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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーは何故三大魔法学校対抗試合の代表選手になったのか?それはヴォルデモートが復活し肉体を取り戻すためだったんですよね。最後の「第3の課題」が行われた6月24日の夜にハリーは全ての事の真相を知ったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.優勝杯が!
「第3の課題」すなわち最終課題は学期末の6月24日の夕暮れ時に行われ代表選手は1ヵ月前にその内容が知らされました。そのためハリーは神経の高ぶりも第1と第2の課題の時ほどはひどくはなかったというわけなんですよね。

その「第3の課題」の内容はクィディッチ競技場に迷路を作って中心に置かれた優勝杯に最初に触れた者が優勝というものでした。迷路に入るのは過去2つの課題で得点の高い人から入るのでハリーとセドリックがトップでした。

同点一位だったからです。次にクラムが入り最後に入るのはフラーというわけです。50メートル進むと分かれ道がありハリーは左へセドリックは右へ行って2人は分かれたというわけです。しかしハリーは不安な気持ちでした。

左の道も何もありません。ハリーは右折する道を見つけて曲がりました。ここも何の障害物もありません。ハグリッドが用意したはずの障害物に遭遇しないのです。これまでに絶対何かに出会っているはずなのではないか?

迷路がまやかしの安心感でハリーを誘い込もうとしているかのようでした。そしてハリーは優勝杯を目の前にした所でセドリックと一緒になりました。ところがハリーは巨大蜘蛛との戦いの際にひどく負傷してしまいました。

ハリーは立とうとしましたが片足がぐらぐらしていて体の重みを支え切れません。ハリーは生垣に寄り掛かって喘ぎながら周りを見ました。セドリックが優勝杯のすぐそばに立っていました。しかしセドリックは動きません。

ただそこに立ってハリーを見ています。ハリーは息を切らしながらセドリックに「さあそれを取れよ。さあ取れよ。君が先に着いたんだから」と言いました。しばしの間2人は優勝杯を譲り合いました。そしてだったのです。

「2人ともだ」とハリーが言いセドリックは驚いて「えっ?」と訊きました。それにハリーは「2人一緒に取ろう。ホグワーツの優勝に変わりない。2人引き分けだ」と答えるとセドリックは「それでいいのか?」と訊きました。

優勝杯を一緒に取ると話は決まりセドリックはハリーの肩を抱えると優勝杯の載った台までハリーが歩くのを支えました。そしてハリーとセドリックは3つ数えると同時に優勝杯の取っ手を掴みました。その瞬間の事でした。

2人の両足が地面を離れました。優勝杯の取っ手から手が離れません。優勝杯が何故か「移動キー」になっていたのです。


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ハリーは「呼び寄せ呪文」でファイアボルトを手に入れ「第1の課題」をクリアしました。そして「第2の課題」は何と屋敷しもべ妖精のドビーのお陰で何とかクリアする事ができました。しかしハリーはまたもしなくてもいい事までしてしまったのです。ところがそれが結果オーライでした。(全3項目)

3-1.いくら探しても
日付が変わった午前2時まで懸命に練習して「呼び寄せ呪文」を習得しハリーはファイアボルトを入手して「第1の課題」をクリアしました。そして代表選手が獲得した金の卵には「第2の課題」のヒントが隠されていました。

卵を開くと聞こえて来る咽び泣きのような音は実は水中人の歌でした。ハリーが長らく放っておいたセドリック・ディゴリーのアドバイスを元に監督生用の風呂場の湯船の中で開いてみたらその事が判明したというわけです。

その歌によると水中人が捕えた取り返すべき大切なものを1時間以内に見つけなくてはならないんだそうです。つまりは水の中で1時間生き延びる魔法が必要というわけです。そこでまたもハリーは図書室で探す事となりました。

マッド・アイ・ムーディに助言して貰うまではドラコンを出し抜く方法を図書室で探していたからです。もちろんロンとハーマイオニーも一緒に探しました。ハリーはもう一生図書室は見たくないとうんざりした気分でした。

それでも他に手段を思いつかないのでしかたがありません。またしても埃っぽい本の山に埋もれて酸素なしでも人が生き残れる呪文がないかと探しました。ところがそれが3人がかりで探しても全く見つからなかったのです。

ハリーもロンもハーマイオニーも昼食時に夜に週末全部を通して探しましたがハリーが水中で1時間生き延びてそれを後々の語り種にする事ができるような手段は見つかりませんでした。日にちはどんどんと過ぎて行きました。

再びあの胸騒ぎのような恐怖感がハリーを悩ませ始め授業に集中する事ができなくなりました。校庭の景色の一部として何気なしに見ていた湖が教室の窓近くに座るたびにハリーの目を引くようになったというわけですよね。

あと「2日」に迫った時ハリーはまた食欲がなくなり始めました。そしてそれは「第2の課題」前夜でした。図書室にフレッドとジョージがやって来てマクゴナガル先生がロンとハーマイオニーを呼んでいるとそう言うのです。

ハリーは徹夜でも何でもやってやると「透明マント」を被って図書室に戻りました。そして次の本にこそと何度も何度も自分に言い聞かせハリーは調べ続けました。ところがいつの間にやらハリーは眠り込んでしまいました。

気がつくと朝でした。

ハリーを起こしたのは屋敷しもべ妖精のドビーでした。


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今回の三大魔法学校対抗試合の代表選手は「17才以上に限る」という事でフレッドとジョージにリー・ジョーダンは老け薬を飲んで代表選手に名乗りを上げようとしましたがダンブルドアの年齢線に阻まれてできませんでした。ところがハリーは全くその理由が分からないまま代表選手になってしまって・・・(全3項目)

3-1.ロンまでもが
せっかくドンチャン騒ぎをする格好の口実があるのに駄目にしてはもったいないじゃろう。ダンブルドアがこう言ってハリーがグリフィンドール塔に戻ると談話室ではダンブルドアが言っていた通りの展開が待っていました。

ハリーが合言葉を言って肖像画が開いた途端に大音響がハリーの耳を直撃し次の瞬間には10人あまりの手が伸びて来てハリーをがっちり捕まえると談話室に引っ張り込みました。そこは拍手喝采に大歓声などの大騒ぎでした。

フレッドは「名前を入れたなら教えてくれりゃいいのに!」と半ば当惑し半ば感心した顔で声を張り上げました。ジョージもまた老け薬も使わないでどうやってやった。凄いなあと感心する事しきりだったというわけですよね。

しかしハリーが「僕やってない。分らないんだ。どうしてこんな事に」と答えても「お腹空いてないよ。宴会で十分食べたし」と言っても誰もハリーの言う事など聞こうとはしませんでした。祝う気分になれない事もでした。

誰1人気づく者はいないようです。リー・ジョーダンはグリフィンドール寮旗をどこからか持ち出して来てハリーにそれをマントのように巻きつけると言い出しました。人垣が周りを固めるのでハリーは逃げられませんでした。

寝室に上る階段のほうにそっと行こうとすると大勢に取り囲まれハリーはやれバタービールを飲めと無理やり勧められやれポテトチップスを食えとピーナッツを食えとハリーの手に押しつけました。そして知りたがりました。

どうやってダンブルドアの「年齢線」を出し抜いて名前を「炎のゴブレット」に入れたのかをです。ハリーは何度も何度も「僕やってない。どうしてこんな事になったのか分らないんだ」という言葉を繰り返したんですよね。

しかしどうせ誰も聞く耳を持たない以上ハリーが何も答えていないも同然でした。30分も経った頃です。ハリーはついに「僕疲れた!駄目だ。本当に。僕もう寝るよ」などと怒鳴りました。更なる追い打ちが待っていました。

ロンがハリーの元を離れ別行動を取るようになったのです。


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昨年6月から始まったシリーズの第4弾です。ハリー4年生の学期に百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。今回に限り代表選手には「17才以上」という年齢制限が設けられました。ところがハリーは例によって例の如くという展開になって・・・(全3項目)

3-1.フレッドとジョージの挑戦
それはハリー4年生の学期初日の事でした。ダンブルドア校長の口から寮対抗クィディッチ試合は今年度は取りやめだと聞かされてハリーもフレッドにジョージも言葉を失いましたがその次は心躍る発表だったというわけです。

この催しはここ百年以上行われていない。この開催を発表するのは自分としても大いにうれしい。こう前置きをした上でダンブルドアが発表した心躍るイベントとは何と三大魔法学校対抗試合だったというわけなんですよね。

優勝賞金が一千ガリオンと聞いてフレッドは「立候補するぞ!」と言うと唇を強く結び栄光と富を手にする期待に熱く燃えて顔を輝かせていたのでした。ところがここで大きな壁が立ち塞がる事になってしまったんですよね。

全ての諸君が優勝杯をホグワーツにもたらそうという熱意に満ちていると承知している。しかし今回に限ってはいかに予防措置を取ろうともやはり試合の種目が難しくて危険なので年齢制限を設ける事になったのだそうです。

そのため今回は「17才以上」の生徒しか立候補できないとの事だそうです。フレッドとジョージはまだ16才で17才になるのは来年の4月なので今回は立候補できないというわけなんですよね。けれども2人は諦めませんでした。

代表選手を決めるのは公明正大なる選考の審査員なんだそうです。そしてボーバトンにダームストラング両校の代表団がホグワーツ入りした10月30日その審査員が披露されました。それは「炎のゴブレット」だったのでした。

代表選手を決めるのは人ではなく大きな荒削りの木のゴブレットでした。17才未満の生徒が立候補できないようゴブレットの周りにはダンブルドアが年齢線を引きました。そこでフレッドとジョージは考えたというわけです。

老け薬で誤魔化せるのでは?そこでフレッドにジョージとリー・ジョーダンの3人は老け薬を飲んでダンブルドアが引いた年齢線を越えようとしました。しかし結果は3人にとって極めて残念な内容になってしまったんですよね。

老け薬は通じませんでした。3人はダンブルドアの引いた年齢線に撥ね返されてしまい代表選手に名乗りを上げる事はできませんでした。それが翌日の10月31日には誰もが驚愕する出来事が待ち受けていたというわけですよね。


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ビルに「判った。どちらと先に話したい?」と問われてハリーは迷った末にグリップフックと話すと答えました。そしてハリーはグリップフックに「僕はグリンゴッツの金庫破りをする必要があるんだ」と言ってロンとハーマイオニーを驚かせました。その理由は?(全3項目)

3-1.金庫破りをするために
「判った。どちらと先に話したい?」ビルにこう問われてハリーは迷った末にグリップフックと先に話すと答えました。それは事実上「死の秘宝」か「分魂箱」のどちらを追求するのかの選択を迫る問いかけだったからです。

ハリーは「分魂箱」を選んだのです。ハリーがその一言を言った瞬間にロンとハーマイオニーはハリーがおかしくなったのではないかという表情でハリーを見つめました。ハリーが発したその一言とはこれだったんですよね。

「僕はグリンゴッツの金庫破りをする必要があるんだ」

僕たちを助けてくれる?小鬼の助けなしに押し入るなんてとても望みがない。君だけが頼りなんだ。ハリーはグリップフックにこう言ってレストレンジ家の金庫を破る手伝いをして欲しいと懸命に頼み込んだというわけです。

グリップフックは腹立たしい答え方で「考えてみましょう」と言いました。何故レストレンジ家の金庫破りをする必要があるのか?それはレストレンジ家の金庫にヴォルデモートの分魂箱があるからというわけなんですよね。

ハリーがオリバンダー翁と話をするのを後回しにしたため「死の秘宝」の1つ「ニワトコの杖」はヴォルデモートに奪われてしまいました。その杖はダンブルドアの亡骸と共にホグワーツに埋葬されていたというわけですよね。

「結論が出ました。ハリー・ポッター」

グリップフックはこう切り出して自分の決意をハリーに言いました。グリンゴッツの小鬼たちはこれを卑しい裏切りと考えるでしょうが自分はあなたを助ける事にしました。ただしその見返りに代償をいただくと言いました。

それはグリフィンドールの剣なんだそうです。


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三大魔法学校対抗試合の代表選手になったハリーの元へ家族として駆けつけた事で何とビルは結婚する事になりました。そしてビルは結婚と同時にティンワース郊外に「貝殻の家」という新居を構えました。するとそこにハリーたち3人が突如として転がり込んで来たのですが・・・(全3項目)

3-1.貝殻の家へ
ビルが三大魔法学校対抗試合の代表選手になったハリーの元へ家族として駆けつけた事は新たな出会いの場という事にもなりました。ボーバトンの代表選手フラー・デラクールと結婚する事になったというわけなんですよね。

結婚式はハリー17才の誕生日の翌日の8月1日に執り行われました。そしてその結婚式が死喰い人の集団に急襲されてハリーたち3人はヴォルデモートの分魂箱を探す旅へと出発して行きました。そしてそれは翌年の3月でした。

ビルは結婚と同時にティンワース郊外に「貝殻の家」という新居を構えていました。ロンが一時期ハリーとハーマイオニーの元を離れていた時ここに身を寄せていました。それがためにこういう事態になったというわけです。

ロンが「貝殻の家」に身を寄せたのは「隠れ穴」に帰ってハリーとハーマイオニーを見捨てて戻って来ましたなんて言ったらフレッドやジョージそしてジニーに激しく責め立てられる事が判り切っていたからというわけです。

ところがそこに突如としてハリーたち3人が転がり込んで来ました。おまけにハリーたちは死んだ屋敷しもべ妖精と半分気絶した小鬼を連れて現れました。さらにはハーマイオニーは拷問を受けていたように見えたんですよね。

しかし当初ビルはハリーを問い詰める事など到底できませんでした。屋敷しもべ妖精のドビーを埋葬するための穴をハリーが掘り始めたからです。ビルが示した庭の隅の茂みと茂みの間にハリーはスコップで掘り始めました。

「あたしを地下牢から救い出してくれてドビー本当にありがとう。そんなにいい人で勇敢なあなたが死んでしまうなんてとっても不公平だわ。あなたがあたしたちにしてくれた事をあたし決して忘れないもン」

「あなたが今幸せだといいな」

ルーナが葬送の言葉を言ってくれました。ビルが杖を上げると墓穴の横の土が宙に浮き上がりきれいに落ちて小さな赤みがかった塚ができました。ハリーはみんなに「僕はもう少しここにいるけどいいかな?」と言いました。

自由なしもべ妖精ドビーここに眠る

ハリーは石にこう文字を刻むと「貝殻の家」に向かいました。


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ハリーはクィディッチ・ワールドカップ観戦のために「隠れ穴」に帰省していたビルと初めての対面を果たしました。そしてハリーにとっては大変驚く形で学期末に何とホグワーツで再会する事になったんですよね。それは三大魔法学校対抗試合の最終課題が行われる日の事でした。(全3項目)

3-1.キングズ・クロス駅で
こうしてクィディッチ・ワールドカップを観戦するためにビルとチャーリーは「隠れ穴」に帰省したのでハリーは2人との初対面を果たす事となりました。ビルとチャーリーは9月に入っても休暇中でまだ家にいたのでした。

そのため2人ともホグワーツに戻る在校生一行をキングズ・クロス駅まで見送る事にしました。ハリーたち3人が 9と3/4番線に一番乗りで入ると紅に輝く蒸気機関車ホグワーツ特急はもう入線していたというわけなんですよね。

ハリーたちは席探しを始めまもなく列車の中程に空いたコンパートメントを見つけ荷物を入れました。それからホームにもう一度飛び降りウィーズリーおばさんにビルとチャーリーにお別れの挨拶をしたというわけですよね。

「僕みんなが考えてるより早くまた会えるかもしれないよ」

チャーリーが在校生一行にこう言うのでフレッドが「どうして?」と突っ込みました。するとチャーリーは「今に判るよ」と答えました。何でもチャーリーがこう言った事は魔法省が解禁するまでは機密情報なんだそうです。

「ああ僕も何だか今年はホグワーツに戻りたい気分だ」

ビルもまたこう言うと羨ましそうな目で汽車を見ました。そこでジョージは知りたくて堪らないといった感じで「どうしてさ?」と訊きました。その問いに対してビルは目を輝かせながらこう答えたというわけなんですよね。

「今年は面白くなるぞ。いっそ休暇でも取って僕もちょっと見物に行くか」

すると今度はロンが「だから何をなんだよ?」と訊きました。しかしその時汽笛が鳴ってウィーズリーおばさんがみんなを汽車のデッキへと追い立てました。さらには今年ホグワーツではクリスマスにも何かがあるようです。

おばさんがクリスマスもお招きしたいけどきっとみんなホグワーツに残りたいと思うでしょうと言ったからです。結局ビルもチャーリーもウィーズリーおばさんも今年ホグワーツで一体何が起こるのか教えてくれませんでした。

それが百年以上ぶりに復活開催される三大魔法学校対抗試合だとハリーたち在校生一同はダンブルドア校長の口から聞かされたというわけなんですよね。そしてクリスマスはそれを記念するダンス・パーティがあったのです。


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今月11月が誕生月という事もあり今週は久方ぶりにビル・ウィーズリーを取り上げる事にしました。ハリーはウィーズリー家の面々から何度か話は聞かされていましたが初対面を果たしたのは14才の時でした。ビルもリータ・スキーターにはこき下ろされたんだそうですが・・・(全3項目)

3-1.初対面
ハリーポッター・シリーズでは後に主人公のハリーのために重要な役割を担う人物が名前のみで登場するという事がよくあります。ウィーズリー家の長男であるビルもまたやはりその例に該当をするというわけなんですよね。

ハリーがビルの名前を初めて聞いたのは最初にホグワーツ特急に乗った時でロンの口からでした。ロンから既にホグワーツを卒業しているビルはイギリス魔法界唯一の銀行グリンゴッツに勤めているとそう聞かされたのです。

ハリーが本の中では二度目にビルの名前を聞いたのは翌年の夏休みにウィーズリー家の住居の「隠れ穴」に滞在している時でした。ジョージによればビルはふくろう試験では12科目全てが合格で首席だったと聞かされました。

この時点でハリーはビルがエジプトでグリンゴッツの仕事をしているという事を知っていました。そしてその仕事が「呪い破り」だという事をハリーは翌年の自身の13才の誕生日に「日刊予言者新聞」で読む事になりました。

前年の12才の誕生日ハリーは屋敷しもべ妖精のドビーに邪魔されてロンとハーマイオニーから送られて来たプレゼントを受け取る事ができませんでした。しかし13才の誕生日の時は2人のプレゼントを受け取る事ができました。

ロンから送られて来たプレゼントには「日刊予言者新聞」の切り抜きが入っていました。アーサー氏が「ガリオンくじグランプリ」を当て獲得した金貨で夏休みにエジプトに行くつもりだとそう記者に答えている記事でした。

そこに長男のビルがグリンゴッツで「呪い破り」として仕事をしていると書かれていました。そしてようやくハリーは翌年14才になった時に初めてビルと対面する事になりました。それは「隠れ穴」でだったというわけです。

ハリーはウィーズリー夫妻に正式に招待されてクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦するために2年ぶりに「隠れ穴」に滞在する事になりました。それはハリーが煙突飛行粉で「隠れ穴」に到着したその時の事でした。

「隠れ穴」の狭い台所にハリーの知らない2人の赤毛がいました。それが次男のチャーリーとそして長男のビルでした。ビルは微笑みながら立ち上がりハリーと握手しました。ハリーはビルには若干驚かされたというわけです。

銀行のグリンゴッツに勤めていてホグワーツでは首席だったのでハリーはパーシーがやや歳を取った感じだろう。規則を破るとうるさくて周囲を仕切るのが好きなタイプだと想像していました。それが全く違っていたのでした。

ぴったりの言葉は「かっこいい」でした。背が高く髪を伸ばしてポニーテールにしていました。片耳に牙のようなイヤリングをぶら下げていました。服装はロックコンサートに行っても場違いしないような姿だったのでした。

履いているブーツはドラコン革なのにハリーは気づきました。


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控訴裁判でもハグリッドは負けてしまいバックビークは6月6日の日没に処刑される事になりました。ところがバックビークは忽然と姿を消しました。何故ならそれはハリーとハーマイオニーがバックビークを連れ出したからです。救い出されたバックビークは?(全3項目)

3-1.摩訶不思議な事に
ハリーたちはハグリッドの小屋に辿り着くと扉をノックしました。ハリーが声を潜めて「透明マント」を着ていると言うとハグリッドは「来ちゃなんねえだろうが!」と囁きながらも一歩下がって3人を迎え入れたのでした。

ハグリッドは自分が一体どこにいるのか?どうしたらいいのか?全く意識がない様子で呆然自失といった状態でした。ハーマイオニーが躊躇いがちに「バックビークはどこなの?」と訊くとハグリッドはこう答えたのでした。

「俺。俺あいつを外に出してやった。俺のかぼちゃ畑さ。繋いでやった。木やなんか見たほうがいいだろうし。新鮮な空気も吸わせて。その後で」

ハーマイオニーは背筋を伸ばしてぐっと涙を我慢するとハグリッドに「私たちもあなたと一緒にいるわ」と言いました。しかしハグリッドは頭を振って「お前さんたちは城に戻るんだ」とそう言ったというわけなんですよね。

手紙にも書いたようにハリーたちには見せたくないんだそうです。それに初めから3人はここに来てはならないのだそうです。魔法大臣やダンブルドアがハリーが許可も貰わずに城の外にいるのを見たらそれは厄介な事になる。

ハグリッドは急に立ち上がりました。目は窓に釘づけになり普段の赤ら顔が羊皮紙色になっていてハグリッドは「連中が来おった」と言いました。ハリーたちが振り返ると遠くに見える城の階段を何人かが下りて来ています。

先頭はダンブルドアで隣を歩いているのは魔法大臣コーネリウス・ファッジでした。2人の後ろから委員会のメンバーの1人の大年寄りと死刑執行人のマクネアがやって来ます。ハグリッドは全身を震わせながらこう言いました。

「お前さんら行かねばなんねえ。ここにいるとこを連中に見つかっちゃなんねえ。行けはよう」

ロンはミルク入れから見つかったスキャバーズをポケットに押し込んでハーマイオニーは「透明マント」を取り上げました。ハグリッドは「裏口から出してやる」と言いましたがハリーたちは動こうとはしなかったのでした。

そんな事はできない。本当は何があったのかあの連中に話すなどと訴えるハリーたちにハグリッドはきっぱりと「行け!」と言いました。ハリーたちが面倒な事になったらますます困る。そうでなくても最悪なんだそうです。

ところがハリーたちを裏口から城に戻らせて処刑を執行する時となりダンブルドアにファッジと委員会のメンバーそれに死刑執行人のマクネアが外に出て行くと摩訶不思議な事にはバックビークの姿は忽然と消えていました。

バックビークは逃げ処刑を免れたのです。


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ドラコ・マルフォイを襲ったバックビークは裁判にかけられる事になりました。ところが最初に行われた裁判も二度目の控訴裁判もハグリッドは負けてしまいバックビークは学期末試験最終日の6月6日の日没に処刑される事になってしまいました。そこでハリーたちは?(全3項目)

3-1.その翌日には
だけどバックビークは悪いヒッポグリフじゃないってそう言ってたじゃないか。だから絶対に無罪放免になる。こう言うロンにハグリッドはロンは「危険生物処理委員会」という所の怪物どもを知らんのだと反論しました。

そこの連中は面白い生き物を目の敵にして来たんだそうです。ハリーたち3人は互いに顔を見合せました。ハグリッドが面白い生き物と呼び他の人が恐ろしい怪物と呼ぶものについてハリーたちは意見が合った事がありません。

しかしバックビークが特に危害を加えるとは思えない。事実いつものハグリッドの基準から見てこの動物はむしろかわいらしい。そこでハーマイオニーは腰掛けてハグリッドの腕に手を置くとこう言ったというわけですよね。

「バックビークが安全だってあなたがきっと証明できるわ」

それでも同じ事だ。処理屋の悪魔の連中はルシウス・マルフォイの手の内だ。奴を怖がってる。もし自分が裁判で負けたらバックビークは処刑されるとハグリッドは手の動作で示しました。ダンブルドアも手一杯だそうです。

吸魂鬼の奴らが城の中に侵入しないようにしたりシリウス・ブラックの件もあるからだそうです。ロンとハーマイオニーは急いでハリーを見ました。今日ハリーがハグリッドの小屋に来たのはシリウス・ブラックの事でした。

ハグリッドはハリー11才の誕生日に両親のポッター夫妻がシリウス・ブラックの裏切りで死んだという事を話してくれませんでした。ロンとハーマイオニーはその事でハリーがハグリッドを激しく責め始めると思ったのです。

しかしハリーはハグリッドがこんなに惨めでこんなに打ち震えているのを見てしまった今となってはそこまではできないと思いました。そこでハリーは「ねえハグリッド」と声をかけるとハグリッドにこう言ったんですよね。

「諦めちゃ駄目だ。ハーマイオニーの言う通りだよ。ちゃんとした弁護が必要なだけだ。僕たちを証人に呼んでいいよ」

ハーマイオニーは考えながら「私ヒッポグリフいじめ事件について読んだ事があるわ。確かヒッポグリフは釈放されたっけ。探してあげるハグリッド。正確に何が起こったのか調べるわ」と言いました。そしてだったのです。

ロンの提案でお茶を入れハグリッドはようやく落ち着きました。翌日ハリーたちは図書室に行ってバックビークの弁護に役立ちそうな本をどっさり借りて談話室に戻って来ました。しかし裁判は上手く行かなかったのでした。

負けてしまったのです。


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ハリーたちが3年生になったのと時を同じくして何とハグリッドが「魔法生物飼育学」の教師になり記念すべき初授業をハリーたちを含めたグリフィンドール生が受ける事になりました。ところがその授業はスリザリンとの合同でした。そして事は起きてしまったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.襲われたマルフォイ
「よーしと。他にやってみたい者はおるか?」ハグリッドがこう呼びかけてハリーの成功に励まされた他の生徒が恐々放牧場に入って来ました。ハグリッドは他の生徒のために一頭ずつヒッポグリフを解き放したんですよね。

やがて放牧場のあちらこちらで生徒たちがおずおずとお辞儀を始めました。ネビルのヒッポグリフは膝を折ろうとしなかったのでネビルは慌てて何度も逃げました。ロンとハーマイオニーはハリーが見守る中で練習しました。

対峙したのは栗毛のヒッポグリフでした。一方ドラコ・マルフォイにクラッブとゴイルはハリーの後にバックビークへと向かいました。バックビークが自分にもお辞儀したのでマルフォイは尊大な態度で嘴を撫でていました。

「簡単じゃぁないか。ポッターにできるんだ。簡単に違いないと思ったよ。お前全然危険なんかじゃないなぁ?」

マルフォイはもったいぶってハリーにわざと聞こえるようにこう言いました。マルフォイはバックビークに話しかけました。その「そうだろう?醜いデカブツの野獣君」が問題だったのです。一瞬鋼色の鉤爪が光りました。

マルフォイは悲鳴を上げて次の瞬間にはハグリッドがバックビークに首輪をつけようと格闘していました。バックビークはマルフォイを襲おうとしてもがきマルフォイのほうはローブが見る見る内に血に染まって行きました。

そしてマルフォイは草の上で身を丸めていました。マルフォイは「死んじゃう!僕死んじゃう。見てよ!あいつ僕を殺した!」と喚き生徒全員がパニックに陥っていました。そんなマルフォイにハグリッドはこう言いました。

「死にゃせん!」

ハグリッドは「誰か手伝ってくれ。この子をこっから連れ出さにゃー」と言いマルフォイを軽々と抱え上げました。ハーマイオニーが走って行きゲートを開けました。マルフォイの腕には深々とした長い裂け目がありました。

ハリーはそれを見ました。血が草地に点々と飛び散りました。ハグリッドはマルフォイを抱えて城に向かって坂を駆け上がって行きました。生徒たちは大きなショックを受けてその後を従いて行ったというわけなんですよね。


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先週まで第3巻「アズカバンの囚人」のマクゴナガル先生を取り上げたので今週はそれに関連してヒッポグリフのバックビークをやってみる事にしました。ハリーが3年生になった時ハグリッドは「魔法生物飼育学」の教師になり最初の授業で取り上げたのがヒッポグリフでした。(全3項目)

3-1.ハグリッドの初授業で
今更かもしれませんがバックビークを含むヒッポグリフが登場して来たのはハリーが3年生になった時つまり第3巻「アズカバンの囚人」でした。この年度「魔法生物飼育学」の教職にハグリッドが新たに就く事になりました。

その最初の授業は初日の午後に行われて受けたのはハリーを含むグリフィンドールとドラコ・マルフォイを含めたスリザリンの3年生でした。そこでハグリッドが取り上げた魔法生物がヒッポグリフだったというわけですよね。

ハグリッドは教科書に指定した「怪物的な怪物の本」の開き方を教えた後に自分が魔法生物を連れて来るから待つようにと言うと大股で森に入り一旦姿を消しました。そしてその魔法生物を連れて再び姿を現したんですよね。

ラベンダー・ブラウンが放牧場の向こう側を指差して甲高い声で「オォォォォォォー!」と声を出しました。ハリーが見た事がないような奇妙な生き物が十数頭早足でこっちに向かって来ました。それがヒッポグリフでした。

胴体に後脚に尻尾は馬で前脚と羽に頭部は巨大な鳥のように見えました。鋼(はがね)色の残忍な嘴と大きなオレンジ色の目は鷲そっくりでした。前脚の鉤爪は15~6センチもあって見るからに殺傷力がありそうだったのでした。

それぞれ分厚い革の首輪をつけそれを繋ぐ長い鎖の端をハグリッドが全てまとめて握っていました。ハグリッドは「ドウドウ!」と大きく声をかけると鎖を振ってヒッポグリフを生徒たちの立つ柵のほうへと追いやりました。

「ヒッポグリフだ!美しかろう。え?」

生徒たちに手を振りながらハグリッドはうれしそうに大声でこう言いました。ハリーはハグリッドの言う事が判るような気がしました。半鳥半馬の生き物を見た時の最初のショックを乗り越えさえすればとそう思ったのです。

ヒッポグリフの輝くような毛並みが羽から毛へと滑らかに変わって行くさまは見応えがありました。それぞれ色が違っていて嵐の空のような灰色に赤銅色に赤ゴマの入った褐色に艶々した栗毛に漆黒などと色とりどりでした。


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マクゴナガル先生は今学期最初の授業でハリーたちに「動物もどき」を教えました。それが何と後に大いに役立つ事になりました。さらにはマクゴナガル先生が学期初日にハーマイオニーに貸した物が罪なき2つの命を救う事に繋がったのでした。(全3項目)

3-1.今学期最初の授業で教えた事が
そもそもの事の始まりは今学期ハリーたち3人が初めて受けた「占い学」の授業でハリーがトレローニー先生から死の宣告を受けた事でした。そして次の授業は「変身術」でしたが生徒たちは心ここに在らずという状態でした。

1人を除く誰もがハリーが今にも死ぬんじゃないかと注目していたからです。そのためマクゴナガル先生が「動物もどき」を教えるために目の周りにメガネと同形の縞があるトラ猫に変身したのを見てもいなかったんですよね。

ところが今学期最初の「変身術」の授業でマクゴナガル先生が「動物もどき」を教えた事が後に大いに役立つ事になりました。それは学期末試験が終了した後の事でした。ハリーたち3人はハグリッドの小屋を訪ねたのでした。

ヒッポグリフのバックビークの処刑が決まりハリーたちはハグリッドを1人にはしておけないと駆けつけたのです。ところがここでハーマイオニーがミルク入れに隠れているスキャバーズを見つけて3人は驚愕する事となりました。

ハリーたちは裏口から城に戻る事になりました。ところが城に戻る途中で黒い巨大な犬が現れてロンを連れ去りました。ハリーとハーマイオニーは黒い犬を追いました。2人が辿り着いた所は何と「叫びの屋敷」だったのです。

黒い犬は実は「動物もどき」のシリウス・ブラックでした。するとそこにルーピン先生が駆けつけて来てスキャバーズはネズミではなく魔法使いで「動物もどき」のピーター・ペティグリューだとそう言ったというわけです。

シリウス・ブラックも同意見でした。ハリーとロンは目を合わせ無言で同じ事を考えました。やはりシリウス・ブラックはアズカバンで狂ったんだ。しかしそれなら何故ルーピンまでもが同じ意見なんだというわけですよね。

「でもルーピン先生。スキャバーズがペティグリューのはずがありません。そんな事あるはずないんです。先生はその事をご存知のはずです」

こう言ったハーマイオニーに対してルーピン先生は「どうしてかね?」と訊きました。そこでハーマイオニーはこう答えました。もしピーター・ペティグリューが「動物もどき」だったらみんながその事を知っているはずだ。

マクゴナガル先生の授業で「動物もどき」の勉強をして登録簿にマクゴナガル先生が載っているのは見たがペティグリューの名前は載っていなかった。こう答えたハーマイオニーにルーピン先生はこう言葉を返したのでした。

「またしても正解だハーマイオニー。でも魔法省は未登録の動物もどきが三匹ホグワーツを徘徊していた事を知らなかったのだ」


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ドラコ・マルフォイがハリーに対して行った行為で誰もが怒りに猛り狂いグリフィンドール・チームは冷静さを失ってスリザリン・チームは「災い転じて福と成す」の展開になりました。しかし最後の最後に勝負を決したのはシーカーの箒の差でした。(全3項目)

3-1.ついに60点差に
スリザリンの両ビーターのボールとデリックがフレッドとジョージがいない隙を狙ってキーパーを狙い撃ちしたためにフーチ先生は怒りでぶっとびました。フーチ先生は激昂してボールとデリックに向かってこう叫びました。

「クアッフルがゴール区域に入っていないのにキーパーを襲うとは何事ですか!」

フーチ先生は「ペナルティ・ゴール!グリフィンドール!」と命じてアンジェリーナが得点してスコアは「60対10」になりました。その直後にはフレッドがブラッジャーをワリントンにめがけて強打したというわけですよね。

ワリントンは持っていたクアッフルを取り落としそれをアリシアが奪ってゴールを決めスコアは「70対10」とついにグリフィンドールが60点リードしました。観客席ではグリフィンドール応援団が声を嗄らして叫んでいます。

ここでもしハリーがスニッチを掴めば優勝杯はグリフィンドールが取るからです。他の選手よりも一段高い所でマルフォイにマークされながらピッチを飛び回るハリーを何百という目が追ってハリーはその視線を感じました。

そして見つけました。スニッチが自分の6~7メートル上で輝いているのをハリーは見つけました。ハリーがスパートをかけると耳元では風が唸りました。ハリーは手を伸ばしました。ところがだったというわけなんですよね。

急にファイアボルトのスピードが落ちハリーが愕然としてあたりを見回すと何とマルフォイが前に身を乗り出してファイアボルトの尾を握り締め引っ張っているではありませんか。ハリーは「こいつーっ」と言い放ちました。

怒りのあまりハリーはマルフォイを殴りたいと思いました。しかし届きません。マルフォイはファイアボルトにしがみつきながら息を切らしていましたが目はランランと輝いていました。狙い通りになったからだったのです。

スニッチはまたしても姿をくらましました。


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レイブンクローに勝利して何とか優勝戦線に踏み止まったグリフィンドールでしたが優勝杯を獲得するためには大きな壁が立ち塞がっていました。優勝杯を獲得できるか否かはシーカーのハリーの双肩にかかっていたというわけなんですよね。それはハリーがスニッチを取る事で・・・(全3項目)

3-1.いよいよグリフィンドール対スリザリン戦
こうしてグリフィンドールはレイブンクローに「230対30」で勝利しました。そしてイースター休暇明け最初の土曜日にグリフィンドール対スリザリン戦が行われましたがグリフィンドールは大きな壁が立ち塞がれていました。

これまでの2試合でスリザリンはきっちり「200点」リードしていました。ウッドは選手に耳にタコができるほど言い聞かせて来ました。つまり優勝杯を手にするにはそれ以上の点差を広げて勝つしかないというわけですよね。

つまり優勝できるか否かはハリーの双肩にかかっているのです。何故ならばハリーがスニッチを取る事で「150点」を獲得できるからです。そこでウッドはハリーに対して口を酸っぱくしてこう言ったというわけなんですよね。

「いいか。スニッチを掴むのは必ずチームが50点以上差をつけた後だぞ」

さもないと試合に勝っても優勝杯は逃してしまう。ウッドはハリーが「判ってるったらオリバー!」と叫ばせるほど何度も何度も繰り返しこの事をハリーに言って聞かせました。そしてついに試合当日がやって来たのでした。

怒涛のような歓声の中グリフィンドールの選手はピッチに出て来ました。観衆の四分の三は真紅の薔薇飾りを胸につけグリフィンドールのシンボルのライオンを描いた旗を振るか横断幕を打ち振っていたというわけですよね。

「行け!グリフィンドール!」とか「ライオンに優勝杯を!」などです。しかしスリザリンのゴール・ポストの後ろでは200人の観衆が緑のローブを着てスリザリンの旗にシンボルの銀色の蛇を煌かせていたというわけです。

スネイプは一番前列に陣取って同じ緑をまとい暗い笑みを漂わせていました。いつものように解説役のリー・ジョーダンの声が響きました。リーがグリフィンドール・チームをこう紹介するとブーイングで掻き消しました。

「ホグワーツに何年に一度出るか出ないかのベスト・チームと広く認められています」

両チームのキャプテンのフリントとウッドはフーチ先生の「キャプテン握手して!」の言葉と合図で歩み寄って互いの手をきつく握り締めました。それはまるで互いの指をへし折ろうとしているかのようです。そしてでした。

フーチ先生が3つ数えてホイッスルを鳴らし試合は始まりました。その音は歓声で掻き消されたのでした。


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午前1時にマクゴナガル先生が命令してパーティはお開きとなりましたがマクゴナガル先生は再びグリフィンドールの談話室に戻って来る羽目になりました。ロンがとてつもなく長くて大音声の悲鳴を上げたからです。誰も信じようとはしませんでしたが真実に勝るものはなかったのでした。(全3項目)

3-1.ロンが叫んで
「ああああああああああああああアアアアアアァァァァァァっっっッッッッッ!やめてえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」と悲鳴が響きハリーは顔面にパンチを受けたような気分で突然目を覚ましたというわけですよね。

真っ暗な中で方向感覚を失いハリーはカーテンを闇雲に引っ張りました。周りで人が動く音が聞こえ部屋の向こうからシェーマス・フィネガンが「何事だ?」と言う声が聞こえて来ました。そしてだったというわけですよね。

ハリーは寝室の扉が音を立てて閉まるのを聞いたような気がしました。ようやくカーテンの端を見つけてハリーはカーテンを勢いよく開けました。それと同時にディーン・トーマスが部屋にランプを点けたというわけです。

ロンがベッドに起き上がっていました。カーテンが片側から切り裂かれロンは恐怖で引きつった顔をしていました。そしてロンが発した言葉に誰もが驚愕して到底信じられないという思いで言葉を返したというわけですよね。

「ブラックだ!シリウス・ブラックだ!ナイフを持ってた!」

「エーッ?」と訊くディーンにロンは「ここに!たった今!カーテンを切ったんだ!それで目が覚めたんだ!」と言いました。ディーンは「夢でも見たんじゃないのかロン?」と訊きましたがロンはこう答えたんですよね。

「カーテンを見てみろ!本当だ。ここにいたんだ!」

みんな急いでベッドから飛び出しました。ハリーが一番先に扉の所に行き誰もが階段を転がるように走りました。後ろのほうで扉が幾つも開く音が聞こえてその後には眠そうな声が追いかけて来ました。例えばこんな言葉です。

「叫んだのは誰なんだ?」

「君たち何してるんだ?」


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試合はハリーがスニッチを取ってグリフィンドールの勝利で終わりグリフィンドールを応援していた生徒たちは大騒ぎになりました。しかしマクゴナガル先生は試合終了後も決して勝利に浮かれる事はなく普段通りの振る舞いだったというわけなんですよね。(全3項目)

3-1.試合が終わって
ハリーがスニッチを取ってフーチ先生がホイッスルを鳴らすと次の瞬間チーム全員がハリーを抱き締めていました。下の観衆の中ではグリフィンドール側がひときわ大歓声を上げているのがハリーの耳へと聞こえて来ました。

「よくやった!」

ウッドはもう叫びっぱなしでした。アリシアもアンジェリーナもケイティもハリーにキスしました。フレッドががっちり羽交い絞めに抱き締めたのでハリーは首が抜けるかと思うほどでした。上を下への大混乱のままでした。

チーム全員が何とかかんとか地上へと戻りました。箒を降りて目を上げると大騒ぎのグリフィンドール応援団がロンを先頭にピッチに飛び込んで来るのが見えてハリーはあっという間にみんなの喜びの声に取り囲まれました。

ロンはハリーの手を高々と差し上げて「いぇーい!えい!えい!」と囃し立てました。シェーマス・フィネガンは「よかったなあハリー!」と叫びました。パーシーも大喜びでパーシーはこう言っていたというわけですよね。

「よくやってくれたハリー!10ガリオン勝った!ペネロピーを探さなくっちゃ。失敬」

群れを成して騒ぎ回るグリフィンドール生の頭上でハグリッドが「てーしたもんだ!」と言う声が轟きました。一方で「立派な守護霊だったよ」と言う声が聞こえてハリーが振り返るとそこにいたのはルーピン先生でした。

ルーピン先生は混乱したようなうれしそうな複雑な顔をしていました。ハリーは興奮して「吸魂鬼の影響は全くありませんでした!僕平気でした!」と言いました。そんなハリーにルーピン先生はこう言ったというわけです。

「それは実はあいつらは。ウム。吸魂鬼じゃなかったんだ」

ルーピン先生は「来て見てご覧」と言うとハリーを人垣から連れ出してピッチの端が見える所まで連れて行きました。そしてルーピン先生はハリーに対して「君はマルフォイ君を随分怖がらせたようだよ」と言ったのでした。

ハリーは目を丸くしました。


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