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ハリーに腰抜け呼ばわりされて激昂してグリモールド・プレイス12番地を去って行ったルーピンだったのですがビルとフラーの新居「貝殻の家」に訪ねて来たルーピンはハリーに対する感謝の思いを形で表してくれました。その申し入れにハリーは驚き舌が縺れたのでした。(全3項目)

3-1.その後のルーピン
ルーピンがグリモールド・プレイス12番地を出て行った直後ハリーはハーマイオニーには「あんまりだわ!」と言われロンからは「あんな事ルーピンに言うべきじゃなかったぜ」と言われてしまうわで散々だったんですよね。

その後のルーピンは一体全体どうしたのか?それを教えてくれたのは一旦はハリーとハーマイオニーの元を離れた後に奇跡の再会を果たしたロンでした。ロンは久方ぶりにラジオでルーピンの声を聞かせてくれたんですよね。

「ポッターウォッチ」と呼ばれていて本当の事を教えてくれる唯一の番組なんだそうです。そこにルーピンは「ロムルス」という名前で登場していました。番組に出演をすると毎回同じ事を繰り返し言っているのだそうです。

ハリー・ポッターはまだ生きているというご意見ですね?司会役で「リバー」という名前で出ているリー・ジョーダンがこう訊くとルーピンは「その通りです」ときっぱり答えてその根拠をこう説明したというわけですよね。

「もしハリーが死んでいれば死喰い人たちが大々的にその死を宣言するであろうと確信しています。何故ならばそれが新体制に抵抗する人々の士気に致命的な打撃を与えるからです」

続けてルーピンは「生き残った男の子」は今でも我々がそのために戦っているあらゆるものつまり善の勝利に無垢の力に抵抗し続ける必要性などの象徴なのですとも言いハリーの胸には感謝と恥ずかしさが湧き上がりました。

「もしハリーがこの放送を聞いていたら何と言いたいですか?」リーがこう訊くとルーピンは「我々は全員心はハリーと共にある。そう言いたいですね」と答えました。そしてその後に若干躊躇しながらこう付け加えました。

「それからこうも言いたい。自分の直感に従え。それは良い事だしほとんど常に正しい」

この後ロンの口からビルに聞いたと言ってルーピンの近況をハリーとハーマイオニーは聞きました。何でもルーピンはまたトンクスと一緒に暮らしているのだそうです。それにトンクスはかなりお腹が大きくなったそうです。

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ルーピンは騎士団の任務の内容の都合上でハリーに手紙を書く事ができなかったんだそうです。そんなルーピンの身の上に結婚という思ってもみなかった出来事が舞い込む事となりました。ところが普通の夫婦なら喜べる事がルーピンには喜べなかったのです。(全3項目)

3-1.思ってもみなかった出来事が
名付け親のシリウスが死んでハリーは心にそれはもう深い傷を負う事になりました。暫くの間はその名前を口にする事ができないぐらいでした。シリウスはハリーに唯一手紙を定期的にくれる貴重な人でもあったんですよね。

そのためにハリーは6年生になってから一度も手紙を受け取っていませんでした。二週目の土曜日にヘドウィグがハリーに届けたのは「魔法薬学」の教科書でフローリシュ・アンド・ブロッツ書店からの「上級魔法薬」でした。

何故ハリーに一通も手紙を書かなかったのか?その理由をハリーはクリスマス休暇で「隠れ穴」に来た時にルーピンから聞く事となりました。不死鳥の騎士団の任務の内容の都合上からできなかったとルーピンは言いました。

ほとんど文字通り地下に潜っている。だから手紙が書けなかった。ハリーに手紙を出す事自体が正体をばらす事になる。ハリーが「どういうこと?」と訊くとルーピンは同類の仲間と一緒に棲んでいるとそう答えたのでした。

ハリーが分らないような顔をしたのでルーピンは「狼人間とだ」と付け加えました。ほとんど全員がヴォルデモート側でダンブルドアがスパイを必要としていたので同じ狼人間のルーピンはお誂え向きだったんだそうです。

そんなルーピンに思ってもみなかった出来事が起こる事となりました。当然ルーピンは自分は狼人間なのだから一生縁がないとそう思っていたんでしょうね。何と本人にとっても極めて意外な事に結婚する事になったのです。

相手はニンファドーラ・トンクスでした。ルーピンは歳を取り過ぎているし危険過ぎる。そう言ったのですがトンクスが構わないと言いました。さらにアクセルになったのがビル・ウィーズリーが狼人間に噛まれた事でした。

フラー・デラクールはビルが狼人間に噛まれても構わないと言った。だからトンクスはルーピンが狼人間でも構わないとそう言うのです。こうしてルーピンとトンクスは結婚したのですがルーピンの苦悩はなおも続きました。

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「またいつかきっと会える」教師を辞めてホグワーツを去る時ルーピンはハリーにこう言いました。そしてルーピンとハリーはおよそ1年の空白を経てプリベット通り4番地で再会する事となりました。ヴォルデモートが復活した事を受けて不死鳥の騎士団が再結成されたからでした。(全3項目)

3-1.久々の再会
ルーピン先生に数多の闇の魔法生物を教わった事は翌年度ハリーが三大魔法学校対抗試合の代表選手になった時に役に立ちました。それは「第2の課題」で湖の中にいた水魔を退治するのに役に立ったというわけなんですよね。

「またいつかきっと会える」最後にルーピンがハリーにこう言って2人は別れました。ルーピンのこの言葉は実現しました。ルーピンとハリーはおよそ1年の空白を経てプリベット通り4番地で再会をする事になったんですよね。

それはハリーがダドリーと共に吸魂鬼に襲われてから3日後の事でした。ダーズリー一家3人が揃って出かけハリーは1人になりました。すると階下の台所ではっきりと何かが壊れる音がしてハリーは「泥棒だ」と思いました。

しかし次の瞬間には泥棒ならば声を潜めているはずだと気づきました。ハリーは杖を手に持つと部屋の扉の前に立って全神経を耳にしました。するとバーノン叔父さんが鍵をかけた扉が開いてハリーは驚き飛び上がりました。

部屋を出て階段の踊り場に立つと心臓が喉まで跳び上がりました。下の薄暗いホールに人影が8人か9人見えたからです。全員がハリーを見上げていました。すると聞き覚えのある低い唸り声がこう言うのが聞こえて来ました。

「おい坊主杖を下ろせ。誰かの目玉をくり貫くつもりか」

ハリーは半信半疑で「ムーディ先生?」と訊きました。すると「先生かどうかはよく分らん。なかなか教える機会がなかったろうが?ここに降りて来るんだ。お前さんの顔をちゃんと見たいからな」と言葉が返って来ました。

するとその次に若干かすれた声で「大丈夫だよハリー。私たちは君を迎えに来たんだ」と言うのが聞こえて来ました。この声にも聞き覚えがあるとハリーは思いました。しかも今度は心が躍りました。久しぶりに聞きました。

信じられない気持ちでハリーは「ル、ルーピン先生?本当に?」と訊きました。誰かが杖先に灯りを点すとホールを照らし出してリーマス・ルーピンは一番手前にいました。ルーピンはハリーに向かって笑いかけていました。

ハリーが階段を下りるとルーピンが手を差し伸べて来てハリーと握手をしました。おそよ1年ぶりの再会でした。

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ハリーポッター・シリーズに登場する中で特に好きな人物の1人なのでずっともっと取り上げたいと思っていたのですが久方ぶりに「こう取り上げよう」という考えが浮かんだので今週はリーマス・ルーピンを取り上げる事にしました。今回はハリーとの関係の変遷についてです。(全3項目)

3-1.3年生の新学期初日に
実は今回改めて思い返してみて気づいたのですがハリーはダンブルドア校長が新学期初日の9月1日にホグワーツの大広間で紹介するその前に「闇の魔術に対する防衛術」の先生に会っているという事がとても多いんですよね。

1年生の時のクィレルは11才の誕生日に「漏れ鍋」で会っていますし2年生の時のギルデロイ・ロックハートは夏休みに教科書を買いに「フローリシュ・アンド・ブロッツ書店」にやって来た際に顔を合わせているんですよね。

5年生の時のドローレス・アンブリッジは夏休み中の8月12日に魔法省で行われた懲戒尋問の時に会っています。そして6年生の時のセブルス・スネイプは「魔法薬学」の授業で散々顔を合わせていたお馴染みの教師でした。

そしてハリーは一度も授業を受ける機会がありませんでしたが7年生の時のアミカス・カローはダンブルドア校長がスネイプに殺害される時現場にいた死喰い人の1人でした。このようにして事前に顔を見ているというわけです。

4年生の時のマッド・アイ・ムーディとは唯一会っていません。でもハリーを含めたホグワーツの生徒たちは実際に教えられていたのは実は偽者で死喰い人のバーテミウス・クラウチ・ジュニアだったという特異な経緯でした。

ハリーが本物のマッド・アイ・ムーディを見たのは学期最終日に大広間で見たのが最初で夏休みに入ってから先発護衛隊の1人としてプリベット通り4番地にやって来た時やっと初めて会話を交わしたというわけなんですよね。

前置きが長くなりましたがハリーが3年生の時に「闇の魔術に対する防衛術」の教師になったリーマス・ルーピンとハリーはホグワーツ特急内で会いました。ロンとハーマイオニーにシリウス・ブラックの話をするためでした。

ルーピン先生は当初はぐっすり眠っていましたがシリウス・ブラックを探すためホグワーツ特急に乗り込んで来た吸魂鬼を守護霊を出し追い払ってくれました。そしてそこに居合わせた生徒たちにチョコレートをくれました。

ハリーには特別大きな一切れをくれました。食べるとたちまち手足の先まで一気に暖かさが広がったというわけなんですよね。

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シリウスはついにピーター・ペティグリューを捕えてロンと一緒に「叫びの屋敷」に連れて来ました。そこにルーピン先生が駆け付けた事で驚愕の事実が次々と明らかになりました。そして一行がホグワーツの校庭に戻って来た所でまたしても思わぬ展開が待ち受けていました。(全3項目)

3-1.驚くべき真実が次々と明らかに
「シリウスあいつはどこだ?」この言葉を聞いてハリーは一瞬ルーピン先生を見ました。何を言っているのか理解できませんでした。誰の事を話しているのだろうか?ハリーは再びシリウスのほうを見たというわけですよね。

シリウスは無表情で全く動きませんでした。それからゆっくりと手を上げましたがシリウスのその手はまっすぐロンを指していました。一体何だろうと訝りながらハリーはロンをちらりと見ました。ロンも当惑していました。

ここで驚くべき真実が次々と明らかになりました。実はルーピン先生は狼人間でハリーがフレッドとジョージから譲り受けた「忍びの地図」の製作者の1人だったのもルーピン先生だと自らが認めたというわけなんですよね。

ここでハリーたち3人は知る事となりました。シリウスにハリーのお父さんのジェームズ・ポッターとピーター・ペティグリューの3人は未登録の「動物もどき」だった。始まりはルーピン先生がホグワーツに入ったからでした。

3人の友人が月に一度姿を消す事に気づかないはずがない。当初ルーピン先生は色々と言い訳をしていたんだそうです。正体を知られたら途端に見捨てられてしまうのではとそれが怖かった。しかし3人はついに知ってしまった。

それでもなお3人はルーピン先生を見捨てはしなかった。そんな3人がルーピン先生のためにしてくれたのが「動物もどき」になる事だったのです。人間だと一緒にはいられない。だから動物としてルーピン先生と付き合った。

この1年ルーピン先生はシリウスが「動物もどき」だとダンブルドアに告げるべきか迷い心の中で躊躇する自分と闘って来たのだそうです。それを告げれば学生時代にダンブルドアの信頼を裏切っていたとそう認める事になる。

だからある意味ではスネイプの言う事が正しかった。スネイプはルーピン先生が「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就く事に強硬に反対した。ルーピンは信用できないとスネイプはこの1年間言い続けていたんだそうです。

それはシリウスがスネイプに悪戯を仕掛けて満月の日に狼に変身したルーピンがいたここ「叫びの屋敷」への行き方を教えたのだそうです。それがためにスネイプはルーピンの事が大嫌いなんだそうです。その時の事でした。

「透明マント」を脱いでスネイプが姿を現したのでした。

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最初は合言葉が分らなかったためグリフィンドール塔に入る事ができずようやく合言葉を書いた羊皮紙を入手して寮に入れたと思ったら肝心のピーター・ペティグリューがいないというそんな有り様のシリウスだったのですが学期末試験の最終日にシリウスはやっという感じで・・・(全3項目)

3-1.グリフィンドール対レイブンクロー戦の夜に
10月31日ハロウィンのシリウスの最初の襲撃は大失敗でした。合言葉を知らなかったため怒りに任せ「太った婦人(レディ)」を襲ってしまいました。次に行く時には何としても合言葉を知っていなくてはと思ったでしょうね。

そんなシリウスの強力な援軍になってくれたのがハーマイオニーが新たに飼い始めた猫のクルックシャンクスでした。クルックシャンクスもまた初めて会ったその時からスキャバーズの事を怪しい奴だとそう思っていました。

そのためシリウスの元に連れて来ようとしてくれましたが試みは何度も失敗に終わりました。そこでシリウスのためグリフィンドール塔に入るための合言葉を入手してくれました。その被害者はネビル・ロングボトムでした。

そうでなくとも忘れん坊のネビルは寮に入るための合言葉を覚えるのに苦労していました。ところが「太った婦人(レディ)」に代わって門番を務めた「カドガン卿」は頻繁に合言葉を変えてネビルの苦労に拍車をかけました。

そこでネビルは合言葉を羊皮紙に書き留めておいたのです。そのベッド脇に置いてあった羊皮紙をクルックシャンクスが持ち去って行きました。こうしてシリウスはグリフィンドール塔に入るための合言葉を入手できました。

ついにシリウスはグリフィンドール塔に入る事ができました。その日はクィディッチのグリフィンドール対レイブンクロー戦が行われた日でした。シリウスがハリーとロンの寝室に入ったのは真夜中の事だったんですよね。

ところがそこにピーター・ペティグリューはいませんでした。何と試合が行われる直前の木曜日にピーター・ペティグリューは自分はクルックシャンクスに食われてしまったとそう見せかけて逃走を果たしたというわけです。

シリウスはまたしても目的を達成する事ができませんでした。

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学期が始まってシリウスはピーター・ペティグリューを始末するためにホグワーツに入り込みました。でも誰もがシリウスが命を狙っているのはハリーだと思っていたのでしなくてもいい事をしてみたり心配をしたり懸念を抱いたりしてしまったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.10月31日のハロウィンの日に
シリウスにピーター・ペティグリューとハリーのお父さんのジェームズ・ポッターは未登録の「動物もどき」でした。だからピーター・ペティグリューはネズミのスキャバーズとしてウィーズリー家に入り込んだんですよね。

かつてスキャバーズはパーシーのペットでした。でもパーシーがふくろうのヘルメスを買って貰ったのでスキャバーズはロンのペットになりました。こうしてハリーのそばにその身を置く事になったというわけなんですよね。

シリウスは動物になると黒い犬に変身します。犬の姿でホグワーツの校庭に潜入しずっと「禁じられた森」に棲んでいました。しかし城内は生徒で一杯なのでシリウスが城に足を踏み入れるのは容易ではないというわけです。

そこでシリウスは10月31日ハロウィンに城に入り込む事にしました。その日なら全ての生徒に教職員がハロウィン・パーティで大広間にいるのでピーター・ペティグリューを狙って城に入るには最適というわけなんですよね。

しかしここで大きな問題が発生しました。グリフィンドール寮に入るには「合言葉」を言わなければなりません。ところが当然シリウスは知りません。そのために寮の入口で「太った婦人(レディ)」に入るのを拒否されました。

腹を立てたシリウスは「太った婦人(レディ)」に襲いかかって絵を滅多切りにしてズタズタにしてしまいました。レディは逃げました。その一部始終を見ていたのがポルターガイストのピーブズだったというわけなんですよね。

そのためハリーを含めたグリフィンドール生は寮に入れなくなり大広間で寝袋に入って一夜を過ごす羽目になりました。その他の3つの寮の生徒たちも念のために大広間に戻って来て一緒に過ごす事になったというわけです。

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今週はまた違った角度と観点からシリウスを取り上げてみる事にしました。ハリーポッター・シリーズにはこうと思ったら徹底的にとことん追い詰める人が何人かいてシリウスもその1人なんですよね。シリウスがアズカバンを脱獄したのはハリーに危険が迫っている事を知ったからでした。(全3項目)

3-1.事の発端は?
13才の誕生日に初めてロンにハーマイオニーとハグリッドの誕生祝いのカードとプレゼントを受け取ったハリーは「日刊予言者新聞」に掲載されたウィーズリー一家9人全員が載っている写真を見て満面の笑みを浮かべました。

何でもアーサー・ウィーズリー氏が今年の「ガリオンくじグランプリ」を当てて700ガリオンを獲得したんだそうです。ハリーは金貨一山に当選するのにウィーズリー一家ほどふさわしい人たちはいないとそう思ったのでした。

ウィーズリー一家はとても親切な一方ひどく貧しかったからです。写真を眺めると9人全員が大きなピラミッドの前に立ちハリーに向かって思いっ切り手を振っていました。長身で禿げているアーサー氏に6人の息子と1人の娘。

真ん中にハリーの親友のロンがこれも長身で手足を持て余し気味に映っていました。肩にはペットでネズミのスキャバーズを腕を妹のジニーに回していました。ところがこの写真を全く違う思いで見ていた人物がいたのです。

それは今から12年前に無実の罪で魔法界の監獄アズカバンに送られたハリーの名付け親のシリウス・ブラックでした。魔法大臣コーネリウス・ファッジがこの「日刊予言者新聞」を持ってアズカバンにやって来たんですよね。

ロンの肩に乗っているスキャバーズを見てシリウスは即座に判りました。スキャバーズは実は未登録の「動物もどき」でその正体は12年前に世間では死んだと思われている魔法使いのピーター・ペティグリューだったのです。

写真の説明にはロンがホグワーツに戻ると書いてありました。すなわちそれはネズミのスキャバーズことピーター・ペティグリューがハリーのいるホグワーツに戻る事を意味していました。シリウスを襲ったのは妄執でした。

闇の陣営が再び力を得たとの知らせがちらりとでも入ったら行動を起こせる完璧な体勢だ。味方の力に確信が持てたら途端に襲えるよう準備万端だ。ポッター家最後の1人つまりハリーをいつでも差し出す事ができるのです。

そうすればヴォルデモートを裏切ったなどとは言われない。ピーター・ペティグリューは栄誉をもって再び迎え入れられる。世間では死んだと思われていてピーター・ペティグリューの生存を知っているのは自分1人だけだ。

ハリーの両親ポッター夫妻を裏切って2人の「秘密の守人」になり居場所を教えたのはシリウスではなくピーター・ペティグリューだったのです。だからシリウスはハリーの身に危険が迫っている事を知り脱獄したんですよね。

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何とやっとこさレイブンクロー戦の僅か2日前にファイアボルトはハリーの手元に返って来ました。グリフィンドールはレイブンクロー戦に見事勝利して優勝杯を賭けた最終戦を迎えスリザリンと対戦しました。しかしここで大きな問題があったのです。(全3項目)

3-1.スリザリン戦を迎えるに当たって
ハリーがファイアボルトを持ってグリフィンドールの談話室に戻ると生徒のほぼ全員が一斉にハリーのほうを振り向きました。そして突然興奮したざわめきが起こって次の瞬間ハリーは歓声を上げる寮生に取り囲まれました。

それから10分ほどファイアボルトは手から手へと渡されてあらゆる角度から誉めそやされました。唯一ファイアボルトに振り向きもせず歓声も上げず駆け寄らなかったグリフィンドール生はハーマイオニーだったんですよね。

ハリーの元にファイアボルトが戻って来た事でグリフィンドール・チーム全体の士気が上がってレイブンクロー戦前最後の練習はキャプテンのオリバー・ウッドが文句をつけられないという程の最高の出来だったんですよね。

そのため対レイブンクロー戦はグリフィンドールが「230対30」で勝ちました。そしていよいよクィディッチ優勝杯を賭けた今シーズンの最終戦グリフィンドール対スリザリン戦という事になりましたが問題が1つあったのです。

スリザリンはこれまでの試合できっちり「200点」をリードしていました。ウッドはもう何度も繰り返し選手に言い聞かせて来ましたが優勝杯を手にするためには「200点」以上の点差をつけて勝たなければならないんですよね。

そのために特に何度も繰り返し口を酸っぱくしてウッドから50点以上の点差をつけてからだと言われたのがシーカーのハリーでした。何故ならばシーカーがスニッチを掴むと一気に「150点」という大量点が入るからでした。

まさにグリフィンドールが優勝杯を取れるか取れないかはハリーの双肩にかかっていました。グリフィンドール寮全体が来るべき試合に取り憑かれて試合前夜グリフィンドールの談話室では普段の活動が一切放棄されました。

ハーマイオニーでさえ本を手放すほどだったのです。

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こんな悪天候の中ではプレイはしたくないという事でスリザリン・チームのキャプテンのマーカス・フリントは試合の延期を申し入れて来てグリフィンドール・チームの相手は急遽ハッフルパフに変わりハリーは初めての敗北を味わいニンバス2000をも失いました。ところがだったんですよね。(全3項目)

3-1.吸魂鬼に遭った事で
マダム・ポンフリーはハリーがその週末一杯を病室で安静にしているべきだと言い張りました。ハリーは抵抗もせず文句も言いませんでした。ただマダム・ポンフリーがニンバス2000の残骸を捨てる事は承知しませんでした。

自分の愚かしさが判ってはいました。ニンバス2000はもうどうにもならない事は知っていました。それでもなお救いようのない気持ちでした。まるでそれはハリーにとっては親友の1人を失ったかのような痛手だったからです。

ジニーにハグリッドと見舞い客が次々とやって来ました。誰もがハリーを慰めようと一生懸命です。日曜日の朝グリフィンドールの選手たちが今度はオリバー・ウッドを連れてやって来ました。ハリーを少しも責めていない。

ウッドは死んだような虚ろな声で言いました。ロンとハーマイオニーは夜以外はつきっきりでハリーのベッドのそばにいました。しかし誰が何をしようと何を言おうとハリーは塞ぎ込んだままだったというわけなんですよね。

みんなにはハリーを悩ませていた事のせいぜい半分くらいしか判っていなかったのです。二度も現れていずれも危うく死ぬような目に遭った死神犬の事に考えただけで吐き気を催し自尊心を傷つける吸魂鬼の事だったのです。

吸魂鬼は恐ろしいとみんなが言う。しかし吸魂鬼に近寄る毎に気を失ったりするのは自分だけだ。両親の死ぬ間際の声が頭の中で鳴り響くのは自分だけだ。夜に眠れないまま横になっていると何度も何度も聞こえて来ました。

吸魂鬼が近づいた時ハリーは母親の最期の声を聞いたのです。ヴォルデモートからハリーを護ろうとする母リリーの声です。ハリーはまどろんでは目覚め目覚めてはまたまどろむを繰り返しました。また考えてしまうのです。

それは腐ってじめっとした手つまり吸魂鬼の事や恐怖に凍りついたような哀願の夢にうなされ飛び起きてはまたも母リリーの声の事を考えてしまうのです。試合に吸魂鬼が現れた事はハリーに多大な痛手を蒙らせたのでした。

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ハグリッドの「魔法生物飼育学」の初授業でドラコ・マルフォイはヒッポグリフのバックビークを侮辱して襲われ医務室に運ばれる事となりました。それを利用してスリザリン・チームのキャプテンのマーカス・フリントは試合の延期を申し入れグリフィンドールの相手はハッフルパフに変更されて・・・(全3項目)

3-1.試合開始
試合当日雨は半端ないほどの激しさでした。風も物凄くピッチに出て行くと横様によろめくほどです。耳を劈く雷鳴が鳴り渡り観衆が声援していても掻き消されて耳に入りません。フーチ先生の言葉も耳に届きませんでした。

キャプテン同士が歩み寄り握手しました。セドリック・ディゴリーは微笑みましたがオリバー・ウッドは口が開かなくなったかのように頷いただけです。声が聞こえないので口の形で言っている事を判断するしかありません。

ハリーの目にはフーチ先生の口の形が「箒に乗って」と言っているように見えました。ハリーは右足を泥の中から抜いてニンバス2000に跨りました。フーチ先生がホイッスルを唇に当てて吹き鋭い音が遠くから聞こえました。

試合開始です。ハリーは急上昇しましたがニンバス2000が風に煽られやや流れました。できるだけまっすぐ箒を握り締め目を細めて雨を透かして方向を見定めながらハリーは飛びました。5分も経つとハリーは凍えていました。

他のチーム・メイトはほとんど見えず増してや小さなスニッチなど見えるはずはありませんでした。ピッチの上空をあちらこちらに飛び輪郭のぼやけた紅色やら黄色やらの物体の間を抜けながら飛ぶというそんな有り様です。

リー・ジョーダンの実況が聞こえないので試合がどうなっているのかも分りません。ブラッジャーが二度ハリーを箒から叩き落としそうになりました。メガネが雨で曇っていたのでブラッジャーの襲撃が見えなかったのです。

時間の感覚がなくなり箒をまっすぐ持っているのが段々難しくなりました。まるで夜が足を速めてやって来たかのように空はますます暗くなって行きました。ハリーは二度他の選手にぶつかりそうになり敵味方も分りません。

フーチ先生のホイッスルが鳴り響き土砂降りの雨の向こう側に辛うじてウッドのおぼろげな輪郭が見えました。ハリーにピッチに下りて来いと合図をしていました。このようにしてチーム全員が地上に着地をしたのでした。

「タイム・アウトを要求した!集まれ。この下に」

ウッドが吠えるようにこう言いピッチの片隅の大きな傘の下で選手がスクラムを組みました。ハリーはメガネを外しユニフォームで手早く拭うと「スコアはどうなっているの?」と訊きました。ウッドがこう答えたのでした。

「我々が50点リードだ。だが早くスニッチを取らないと夜に縺れ込むぞ」

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ハリーがプリベット通り4番地を飛び出したあの夜に「漏れ鍋」でハリーを待ち受けていたのは何と魔法大臣コーネリウス・ファッジでした。これは普通の事ではないとハリーはそう思いました。それには実はファッジにはそれなりの理由があったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.シリウス・ブラック脱獄の余波
ハリーがマージ叔母さん風船事件を起こしてプリベット通り4番地を飛び出した夜「漏れ鍋」でハリーを待ち受けていたのは何と魔法大臣コーネリウス・ファッジでした。たかが未成年の魔法使用事件に魔法大臣がやって来た。

さらにファッジは「私はもしもの事がと」とか「君が無事で何よりだった」などと口走っていてハリーは普通ではないと訝っていました。そしてハリーは夏休みの最終日に何故魔法大臣が直々に来たのかの理由を知りました。

ハリーが泊っていた「漏れ鍋」の11号室を出て食堂に下りて来るとウィーズリー夫妻が言い争っている声が聞こえて来ました。口喧嘩を聞いてしまったと2人には知られたくないと躊躇していると自分の名前が出て来ました。

「ハリーに教えないなんて馬鹿な話があるか。ハリーには知る権利がある。ファッジに何度もそう言ったんだがファッジは譲らないんだ。ハリーを子供扱いしている。ハリーはもう13才なんだ」

アーサー氏は熱くなってこう言っていました。それに対してウィーズリーおばさんは本当の事を言ったらハリーは怖がるだけです。ハリーがあんな事を引きずったままで学校に戻るなんてとんでもないと反対していました。

それはこの夏マグルのニュースでも報道されていた魔法界の監獄アズカバンを脱獄したシリウス・ブラックがハリーの命を狙っているのだそうです。そのためファッジはハリーが無事で何よりだったなどと言っていたのです。

しかしハリーはウィーズリーおばさんが言っていたこの魔法界で一番安全な所はアルバス・ダンブルドアのいるホグワーツだという意見に賛成でした。ダンブルドアはヴォルデモートが恐れた唯一の人物と誰もが言っている。

シリウス・ブラックがヴォルデモートの右腕なら当然同じようにダンブルドアを恐れているのでは?そのように考えハリーはシリウス・ブラックがアズカバンを脱獄した件については楽観視していたというわけなんですよね。

むしろハリーにとって大問題だったのはバーノン叔父さんも魔法大臣コーネリウス・ファッジのいずれも許可証に署名してくれなかったため今やホグズミードに行ける見込みがなくなってしまったという事だったんですよね。

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怒りに任せてプリベット通り4番地を飛び出したハリーでしたがふと気がついてみると最悪の八方塞がりでどこに行くという当てもなく1人で取り残されるという状況に陥ってしまいました。しかし終わり良ければ全て良しという感じで自由を謳歌する日々がハリーを待ち受けていたのでした。(全3項目)

3-1.あっさりと
怒りに任せてプリベット通り4番地を飛び出して来たハリーでしたが10分程経つと別の感情がハリーに襲いかかって来ました。最悪の八方塞がりで全く行く当てもなくたった1人で取り残されているという状況に陥ったのでした。

さらにもっと悪い事にハリーは魔法を使ってしまいました。つまりほとんど間違いなく「未成年魔法使いの制限事項令」を真正面から破ってしまったというわけです。でも自分には父親が遺してくれた「透明マント」がある。

もう少し魔法を使ってもいいじゃないか。トランクに魔法をかけて軽くして箒に括りつけて「透明マント」をすっぽり被ってロンドンまで飛んで行く。そうすればグリンゴッツに預けてある残りの遺産を取り出す事ができる。

そして無法者としての人生を歩み出す。ところがそんな事をしなくともハリーがロンドンまで移動する手段が舞い込んで来ました。耳を劈くようなバーンという音がして目の前に3階建ての派手な紫色のバスが出現したのです。

それは「夜の騎士(ナイト)バス」でした。ハリーがこのバスを呼び寄せる事ができたのはハリーは知るべくもなかったのですが名付け親のシリウス・ブラックのお陰でした。シリウスはハリーを背後から見つめていたのです。

ハリーは杖灯りでシリウスを見て動転し思わず後退りしました。トランクにぶつかり足を取られました。倒れる体を支えようと片腕を伸ばした際ハリーは自分では気がつかない内に杖腕を上げてバスを呼び出したんですよね。

車掌のスタン・シャンパイクが「日刊予言者新聞」を広げ読み始めました。一面記事に大きな写真が掲載されもつれた長い髪の頬のこけた男がハリーを見てゆっくり瞬きをしました。何だか妙に見覚えがあるような気がする。

ハリーがそう思ったのは先程杖灯りで見た得体の知れない何かがその人物だったからです。こうしてハリーは「夜の騎士(ナイト)バス」に拾われてロンドンの「漏れ鍋」に到着しました。ところがだったというわけですよね。

「ハリーやっと見つけた」

こう声がしたかと思うとハリーが振り返る間もなく肩に手が置かれました。その手の主は魔法大臣コーネリウス・ファッジでした。まさに魔法大臣その人の手中にハリーは飛び込んでしまって無法者の野望は露と消えました。

ハリーの肩にかかったファッジの手に力が加わりハリーは否応なしに「漏れ鍋」に入って行きました。個室を頼むとファッジは言い主人のトムはカウンターから続く廊下にファッジを招き入れハリーも続いたというわけです。

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3日目の昼食の席でマージ叔母さんが手にしたワイングラスを爆発させるというアクシデントを起こしてしまったハリーは「あんな事は二度とあってはならない」と新たな方策を考えつきました。そんなこんなでマージ叔母さんが滞在する最後の夜になりました。ところがだったのです。(全3項目)

3-1.最後の夜
3日目の昼食の席でハリーはマージ叔母さんが手にしたワイングラスを爆発させるというアクシデントを起してしまいました。あんな事は二度とあってはならないとハリーは新たな方策を考えつき実行に移したというわけです。

それはマージ叔母さんが自分に難癖をつけ始めた時には「自分でできる箒磨きガイドブック」の事を必死で考えてやり過ごすというものでした。これはなかなか上手く行きましたがどうもハリーの目が虚ろになるようでした。

そのためマージ叔母さんはハリーが落ちこぼれだとはっきり口に出して言い始めたのでした。そしてようやくやっとの事でマージ叔母さんの滞在最終日の夜が来ました。ペチュニア叔母さんは豪華なディナーを料理しました。

バーノン叔父さんはワインを数本開けました。スープに始まりサーモン料理に至るまでただの一度もハリーの欠陥が引き合いに出される事なく食事は進みました。最後にバーノン叔父さんはブランデーを1本持って来ました。

叔父さんに「一杯どうだね?」と勧められた時にはマージ叔母さんはワインでもう既にかなり出来上がっていて巨大な顔が真っ赤でした。それでもマージ叔母さんは「それじゃほんの一口貰おうか」と言うと笑ったのでした。

ハリーは自分の部屋に戻りたくて堪りませんでした。しかし叔父さんの目が怒っているのを見て最後まで付き合わなければならないんだと思い知らされました。ところがその事が大惨事を招く事となってしまったんですよね。

マージ叔母さんは舌鼓を打つと空になったブランデー・グラスをテーブルに戻しました。そしてペチュニア叔母さんに「素晴らしいご馳走だったよ」と言いました。普段の夕食は大抵あり合わせを炒めるだけなんだそうです。

12匹も犬を飼っていて世話が大変だからなのだそうです。ところがここでマージ叔母さんは「それにしてもわたしゃ健康な体格の男の子を見るのが好きさね」と言い出したかと思うとダドリーにウィンクしてこう言いました。

「ダッダーあんたはお父さんとおんなじにちゃんとした体格の男になるよ。ああバーノンもうちょいとブランデーを貰おうかね」

こう言ったかと思うと

「ところがこっちはどうだい」

顎でぐいと指されたハリーは胃が痛み急いで「ガイドブックだ」と思い浮かべました。ところがこれが大惨事の始まりでした。

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13才の誕生日によりによってマージ叔母さんがやって来るなんて最悪だと思ったハリーでしたがホグズミード許可証にバーノン叔父さんの署名を貰うというピンチをチャンスに変える策を思いつきました。そしてハリーが極限の我慢と忍耐を強いられる1週間が始まったのでした。(全3項目)

3-1.マージ叔母さん来訪
本当のマグルらしく振る舞うのならすぐに準備を始めなければならない。ハリーは台所ではなく2階の自分の部屋に戻りました。ハリーがまず最初に取り掛かったのは3人のプレゼントと誕生祝いカードを取り片付ける事でした。

そして次にしたのはその誕生祝いカードとプレゼントを持って来たふくろうのヘドウィグとエロールを起こす事でした。ハリーは溜め息をついたその後に2羽を起こしヘドウィグに向かってこう言ったというわけなんですよね。

「1週間だけどこかに行っててくれないか。エロールと一緒に行けよ。ロンが面倒を見てくれる。ロンにメモを書いて事情を説明するから。そんな目つきで見ないでくれよ」

ヘドウィグの目が恨みがましくハリーを見ていました。そんなヘドウィグにハリーは「僕のせいじゃない。ロンやハーマイオニーと一緒にホグズミードに行けるようにするにはこれしかないんだ」と言ったというわけです。

10分後には脚にロンへの手紙が括りつけられたヘドウィグとエロールが窓から舞い上がって行きました。心底惨めな気持ちでハリーは空っぽの鳥籠を箪笥に仕舞い込みました。でもハリーにくよくよしている暇はありません。

次の瞬間ペチュニア叔母さんが1階に下りて来てお客を迎える準備をしなさいと2階に向かって叫んでいたからです。ハリーが玄関ホールに着いた途端に叔母さんは「その髪を何とかおし!」とピシャリと言い放ったのでした。

髪を撫でつけるなんて努力する意味がないとハリーは思いました。マージ叔母さんは自分にいちゃもんをつけるのが大好きなのだからだらしなくしているほうがうれしいに違いないとハリーはそう思ったというわけですよね。

そうこうする内に外の砂利道が軋む音がしました。バーノン叔父さんの車が私道に入って来たのです。車の扉が閉まる音がして庭の小道を歩く足音が聞こえて来ます。ペチュニア叔母さんがハリーに向かってこう言いました。

「玄関のドアをお開け!」

言われた通りにハリーが玄関の扉を開けると戸口にマージ叔母さんが立っていました。バーノン叔父さんそっくりで巨大ながっちりした体に赤ら顔で何と叔父さんほどではないにしろ口髭まであるという姿形だったのでした。

片手にはとてつもなく大きなスーツケースを下げていてもう片方の腕には根性悪の老いたブルドックを抱えています。こうしてマージ叔母さんはプリベット通り4番地を訪れ1週間に渡って滞在する事になったというわけです。

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去年の6月から始まったこのシリーズの第3弾を今週と来週の2週間に渡ってお届けしたいと思います。ハリー13才の誕生日にホグワーツから届いた手紙の中にはホグズミード許可証が入っていました。しかしホグズミードに行くためには両親又は保護者の署名が要ります。そこでハリーが取った行動とは?(全3項目)

3-1.13才の誕生日に
ハリーはホグワーツに入学する以前はダドリー軍団が睨みを利かせていたので友達が1人もできませんでした。そのため人生で初めてうれしいと思う事ができた誕生日プレゼントは11才の時ハグリッドから貰ったケーキでした。

誰も誕生日にカードやプレゼントをくれる人などいなかったのです。翌年の12才の誕生日にはロンにハーマイオニーとハグリッドから誕生日のカードとプレゼントが届いていたようですがハリーの手元には届きませんでした。

屋敷しもべ妖精のドビーがハリーをホグワーツに戻らせてなるものかとハリーは友達から手紙が届かなければ学校に戻りたくないと考えてくれるのではとそう思いハリーに届いた手紙を全てストップさせてしまったのでした。

そんなこんなでハリーは13才の誕生日にようやく3人から誕生日カードとプレゼントを貰う事ができました。ロンがくれたのは携帯の「かくれん防止器」でスニーコスコープという胡散臭い奴を探知するという魔法用具でした。

胡散臭い奴が近くにいると光って回り出すそうです。ハーマイオニーからのプレゼントはヘドウィグがはるばるフランスまで行って持ち帰ってくれました。何でも「日刊予言者新聞」のふくろう通信販売で買ったそうです。

それはフリートウッズ社製の「高級箒磨きセット」という物でした。そしてハグリッドがくれたのは「怪物的な怪物の本」という本で手紙には「こいつは来学期役に立つぞ。今はこれ以上は言わねえ」と書かれていました。

最後にハリーが封を切ったのは学校から届いた手紙でした。いつもよりも封筒が分厚いと思いながら封を切りました。するとそこには「ホグズミード許可証」が入っていたのでした。ハリーはもう笑う事ができませんでした。

週末にホグズミードに行けたらどんなに楽しいだろう。そこが端から端まで魔法の村だという事を聞いてはいましたがハリーは一度も足を踏み入れた事がありませんでした。しかし許可証に両親又は保護者の署名が要ります。

ご存知のようにハリーは両親は既に死亡しているので署名を貰うとすればダーズリー夫妻しかいません。しかしバーノン叔父さんやペチュニア叔母さんに一体どう言ったら署名して貰えるんだとハリーはそう思ったのでした。

ハリーはホグズミードの許可証の事は目が覚めてから考えようと思いベッドに入ったというわけなんですよね。

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アルバス・ダンブルドアが死んだ。この事実を知ってハグリッドは苦痛と衝撃に呻きルーピンはがっくりと座り込みマダム・ポンフリーは泣き出しマクゴナガル先生もまたショックを隠せない様子でした。ダンブルドアはスネイプを信用するに足る鉄壁の理由があるとそう言っていたそうですが・・・(全3項目)

3-1.言っても信じて貰えず
「大したこたぁねえ。この程度ならダンブルドアが直せる」数分後に焼け落ちて煙を上げている小屋を眺めながらハグリッドが楽観的にこう言いました。その名前を聞いた途端にハリーは胃に焼けるような痛みを感じました。

「ボウトラックルを2匹、脚を縛っちょる時に連中がやって来るのが聞こえたんだ。あいつら焼けて小枝と一緒くたになっちまったに違えねえ。可哀想になあ」

ハリーは「ハグリッド」と名前を呼びましたが聞こえなかったようでハグリッドは小屋と一緒に燃えてしまったボウトラックルに思いを馳せていたのでした。そこでハリーは「ハグリッド」ともう一度名前を呼んだのでした。

「しかしハリー何があったんだ?」すると今度はハグリッドはハリーにこう訊いて来ました。ハグリッドは死喰い人が城から走り出して来るのを見ただけなんだそうです。そしてスネイプの行動についてこう訊いて来ました。

「だけんどいってぇスネイプはあいつらと一緒に何をしてたんだ?スネイプはどこに行っちまった?連中を追っかけて行ったのか?」

ハリーは「スネイプは」と言うと咳払いをしました。パニックと煙で喉がからからでした。ハリーがスネイプが殺害したと言うとハグリッドはハリーの言葉を大声で繰り返しました。一体何を言ってるんだと思ったようです。

「ハリーお前さん何を言っちょる?」ハリーを覗き込んでこう訊いて来たハグリッドにハリーはスネイプがダンブルドアを殺害したとそう告げました。ハリーがいくら言ってもハグリッドは信じようとはしなかったのでした。

ハグリッドは首を振りました。可哀想にという表情です。ハリーは頭を打って混乱している。もしかしたら呪文の影響が残っているのかもしれん。ハグリッドがそう考えているのがハリーには判ったというわけなんですよね。

しかしこの後ハグリッドは現実を目にする事になるのです。

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