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ホグワーツに入って最初の年は学期初日と最終日にキングズ・クロス駅で会ったハリーとウィーズリーおばさんだったのですが夏休みにはハリーが自宅の「隠れ穴」にやって来て滞在する事となりました。おばさんはハリーに対してはとことん優しく甘かったというわけです。(全3項目)

3-1.初めて「隠れ穴」に
こうして学期最終日にはキングズ・クロス駅でクリスマスに貰ったセーターとお菓子のお礼をウィーズリーおばさんにしたハリーだったのですがそれから1ヵ月あまりが経った8月の上旬に2人は再会をする事になったんですよね。

それはウィーズリー家の住居「隠れ穴」での事でした。ただし両者にとっては極めて不幸な事におばさんの機嫌は最悪でした。それはロンにフレッドとジョージの3人が真夜中に自宅を抜け出してハリーを助けに行ったからです。

ロンは速攻で青ざめフレッドは「アチャ!」と言いジョージは「こりゃ駄目だ」と言いました。おばさんが庭の向こうから鶏を蹴散らして猛前と4人のほうに突き進んでいたからです。おばさんは4人の前でぴたりと止まりました。

「それで?」と言う母親にジョージが自分では朗らかに愛想がいいつもりで「おはようママ」と挨拶をしました。次におばさんは凄みを効かせ低い声で「母さんがどんなに心配したかあなたたち判ってるの?」と訊いて来ました。

3人の息子はいずれも母親より背が高いのですがおばさんの怒りが爆発すると3人とも縮こまってしまいました。そんな調子がまるで何時間も続いたかのようでした。おばさんは怒鳴り続けそれからハリーのほうに向き直りました。

「まあハリーよく来てくださったわねえ。家へ入って朝食をどうぞ」

向き直られてハリーは思わずたじたじと後退りしましたがおばさんは口調を一転させてハリーにこう言いました。そしておばさんはくるりと向きを変えて家のほうに歩き出しました。ハリーは物問いたげにロンを見たのでした。

するとロンが「大丈夫」と言うように頷いたのでハリーはおばさんに従いて初めて「隠れ穴」の敷居を跨いだというわけなんですよね。

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来たる10月30日が誕生日という事もあるので今週はウィーズリーおばさんを取り上げてみる事にしました。今回はハリーとの関係の変遷について振り返ってみる事にします。ウィーズリーおばさんとハリーが初めて会話を交わしたのはハリーが初めてホグワーツ特急に乗った時だったのですが実は・・・(全3項目)

3-1.初対面
実はハリーは7月31日の11才の誕生日にウィーズリーおばさんを見ていたと私はそう思っています。ハグリッドに連れられてハリーが初めてダイアゴン横丁に行った際に薬問屋の前に小太りのおばさんがいてこう呟いていました。

「ドラゴンの肝30グラムが17シックルですって。馬鹿馬鹿しい」

「小太りのおばさん」だからウィーズリーおばさんというわけです。ハリーポッター・シリーズではこういう例は多々ありますよね。しかしハリーがウィーズリーおばさんと初めて会話を交わしたのは約1ヵ月後の9月1日でした。

バーノン叔父さんが送ってくれてキングズ・クロス駅に来たもののハリーは9と3/4番線に入るにはどうしたらいいのか皆目見当がつかず困り果てていました。するとハリーの耳にこんな言葉が飛び込んで来たというわけですよね。

「マグルで混み合ってるわね。当然だけど」

ハリーが急いで後ろを振り返るとふっくらしたおばさんが揃いも揃って燃えるような赤毛の男の子4人に話しかけていました。それがこれからハリーとは家族ぐるみの付き合いになるウィーズリー家の人たちだったんですよね。

女の子が母親に「さて何番戦だったかしら」と訊かれ「9と3/4よ」と答えていたのでそのおばさんと赤毛集団が魔法使い一家なのは明らかでした。ハリーは4人の男子がどうやって9と3/4番線に入るのかを見定めようとしました。

しかしいくら注意深く見ていても入る瞬間を見れません。こうなったら他に手はない。ハリーは意を決してふっくらおばさんつまりウィーズリーおばさんに「すみません」と声をかけました。するとこんな言葉が返って来ました。

「あらこんにちは。坊やホグワーツへは初めて?ロンもそうなのよ」

おばさんは最後に残った男の子を指差しました。それがハリーの生涯の友となるロンでした。ハリーが9と3/4番線に入る方法が分らない旨の言葉を言うとおばさんは「どうやってプラットホームに行くかって事ね」と言いました。

「心配しなくていいのよ。九番と十番の間の柵に向かってまっすぐに歩けばいいの。立ち止まったりぶつかるんじゃないかって怖がったりしない事これが大切よ。怖かったら少し走るといいわ。さあロンの前に行って」

おばさんにこう言われてハリーはようやくキングズ・クロス駅の9と3/4番線に入る事ができたというわけなんですよね。

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果敢にもハリーとロンの2人は「秘密の部屋」に飛び込んで行きました。そしてハリーは不死鳥フォークスの助太刀もあり「組分け帽子」から出て来た剣でバジリスクを退治しバジリスクを操っていたトム・リドルも倒してホグワーツ廃校の危機を救ったのでした。そして2人を迎えたマクゴナガル先生は?(全3項目)

3-1.全ての事が解決して
こうしてハリーとロンは談話室を飛び出して行きましたが2人は「嘆きのマートル」がいるトイレでハリーが蛇語で「開け」と言って「秘密の部屋」を開ける事に成功しハリーはバジリスクを倒してジニーを助け出したのでした。

ジニーとバジリスクを操っていた真の首謀者は日記の中から出て来たトム・リドル後のヴォルデモートでした。ハリーは不死鳥のフォークスの助太刀と組分け帽子から出て来た剣を使い死闘の末にバジリスクを退治したのでした。

「フォークスは普通の鳥じゃない。みんなで手を繋がなきゃ」

ハリーにロンとジニーにロンの杖でハリーとロンの記憶を「忘却術」で消し去ろうとして自分の記憶を消してしまったロックハートは4人が手を繋ぎハリーがフォークスの尾羽を掴み浮かんでマートルのトイレに戻って来ました。

「さあどこへ行く?」

ジニーを心配そうに見ながらロンがこう訊きました。ハリーは指で示しました。フォークスが金色の光を放ち廊下を先導していました。4人は急ぎ足でフォークスに従いて行きました。着いたのはマクゴナガル先生の部屋でした。

ハリーはノックをすると扉を押し開きました。すると一瞬の沈黙の後に叫び声が上がりました。声の主はウィーズリーおばさんで飛び上がってジニーに駆け寄りアーサー氏もその後に続きました。しかしハリーが見ていたのは?

ウィーズリー夫妻とジニーの向こうに並んでいたのはダンブルドアとマクゴナガル先生でした。マクゴナガル先生は胸を押さえて大きく深呼吸をすると落ち着こうとしていました。フォークスはダンブルドアの肩に止まりました。

「あなたたちがあの子を助けてくれた!あの子の命を!どうやって助けたの?」

ハリーもロンもおばさんにきつく抱き締められていました。そしてこう言うとマクゴナガル先生が「私たち全員がそれを知りたいと思っていますよ」と言ったのでした。そう言われておばさんはハリーから腕を離したんですよね。

ハリーは少し躊躇しましたが歩いて行き机の上に「組分け帽子」とバジリスクを倒した剣に「リドルの日記」を置きました。ハリーは一部始終を語り始めました。聞き手は魅せられたようにハリーの話に聞き入っていたのでした。

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「秘密の部屋」の怪物が毒蛇の王バジリスクだと判りハリーとロンはその事をマクゴナガル先生に知らせるために職員室にやって来ました。ところが緊急事態が起きてハリーとロンはそれを知らせる事なく寮に戻る事になってしまいました。そんなハリーとロンだったのですが・・・(全3項目)

3-1.職員室に到着してみたら
ハリーとロンの2人は医務室を出て階段を下り誰もいない職員室に到着しました。ハリーとロンは興奮で座る気にはなれず室内を往ったり来たりしていました。ところが休憩時間のベルが鳴らず代わりに廊下から聞こえたのは?

「生徒は全員それぞれの寮にすぐに戻りなさい。教師は全員職員室に大至急お集まりください」

マクゴナガル先生の声が魔法で拡大され廊下でこう響き渡りました。ハリーは振り向いてロンと目を見合わせると「また襲われたのか?今になって?」と言いロンは愕然として「どうしよう?寮に戻ろうか?」と言ったのでした。

ハリーは「いや」と答えて素早く周りを見回しました。そして左側にある先生方のマントがぎっしり詰まったやぼったい洋服掛けに目をつけました。ハリーはロンにこう言いました。何が起きたのかを確かめようというわけです。

「さあこの中に。一体何が起こったのか聞こう。それから僕たちの発見した事を話そう」

2人は洋服掛けの中に隠れると頭の上を何百人という生徒が移動する音を聞いていました。やがて職員室の扉が開きました。マントの間から覗くと当惑していたり怯え切っていたりと様々な表情で先生方が次々と入って来ました。

「とうとう起こりました。生徒が1人怪物に連れ去られました。秘密の部屋そのものの中へです」

マクゴナガル先生が入って来ると静まり返った職員室でこう話しました。フリットウィック先生は思わず悲鳴を上げました。スプラウト先生は口を手で覆いました。でもスネイプは椅子の背を強く握り締めてこう訊いたのでした。

「何故そんなにはっきり言えるのかな?」

スネイプのこの問いにマクゴナガル先生は蒼白な顔で「スリザリンの継承者がまた伝言を書き残しました。最初に残された文字のすぐ下にです。彼女の白骨は永遠に秘密の部屋に横たわるであろう」とそう答えたというわけです。

その「彼女」こそがロンにとっては大問題だったのです。

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ダンブルドアがいなくなってこれまでになく恐怖感が広がり到底勉強どころではないというのにマクゴナガル先生が学期末試験を実施すると言うのでハリーたちは驚きました。ところがハリーとロンが取った行動がきっかけでマクゴナガル先生の予想外の反応を引き出す事になり・・・(全3項目)

3-1.5月の下旬になって
ダンブルドアがいなくなった事で恐怖感がこれまでになく広がりました。誰も彼もが心配そうな緊張した顔をしていました。笑い声は廊下に不自然に甲高く響き渡るので即座に止める事を余儀なくされるというわけなんですよね。

ところがマクゴナガル先生の口から誰もが驚く発表が5月の下旬にありました。1週間後の6月1日から学期末試験が始まると言うのです。驚き唖然としてシェーマス・フィネガンがマクゴナガル先生に向かってこう叫んだのでした。

「試験?こんな時にまだ試験があるんですか?」

ハリーの後ろでバーンと大きな音がしました。驚いてネビルが杖を取り落とし机の脚を1本消してしまったのです。マクゴナガル先生は杖の一振りで脚を元通りにしシェーマスのほうに向かってしかめっ面をするとこう言いました。

「こんな時でさえ学校を閉鎖しないのは皆さんが教育を受けるためです。ですから試験はいつものように行ないます。皆さんしっかり復習なさっている事と思います」

ハリーは城がこんな状態なのに試験があるとは予想だにしていませんでした。他の生徒も同様のようで不満たらたらの声が溢れました。マクゴナガル先生はますます恐いしかめっ面をして生徒たちに向かってこう言ったのでした。

「ダンブルドア校長のお言いつけです。学校はできるだけ普通通りにやって行きます。つまり私が指摘するまでもありませんがこの1年間に皆さんがどれだけ学んだかを確かめるという事です」

それから4日後つまりは学期末試験が始まる3日前に朝食の席でマクゴナガル先生がまた発表があると言いました。しかし先生が「良い知らせです」と言った途端に大広間は蜂の巣を突いたかのように大騒ぎになってしまいました。

「スプラウト先生のお話ではとうとうマンドレイクが収穫できるとの事です。今夜石にされた人たちを蘇生させる事ができるでしょう」

大広間が静まった所で先生はこう発表しました。続けて先生が言うには蘇生された人の内の1人が誰に又は何に襲われたのかを話してくれるかもしれない。そうすればこの恐ろしい1年が犯人逮捕で終わりを迎えるかもしれない。

マクゴナガル先生はそれを期待しているのだそうです。それを聞いて生徒たちは歓声を爆発させました。ところが事はそう簡単には解決しなかったんですよね。この日ホグワーツは廃校の危機に瀕する事になってしまったのです。

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ハリーの腕の骨は再生し翌朝には退院する事ができました。ところがロックハートの主宰で行なわれた「決闘クラブ」でハリーのとある能力が明らかになり何とハリーがスリザリンの継承者で一連の襲撃事件の犯人ではと学校中に疑われる事になってしまいました。そしてその翌日には・・・(全3項目)

3-1.決闘クラブがきっかけになって
日曜日の朝ハリーが目を覚ますと強張ってはいたものの腕の骨は再生していました。マダム・ポンフリーからは朝食を食べ終わったら帰ってよろしいと退院の許可が出ました。ロンとハーマイオニーは見舞いには来ませんでした。

それは何故かと云うとコリン・クリービーが襲われた事を聞きつけ2人はドラコ・マルフォイに吐かせるのは早ければ早いほうがいいという事でポリジュース薬の密造に取り掛かったというわけです。ところがだったんですよね。

ロックハートが主宰して大広間で行なわれた「決闘クラブ」でハリーが蛇語を解し話せる事が明らかになったのです。寮の名前にもなっていてホグワーツの創立者の1人のサラザール・スリザリンは蛇語を話せる事で有名でした。

そのためスリザリン寮のシンボルは蛇なんだそうです。ハリーはロンとハーマイオニーに蛇語を話せるなんて能力を持っている人はここホグワーツには掃いて捨てるほどいるだろうとそう言いましたがそれが大きな間違いでした。

「それがいないんだ。そんな能力はざらには持っていない」こう言った後にロンはハリーに「まずいよ」とも言いました。ハリーは相当に腹を立てて「何がまずいんだい?」と訊いた後にロンとハーマイオニーにこう言いました。

「みんなどうかしたんじゃないか?考えてもみてよ。もし僕がジャスティンを襲うなって蛇に言わなけりゃ」

こう言うハリーにロンはハリーが話したのは蛇語なので他の人たちにはハリーが何と話したのかなんて分らない。ロンでさえもハリーがまるで蛇をそそのかしているように見えてハリーがした事に「ぞっとした」と言うのです。

今度は学校中がハリーの事をスリザリンの子孫だと言い出すだろう。ロンがそう言うとハリーは自分は違うと即座に否定しました。しかしハーマイオニーは「それは証明しにくい事ね」と言うとその理由をこう説明したのでした。

「スリザリンは千年ほど前に生きていたんだからあなただという可能性も有り得るのよ」

ところが何と第3の襲撃事件が起きてハリーはその現場に遭遇してしまいアーニー・マクミランから「現行犯だ!」と言われて指差されてしまったんですよね。

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10月31日のハロウィンにフィルチの飼い猫ミセス・ノリスが襲われました。そして第2の事件はクィディッチの開幕戦グリフィンドール対スリザリン戦が行われた日の夜遅くに起きました。ハリーは病棟にいて第2の犠牲者が運ばれて来る所を目撃しました。運んで来たのはダンブルドアとマクゴナガル先生でした。(全3項目)

3-1.ミセス・ノリスが襲われた余波
それから数日というものは学校中がミセス・ノリスが襲われた話で持ち切りでした。犯人が現場に戻ると考えたのか?フィルチは事件現場を往ったり来たりする事で生徒たちの記憶を生々しいものにしていました。さらにでした。

事件現場の見張りをしていない時フィルチは血走った目で廊下を歩き回り油断している生徒に「音を立てて息をした」とか「うれしそうだった」と言いがかりをつけ罰則に持ち込もうとしました。ハリーの代わりというわけです。

そしてハリーたち3人の間では「ミセス・ノリスを襲ったのはドラコ・マルフォイでは?」という説が持ち上がりました。ハーマイオニーはそれを照明する方法が1つだけあると言うのです。ポリジュース薬を作るのだそうです。

数週間前の授業でスネイプが話していた。このポリジュース薬というのは自分以外の誰かに変身ができるのだそうです。今頃マルフォイはスリザリン寮の談話室でその自慢話の真っ最中かもしれない。それを聞くというわけです。

ただそのポリジュース薬の作り方が載っている本は図書室の禁書の棚にあって先生のサイン入りの許可証がないと借りる事ができない。そこでハリーたちはそのサインをロックハートから貰う事にしてまんまと成功したのでした。

一方ハリーはクィディッチの開幕戦となる対スリザリン戦を迎える事となりました。今年のスリザリン・チームは超強敵でした。マルフォイの父親のルシウス氏が息子をチームに入れて貰うためニンバス2001を寄贈したからです。

さらにおかしな事が発生しました。1つのブラッジャーが何故かしらハリーだけを狙って来るのです。ほんの一瞬の隙を捕らえてブラッジャーがハリーの右腕に当たってハリーは骨が折れた事を感じました。その直後の事でした。

「マルフォイの所に行け」

薄れる意識の中でこの事だけがハリーの脳裏に焼きついていました。ハリーはマルフォイの僅かに上を漂っていたスニッチを掴みグリフィンドールは勝利しました。しかしその後ロックハートがまたもやってしまったんですよね。

今度はマダム・ポンフリーの領域にズカズカと足を踏み入れて来ました。頼みもしないのにハリーの右腕を骨抜きにしてしまったのです。マダム・ポンフリーは憤慨し30分前まではちゃんとしていた腕を持ち上げこう言いました。

「まっすぐに私の所に来るべきでした!」

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ハリーとロンはマクゴナガル先生に命じられ学期が始まって最初の週末の土曜日の夜に罰則をする事となりました。そしてハリーがロックハートの部屋で聞いた謎の声はこれから始まる一連の事件の予兆でした。最初の事件は10月31日のハロウィンに起きました。何と第1発見者はハリーたち3人でした。(全3項目)

3-1.最初の事件が起きて
こうしてハリーはマクゴナガル先生に命じられロックハートの部屋でファンレターの宛名書きをする事になりました。しかしそこで不気味で恐ろしげな謎の声を聞く事となりました。何とハリーにしか聞こえない声だったのです。

それこそがドビーが警告していた事の予兆でした。そして最初の事件は10月31日ハロウィンに起きました。その日ハリーたち3人はグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席しました。

フィルチに罰則を食らいそうになる所をニックに助けて貰ったためハリーが出席するとそう約束してしまったのです。空腹と寒さに耐えられなくなりハリーたちはパーティ会場を出ました。するとその謎の声が聞こえて来ました。

ハリーが声を追って行くとフィルチの飼い猫ミセス・ノリスが板のように硬直し松明の腕木に尻尾を絡ませぶら下がっていました。ロンは「ここを離れよう」と言って関わりにならない事を勧めましたがハリーはこう言いました。

「助けてあげるべきじゃないかな」

こう言うハリーにロンは「僕の言う通りにして。ここにいる所を見られないほうがいい」と言いましたが時既に遅しでした。大広間のハロウィン・パーティが終わって生徒たちが大挙してハリーたちのいる所に来てしまいました。

ダンブルドアが数人の先生を従え現場に到着しました。素早くハリーたち3人の脇を通り抜けるとダンブルドアはミセス・ノリスを松明の腕木から外しました。ロックハートがいそいそと進み出てダンブルドアにこう言いました。

「校長先生。私の部屋が一番近いです。すぐ上です。どうぞご自由に」

ハリーたち3人はダンブルドアに先生方と一緒にロックハートの部屋に行く事になりました。ダンブルドアはミセス・ノリスを机の上に置くと調べ始めました。ハリーたちは緊張の面持ちで目を見交わしじっと見つめていました。

ダンブルドアは鼻の先があと少しでつくほどに顔を近づけてミセス・ノリスを隈なく調べていました。マクゴナガル先生もまた身を屈めてほとんどダンブルドアと同じぐらい近づいて目を凝らしてミセス・ノリスを見ていました。

一方スネイプはその後ろに漠然と半分影の中に立ち何とも奇妙な表情をしていました。まるでニヤリ笑いを必死で我慢しているようでした。ロックハートは周りをうろうろしながらあれやこれやと意見を述べ立てていたのでした。

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ハリーとロンは新学期初日の9月1日に空飛ぶ車で「暴れ柳」に突っ込むなんて事をしでかしマクゴナガル先生を激怒させました。しかし幸いにも先学期のような大量の減点という事にはならず2人は罰則を受ける事になりました。ところがその内容が問題だったのです。(全3項目)

3-1.グリフィンドールといえば
そしてロンはマクゴナガル先生に「僕の妹が組分けされる所を見たいと思っていたのですが」と言って先生は「組分けの儀式は終わりました。あなたの妹もグリフィンドールです」と応えてロンは「ああ良かった」と言いました。

ここでマクゴナガル先生は声を厳しくして「グリフィンドールといえば」と言いましたがハリーがそれを遮ってこう言ったというわけです。言い終えた後ハリーは心配そうにマクゴナガル先生の顔色を窺ったというわけですよね。

「先生。僕たちが車に乗った時はまだ新学期は始まっていませんでした。ですから。あの。グリフィンドールは減点されないはずですよね。違いますか?」

マクゴナガル先生は射るような目を向けました。しかしハリーは先生が確かに微笑みを漏らしそうになったとそう思いました。少なくとも先生の唇の真一文字が少し緩みました。そしてマクゴナガル先生はこう答えたんですよね。

「グリフィンドールの減点はいたしません。ただし2人とも罰則を受ける事になります」

マクゴナガル先生のこの言葉でハリーの気持ちはずっと楽になりました。ハリーにとってこれは思ったよりもましな結果でした。ダンブルドアがダーズリー家に手紙を書く事などハリーには何の問題にもなりはしないんですよね。

あの人たちにしてみれば「暴れ柳」が自分をペシャンコにしてくれなかった事が残念なんだろうとハリーはそう思ったのでした。ここでマクゴナガル先生は再び杖を振り上げてスネイプの机に向けて振り下ろしました。すると?

大きなサンドイッチの皿とゴブレットが2つに冷たい魔女かぼちゃジュースのボトルがポンと音を立てて現れました。先生はハリーとロンの2人にこう告げると部屋を出て行きました。もう言う事は全て終わったというわけです。

「ここでお食べなさい。終わったらまっすぐに寮にお帰りなさい。私も歓迎会に戻らなければなりません」

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10月が誕生月という事で去年から毎年この月に改めてマクゴナガル先生を取り上げています。したがって今年は2年目という事で第2巻「秘密の部屋」のマクゴナガル先生をやります。何とハリーとロンは新学期初日の9月1日にマクゴナガル先生が激怒する事をやらかしてしまいました。(全3項目)

3-1.学期初日から怒るマクゴナガル先生
事の始まりはハリー12才の誕生日でした。プリベット通り4番地に屋敷しもべ妖精のドビーが現れてハリーにホグワーツに戻ってはいけないと警告をして来ました。しかしもちろんハリーはドビーのその申し入れを固辞しました。

そこでドビーは魔法を使うという手段に打って出て来ました。ハリーは魔法省から公式警告状を受け取り未成年の魔法使いは学校の外で魔法を使ってはいけない事を知ったバーノン叔父さんはハリーを部屋に閉じ込めたのでした。

幸いハリーはロンとフレッドにジョージのウィーズリー3兄弟が3日後に助けに来て自宅の「隠れ穴」に連れ帰りました。そして9月1日の新学期初日はウィーズリー一家と共にキングズ・クロス駅にやって来たというわけですよね。

ところがそこでもドビーが邪魔をしたのです。ドビーが9と3/4番線への入口を塞ぎハリーとロンは11時発のホグワーツ特急に乗り損ねてしまいました。しかしここでロンがハリーに車を飛ばして学校に行けばいいと提案しました。

ハリーとロンはアーサー氏所有のフォード・アングリアに乗り学校を目指しました。しかし車は学校の手前で失速し制御が利かなくなりました。車は学校の校庭に植えられた「暴れ柳」に衝突し2人を放り出して姿を消しました。

そこでハリーとロンを待ち受けていたのがスネイプでした。スネイプは2人を自分の部屋に連れて行きました。そして2人が車に乗っているのをマグルが目撃しそれが「夕刊予言者新聞」に載ったと告げるとこうも言ったのです。

「まことに残念至極だがお前たちは我輩の寮ではないからして2人の退校処分は我輩の決定する所ではない。これからその幸運な決定権を持つ人物たちを連れて来る。2人ともここで待て」

ハリーとロンは互いに蒼白な顔を見合わせました。スネイプが呼びに行ったのがグリフィンドールの寮監のマクゴナガル先生ならば極めて公正中立で情け容赦ないという事はハリーも知っているので状況の好転は期待できません。

10分後スネイプが戻って来ました。やはり一緒に来たのはマクゴナガル先生でした。ハリーはこれまでもマクゴナガル先生が怒ったのを何度か見た事はあります。しかし今回マクゴナガル先生の唇はとても固く結ばれていました。

こんなに真一文字に横に伸びるのをハリーが見たのは忘れていたか初めてかのどっちかと思うほどでした。部屋に入って来るなりマクゴナガル先生が杖を振り上げたのでハリーとロンは思わず身を縮めてしまったというわけです。

しかしマクゴナガル先生は火の気のない暖炉に火を点けただけでした。突然炎が燃え上がりました。

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学期最終日になり学期末パーティに出席するためにハリーにロンとハーマイオニーは大広間に行きました。ダンブルドアがこの場を借りて話したのはセドリックの事にヴォルデモートが復活した事とそこから生還したハリーの事でした。さらにボーバトンにダームストラング両校の人たちに向かって・・・(全3項目)

3-1.学期最終日になり
ヴォルデモートは復活しハリーはそれを目撃しました。ハリーはリトル・ハングルトンの教会墓地からセドリックの亡骸と共に命からがらホグワーツに戻って来ました。ヴォルデモートが欲しがったのはハリーの血だったのです。

ハリーが1年生の時に対決した際にはヴォルデモートはハリーに触れる事ができませんでした。しかし今はできる。ヴォルデモートがそれを克服するためには復活する時どうしてもハリーの血を取り込まなくてはなりませんでした。

そこで世間では死んだと思われていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアをホグワーツに送りました。ポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましてホグワーツに潜入しハリーが代表選手になるよう取り計らいました。

そしてハリーが優勝するよう措置を施し優勝杯を「移動キー」にする。こうしてハリーはヴォルデモートの元に送られハリーの血を取り込んでヴォルデモートは復活しました。クラウチ・ジュニアは真実薬で全てを告白しました。

学期最終日ハリーは重苦しい気持ちで荷造りをしていました。別れの宴に出るのが怖かったのです。例年なら学期末パーティは寮対抗の優勝が発表される祝いの宴です。ハリーは対抗試合終了後は一杯の大広間を避けていました。

他の生徒にじろじろ見られるのが嫌でほとんど人がいなくなってから食事をするようにしていました。ハリーにロンとハーマイオニーが大広間に入ると即座にいつもの優勝した寮の色で飾りつけがされていない事に気づきました。

今夜は教職員テーブルの後ろの壁に黒の垂れ幕がかかっていました。ハリーはすぐにそれがセドリックの喪に服している印だとそう気づきました。その教職員テーブルには本物のマッド・アイ・ムーディが座っていたんですよね。

木製の義足も「魔法の目」も元に戻っていました。ムーディは神経過敏になっていて誰かが話しかけるたびに飛び上がっていました。元々襲撃に対する恐怖心があったのに加えて10ヵ月も捕われの身になっていたから無理もない。

ますますひどくなったに違いないとハリーは思いました。カルカロフ校長の席は空いていました。クリスマス・ダンスパーティの時にスネイプから「逃げろ」と言われていたカルカロフ校長はスネイプの言う通りにしたようです。

カルカロフは今どこにいるのだろう?ヴォルデモートが捕まえたのだろうか?グリフィンドール生と一緒にテーブルに着きながらハリーはそんな事を考えていたのでした。

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ハリーの家族として招待されたのは何とウィーズリーおばさんとビルでした。昼食時にはロンにフレッドとジョージにジニーも加わってハリーはまるで「隠れ穴」に戻って来たかのようだと思いました。そしてついに三校対抗試合の最終課題が始まる時間がやって来てハリーは最後の競技に臨んだのですが・・・(全3項目)

3-1.ハリーたち3人が小部屋を出ようとすると
「太った婦人(レディ)」の友達のバイオレットが絵の中からビルに向かってウィンクして来たのでハリーにウィーズリーおばさんとビルの3人の最初の話題はカドガン卿を皮切りにして学校の「肖像画」の事になって行きました。

「太った婦人(レディ)は?」と訊くビルにおばさんが「あの婦人(レディ)は母さんの時代からいるわ」と答えて「ある晩。朝の4時に寮に戻ったらこっぴどく叱られたわ」と言うのでビルは驚いて探るように見てこう訊きました。

「朝の4時まで母さん寮の外で何してたの?」

おばさんは目を輝かせて含み笑いをすると「あなたのお父さんと2人で夜の散歩をしてたのよ」と答えました。さらにおばさんが言うにはアーサー氏はその頃の管理人のアポリオン・プリングルに捕まってしまったんだそうです。

アーサー氏は今でもその時にされたお仕置きの痕が残っているんだそうです。そしてビルが「案内してくれるかハリー?」と言ってハリーは「ああいいよ」と答え3人は大広間に出る扉のほうに歩いて行きました。するとでした。

「ようよういたな。セドリックが同点に追いついたのでそうそういい気になっていられないだろう?」

ハリーが近くを通り過ぎようとするとエイモス・ディゴリー氏が振り向いてハリーを上から下までじろじろ見ながらこう言って来ました。ハリーが「何のこと?」と訊き返すとセドリックが顔をしかめながらこう囁いたのでした。

「気にするな。リータ・スキーターの三大魔法学校対抗試合の記事以来ずっと腹を立てているんだ。ほら君がホグワーツでただ1人の代表選手みたいな書き方をしたから」

こう言う息子のセドリックに対して父親のエイモス氏は?

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リータ・スキーターは「第3の課題」当日にハリーが額の傷痕の痛みを訴えて「占い学」の授業を途中退席した事を記事にしました。ところがその事でついにハーマイオニーがスキーターの秘密を見破ったのでした。その一方でハリーは大広間の隣の小部屋で意外な対面をしたのでした。(全3項目)

3-1.ついに突き止めた!
あの女つまりリータ・スキーターは「占い学」の授業中にハリーの額の傷痕が痛んだ事を何故知っていたのか?どうやったってあそこにいたはずないし絶対あいつに聞こえたはずがない。こう言うロンにハリーがこう応えました。

「窓が開いてた。息がつけなかったから開けたんだ」

するとハーマイオニーがこう突っ込みを入れました。ハリーは北塔のてっぺんにいたのだからあなたの声がずーっと下の校庭に届くはずがない。それに対してハリーが魔法で盗聴する方法は君が見つけるはずだったと言いました。

あいつがどうやったのか君が教えて欲しい。ハーマイオニーは「第2の課題」の際にビクトール・クラムと交わした会話の内容をどういうわけかスキーターに知られてしまい「週間魔女」という雑誌に寄稿されていたんですよね。

その記事のお陰でハーマイオニーの元には1週間に渡って読者の「吼えメール」を含めた大量の嫌がらせの手紙が届く事になってしまいました。それ以来ハーマイオニーはその盗聴方法を調べ続けていたというわけなんですよね。

「ずっと調べてるわ!でも私。でもね」

ハーマイオニーはハリーにこう応えましたがその顔に夢を見るような不思議な表情が浮かびました。そしてゆっくりと片手を上げると指で髪を梳(と)きました。それを見てロンは顔をしかめて「大丈夫か?」と訊いたんですよね。

ハーマイオニーはひっそりと「ええ」と答えて再び指で髪を梳くように撫でるとその手を見えないトランシーバーに話しているかのように口元に持って行きました。ハリーとロンは顔を見合わせましたがついに閃いたんですよね。

「もしかしたら。多分そうだわ。それだったら誰にも見えないし。ムーディだって見えない。それに窓の桟にだって乗れる。でもあの女は許されてない。絶対に許可されていない。間違いない。あの女を追い詰めたわよ!」

最後にハーマイオニーは「ちょっと図書室に行かせて。確かめるわ!」と言うと大広間を飛び出して行きました。それを見てロンが「おい!あと10分で魔法史の試験だぞ!おったまげー」と呼びかけたというわけなんですよね。

しかしハーマイオニーはついにリータ・スキーターの秘密を突き止めたというわけですよね。

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金の卵の謎は解けたもののハリーは「水の中で1時間息をする」というその方法が見つからず「第2の課題」当日を迎えてしまいました。ところがそれも奇跡的に助け舟が入ってハリーは「第2の課題」をクリアする事ができました。そして「第3の課題」当日を迎えたのですが・・・(全3項目)

3-1.第3の課題の当日となって
金の卵を持って監督生用の風呂場に行け。クリスマス・ダンスパーティ終了後にセドリックはハリーにこう言いました。実は金の卵から出ていた謎の音は水中人の歌で水の中で聞くとちゃんとした言葉で聞こえたというわけです。

そして謎が解けてみたら水の中で1時間息をしなくてはならない事が判りました。ところがハリーはその方法を見つけないまま「第2の課題」当日を迎えてしまいました。ところがそこに救世主が現れ出でたというわけですよね。

それは屋敷しもべ妖精のドビーでした。ドビーは職員室でマクゴナガル先生とマッド・アイ・ムーディが課題の内容を話しているのを聞いて水の中で呼吸ができる「鰓昆布」を取って来るとそれをハリーに渡してくれたのでした。

ドビーのお陰でハリーは「第2の課題」をクリアできました。さらに「第3の課題」はそのちょうど1ヵ月前に内容がバグマン氏から知らされました。ロンにハーマイオニーも手伝ってくれて十二分に準備をする事ができました。

「第3の課題」が行なわれる日の朝大広間のグリフィンドールの朝食のテーブルは大賑わいでした。最近は毎日のように手紙をくれるシリウスが「頑張れ」カードを送って来ました。羊皮紙に犬の足型が押してあるものでした。

ハリーにとってはとてもうれしいカードでした。コノハズクがいつものように「日刊予言者新聞」をハーマイオニーの所に持って来ました。ところが新聞を広げて一面を見たハーマイオニーがかぼちゃジュースを吐きかけました。

ハリーとロンがハーマイオニーを見つめて同時に「どうしたの?」と訊きました。2人のその問いにハーマイオニーは慌てて「何でもないわ」と答え新聞を隠そうとしました。しかしその新聞をロンがひったくってしまいました。

「何てこった。よりによって今日かよ。あの婆あ」

一面記事を見てロンがこう言いました。そしてロンも新聞を隠そうとしました。ハリーに関する記事だったのです。

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本当は聞いてはいけないのにハリーは思わずハグリッドの話に耳を傾けてしまいました。そしてロンにとっては衝撃の事実がハグリッドの口から聞かされました。ハリーとロンは校庭から大広間に戻ってその事を話し合ったのでした。そしてようやくクリスマス・ダンスパーティは終了となり・・・(全3項目)

3-1.本当は聞いてはいけない話なのに
ふと気づいてみたらハリーはハグリッドから子供の頃の話を聞いた事がないと知って本当は聞いてはいけない話のはずなのに思わず耳を傾けてしまったというわけですよね。ハグリッドのお父さんは小柄な人だったんだそうです。

ハグリッドのお父さんはお母さんがいなくなると胸が張り裂けてしまったんだそうです。ハグリッドが6才になった頃にはもうお父さんがうるさく言ったりするとハグリッドはお父さんを持ち上げて箪笥の上に載せる事ができた。

そうするとお父さんはいつも笑っていた。ハグリッドは太い声をくぐもらせて話しました。マダム・マクシームは身じろぎもせずに聞いていました。噴水をじっと見つめているようでした。ハグリッドの身の上話はまだ続きます。

親父が俺を育ててくれた。でも死んでしまった。ハグリッドがホグワーツに入ってまもなくだったのだそうです。それからは俺は1人で何とかやって行かなくてはならなかった。ダンブルドアが本当によーくしてくれたそうです。

「ああ俺に親切になあ」最後にこう言ってハグリッドの身の上話は終わりました。ハグリッドは大きな水玉の絹のハンカチを取り出すと鼻をかみました。そしてとにかく俺の事はもういい。あなたはどっち方なんだと訊きました。

しかしマダム・マクシームは突然立ち上がりました。そして「冷えるわ」と言いました。天気がどうであれマダム・マクシームのその声ほど冷たくはありませんでした。マダム・マクシームはもう中に入るとそう告げたのでした。

ハグリッドは「は?」と放心したように言うと「いや行かねえでくれ!俺は。俺はこれまで俺と同類の人に会った事がねえ!」と言いました。マダム・マクシームは自分が同類の一体何だと氷のように冷たい声で訊いたのでした。

ハリーはハグリッドに答えないほうがいいと伝えたかった。無理な願いだと判ってはいても「言わないでくれ!」と心で叫びながらハリーはその場に突っ立ったままでした。本来ならばハリーはここにいてはいけないんですよね。

「同類の半巨人だ。そうだとも!」

ハリーの願いは通じませんでした。

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パーバティもハーマイオニーもそしてパドマもいなくなったハリーとロンの元にパーシーがやって来ました。パーシーの仕事自慢が始まってしまったのでハリーとロンは大広間を出て校庭に出ました。するとスネイプとカルカロフ校長に出くわしたその後に2人が遭遇したのは?(全3項目)

3-1.バグマン氏がやって来て
フレッドとジョージがバグマン氏に近づいて声をかけているのを見てパーシーは2人を訝しげに眺めながら「あいつら何をやってるんだ?魔法省の高官にご迷惑なのに」と言うとさらに「敬意の欠けらも」と言い歯噛みしました。

しかしバグマン氏はまもなくフレッドとジョージを振り払いハリーを見つけて手を振るとテーブルにやって来ました。パーシーが間髪入れずに「弟たちがお邪魔をしませんでしたでしょうか?バグマンさん?」と話しかけました。

するとバグマン氏は「え?ああいやいや!」と言った後にあの2人は自分たちが作った「だまし杖」について少々話しただけだと会話の内容を説明したのでした。販売方法について助言が貰えないかという話だったんだそうです。

そこで「ゾンゴ悪戯専門店」のバグマン氏の知り合いに紹介しようと約束したんだそうです。パーシーはそれが全く気に入らない様子でした。家に帰ったら即座にウィーズリーおばさんに言いつけるだろうとハリーは思いました。

絶対だとも思いました。一般市場に売り出すというのならフレッドとジョージの計画はどうやら最近ますます大がかりになっているという事になるからです。当然バグマン氏はハリーと話をしに近づいて来たというわけですよね。

バグマン氏はハリーに何かを訊こうと口を開きかけましたがパーシーが横合いから口を出し「バグマンさん対抗試合はどんな具合でしょう?私どもの部ではかなり満足しおります」と言いこうも言ってハリーをチラリと見ました。

「炎のゴブレットのちょっとしたミスでは」

さらにパーシーは「炎のゴブレット」の事はやや残念なもののそれ以後はとても順調だと思う。いかがですかとバグマン氏に言いました。それにバグマン氏は楽しげに「ああそうだね」と応えてさらにはこうも言ったんですよね。

「これまでとても面白かった。バーティ殿はどうしているかね?来られないとは残念至極」

するとパーシーの仕事自慢が始まってしまいました。

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ハリーがパーバティにクリスマス・ダンスパーティに一緒に行こうと誘ったのは代表選手は冒頭で踊らなくてはならないため必要に迫られての事だったんですよね。つまり1曲目が終わってしまえばパーバティは用済みというわけです。そんなハリーに対してパーバティは?そしてハリーとロンの周囲からは・・・(全3項目)

3-1.務めを終えると
そもそもハリーがクリスマス・ダンスパーティにパーバティ・パチルと一緒に来たのは三校対抗試合の代表選手は冒頭で踊らなくてはならないとマクゴナガル先生に言われたからでつまりは必要に迫られての事だったんですよね。

その務めも果たしたのでハリーは1曲目が終わると即座に踊るのを辞めてしまいました。ロンもまた同じ気持ちだったようでした。しかしパドマ・パチルは当然「1曲ぐらいでは踊り足りない」とそう思っていたみたいですよね。

パドマは腕と足を組んで座っていましたが片方の足が音楽に合わせ拍子を取っていました。パドマは「踊りたくてしかたない」と思っているのです。時々ふて腐れてロンを見ましたがロンはパドマの事を完全に無視していました。

パーバティもハリーの隣に座りましたがこっちも腕と足を組みました。しかしまもなくボーバトンの男子生徒がダンスを申し込んで来たのでパーバティはハリーに「構わないかしら?ハリー?」とそう訊いて来たというわけです。

「え?」と答えたちょうどその時ハリーはチョウとセドリックを見ていました。パーバティはぷいと「何でもないわ」と言いボーバトンの男子生徒と行ってしまいました。曲が終わってもパーバティはもう戻って来ませんでした。

するとそこにハーマイオニーがやって来てパーバティが座っていた席に座りました。ダンスのせいで仄かに紅潮しています。ハリーは「やあ」と言いましたがロンは何も言いません。ハーマイオニーは手で顔を扇ぎながら・・・

「暑くない?ビクトールが何か飲み物を取りに行った所よ」

ハーマイオニーがクラムの事を「ビクトール」とファーストネームで呼んだ事が気に入らなかったようです。ロンはハーマイオニーを睨みつけるとハーマイオニーに向かってこう言い放ったのでした。相当に怒っているようです。

「ビクトール?ビッキーって呼んでくれってまだ言わないのか?」

ロンにこう言われてハーマイオニーは驚いてロンを見ました。そしてロンに「どうしたの?」と訊いたのでした。一体全体ロンは何をそんなに怒っているんだとハーマイオニーはそのロンの反応が皆目見当がつかないんでしょう。

「そっちが分らないって言うんならこっちが教えるつもりはないね」

辛辣な口調でこう言われてハーマイオニーは?

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クリスマス・ダンスパーティがついに始まりました。まずはテーブルでご馳走を食べるという事になりました。それぞれがそれぞれの過ごし方をしながら食事を取ったというわけです。そしてそれが終わるとハリーにとっては憂鬱なダンスの時間になったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.話し込むビクトール・クラム
金色に輝く皿にはまだ何のご馳走もありませんでしたが各人の前に小さなメニューが置かれていました。ハリーはどうしていいのかはっきり分らないままメニューを取り上げて周りを見回しましたがウェイターはいませんでした。

しかしダンブルドアは自分のメニューをじっくり眺めると自分の皿に向かって「ポークチョップ」と言いました。すると何とポークチョップが現れ出でました。それを見て同じテーブルの人は「そうか!」と合点したのでした。

そこでそれを見ていた人たちはそれぞれ自分の皿に向かって注文を出しました。この新しくて一層複雑な食事の仕方をハーマイオニーは一体どう思っているのだろう?屋敷しもべ妖精にとってこれは随分余分な労力がいるはずだ。

そう思ってハリーはハーマイオニーをちらりと見ました。しかしこの時に限ってハーマイオニーは屋敷しもべ妖精の事を考えていないようでした。クラムと話し込んでいて自分が何を食べているのかも気づいていないようでした。

そういえばハリーはビクトール・クラムが話すのを実際に聞いた事がありませんでした。しかし今は確かに話しています。しかも夢中になって話していました。クラムはハーマイオニーに自分の学校の様子を話していたのでした。

クラムによれば僕たちの所つまりダームストラングにも城があるんだそうです。でもホグワーツほど大きくないしこんなに居心地は良くないそうです。ダームストラングの城は4階立てで魔法を使う目的だけに火を熾すそうです。

しかしダームストラングの校庭はホグワーツより広い。でも冬にはほとんど日光が当たらないので自分たちは楽しんではいない。でも夏には湖や山の上を毎日飛んでいるのだそうです。ここでカルカロフ校長が口を挟みました。

「これこれビクトール!それ以上はもう明かしてはいけないよ。さもないと君のチャーミングなお友達に私たちの居場所がはっきり判ってしまう!」

カルカロフ校長は笑いながらこう言いましたが冷たい目は笑っていません。カルカロフ校長がこう言うのを聞いてダンブルドアは目を輝かせながら微笑んだのでした。そしてカルカロフ校長に向かってこう言ったというわけです。

「イゴールそんなに秘密主義じゃと。誰も客に来て欲しくないのかと思ってしまうじゃろうが」

するとカルカロフ校長は?

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