説しました。

何でもホグワーツのこの城を護っているのは城壁だけではないそうです。こっそり入り込めないようありとあらゆる呪文がかけられているのだそうです。したがって「姿現わし」も飛んで来て入り込むのも不可能なんだそうです。

それに加え全ての出入り口に吸魂鬼が見張っているので変装も駄目なのだそうです。さらにホグワーツは外国の魔法界の人たちやマグルにも見つからないよう魔法がかけられていると「ホグワーツの歴史」に書いてあるそうです。

その時ハリーたちはまだ知らなかったのですが今年度ホグワーツで百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になっていました。その事を知っていたドラコ・マルフォイがダームストラングの事を話していました。

魔法学校には昔から強烈な対抗意識があった。だからダームストラングとボーバトンは誰にも秘密を盗まれないように学校がどこにあるのかを隠したがっている。こう言うハーマイオニーにロンは半ば呆れてこう訊いたのでした。

「そんな馬鹿な。ダームストラングだってホグワーツと同じぐらいの規模だろ。馬鹿でっかい城をどうやって隠すんだい?」

するとハーマイオニーはホグワーツも隠されているとそう言うのです。マグルが見ると朽ちかけた廃墟に見えたりクィディッチ・ワールドカップの競技場みたいに「マグル避け呪文」がかけられている可能性もあるのだそうです。

さらには外国の魔法使いに見つからないよう「位置発見不可能」にしている。これは建物に魔法をかけて地図上でその位置を発見できないようにしているんだそうです。これらの事は「ホグワーツの歴史」に書いてあるそうです。

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夏休み中もハーマイオニーは勉強で大忙しで手紙にそう書いて来てロンを恐怖に陥れるほどでした。そして屋敷しもべ妖精のドビーが警告していた通り10月31日にその事件は起りました。するとハーマイオニーは読書以外にはほとんど何もしなくなってしまいました。一体何故なのか?(全3項目)

3-1.今学期最初の「薬草学」の授業で
ホグワーツに入学して最初の夏休みを迎えるのに当たりロンはハリーに我が家に泊りに来るよう手紙を送ると言明しました。ところが何通手紙を出してもハリーから返事の手紙が届かないのでロンはプリベット通りに赴きました。

その原因は屋敷しもべ妖精のドビーがハリーをホグワーツに戻らせてなるものかと届いた全ての手紙を止めていたからでした。そこでロンはフレッドとジョージの3人でハリーを「隠れ穴」に連れて来たというわけなんですよね。

ロンはハーマイオニーにハリーをダーズリー一家の所から助け出すつもりだと手紙を出しました。その返事の手紙はハリーが「隠れ穴」にやって来てから一週間ほど経った学校から教科書リストが届いたのと同じ日に届きました。

その手紙には「私はもちろん勉強でとても忙しくしています」と書かれていてロンは「マジかよおい。休み中だぜ」と恐怖の声を上げたのでした。その成果は学期が始まって最初の「薬草学」の授業で発揮される事となりました。

「今日はマンドレイクの植え換えをやります。マンドレイクの特徴が判る人はいますか?」

この日の「薬草学」の授業は初めて3号温室で行われ生徒たちの間からは「もっと不思議で危険な植物が植えられている」と興味津々の囁きが漏れました。スプラウト先生がこう問いかけるとハーマイオニーの手が挙がりました。

「マンドレイク。別名マンドラゴラは強力な回復薬です。姿形を変えられたり呪いをかけられたりした人を元の姿に戻すのに使われます」

いつものようにハーマイオニーの答えはまるで教科書を丸呑みにしたようでした。しかしスプラウト先生は「大変よろしい」と言ってグリフィンドールに10点を与えました。そしてさらにスプラウト先生はこう問いかけました。

「マンドレイクは大抵の解毒剤の主成分になります。しかし危険な面もあります。誰かその理由が言える人は?」

ハーマイオニーの手が勢いよく挙がり危うく隣にいたハリーのメガネを引っかけそうになりました。ハーマイオニーはこの問いに「マンドレイクの泣き声はそれを聞いた者にとって命取りになります」と淀みなく答えたのでした。

その答えにスプラウト先生は「その通り」と言って再びグリフィンドールに10点を与えました。こうしてハーマイオニーのお陰でグリフィンドールはハリーたちが受けた最初の「薬草学」の授業で20点を獲得したというわけです。

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9月はハーマイオニーの誕生月という事で「何かやりたいな」と思って考えていたら幸いにも「ハーマイオニーは本の虫」という事を思いついたのでやってみる事にしました。ハーマイオニーが無類の本好きだという事をハリーとロンは初めて会った時に知る事となりました。(全3項目)

3-1.初めて会った時も
ハリーはかなりの人数の人と初めて乗ったホグワーツ特急で初対面を果たしています。そこでハーマイオニーとも出会ったというわけです。ハーマイオニーはネビルを伴いハリーとロンのいるコンパートメントに入って来ました。

ネビルのヒキガエルのトレバーを探しに入って来たのでした。ハーマイオニーは自己紹介をする際に何と「教科書はもちろん全部暗記したわ。それだけで足りるといいんだけど」と言っていきなりロンを唖然とさせたんですよね。

そしてハリーが「ハリー・ポッター」と自分の名前を言うと既にハリーの事を知っていました。そしてハリーの事が載っている本の名前を列挙して今度はロンに続いてハリーをも呆然とさせたというわけです。こんな具合でした。

「本当に?私もちろんあなたの事を全部知ってるわ。参考書を2~3冊読んだの。あなたのこと近代魔法史、闇の魔術の興亡、二十世紀の魔法大事件なんかに出てるわ」

ハリーが驚いて「僕が?」と訊くとハーマイオニーは「まあ知らなかったの」と言った後に私があなただったらできるだけ全部調べる。そしてハリーとロンの2人はどの寮に入るのかは判っているのかと問いかけて来たのでした。

ハーマイオニーは色んな人に訊いて調べたけどグリフィンドールに入りたいと2人に言いました。それはダンブルドアもここつまりグリフィンドール出身だからとの事です。でもレイブンクローも悪くはないとも言ったのでした。

寮の事をひとしきり話しハーマイオニーは最後に「2人とも着替えた方がいいわ。もうすぐ着くはずだから」とハリーとロンに告げネビルを連れてコンパートメントを出て行きました。するとロンはハリーにこう言ったのでした。

「どの寮でもいいけど、あの子のいないとこがいいな」

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ヴォルデモート卿の復活が公になると魔法界の人々は戦々恐々状態に陥り親の中には我が子を家に連れ戻す人もいました。しかし家に帰ってしまったらハリーに会えなくなるとパーバティは学校に留まったのです。さらにスラグホーンのクリスマス・パーティというチャンスが巡って来たのですが・・・(全3項目)

3-1.スラグホーンのクリスマス・パーティ
パーバティの後押しが見事に実を結んでラベンダーはロンと付き合う事になりました。ところがパーバティにとっては予想外の思ってもみなかった展開になったのです。それはもうラベンダーがロンに夢中になってしまいました。

ラベンダーはどうやらロンにキスをしていない間は無駄な瞬間だとそう考えているようです。ロンは夜になるとラベンダーに固く巻きついていたのでハリーが何をしているのかにも全く気づいていないようでした。という事は?

視点と立場を変えればラベンダーは夜になるとロンに固く巻きついていたのでパーバティが何をしているのかにも全く気づいていないようだった。こうなりますよね。一体全体パーバティは夜どこで何をしていたんでしょうね?

ハリーはハーマイオニーと図書室で過していました。ロンとラベンダーが談話室でいちゃいちゃしているのでハーマイオニーがそこにいる事を拒否したからです。パーバティが考えられるのはやはりパドマと一緒だという事です。

つまりパドマはレイブンクロー生ですからハリーとハーマイオニーと同様にパーバティとは図書室で会っていたのではないかと私はそう思いますね。しかしハリーと再び付き合う千載一遇のチャンスが巡って来たというわけです。

それは今学期からホグワーツの教壇に「魔法薬学」の教師として復帰したスラグホーンが主催するクリスマス・パーティです。ハリーを巡っては相当数の女の子が「誘って貰いたい!」との思いを抱いていたみたいなんですよね。

何せ「生き残った男の子」に加えてさらにハリーには「選ばれし者」という新たな称号がつけられました。ハーマイオニーがトイレで聞いた話によれば10人ぐらいの女の子がハリーに惚れ薬を盛る方法を話していたんだそうです。

だからハーマイオニーはそれらの女の子に諦めさせるために誰かを誘えと言うのです。しかしハリーは誰も招きたい人がいないと答えたのでした。それなら今度も4年生のダンスパーティの時のように誘ってくれるかもしれない。

それがパーバティの最後の望みの綱でした。

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一度はハリーに対して腹を立てたパーバティだったのですがそれでもハリーへの思いを断ち切る事はできませんでした。そして6年生になると新たな展開になってみたりハリーの心を射止める千載一遇のチャンスが再び巡って来たりもしました。(全3項目)

3-1.ヴォルデモート卿の復活を受けて
クリスマス・ダンスパーティ以降パーバティはハリーに対して嫌に冷淡でした。休暇明けにハリーたちが「魔法生物飼育学」の授業に行くとそこにハグリッドの姿はなくグラブリー・プランク先生という老魔女が教えたのでした。

「あの女の先生にずっといて欲しいわ!」

授業が終わって昼食を取りにみんなが城に向かう途中でパーバティがこう言いました。城への石段を上りながらハリーが怒って「ハグリッドはどうなるんだい?」と言うとパーバティは声を荒げてこう言い返して来たのでした。

「どうなるかですって?森番に変わりないでしょう?」

パーバティにしてみれば「私は一体何だったの?」とハリーに対し怒るのは当然でしょう。私はあなたの彼女になったんじゃないの?何故私に「ダンスパーティに一緒に行こう!」と言ったのかの意味が分らないというわけです。

そうこうする内に学期末がやって来てとんでもない事が起りました。ヴォルデモート卿が復活したのです。ハリーが代表選手になったのもその布石の1つでした。前より強くなって復活するのにはハリーの血が必要だったのです。

そのためにハリーが代表選手になるよう取り計らい必ず優勝するように誘導をする。優勝杯を「移動キー」に変えておいてハリーを自分の待つリトル・ハングルトンの教会墓地に連れて来る。そういう計画だったというわけです。

しかし魔法大臣コーネリウス・ファッジはその事実を受け入れず「日刊予言者新聞」に圧力をかけて「ハリーは目立ちたがり屋の嘘つきでダンブルドアはボケ老人」と報道させて2人の信用を失墜させようとしたというわけです。

そのためハリーは寝室が同じ5年生のグリフィンドール生のシェーマス・フィネガンとまで言い争いをする事になってしまいました。でもパーバティはハリーの事を信用してくれたんですよね。それはやはり好きだったからです。

そのためパーバティはパチルと共に「ホッグズ・ヘッド」で行われた後の「ダンブルドア軍団」の準備会合にも出席したのでした。前述のような事があったにも関わらずハリーへの思いは変わらなかったというわけなんですよね。

そして6年生になると・・・

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ハリーたちが4年生になると何と百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。でも大多数の女の子たちにとってはむしろクリスマスに行われるダンスパーティのほうが重要でした。それは当然パーバティもそうだったんですよね。(全3項目)

3-1.クリスマス・ダンスパーティ
ハリーたちが4年生になると何と百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。フレッドにジョージは優勝賞金が一千ガリオンと聞いて「代表選手に立候補するぞ!」とそう意気込んだというわけです。

しかし今回の三校対抗試合には「17才以上」という年齢制限が設けられてしまいフレッドとジョージはダンブルドア校長の引いた年齢線に阻まれて代表選手に名乗りを上げる事はできませんでした。ところがだったんですよね。

驚くべき事に公正なる選者「炎のゴブレット」から4枚目の羊皮紙が出て来て若干14才のハリーが代表選手に選ばれてしまったのでした。しかし何とか11月24日に行われた「第1の課題」をクリアする事ができたというわけです。

そして12月25日には女の子にとっては心躍るイベントが行われる事となりました。それはクリスマス・ダンスパーティです。むしろ代表選手に名乗りを上げる野心などない生徒たちにとってはこちらのほうが重要なんですよね。

先週の記事でもお伝えしたようにヨーロッパに於いては「クリスマス・パーティに一緒に行こう!」と誘うという事はすなわち「付き合って欲しい!」あるいは「彼氏又は彼女になって欲しい!」という事を意味するんですよね。

ところがハリーは別の理由でマクゴナガル先生から「必ずパートナーを連れて来なさい」と問答無用の口調で言いつけられてしまったんですよね。それはハリーが三校対抗試合の代表選手に選ばれたからというわけなんですよね。

代表選手のハリーはクリスマス・ダンスパーティの冒頭で踊らなくてはならない。これは伝統なのでハリーはホグワーツの代表選手としてやるべき事をやらなければならないとマクゴナガル先生はハリーにそう命じたのでした。

するとその翌日から・・・

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先週はハリーと同学年で同じグリフィンドール生のディーン・トーマスを取り上げました。そこで今週はそれに関連して今度は女子生徒のほうの「この人」をやってみる事にしました。ホグワーツでは3年生から新たな科目が加わります。その2つの初授業をハリーと一緒に受けたのが・・・(全3項目)

3-1.最初の「占い学」の授業で
ホグワーツでは3年生から新たな科目が加わります。必須の科目に加えて「占い学」に「マグル学」と「古代ルーン文字学」に「数占い学」と「魔法生物飼育学」の5つから通常は2つを選んでそれぞれの授業に出るみたいです。

ハーマイオニーは全ての科目を選びハリーとロンが選んだのは「占い学」と「魔法生物飼育学」でした。ハリーとロンが最初に授業を受けたのは「占い学」で教室は北塔のてっぺんにありハリーたち3人はそこを訪れたのでした。

その授業の冒頭で担当教師のトレローニー先生はネビルに「あなたのおばあさまはお元気?」と声をかけました。不安に駆られつつネビルが「元気だと思います」と答えるとトレローニー先生はこう言葉を返したというわけです。

「あたくしがあなたの立場だったらそんなに自信ありげな言い方はできませんことよ」

それからトレローニー先生は突然パーバティ・パチルを見据えると「赤毛の男子にはお気をつけあそばせ」と告げました。パーバティは目を丸くして後ろに座っていたロンを見つめると椅子を引いてロンから少し離れたのでした。

「ところであなたの恐れている事ですけれど10月16日の金曜日に起こりますよ」

トレローニー先生は今度はラベンダー・ブラウンにこう言いました。そして紅茶の「お茶の葉占い」に入ったのですがトレローニー先生はちょうど立ち上がりかけていたネビルの腕を押さえてこう言ったというわけなんですよね。

「1個目のカップを割ってしまったら次のはブルーの模様が入ったのにしてくださる?あたくしピンクのが気に入ってますのよ」

するとまさにその通りでネビルが棚に近寄った途端に陶磁器の割れる音がしました。トレローニー先生の言う通りでネビルが1個目のカップを割ったのでした。そしてハリーはこの「お茶の葉占い」で言われてしまったのでした。

死神犬が取り憑いている。つまりトレローニー先生に死の宣告を告げられてしまったというわけなんですよね。

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片手には寮代表チームのチェイサーの座。もう片手にはジニー・ウィーズリーという事で充実した日々を過していたディーンだったのですがダンブルドア校長が死亡して魔法省でクーデターが勃発しヴォルデモート卿が事実上の魔法大臣になるとディーンにも暗い影を落とす事になり・・・(全3項目)

3-1.ダンブルドア校長死亡の余波
ダンブルドア校長の死亡はディーンにも暗い影を落とす事となりました。8月1日には魔法省内でクーデターが勃発し魔法大臣ルーファス・スクリムジョールは殺害されて魔法省は事実上ヴォルデモート卿の支配下に収まりました。

そこで始まったのがマグル生まれ狩りです。神秘部による最近の調査によれば魔法は魔法使いの子孫が生まれる事によってのみ人から人へ受け継がれる。すると魔法使いの祖先を持たないマグル生まれの者が魔法力を持つのは?

窃盗又は暴力によって得た可能性がある。そのため魔法省はこのような魔法力を不当に得た強奪者たちを根絶やしにする事を決意したのだそうです。これとほぼ同時に学童児童は男も女も共に学校に行く事を義務付けられました。

学校に行く事を義務化する事でこれがマグル生まれを取り除く1つの方法になるんだそうです。何故なら入学を許可されるには「血統書」つまりは魔法省から自分が魔法使いの子孫だという証明を貰わなければならないそうです。

月曜日の記事で紹介したようにディーンの現在の両親は2人ともマグルです。ディーンの場合は幼い頃に自分を捨てた実の父親が魔法使いだったらしい。でもその父親はそれをディーンの母親には告げていなかったんですよね。

その理由はディーンが自分の息子だと魔法界に知れると危害が及ぶ可能性がある。そこで母親と共に息子を捨てた。つまりはディーンが近親者に魔法使いがいるという事を証明するためにはその実の父親を見つけなければならない。

でもたとえその実の父親が生きていて見つかったとしてもディーンを自分の息子だとは認めないでしょうね。何故なら認めてしまえばヴォルデモートと死喰い人に「ディーン・トーマスはあいつの息子なのか」と知られてしまう。

息子に危害が及ばないようにとせっかく心を鬼にして捨てたというのにそれがご破算になってしまう。したがってディーンが実の父親を見つけたとしても自分が魔法使いの息子だという事を証明する事はできないというわけです。

だからディーンは逃げるしかなかったのです。

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ホグワーツ在学期間中にディーン・トーマスは3人の女性と付き合いました。でも結果としてハリーに激しく翻弄される事になってしまいました。それは何故かと云うと実はディーンが1人目と3人目に付き合った女性が大いに問題だったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.ディーン・トーマスの女性遍歴
実はディーン・トーマスはホグワーツ在学期間中に3人の女性と付き合いました。でも結果としてハリーに激しく翻弄されてしまいました。1人目はご存知のように同学年で同じグリフィンドール生のパーバティ・パチルでした。

三大魔法学校対抗試合の開催を記念して行われたクリスマス・ダンスパーティに一緒に行こうと誘って「OK」の返事を貰ったのにハリーに横取りされてしまったんですよね。でもハリーはその事を全く知らずに誘ったんですよね。

ディーンが次に付き合ったのはラベンダー・ブラウンでした。当初ラベンダーはシェーマス・フィネガンと付き合っていました。前述の4年生時のクリスマス・ダンスパーティにはラベンダーはシェーマスと行っていたからです。

5年生になった時シェーマスとラベンダーは「ハリーは嘘つきの目立ちたがり屋でダンブルドアはボケ老人」という「日刊予言者新聞」の記事内容を信じていて意見が一致していました。しかしラベンダーは考えが変わりました。

それは「薬草学」の授業を受けるために温室の前で待っていた時でした。合同で一緒に「薬草学」の授業を受けるハッフルパフ生で監督生のアーニー・マクミランがよく通る大きな声でハリーにこう言って支持を表明したのです。

「言っておきたいんだけど。君を支持しているのは変なのばかりじゃない。僕も君を百パーセント信じる。僕の家族はいつもダンブルドアを強く支持して来たし僕もそうだ」

アーニーの言う「変なの」というのはルーナ・ラブグッドの事です。ハッフルパフの監督生がハリーの支持を高らかに宣言した。これを聞いてラベンダーは考えが変わりシェーマスと別れてディーンと付き合うようになりました。

そのためハーマイオニーが呼びかけてホグズミードの「ホッグズ・ヘッド」で行われた後の「ダンブルドア軍団」の準備会合にはディーンはネビルとラベンダーと共に出席しているんですよね。つまりここでもというわけです。

ハリーとダンブルドアを信じるのか?あるいは信じないのか?その意見の変遷が男女関係にも大きく影響していたというわけなんですよね。こうしてディーン・トーマスはラベンダー・ブラウンと付き合うようになったのでした。

そして3人目は?

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ディーン・トーマスの両親は2人ともマグルなんだそうです。それならディーンはハーマイオニーと同じ純粋マグル出身の魔法使いなのか?それは違うのだそうです。どうやらディーンは幼い時に捨てられた実の父親が魔法使いだったみたいなんですよね。(全3項目)

3-1.父親に捨てられた過去
実はこの件については過去に取り上げているかもしれませんがディーン・トーマスと云えば決して外せないエピソードなのでこの場を借りて紹介する事にします。ディーンは幼い時に実の父親に捨てられた過去があるんですよね。

以前に存在していたローリングさんの公式サイトでその詳細が紹介されていました。何でもディーンはマグルの母親と共に実の父親に捨てられたのだそうです。その後ディーンのお母さんはマグルの男性と再婚したんだそうです。

そのためディーンの現在の両親は2人ともマグルで父親とは血の繋がりがない。つまり継父というわけです。実の父親はその妻つまりはディーンのお母さんには自分が魔法使いだという事を告げていませんでした。という事は?

ディーンはホグワーツから手紙が届くまでは自分の事を純粋なマグルだと思っていた。つまりふくろうがホグワーツの入学許可証を持って来るまではディーンは自分が魔法使いだという事を知らなかったというわけなんですよね。

実の父親がディーンのお母さんに自分が魔法使いだという事を告げなかったのは息子であるディーンを守るためだった。自分に息子がいるという事がもし魔法界に知れたらその息子つまりはディーンに危害が及ぶ可能性があった。

そのため実の父親は自分が魔法使いだという事を伏せ幼い時に母親と共にディーンを捨てたのだそうです。昨日の記事でも取り上げたように組分けの儀式が終わって食事になった際に1年生の間では家族の事が話題になりました。

しかしディーンは自分の両親の事を何も話しませんでした。それは今紹介したようにとても話が長くなりそうなのできっと遠慮したんでしょうね。

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今週はハリーとは同学年で同じグリフィンドール生の「この人」を取り上げてみる事にしました。基本的には物静かな性格のようで地味で目立たない人物みたいなんですよね。そのため前半の巻に於ける登場頻度は必ずしも高くはありません。(全3項目)

3-1.初登場シーン
ハリーと同学年のグリフィンドール生。ですから当然ハリーと一緒に組分けの儀式を受け寝室も同じ。にも関わらず本来ならここで名前が出て来ても不思議ではないという場面でこのディーン・トーマスは登場しないんですよね。

組分けの儀式の時も名前を呼ばれているはずなのに省かれています。そして組分けが終わって食事の時間となり1年生同士で家族の話題になった際もこのディーン・トーマスは一言も言葉を発していません。恐ろしく物静かです。

ようやく登場したのはクィディッチを巡ってロンと大論争をした時でした。ロンにしてみればボールがたった1つしかなくてしかも選手が飛べないサッカーなんてどこが面白いのか分らないとそうディーンに言ったのだそうです。

ディーンは自分の好きなウエストハム・サッカーチームのポスターをベッドの脇に毎年貼っています。これは魔法界ではなくマグルの世界のポスターなので選手は動きません。ロンは半ば呆れてこのポスターを見ていたりします。

そんなディーンはハリーのクィディッチのデビュー戦の対スリザリン戦ではロンとハーマイオニーにネビルそれにシェーマス・フィネガンと共に競技場の観客席の最上段に陣取りました。ディーンは絵を描くのが上手いそうです。

そこで「ポッターを大統領に」と書いた大きな旗の下にグリフィンドール寮のシンボルのライオンを描きました。それにハーマイオニーが少し複雑な魔法をかけて様々な色に光るようにしました。これはハリーを元気づけました。

しかしいずれの場面でもディーン・トーマスの肉声つまりセリフはありません。私が見つけた範囲でのディーン・トーマスが初めて言葉を口にしたのは何と第2巻「秘密の部屋」の第5章の「かっこいい」の一言だったんですよね。

ホグワーツ特急に乗り損ねたハリーとロンがアーサー氏の空飛ぶフォード・アングリアで校庭に植えてある「暴れ柳」に突っ込み談話室で大称讃を受けた後に寝室に来た際にディーンは感動して2人にこう言ったというわけです。

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シリウス・ブラックが「太った婦人(レディ)」を襲った事で生徒たちは震え上がりクリスマス休暇にホグワーツに残った生徒はハリーたち3人を含めて僅か6人でした。そのためクリスマス・ディナーを取るためにハリーたちが大広間に下りて行くと・・・(全3項目)

3-1.激動の2ヵ月間
「太った婦人(レディ)」に代わってグリフィンドール寮の入口の門番を務める事になったのはずんぐりした灰色のポニーに跨った「カドガン卿」でした。これにはみんな大弱りでした。カドガン卿は誰彼構わず決闘を挑みました。

そうでなければとてつもなく複雑な合言葉を捻り出すのに余念がありませんでした。そして少なくとも1日に2回は合言葉を変えました。何でも「太った婦人(レディ)」があんな事になったのでどの絵もこの仕事を嫌ったそうです。

名乗り出る勇気があったのはカドガン卿だけだった。しかしハリーはカドガン卿を気にする所ではありませんでした。ハリーの命を狙っているシリウス・ブラックが城に侵入して来たという事で厳重警戒の対象になったのでした。

先生方は何かと理由をつけてはハリーと一緒に廊下を歩きました。パーシーはどうやら母親のウィーズリーおばさんに言われたようでハリーの行く所はどこでも従いて来る有り様でした。まるで踏ん反り返った番犬のようでした。

マクゴナガル先生もまたハリーが夕刻にクィディッチの練習をする事に極めて強い懸念を示しました。しかしシーカーの補欠がいないためマクゴナガル先生は練習にマダム・フーチを立ち会わせる事で妥協する事にしたのでした。

その他にもハリーにとっては激動の2ヵ月間でした。クィディッチの初戦の相手が突然ハッフルパフに変更にになり吸魂鬼が現れてハリーは再び気を失い初めて敗北を期しました。そしてそれはクリスマス休暇の前日の事です。

ハリーはフレッドとジョージから「忍びの地図」を譲り受けホグズミードに行きました。ところがそこで自分の両親が死んだのは父親の無二の親友だったシリウス・ブラックの裏切りが原因だったという事を知ってしまいました。

その事を何故ハグリッドは11才の誕生日に教えてくれなかったのか?ハリーはハグリッドの小屋に行きました。でもそこでドラコ・マルフォイを襲ったヒッポグリフのバックビークが裁判にかけられる事を知ったというわけです。

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入口の門番を務める肖像画の「太った婦人(レディ)」がシリウス・ブラックに襲われてグリフィンドール生たちは寮から締め出される事になってしまいました。そのため再び大広間に引き返す事を余儀なくされました。他の寮生たちもまた大広間で一夜を明かす事になったのですが・・・(全3項目)

3-1.再び大広間に
ハロウィン・パーティが終了して大広間を出たハリーたち3人は他のグリフィンドール生の後ろに従いて寮へと戻って行きましたが「太った婦人(レディ)」の肖像画に繋がる廊下まで来ると生徒がすし詰め状態になっていました。

ロンが怪訝そうに「何でみんな入らないんだろう?」と言いました。どうやら肖像画が閉ったままのようなのです。パーシーが通してくれと言いながら人波を掻き分け歩いて来ました。すると流れるようにして沈黙が広がりました。

パーシーが突然鋭く「誰かダンブルドア先生を呼んで。急いで」と叫びました。すると次の瞬間にダンブルドア校長が姿を現わしました。そして肖像画のほうにさっと歩いて行きました。ハリーたちも何事かと従いて行きました。

ハーマイオニーが「ああ何てこと」と絶叫すると思わずハリーの腕を掴みました。グリフィンドール寮の入口の門番を務める「太った婦人(レディ)」は肖像画から消え去り絵は滅多切りにされて切れ端が床に散らばっていました。

絵のかなりの部分が完全に切り取られています。ダンブルドアは無残な姿の肖像画を見るなり暗い深刻な目で振り返りました。マクゴナガル先生にルーピン先生とスネイプの3人がダンブルドア校長のほうに駆けつけて来ました。

「婦人(レディ)を探さなければならん」

ダンブルドアはこう言った後マクゴナガル先生に「すぐにフィルチさんの所に行って城中の絵の中を探すよう言ってくださらんか」と言いました。するとポルターガイストのピーブズが「見つかったらお慰み」と言って来ました。

何とピーブズは「太った婦人(レディ)」を襲った犯人を見ていたのです。それはアズカバンを脱獄したあのシリウス・ブラックでした。ダンブルドア校長はグリフィンドール生全員に大広間に戻るようにと言い渡したのでした。

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翌日ハリーたちが朝食を取りに大広間に下りて行くと例によって例の如くドラコ・マルフォイが嫌味なパフォーマンスでスリザリン生たちを沸かせていました。しかし前夜のマルフォイは「そんな事は言ってられない」という状況だったそうです。さらに10月31日には大広間でハロウィン・パーティが開催されて・・・(全3項目)

3-1.朝食に下りて行くと
翌日の朝ハリーたち3人が朝食を取りに大広間に下りて行くと最初に目に入ったのはドラコ・マルフォイでした。何やらスリザリン生を沸かせているようで3人が通り過ぎると馬鹿馬鹿しい仕種で気絶するフリをしていました。

ハリーのすぐ後ろにいたハーマイオニーが「知らん振りよ。無視して。相手にするだけ無駄」と言おうとしました。するとその言葉を言い終わらない内にスリザリンの女子生徒のパンジー・パーキンソンがこう言って来たのでした。

「あーらポッター!ポッター!吸魂鬼が来るわよ。ほらポッター!ううううううううう!」

囃し立てられて面白くないハリーがドサッと座ると隣にいたジョージが「3年生の新学期の時間割だ」と言って時間割を渡した後に「ハリー何かあったのか?」と訊いて来ました。それにロンが「マルフォイの奴」と答えました。

ジョージがスリザリンのテーブルに目をやるとマルフォイはまたしても気絶する真似をしていました。しかしジョージは「あのろくでなし野郎」と言いつつ落ち着いていました。昨夜はあんなに気取っていられなかったそうです。

ホグワーツ特急で吸魂鬼が近づいて来た時にフレッドとジョージがいたコンパートメントに駆け込んで来たんだそうです。半端ないほどの怖がりようだったのだそうです。でもフレッドとジョージもうれしくはなかったそうです。

あの吸魂鬼って奴らは恐ろしくて何だか体の内側を凍らせるんだそうです。だけどそれでも気を失ったりはしなかっただろう?ハリーが低い声でこう言うとジョージが励ますようにハリーに向かって「忘れろよ」と言いました。

ある日アーサー氏もまたアズカバンに行かなくてはならない事があったのだそうです。その時アーサー氏は「あんなひどい所には行った事がない」と言っていたそうです。帰って来た時はすっかり弱って震えていたんだそうです。

吸魂鬼って奴は幸福というものをその場から吸い取ってしまう。アズカバンじゃ囚人はだいたいが気が狂ってしまう。ジョージがこう言ってハリーを励ますとフレッドもまたこう言ってハリーを励ましたというわけなんですよね。

「俺たちとのクィディッチ第一戦の後でマルフォイがどのくらい幸せでいられるか拝見しようじゃないか。グリフィンドール対スリザリン。シーズン開幕の第一戦だ。覚えているか?」

去年ハリーとドラコ・マルフォイはクィディッチで初めて対戦をしました。その時マルフォイは自分のすぐそばにスニッチがあったのにそれに気づかずハリーにそのスニッチを取られてしまいました。つまりは完全な負けでした。

ハリーは少し気を良くしてソーセージと焼きトマトに手を伸ばしたというわけなんですよね。

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毎年9月にはホグワーツ魔法魔術学校の大広間を取り上げる事になっています。ハリーたち3人を含めたホグワーツの生徒たちは今年度新任の先生を2人迎える事になりました。1人は毎年学期末に空席になる「闇の魔術に対する防衛術」の先生でした。そして2人目があっと驚く意外な人だったんですよね。(全3項目)

3-1.ご馳走の前に
この夏魔法界の監獄アズカバンからシリウス・ブラックが逃げた事は内外に波紋を広げる事になりました。新学期初日に生徒たちを乗せたホグワーツ特急はアズカバンの看守つまりは吸魂鬼の捜査を受ける事になったんですよね。

ところがその事でハリーは思わぬ余波を受ける事となってしまいました。気を失ったのです。そのために学校に到着してからハリーはマクゴナガル先生に呼び止められて事務室でマダム・ポンフリーに脈を取られてしまいました。

事務室にはハーマイオニーも一緒に来ていました。時間割の話をする間ちょっと外で待てと言われてハリーは待ちました。ほんの数分待っただけでハーマイオニーが何だかひどくうれしそうな顔をして事務室から出て来ました。

その後からマクゴナガル先生が出て来ました。3人は元来た経路を戻り大広間に入りました。するとハーマイオニーは小声で「あー組分けを見逃しちゃった!」と言いました。マクゴナガル先生は教職員テーブルに向かいました。

マクゴナガル先生は自分の席へと闊歩しハリーとハーマイオニーは反対方向のグリフィンドールのテーブルに極力目立たないように歩きました。大広間の後ろを2人が通ると周りの生徒が振り返り何人かがハリーを指差しました。

吸魂鬼の前で倒れたという話が他の生徒たちにもそんなに早く伝わったのだろうか?ハリーにそう思わせる生徒たちの反応でした。ロンが2人の席を取っておいてくれました。ハリーとハーマイオニーはロンの両脇に座りました。

ロンが小声で「一体何だったの?」と訊いて来たのでハリーは耳打ちで説明を始めました。しかしダンブルドア校長が挨拶をするために立ち上がったのでハリーは説明を中断しました。ダンブルドアは生徒たちに笑いかけました。

「おめでとう!新学期おめでとう!皆に幾つかお知らせがある。1つはとても深刻な問題じゃから皆がご馳走でぼーっとなる前に片付けてしまうほうがよかろうの」

今年はご馳走より挨拶が先なんだそうです。

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ペチュニア叔母さんに「吼えメール」を送ったのはダンブルドア校長でした。そんなダンブルドアは「付き添い姿くらまし」でハリーを「隠れ穴」に送り届けるためにプリベット通り4番地にやって来てペチュニア叔母さんとの初対面を果たしました。そこでダンブルドアはペチュニア叔母さんに・・・(全3項目)

3-1.ペチュニア・ダーズリー2つ目、その1
「吼えメールを送ったのは先生だった。先生が叔母さんに思い出せって。あれは先生の声だった」ペチュニア叔母さんに「吼えメール」を送ったのはダンブルドア校長でした。ハリーは学期末に校長室で会った時に気づきました。

その際にダンブルドアはハリーに君が母上の血縁つまりペチュニア叔母さんの住む所を自分の家と呼べる限りヴォルデモートはそこすなわちプリベット通り4番地でハリーに手を出す事も傷つける事もできないと言ったのでした。

そこに1年に一度だけ帰る必要があるがペチュニア叔母さんがハリーを住ませた事でハリーはこれまでの15年間生き延びて来た。その事はハリーを戸口に置き去りにした時に手紙で説明をしたのでペチュニア叔母は知っている。

そんなダンブルドア校長とペチュニア叔母さんですがその直後の夏休みに入って2週間後に2人はダンブルドアが「付き添い姿くらまし」でハリーを「隠れ穴」に送り届けるためプリベット通り4番地を訪れて会う事になりました。

「なれば何も言わぬが一番じゃ。ああこれはペチュニアとお見受けする」

玄関で最初にダンブルドアを出迎えたのはバーノン叔父さんでした。キッチンの扉が開きそこにペチュニア叔母さんがゴム手袋を嵌め寝巻きの上に部屋着を羽織って立っていました。就寝前にキッチンを磨き上げていたのでした。

「アルバス・ダンブルドアじゃ。お手紙をやり取りいたしましたのう」

その顔にはショック以外の何も読み取れません。ダンブルドアがこう言うのを聞いてハリーは爆発する手紙つまり「吼えメール」を一度だけ送った事をペチュニア叔母さんに思い出させるのには変わった言い方だと思いました。

しかしペチュニア叔母さんは反論しませんでした。それと言うのもダンブルドアが言った手紙のやり取りというのはハリーが生まれる遥か以前のハリーのお母さんがホグワーツに入学する頃に行われていた事だったんですよね。

ハリーは思ってもみなかった極めて意外な状況と場面でその事実を知る事になったのでした。

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