ダンブルドアもハグリッドもマクゴナガル先生もいなくなってホグワーツにはもはや不死鳥の騎士団のメンバーは1人も残っていないと思っていたら何とスネイプが残っていた!ご親切にもアンブリッジが思い出させてくれたのです。ハリーは必死にシリウスが捕まった事を伝えようとしたのですが・・・(全3項目)

3-1.アンブリッジの部屋に入って来ると
アンブリッジに暖炉から引っ張り出されたハリーはそれを見てうろたえる事となりました。それはハーマイオニーにロンとジニーとルーナに続いてネビルがクラッブに首を絞められ今にも窒息しそうな顔で入って来たからでした。

マルフォイがスネイプを迎えに部屋を出て行くとその場は静まり返りました。聞こえて来るのはロンにジニーとハーマイオニーの3人が抵抗して揉み合う音だけでした。やがてマルフォイがスネイプを連れて戻って来たのでした。

「校長お呼びですか?」

スネイプは揉み合っている2人組たちを全く無関心の表情で見回しながらこう言いました。するとアンブリッジは満面に笑みを浮かべるとスネイプに真実薬をもう一瓶欲しい。なるべく早くお願いしたいとそう言ったのでした。

「最後の一瓶をポッターを尋問するのに持っていかれましたが。まさかあれを全部使ってしまったという事はないでしょうな?三滴で十分だと申し上げたはずですが」

スネイプはアンブリッジを冷静に観察しながらこう答えました。アンブリッジは赤くなって「もう少し調合していただけるわよね?」と言いました。それに対してスネイプは唇を歪めながらこう答えたというわけなんですよね。

「もちろん成熟するまでに満月から満月までを要するので大体1ヵ月で準備できますな」

これを聞いてアンブリッジは「1ヵ月?わたくしは今夜必要なのですよ!たった今ポッターがわたくしの暖炉を使って誰だか知りませんが1人又は複数の人間と連絡していたのを見つけたのです!」と憤慨して喚き散らしました。

するとスネイプは「ほう?」と言ってハリーを振り向き初めて微かな関心を示しました。そして「まあ驚くには当たりませんな。ポッターはこれまでもあまり校則に従う様子を見せた事がありませんので」とそう言ったのでした。

そして抉(えぐ)るようにハリーを見据えたのでした。

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シリウスがヴォルデモートに捕まった。2人は魔法省の神秘部にいる。助けに行かなくてはならない。そう言うハリーにハーマイオニーはそれはあまりにも有り得ないと言うのです。そこでハリーたち3人はジニーとルーナにも手伝って貰ってシリウスが12番地にいるのかいないのかを確かめる事にしたのですが・・・(全3項目)

3-1.神秘部に行かなくてはならない
シリウスがヴォルデモートに捕まった。ついさっき試験中に居眠りをした時に見たんだ。2人は魔法省の神秘部の小さなガラスの球で埋まった棚が沢山ある部屋の97列目の棚の奥にいる。ヴォルデモートがシリウスを拷問してる。

あいつがシリウスを使って何だか知らないけどそこにある自分の手に入れたい物を取らせようとしてるんだ。最後は殺害するって言ってるんだ!ハリーはロンとハーマイオニーに神秘部にシリウスを助けに行くと訴えたのでした。

でもハリーは2人に「何だ?何だよ?」と言わなくてはなりませんでした。それはまるで自分が理不尽な事を言っているかのように2人が呆気に取られたような顔で自分の顔を見ていたからです。到底理解などできませんでした。

するとハーマイオニーが躊躇しながら何だか怖がっているかのようにしてヴォルデモートはどうやって誰にも気づかれずに神秘部に入れたのかしらとハリーに訊いて来ました。その問いにハリーは声を荒げてこう答えたのでした。

「僕が知るわけないだろう!僕たちがどうやってそこに入るかが問題なんだ!」

しかしハーマイオニーは一歩ハリーに詰め寄りちょっと考えてみてと言うのです。今は夕方の5時で魔法省には大勢の人が働いている。ヴォルデモートもシリウスも世界一のお尋ね者なのにどうやって気づかれずに入れるのか?

これに対してハリーは「透明マント」を使ったんじゃないかと見解を言いました。神秘部は僕がいつ行っても空っぽだった。ハリーのこの言葉を途中で遮りハーマイオニーはハリーは一度も神秘部に行っていないと反論しました。

「そこの夢を見た。それだけよ」こう言うハーマイオニーにハリーは「普通の夢とは違うんだ!」と言いました。それならアーサー氏のあの夢は一体どうなんだ?あれは何だったんだ?アーサー氏の身に起きた事が何故判った?

でも今回のはあまりにも有り得ない。ハーマイオニーはこう言うのです。

そこでハーマイオニーが提案した事とは?

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ハリーが好奇心に負けて「憂いの篩」の中のスネイプの記憶を見てしまいスネイプが戻って来てしまったためハリーが閉心術を習得するためのスネイプの課外授業は打ち切りという事になりました。そしてふくろう試験最終日の「魔法史」の試験中にハリーは眠り込んでしまい・・・(全3項目)

3-1.打ち切り
「お前の父親は愉快な男だったな?」こう言いながらスネイプが激しくハリーを揺さぶったのでメガネが鼻からずり落ちました。そんなスネイプに対しハリーは「僕はそうは思いません」と言おうとしましたが言えませんでした。

その言葉を最後まで言い終わるその前にありったけの力でハリーはスネイプに投げ出されたからでした。ハリーは床に叩きつけられました。そしてスネイプはハリーに向かって「見た事は誰にもしゃべるな!」と喚いたのでした。

ハリーはそれに「はい。はい。もちろん僕」と答えました。ハリーはできるだけスネイプから離れて立ち上がりました。それだけスネイプの怒りが凄まじくて「到底とても近くにはいられない」とそう思ったからなんでしょうね。

「出て行け。出るんだ。この研究室で二度とその面見たくない!」

スネイプにこう言われハリーは扉に向かって疾走しました。扉をぐいと開け飛ぶように廊下を走りました。スネイプとの距離が3階隔たるまで止まりませんでした。そしてやっと壁にもたれ荒い息遣いで傷ついた腕を揉みました。

早々にグリフィンドール塔に戻るつもりもなく今見た事をロンやハーマイオニーに話す気にもなれませんでした。ハリーは自分が見てしまった光景が恐ろしく悲しかったのです。スネイプの怒りにたじろいたからではありません。

見物人のど真ん中で辱められる気持ちがハリーには判ったからです。ハリーの父親に嘲られた時のスネイプの気持ちが痛いほどに判ったからでした。そしてハリーの父ジェームズ・ポッターはどこまでもとことん傲慢な男だった。

スネイプが常々主張していた通りだった。それが判ってしまったからです。

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ハリーは好奇心に負けて「憂いの篩」の中のスネイプの記憶を見てしまいました。そこに出て来たのはハリーの父親ジェームズとその友人たち4人組でした。しかし見ているとハリーが試験中にいるのを確認しなかった超重要人物が出て来ました。スネイプはその人に向かって・・・(全3項目)

3-1.ジェームズにシリウスが
事の始まりはシリウスが「退屈だ。満月だったらいいのに」と言い始めた事でした。それを聞いてルーピンが「君はそう思うかもな」と暗い声で言いました。それからルーピンはこう言うとシリウスに本を差し出したのでした。

「まだ変身術の試験がある。退屈なら僕をテストしてくれよ。さあ」

しかしシリウスは気に入らないと言いたげに鼻を鳴らすと「そんなくだらない本は要らないよ。全部知ってる」と言いました。するとジェームズがこっそりこう言ってシリウスは振り向いたかと思うとじっと動かなくなりました。

「これで楽しくなるかもしれないぜ。パットドフット」

動かなくなったシリウスはまるでウサギの臭いを嗅ぎつけた猟犬のようです。そして低い声で「いいぞ。スニベルスだ」と言いました。ハリーは振り返ってシリウスの視線を追いました。その先にいたのはスネイプだったのです。

スネイプは立ち上がり試験問題用紙をカバンにしまっていました。スネイプが潅木の陰を出て芝生を歩き始めるとシリウスとジェームズが立ち上がりました。その一方ルーピンとワームテールの2人はその場に座ったままでした。

ルーピンは本を見つめたままでしたが目が動いていなかったし眉根に微かに皺を寄せていました。ワームテールのほうは逆にわくわくした表情を浮かべてシリウスとジェームズからスネイプへとその視線を移していたのでした。

ジェームズが大声で「スニベルス元気か?」と言いました。スネイプはまるで攻撃されるのを予測していたかのように素早く反応しました。カバンを捨てるとローブに手を突っ込んで杖を半分ほど振り上げたというわけですよね。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

その時ジェームズがこう叫びました。スネイプの杖は宙を飛び背後の芝生に落ちました。すると今度はシリウスが吼えるような笑い声を上げるとスネイプに杖を向けて「インペディメンタ!妨害せよ!」と唱えたというわけです。

こうして2人がかりでの攻撃が始まったのです。

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スネイプは課外授業でハリーに閉心術を教えるのに当たりダンブルドアから「憂いの篩」を借りてハリーに見られなくない過去の記憶を移し替えていました。ところがその記憶をハリーは好奇心に負けて覗き込んでしまったのでした。そこに出て来たのはハリーの父親とその仲間たちでした。(全3項目)

3-1.込み上げる思い
部屋を出ようとして扉の所まで来た時に何かが見えました。扉の枠にちらちらと灯りが踊っていました。ハリーが振り返るとその灯りは「憂いの篩」から射していました。スネイプの思いが中に吸い込まれて渦巻いていました。

ハリーは「憂いの篩」をじっと見ました。好奇心が湧き上がって来ます。スネイプがそんなにも自分から隠したかったのは一体全体何だろう?ハリーは考え込みながら「憂いの篩」が置かれているその机に二歩近づいたのでした。

もしかしてスネイプが自分に見せたくないのは神秘部に関する情報なのではないか?ハリーは背後を見ました。心臓がこれまで以上に強く速く鼓動しています。スネイプはモンタギューを助け出すのにどのくらいかかるだろう?

その後まっすぐ戻って来るだろうか?それともモンタギューを連れて医務室に行くだろうか?絶対医務室だ。モンタギューはクィディッチのスリザリン・チームのキャプテンだからスネイプは大丈夫という事を確かめたいだろう。

ハリーは「憂いの篩」の所までの数歩を歩き上に屈み込んで深みをじっと見ました。ハリーは躊躇し耳を澄ませ杖を取り出しました。部屋の中も外の廊下も静まり返っています。ハリーは杖先で「憂いの篩」を軽くつつきました。

以前に校長室でやった事があるのでやり方は知っていました。中の銀色の物質が急速に渦を巻き出しました。覗き込むと中身が透明になっているのが見えました。ハリーはまたしても天井の丸窓から覗き込むような形で見ました。

見当違いでなければそこは大広間です。ハリーの息がスネイプの想いを本当に曇らせていました。強い誘惑に駆られこんな事をするのは正気の沙汰じゃない。ハリーは震えていました。スネイプは今にも戻って来るかもしれない。

しかしチョウのあの怒りにマルフォイの嘲るような顔を思い出すとハリーはもうどうにでもなれと向こう見ずな気持ちになっていました。ハリーは大きく息を吸い込むと顔をスネイプの想いに突っ込んだというわけなんですよね。

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ホグワーツ高等尋問官のドローレス・アンブリッジには同僚の先生方を査察し解雇する権限が与えられていました。そしてついにトレローニー先生が解雇される第1号になってしまいました。ところがそれだけでは済みませんでした。何とダンブルドア校長までもがホグワーツを去る事になって・・・(全3項目)

3-1.トレローニー先生がついに
何故先生はヴォルデモートの事を闇の帝王と呼ぶのか?自分は死喰い人がそう呼ぶのしか聞いた事がありません。ハリーにそう詰め寄られて言葉を失ったスネイプだったのですが時を同じくして外から女性の悲鳴が聞こえました。

スネイプは天井を見つめると「一体?」と呟きました。どうやら玄関ホールで何かの騒ぎが起っているようでした。スネイプは顔をしかめてハリーを見るとこう訊いて来ました。しかしハリーも何も分らず首を横に振ったのでした。

「ここに来る途中何か異常なものは見なかったか?ポッター?」

スネイプがハリーにこう訊いていると再び女性の悲鳴が聞こえました。スネイプは杖を構えたまま素早く部屋を出て行きました。ハリーは一瞬戸惑いましたがスネイプの後に続き部屋を出ました。騒動はやはり玄関ホールでした。

到着してみると玄関ホールは超満員でした。まだ夕食が終わっていなかったので何事かと大広間から見物の生徒が溢れ出していたのです。何人かはショックをまたさらには何人かは恐怖の表情を浮かべてその騒動を見ていました。

トレローニー先生が玄関ホールの真ん中に立っていました。そのトレローニー先生が恐ろしげに見つめていたのはアンブリッジでした。ついにアンブリッジがトレローニー先生に対して解雇を通告したというわけなんですよね。

しかしここでマクゴナガル先生が歩み寄りトレローニー先生に「ホグワーツを出る事にはなりませんよ」と告げました。するとアンブリッジが数歩進み出て毒々しい声で「そう宣言なさる権限がおありですの?」と訊きました。

「それはわしの権限じゃ」

こう言いながら姿を現わしたのはダンブルドア校長でした。ダンブルドアはアンブリッジに確かにあなたは教師を解雇する権利を持っている。しかしこの城から追い出す権限は持っていない。ダンブルドアはこう言ったのでした。

そればかりかトレローニー先生に代わる「占い学」の教師までも見つけて来ていました。その方は1階に住むほうが好ましいので天文台塔のてっぺんに住んでいるトレローニー先生は出て行く必要がないとの事なんだそうです。

「フィレンツェじゃ。あなたも適任だと思われる事じゃろう」

トレローニー先生に代わって「占い学」の後任の教師になったのは何とケンタウルスのフィレンツェだったんですよね。

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ハリーが一向に閉心術を覚えないためスネイプの課外授業は続きました。ところがこれまで一度も踏み込まなかった領域の光景を見る事になったためハリーは困惑しスネイプは怒り狂う事となってしまいました。2人が初めて見たその光景とは?(全3項目)

3-1.何故ここにいるのか?
ハリーが全くと言っていいほど閉心術を覚えなかったためにスネイプの課外授業は続きました。そうこうする内にヴォルデモートの元には吉報がもたらされました。10人の死喰い人がアズカバンを脱獄して戻って来たんですよね。

ヴォルデモートにとって特にうれしかったのはオーガスタス・ルックウッドが戻って来た事でした。その理由はルックウッドは以前は魔法省の神秘部に勤めていて例のあの武器の事もよく知っていたからというわけなんですよね。

ハリーはルックウッドがヴォルデモートにその武器の事を教えている光景を夢の中で見ました。ところがその事をハーマイオニーに話すと「こんな事を見るべきじゃなかったのよ」と責められる事となってしまったんですよね。

ハリーはそういう事に対して心を閉じる練習をしているはずだと説教されてしまったのです。当然スネイプに知られても再び責められるのは必定なのでハリーはこの事は心の奥に押しやろうとしました。しかし駄目だったのです。

「立てポッター。あの最後の記憶は。あれは何だ?」

ハリーが「いとこが僕をトイレに立たせた記憶の事ですか?」と言うとスネイプは「いや男が暗い部屋の真ん中に跪いている記憶の事だが」と言って来ました。例のルックウッドがヴォルデモートに武器の事を教えた光景でした。

「あの男とあの部屋がどうして君の頭に入って来たのだ?ポッター?」

ハリーはスネイプと視線を合わせないようにしながら「それはただの夢だったんです」と逡巡しながら答えました。するとスネイプは「夢?」と訊き返したその後に一瞬の間を置きハリーにこう言って来たというわけなんですよね。

「君が何故ここにいるのか判っているのだろうな?ポッター?我輩が何故こんな退屈極まりない仕事のために夜の時間を割いているのか判っているのだろうな?」

スネイプのこの問いに対してハリーは?

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ハリーの不意を衝く形で突然始まった閉心術を覚えるための訓練だったのですが去年の8月12日の記憶が呼び覚まされた事で数ヵ月間に渡る謎が解き明かされる事になりました。そのためスネイプはハリーのした質問のためにうろたえる事となってしまいました。その質問とは?(全3項目)

3-1.判った!判ったぞ!
感情を制御できず安々と挑発される者など弱虫だ。スネイプにこう言われてハリーは低い声で「僕は弱虫じゃない」と反論しました。怒りが激しく脈打って自分は今にもスネイプを襲いかねないとそう思うほどだったんですよね。

「なれば証明してみろ!己を支配するのだ!怒りを制するのだ。心を克(よく)せ!もう一度やるぞ!構えろ行くぞ!」

スネイプはこう言うと「レジリメンス!」と唱えました。またしても過去の光景がハリーの頭の中を駆け巡りました。気がつくとハリーはスネイプの研究室の床に四つん這いになっていました。しかし今度はこう言ったのでした。

「判った!判ったぞ!」

この声は勝ち誇っていました。それは8月12日の懲戒尋問の際にアーサー氏と窓のない廊下を走っている光景を見たからです。ハリーが身を起こしてスネイプを見ると杖を上げたままハリーの事をじっと見つめていたのでした。

どうやら今度はスネイプのほうがハリーがまだ抵抗しない内に術を解いたようでした。スネイプは意味ありげな目つきでハリーを見ると「ポッター何があったのだ?」と訊いて来ました。その問いにハリーはこう答えたのでした。

「判った。思い出したんだ。今気づいた」

スネイプは鋭く「何を?」と詰問しました。ハリーはすぐには答えませんでした。ついに判ったという瞬間を味わっていたからです。この何ヵ月間ハリーは突き当たりに鍵のかかった扉がある窓のない廊下の夢を見て来ました。

それが現実に存在する場所だとは一度も気づきませんでした。今それがどこだったのかが判ったのです。アーサー氏と一緒に走った魔法省の地下のあの廊下だ。しかも蛇に襲われた時アーサー氏がいたのはあそこだったのです。

そこでハリーは?

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何故ダンブルドア校長先生は自分に閉心術を学ばせたいとそう思ったのか?ハリーのこの疑問にスネイプは比較的真摯に答えてくれました。しかしスネイプは完璧にハリーを納得させる事はできませんでした。そしてハリーにとっては唐突に訓練がついに始まったのでした。(全3項目)

3-1.やはり怖い?
「闇の帝王の名前を言うな!」ハリーが「ヴォルデモート」と名前を口にしたためスネイプは吐き出すようにこう言いました。嫌な沈黙が流れました。やがてハリーが「ダンブルドア先生は名前を言います」と静かに言いました。

「ダンブルドアは極めて強力な魔法使いだ。あの方なら名前を言っても安心していられるだろうが。その他の者は」

スネイプは低い声でこう言うと左の肘の下あたりをどうやら無意識にさすりました。そこには「闇の印」が焼き付けられている事をハリーは知っていました。ハリーは丁寧な声に戻すよう努力しながらスネイプにこう言いました。

「僕はただ知りたかっただけです。何故」

するとスネイプは唸るように「君は蛇の心に入り込んだ。何故なら闇の帝王があの時そこにいたからだ。あの時帝王は蛇に取り憑いていた。それで君も蛇の中にいる夢を見たのだ」と言ってようやく説明を完結したんですよね。

それで「あの人」すなわちヴォルデモートは僕があそこにいたのに気づいた?ハリーがこう訊くとスネイプは「そうらしい」と冷たく答えました。しかしまだ納得ができないハリーは急き込んでスネイプにこう訊いたんですよね。

「どうしてそうだと判るんですか?ダンブルドア先生がそう思っただけなんですか?それとも」

こう訊くハリーにスネイプは目を糸のように細めて「言ったはずだ。我輩を先生と呼べと」と言いました。そこでハリーは「はい先生」と言った後に「でもどうしてそうだと判るんですか?」と改めて再び訊いたというわけです。

「そうだと判っていればそれで良いのだ。重要なのは闇の帝王が自分の思考や感情に君が入り込めるという事に今や気づいているという事だ」

「さらに帝王はその逆も可能だと推量した。つまり逆に帝王が君の思考や感情に入り込める可能性があると気づいてしまった」

「それで僕に何かをさせようとするかもしれないんですか?」こう訊いた後にハリーは慌てて「先生?」と付け加えたのでした。そう訊かれてスネイプはハリーのこの問いに対して冷たく無関心な声でこう答えたというわけです。

「そうするかもしれぬ。そこで閉心術に話を戻す」

こう答えたかと思うとスネイプは杖を取り出したのでした。

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こうしてダンブルドア校長先生の肝煎りでハリーはクリスマス休暇明けから閉心術という魔法を覚えるために個人教授を受ける事になりました。ところが何せ教えてくれるのがスネイプという事でハリーの気持ちは滅入る一方でした。その冒頭では何故ハリーが閉心術を習うのかについての質疑応答という事になり・・・(全3項目)

3-1.スネイプの部屋に
「ダンブルドアはあなたがヴォルデモートの夢を見なくなるようにしたいんだわ」ハーマイオニーはこう言ってハリーが閉心術を学ぶ事に大賛成でした。一方ロンはスネイプの課外授業よりも悪夢のほうがマシだと否定的でした。

次の日はほとんど1日中ハリーはスネイプの課外授業の事を恐れて過しました。午前中に「魔法薬学」の授業がありましたがスネイプは普段と変わりなくハリーの怯えた気持ちを和らげるなどという配慮は一切ありませんでした。

しかもダンブルドア軍団のメンバーが授業の合間に廊下で入れ替わり立ち替わりやって来ては今夜会合はないのかと期待を込めて訊いて来るのでハリーはますます気持ちが滅入りました。でも1つだけいい事があったんですよね。

それは2月14日のバレンタインデーにチョウ・チャンとホグズミードに行く事になったのでした。しかし夕方の6時になるとチョウとデートに行く事が決まっての浮き立った気持ちは消えてただひたすら不吉さが募るばかりでした。

スネイプの研究室に到着するとハリーは扉の前に立ち止まり「この部屋以外ならどこだって行くのに」と思いました。それから深呼吸をすると扉をノックしてハリーはスネイプの研究室に入りました。スネイプはもういました。

「ドアを閉めるのだ。ポッター」

薄暗がりの中からスネイプの冷たい声がこう言うのが聞こえて来たのでハリーは思わず飛び上がりました。部屋に入ってまずハリーの目を引いたのは「憂いの篩」です。一体何のためにここにあるのだろうとハリーは思いました。

ハリーはスネイプに言われた通り部屋の扉を閉めました。まるで自分自身を牢に閉じ込めたような感じでぞっとしました。部屋の中に戻るとスネイプは明るい所に移動していました。そしてハリーの座る椅子を黙って示しました。

ハリーは座りスネイプも腰を下ろしました。冷たい暗い目が瞬きもせずハリーを捕らえました。顔の皺の1本1本に嫌悪感が刻まれています。そしてスネイプがハリーにこう言って閉心術を学ぶための課外授業が始まったのでした。

「さてポッター。ここにいる理由は判っているな。閉心術を君に教えるよう校長から頼まれた。我輩としては君が魔法薬より少しはましな所を見せてくれるよう望むばかりだ」

こう言われてハリーは「ええ」とぶっきらぼうに答えました。

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昨年の夏休みの後半をハリーはロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団本部で過しました。その時はスネイプの姿は数回見たものの話す機会はありませんでした。ところがクリスマス休暇の時にはスネイプがわざわざハリーを12番地に訪ねて来ました。その目的は?(全3項目)

3-1.グリモールド・プレイス12番地に
まあこれはハリーポッター・シリーズにはありがちな事なんですがハリーは週に最低一度はスネイプとは「魔法薬学」の授業で顔を合わせていますし食事のために大広間に来ると教職員テーブルにスネイプはいるというわけです。

しかし特段の事がなければそれらの所は省略されてしまうというわけです。そしてハリーはホグワーツに入学して初めてクリスマス休暇を学校の外で過す事となりました。滞在先はグリモールド・プレイス12番地だったのでした。

休暇直前アーサー氏が騎士団の任務中にヴォルデモートの蛇のナギニに襲われて重傷を負い聖マンゴ魔法疾患障害病院に担ぎ込まれました。ハリーはロンにフレッドとジョージにジニーと共に12番地にやって来たというわけです。

聖マンゴにアーサー氏の見舞いに行くのには「隠れ穴」よりも12番地のほうが便利という事でダンブルドア校長が急遽「移動キー」を作ってハリーたちは12番地に移動してクリスマス休暇はそこで過したというわけなんですよね。

夏休み中スネイプは何度が12番地を訪れましたが結局幸いな事にハリーとは会わずじまいでした。ところがクリスマス休暇の最終日に何とハリーにとっては驚く事にスネイプがわざわざハリーに会いに12番地にやって来たのです。

厨房に下りて来てくれる?スネイプ先生がお話があるんですって。ウィーズリーおばさんがこう言った時ハリーはその言葉が耳に入りませんでした。ハリーが謝った後に「何ですか?」と訊くとおざさんはこう答えたのでした。

「スネイプ先生ですよ。厨房で。ちょっとお話があるんですって」

ハリーは恐怖で口があんぐり開きました。周りにいたロンにハーマイオニーとジニーを見るとやはり3人ともハリーと同様に口を開けてハリーを見つめ返していました。ハリーは思わずポカンとして「スネイプ?」と訊きました。

おばさんは「スネイプ先生ですよ」とハリーをたしなめた後に「さあ早くいらっしゃい。長くはいられないとおっしゃってるわ」と言いました。一体全体スネイプはいかなる用件でハリーを訪ねてここ12番地にやって来たのか?

ハリーが厨房に下りて行くと・・・

そこにはシリウスもいました。

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今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教職に魔法省からドローレス・アンブリッジが派遣されて来て着任しました。ところが学期が始まって1週間後にはそのアンブリッジが「ホグワーツ高等尋問官」という同僚の先生方を査察する職位にも就きました。スネイプも査察を受けたのですが・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツ高等尋問官
学期初日の9月1日ハーマイオニーにあの人は誰だと訊かれて教職員テーブルを見たハリーは愕然としました。何故なら8月12日の懲戒尋問の際に魔法大臣コーネリウス・ファッジの右隣にいた魔女が座っていたからなんですよね。

その魔女こそが魔法省から派遣され「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就いたドローレス・アンブリッジでした。そのアンブリッジの最初の授業でハリーはいきなり罰則を科される事となってしまったというわけなんですよね。

さらにその1週間後には「日刊予言者新聞」にとんでもない内容の記事が掲載されました。ハリーたち3人は前日の夜遅くにパーシーからロンに宛てた手紙でその事を事前に予告されていました。予想に反して大きな記事でした。

その記事によれば8月30日に新たに教育令第22号が制定され現校長が空席になっている教職に教師を配する事ができなかった場合は魔法省が適切な人物を選ぶ事になった。そのためにアンブリッジが任命をされたのだそうです。

さらに魔法省は「ホグワーツ高等尋問官」という新しい職位を設けてアンブリッジに同僚の先生方を査察する権限を与えました。つまりはセブルス・スネイプもアンブリッジの査察の対象の1人になったというわけなんですよね。

ところがロンはうれしそうでした。それはマクゴナガル先生が査察されるのが楽しみだからだそうです。一方ハーマイオニーはロンとハリーに「さ。行きましょう」と言い素早く立ち上がりました。次の授業は「魔法史」でした。

「早く行かなくちゃ。もしもビンズ先生のクラスを査察するようなら遅刻するのはまずいわ」

ハーマイオニーはこう言いましたがアンブリッジは「魔法史」のビンズ先生の査察に来ませんでした。その次の「魔法薬学」のスネイプの授業の時もアンブリッジは姿を現わしませんでした。ただ月長石の宿題が返って来ました。

その宿題がハリーにとっては問題だったのです。

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不死鳥の騎士団の本部に滞在する事になってハリーはスネイプの顔を何度か見かける事となりましたが話す機会はありませんでした。そのため会話を交わす事になったのはやはり学期が始まってからの「魔法薬学」の授業の時という事になりました。でもその内容はハリーにとっては最悪でした。(全3項目)

3-1.本日の授業を始める前に
こうしてハリーはロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に入ったその日にスネイプの顔を見る事となりました。その後スネイプは12番地には数回慌しく出入りしましたがハリーとは会いませんでした。

8月12日に魔法省で行われた懲戒尋問も被告側の証人として出廷したダンブルドアのお陰で無罪放免となりハリーはめでたく今学期も生徒としてホグワーツに戻る事になりました。ロンとハーマイオニーは監督生になりました。

そういう事だったのでハリーとスネイプは学期に入って最初の「魔法薬学」の授業で顔を合わせる事になりました。スネイプは地下牢教室の扉を閉めると冷たく「静まれ」と言いました。静粛になどと言う必要はありませんでした。

「本日の授業を始める前に忘れぬようはっきり言っておこう。来る6月諸君は重要な試験に臨む。そこで魔法薬の成分・使用法につき諸君がどれほど学んだかが試される」

「このクラスの何人かは確かに愚鈍であるが我輩は諸君にせいぜいふくろう合格すれすれの可を期待する。さもなくば我輩の不興を蒙る」

スネイプはマントを翻して教壇に立つと全員をじろりと見た後にこう言い渡しました。そして言い終わると今度はネビルを睨みつけました。このクラスではネビルが群を抜いて断トツの問題児だったからというわけなんですよね。

「言うまでもなく来年から何人かは我輩の授業を去る事になろう。我輩は最も優秀なる者にしかNEWT(いもり)レベルの魔法薬の受講を許さぬ。つまり何人かは必ずや別れを告げるという事だ」

こう言うとスネイプはハリーを見据えて薄ら笑いを浮かべました。来年になると「魔法薬学」を辞められる。ぞくっとするような喜びを感じながらハリーはスネイプを睨み返したのでした。むしろそのほうが大歓迎だからです。

「しかしながら幸福な別れの時までにまだ1年ある。であるからNEWT(いもり)テストに挑戦するつもりか否かは別として我輩が教える学生には高いふくろう合格率を期待する。そのために全員努力を傾注せよ」

こうして今学期最初の「魔法薬学」の授業は始まったのでした。

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1月9日が誕生日という事で毎年大概の場合は第2日曜日からはセブルス・スネイプをやるという事に当サイトはなっています。今年は4週間に渡って第5巻「不死鳥の騎士団」のスネイプの語録集をお届けする事にします。ヴォルデモートが復活して不死鳥の騎士団が再結成された事でスネイプは?(全3項目)

3-1.重要会議
プリベット通り4番地に帰って来たハリーは苛立ちを募らせていました。それと言うのも「日刊予言者新聞」にはヴォルデモートが復活したという記事は載らないしロンとハーマイオニーからも情報が全く入って来ないからです。

何でもハーマイオニーから来た手紙によれば途中で行方不明になる事も考えて重要な事は書かないように言われているんだそうです。そしてその理由はハリーがロンドンの不死鳥の騎士団の本部に入った時に説明されたのでした。

どうなってるんだ?ヴォルデモートは何を企んでる?どこにいる?奴を阻止するのに何をしてるんだ?ハリーが怒り狂ってこう矢継ぎ早に質問するとハーマイオニーが気を使いながらハリーにこう答えたというわけなんですよね。

「言ったでしょう?騎士団は私たちを会議に入れてくれないって。だから詳しくは知らないの。だけど大まかな事は判るわ」

フレッドとジョージが「伸び耳」を発明したんだそうです。これで騎士団の会議を盗聴して幾つかの事は判った。でもそれを知ったウィーズリーおばさんが「伸び耳」を捨ててしまうので隠す事を余儀なくされたのだそうです。

さらに今はおばさんが会議が行われる厨房の扉に「邪魔よけ呪文」をかけたのでもはや使えないとの事です。何でもフレッドが言う所によれば今日は重要会議をしているので「伸び耳」を使う危険を冒す価値があるんだそうです。

「残念だ。あのスネイプの奴が何をするつもりだったのか是非とも知りたかったのになあ」

フレッドが深い溜め息をつくとこう言いました。ハリーがそれにすぐに反応して「スネイプ!ここにいるの?」と訊くとジョージが「ああ。マル秘の報告をしてるんだ」と答えたのでした。するとフレッドがこう言ったのでした。

「嫌な野郎」

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実はホグワーツの生徒たちはほとんどがそうとは全く知らずにお世話になっていた。そしてハリーとロンは3年生の時からお世話になっていました。さらにハリーはその事を5年生の時にハグリッドから教えて貰ったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.セストラル
ハリーとロンがこのセストラルに遭遇というか初めてお世話になったのは3年生の時です。本来ならホグワーツの生徒たちは2年生の時からお世話になる魔法生物なんですよね。何故かと云うと学校の馬車を牽いているからです。

1年生の時には組分けの儀式を受けるためにハグリッドが引率をしてボートで湖を渡って城に入ります。そして2年生以上の生徒はこのセストラルが牽く馬車に乗って学校の玄関ホールの前まで運んで貰うというわけなんですよね。

しかしハリーとロンは2年生の時には屋敷しもべ妖精のドビーがキングズ・クロス駅の9と3/4番線への入口をハリーにホグワーツに行かせてなるものかと塞いだため2人はアーサー氏のフォード・アングリアで学校に行きました。

そのため馬車を使う機会がありませんでした。初めて馬車に乗ったのは3年生の時になりました。ホグズミード駅からぬかるんだ馬車道に出るとそこにはざっと百台の馬車が生徒たちを待ち受けていてハリーたちも乗りました。

馬車は透明の馬に引かれている。ハリーはそう思うしかありませんでした。何しろ馬車に乗り込み扉を閉めると勝手に馬車が走り出し揺れながら隊列を組んで進んで行ったからというわけです。この時は見えなかったんですよね。

ところがそれが5年生になるとハリーは見えるようになりました。名前をつけるなら馬と呼ぶべきなのだろうとハリーはセストラルを見てそう思いました。爬虫類のようで全く肉がついていなくて黒い皮がぴったりついています。

そのため骨が1本1本見えます。頭はドラゴンのようです。瞳のない目は白濁していて背中の隆起した部分から巨大で黒い鞣革のようなむしろこうもりにふさわしいような翼が生えています。さらに戸惑う事が待ち受けていました。

ハリーがロンに「こいつら一体何だと思う?」と訊くとロンからは「こいつらって?」と訊き返されてしまったのです。ハリーがいくら説明しても「どの馬みたいなもの?」とか「何の事を話しているんだ」とロンは言うのです。

すなわちハリーには見えているのにロンには見えていないのです。ところが同じコンパートメントに乗り合わせていたルーナ・ラブグッドはホグワーツに来た最初の日から見えていたんだそうです。一体全体それは何故なんだ?

その理由をハリーに教えてくれたのはハグリッドです。ダンブルドアの使者として巨人の居住地に赴いていたハグリッドが帰って来て最初の「魔法生物飼育学」の授業でセストラルだとそう教えてくれたというわけなんですよね。

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ハリーたち3人は3年生から「魔法生物飼育学」という新しい科目を履修する事になりました。そして何とハグリッドがその新任の教師になったのです。そんなハグリッドが記念すべき初授業で取り上げたのが半鳥半馬のヒッポグリフでした。ところがだったのです。(全3項目)

3-1.ヒッポグリフ
ハリーたち3人は3年生から新しい科目を履修する事になりました。ハリーとロンにとっては2つの内の1つだったのですが「魔法生物飼育学」の最初の授業でハグリッドが取り上げた魔法生物がこのヒッポグリフだったんですよね。

ハリーたちが履修するこの年度からハグリッドがこの「魔法生物飼育学」の教職に就きヒッポグリフはハグリッドにとっては記念すべき初授業で取り上げる魔法動物になったというわけなんですよね。ところがだったんですよね。

ハグリッドのこの記念すべき初授業はハリーたちを含めたグリフィンドール生とドラコ・マルフォイを含めたスリザリン生の3年生が受けました。そして何とドラコ・マルフォイが騒動を起してしまったというわけなんですよね。

ヒッポグリフは誇り高くて怒りっぽい。そのため近づく時には礼儀を尽くさなくてはならないんだそうです。ヒッポグリフのそばまで歩いて行くとまずはお辞儀をする。そしてヒッポグリフがお辞儀を返すのを待つのだそうです。

ヒッポグリフがお辞儀を返して来たら触ってもいいという事なんだそうです。ところがマルフォイはバックビークというヒッポグリフに向かって「醜いデカブツの野獣君」などと言ってしまったがために襲われる事となりました。

そのためハグリッドはこの学期の末に至るまでヒッポグリフのバックビークに悩まされ続ける事になってしまいました。挙句の果てにはバックビークは処刑される事となってしまった。そういう事だったというわけなんですよね。

ちなみにこのヒッポグリフは「幻の動物とその生息地」にそれなりに詳しく説明されていますね。元々はヨーロッパ原産であるが現在は世界中で見られるんだそうです。頭は大鷲で胴体は馬で飼い馴らす事ができるのだそうです。

専門家のみが飼育を許されているそうです。それならハグリッドは専門家なのでしょうか?そして食べ物は地面を掘って虫を捕食するものの鳥や小型哺乳類も食べるそうです。繁殖期のヒッポグリフは地上に巣を作るとの事です。

そして大きくて壊れやすい卵を1個だけ生む。これが24時間以内に孵化するのだそうです。ヒッポグリフの雛は1週間以内に飛べるようになるものの親に従いて長旅ができるようになるまでには数ヵ月の期間を要するんだそうです。

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「年明け直後の記事はどうしよう。何をやろうか?」と毎年いつも悩むのですが今年は干支が酉(とり)という事でハリーポッター・シリーズに登場する飛ぶ事ができる魔法生物3種類を改めて取り上げてみる事にしました。初日の今日はダンブルドア校長が飼っている不死鳥のフォークスです。(全3項目)

3-1.不死鳥フォークス
ハリーポッター・シリーズでは何と云ってもハリーが主役ですから多くの登場人物や動物が初登場するのはハリーが見たり会った時という事になります。そしてこの不死鳥のフォークスもまたやはり例に漏れないというわけです。

当然フォークスはダンブルドア校長が飼っているので普段は校長室にいます。ハリーは2年生の時に初めてマクゴナガル先生に連れられて校長室に足を踏み入れました。そこでフォークスとの初対面を果たしたというわけです。

奇妙な音がしたのでハリーは振り返りました。すると校長室の扉の裏側に金色の止まり木があり羽を半分むしられた七面鳥のような鳥が止まっていました。ハリーがじっと見ると鳥は再び声を上げながら邪悪な目で見返しました。

ハリーは鳥が重い病気ではないかとそう思いました。目はどんよりとしているしハリーが見ている間にも尾羽が数本抜け落ちたからでした。ところが次の瞬間には鳥が炎に包まれたかと思うと跡形もなく消え去ってしまいました。

ハリーは驚いて叫び声を上げ後退りして机にぶつかってしまいました。どこかにコップ一杯の水でもないかとハリーは夢中で周りを見回しました。でもどこにも見当たりません。鳥は火の玉となり一声鋭く鳴いて消え去りました。

その後は一握りの灰が床の上で煙を上げているだけでした。するとそこにダンブルドア校長が陰鬱な顔をして入って来ました。ハリーが喘ぎながら今起きた事の次第を説明すると何と意外な事にダンブルドアは微笑んだのでした。

「そろそろだったのじゃ。あれはこの頃惨めな様子だったのでな。早く済ませてしまうようにと何度も言い聞かせておったんじゃ」

ダンブルドアがこう言うとハリーはわけが分らず茫然自失といった面持ちでした。それを見てダンブルドアは今度はクスクス笑いました。そしてフォークスは不死鳥じゃよ。だから死ぬ時は炎となり燃え上がるが灰の中から蘇る。

ダンブルドアに「見ててご覧」と言われてハリーが見下ろすと小さなくしゃくしゃの雛が灰の中から頭を突き出している所でした。雛もまた今しがた見た老鳥と同じくらい醜い姿をしていました。ダンブルドアはこう言いました。

「あれはいつもは実に美しい鳥なんじゃ。羽は見事な赤と金色でな。うっとりするような生き物じゃよ不死鳥というのは。驚くほどの重い荷を運び涙には癒しの力がありペットとして忠実なことこの上ない」

ちょうど「燃焼日」にフォークスの姿を見る事になって残念だった。ダンブルドアはハリーにこう言ったのでした。

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新年明けましておめでとうございます!今年も当サイトをご贔屓によろしくお願いしますね。当サイトもついに12年目に突入する事になりました。今年もまた最初の記事は去年を振り返りつつ今年の予告などを軽く紹介するという毎年恒例の内容という事になっております。(全3項目)

3-1.拍手数と訪問者数
毎年最初の記事で話題にしております。その理由はここを備忘録代わりにしているからというわけです。昨年1年間で「742」の拍手をいただきました。その前の2015年が「1,924」だったので約3分の1の数という結果でしたね。

まあでも数が少なかろうが多かろうが貰えてうれしい事に変わりはありません。さらにいただいた皆様に感謝する気持ちも微塵も変わりません。昨年1年間拍手をくださった方々にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。

まことに有難うございました!

以前は読んだ記事の全てに拍手をくださる方がいたり特定の記事に拍手が偏り「何で?」と思う事もありましたが去年はそういう事もなく拍手については比較的平穏な日々が続きました。でも去年も摩訶不思議な事がありました。

当サイトは週4回定期更新という事で1週間単位で記事を構成していますが例えば8回シリーズの3番目だけとか4回シリーズの3番目の記事だけに拍手をくださるという事がありました。私にとっては何だか不思議な現象でしたね。

それから昨年は約6万人の方々に当サイトに訪問していただきました。日本語版の第7巻「死の秘宝」が出たのが2008年の7月なので今年の7月が来ると丸9年という事になりこの6万人という訪問者数はまあまあだと思っています。

そして拍手と訪問者数が断トツに多かったのが6月と12月でした。何でかと云うと例によって例の如く日本テレビ系列の「金曜ロードショー」で映画を放送してくれたからでした。これで2万人ぐらいは増えたとそう思いますね。

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