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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーが光の玉をヴォルデモートの杖に押し込もうとすると摩訶不思議な現象が起きました。ヴォルデモートの杖に殺害された犠牲者たちが次から次へと姿を現したのです。そして最後に現れた父親のジェームズ・ポッターが息子のハリーに向かって・・・(全3項目)

3-1.ヴォルデモートに殺害された犠牲者たちが次々と
ステッキに寄り掛かって若干驚いたようにヴォルデモートとハリーと金色の網にそして2本の結ばれた杖を眺めたフランク・ブライスは「そんじゃあいつは本当の魔法使いだったのか?」と死んだ後に驚いたというわけですよね。

そしてあいつが俺を殺害しやがった。やっつけろ坊やとハリーに言ったのでした。その時には既に頭がもう1つ現われていました。灰色の煙の像のような頭部は今度は女性でした。他の影たちと同様に立ち上がったんですよね。

「離すんじゃないよ。絶対!あいつにやられるんじゃないよハリー。杖を離すんじゃないよ!」

バーサ・ジョーキンズは目の前の戦いを目を丸くして眺めるとセドリックと同様遠くから聞こえて来るような声でこう言いました。バーサ・ジョーキンズも他の2つの影のような姿も金色の網の内側に沿って歩き始めたのでした。

死喰い人たちは金色の網の外側を右往左往していました。ヴォルデモートに殺害された犠牲者たちは2人の決闘者の周りを回りながら声をかけました。ハリーには激励の言葉を囁く一方でヴォルデモートは罵っていたようです。

ハリーの所までは影たちがヴォルデモートを罵る言葉は聞こえて来ませんでした。そしてまた別の頭がヴォルデモートの杖先から現れました。一目見てハリーにはそれが誰なのかが判りました。セドリックが現れた時からでした。

その瞬間からずっとそれを待っていたかのようにハリーには判っていました。この夜ハリーが他の誰より強く心に思っていた女性だったからです。ハリーを助け護るために自分の命を投げ出してくれたあの女性が姿を現しました。


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死を覚悟してハリーはヴォルデモートと真正面から対峙し「エクスペリアームス!」と叫びヴォルデモートは「アバダ ケダブラ!」と叫びました。するとヴォルデモートにハリーの双方が驚愕する摩訶不思議な現象が次々と起きました。ヴォルデモートは赤い目を大きく見開いて・・・(全3項目)

3-1.金色に輝く光の糸
2人の杖から放たれた緑と赤の閃光が空中でぶつかり合うとハリーの杖が電流で貫いたかのように振動を始めました。ハリーの手は杖を持ったまま動かなくなりました。むしろなったというよりも離せなくなったというわけです。

細い一筋の光がもはや緑でも赤でもなく眩い濃い金色の糸のように2つの杖を結びました。驚きその光を目で追ったハリーはその先にヴォルデモートの蒼白い長い指を見ました。同じように震え振動する杖を握り締めていました。

ヴォルデモートの杖もまたハリーの杖と同様に振動していたのです。そしてハリーが全く予想していなかった事が起りました。杖同士が金色に輝く糸に結ばれたまま2人の足が地上を離れるという摩訶不思議な現象が起きました。

ヴォルデモートとハリーは空中に浮き上がり2人はヴォルデモートの父親の墓石から離れて滑るように飛ぶと何もない場所に着地しました。死喰い人たちは口々に叫ぶとヴォルデモートに指示を仰いでいたというわけですよね。

死喰い人たちはまた近づいて来てヴォルデモートとハリーの周りに輪を作り直しました。そのすぐ後を蛇のナギニが這って来ました。何人かの死喰い人たちは杖を取り出しました。ところがまた新たな展開が待ち受けていました。

ヴォルデモートとハリーを繋いでいた金色の糸が裂けました。杖同士を繋いだまま光が千本余りに分れてヴォルデモートとハリーの上に高々と弧を描き2人の周りを縦横に交差して2人はやがて金色のドーム型の網に覆われました。

光の籠ですっぽりと覆われ相変わらず死喰い人たちは2人を取り巻いていました。しかしその叫び声は今は不思議に遠くに聞こえました。ヴォルデモートがそんな死喰い人に向かって「手を出すな!」とそう叫んでいたのでした。

ヴォルデモートのその赤い目は今まさに起きている事に驚愕して見開かれ2人の杖を未だに繋いだままの光の糸を断ち切ろうともがいていました。ハリーはますます強く両手で杖にしがみついて金色の糸は繋がったままでした。

「命令するまで何もするな!」

ヴォルデモートが死喰い人に向かってこう叫びました。


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ヴォルデモートはハリーに戦いを挑んで来ました。決闘が始まって最初の内はハリーは何もできずヴォルデモートのして来る事に対して全くの無抵抗で無防備でした。しかしハリーは決心したのでした。命乞いなどしない。戦って死ぬんだ。そしてハリーは真正面からヴォルデモートに向き合うと・・・(全3項目)

3-1.杖を返されて
ワームテールがハリーに近づいて来ました。縄目が解かれる前に何とか自分の体を支えようとハリーは足を踏ん張りました。ワームテールはハリーの口を塞いでいた布を引っ張り出すと手の一振りで縄目を切り離したのでした。

ほんの一瞬の隙がありました。その隙に逃げようと思えば逃げる事ができたかもしれません。しかし立ち上がるとハリーの傷ついた足がぐらつきました。死喰い人の輪がハリーとヴォルデモートを囲んで小さくなったのでした。

これで現れなかった死喰い人の空間も埋まってしまいました。ワームテールが輪の外に出てセドリックの亡骸が横たわっている所まで行きハリーの杖を持って戻って来ました。そして杖をハリーの手に乱暴に押し付けたのでした。

ワームテールは杖を渡す時にはハリーの目を避けるようにしました。それから見物をしている死喰い人の輪に戻って行ったのでした。闇の中で赤い目を不敵に光らせながらヴォルデモートは低い声でハリーにこう言って来ました。

「ハリー・ポッター決闘のやり方は学んでいるな?」

この言葉でハリーは2年前に参加したホグワーツの決闘クラブの事をまるで前世の出来事のように思い出しました。当時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師ギルデロイ・ロックハートが主宰をしてたった1つの呪文を学びました。

それは「エクスペリアームス!武器よ去れ!」という武装解除の呪文でした。それが何になると言うのか?例えヴォルデモートから杖を奪ったとしても死喰い人に取り囲まれていて少なく見積もっても30人の大所帯なんですよね。

とてつもなく圧倒的な多勢に無勢というわけです。こんな場面に対処できるような魔法は一切何も学んではいない。これぞ今学期の「闇の魔術に対する防衛術」の教師マッド・アイ・ムーディが常に警告していた場面なんですよね。

防ぎようのない「死の呪文」というわけです。それにヴォルデモートの言う通りというわけです。ここにはもはや自分のために死んでくれる母さんはいない。したがってハリーはそれはもう半端ないほどの無防備というわけです。


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一体どうやってこの奇跡を成し遂げたのか?ルシウス・マルフォイ氏の問いかけに応えてヴォルデモートの復活に至るその道のりが延々とヴォルデモート自身の口から語られました。そして話し終えるとヴォルデモートはハリーに対して戦いを挑んで来ました。チャンスを与えると言うのです。(全3項目)

3-1.凋落後の自分を語るヴォルデモート
「我が朋輩よ。俺様の誤算だった。認めよう」ヴォルデモートはこう言って自分の非を認めました。自分の呪いはあの女つまりはハリーの母親の愚かな犠牲のお陰で撥ね返ってヴォルデモート自身を襲う事になったんだそうです。

それは痛みを超えた痛みでこれほどの苦しみとは思わなかった。ヴォルデモートは肉体から引き裂かれて霊魂にも満たない。ゴーストの端くれにも劣るものになったのだそうです。それでもヴォルデモートは生きていたそうです。

それを何と呼ぶかヴォルデモートにも分らないとの事です。誰よりも深く不死の道へと入り込んでいたこの自分がそういう状態になった。お前たち死喰い人たちなら自分が目指すものを知っているとヴォルデモートは言いました。

それは死の克服なんだそうです。そして今自分は証明した。自分がした実験のどれかが効を奏したらしい。あの呪いは自分を死なせていたはずなのだが自分は死ななかった。しかしながら自分は最も弱い生き物より力がなかった。

自らを救う術もなかった。それは肉体を持たない身だったからだそうです。自らを救うのに役に立つかもしれぬ呪文の全ては杖が必要だった。そこでヴォルデモートは眠る事もなく1秒1秒を存在し続ける事に力を尽したそうです。

遠く離れた地で森の中に棲みついてヴォルデモートは待ったそうです。誰か忠実な死喰い人が自分を見つけようとするに違いない。誰かがやって来て自身はできない魔法を使って自分の身体を復活させるに違いないとそう思った。

しかし待つだけ無駄だった。聞き入る死喰い人の中にまたしても震えが入りました。ヴォルデモートはその恐怖の沈黙がうねり高まるのを待ち話を続けました。ヴォルデモートにはただ1つだけ残された力があったのだそうです。

それは誰かの肉体に取り憑く事でした。けれども人間が沢山いる所には怖くて行けなかったとの事でした。何故かと云えば「闇祓い」どもがまだあちらこちらでヴォルデモートを探している事を知っていたからなんだそうです。

時には動物に取り憑いた。もちろん蛇がヴォルデモートの好みでしたが動物の体内にいても霊魂だけで過ごすのとあまり変わらなかったのだそうです。動物の体は魔法を使うのには向いておらず動物たちの寿命を縮めたそうです。

だからどれも長続きしなかったとの事でした。


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ついに復活を果たしたヴォルデモートはワームテールの次には馳せ参じた魔法使いに話しかけて行きました。やはりその順番はヴォルデモートにとって極めて重要な順にという事のようでした。まず最初に声をかけたのはやはりという感じのあの人だったというわけです。(全3項目)

3-1.ワームテールにそしてその次には?
ヴォルデモートは杖を下げました。拷問された死喰い人は息も絶え絶えに横たわっていました。ヴォルデモートは低い声で「起きろエイブリー。立て。許しを請うだと?」と言ったその後にさらにこう言い放ったというわけです。

「俺様は許さぬ。俺様は忘れぬ。13年もの長い間だ。お前を許す前に13年分のつけを払って貰うぞ。ワームテールは既に借りの一部を返した。ワームテールそうだな?」

ヴォルデモートは泣き続けているワームテールを見下ろし「貴様が俺様の下に戻ったのは忠誠心からではなくかつての仲間たちを恐れたからだ。ワームテールよこの苦痛は当然の報いだ。判っているな?」とそう言ったのでした。

これにワームテールは「はい。ご主人様」とそれを認めた上で「どうかご主人様。お願いです」と懇願しました。どうやら事前にヴォルデモートと何か約束事をしていたようです。そこでヴォルデモートはこう言ったんですよね。

「しかし貴様は俺様が身体を取り戻すのを助けた。虫けらのような裏切り者だが貴様は俺様を助けた」

だからヴォルデモートはワームテールに褒美を与えると言うのです。ヴォルデモートは再び杖を上げ空中で回しました。回した跡に溶けた銀のような物が一筋輝き宙に浮きました。一瞬何の形もなく捩れるように動いていました。

しかしやがてそれは人の手の形になり月光のように明るく輝きながら舞い下りて血を流しているワームテールの手首に嵌りました。息遣いは荒く途切れがちでしたがワームテールは急に泣き止みました。そして頭を上げました。

ワームテールは信じられないという面持ちで銀の手を見つめました。まるで輝く銀の手袋を嵌めたようにその手は継ぎ目なくついていました。ワームテールは輝く指を曲げ伸ばしして震えながら地面の小枝を摘み上げたのでした。

「我が君。ご主人様。素晴らしい。ありがとうございます。ありがとうございます」

摘み上げた小枝を揉み砕いて粉々にするとワームテールはこうお礼の言葉を述べたのでした。ワームテールはひざまずいたまま急いでヴォルデモートのそばににじり寄ると他の死喰い人と同様にローブの裾にキスをしたのでした。

「ワームテールよ。貴様の忠誠心が二度と揺るがぬよう」

こう言うヴォルデモートにワームテールは「我が君決して。決してそんな事は」と応えて立ち上がり新しくて力強い手を見つめながら輪の中に入りました。ヴォルデモートは今度はワームテールの右側の男に近づいて行きました。

「ルシウス抜け目のない友よ。世間的には立派な体面を保ちながらお前は昔のやり方を捨ててはいないと聞き及ぶ。今でも先頭に立ってマグルいじめを楽しんでいるようだが?」

ヴォルデモートは続けてお前は一度も自分を探そうとしなかった。クィディッチ・ワールドカップでのお前の企みはさぞかし面白かったろうがそのエネルギーを自分を探し助けるほうに向けるべきだったのでは?とも訊きました。

「我が君。私は常に準備しておりました。あなた様の何らかの印があれば。あなた様のご消息がちらとでも耳に入れば私はすぐにお側に馳せ参じるつもりでございました。何物も私を止める事はできなかったでしょう」

ヴォルデモートの問いにルシウス氏はこう素早く答えました。それに対してヴォルデモートが気だるそうにこう言うのを聞いてルシウス氏は言葉を失う羽目になってしまったんですよね。つまり痛い所を突かれたというわけです。

「それなのにお前はこの夏忠実なる死喰い人が空に打ち上げた俺様の印を見て逃げたと言うのか?」


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ついにヴォルデモートは復活を遂げました。そしてヴォルデモートはワームテールの腕に刻まれた「闇の印」に蒼白い人差し指を押し当てました。すると「我が目を疑う」と言いたげな様子の死喰い人たちが続々と姿を現しました。そんな死喰い人たちに向かってヴォルデモートは・・・(全3項目)

3-1.復活を遂げると
ヴォルデモートはハリーから目を逸らすと自分の身体を調べ始めました。手はまるで大きな蒼ざめた蜘蛛のようでヴォルデモートはその長い指で自分の胸や腕をいとおしむように撫でました。感慨に耽っているかのようでした。

赤い瞳孔は猫の目のように縦に細く切れ暗闇でさらに明るく怪しげに光っています。両手を挙げ指を折り曲げるヴォルデモートの顔はうっとりと勝ち誇っていました。地面に横たわり痙攣しているワームテールなどは眼中にない。

そういった面持ちでした。いつの間にか戻って来てハリーの周りを這い回っている大蛇の事もまるで気に留めてはいません。ヴォルデモートは不自然に長い指のその手で杖を取り出すといつくしむように優しく杖を撫でました。

それから杖を上げてワームテールに向けました。ワームテールは地上から浮き上がりハリーが縛られている墓石に叩きつけられその足下に泣き喚きながら転がりました。そしてヴォルデモートは無慈悲な高笑いを上げたのでした。

「ご主人様。ご主人様。あなた様はお約束なさった。確かにお約束なさいました」

手を切り落とした腕をローブで覆いながらこう言うワームテールにヴォルデモートは物憂げに「腕を伸ばせ」と言いました。ワームテールは「おおご主人様。ありがとうございます。ご主人様」と言って右腕を差し出しました。

手を切り落としたほうの腕です。ところがヴォルデモートは笑うと「ワームテールよ。別のほうの腕だ」と言いワームテールは「ご主人様。どうか。それだけは」と言いました。こっちの手も差し出せと言われたと思ったのです。

ヴォルデモートは屈み込んでワームテールの左手を引っ張るとローブの袖を肘の上までまくり上げました。その肌に生々しい赤い刺青のようなものをハリーは見ました。口からは蛇が飛び出しています。それは「闇の印」でした。

「戻っているな。全員がこれに気づいたはずだ。そして今こそ判るのだ。今こそはっきりするのだ」

「闇の印」を丁寧に調べるとヴォルデモートは低い声でこう言いました。そして長い蒼白い人差し指をワームテールのその印に押し当てました。それと時を同じくしてハリーの額の傷痕がまたしても焼けるように鋭く痛みました。

ワームテールがまた新たな叫び声を上げました。ヴォルデモートが指を離すと「闇の印」が今度は真っ黒に変わっていました。ヴォルデモートは残忍な満足の表情を浮かべて立ち上がり頭をのけ反らせると墓場を眺め回しました。

「それを感じた時戻る勇気のある者が何人いるか。そして離れようとする愚か者が何人いるか」

ヴォルデモートは赤い目を光らせ星を見据えつつこう呟きました。そしてハリーとワームテールの前を往ったり来たりし始めたというわけです。その目はずっと墓場を見渡し続けていました。ヴォルデモートは待っていたのです。


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ヴォルデモートが立てた計画通りに事は成ってハリーはリトル・ハングルトンの教会墓地に運ばれて来ました。そしてハリーはワームテールの手によってこの3年間悪夢で悩まし続けられていたその人物がついに復活するのを見届ける事になったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.リトル・ハングルトンの教会墓地に
ヴォルデモートの目論見通りにハリーはリトル・ハングルトンの教会墓地に運ばれて来ました。ようやく優勝杯から手が離れ「何故ここに運ばれて来たのか?」の理由が全く分からないハリーはセドリックにこう訊いたのでした。

「ここはどこだろう?」

当然の如くセドリックも首を横に振りました。2人は周りを見回しました。ホグワーツからは完全に離れている事は判ります。何キロかあるいは何百キロも離れているかもしれない。城を取り囲む山々さえ見えなかったからです。

「優勝杯が移動キーになっているって君は誰かから聞いているか?」

セドリックは優勝杯を見下ろしてからハリーを見てこう訊きました。ハリーは「全然」と答えると「これも課題の続きなのかな?」と訊き返しセドリックは少し不安げな声で「分らない」と答えるとハリーにこう言って来ました。

「杖を出しておいたほうがいいだろうな?」

「ああ」と答えつつハリーはセドリックのほうが先に杖の事を言ってくれてうれしいと思いました。2人は杖を取り出しました。ハリーはずっとあたりを見回していました。誰かに見られているという奇妙な感じがしたからです。

ハリーが突然「誰か来る」と言いました。暗がりでじっと目を凝らすと墓石の間を間違いなくこちらに近づいて来る人影があります。顔は見分けられませんでしたが歩き方や腕の組み方などから何かを抱えているのは判りました。

誰かは分りませんが小柄でフードつきのマントをすっぽり被って顔を隠していました。その姿がさらに近づいて距離が一段と狭まって来た時にはハリーにはその影が抱えているのが赤ん坊のように見えたというわけなんですよね。

ハリーは杖を少し下ろし横目でセドリックをちらりと見ました。セドリックもハリーに訝しげな視線を返しました。そして2人とも近づいて来る影に目を戻しました。その影は2人から僅か2メートルほどの墓石の前で止まりました。

丈高の大理石の墓石でした。一瞬ハリーにセドリックとその小柄な姿が互いに見つめ合いました。その時でした。何の前触れもなしにハリーの額の傷痕に激痛が走りました。これまで一度も経験した事のないような苦痛でした。

両手で顔を覆ったハリーの指の間から杖が滑り落ちハリーはがっくりと膝を折ってしまったのでした。地面に座り込み痛みで全く何も見えず今にも頭が割れそうかと思うほどの激しい痛みでした。その声はどこか遠くからでした。

「アバダ ケダブラ!」

緑の閃光がハリーの閉じた瞼の裏で光りました。何か重いものがハリーの脇の地面に倒れる音がしました。あまりの傷痕の痛さに吐き気がするほどです。その時ふと痛みが薄らぎました。目を開ける事さえ恐ろしいと思いました。

しかしハリーが目を開けると非情な現実が目の前にありました。セドリックが足下に大の字になって倒れている。死んでいたのでした。


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クラウチ・ジュニアはヴォルデモートの立てた計画通りにマッド・アイ・ムーディに成り済ましてホグワーツに潜入する事に成功し計画は概ね順調に進みました。ところが1つだけ計画外の出来事が発生してしまいました。バーテミウス・クラウチ氏が逃亡したのです。(全3項目)

3-1.バーテミウス・クラウチ氏を襲った悲劇
先週の記事で説明したようにバーテミウス・クラウチ氏は余命幾ばくもない奥方の最期の頼みを聞き入れて息子をアズカバンから助け出しました。そして「服従の呪文」をかけて息子を自宅に幽閉状態にしていたというわけです。

それを当時は部下だったバーサ・ジョーキンズに見られ「忘却術」をかけて忘れさせたもののヴォルデモートがその記憶を無理やり引っ張り出して知りワームテールと共に自宅を訪れ自分の復活の手助けをさせたというわけです。

父親が「服従の呪文」をかけて息子を管理していたのが今度はヴォルデモートが父親のクラウチ氏に「服従の呪文」をかけて管理及び操作をするという構図になりました。管理していた側が一転して管理される側になったのです。

ヴォルデモートはクラウチ氏がいつものように仕事を続け何事もなかったかのように振舞うように服従させました。逆に息子は解放され目覚め自分を取り戻しました。ここ何年もなかったほどに生き生きとしたというわけですよね。

しかし暫くしてクラウチ氏は息子がやったのと同じように「服従の呪文」に抵抗するようになりました。何が起こっているのかをクラウチ氏は時々気がつくようになりました。ヴォルデモートはもはや安全ではないと考えました。

ヴォルデモートはクラウチ氏に魔法省に手紙を書かせる事にしました。クラウチ氏に命じ病気という手紙を書かせました。クラウチ氏は三校対抗試合の「第1の課題」には来ましたがクリスマス・ダンスパーティは欠席しました。

しかしワームテールは義務を怠りました。十分に警戒していなかったのです。クラウチ氏は逃げ出しました。ヴォルデモートはホグワーツに向かったと判断をしました。クラウチ氏はダンブルドアに全てを告白するつもりでした。

息子をアズカバンからこっそり連れ出したと自白するつもりでした。ヴォルデモートはクラウチ氏が逃げたとクラウチ・ジュニアに知らせて何としても父親を止めるようにと言いました。息子は待機して見張ったというわけです。


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クィディッチ・ワールドカップ終了後にヴォルデモートは動き始めました。最も忠実でアズカバンを逃れていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアの元を訪れて自分のためにあらゆる危険を冒す覚悟があるかと訊いたのです。クラウチ・ジュニアは「もちろんだ」と即答するとホグワーツに乗り込んで・・・(全3項目)

3-1.計画の遂行に向けて
ホグワーツに潜入しハリー・ポッターを三大魔法学校対抗試合の代表選手になるよう取り計らう。そしてハリーが必ず優勝して最初に優勝杯に触れるようにしてその優勝杯を「移動キー」にする。これが計画の全容だったのです。

そのためには今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就くアラスターことマッド・アイ・ムーディが必要でした。クラウチ・ジュニアがポリジュース薬で成り済まし潜入するためにムーディが必要だったというわけですよね。

事前にポリジュース薬を準備しワームテールとクラウチ・ジュニアがムーディの家に出かけました。ムーディが抵抗して騒ぎが起こりました。何とか間に合ってムーディをおとなしくさせ自身のトランクの一室に押し込みました。

ムーディの髪を少し取ってポリジュース薬に入れクラウチ・ジュニアが飲んでムーディに成り済ましました。準備を整えて騒ぎを聞きつけてマグルの処理に駆け付けたアーサー・ウィーズリー氏に会ったというわけなんですよね。

アーサー氏には「何者かが庭に忍び込んだのでゴミバケツが警報を発した」と言いました。それからクラウチ・ジュニアはムーディの服や闇の検知器などをムーディと一緒にトランクに詰めホグワーツに向かったというわけです。

ムーディは「服従の呪文」をかけて生かしておきました。質問したい事があったからです。ダンブルドアでさえ騙す事ができるようムーディの過去も癖も学ばなくてはならなかったからです。ムーディの毛も必要だったからです。

ポリジュース薬を作るためです。他の材料は簡単でした。毒ツルヘビの皮は地下牢から盗みました。研究室で「魔法薬学」の教師つまりセブルス・スネイプに見つかった時には「捜索命令を執行しているのだ」と説明をしました。

こうしてクラウチ・ジュニアはポリジュース薬でマッド・アイ・ムーディに成り済ましてホグワーツに乗り込んだというわけですよね。


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一体ヴォルデモートは魔法省の役人バーサ・ジョーキンズから何を聞き出したのか?それは最も忠実なる死喰い人バーテミウス・クラウチ・ジュニアがアズカバンを逃れて自宅に幽閉されているという事でした。そこでヴォルデモートはワームテールと共に訪ねて行ったというわけなんですよね。そして・・・(全3項目)

3-1.バーテミウス・クラウチ・ジュニア
「もう一度呪いを。我が忠実なる下僕はホグワーツに。ワームテールよハリー・ポッターはもはや我が手の内にある。決定した事だ。議論の余地はない」ヴォルデモートはこう言ってハリーを獲得できる事を確信していましたね。

一体いかなる情報をバーサ・ジョーキンズから聞き出したのか?それはかつてはヴォルデモートの配下の死喰い人のバーテミウス・クラウチ・ジュニアが今はアズカバンを逃れて自宅に幽閉されているという事だったんですよね。

父親のバーテミウス・クラウチ氏は奥方に説得をされて自ら裁判で判決を言い渡してアズカバン送りにした息子を助け出す事にしました。奥方は自身がもはや余命幾ばくもない事を知ったので最期の頼みだと夫を説き伏せました。

クラウチ夫妻がアズカバンに息子を訪ねて来て奥方の髪を1本入れたポリジュース薬を飲ませました。奥方は息子の髪を入れたポリジュース薬を飲みました。こうして母と息子の姿を入れ替えて息子を連れ出したというわけです。

アズカバンの看守の吸魂鬼は実は目が見えません。しかしクラウチ氏は囚人の誰かが独房の扉の隙間から見ていたりする場合の事を考えてポリジュース薬で奥方と息子の姿を入れ替えて密かに連れ出したというわけなんですよね。

奥方はまもなくアズカバンで死にました。奥方は息子の姿で死にそのまま埋葬されました。息子をアズカバンから連れ戻した後は奥方の死を装った静かな身内だけの葬式を執り行いました。つまりは奥方の墓は空というわけです。

クラウチ・ジュニアは屋敷しもべ妖精のウィンキーの世話で健康を取り戻しました。それからクラウチ・ジュニアは隠され管理されなければなりませんでした。そのためにクラウチ氏がしたのは「服従の呪文」をかける事でした。

クラウチ・ジュニアは昼も夜も無理やり「透明マント」を着せられました。ウィンキーはそんなクラウチ・ジュニアを哀れみました。おとなしくしていたら褒美として時々は気晴らしさせるようにとクラウチ氏を説き伏せました。

そしてその日がやって来たのです。


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狂っている。それにまだ人を殺害するつもりだ。誰かは知らないがハリー・ポッターとかいう子供が危ない。フランクはこっそり屋敷を抜け出して警察に知らせようと思いましたが足が動こうとしません。するとそこに更なる恐怖がやって来たのでした。それは巨大な蛇でした。そして・・・(全3項目)

3-1.そこに現れたのは?
我につき従う者の多くが諸手を挙げて馳せ参ずるような重要な仕事を果たす事を許そう。約束する。お前はバーサ・ジョーキンズと同じように役に立つという名誉を与えられるであろう。それなら自分も殺害されると言うのか?

そう訊くワームテールにヴォルデモートは冷たい声を猫撫で声にして何でお前を殺害する?バーサを殺害したのはそうしなければならなかったからだ。自分が聞き出した後はあの女は用済みだ。何の役にも立たないのだそうです。

いずれにせよあの女が魔法省に戻って休暇中にワームテールと出会ったと話したりしたら厄介な疑念を引き起こす羽目になったとヴォルデモートはそう言うのです。何せ世間ではワームテールは死んだ事になっているからでした。

するとワームテールが小声で呟きました。フランクには聞き取れませんでしたがヴォルデモートが次に言った言葉でその内容が判明しました。ワームテールは記憶を消せばいいとヴォルデモートに言ったというわけなんですよね。

しかし「忘却術」は自分があの女を尋問した時のように強力な魔法使いなら破る事ができるとヴォルデモートは言うのです。それにせっかく聞き出した情報を利用しなければあの死んだ女の「記憶」に対して失礼になるそうです。

突然フランクは杖を握り締めた手が汗で滑るのを感じました。冷たい声の主は女を1人殺害した。それを後悔の欠片もなく楽しむように話している。危険人物だ。狂っている。それにまだ殺害するつもりだ。誰だかは知らない。

しかしハリー・ポッターとかいう子供が危ない。何をすべきかフランクには判っていました。警察に知らせる時があるとするなら今だ。今しかない。こっそり屋敷を抜け出してまっすぐ村の公衆電話の所に行くのだと思いました。

「もう一度呪いを。我が忠実なる下僕はホグワーツに。ワームテールよハリー・ポッターはもはや我が手の内にある。決定した事だ。議論の余地はない」

さらに続けて冷たい声の主つまりヴォルデモートが「静かに。あの音はナギニらしい」と言ったかと思うと声が変わりました。フランクが今まで聞いた事のない音です。フランクは冷たい声の男が引きつけを起したと思いました。

次にフランクが聞いたのは背後の暗い通路で何かが蠢く音でした。振り返った途端フランクは恐怖で金縛りになりました。何かが自分のほうへと這って来る。フランクは震え上がりました。優に4メートルはある蛇だったのです。


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リドル一家死亡事件の後も「リドルの館」の庭番を続けていたフランク・ブライスでしたがとある8月の夜に目を覚ますと屋敷の2階の窓に灯りが見えたため悪ガキどもがまたも侵入したと思ってフランクは出かけて行きました。しかし一番奥の部屋にいたのは2人の男でした。(全3項目)

3-1.一番奥の部屋で
「ご主人様まだお腹がお空きでしたら今少しは瓶に残っておりますが」おどおどと話す男に別の声が「後にする」と応えました。これも男の声でしたが不自然に甲高くしかも氷のような風が吹き抜けるかのような冷たい声です。

「ワームテール俺様をもっと火に近づけるのだ」

何故かしらその声はフランクの後頭部の毛を逆立てさせました。フランクはまだましな右の耳を扉のほうにと向けました。瓶を何か硬い物の上に置く音が聞こえたかと思うと今度は重い椅子を引きずる床を擦る鈍い音がしました。

椅子を押している小柄な男の背中がちらりと見えました。長く黒いマントを着ていました。そして再び小男の姿が視界から消えたかと思うと冷たい声が「ナギニはどこだ?」と訊いてびくびくした声がこう答えたというわけです。

「わ-分りません。ご主人様。家の中を探索に出かけたのではないかと」

すると別の声が「寝る前にナギニのエキスを絞るのだぞワームテール。夜中に飲む必要がある。この旅で随分と疲れた」と言いました。眉根を寄せてフランクが右耳をさらに扉に近づけると一瞬間を置いてこう声が聞こえました。

「ご主人様。ここにはどのぐらいご滞在のおつもりか伺ってもよろしいでしょうか?」

ワームテールと呼ばれた男がこう訊くと冷たい声が「1週間だ」と答えました。もっと長くなるかもしれない。ここはまあまあ居心地がいいし計画をまだ実行できないからだそうです。さらに冷たい声はこう言ったんですよね。

「クィディッチのワールドカップが終わる前に動くのは愚かであろう」

フランクは指を耳に突っ込んで耳糞を掻き出そうとしました。何故ならば「クィディッチ」なんて言葉とは言えない言葉が聞こえて来たからです。しかしその言葉はワームテールと呼ばれた男の口からも聞こえて来たんですよね。

お許しください。自分には分らない。どうしてワールドカップが終わるまで待たなければならないのでしょう?こう訊くワームテールに冷たい声は「愚か者め」と言い放ちました。ワールドカップが終わるまでは待たねばならぬ。

今この時こそ世界中から魔法使いがこの国に集まり魔法省のお節介どもがこぞって警戒して不審な動きがないかと鵜の目鷹の目で身許の確認をしている。マグルが何も気づかぬようにと安全対策に血眼になっているから待つのだ。

「それではあなた様はご決心がお変わりにならないと?」

ワームテールがひっそりこう訊くと冷たい声は?


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12月31日つまり大晦日が誕生日という事でここ数年は12月にヴォルデモートを巻毎に取り上げるのが毎年恒例となっています。今年は第4巻「炎のゴブレット」のヴォルデモートを取り上げます。フランク・ブライスはリトル・ハングルトンの「リドルの館」に庭番として働いていたのですが・・・(全3項目)

3-1.リドル一家殺害事件
リドル家の人々が住んでいたのはもう随分前の事になるのにリトル・ハングルトンの村ではまだその家を「リドルの館」と呼んでいました。リトル・ハングルトンの村人は誰もがこの古屋敷の事を不気味に思っていたんですよね。

50年前にこの館で起きた何とも不可思議で恐ろしい出来事のせいでした。昔から村人たちは噂話の種が尽きて来ると今でも好んでその話を持ち出しました。その出来事はとある晴れた日の明け方にメイドが客間に入った時でした。

リドル家の3人が全員息絶えているのを見つけたのです。メイドは悲鳴を上げて館のある丘の上から村まで駆け降り片っ端から村人を起こして回りました。そしてメイドは村人たちにこう訴えて回ったというわけなんですよね。

「目ん玉ひんむいたまんま倒れてる!氷みたいに冷たいよ!ディナーの正装したまんまだ!」

警察が呼ばれリトル・ハングルトンの村中がショックに好奇心が絡み合い隠し切れない興奮で沸き返りました。この一家はこの上なく評判が悪かったので誰もリドル一家のために悲しみに暮れるような無駄は一切しませんでした。

年老いたリドル夫妻は金持ちで高慢ちきで礼儀知らずで成人した息子のトムはさらにひどかったのです。村人の関心事は「殺人犯は誰か?」に絞られていました。当たり前に健康な3人が揃って一晩に逝くはずなどないからです。

村のパブ「首吊り男」はその晩大繁盛でした。村中が寄り集まり犯人は誰かの話で持ち切りでした。そこにリドル家の料理人が物々しく登場し一瞬静まり返ったパブに向かってフランク・ブライスが逮捕されたと言い放ちました。

フランク・ブライスはリドル家の庭番で屋敷内の小屋に1人で寝泊まりしていました。戦争から引き揚げて来た時には片脚を引きずり人混みと騒音をひどく嫌うようになっていましたが以来ずっとリドル家に仕えていたのでした。

「あの男どっか変だと思ってたわ。愛想なしって言うか。例えばお茶でもどうって勧めたとするじゃない。何百回勧めても駄目さね。付き合わないんだから。絶対」

こう言う料理人に戦争でひどい目に遭ったからだ。静かに暮したかったんだと庇う人もいました。しかしフランク・ブライスの小屋に合鍵がぶら下がっていたからみんなが寝ている間にこっそり忍び込んだと料理人は言うのです。

翌朝にはリトル・ハングルトンの村でフランク・ブライスがリドル一家を殺害した事を疑う人はほとんどいなくなっていました。でも隣村のグレート・ハングルトンの警察でフランク・ブライスは自分は無実だと訴えていました。


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死闘を繰り広げた部屋を出てハリーがジニーを連れて戻って来るとハリーの「ロックハートはどこ?」の問いにロンからは「調子が悪くてね。来て見てご覧」という言葉が返って来ました。ロンの杖を使ったばかりにロックハートは惨憺たる状態に陥っていたというわけです。それは?(全3項目)

3-1.ハリーとジニーが戻って来ると
ハリーとジニーの2人が死闘を繰り広げた部屋を出て暗いトンネルを数分歩くと遠くのほうからゆっくりと岩がずれ動く音が聞こえて来ました。ハリーは足を速めながら「ロン!ジニーは無事だ!ここにいるよ!」と叫びました。

ロンが胸の詰まったような歓声を上げるのが聞こえました。崩れ落ちた岩の間にロンが作った相当大きな隙間の向こうから待ち切れないようなロンの顔が覗いていました。隙間から腕を突き出して最初にジニーを引っ張りました。

こうしてハリーに無事助け出されてジニーは兄ロンとの再会を果たしたというわけです。ハリーはロンにフォークスの事を訊かれ「ダンブルドアの鳥だ」と答えましたが剣については「ここを出てから説明するよ」と答えました。

「でも」と言うロンにハリーは「後にして」と急いで言いました。誰が「秘密の部屋」を開けたのかについて今ロンに話すのは好ましくないと思いましたしいずれにしてもジニーの前では言わないほうが良いと考えたからでした。

「ロックハートはどこ?」

代わりと言っては何ですがハリーはロンにこう訊きました。ロンはニヤッとして「あっちのほうだ」と答えるとトンネルからパイプへと向かう道筋を顎でしゃくり「調子が悪くてね。来て見てご覧」とそう答えたというわけです。

フォークスの広い真紅の翼が闇に放つ柔らかな金色の光に導かれハリーにロンとジニーはパイプの出口まで引き返して来ました。ギルデロイ・ロックハートが1人でおとなしく鼻歌を歌いながらそこに座っていたというわけです。

「記憶を失くしてる。忘却術が逆噴射して僕たちでなく自分にかかっちゃったんだ。自分が誰なのか今どこにいるのか僕たちが誰なのかちんぷんかんぷんさ。ここに来て待ってるように言ったんだ」

何故なら「この状態で1人で放っておくと怪我したりして危ないからね」とロンは言ったのでした。ロックハートは人の良さそうな顔で闇を透かすようにしてハリーにロンとジニーを見上げました。そしてこう言ったんですよね。

「やあ何だか変った所だね。ここに住んでいるの?」

ロンは「いや」と答えるとハリーのほうにちょっと眉を上げて目配せしたというわけなんですよね。


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他人の手柄を横取りして自分のものにしていた。有効策は「忘却術」というわけです。ロックハートはハリーとロンにこの事を告白しました。でもロックハートにはロックハートなりのその行為を正当化する理由があるようです。そしてロックハートがハリーとロンに「忘却術」をかけようとすると・・・(全3項目)

3-1.告白と云うか自白
「本は誤解を招く」ロックハートはこの言葉を微妙な言い方でしました。ハリーが「ご自分が書かれたのに!」と叫ぶとロックハートは「まあまあ坊や」と言って背筋を伸ばすと顔をしかめてハリーを見るとこう言ったのでした。

「ちょっと考えれば判る事だ。私の本があんなに売れるのは中に書かれている事を全部私がやったと思うからでね」

続けてロックハートが言う所によれば「もしアルメニアの醜い魔法戦士の話だったら例え狼人間から村を救ったのがその人でも本は半分も売れなかったはずです」との事でした。それは何故かと云うとこういう事なんだそうです。

「本人が表紙を飾ったらとても見られたものじゃない。ファッション感覚ゼロだ。要するにそんなものですよ」

つまりはロックハートは他の沢山の人たちがやった事を自分の手柄にしていた。ここでロックハートは要するに初めて自分は「他人の手柄を横取りして自分のものしていた」という事をハリーに告白したというわけなんですよね。

「それじゃ先生は他の沢山の人たちのやった仕事を自分の手柄になさったんですか?」

こう言いながらハリーはとても信じる気になどなれませんでした。するとロックハートは焦れったそうに首を振ると「そんなに単純なものではない。仕事はしましたよ」と言った後に自分がした事の手順の説明を始めたのでした。

まずそういう人たちを探し出す。そしてどうやって仕事をやり遂げたのかを聞き出す。それから「忘却術」をかける。するとその人たちは自分がした仕事の事を忘れる。ロックハートが自慢できるのは「忘却術」なんだそうです。

本にサインをしたり広告写真を撮ったりすれば済むわけではなくて大変な仕事なのだそうです。有名になりたければ長く辛い道程を歩む覚悟がいる。こう言うとロックハートはトランクを閉めて鍵を掛けるとこう言ったのでした。

「さてと。これで全部でしょう。いや1つだけ残っている」

ロックハートは杖を取り出して2人に向けると「坊ちゃんたちには気の毒ですがね。忘却術をかけさせて貰いますよ。私の秘密をペラペラそこら中でしゃべったりされたらもう本が1冊も売れなくなりますからね」と言いました。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

ハリーは自分の杖に手を掛けると間一髪ロックハートが杖を振り上げる直前にこう大声で叫びました。ロックハートは「決闘クラブ」の時と同様に後ろに吹き飛んで自分のトランクに足をすくわれるとその上に倒れたのでした。

「スネイプ先生にこの術を教えさせたのが間違いでしたね」

杖は高々と空中に弧を描きそれをロンが取って窓から外に放り投げてしまいました。ハリーはロックハートのトランクを脇のほうに蹴飛ばしながら激しい口調でこう言いました。ロックハートはまた弱々しい表情に戻りました。

「私に何をしろと言うのかね?秘密の部屋がどこにあるかも知らない。私には何もできない」

力なくこう言うロックハートにハリーは?


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ギルデロイ・ロックハートは魔法省が逮捕・連行したのだからと「ハグリッド犯人説」を声高に主張しマクゴナガル先生の取る教師が生徒を引率するという警戒措置は必要ないと不満を言っていました。ところがその事で事実上厄介払いという扱いを受ける事になってしまったんですよね。(全3項目)

3-1.職員室に
「秘密の部屋」の怪物が毒蛇の王バジリスクだと判りハリーとロンは10分経てば休憩時間になりマクゴナガル先生が戻って来るからという事で職員室に行く事にしました。ところが10分経っても休憩時間のベルが鳴らないのです。

「生徒は全員それぞれの寮にすぐに戻りなさい。教師は全員職員室に大至急お集まりください」

代わりにマクゴナガル先生の声が魔法で拡大され廊下に響き渡りました。ハリーとロンは先生方のマントが詰まった洋服掛けに隠れて何が起こったのかを聞く事にしました。するとマクゴナガル先生がこう告げたというわけです。

「とうとう起こりました。生徒が1人怪物に連れ去られました。秘密の部屋そのものの中へです」

フリットウィック先生は思わず悲鳴を上げスプラウト先生は口を手で覆いました。しかしスネイプは「何故そんなにはっきり言えるのかな?」と質問してマクゴナガル先生はスネイプのその問いにこう答えたというわけですよね。

「スリザリンの継承者がまた伝言を書き残しました。最初に残された文字のすぐ下にです。彼女の白骨は永遠に秘密の部屋に横たわるであろう」

何とその生徒はジニー・ウィーズリーでした。マクゴナガル先生は「全校生徒を明日帰宅させなければなりません。ホグワーツはこれでお終いです。ダンブルドアはいつもおっしゃっていた」と先生方にそう言ったというわけです。

ところがここで職員室の扉がもう一度開きました。一瞬ドキリとしてハリーはダンブルドア校長に違いないとそう思いました。こういう時に姿を現わして助けてくれる。ダンブルドアはそういう人だからというわけなんですよね。

でも入って来たのは残念ながらダンブルドアではなくギルデロイ・ロックハートでした。何とにっこり微笑んでいるではありませんか。ホグワーツ魔法魔術学校が廃校になるというのに何故ロックハートは笑っていられるのか?

開口一番ロックハートはこう言いました。

「大変失礼しました。ついウトウトと。何か聞き逃してしまいましたか?」

これを聞いて先生方は?


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「秘密の部屋」は永久に閉ざされた。こう宣言して2月14日のバレンタインデーには大イベントを挙行したロックハートでしたが襲撃事件はまたしても起きてしまいました。それでガッカリしていると思ったらそうではありませんでした。生徒たちは驚き呆れたというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.長い沈黙を破って
このようにロックハートは自分が襲撃事件を辞めさせたと言って2月14日に配達キューピットにバレンタイン・カードを配らせるという一大イベントを開催しました。ところがそれはクィディッチの試合が行なわれる日でした。

前日に何者かがハリーのトランクを粗探しして「リドルの日記」を持ち去って行ったのです。そしてロンとハーマイオニーと一緒にハリーが大広間を出て箒を取りに行こうとしていたその時でした。またあの声が聞こえたのです。

「あの声だ!また聞こえた。君たちは?」

ハリーが2人にこう訊くとロンは目を見開いたまま首を横に振りました。一方ハーマイオニーのほうは「たった今思いついた事があるの!図書室に行かなくっちゃ!」と言うと大急ぎで階段を駆け上がって図書室に向かいました。

その日の試合はグリフィンドール対ハッフルパフ戦でした。両チームの選手がピッチに出てハリーは箒に跨り今まさに試合が始まろうかというその時でした。マクゴナガル先生が巨大な紫色のメガホンを持って姿を現わしました。

「この試合は中止です」

マクゴナガル先生は満員の観客席に向かってメガホンでこうアナウンスしました。野次や怒号が乱れ飛びオリバー・ウッドは地上に降り立つと箒に跨ったままで駆け寄るとマクゴナガル先生に抗議しましたが先生は無視しました。

何故グリフィンドール対ハッフルパフ戦は突然中止になったのか?マクゴナガル先生はハリーに「私と一緒にいらっしゃい」と言ってさらに驚く事にはロンが一緒でも構わないとそう言うのです。3人が行ったのは医務室でした。

石になってベッドに横たわっていたのは6年生のレイブンクロー生で監督生のペネロピー・クリアウォーターと何ともう1人はハーマイオニーでした。長い沈黙を破って第4の襲撃事件が起きてしまったというわけなんですよね。

ロックハートの予想はものの見事に外れたというわけです。


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トキメキぼーい

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