ハリーが三大魔法学校対抗試合で最初に使用したのも最後に使ったのもこの「呼び寄せ呪文」でした。そして不思議な巡り合せでフレッドとジョージにとってもこの「呼び寄せ呪文」は極めて印象深い魔法になったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.優勝賞金の一千ガリオンを
セドリックが死んだのは自分のせいだ。自分が優勝杯を一緒に握ろうと言ったからセドリックはヴォルデモートの待つ所へと行ってしまい殺害されてしまった。優勝賞金の一千ガリオンだって自分には受け取る資格などないんだ。

ハリーは翌日見舞いに訪れたディゴリー夫妻にもセドリックが先に着いた。だから優勝賞金はセドリックの物だと言って渡そうとしましたがディゴリー夫妻は受け取りませんでした。それならハリーは優勝賞金をどうしたのか?

ハリーは帰りのホグワーツ特急がキングズ・クロス駅に到着した所でフレッドとジョージに半ば押し付けるようにして渡しました。そして2人にこの優勝賞金を悪戯専門店の開業資金に使うように言ったというわけなんですよね。

ただしハリーはロンとハーマイオニーにはその事を言いませんでした。何故ならハーマイオニーはウィーズリーおばさんと同意見でフレッドとジョージには悪戯専門店の経営はふさわしくないとそう考えていたからなんですよね。

学期2日目の朝食の席でもフレッドとジョージそしてハーマイオニーの間で2人の悪戯専門店の事が話題になりました。2人は7年目に学校に戻るかどうか真剣に話し合ったそうです。そこで開業資金の事を言いかけてしまいました。

何しろ既に悪戯専門店の開業資金を手に入れてしまった。そう言いかけた所でハリーが目配せをしたので言いかけていたジョージは急遽「既にふくろう試験も終わってしまった」とそう言い換えなくてはならなかったんですよね。

それならば今年度は何故学校に戻って来たのか?フレッドが言うには少し市場調査をするのに使うんだそうです。平均的ホグワーツ生は悪戯専門店に何を求めるのかを調査し慎重に結果を分析し需要に合った製品を作るそうです。

「だけど悪戯専門店を始める資金はどこで手に入れるつもり?材料が色々必要になるでしょうしそれに店舗だって必要だと思うけど」

こう訊くハーマイオニーにフレッドが「質問するなかれ。さすれば我々は嘘をつかぬであろう」と答えました。ハリーが思わずドキリとする質問でした。言われたハーマイオニーはハリーとロンの顔を見るとこう言ったのでした。

「何の事かしら?質問するなかれって。悪戯専門店を開く資金をもう手に入れたってこと?」

お察しの通りというわけです。

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バーテミウス・クラウチ・ジュニアはハリーを三校対抗試合の代表選手にして優勝させ優勝杯を「移動キー」にしてヴォルデモートの下に送り込むという使命を帯びてホグワーツに来ました。そして計画通りに事は進みヴォルデモートは復活を遂げたのですが・・・(全3項目)

3-1.優勝杯が「移動キー」に
以前より強力になって蘇るにはハリー・ポッターの血が必要だ。そこでバーテミウス・クラウチ・ジュニアは今年度ホグワーツで「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったマッド・アイ・ムーディに成り済まして潜入しました。

ヴォルデモートの命を受けてハリーを三大魔法学校対抗試合の代表選手にして優勝杯を「移動キー」にしておいてハリーをご主人様の闇の帝王が待つリドル・ハングルトンの教会墓地に送り込む。そういう計画だったんですよね。

「第1の課題」の時は楽でした。ハリーを自分の部屋に招き入れて課題をクリアできるようアドバイスをする。さらにハグリッドをそそのかして事前に課題の内容をハリーに教えるという策略も巡らせていたというわけですよね。

しかしそう続けてハリーを直接助けるわけにはいきませんでした。そのため「第2の課題」の時は苦労しました。クラウチ・ジュニアはマクゴナガル先生と一芝居打って屋敷しもべ妖精のドビーにハリーを助けさせたんですよね。

ドビーがハリーを慕っている事はクリスマス・ダンスパーティの際ハリーがドビーに貰ったクリスマス・プレゼントの靴下を履いていた事で知りました。ドビーがハリーを助けたお陰でハリーは「第2の課題」をクリアしました。

最後の「第3の課題」の時も容易に事は進みました。優勝杯を「移動キー」にするために優勝杯を迷路の中央に持って行く仕事を自ら申し出ました。さらにハリーが必ず優勝できるようにと露骨な依怙贔屓をしたというわけです。

マッド・アイ・ムーディの「魔法の目」で迷路の中を見通しハリーの行く手を阻む障害を取り除きました。さらに他の代表選手が優勝杯のある迷路の中心に行かないよう措置を施したりもしました。計画は上手く行ったのでした。

こうしてハリーはクラウチ・ジュニアが「移動キー」にした優勝杯を掴みセドリックと共にリトル・ハングルトンの教会墓地に行きました。そしてダンブルドア側の人間では唯一ヴォルデモートの復活を目撃したというわけです。

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初登場シーンではウィーズリーおばさんがフレッドとジョージからトン・タン・タフィーを没収するのに使われましたが直後の学期ではハリーが「何が何でも習得しなければならない」という事になりました。それはハリーが百年以上ぶりに開催された三大魔法学校対抗試合の代表選手になってしまって・・・(全3項目)

3-1.マッド・アイ・ムーディのヒント
ハリーが4年生の時ホグワーツでは何と百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が行なわれる事になりました。優勝賞金が一千ガリオンという事でフレッドとジョージは悪戯専門店の開業資金になると大張り切りだったのでした。

ところが今回に限って関係者各位がいかに予防措置を取ろうとも試合の種目が難しく危険であるという事で「17才」という年齢制限が設けられました。フレッドとジョージは老け薬を飲みましたがやはり駄目だったんですよね。

ハリーもフレッドとジョージがダンブルドアの引いた年齢線に立候補を阻止されたのを見て諦めました。ところが他ならぬハリー自身も驚く事に公正なる選者「炎のゴブレット」から自分の名前が書かれた羊皮紙が出て来ました。

ハリーは「第1の課題」が行われる3日前の土曜日の夜遅くに課題の内容を知りました。ハグリッドがそう取り計らってくれたのでした。ハリーは戦慄しました。何故なら「第1の課題」ではドラゴンを出し抜かなくてはならない。

そこにはボーバトンの校長マダム・マクシームもいました。ハリーが帰る途中でダームストラングのカルカロフ校長ともすれ違いました。つまり土曜日の夜の時点で課題の内容を知らないのはセドリック・ディゴリーだけでした。

「今お前のした事は非常に道徳的な行為だ」

月曜日セドリックに「第1の課題」の内容はドラゴンだと教えた直後でした。ハリーを自分の部屋に強引に引き入れた今学期の「闇の魔術に対する防衛術」の教師マッド・アイ・ムーディはハリーに向かってこう言ったのでした。

さらに「わしは教えんぞ。贔屓はせん」と言いつつも一般的な良いアドバイスをするだけと称してハリーにヒントをくれました。まず第1には自分の強みを生かす試合をしろ。第2には効果的で簡単な呪文で必要な物を手に入れる。

つまりハリーの強みは飛ぶのが得意だという事だ。ドラゴンを空中で出し抜く必要がある。それにはファイアボルトがいる。そのファイアボルトを手に入れるためには明日の朝までに「呼び寄せ呪文」を習得しなくてはならない。

そこでハリーがした事とは?

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今週はどうやらローリングさんがお気に入りらしい「この魔法」の登場シーンの中でも特に私が気に入っている場面を紹介してみる事にしました。まず本日取り上げるのはこの「呼び寄せ呪文」が初登場した所です。使ったのはウィーズリーおばさんでした。(全3項目)

3-1.ウィーズリー一家がプリベット通り4番地へ
その日プリベット通り4番地には魔法使いの一行が我が家にやって来るという事で極度に緊張した空気が満ち満ちていました。そのためダーズリー一家は「これ以上はない!」というぐらい緊張し加えて苛立っていたのでした。

バーノン叔父さんは一張羅の背広を着込んでいました。一見するとこれは歓迎の気持ちの表れだと思うかもしれません。しかし実は叔父さんは威風堂々なおかつ威嚇的に見えるようにしたかったんだとハリーには判っていました。

一方ダドリーは何故か縮んだように見えました。ついにダイエット効果が現れたと思いきや恐怖のせいでした。ダドリーが前回魔法使いに出会った時はお尻に豚の尻尾が生えて来てしまいロンドンの私立病院で取って貰いました。

ダーズリー夫妻はその私立病院には高い治療費を払いました。そのためダドリーが尻のあたりを頻繁にそっと撫でながら前回と同じ的を敵に見せまいと部屋から部屋へと蟹歩きで歩いているのも全く変というわけではありません。

昼食の間はほとんど誰も話しませんでした。ダドリーは例のダイエット・メニューだというのに文句1つ言いませんでした。ペチュニア叔母さんに至っては何も食べません。腕を組み唇を強く結び口の中で舌を動かすだけでした。

「当然車で来るんだろうな?」

テーブル越しにバーノン叔父さんがこう吼えました。しかしハリーは叔父さんにそう言われて「ウィーズリー一家は一体どうやって自分を迎えに来るのだろう?」と思いました。唯一持っていた車は今は行方不明になっています。

2年生の時にハリーとロンが学校に行くのに使い今は「禁じられた森」で野生化してしまっています。でもアーサー氏は昨年勤め先の魔法省から車を借りているし今日もまた借りるのかなとハリーはそう考えてこう答えました。

「そうだと思うけど」

ところがウィーズリー一家はあっと驚く意外な方法でプリベット通り4番地にやって来たというわけなんですよね。

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ロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部はアルバス・ダンブルドアが「秘密の守人」という事でまさにこれ以上はないというぐらいの磐石の守りでした。しかしそのダンブルドアが死んでしまったため騎士団は12番地を使う事はもはやできなくなってしまいました。その理由は?(全3項目)

3-1.ハリーたち3人が
ハリーが17才になる直前にペチュニア叔母さんが「秘密の守人」を務めるプリベット通り4番地はその役目を終える事になりました。ハリーは二度とここに戻らずダーズリー一家は騎士団の保護下に入る事になったからでした。

次にロンドンのグリモールド・プレイス12番地は騎士団の本部としての使用を事実上終える事になりました。それは「秘密の守人」だったダンブルドアがスネイプに殺害されてしまった事が最大の要因だったというわけですよね。

ダンブルドアの死後は騎士団の本部の場所を打ち明けられていた騎士団員がダンブルドアに代わって「秘密の守人」を務める事になったんだそうです。しかしそのために「秘密の守人」は何と20人の大人数になってしまいました。

死喰い人が騎士団員の誰かから秘密を聞き出す危険性は20倍なので「忠誠の術」は相当弱まっているのだそうです。秘密が今後どれだけ長く保たれるかあまり期待できない。さらに大きな問題があるので12番地は使えないそうです。

その理由はダンブルドアを殺害したセブルス・スネイプも「秘密の守人」なんだそうです。スネイプが現われた時に備えて12番地にはマッド・アイ・ムーディが2種類の呪文をかけたんだそうです。それはいかなる魔法なのか?

それはスネイプを12番地に寄せつけない魔法と12番地の事を話そうとするとスネイプの舌を縛る魔法なのだそうです。しかし守りが危うくなった以上は12番地を騎士団の本部として使い続けるのはまともな神経ではないそうです。

スネイプが絶対に話さないという確信はも持てないので使用するわけにはいかない。そのため今ではグリモールド・プレイス12番地に代わり「隠れ穴」が本部の役目を果たしていて夕食に騎士団員が来る事が多くなっていました。

ところが今度は死喰い人集団に急襲されたビルとフラーの結婚式の会場を脱出したハリーたち3人が12番地を隠れ家として使用する事になりました。当初はスネイプが入る事ができるから駄目だとハーマイオニーは反対しました。

しかしハリーは12番地でスネイプに会えたらむしろそれが百年目だと啖呵を切って他にこれといった隠れ場所がないという事もあって結局は3人はグリモールド・プレイス12番地に身を寄せる事になったというわけなんですよね。

そして何と幸運な事に3人がいる間はスネイプは12番地に姿を現わしませんでした。さらに思わぬ収穫もあったんですよね。

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当のハリーはペチュニア叔母さんが「秘密の守人」でプリベット通り4番地に住む自分が「忠誠の術」で守られている事を知らずシリウスも自分の隠れ家が「忠誠の術」で守られている事をハリーたち3人に告げませんでした。そうこうする内にハリーは3つ目の場所を訪れたのでした。(全3項目)

3-1.グリモールド・プレイス12番地
こうして改めて振り返ってみるとハリーはプリベット通り4番地にシリウスの隠れ家と知らず知らずの内に2ヵ所の「忠誠の術」がかけられた所に足を踏み入れている事になりますね。そして15才の時に3つ目を訪れたんですよね。

それはハリーがダドリーと共に吸魂鬼に襲われて「守護霊の呪文」を行使してから3日後の事だったんですよね。プリベット通り4番地に突如として9人もの魔法使いと魔女がハリーを迎えにやって来たというわけなんですよね。

一行は箒で移動しました。合図と共に飛び立ちルーピンの「下降開始の時間だ!」という言葉の後にハリーは「トンクスに続け」と言われてハリーはトンクスに続いて今まで見た中でも最大の光の集団に向かって急降下しました。

ハリーたち一行が降り立ったのは小さな広場でした。ハリーがあたりを見回すと周囲の家々の煤けた玄関はあまり歓迎ムードには見えませんでした。あちらこちらの家の割れた窓ガラスが街灯の明かりで鈍く光っていたのでした。

ペンキが剥げかけた扉が多く何軒かの玄関先には階段下にゴミが積み上げられたままです。ハリーが「ここはどこ?」と訊くとルーピンは答えず小声で「後で」と言いました。マッド・アイがハリーに1枚の羊皮紙を渡しました。

ムーディは「ほれ」と呟いてハリーの手にその羊皮紙を押しつけました。そして杖灯りを羊皮紙のそばに掲げて読めるようにしました。さらに「急いで読め。そして覚えてしまえ」と言いました。そこにはこう書かれていました。

「不死鳥の騎士団の本部はロンドンのグリモールド・プレイス12番地に存在する」

縦長の何とはなしに見覚えのある文字でした。ハリーが「何ですか?この騎士団って?」と訊くとムーディが「ここでは駄目だ!中に入るまで待て!」と答えました。そして羊皮紙を奪い取ると杖の先で火を点けてしまいました。

「今覚えたばかりのものを考えるんだ」

ルーピンが静かにこう言ってハリーは考えました。するとグリモールド・プレイス12番地という所まで来た途端に11番地と13番地の間にどこからともなく古びて痛んだ扉が現れたかと思うと薄汚れた壁と煤けた窓も現われました。

まるで両側の家を押し退けて家がもう1つ膨れ上がって来たようでした。ハリーは呆然と口を開けて見ていました。ムーディがハリーの背中を押しながら低い声で「さあ急ぐんだ」と言うと入るようにと促したというわけですよね。

「秘密の守人」から情報を打ち明けられるとこのように扉や建物が見えるようになって来るというわけなんですよね。

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当初ハリーは結構軽い気持ちで「額の傷痕が痛んだ」と書いてシリウスに手紙を出しました。帰国すると知ってそれはもうシリウスの事を心配したハリーだったのですがシリウスは捕まる事など決してないというわけです。それはシリウスの隠れ家には・・・(全3項目)

3-1.帰国したシリウス
あいつはホグワーツにいる。シリウスがアズカバンを脱獄する直前に寝言で言っていた言葉です。世間ではハリーの事だと思われていましたが実はこの「あいつ」はピーター・ペティグリューの事だったというわけなんですよね。

魔法大臣コーネリウス・ファッジがアズカバンに視察に来た時に持っていた「日刊予言者新聞」にガリオンくじグランプリを当てたウィーズリー一家の写真が掲載されロンの肩にはネズミのスキャバーズが乗っていたんですよね。

それを見てシリウスはスキャバーズことピーター・ペティグリューがハリーの間近にいて闇の陣営が再び力を得たとの知らせが少しでも耳に入れば途端にハリーを襲える態勢になっているのを見て脱獄をしたというわけですよね。

何故ならピーター・ペティグリューが未登録の「動物もどき」でネズミに変身でき今も生きているという事を知っているのはシリウス1人だけだったからなんですよね。でもペティグリューは逃げてしまったというわけですよね。

そのためシリウスは無実だという事を証明できなくなってしまい再び逃走する事になったというわけです。ところがそんなシリウスが「すぐに北に向けて飛び発つつもりだ」とハリーに手紙を送って来たというわけなんですよね。

それはハリーが夏休み中に額の傷痕に痛みが走ったとシリウスに手紙を書いて送ったからでした。その時ハリーはあまり深く考えず結構軽い気持ちで手紙を送ってしまったためそれはもう激しく後悔する事となってしまいました。

そこでハリーはシリウスが再び捕まってアズカバン送りになっては大変だとそう思ってシリウスに「帰って来なくてもいいです」と手紙を書き折り返し再びヘドウィグに手紙を持たせたのでした。でもシリウスは帰って来ました。

それならシリウスは一体どう隠れたのか?

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先週と先々週の2週間に渡って第3巻「アズカバンの囚人」のヴォルデモートを取り上げた事に関連して今週は久方ぶりに「忠誠の術」をやってみる事にしました。シリウスが人選を間違えたがためにハリーの両親ポッター夫妻を死なせる結果になってしまったこの魔法なんですが・・・(全3項目)

3-1.改めて「忠誠の術」とはいかなる魔法なのか?
先週と先々週の2週間に渡って第3巻「アズカバンの囚人」のヴォルデモートを取り上げました。ヴォルデモートがハリーの両親ポッター夫妻の命を狙っている事が判って2人が身を隠すために使ったのがこの「忠誠の術」でした。

ハリーはクリスマス休暇の前日にフレッドとジョージから「忍びの地図」を譲り受け秘密の抜け道を通ってホグズミード村に行きました。そしてロンにハーマイオニーと合流しハリーはパブ「三本の箒」に行ったというわけです。

ところがそこに魔法大臣コーネリウス・ファッジとハグリッドにマクゴナガル先生とフリットウィック先生がやって来ました。幸いハリーは見つかりませんでした。でもその場で例の話を聞いてしまったというわけなんですよね。

ダンブルドアは当時死喰い人だったセブルス・スネイプにヴォルデモートがポッター夫妻の命を狙っているのでリリーを助けて欲しいと懇願されました。そこでダンブルドアは2人に「忠誠の術」で身を隠すよう勧めたのでした。

マダム・ロスメルタが「どんな術ですの?」と訊くとフリットウィック先生が「恐ろしく複雑な術ですよ」と答えたその後この「忠誠の術」はいかなる魔法なのかを詳しく説明してくれたというわけです。こんな魔法だそうです。

1人の生きた人の中に秘密を魔法で封じ込める。選ばれた者は「秘密の守人」として情報を自分の中に隠す。かくして「秘密の守人」が秘密を暴露しない限りは情報を見つける事は不可能となる。こうして隠れるのだそうです。

「秘密の守人」が口を割らない限りヴォルデモートがリリーとジェームズの隠れている村を何年探そうが2人を見つける事はできない。たとえ2人の家の居間の窓に鼻先を押し付けるほどに近づいても2人を見つける事はできない。

ところがシリウスはポッター夫妻を裏切って2人の情報をヴォルデモートに流していたピーター・ペティグリューを「秘密の守人」にしてしまった。そのためポッター夫妻はヴォルデモートに殺害されてしまったというわけです。

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ハリーの両親ポッター夫妻を裏切っていたのはシリウス・ブラックではなく世間では死んだと思われているピーター・ペティグリューだった!最初に聞いた時にはハリーも全く信じられませんでした。しかし3人が話しているのを聞いていてハリーもようやく信じる事ができました。ところがだったのです。(全3項目)

3-1.スキャバーズの正体
「君の父親も私のためにそうしたに違いない。君は勇敢だ。先生の助けを求めなかった。有り難い。そのほうがずっと事は楽だ」シリウス・ブラックのこの言葉がハリーの心に怒りの炎を激しく燃え上がらせる事になりました。

ハリーの胸は憎しみで煮えくり返り恐れの欠片が入り込む余地もありませんでした。魔法を忘れ果て自分が痩せて背の低い13才である事も忘れて相手のシリウス・ブラックが背の高い大人の男である事も忘れ果てていたのでした。

ハリーがそんな行為に出たのがショックだったのか?シリウス・ブラックは杖を上げ遅れてしまいました。ハリーは奪われた杖を奪い返しシリウス・ブラックに馬乗りになるような位置で止まりましたが杖腕は微動だにしません。

「否定はしない。しかし君が全てを知ったら」

お前は僕の両親を殺害した。そう言うハリーにシリウス・ブラックはこう答えました。全て?お前は僕の両親をヴォルデモートに売った。それだけ知れば沢山だ!そう言い返したハリーにシリウス・ブラックはこう言いました。

「聞かないと君は後悔する。君には分っていないんだ」

するとそこに新しい物音が聞こえて来ました。誰かが階下で動いています。ハーマイオニーが突然「ここよ!私たち上にいるわ。シリウス・ブラックよ。早く!」と叫びました。扉が勢いよく開き入って来たのはルーピンでした。

「シリウスあいつはどこだ?」

ハリーはルーピン先生が何を言っているのか全く理解できませんでした。しかしこの後さらにシリウス・ブラックはハリーたち3人が到底理解できない事を言い出しました。しかも驚く事にはルーピン先生も同じ事を言うのです。

「いやネズミじゃない。こいつは魔法使いだ」

「動物もどきだ。名前はピーター・ペティグリュー」

2人が口を揃えてロンのペットのスキャバーズは「動物もどき」の魔法使いでピーター・ペティグリューだと言い張るのです。この後シリウスとルーピン先生の口から自分たちは何故そう主張するかの事の経緯が語られたのです。

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闇の帝王は召使いの手を借り再び立ち上がるであろう。今トレローニー先生が言ったのは本物の予言なのか?ハリーがそう思ってからロンとハーマイオニーと共にハグリッドの小屋に向かった所から事態は動き始めたというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.トレローニー先生の予言
ドラコ・マルフォイの怪我を理由に開幕戦から最終戦に回されたグリフィンドール対スリザリン戦は結局は両チームのシーカーの箒の差がものを言ってハリーがスニッチを取りグリフィンドールが勝利を収め優勝したのでした。

クィディッチ優勝杯をついに勝ち取ったという夢見心地は少なくとも1週間続きました。しかし試験が迫っていたためいつまでも余韻に浸っているというわけにはいきませんでした。そしてそれは「占い学」の試験の時でした。

今学期から履修したもののハリーもロンも「占い学」のトレローニー先生はインチキ婆さんだと月日が経つ毎に思うようになっていました。ところが試験の際にそれを覆す驚愕の出来事が起きてしまったというわけなんですよね。

それは試験が終わってハリーが帰りかけたその時の事でした。背後から太い荒々しい声で「事は今夜起こるぞ」と言うのが聞こえて来ました。ハリーが振り返って見るとトレローニー先生は虚ろな目をしていて口を開けています。

ハリーは戦慄してその場に立ちすくみました。トレローニー先生の様子がおかしいのでハリーは医務室に駆けつけるべきかどうか迷いました。するとトレローニー先生は再び太い荒々しい声で話し始めたというわけなんですよね。

「闇の帝王は友もなく孤独に朋輩に打ち棄てられて横たわっている。その召使いは12年間鎖に繋がれていた。今夜真夜中になる前その召使いは自由の身となりご主人様の下に馳せ参ずるであろう」

「闇の帝王は召使いの手を借り再び立ち上がるであろう。以前よりさらに偉大により恐ろしく。今夜だ。真夜中前。召使いが。そのご主人様の下に馳せ参ずるであろう」


こう言ったかと思うとトレローニー先生は普段通りに戻りました。そして驚くべき事に今言った事を全く覚えていないのです。ハリーはもしかして自分はトレローニー先生の本物の予言を聞いてしまったのかとそう思いました。

その通りだったんですよね。

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自分の両親がヴォルデモートに殺害されたのは父親の無二の親友シリウス・ブラックが裏切ったからだった。ハリーがついにその事実を知ってしまいました。しかしハリーのみならずロンも驚愕するほどのクリスマス・プレゼントが届けられてハリーは何とかその憎しみの気持ちを忘れる事ができました。(全3項目)

3-1.ファッジの思い
魔法大臣コーネリウス・ファッジはシリウス・ブラックがホグワーツとホグズミードの近くにいるとそう思ったからこそパブ「三本の箒」にハグリッドとマクゴナガル先生にフリットウィック先生と共に顔を出したとの事でした。

ハリーのお父さんジェームズ・ポッターは他の誰よりもシリウス・ブラックを信じた。シリウスなら自分たちの居場所を教えるぐらいなら死を選ぶだろう。それにシリウスをも身を隠すつもりだとダンブルドアに伝えたそうです。

それでもダンブルドアはまだ心配していた。自分がポッター夫妻の「秘密の守人」になると申し出たんだそうです。何故ならポッター夫妻に近い誰かが2人の動きをヴォルデモートに流しているという確信があったからだそうです。

それでもジェームズ・ポッターはシリウス・ブラックを使った。シリウス・ブラックは二重スパイの役目に疲れてヴォルデモートへの支持をおおっびらに宣言しようとしていた。それはポッター夫妻の死に合わせる計画だった。

ところが知っての通りヴォルデモートは幼いハリーのために凋落した。残されたシリウス・ブラックにしてみれば全く嫌な立場に立たされてしまったんだそうです。自分が裏切り者と旗幟鮮明にした途端に旗頭が倒れてしまった。

だから逃げるしかなかった。そんなシリウス・ブラックを追い詰めたのがピーター・ペティグリューだったのだそうです。しかし12人のマグルと共に木っ端微塵に吹き飛ばされてしまった。それでも英雄として死んだそうです。

シリウス・ブラックは狂っているというのは本当ですか?こう訊くマダム・ロスメルタにファッジはヴォルデモートが敗北した事で確かに暫くは正気を失っていたと思うと答えました。ところが先日アズカバンで会ったそうです。

あそこの囚人は大方が暗い中に座り込んで独り言を言っている。正気じゃない。ところがシリウス・ブラックがあまりに正常なのでファッジはショックを受けたのだそうです。ファッジに対して筋の通った話し方をしたそうです。

ファッジに新聞を読み終わったらくれないかと言ったんだそうです。クロスワードパズルが懐かしいからだそうです。シリウス・ブラックの独房には昼も夜も吸魂鬼がすぐそばにいて最も厳しく監視されている囚人の1人だった。

一体何のために脱獄したのか?やはりヴォルデモートとまた組むつもりなのか?こう訊くマダム・ロスメルタにファッジはそれがシリウス・ブラックの最終的な企てだと言えるだろうと答え最後にこう言ったというわけですよね。

「例のあの人が孤立無援ならそれはそれでよし。しかし彼の最も忠実な家来が戻ったとなるとどんなにあっという間に彼が復活するか考えただけでも身の毛がよだつ」

何よりもファッジが恐れているのはヴォルデモートが復活してしまうという事というわけなんですよね。

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ハリーは1年生の時に初めての飛行訓練授業での飛びっぷりをマクゴナガル先生に認められグリフィンドール・チームのシーカーに抜擢され出場した試合は全て勝ちでした。ところが3年生になって最初の試合で初めての敗北を期する事となってしまいました。そこでフレッドとジョージがある事をしてくれたのですが・・・(全3項目)

3-1.再び吸魂鬼が
夏休み最終日にハリーが心ならずも盗み聞きしてしまったウィーズリー夫妻の話の中では吸魂鬼の事も話題になりました。ダンブルドア校長は学校の入口付近に吸魂鬼を配備する事を不満ではあったものの同意したんだそうです。

シリウス・ブラックを捕まえるために配備されるのに何故不満なのか?ウィーズリーおばさんがこう訊くのに対してアーサー氏は「ダンブルドアはアズカバンの看守たちがお嫌いなんだ」とそう答えたというわけなんですよね。

そしてアーサー氏もまた嫌いだと言うのです。しかしシリウス・ブラックのような魔法使いが相手では嫌な連中とも手を組まなければならない事もある。アーサー氏のほうも苦渋の思いを抱いているとそういうわけなんですよね。

この時のハリーはアズカバンの看守すなわち吸魂鬼の事をほとんど知らなかったのでその恐ろしさもまた知りませんでした。でもホグワーツ特急が吸魂鬼の捜索を受け遭遇した事でハリーもその恐ろしさを知ったというわけです。

ところが新学期初日のホグワーツ特急で出くわしたのに続いてハリーはまた吸魂鬼に遭遇してしまい再び気を失う事となってしまいました。今年度のクィディッチの初戦の際に競技場に吸魂鬼が入って来てしまったんですよね。

今シーズンの初戦の相手はスリザリンではなくハッフルパフでした。シーカーのドラコ・マルフォイの腕の怪我がまだ治っていないという理由でした。しかし本当の理由は悪天候の中でプレイをしたくないという事のようでした。

気がついた時ハリーは病棟のベッドの上でした。そこでハリーは自分が20メートルも上から落ちた事やハッフルパフ・チームのキャプテンでシーカーのセドリック・ディゴリーがスニッチを取って負けた事を聞かされたのでした。

そしてニンバス2000が「暴れ柳」にぶつかって粉々になってしまった事も知らされたのでした。ハリーは1年生の時にマクゴナガル先生に初めての飛行訓練授業での見事な飛びっぷりを認められシーカーに抜擢されたんですよね。

それ以来ハリーにとっては初めての敗北でした。

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ホグワーツにはアルバス・ダンブルドアがいる。だからハリーは絶対に安全なのよとウィーズリーおばさんはそう言っていました。そしてハリー自身もまた同意見でした。ところが何とシリウス・ブラックはホグワーツに侵入して来てしまったのでした。(全3項目)

3-1.ドラコ・マルフォイの見解
キングズ・クロス駅の9と3/4番線でアーサー氏はハリーにどんな事があっても何を聞いてもシリウス・ブラックを探したりしないと約束して欲しいと言いました。それはアーサー氏はいずれハリーの耳に入ると思っていたのです。

いくらファッジ大臣が「日刊予言者新聞」にそれを記事にしないで欲しいと言ってもハリーは知る事になってしまうだろうとアーサー氏はそう思っていた。そしてその境界線に最初に近づいて来たのはドラコ・マルフォイでした。

それは「魔法薬学」の授業中にシェーマス・フィネガンがハリーに今朝の「日刊予言者新聞」にシリウス・ブラックが目撃されたという記事が載っていたと言った事がきっかけになりました。マグルの女性が見たとの事でした。

そこにマルフォイが口を挟んで来てハリーに1人でシリウス・ブラックを捕まえようとそう思っているのかと訊きました。ハリーはマルフォイのその問いに「そうだ。その通りだ」と無造作に答えました。するとマルフォイは?

言うまでもないけど僕だったら既にもう何かやっているだろう。いい子ぶって学校にじっとしてなんかいない。シリウス・ブラックを探しに行く。マルフォイはこう言うのです。まさにアーサー氏が言っていた事というわけです。

それを聞いてロンが「一体何を言い出すんだ?」と乱暴に言いました。するとマルフォイはハリーに「知らないのか?」と目を細めて囁くように言いました。ハリーが「何を?」と訊くとマルフォイは嘲るように低く笑いました。

そして君は危ない事はしたくないんだろう。吸魂鬼に任せておきたいんだろう?さらに僕だったら復讐してやりたい。自分でシリウス・ブラックを追い詰めるとマルフォイは言うのです。マルフォイはあの事を知っているのです。

ハリーは怒って「一体何の事だ?」とマルフォイに言いました。しかしここでスネイプが生徒一同に後片付けをするよう呼びかけたのでシリウス・ブラックに関する話は終わってハリーが例のあの事を聞く事はありませんでした。

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シリウス・ブラックは僕の命を狙っているらしい。夏休み最終日の夜遅くにウィーズリー夫妻の言い争いを聞いてしまった事でハリーはその事を知り数々の疑問の答えが出る事になりました。そして翌日ホグワーツ特急に乗り車中の人となったハリーは人々が噂をしていたあのアズカバンの看守に出会ったのですが・・・(全3項目)

3-1.アーサー氏の警告
シリウス・ブラックはハリーの命を狙っているらしい。実はこれは見当外れもいい所でシリウスが実際に命を狙っていたのはピーター・ペティグリューです。でも世間では死んだと思われているので誰も気づかないんですよね。

アーサー氏も狙われているのがハリーだとそう思い込んでいるので「漏れ鍋」を出てからキングズ・クロス駅の9と3/4番線に入るまではぴったりと付き添う事となりました。そしてそれはホグワーツ特急が発車する直前でした。

「君が出発する前にどうしても言っておかなければならない事がある」

アーサー氏はハリーに「ちょっとこっちへおいで」と呼んで2人で柱の陰に入るとこう言いました。アーサー氏の声は緊張していました。しかしハリーは昨晩ウィーズリー夫妻の口論を聞いていたので事の次第を理解しました。

できる事なら君にそんな知らせ方をしたくなかった。こう気遣うアーサー氏にハリーは「これで良かったんです」さらにこれでアーサー氏は魔法大臣との約束を破らずに済むし僕は何が起こっているのか判りましたと言いました。

きっと怖いだろうね。今度はこう気遣うアーサー氏にハリーは「怖くありません」と答えました。強がりじゃない。真面目に考えればシリウス・ブラックがヴォルデモートよりも手強いなんて事は有り得ないとハリーは言いました。

ハリーが「ヴォルデモート」と言ったのでアーサー氏は怯みましたが聞かなかったふりをしました。そしてこう言いました。君はファッジが考えているよりもずっと肝が据わっている。怖がっていないのは私としてもうれしい。

しかしアーサー氏はハリーが予想していた事よりもさらに踏み込んだ事を言って来たのです。約束してくれ。私に誓ってくれ。どんな事があっても君が何を聞こうともシリウス・ブラックを探したりしないで欲しいと言うのです。

そう言われてハリーは・・・

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ハリーは「漏れ鍋」で魔法大臣コーネリウス・ファッジと会いマージ叔母さんが無事引き下ろされた事を知らされる事となりました。そして夏休みの残りの期間は「漏れ鍋」に滞在する事になりました。そして夏休みの最終日に数々の疑問の答えを知る事にもなったんですよね。(全3項目)

3-1.夏休み最後の日に
ダーズリー一家は風船のように膨らんだマージ叔母さんを無事に引き下ろす事ができたのか?ハリーのこの懸念は「漏れ鍋」に到着した所でハリーが魔法大臣コーネリウス・ファッジにあっさりと捕まった事で払拭したのでした。

数時間前に魔法省がプリベット通り4番地に「魔法事故リセット部隊」2名を派遣し解決したのだそうです。マージ叔母さんはパンクして元通りになり記憶は修正された。だから事故の事は全く覚えておらず一件落着との事でした。

ダーズリー夫妻も大変怒ってはいるものの来年の夏つまり学期が終われば迎える用意があるんだそうです。さらにファッジ大臣の粋な計らい(?)でハリーはお咎めもなくホグワーツを退校になる事もないというわけなんですよね。

ハリーはロンもハーマイオニーも海外に出かけているので夏休みの残りの期間は「漏れ鍋」に滞在する事になりました。ウィーズリー一家一行とハーマイオニーとは夏休み最終日にこの「漏れ鍋」で合流する事ができたのでした。

夏休みの最終日にハーマイオニーは10ガリオンという若干大きめな買い物をしました。それは何とクルックシャンクスという猫つまり動物でした。クルックシャンクスを連れてハリーたち3人は「漏れ鍋」に戻って来たのでした。

アーサー氏が「日刊予言者新聞」を読んでいました。まだ捕まっていないのでシリウスはその新聞にも載っていました。魔法省の職員が通常の任務を返上し総動員で捜索をしたというのに「捕まった」という吉報がないそうです。

夕食の席では明日キングズ・クロス駅に行くのに魔法省が車を2台も用意してくれるという事が話題になりました。何故魔法省から車が出るのか?実はそれはハリーを無事にキングズ・クロス駅に送り届けるためだったんですよね。

その理由をハリーは思わぬ形で知る事となりました。ハリーが食堂に下りて行くとウィーズリー夫妻が言い争いをしていました。口喧嘩をしている所を自分が聞いてしまったと2人には知られたくないと思っていたその時でした。

2人の会話の中に自分の名前が出て来たのでハリーは思わず聞き耳を立ててしまいました。この会話を聞いてハリーはファッジ大臣が何故お咎めなしだったのか?何故明日魔法省が車を用意したのか?その理由を知ったのでした。

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12月の31日つまり大晦日が誕生日という事で2年前から12月には巻毎のヴォルデモートを取り上げています。13才の誕生日にハリーはテレビで脱獄囚のニュースを見ました。ところが実はその脱獄囚は魔法使いだった!およそ1週間後にハリーはそれを知らされて驚く事になりました。しかもその男は・・・(全3項目)

3-1.実はあの脱獄犯が!
その日はハリー13才の誕生日でした。夜中の2時過ぎにはロンとハーマイオニーそれにハグリッドからのプレゼントが届きハリーは生まれて初めて誕生日がうれしいと思う事ができました。その一方でダーズリー一家たちは?

翌朝ハリーが朝食を取りにキッチンに下りて行くとダーズリー一家は既にもう全員が席に着いていました。3人とも「誕生日おめでとう」と言わないのはもちろんの事でハリーが入って行っても気づいた素振りさえありません。

ハリーはもう慣れていて気にもしませんでした。3人は最近買ったばかりのテレビを見ていました。ダドリーが居間にあるテレビとキッチンの冷蔵庫の間が遠くて歩くのが大変だと文句たらたらだったので購入したんですよね。

そのテレビではアナウンサーが脱獄囚のニュースを読んでいる最中でした。バーノン叔父さんは新聞を読みながら上目使いにテレビに映った脱獄囚の顔を見てフンと鼻を鳴らしこう文句を言うとじろりと横目でハリーを見ました。

「奴が悪人だとは聞くまでもない。一目見れば判る。汚らしい怠け者め!あの髪の毛を見てみろ!」

父親譲りのハリーのくしゃくしゃ頭はいつもバーノン叔父さんを苛立たせました。テレビの脱獄囚はやつれた顔にまといつくようにもつれた髪が何と肘のあたりまで伸びていました。それに比べれば自分は随分身だしなみがいい。

ハリーはそう思いました。ところがそこで画面がアナウンサーの顔に戻り次のニュースに移ってしまったのでバーノン叔父さんはアナウンサーに向かって吼えかかりました。その男がどこから脱獄したか言わなかったからでした。

でもそれには理由がありました。実はこの脱獄囚は魔法使いで魔法界の監獄アズカバンを脱走したのです。だからどこの監獄から逃げたと言ってもテレビを見ているマグルには場所の見当が全くつかないというわけなんですよね。

そして今年度はこの男がハリーの周りに荒波を起こす事になるのです。

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ヴォルデモートが復活した事を受けて不死鳥の騎士団が再結成されリーマス・ルーピンは新たにメンバーに加わったニンファドーラ・トンクスと出会いました。そして2人は結婚したのですが極めて残念な事にルーピンにとっては手放しで喜べる結婚ではなかったのです。しかしハリーがした事で・・・(全3項目)

3-1.テッド・リーマス・ルーピン
ハリー4年生の学期末にヴォルデモートが復活した事を受けてアルバス・ダンブルドアが不死鳥の騎士団を再結成しました。そしてそのメンバーに加わったのがリーマス・ルーピンとニンファドーラ・トンクスだったんですよね。

ルーピンは以前に結成された時の創立メンバーの1人で一方トンクスは今回新たに加わりました。ホグワーツを卒業した後は闇祓いになりました。闇祓いはハリーがホグワーツ卒業後の職業に考えた唯一のものだったんですよね。

そんなトンクスがルーピンの事を好きになりました。トンクスがルーピンの事を見初めたのは2人が共に先発護衛隊の一員としてハリーを迎えにプリベット通り4番地を訪れた時でした。そしておよそ1年後に告白したようですね。

何故トンクスがルーピンを見初めたのがハリーを迎えにプリベット通り4番地に来た時だと言えるのか?それは七変化のトンクスが髪の色を紫色からやつれて見えるという理由で風船ガムのピンク色に変えたからなんですよね。

その髪の色が1年後にハリーが「隠れ穴」で会った時にはくすんだ茶色になっていました。トンクスは元気がありませんでした。その原因をハーマイオニーはトンクスがシリウスを死なせてしまったと思っていると主張しました。

魔法省にハリーを助けに駆けつけた時トンクスはベラトリックス・レストレンジと戦いました。しかしトンクスはやられてしまいベラトリックスはその後にシリウスを殺害しました。だからトンクスは自分の責任だと思っている。

ところがハーマイオニーのその説は間違っていました。トンクスが落ち込み髪がくすんだ茶色になったのはルーピンに告白をしてそれを拒絶されてしまった。つまり失恋してしまったのがその原因だったというわけなんですよね。

それはダンブルドアが死んだ直後の事でした。フラー・デラクールはビル・ウィーズリーが狼人間のフェンリール・グレイバックに襲われても構わないと言っている。私もルーピンが狼人間でも構わない。ルーピンが好きなのよ。

それでもルーピンは自分は歳を取り過ぎているし危険過ぎる。そう言ってトンクスとは結婚できないと言い張ったのでした。しかしウィーズリー夫妻やマクゴナガル先生の後押しもあってトンクスとルーピンは結婚したのでした。

そしてトンクスが産んだのがテッド・リーマス・ルーピンその人だったというわけなんですよね。

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