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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハーマイオニーの怒りは極限に達しハリーもロンもどうする事もできませんでした。ところがロンがジーンズのポケットから「灯消しライター」を取り出して2人に再会できた事の経緯の説明を始めると一転してハーマイオニーはロンの話を聞くようになって・・・(全3項目)

3-1.光の玉がロンを2人のいる所に
「光が僕の中に入って来た」ロンがこう言うのでハリーは聞き違いだと思って「今何て言った?」と訊きました。でもそれはどうやらハリーの聞き違いではなかったようでロンは説明を続けこう言ったというわけなんですよね。

「光が僕のほうにふわふわやって来るみたいでまっすぐ僕の胸のほうに。それから。まっすぐ胸に入って来た。ここさ」

ロンは空いている手の人差し指で光の玉の動きを描いて見せました。そしてロンは「ここさ」と言った後に心臓に近い場所に触れました。ロンは光の玉が入って来たのを感じたんだそうです。光の玉は熱かったのだそうです。

それで自分の中に入った途端にロンは何をすればいいのかが判ったんだそうです。光の玉が自分の行くべき所に連れて行ってくれると判った。そこでロンは「姿くらまし」してあたり一面が雪の山間の斜面に現れたそうです。

「僕たちそこにいたよ。そこで二晩過ごしたんだ。2日目の夜誰かが暗闇の中を動いていて呼んでいる声が聞こえるような気がしてしかたがなかった!」

ロンが「姿現わし」した場所を聞いてハリーがこう言いました。するとロンは「ああうん僕だったかもしれない」と言いました。さらにはハリーとハーマイオニーがかけた保護呪文は効いているとロンはそう言ったのでした。

何故ならロンにはハリーとハーマイオニーが見えなかったし声も聞こえなかったんだそうです。でも絶対に近くにいると思ったのでロンは結局は寝袋に入って2人の内のどちらかが出て来るのを待ったとの事なのだそうです。

テントを荷造りした時には姿をどうしても現わさなくてはならないだろうと思ったからなんだそうです。ところが実はその時ハリーとハーマイオニーは念には念を入れて「透明マント」を被ったまま「姿くらまし」しました。

それにとっても朝早く出発した。それはハリーが言ったように2人とも誰かがうろうろしているような物音を聞いたからだ。ロンが山間の斜面に「姿現わし」したと聞いてハーマイオニーがロンにこう説明したというわけです。


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ロンがジョークを飛ばしてもハリーがどれだけなだめすかしてもハーマイオニーの怒りは収まる気配を見せずハリーもロンもどうする事もできませんでした。ところがロンがジーンズのポケットからある物を取り出すとハーマイオニーのその怒りは劇的にそして奇跡的に静まって・・・(全3項目)

3-1.ロンがジョークを飛ばしても何を言っても
ロンは「ハーマイオニーの表情が和らぐのでは?」との期待を込めジョークを飛ばしましたがハーマイオニーのその表情は相変わらず石のように硬かったままでした。ロンは人さらいの説明を続けたというわけなんですよね。

とにかく人さらいの奴らはロンがスタン・シャンパイクかどうかで口論を始めたんだそうです。正直言ってお粗末な話だったのだそうです。だけど相手は5人でこっちは1人だ。それにロンは杖を取り上げられていたそうです。

その時5人の内の2人が取っ組み合いの喧嘩を始めて他の3人の連中が喧嘩に気を取られている隙にロンを押さえつけていた奴の腹にパンチを噛ましそいつの杖を奪ってロンの杖を持っていた奴に武装解除の術をかけたそうです。

それから「姿くらまし」して逃げたのですがそれがあまり上手く行かなくてバラけてしまったんだそうです。ロンは右手を挙げて見せました。右手の爪が2枚なくなっていました。ハーマイオニーは冷たく眉を吊り上げました。

それでロンはハリーとハーマイオニーがいた所から数キロも離れた場所に「姿現わし」したのだそうです。そして自分たち3人がキャンプしていたあの川岸に戻って来た時にはハリーとハーマイオニーはもういなくなっていた。

「うわー何てわくわくするするお話かしら」

ハーマイオニーはぐさりとやりたい時に使う高飛車な声でこう言いました。そしてロンに「あなたはそりゃ怖かったでしょうね」と言ったその後「ところで私たちはゴドリックの谷に行ったわ」と話を切り出したんですよね。

あそこで何があったかしら?ああそうだわ。ハーマイオニーは「例のあの人」ことヴォルデモートの蛇が現れ危うく2人とも殺害される所だった。それからヴォルデモートも到着し間一髪で私たちを取り逃がしたと言いました。

それを聞いてロンは「えーっ?」と驚愕してぽかんと口を開けハーマイオニーからハリーへと視線を移しましたがハーマイオニーはそんな驚くロンを無視しました。要はロンが経験した人さらいの事など驚きに値しないんだ。

そう言いたいというわけですよね。


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ハリーは危うく溺れ死にそうになる所を助けられたので即座に戻って来たロンを受け入れましたがハーマイオニーはそうはなりませんでした。ハーマイオニーの怒りは凄まじくハリーがこれまで見た事がないほどでした。まるで気が変になってしまったようでした。(全3項目)

3-1.半端なく激怒するハーマイオニー
ハーマイオニーはロンの胸に飛び込むと手の届く所をむやみやたらと打って「この。底抜けの。おたんちんの。ロナルド。ウィーズリー!」と言いながら言葉と言葉の間に打ちました。ロンは頭をかばいながら後退しました。

「イテッ。アッ。辞めろ!何するんだ?ハーマイオニー。アーッ!」

ロンはこう言いながら後退しハーマイオニーは前進しました。さらにハーマイオニーの攻撃は続きました。当初ロンはハーマイオニーもまた自分の胸に飛び込んで来た時には再会を喜び歓喜の涙を流すと期待したようでした。

「あなたは。何週間も。何週間も。いなくなって。のこのこ。ここに。帰って。来るなんて。あ私の杖はどこ?」

最後に「私の杖はどこ?」と訊いて来たハーマイオニーは腕ずくでもハリーの手から杖を奪いそうなそんな形相です。ハリーは本能的に動き「プロテゴ!護れ!」と唱えロンとハーマイオニーの間に見えない盾ができました。

立ちはだかったその力でハーマイオニーは後ろに吹き飛び床に倒れました。口に入った髪の毛を吐き出しながらハーマイオニーは跳ね起きました。ハリーは「ハーマイオニー!」と叫ぶと「落ち着いて」と言おうとしました。

しかしハリーのその言葉の途中で「私。落ち着いたりしない!」と金切り声で言いました。こんなに取り乱したハーマイオニーをハリーが見たのは初めてでした。ハーマイオニーはまるで気が変になってしまったようでした。

「私の杖を返して!返してよ!」


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ロンはグリフィンドールの剣を振り下ろしヴォルデモートの分魂箱の金のロケットはついに破壊されました。ハリーとロンは改めて再会を互いに喜び合い2人はテントに戻って来ました。そしてロンは今度はハーマイオニーとの再会を果たしたのですが・・・(全3項目)

3-1.ついに分魂箱を破壊して
震える両腕でロンが剣を高く振りかざしたのでハリーは「やるんだロン!」と叫びました。するとロンはハリーに顔を向けました。ハリーはそのロンの両目に赤い色が走るのを見たように思って「ロン?」と問いかけました。

剣が光り振り下ろされました。ハリーは飛び退いて剣を避けました。鋭い金属音と長々しい叫び声が聞こえてハリーは雪に足を取られながらもくるりと振り向き杖を構えて身を守ろうとしましたが戦う相手はいませんでした。

自分自身とハーマイオニーの怪物版は消えていました。剣をだらりと下げたロンだけが平らな岩の上に置かれたロケットの残骸を見下ろし立っていました。それを見てハリーはゆっくりとロンのほうへ歩み寄って行きました。

何を言うべきか?何をすべきか?ハリーには分りませんでした。ロンが荒い息をしていたからです。両目はもう赤くなくいつものブルーに戻っていましたが涙に濡れていて分魂箱をついに破壊したという感慨はないようです。

ハリーは涙を見なかったふりをして屈み込むと破壊された分魂箱を拾い上げました。ロンは2つの窓のガラスを貫いていました。リドルの両眼は消え去っていました。染みのついた絹の裏地が微かに煙を上げていたんですよね。

分魂箱の中に息づいていた魂の欠片は最後にロンを責め苛んで消え去りました。ロンが剣を落としてガチャンと音を立てました。ロンはがっくりと膝を折って両腕で頭を抱えました。ロンは震えているが寒さのせいではない。

それがハリーには判りました。ハリーは壊れたロケットをポケットに押し込みました。そしてロンの脇に膝をついて片手をそっとロンの肩に置きました。ロンがその手を振り払わなかったのは良い徴だとハリーは思いました。


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「僕には手に負えない!僕にはできないよハリー!」こう訴えるロンをハリーは懸命に励ましました。するとロンはようやく震える両手で剣を持ち上げ分魂箱を破壊しようとしました。しかし破壊されてなるものかとばかりに分魂箱は必死の抵抗を見せて来たのでした。それを見てロンは?(全3項目)

3-1.ロケットついに開く!
「僕には手に負えない!僕にはできないよハリー!」こう訴えるとロンはグリフィンドールの剣を脇に引きずり首を振りながら後退りしました。そんなロンに向かってハリーはこう言ってロンを励ましたというわけですよね。

「君にはできる。できるんだ!君はたった今剣を手に入れた。それを使うのは君なんだって事が僕には判るんだ。頼むからそいつをやっつけてくれロン」

最後に名前を呼ばれた事が刺激剤の役目を果たしたようでした。ロンはゴクリと唾を飲み込むと鼻からはまだ激しい息遣いが聞こえたものの岩のほうへと近づいて行きました。そしてロンはかすれ声でこう言ったんですよね。

「合図してくれ」

ハリーは「3つ数えたらだ」と言うとロケットを見下ろし目を細めて「S」の文字に集中して蛇を思い浮かべました。ロケットの中身は囚われたゴキブリのようにガタガタ動いています。首の切り傷はまだ焼けるように痛む。

そうでなかったら哀れみをかけてしまったかもしれない。そう思いながらハリーは3つ数えて最後に蛇語で「開け」と言いました。その一言はシューッと息が漏れるような唸り声でした。するとカチッと小さな音が鳴りました。

その音と共にロケットの金色の2つの蓋が開きました。2つに分かれたガラスケースの裏側で生きた目が1つずつ瞬いていました。細い瞳孔が縦に刻まれた真っ赤な眼になる前のトム・リドルのようにハンサムな黒い両眼でした。

ハリーはロケットが動かないように岩の上で押さえながら「刺せ」と言いました。ロンは震える両手で剣を持ち上げ切っ先を激しく動き回っている両眼へと向けました。すると分魂箱の最後の悪あがきが始まったんですよね。


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目の前に現れた白銀の牝鹿を追って行ったら池の底にグリフィンドールの剣が沈んでいるのを見てハリーは驚愕しました。ところが剣を獲得しようと池に飛び込んだら今度はロンに助けられハリーはさらにびっくり仰天する事になりました。そしてついに分魂箱を破壊する時がやって来て・・・(全3項目)

3-1.2本並んで立つナラの木
ロンは自分の両手を見下ろし自分が持っている物を見て今更ながら驚いたようです。そして言わなくとも判る事を言いながらハリーによく見えるようにとグリフィンドールの剣を持ち上げこう言ったというわけなんですよね。

「ああそうだ。僕これを取って来た。君はこのために飛び込んだ。そうだろ?」

ハリーは「うん」と答えると「だけど分らないな。君はどうやってここに来たんだ?どうやって僕たちを見つけたんだ?」と訊きました。ハリーのこの問いにロンは「話せば長いよ」と答えた後にこう言ったというわけです。

「僕何時間も君たちを探してたんだ。何しろ広い森だろう?それで木の下で寝て朝になるのを待とうって考えたのさ。そうしたら牝鹿がやって来て君が追けて来るのが見えたんだ」

ハリーが「他には誰も見なかったか?」と訊くとロンは「見てない」と答えたその後に「僕」と言ったかと思うと数メートル離れた所に2本くっついて立っている木をちらりと見ながら言い淀んだ後にハリーにこう言いました。

「あそこで何かが動くのを見たような気がした事はしたんだけど。でもその時は僕池に向かって走っていたんだ。君が池に入ったきり出て来なかったからそれで回り道なんかしていられないと思って。おい!」

ロンが最後に「おい!」と言ったのはハリーがロンの言葉に即座に反応しロンが示した場所に向かって走ったからです。ナラの木が2本並んで立ち幹と幹の間のちょうど目の高さの所にほんの10センチほどの隙間がありました。

相手から見られずに覗くのには理想的な場所だったのです。


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ハリーは池の底に沈んだグリフィンドールの剣を手に入れるためその池に飛び込みました。するとハリーにとっては思ってもみなかった事が勃発してハリーは池から上がれなくなり溺れそうになりました。ところがふと気がつくとハリーは池から上がって雪の上にいてまたも驚愕する事に・・・(全3項目)

3-1.池の中へ
ハリーは折れた柊と不死鳥の杖に母リリーの手紙とシリウスの形見の両面鏡とダンブルドアの遺贈品の古いスニッチの入った17才の誕生日にハグリッドがくれたモークトカゲの巾着袋を脱いだ服の置いたというわけですよね。

そしてハリーはハーマイオニーの杖を池の氷に向けて「ディフィンド!裂けよ!」と唱えました。氷の砕ける音が静寂の中で弾丸のように響きました。池の表面の氷が割れ黒っぽい氷の塊が波立った池の面で揺れたのでした。

ハリーは池はそれほど深くはないがそれでも剣を取り出すためには完全に潜らなくてはならないだろうとそう判断をしました。これからする事をいくら考えてみた所でやり易くなるわけでもなく水が温かくなるわけでもない。

ハリーは池の縁に進み出てハーマイオニーの杖を灯りを点けたままそこに置きました。これ以上どこまで凍えるのだろう?どこまで激しく震える事になるのだろう?そんな事は想像しないようにしつつハリーは決行しました。

池に飛び込んだのです。体中の毛穴という毛穴が抗議の叫びを上げました。氷のような水に肩までつかると肺の中の空気が凍りついて固まるようなそんな気がしました。ほとんど息ができず波立った水が池の縁を洗いました。

水が波立ったのはハリーの体が激しく震えたからでした。かじかんだ両足でハリーは剣を探りました。潜るのは1回だけにしたかったのです。喘ぎ震えながらハリーは潜る瞬間を刻一刻と先延ばしにしていました。そしてです。

ついにやるしかないと自分に言い聞かせハリーはあらん限りの勇気を振り絞って池に潜りました。冷たさがハリーを責め苛み火のようにハリーを襲いました。暗い水を押し分け池の底に辿り着くとハリーは手を伸ばしました、

剣を探りながらハリーは脳みそまで凍りつくような気がしました。指が剣の柄を握りました。ハリーは剣を引っ張り上げました。後は池の上へと浮かび上がるだけです。ところがここで思ってもみなかった事が勃発しました。


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見張りを交代するというハーマイオニーの申し出を断りハリーは見張りを続けました。すると何とハリーの前に白銀の牝鹿が姿を現しました。ほんの一瞬だけ躊躇しましたがハリーは去り行く牝鹿を追う事にしました。するとハリーが行った先で驚愕の出来事が待ち受けていました。(全3項目)

3-1.牝鹿を追って行ったら
牝鹿とハリーは暫くの間互いにじっと見つめ合っていました。それから牝鹿はおもむろに向きを変え去り始めました。ハリーは牝鹿に向かって「行かないで」と言いました。ずっと黙っていたのでハリーの声はかすれました。

ハリーは「戻って来て!」と呼びかけましたが牝鹿は木立の間を歩み続けました。やがてその輝きに黒く太い木の幹が縞模様を描き始めました。罠かもしれない。危ない誘いかもしれない。ハリーはほんの一瞬躊躇しました。

慎重さが囁きかけました。しかし直感それも圧倒的な直感がこれは闇の魔術ではないとハリーに教えていました。そこでハリーは意を決して白銀の牝鹿を追い始めました。ハリーの足下では積もった雪が軽い音を立てました。

しかし木立を縫う牝鹿はあくまでも光で物音1つ立てません。牝鹿はハリーをどんどん森の奥へ誘いました。ハリーは足を速めつつ牝鹿が立ち止まった時こそ自分が近づいても良いという合図に違いないとハリーは思いました。

そして牝鹿が口を開いた時にその声が自分の知るべき事を教えてくれるに違いないとハリーは思いました。ついにその時がやって来て牝鹿が立ち止まりました。そしてその美しい頭をハリーにもう一度向けて来たんですよね。

知りたさにハリーは胸を熱くして走り出しました。ところがハリーが口を開いた途端に牝鹿は消えてしまいました。牝鹿の姿はすっぽり闇に飲まれてしまいました。しかし輝く残像はハリーの網膜に焼き付いていたのでした。

目がチカチカして視界がぼやけ瞼を閉じたハリーは方向感覚を失いました。それまでは牝鹿が安心感を与えてくれていました。でも今や恐怖が襲って来ました。ハリーは「ルーモス」と小声で唱えて杖先に灯りを点しました。


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遠くで誰かが自分を呼んだような気がしてハリーは目が覚めた。誰かが外を動き回っている音が聞こえたような気がしてしょうがない。一度か二度人影を見たような気もするとハーマイオニーが言った。そこで2人はグロスター州のディーンの森に移動して来ました。そこが問題の場所だったのです。(全3項目)

3-1.何やら人の気配?
真夜中に見張りをハーマイオニーと交代した時には雪が降り出していました。ハリーは心が掻き乱される混乱した夢を見ました。ナギニが最初は巨大な割れた指輪から次はクリスマス・ローズの花輪から出入りする夢でした。

あれだけの事があって危うくヴォルデモートに捕まる所だったのですからハリーがそれを引きずるのは当然でしょう。遠くで誰かが自分を呼んだような気がしたりテントをはためかせる風を足音か人の声と勘違いもしました。

ハリーはそのたびにどきっとして目を覚ましました。そしてとうとう暗い内に起き出したハリーはハーマイオニーの所に行きました。ハーマイオニーはテントの入口にうずくまって杖灯りで「魔法史」を読んでいたのでした。

雪はまだ深々と降りハリーが早めに荷造りして移動しようと言うとハーマイオニーは安堵したように受け入れ「どこかもっと雨露を凌げる所に行きましょう」と言いパジャマの上にトレーナーを着て震えながら賛成しました。

「誰かが外を動き回っている音が聞こえたような気がしてしょうがなかったの。一度か二度人影を見たような気もしたわ」

ハーマイオニーがこう言うのでハリーはセーターを着込む途中で動きを止めるとテーブルの上の「かくれん防止器」をちらっと見ました。しかし動きもなく静かでした。ハーマイオニーは不安そうな顔でこう言ったのでした。

「きっと気のせいだとは思うけど闇の中の雪って見えない物を見せるから。でも念のために透明マントを被ったまま姿くらまししたほうがいいわね?」


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ダンブルドアに対する憤りが最高潮に達しているその時にリータ・スキーターの著書「アルバス・ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」がハリーの燃え盛る怒りの炎にさらに油を注いでくれました。本の内容を巡ってハリーとハーマイオニーは激しい議論を繰り広げたのでした。(全3項目)

3-1.残る数々の疑問
アリアナ・ダンブルドアの葬儀に参列した数少ない者しか知らない事ですが棺を前にしてのこの恐ろしい争いは幾つかの疑問を呈しています。アバーフォースは一体何故妹アリアナの死に関しアルバスを責めたのだろうか?

バチルダが言い張るように単なる悲しみの表れだったのだろうか?それともその怒りにはもっと具体的な理由があったのか?同窓生たちを攻撃し殺害しかけた事件でグリンデルバルドはダームストラングを放校になりました。

そのグリンデルバルドはアリアナの死から数時間後にイギリスから逃げ去りました。そしてアルバスは恥からかそれとも恐れからか?魔法界の懇願に応えやむなく顔を合せるまで二度とグリンデルバルドに会いませんでした。

ダンブルドアもグリンデルバルドも少年時代の短い友情に関して後年一度たりとも触れる事はなかったと思われるんだそうです。しかしながら死傷者や行方不明者が続出した大混乱の期間は5年もの期間に及んだのだそうです。

ダンブルドアがゲラート・グリンデルバルドへの攻撃を先延ばししていた事は疑いようがない。ダンブルドアを躊躇させていたのはグリンデルバルドに対する友情の名残だった?一度は出会えた事をあれだけ喜んだ相手です。

かつては親友だった事が明るみに出るのを恐れたからだったのか?その男を取り抑えに出向くのはダンブルドアにとっては気の進まない事だったのか?そして妹アリアナはどのようにして死んだのか?数々の疑問が残ります。

アリアナは闇の儀式の予期せぬ犠牲者だったのか?2人の若者が栄光と支配を目指しての試みの練習中にアリアナは偶然にも不都合な何かを見てしまったのか?アリアナが「より大きな善のため」の最初の犠牲者だったのか?

そんな事は有り得るだろうかという文章でこの「より大きな善のために」の章は終わっていたのでした。


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夥しい数の人を殺害しビクトール・クラムの祖父も殺害した「あの」闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドとアルバス・ダンブルドアは何と友人関係だった!ハリーはもちろんハーマイオニーも驚きを隠せないようでした。そこでハリーが「より大きな善のために」を読み進めて行くと衝撃の内容が・・・(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷に於ける唯一の存在
ケンドラが死ぬ前にゴドリックの谷でダンブルドアの母親と言葉を交わせる間柄だったのはバチルダ1人だけだったんだそうです。不幸にしてかつてのバチルダの輝ける才能は今やうすぼんやりとしてしまったのだそうです。

アイバー・ディロンスビィは「空鍋の空焚き」という表現で筆者に語りイーニッド・スミークはもっと俗な言葉で「サメの脳みそ」と表現したそうです。にも関わらず筆者は百戦錬磨の取材の技を駆使したとの事だそうです。

その事により確たる事実の数々を引き出しそれらを繋ぎ合わせた結果醜聞の全貌を浮かび上がらせたんだそうです。ケンドラの早過ぎる死が「呪文の逆噴射」のためだというバチルダの見方は魔法界全体の見解と同じである。

さらにアルバスとアバーフォースが後年繰り返し語った話でもあるのだそうです。バチルダはさらにアリアナが「腺病質」であり「傷つき易い」という家族の言い草を受け売りをしているそうです。しかしながらだそうです。

ある問題に関しては筆者が苦労をして「真実薬」を入手したかいがあったんだそうです。何しろバチルダこそそしてバチルダ1人のみがアルバス・ダンブルドアの人生に於ける秘中の秘の全容を知る者だからなのだそうです。

初めて明かされるこの話は崇拝者が信奉するダンブルドア像の全てに疑問を投げかけるそうです。闇の魔術を憎みマグルの弾圧に反対をしたというイメージや自らの家族に献身的であった事さえも虚像ではないかと思われる。

そんな話だそうです。母親を失い家長となったダンブルドアがゴドリックの谷に戻ったその同じ夏の事だったんだそうです。バチルダ・バグショットは遠縁の甥を家に住まわせる事にしたのだそうです。その甥が問題でした。

ゲラート・グリンデルバルドだったのです。


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ハーマイオニーは自分が貸した自身の杖でハリーに呪いをかけられるのではと怯えていました。しかしハリーが怒りの炎を燃え上がらせていたのはハーマイオニーではなくダンブルドアに対してでした。その怒りは他の一切の感情を消し去るほどの凄まじさでした。(全3項目)

3-1.柊と不死鳥の杖をモークトカゲの巾着袋に
太陽が顔を出しました。ハリーの事などお構いなしにハリーの苦しみなど知らぬげに澄み切った透明な空が頭上一杯に広がっています。ハリーはテントの入口に座って澄んだ空気を胸一杯吸い込んだというわけなんですよね。

雪に輝く山間から昇る太陽を生きて眺められるという事だけでもこの世の至宝を得ていると考えるべきなのでしょう。しかし今のハリーにはそれを有難いと思う余裕はありませんでした。柊と不死鳥の杖を失ったからでした。

杖を失った惨めさで意識のどこかが傷ついていました。ハリーは一面の雪に覆われた谷間を眺めて輝く静けさの中を響いて来る遠くの教会の鐘の音を聞いていました。ハリーは無意識に指を両腕に食い込ませていたのでした。

それは杖を失った痛みを肉体的な痛みに替えて耐えようとしているかのようでした。ハリーはこれまでも数え切れないほど何度も血を流して来ました。右腕の骨を全部失った事もありました。この旅が始まってからもでした。

手と額の傷痕に胸と腕の新しい傷が加わりました。しかし今ほど致命的に弱ったと感じた事はありませんでした。まるで魔法力の一番大切な部分をもぎ取られたようでハリーは無防備で脆くなってしまったように感じました。

しかしこんな事を少しでも打ち明けたらハーマイオニーは何と言うかハリーにははっきり判っていました。杖は持ち主の魔法使い次第だと言うに決まっている。でもハーマイオニーは間違っている。自分の場合は違うのだ。

杖が羅針盤の針のように回って方向を示したり敵に向かって金色の炎を噴射したりする感触をハーマイオニーは感じた事がないのです。ハリーは双子の尾羽根の護りを失いました。失ってみてハリーは初めて思い知りました。

自分はどんなに杖に頼っていたのかをです。ハリーは2つに折れた杖をポケットから引っ張り出し目を背けたまま首に掛けたハグリッドから17才の誕生日に貰ったモークトカゲの巾着袋に仕舞い込みました。その時の事でした。

巾着袋はもうこれ以上入らないほど壊れた物や役に立たない物で一杯になっていました。袋の外からハリーの手が「あの」ダンブルドアから遺贈された古いスニッチに触れました。スニッチを取り出し投げ捨ててしまいたい。

一瞬ハリーはそういう衝動と戦わなくてはなりませんでした。こんな物は不可解で何の助けにもならず役にも立たない。ダンブルドアが残してくれた物は他の物も全部同じとハリーはそう思ってしまったというわけですよね。


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僕たち逃げ遂せたんだ。ヴォルデモートが2階に上がって来て寝室を走って横切っているその時に「姿くらまし」をしたという際どさで逃れたハリーとハーマイオニーでしたがハリーのほうにはとてつもなく大きな代償が降り掛かって来ました。ハリーがそれを知ったのは数時間後の夜明け前の事でした。(全3項目)

3-1.ようやく気がついて
「僕たち逃げ遂せたんだ」こう言うハリーにハーマイオニーは「そうよ」と応えハリーが意識を失っている間の事の経緯を説明しました。ハリーをベッドに寝かせるのに「浮遊術」を使わなくてはならなかったんだそうです。

ハリーを持ち上げる事ができなかったからなのだそうです。それからハーマイオニーは言葉を濁しながらハリーはずっとあんまり具合が良くなかったとも言いました。ハーマイオニーの目の下には隈ができていたのでした。

手に小さなスポンジを持っているのが見えました。それでハリーの顔の汗を拭っていたのです。ハーマイオニーが「具合が悪かったの。とっても悪かったわ」と言葉を言い終えるとハリーはハーマイオニーにこう訊きました。

「逃げたのはどのくらい前?」

ハリーのこの問いにハーマイオニーは「何時間も前よ。今はもう夜明けだわ」と答えハリーは「それで僕はどうだったの?意識不明?」と続けて質問してハーマイオニーは言いにくそうにこう答えたというわけなんですよね。

「というわけでもないの。叫んだり。呻いたり。色々」

ハーマイオニーの言い方はハリーを不安にさせました。一体自分は何をしたんだ?ヴォルデモートのように呪いを叫んだのか?ベビーベッドの赤ん坊のように泣き喚いたのか?ハーマイオニーはハリーにこう言ったのでした。

「分魂箱をあなたから外せなかったわ。貼りついていたの。あなたの胸に。ご免なさい。痣が残ったわ。外すのに切断の呪文を使わなければならなかったの」

最後にハーマイオニーが「それに蛇があなたを噛んだけど傷をきれいにしてハナハッカを塗っておいたわ」と言ったのでハリーは着ていた汗まみれのTシャツを引っ張って中を覗くと確認をしてみたというわけなんですよね。

心臓の上に分魂箱が焼きつけた楕円形の赤痣がありました。腕には半分治りかけの噛み傷が見えます。ハーマイオニーのこの言葉でハリーは話題を変えたがっているのが判りました。この後ハリーは厳しい現実を知るのです。


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あのゴドリックの谷でまたしてもこんな事が起きるとは!ハリーを殺害し損ねた同じ村でハリーをまたも逃したヴォルデモートの脳裏に浮かんだのは16年前にハリーの両親を殺害しさらに1才3ヵ月の幼子のハリーをも亡き者にしようとした「あの夜」の事でした。そしてハリーは?(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷の思い出
その夜は雨で風が強かった。かぼちゃの姿をした子供が2人広場をよたよたと横切って行く。店の窓は紙製の蜘蛛で覆われている。信じてもいない世界の扮装でごてごてと飾り立てるマグルたち。滑るように「あの人」は進む。

自分には目的があり力があり正しいのだと「あの人」がこういう場合に必ず感じる感覚は怒りではない。そんなものは自分より弱い魂にふさわしい。そうではない。勝利感なのだ。この時を待っていた。この事を望んでいた。

「おじさん凄い変装だね!」

そばまで駆け寄って来た小さな男の子の笑顔がマントのフードの中を覗き込んだ途端に消えるのを「あの人」は見ました。絵の具で変装した顔が恐怖で翳るのを「あの人」は見ました。子供は向きを変えると走り去りました。

ローブの下で「あの人」は杖の柄をいじりました。たった一度簡単な動きをしさえすれば子供は母親の所まで帰れない。しかし無用な事だ。全く無用だ。そして「あの人」は別のより暗い道を歩いていました。そしてでした。

目的地がついに目に入りました。あいつらはまだそれを知らないが「忠誠の術」は破れた。黒い生垣まで来ると「あの人」は歩道を滑る落ち葉ほどの物音さえ立てず生垣の向こうをじっと窺いました。カーテンが開いている。

小さな居間にいるあいつらがはっきりと見える。眼鏡を掛けた背の高い黒髪の男が杖先から色とりどりの煙の輪を出してブルーのパジャマを着た黒い髪の小さな男の子をあやしている。赤ん坊は笑い声を上げていたのでした。

小さな手で煙を掴もうとしていました。そこに扉が開いて母親が入って来ました。何か言っているが声は聞こえません。母親の顔には深みのある赤い長い髪がかかっていました。父親は息子を抱き上げると母親に渡しました。

それから杖をソファに投げ出し欠伸をしながら伸びをしました。


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ダンブルドアは今もゴドリックの谷に住むバチルダ・バグショットにグリフィンドールの剣を預けたのか?そしてついに剣を受け取る時がやって来たのか?しかしバチルダは2階の寝室にハリーを招き入れるとその正体を現したのでした。(全3項目)

3-1.バチルダの寝室で
階段は狭く勾配も急でバチルダは今にも落ちて来そうでハリーは自分の上に仰向けに落ちて来ないよう尻を両手で支えてやろうかと半ば本気でそう思いました。バチルダは少し喘ぎながらゆっくり2階の踊り場に上がりました。

そこから急に右に折れて天井の低い寝室へとハリーを導きました。そこも真っ暗でひどい悪臭がしました。バチルダが扉を閉める前におまるがベッドの下から突き出ているのが見えましたがそれさえすぐに闇に飲まれました。

ハリーは「ルーモス。光よ」と唱えて杖先に灯りを点しました。途端にハリーはどきりとしました。真っ暗になってほんの数秒だったのにバチルダがすぐそばに来ていてしかもハリーは近づく気配さえ感じ取れませんでした。

バチルダが「ポッターか?」と囁きハリーは「そうです」と答えました。するとバチルダはゆっくり重々しく頷きました。ハリーは分魂箱が自分の心臓より速く拍動するのを感じました。心を掻き乱す気持ちの悪い感覚です。

「僕に何か渡す物があるのですか?」

ハリーはこう訊きましたがバチルダはハリーの杖灯りが気になるようでした。ハリーは再び「僕に何か渡す物があるのですか?」と同じ質問を繰り返しました。バチルダは目を閉じその瞬間に幾つもの事が同時に起りました。

ハリーの傷痕が痛み分魂箱がハリーのセーターの前がはっきり飛び出るほどぴくりと動いて悪臭のする暗い部屋が一瞬消え去りました。ハリーは喜びに心が躍って冷たく甲高い声で「こいつを捕まえろ!」としゃべりました。


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自分たちの横にやって来たのは「魔法史」の著者のバチルダ・バグショットなのか?ハリーが「あなたはバチルダですか?」と問うと魔女が頷いて再び手招きをするのでハリーとハーマイオニーは従いて行く事にしました。果たして向かった先に「グリフィンドールの剣」はあるのか?(全3項目)

3-1.バチルダの家の中に
魔女は玄関で暫くは鍵を開けていましたがやがて扉を開き身を引いてハリーにハーマイオニーを先に通しました。魔女からはひどい臭いがしました。あるいはその家の臭いだったかもしれません。2人は魔女の横を通りました。

「透明マント」を脱ぎながらハリーは鼻に皺を寄せました。横に立ってみるとその魔女の小ささがよく判りました。歳のせいで腰が曲がっているのでハリーの胸にようやく届くぐらいの背丈でした。魔女は扉を閉めました。

剥げかかったペンキを背景に魔女の染みの浮き出た青い指の関節が見えました。それから魔女は振り向いてハリーの顔を覗き込みました。その目は白内障で濁り薄っぺらな皮膚の皺の中に沈み込んでいるといった状態でした。

顔全体に切れ切れの静脈や茶色の斑点が浮き出ています。ハリーは自分の顔が全く見えていないのではないかとそう思いました。もし仮に見えたとしてもその目に映るのはハリーが姿を借りている禿かけたマグルのはずです。

魔女が虫食いだらけの黒いショールを外し頭皮がはっきり見えるほど薄くなった白髪頭を現すと老臭や埃の悪臭に汚れたままの衣服と腐った食べ物の臭いが一段と強くなりました。ハリーは再び「バチルダ?」と訊きました。

魔女はもう一度頷きました。ハリーは胸元の皮膚に当たるロケットの時々脈を打つ何かが目覚めるのに気がつきました。冷たい金のケースを通してハリーはその鼓動を感じました。判っているのだろうか?感じているのか?

それつまりは分霊箱は自分を破壊する何かが近づいている事に気づいているような動きを見せました。しかし実はそうではなかったんですよね。バチルダはぎこちない足取りでハリーとハーマイオニーの前を通り過ぎました。

しかしハーマイオニーは目に入らないかのように押し退けました。そして居間と思われる部屋に姿を消しました。バチルダが姿を消すとハーマイオニーが「ハリー何だかおかしいわ」と言いました。ハリーはこう答えました。

「あんなに小さいじゃないか。いざとなれば捻じ伏せられるよ。あのね君に言っておくべきだったけどバチルダがまともじゃないって僕は知っていたんだ。ミュリエルは老いぼれって呼んでいた」

すると居間からバチルダが「おいで!」と呼びました。


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