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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

兄アルバスにアバーフォースとグリンデルバルドの三つ巴の争いの末に一体何が起こったのか?ハリーは激しい嫌悪感以外には何も感じませんでした。しかしアバーフォースの話が終わると再び「逃げろ。隠れろ」に「それはできない」の激論になりましたがハリーの決意を知ったアバーフォースは?(全3項目)

3-1.先生は決して自由ではなかった
妹アリアナを巡ってアバーフォースとグリンデルバルドは口論になり2人は杖を抜きました。何と兄アルバスの親友ともあろう者がアバーフォースに「磔の呪文」をかけてアルバスが止めようとして三つ巴の争いになりました。

アバーフォースの顔からまるで瀕死の重傷を負ったかのように血の気が失せて行きました。だからアリアナは助けようとしたのだと思う。しかし自分が一体何をしているのかアリアナにはよく分っていなかったのだそうです。

「そして誰がやったのかは分らないが-3人ともその可能性はあった-妹は死んだ」

こう言ってアバーフォースの話は終わりました。最後の言葉の「妹は死んだ」は泣き声になってアバーフォースは傍らの椅子にがっくりと座り込みました。話のあまりの酷さにハーマイオニーの顔は涙に濡れていたのでした。

ロンはアバーフォースと同じくらい真っ青になっていました。ハリーは激しい嫌悪感以外には何も感じられませんでした。聞かなければ良かった。聞いた事をきれいさっぱり洗い流してしまいたいとハリーはそう思いました。

「本当に・・・本当にお気の毒」

ハーマイオニーがこう囁きアバーフォースはかすれ声で「逝ってしまった。永久に逝ってしまった」と言いました。アバーフォースは袖口で洟(はな)を拭い咳払いをしました。それからその後の顛末をこう説明したのでした。

「もちろんグリンデルバルドの奴は急いでずらかった。自国で前科のある奴だからアリアナの事まで自分の咎にされたくなかったんだ」

ところがアバーフォースが「そしてアルバスは自由になった。そうだろうが?」と言ってさらに「妹という重荷から解放され自由に最も偉大な魔法使いになる道を」とまで言ったその時でした。ハリーがこう口を挟みました。

「先生は決して自由ではなかった」

アバーフォースが「何だって?」と訊くとハリーは「決して。あなたのお兄さんは亡くなったあの晩魔法の毒薬を飲み幻覚を見ました。叫び出しその場にいない誰かに向かって懇願しました」と答えて最後にこう言いました。

「あの者たちを傷つけないでくれ頼む。代わりにわしを傷つけてくれ」


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おかしな事に兄アルバスがとても気にかけた相手の多くは結局むしろ放っておかれたほうが良かったと思われる状態になった。アバーフォースがこう言ってハーマイオニーが「それは妹さんの事ですか?」と訊くとアバーフォースは堰を切ったように話し出して・・・(全3項目)

3-1.妹アリアナの話
アバーフォースは堰を切ったように話し出し「妹は6つの時に3人のマグルの男の子に襲われ乱暴された。妹が魔法を使っている所を奴らは裏庭の垣根からこっそり覗いていたんだ」と言ってその話は始まったというわけです。

妹はまだ子供で魔法力を制御できなかったんだそうです。そもそもその歳ではどんな魔法使いだってできはせんのだそうです。多分見ていた連中は怖くなったのだろう。植え込みを押し分け入って来たとの事なんだそうです。

もう一度やれと言われても妹は魔法を見せる事ができなかった。それで奴らは風変わりなチビに変な真似を辞めさせようと図に乗った。衝撃の内容に暖炉の明かりの中でハーマイオニーのその目は大きく見開かれていました。

ロンは少し気分が悪そうな顔でした。アバーフォースは立ち上がりました。兄のアルバス同様背の高いアバーフォースは怒りと激しい心の痛みで突然恐ろしい形相になりました。アバーフォースの話はなおも続いたのでした。

妹はめちゃめちゃになったのだそうです。奴らのせいで二度と元には戻らなかったんだそうです。魔法を使おうとはしなかったが魔法力を消し去る事はできなかった。魔法力が内にこもり妹を狂わせたとの事なのだそうです。

自分で抑えられなくなるとその力が内側から爆発した。妹は時々おかしくなり危険になった。しかしいつもは優しく怯えていて誰にも危害を加える事はなかったんだそうです。そしてあの事件が起きてしまったのだそうです。

アバーフォースの話は続きました。そして父はそんな事をしたろくでなしを追ってそいつらを攻撃した。父はそのためにアズカバンに閉じ込められてしまった。マグルを攻撃したその理由を父は決して口にはしませんでした。

もし魔法省がアリアナの状態を知ったら妹は聖マンゴに一生閉じ込められてしまう事になったであろうからだそうです。アリアナのように精神不安定で抑え切れなくなる毎に魔法を爆発させるような状態は法律違反なのです。

魔法省から「国際機密保持法」を著しく脅かす存在とみなされてしまったであろうとの事なんだそうです。


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当然アバーフォースもまたハリーたち3人がヴォルデモートの分魂箱を追い求めている事を知らないのでハリーとは「逃げろ」と「それはできません」の押し問答になってしまいました。するとアバーフォースは兄アルバスは秘密主義を母親の膝で覚えたと言い出して・・・(全3項目)

3-1.今度はハリーとの押し問答に
兄アルバスは色んな事を望んだ。そして兄が偉大な計画を実行している時は決まって他の人間が傷ついたものだ。学校から離れるんだ。できれば国外に行け。兄の賢い計画なんて忘れてしまえとアバーフォースは言いました。

何故なら兄はどうせこっちの事では傷つかない所に行ってしまったしハリーは兄に対し何の借りもないからだそうです。そんなアバーフォースにハリーは「あなたには分らない事です」ともう一度言ったというわけですよね。

アバーフォースは「分らない?俺が自分の兄の事を理解していないと思うのかね?俺よりも君のほうがアルバスの事をよく知っているとでも?」と静かに言いました。ハリーはアバーフォースに懸命にこう答えたんですよね。

「そういう意味ではありません。つまり。ダンブルドアは僕に仕事を遺しました」

ハリーは疲労と食べ過ぎと飲み過ぎで頭が動かなくなっていました。アバーフォースは「へえそうかね?いい仕事だといいが?楽しい仕事か?簡単か?」と言いました。そして最後にハリーに向かってこう言ったんですよね。

「半人前の魔法使いの小僧があまり無理せずにできるような仕事だろうな?」

ロンは相当不愉快そうに笑いハーマイオニーは緊張した面持ちでした。ハリーは簡単な仕事ではありません。でも自分にはそれを仕上げる義務があると答えました。するとハリーが言葉を言い終わらない内だったんですよね。

義務?どうして義務なんだ?とアバーフォースは言いました。何故なら兄は死んでいる。そうだろうが?アバーフォースは荒々しく「忘れるんだ。いいか兄と同じ所に行っちまう前に!自分を救うんだ!」と言ったのでした。

ハリーは「できません」と答えアバーフォースは「何故だ?」と訊きました。


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死喰い人との押し問答の末に「ホッグズ・ヘッド」のバーテンは牡鹿の守護霊を「山羊」だと言いくるめて事を凌ぎました。バーテンはアルバス・ダンブルドアの弟のアバーフォースでした。当然の如くアバーフォースはハリーたちに逃げる事を強く勧めましたが・・・(全3項目)

3-1.バーテンと死喰い人の押し問答は続き
「ホッグズ・ヘッド」のバーテンが杖を出して「エクスペクトパトローナム!守護霊よ来たれ!」と唱えると杖から何か大きくて角のある物が飛び出し頭を低くしてハイストリート大通りに突っ込み姿が見えなくなりました。

「俺が見たのはあれじゃない」と言いながらも死喰い人は少し自信をなくした口調でした。すると仲間の死喰い人が「夜間外出禁止令が破られた。あの音を聞いたろう。誰かが規則を破って通りに出たんだ」と言いました。

「猫を外に出したい時には俺は出す。外出禁止なんてクソ食らえだ!」

バーテンはこう言い死喰い人は「夜鳴き呪文を鳴らしたのは貴様か?」と訊きバーテンは「鳴らしたがどうした?無理やりアズカバンに引っ張って行くか?」と開き直ってみせたというわけですよね。そしてだったのでした。

自分の店の前に顔を突き出した咎で俺を殺害するのか?やりたきゃやれ!だがなお前たちのために言うが「闇の印」を押して「あの人」つまりヴォルデモートを呼んだりしてないだろうなとバーテンはそう言ったんですよね。

呼ばれて来てみれば俺と年寄り猫1匹じゃヴォルデモートはお気に召さない。そしてバーテンは「さあどうだ?」と言ってみせたというわけです。バーテンがこう言うと死喰い人の1人がこう言葉を返したというわけですよね。

「余計なお世話だ。貴様自身の事を心配しろ。夜間外出禁止令を破りやがって!」

するとバーテンは「それじゃぁ俺のパブが閉鎖になりゃお前たちの薬や毒薬の取引はどこでする気だ?お前たちの小遣い稼ぎはどうなるかねぇ?」と言い死喰い人は「脅す気か?」と言ってバーテンはこう答えたんですよね。

「俺は口が固い。だからお前たちはここに来るんだろうが?」


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分魂箱の最後の隠し場所が「ホグワーツ」だと判ってハリーたちはヴォルデモートよりも早くホグワーツに入らなくてはならないと取り急ぎホグズミードに向かいました。しかし当然の如く敵方の闇の陣営もハリーたちが来るのを判っていて待ち構えていました。ところがでした。(全3項目)

3-1.ホグズミードに到着したが
ハリーの足が道路に触れて胸が痛くなるほどに懐かしいホグズミードの大通りが目に入りました。暗い店先。村の向こうには山々の黒い稜線。道の先に見えるホグワーツへの曲がり角には「三本の箒」の窓から漏れる明かり。

そしてほぼ1年前に絶望的に弱っていたダンブルドアを支えてここに降り立った時の事が細部まで鮮明に思い出されてハリーは心が揺さぶられました。降り立った瞬間にそうした全ての想いが一度に押し寄せたというわけです。

しかしその時でした。ロンとハーマイオニーの腕を掴んでいたその手を緩めた時に事は起こりました。ギャーッという叫び声が空気を切り裂きました。カップを盗まれたと知った時のヴォルデモートの叫びのような声でした。

ハリーは神経という神経を逆撫でされるように感じました。自分たち3人が現れた事が引き金になったのだとハリーはすぐに判りました。マントに隠れたロンとハーマイオニーを振り返る前に「三本の箒」の入口が開きました。

扉を勢いよく開けてフードを被ったマント姿の十数人の死喰い人が杖を構えて道路へと躍り出て来ました。ロンは杖を上げましたがその手首をハリーが押さえました。失神させるには数が多過ぎる。それだけではありません。

呪文を発するだけで敵に居所を教えてしまうからです。死喰い人の1人が杖を振ると叫び声は止まりました。しかしまだ遠くの山々にこだまが続いています。死喰い人が大声で「アクシオ!透明マントよ来い!」と唱えました。

ハリーはマントの折り目をしっかり掴みましたがマントは動く気配さえなく「呼び寄せ呪文」は「透明マント」には効きませんでした。呪文をかけた死喰い人が「被り物はなしという事か。え。ポッター?」と叫びました。

それから「散れ。奴はここにいる」と仲間に指令を出しました。6人の死喰い人がハリーたちに向かって走って来ました。ハリーたち3人は急いで後退りして近くの脇道に入りましたが死喰い人たちはすぐ近くを通り過ぎました。

ハリーたちから十数センチという所です。3人が暗闇に身を潜めてじっとしていると死喰い人の走り回る足音が聞こえて捜索の杖灯りが通りを飛び交うのが見えました。するとハーマイオニーがこう囁いて来たというわけです。

「このまま逃げましょう!すぐに姿くらまししましょう!」

ところがだったのです。


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ハリーたち3人が分魂箱を探し求めている事をついにヴォルデモートが知ってしまいました。ヴォルデモートは怒り同時に恐れていました。何故ハリーが分魂箱の事を知ったのかが理解できなかったからです。その事態を受けてヴォルデモートは?そしてハリーたち3人は?(全3項目)

3-1.その事実を知ってヴォルデモートは?
ついにハリーたち3人が自身の分魂箱を探し求めている事を知りヴォルデモートの思いはハリーは果たして分魂箱をもう既に破壊してしまったのかに移って行きました。気づかぬはずはないとヴォルデモートはそう思いました。

確かに日記帳が破壊された時には感じなかった。しかしあれは感じるべき肉体を持たずゴースト以下の存在だったからだ。いや間違いない。他の物は安全だ。他の分魂箱は手つかずだ。ヴォルデモートはそう思ったのでした。

それでも同時にヴォルデモートは知っておかねばならぬ。確かめねばと思いました。ヴォルデモートは部屋を行き来しながら小鬼の死体を蹴飛ばしました。煮えくり返った頭にはぼんやりとしたイメージが燃え上がりました。

湖。小屋。そしてホグワーツ。

僅かに残された冷静さが今ヴォルデモートの怒りを鎮めていました。あの小僧がゴーントの小屋に指輪が隠してあると知るはずがあろうか?自分がゴーントの血筋であると知る者は誰もいない。その繋がりは隠し通して来た。

あの当時の殺人もこの俺様が突き止められる事はなかった。あの指輪は間違いなく安全だ。それにあの小僧だろうが誰だろうが洞窟の事を知る事も守りを破る事もできはすまい?ロケットが盗まれると考えるのは愚の骨頂だ。

学校はどうだ。分魂箱をホグワーツのどこに隠したかを知る者は俺様ただ1人だ。自分だけがあの場所の最も深い場所を見抜いたのだから。それにまだナギニがいる。これからは身近に置かねばなるまいとそう考えたのでした。

もう俺様の命令を実行させるのは辞め俺様の庇護の下に置くのだ。しかし確認のために万全を期すためにそれぞれの隠し場所に戻らねばならぬ。分魂箱の守りをさらに強化せねばなるまいとヴォルデモートはそう思いました。

ニワトコの杖を求めた時と同様この仕事は俺様1人でやらねばならぬとヴォルデモートは考えました。そこでヴォルデモートの思いは「どこを最初に訪ねるべきか?最も危険なのはどれだ?」へと移って行ったというわけです。


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ハリーたち3人は着替えを済ませると一気にかぼちゃジュースを飲みました。ロンは分魂箱の金のカップが盗まれた事をグリンゴッツの小鬼たちはヴォルデモートに知らせず隠そうとするのではと希望的観測を出しましたがそうはなりませんでした。その報せを聞いてヴォルデモートは?(全3項目)

3-1.一気にかぼちゃジュースを飲んで
ハーマイオニーが取り出した清潔なローブで着替えを済ませると3人は一気にかぼちゃジュースを飲みました。座り込んで塗ったハナハッカのエキスで両手の皮が再生するのを見ながらロンがようやく口を開きこう言いました。

「まあいいほうに考えれば分魂箱を手に入れた。悪いほうに考えれば」

ジーンズの焼け焦げ穴からハナハッカのエキスを垂らしてその下のひどい火脹れに薬をつけていたハリーが歯を食い縛りながらロンの言葉を引き取って「剣がない」と言いロンがその言葉を受けてこう言ったというわけです。

「剣がない。あのチビの裏切り者の下衆野郎」

ハリーは今脱いだばかりの濡れた上着のポケットから分魂箱を引っ張り出し目の前の草の上に置きました。金のカップは燦然と陽に輝きジュースをぐい飲みする3人の目を引いて手の甲で口を拭いながらロンがこう言いました。

「少なくともこれは身につけられないな。首に掛けたら少し変だろう」

一方ハーマイオニーはドラゴンがまだ水を飲んでいる遠くの岸を眺めて「あのドラゴンどうなるのかしら?大丈夫かしら?」と訊いて来ました。ハーマイオニーのこの問いに対してロンがこう答えたというわけなんですよね。

「君まるでハグリッドみたいだな。あいつはドラゴンだよハーマイオニー。ちゃんと自分の面倒を見るさ。心配しなけりゃならないのはむしろこっちだぜ」

ハーマイオニーは何を心配しなくてはならないのかと言いたげに今度は「どういうこと?」と訊いたというわけです。


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ドラゴンの背中に乗ってグリンゴッツを脱出する。ハリーの驚くべき発想で3人はグリンゴッツを脱出する事に見事に成功しました。しかし舵を取る手段はなくハリーたち3人の行き先はドラゴン任せでした。そんなドラゴンが着陸地点に選んだのは?(全3項目)

3-1.脱出を果たして
舵を取る手段はありませんでした。そもそもほとんど目が見えないためドラゴン自身がどこに向かっているのか見えていませんでした。もし急に曲がったり空中で回転したりすればその広い背中にしがみついていられません。

その事をハリーは判っていました。にも関わらずどんどん高く舞い上がりロンドンが灰色と緑の地図のように眼下に広がるにつれてハリーは到底不可能と思われていた脱出ができた事への感謝の気持ちのほうが圧倒的に強い。

そう感じていました。ドラゴンの首に低く身を伏せて金属的な鱗にしっかりとしがみついているとドラゴンの翼が風車の羽根のように送る冷たい風が火傷で火脹れになった肌に心地よく感じました。そしてだったんですよね。

後ろではうれしいからか恐ろしいからかロンが声を張り上げて悪態をつきハーマイオニーは啜り泣いているようでした。5分も経つとドラゴンが3人を振り落とすのではないかという緊迫した恐れを少し忘れる事ができました。

ドラゴンが地下の牢獄からなるべく遠くに離れる事だけを思い詰めているようだったからです。しかしいつどうやって降りるのかという問題を考えるとやはり相当恐ろしかったんですよね。何も分からないからなんですよね。

ハリーはドラゴンという生き物が休まずにどのくらい飛び続けられるのか知りません。さらにこのほとんど目の見えないドラゴンがどうやって良い着陸地点を見つけるのかが全く分りませんでした。それだけではありません。

ハリーはひっきりなしにあたりに目を配りました。額の傷痕が疼くような気がしたからです。自分たちがレストレンジ家の金庫を破った事がヴォルデモートの知る所となるまでどのくらいかかるだろうとハリーは思いました。

グリンゴッツの小鬼たちはどのくらい急いでベラトリックスに知らせるのだろう?盗まれた品物が何なのかに気づくまでに一体どのくらいの猶予があるのだろう?そしてヘルガ・ハッフルパフの金のカップがなくなっている。

その事を知れば自分たちが分魂箱を探し求めている事にヴォルデモートもついに気づくだろうとハリーはそう思ったのでした。


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追っ手が迫る中ハリーはヴォルデモートの分魂箱のヘルガ・ハッフルパフの金のカップをグリフィンドールの剣に引っ掛ける事に成功しました。しかし金庫の中は「双子の呪文」で増えて「燃焼の呪い」で熱くなった宝のコピーで溢れ返っていました。そしてでした。(全3項目)

3-1.やはり信用していなかった
ハーマイオニーが自分とロンと2人の小鬼を焼けた金属から守ろうとして「インパービアス!防水・防火せよ!」と金切り声で呪文を唱えました。ハリーは辛うじてグリフィンドールの剣の先に金のカップを引っ掛けました。

その時一段と大きな悲鳴が聞こえてハリーは下を見ました。ロンとハーマイオニーが腰まで宝に埋まりながら宝の満ち潮に飲まれようとするボグロッドを救おうともがいていました。グリップフックはもっとひどい状態です。

グリップフックに至っては既に沈んで姿が見えず長い指の先だけが見えていました。ハリーはグリップフックの指先を捕まえると引っ張り上げました。火脹れのグリップフックが泣き喚きながら少しずつ上って来たのでした。

ハリーは「リベラコーパス!身体自由!」と呪文を叫びグリップフックもろとも膨れ上がる宝の表面に音を立てて落下しました。グリフィンドールの剣がハリーの手を離れて飛びハリーは「剣を!」と叫んだというわけです。

熱い金属が肌を焼く痛みと戦いながらハリーは叫びました。グリップフックは灼熱した宝の山を何が何でも避けようと再びハリーの肩によじ登りました。扉の向こうではガチャガチャ音が耳を劈くほど大きくなっていました。

「剣はどこだ?カップが一緒なんだ!」

もう遅過ぎる。すると「そこだ!」と言って剣を見つけたのも飛びついたのもグリップフックでした。その途端ハリーはグリップフックが自分たちとの約束を全く信用していなかった事を思い知ったというわけなんですよね。

グリップフックは焼けた宝の海のうねりに飲み込まれまいと片手でハリーの髪の毛をむんずと掴みました。そしてもう一方の手で剣の柄を掴んでハリーに届かないように高々と振り上げました。その時の事だったんですよね。

剣の先に取っ手が引っ掛かっていた小さな金のカップが宙に舞いました。


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ハリーたちはレストレンジ家の金庫に入る事ができましたが魔法が2つ追加されていたためハリーたちの分魂箱探しは困難を極める事となりました。追手が迫る中ハリーが分魂箱のヘルガ・ハッフルパフの金のカップを見つけましたがカップは一番背の高いロンでさえ手の届かない所にあって・・・(全3項目)

3-1.魔法が追加されていた
杖灯りを点けてください。それにほとんど時間がないので急いでください。グリップフックがこう言いハリーは「ルーモス!光よ!」と唱えて杖先に灯りを点すとハリーたち3人はヴォルデモートの分魂箱を探し始めました。

ハリーは杖灯りで金庫の中をぐるりと照らしました。灯りを受けて輝く宝石の中にハリーは色々な鎖に混じって高い棚に置かれている偽のグリフィンドールの剣を見つけました。ロンとハーマイオニーも杖灯りを点けました。

「ハリーこれはどう-?あぁぅ-!」

ロンとハーマイオニーは周りの宝の山を調べ始めていましたがハーマイオニーが痛そうに叫びました。ハリーが杖を向けて見てみると宝石を嵌め込んだゴブレットがハーマイオニーの手から転がり落ちる所だったんですよね。

ところが落ちた途端にそのゴブレットが分裂して同じようなゴブレットが噴き出してあっという間に床を埋めてカチャカチャとやかましい音を立てながらあちらこちらに転がり始め元のゴブレットがどれだったか分りません。

ハーマイオニーが火脹れになった指をしゃぶりながら「火傷したわ!」と呻きました。それを見てグリップフックが「双子の呪文」と「燃焼の呪い」が追加されていたと言いました。グリップフックによればこういう事です。

「触れる物は全て熱くなり増えます。しかしコピーには価値がない。宝物に触れ続けると最後には増えた金の重みに押しつぶされて死にます!」

そこでハリーは「判った。何にも手を触れるな!」と指示を出しました。ハリーは必死でした。しかしそう言うそばから落ちたゴブレットの1つをうっかり足で突いてしまったロンがその場で飛び跳ねてしまったんですよね。

その内にゴブレットがまた20個ぐらい増えてロンの片方の靴の一部が熱い金属に触れて焼け焦げていました。


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ハリーたちはトロッコから投げ出されましたがハーマイオニーの「クッション呪文」で何とか無事に全員が着地できたようです。ハリーたちが目指していたレストレンジ家の金庫は歩いて程ない所にありました。そしてついに金庫に入ってヴォルデモートの分魂箱探しが始まりました。(全3項目)

3-1.盗人落としの滝
「ク・・・クッション呪文」ロンに助け起こされたハーマイオニーが咳き込みながらこう言いました。そのハーマイオニーを見てハリーは大変だと思いました。そこにベラトリックスの姿はなかったからというわけですよね。

ぶかぶかのローブを着てずぶ濡れの完全に元に戻ったハーマイオニーが立っていました。ロンも赤毛で鬚なしになっていました。2人とも互いの顔を見てそれから自分の顔を触ってそれに気づいていたというわけなんですよね。

「盗人落としの滝!呪文も魔法による隠蔽も全て洗い流します!グリンゴッツに偽者が入り込んだ事が判って我々に対する防衛手段が発動されたのです!」

よろよろと立ち上がったグリップフックが水浸しの線路を振り返りながらこう言いました。今になってハリーはそれが単なる水ではなかった事に気づきました。ハーマイオニーはビーズバッグがまだあるかどうか調べました。

それを見てハリーも急いで上着に手を突っ込み「透明マント」がなくなっていない事を確かめました。振り返るとボグロッドが当惑顔で頭を振っているのが見え「盗人落としの滝」は「服従の呪文」をも解くのが判りました。

「彼は必要です。グリンゴッツの小鬼なしでは金庫に入れません。それに鳴子も必要です!」

ハリーは再び「インペリオ!服従せよ!」と唱えました。その声は石のトンネルに反響して同時に頭から杖に流れる陶然とした強い制御の感覚が戻って来ました。ボグロッドはまたハリーの意思に従うようになったのでした。

まごついた表情が礼儀正しい無表情に変わりました。ロンは金属の道具が入った革袋を急いで拾いました。


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応対した年老いた小鬼のボグロッドと一緒に来た死喰い人のトラバースに「服従の呪文」をハリーがかけてハリーたちは何とかトロッコに乗り込みました。しかしハリーの懸念は今度は杞憂には終わりませんでした。不安は的中してしまったのです。(全3項目)

3-1.ホールを抜けて石のトンネルに
ハリーに「服従の呪文」をかけられた年老いた小鬼は「よしよし!ではマダム・レストレンジこちらへ」と言うと丸椅子から飛び降りて姿が見えなくなり「私が金庫までご案内いたしましょう」と言う声が聞こえて来ました。

そしてカウンターの端から現れて革袋の中身をガチャつかせながらいそいそと小走りでやって来ました。これもまたハリーに「服従の呪文」をかけられたトラバースは口をだらりと開けて棒のように突っ立っていたのでした。

ロンがぽかんとしてトラバースを眺めているそのせいで周囲の目がこの奇妙な現象に引きつけられていました。別の小鬼がカウンターの向こうからあたふたと走って来て「待て。ボグロッド!」と年老いた小鬼に言いました。

「私どもは指令を受けております。マダム・レストレンジ申し訳ありませんがレストレンジ家の金庫に関しては特別な命令が出ています」

その小鬼はハーマイオニーに一礼しながらこう言いました。その小鬼がボグロッドの耳に急いで何事かを囁きましたがハリーに「服従」させられているボグロッドはその小鬼を振り払いました。そしてこう言ったんですよね。

「指令の事は知っています。マダム・レストレンジはご自分の金庫にいらっしゃりたいのです。旧家です。昔からのお客様です。さあこちらへどうぞ」

そして相変わらずガチャガチャと音を立てながらボグロッドはホールから奥に続く無数の扉の1つに急ぎました。ハリーが振り返って見るとトラバースは異常に虚ろな顔をして同じ場所に根が生えたように立っていたのでした。

ハリーは意を決して杖を一振りしトラバースに従いて来させました。トラバースは後ろからおとなしく従いて来ました。一行は扉を通りその向こうのゴツゴツした石のトンネルに出ました。松明がトンネルを照らしています。


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入口の最初の関門の「潔白検査棒」はハリーが2人の門番に「錯乱の呪文」をかけて通過しました。しかしまだまだ難関がハリーたちを待ち受けています。次の関門はカウンターで応対する小鬼でした。そこにさらにグリンゴッツに一緒に来た死喰い人のトラバースも加わってハリーが使った魔法は?(全3項目)

3-1.第一関門突破!
2人の門番がビクッとしたのを見て取ってハーマイオニーはハリーが「錯乱の呪文」をかけたと察したようです。一方の門番が金の棒を上げながら「マダムお待ちください」と言いましたがハーマイオニーはこう応えました。

「たった今済ませたではないか!」

ハーマイオニーはベラトリックスの傲慢な命令口調で言いました。トラバースが眉を吊り上げて振り向きました。門番は混乱して細い金の「潔白検査棒」をじっと見下ろした後それからもう1人の門番を見たというわけですよね。

「ああマリウスお前はたった今この方たちを検査したばかりだよ」

相方は少しぼーっとした声でこう言いました。ハーマイオニーはロンと並んで威圧するように素早く進みハリーとグリップフックは透明のまま2人の後から小走りに進んで敷居を跨いでからハリーはちらりと振り返りました。

2人の門番は頭をかいていました。これで第一関門突破というわけですね。内扉の前には2人の小鬼が立っていました。銀の扉には盗人は恐ろしい報いを受けると警告した詩が書いてあってハリーはそれを見上げたんですよね。

その途端ハリーの心に思い出がくっきりと蘇りました。11才の誕生日でした。人生で一番素晴らしい誕生日にハリーはこの同じ場所に立っていました。ハリーをここに連れて来てくれたハグリッドが脇に立ちこう言いました。

「言ったろうが。ここから盗もうなんて狂気の沙汰だわい」

あの日のグリンゴッツは不思議の国に見えました。魔法のかかった宝の山の蔵。ハリーの物だとは全く知らなかった黄金。そのグリンゴッツに盗みに入って来ようとはあの時は夢にも思わなかった。その次の瞬間の事でした。

ハリーたちは広々とした大理石のホールに立っていました。


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ポリジュース薬でベラトリックス・レストレンジに成り済ましたハーマイオニーのダイアゴン横丁入場はとてつもなく目立ってしまいハリーは「引き返して出直すべきでは?」と思いました。しかしそこに死喰い人のトラバースが現れてハリーたちは引き返せなくなりさらには最悪の展開が待ち受けていました。(全3項目)

3-1.死喰い人のトラバースと遭遇して
突然目の前に現れた魔法使いが死喰い人のトラバースだとグリップフックに教えられハリーはハーマイオニーに耳打ちして知らせようと横歩きでにじり寄りました。そのトラバースはハーマイオニーに冷たくこう言いました。

「単にあなたに挨拶をしようとしただけだ。しかし私が目障りだという事なら」

ハリーはようやくその声を思い出しました。トラバースはゼノフィリウス氏の家に呼び寄せられた死喰い人の1人でした。そんなトラバースにハーマイオニーは失敗を取り繕うために急いでこう言ったというわけなんですよね。

「いやいやトラバースそんな事はない。暫くだった」

ハリーが教えずともハーマイオニーはこの男がトラバースだと知っていました。するとトラバースは「いやあ正直言ってベラトリックスこんな所でお見かけするとは驚いた」と言うのです。ハーマイオニーはこう言いました。

「そうか?何故だ?」

ハーマイオニーのこの問いに対してトラバースは「それは」と言うと咳払いをしました。それから「聞いた話だがマルフォイの館の住人は軟禁状態だとか。つまり。その。逃げられた後で」とそう答えたというわけですよね。

ハリーはハーマイオニーが冷静でいてくれるようにと願いました。もしそれが本当ならばベラトリックスは公の場に現れるはずはないからです。でもこれでグリンゴッツで本物と鉢合わせになるという心配もありませんよね。

「闇の帝王はこれまで最も忠実にあの方にお仕えした者たちをお許しになる。トラバースあなたは私ほどにあの方の信用を得ていないのではないか?」

ハーマイオニーはこう言って見事にベラトリックスの侮蔑的な調子を真似ました。トラバースは感情を害したようでした。しかし同時に怪しむ気持ちは薄れたようでトラバースは今しがたロンが倒した男をちらりと見ました。

トラバースはロンが「失神の呪文」で倒した男をちらりと見て「こいつは何ゆえお怒りに触れたのですかな?」と訊いたのでした。


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グリンゴッツのレストレンジ家の金庫に隠されているヴォルデモートの分魂箱を奪うためハリーたち3人とグリップフックは「貝殻の家」を出発してダイアゴン横丁に向かいました。ところがその入場はとてつもなく派手になってしまいハリーは出直そうと思ったのですが・・・(全3項目)

3-1.いよいよいざ出発!
ハリーとロンが先に庭に出て待っているとグリップフックを従えてベラトリックス・レストレンジがやって来ました。正体はハーマイオニーだと判ってはいてもハリーはおぞましさで思わず身震いをしてしまったんですよね。

ベラトリックスはハリーより背が高く長い黒髪を背中に波打たせて厚ぼったい瞼の下からハリーを蔑むような目で見ました。しかし話し始めるとベラトリックスの低いその声を通してハーマイオニーらしさが感じ取れました。

「反吐が出そうな味だったわ。ガーディルートよりひどい!じゃあロンここへ来て。あなたに術を」

するとロンが「うんでも忘れないでくれよ。あんまり長い鬚は嫌だぜ」と言ってハーマイオニーは「まあ何を言ってるの。ハンサムに見えるかどうかの問題じゃないのよ」と応えてロンはこう言ったというわけなんですよね。

「そうじゃないよ。邪魔っけだからだ!でも鼻はもう少し低いほうがいいな。この前やったみたいにしてよ」

ハーマイオニーは溜め息をついて仕事に取りかかると声を潜めて呪文を唱えながらロンの容貌のあちらこちらを変えて行きました。ロンは全く実在しない人物になる予定でベラトリックスの悪のオーラがロンを守ってくれる。

そうみんなが信じていました。一方ハリーとグリップフックは「透明マント」で隠れる手筈になっていました。ロンの変装が終わりハーマイオニーが「さあこれでどうかしらハリー?」と訊いて来たというわけなんですよね。

変装していても辛うじてロンと見分けがつきましたが多分それは本人をあまりによく知っているせいだろうとハリーは思いました。ロンは髪の毛を長く波立たせ顎と口の上に濃い褐色の鬚を生やしそばかすは消えていました。

鼻は低く横に広がって眉は太くなっていました。ハリーは「そうだな僕の好みのタイプじゃないけどこれで通用するよ」と合格点を出し「それじゃ行こうか?」と言いました。出発に先立ちハリーたち3人は振り返りました。

ハリーたち3人は薄れゆく星明かりの下に静かに影のように横たわる「貝殻の家」を一目だけ振り返りました。それから家に背を向けて境界線の壁を越える地点を目指して歩きました。その地点で「忠誠の術」は切れるのです。

そこからは「姿くらまし」ができるようになるんですよね。


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ヴォルデモートの分魂箱を奪うためグリンゴッツに向けて出発する日がついにやって来ました。しかし一体どうやってグリフィンドールの剣を渡さずにグリップフックと別れるのかという問題の答えは出ないままでハリーの心は不安と拭い切れない疑いでぐらついていたんですよね。(全3項目)

3-1.準備完了!
計画は立てられて準備は完了しました。一番小さい寝室のマントルピースに置かれた小瓶にはマルフォイの館でハーマイオニーの着ていたセーターに落ちてつまんだ長くて硬い黒髪が丸まって入っていたというわけですよね。

「それに本人の杖を使うんだもの。かなり説得力があると思うよ」

ハリーは鬼胡桃の杖を顎でしゃくりながらこう言いました。ハーマイオニーは杖を取り上げながら杖が刺したり噛みついたりするのではないかと怯えた顔をしました。そしてその鬼胡桃の杖についてこう低い声で言いました。

「私これ嫌だわ。本当に嫌よ。何もかもしっくり来ないの。私の思い通りにならないわ。あの女の一部みたい」

ハリーは自分がロンが最初に捕まった人さらい一味から奪って来て貰い受けたリンボクの杖を嫌った時ハーマイオニーが一蹴した事を否が応でも思い出しました。何故あの杖が思い通りにならなかったのかが判ったからです。

ハーマイオニーは自分の杖と同じように機能しないのは気のせいに過ぎないと主張し練習あるのみだとハリーに説教しました。しかしその言葉をそっくりそのままハーマイオニーに返すのをハリーは思い留まったんですよね。

グリンゴッツに押し入ろうとする前日にハーマイオニーの反感を買うのはまずいと感じたからです。するとロンが「でもあいつに成り切るのには役に立つかもしれないぜ。その杖が何をしたかを考えるんだ!」と言いました。

「だってそれこそが問題なのよ!この杖がネビルのパパやママを拷問したんだし他に何人を苦しめたか分からないでしょう?」

ハーマイオニーはこう言い最後にこの鬼胡桃の杖がシリウスを殺害したと言いました。ハリーはその事を考えていませんでした。杖を見下ろすと急に「へし折ってやりたい」という残忍な思いが突き上げて来てしまいました。

脇の壁に立て掛けたグリフィンドールの剣で真っ二つに折りたいと思いました。ハーマイオニーは惨めな声で「私の杖が懐かしいわ。オリバンダーさんが私にも新しいのを1本作ってくれてたら良かったのに」と言いました。


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ハリーは当初背筋に冷たいものが走って悪い知らせなのではと思ってしまいましたがルーピンが持って来たのは赤ん坊が生まれたという吉報でした。そしてルーピンが去った後にハリーは台所でビルからアドバイスを受ける事となりました。その内容というのが・・・(全3項目)

3-1.ハリーを抱き締めると
ルーピンはテーブルをぐるっと回っていの一番にしかもハリーをしっかりと抱き締めました。グリモールド・プレイス12番地の厨房での出来事が嘘のようでした。ハリーを離すとルーピンはハリーに向かってこう言いました。

「君が名付け親になってくれるか?」

ハリーは「ぼ-僕が?」と言う舌が縺れました。ルーピンは「そう君だもちろんだ-ドーラも大賛成なんだ。君ほどぴったりの人はいない」と応えハリーは「僕-ええ-うわぁ」と言いながら感激し驚いてうれしいと思いました。

ビルはワインを取りに走りフラーはルーピンに一緒に飲みましょうと勧めていました。ルーピンは「あまり長くはいられない。戻らなければならないんだ」と言いながら全員ににっこりと笑いかけていたというわけですよね。

ハリーがこれまで見たルーピンより何歳も若く見えました。ビルは間もなく全員のゴブレットを満たしてルーピンは「ありがとうありがとうビル」とお礼を言いました。みんなが立ち上がると杯を高く掲げたというわけです。

「テディ・リーマス・ルーピンに。未来の偉大な魔法使いに!」

ルーピンが音頭を取りこう言いました。フラーが赤ちゃんはどちらに似ていますかと訊いてルーピンは私はドーラに似ていると思うんだがドーラは私に似ていると言うんだと答えました。何でも髪の毛が少ないんだそうです。

生まれた時は黒かったのに1時間くらいで間違いなく赤くなったのだそうです。自分が戻る頃はブロンドになっているかもしれない。祖母のアンドロメダはトンクスの髪も生まれたその日に色が変わり始めたと言ったそうです。

ルーピンはゴブレットを飲み干しビルがもう一杯注ごうとすると笑顔を見せながら「ああそれじゃいただくよ。もう一杯だけ」と言って受けました。ビルはすぐにワインをもう1本開けルーピンの報せは一同を夢中にしました。

しばしの間は包囲されている事も忘れさせました。新しい生命の吉報が心を躍らせたというわけです。


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ある風の強い4月の夕暮れにビルは杖職人のオリバンダー翁をミュリエルの家に送り届けました。その直後に突然リーマス・ルーピンが「貝殻の家」を訪ねて来ました。ハリーは背筋に冷たいものが走りました。悪い知らせだと思ったからです。ルーピンが持って来た知らせは?(全3項目)

3-1.オリバンダー翁が下りて来て
家に入って来てからもルーナの「しわしわ角スノーカック」の話は続いていてルーナはディーンと2人で暖炉の火を熾し直しながら自分の家に来たら角を見せてあげられる。父親がその事で手紙をくれたとそう話していました。

ルーナはホグワーツ特急から死喰い人にさらわれてそのためにクリスマスには家に帰れなかったためまだ見ていないんだそうです。しかしその角はエルンペントのでハリーたちが訪ねて行った時に爆発してしまいましたよね。

「ルーナ教えてあげたじゃない。あの角は爆発したのよ。エルンペントの角だったの。しわしわ角スノーカックのじゃなくて」

ハーマイオニーがこう声をかけましたがルーナはのどかに「ううん絶対にスノーカックの角だったわ。パパがあたしにそう言ったもン。多分今頃は元通りになってるわ。独りでに治るものなんだもン」とそう言ったのでした。

ハーマイオニーはやれやれと首を振りフォークを並べ続けました。その時ビルがオリバンダー翁を連れて階段を下りて来ました。オリバンダー翁はまだとても弱っている様子でビルの腕にすがっていてビルが支えていました。

「オリバンダーさん。お別れするのは寂しいわ」

ルーナが近づいてこう言いました。オリバンダー翁はルーナの肩を軽く叩きながら「わしもじゃよ。お譲さん。あの恐ろしい場所で君は言葉には言い表せないほど私の慰めになってくれた」と感謝の言葉を言ったのでした。

フラーは「それじゃオールヴォア(さようなら)オリバンダーさん」と別れの挨拶をするとオリバンダー翁の両頬にキスをしました。ビルは大きなスーツケースを持っていてフラーはオリバンダー翁に頼み事をしたんですよね。

フラーはオリバンダー翁にそれからもしできればミュリエルおばさんに包みを届けてくださればうれしいと言いました。実は去年の8月1日の結婚式の際にフラーが借りたティアラの髪飾りをまだ返していなかったんですよね。

「喜んでお引き受けします。こんなにお世話になったお礼としてそんな事はお安い御用です」

オリバンダー翁は軽くお辞儀しながらこう言いました。


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アナログ時計(黒)

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トキメキぼーい

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