アルバス・ダンブルドア「死の秘宝」編、その1(14)(52回シリーズ)

ハリーとハグリッドは必死にそして懸命に逃げ死喰い人のほうは必死にそして懸命に追いかけて来ました。ところがです。ハリーが「武装解除の術」を使うと追跡していた死喰い人の1人が「あれだ。あいつがそうだ。あれが本物だ!」と言って姿を消しました。すると・・・(全3項目)

3-1.あれだ。あいつがそうだ。あれが本物だ!
「今行くぞハリー。今行くからな!」ハグリッドの巨大な手がハリーのローブの背中を捕まえ落ちて行くサイドカーから持ち上げました。バイクの座席に這い上がって気がつくとハグリッドとは背中合わせに座っていたのでした。

2人の死喰い人を引き離して上りながらハリーは落下して行くサイドカーに杖を向け「コンフリンゴ!爆発せよ!」と叫びました。サイドカーが爆発した時ハリーはヘドウィグを想い腸がよじれるような激しい痛みを感じました。

近くにいた死喰い人が箒から吹き飛ばされ姿が見えなくなりました。もう1人の仲間も退却して姿を消しました。ハグリッドが「すまねぇ。すまねぇ。俺が自分で直そうとしたんが悪かった。座る場所がなかろう」と謝りました。

そんなハグリッドにハリーは「大丈夫だから飛び続けて!」と叫び返しました。暗闇からまた2人の死喰い人が現れ段々自分たちに近づいていたからです。追っ手の放つ呪いが再びオートバイめがけて矢のように飛んで来ました。

ハグリッドはジグザグ運転でかわしました。自分が不安定な座り方をしている今の状態ではハグリッドは二度とドラゴン噴射を使う気になれないのだろうとハリーは思いました。ハリーは次から次へと「失神呪文」を放ちました。

しかし辛うじて死喰い人との距離を保てただけでした。追っ手を食い止めるためにハリーはまた呪文を発しました。一番近くにいた死喰い人が避けようとした拍子に頭からフードが滑り落ちました。ハリーの知っている人でした。

ハリーが続けて放った「失神呪文」の赤い光が照らし出した顔は奇妙に無表情なスタンリー・シャンパイクでした。ハリーが二度乗った事のある「夜の騎士(ナイト)バス」の車掌をしていたスタン・シャンパイクだったんですよね。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

思わずハリーがこう叫ぶと・・・

「あれだ。あいつがそうだ。あれが本物だ!」

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