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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーはついにロンとハーマイオニーに自分が「選ばれし者」で「日刊予言者新聞」に掲載されていたのは本当の事だと打ち明けました。するとハリーはふくろう試験の結果が今日届くというダンブルドアの言葉もついでに思い出しました。するとやっぱりという感じでハーマイオニーが・・・(全3項目)

3-1.ハリーが「選ばれし者」と知って
ダンブルドア自身が迎えに行くって聞いた時に自分たちはハリーに予言に関わる事を何か話すか見せるんじゃないかと思った。ロンは夢中になってハリーにこう話しました。さらに続けてロンはハリーにこう話したのでした。

「僕たち少しは当たってただろう?君に見込みがないと思ったらダンブルドアは個人教授なんかしないよ。時間の無駄使いなんか-ダンブルドアはきっと君に勝ち目があると思っているんだ!」

ハーマイオニーも「そうよ」と言って自分も同意見だと言いました。さらに続けてハーマイオニーはハリーに「一体あなたに何を教えるのかしら?とっても高度な防衛術かも。強力な反対呪文。呪い崩し」と言ったのでした。

しかしハリーは聞いていませんでした。太陽の光とは全く関係なく体中に暖かいものが広がっていました。胸の固いしこりが溶けて行くかのようでした。ロンもハーマイオニーも見かけよりずっと強いショックを受けている。

それがハリーには判っていました。それでも2人は今も自分の両脇にいる。自分を汚染された危険人物扱いして尻込みしたりはせず慰めてくれるし力づけてくれている。ただそれだけの事がハリーにとっては大きかったのです。

それがハリーには言葉に言い尽せないほどの大きな価値だったというわけです。ハリーがそんな思いを抱いている内にハーマイオニーが「それに回避呪文全般とか」とダンブルドアの個人教授の見解を言い終えたんですよね。

「まあ少なくともあなたには今学期履修する科目が1つだけはっきり判っているわけだからロンや私よりましだわ。ふくろうテストの結果はいつ来るのかしら?」

最後のハーマイオニーの問いにロンが「そろそろ来るさ。もう1ヵ月も経ってる」と答えました。ハーマイオニーのその問いかけを聞いてハリーは今朝のダンブルドアとの会話をもう1つ思い出しました。そこでこう言いました。

「そう言えばダンブルドアがふくろう(O.W.L)の結果は今日届くだろうって言ってたみたいだ!」


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ハリーにロンとハーマイオニーの3人は二週間ぶりの再会という事で話は尽きないという感じだったのですが最後に話題になったのは家族と仲違いしているパーシーの事でした。ここでひょんな事からダンブルドアの名前が出て来てハリーは「例のあの事」を2人に打ち明ける事となりました。(全3項目)

3-1.ダンブルドアの名前が出て来て
ガリオン金貨をざっくざくと掻き集めている。店は凄いみたいだなどとロンがフレッドとジョージの悪戯専門店の事を言った所でハリーが話題を変えてこう言ったのでした。次にハリーが話題にしたのはパーシーの事でした。

「それでパーシーは?君のママやパパとまた口を利くようになったのかい?」

ハリーにこう問われロンは「いンや」とまだだと答えました。それを聞いてハリーはヴォルデモートが戻って来た事では最初から父親のアーサー氏が正しかったとパーシーにも判ったはずだとそう言ったというわけですよね。

「ダンブルドアがおっしゃったわ。他人の正しさを許すより間違いを許すほうがずっとた易い。ダンブルドアがねロンあなたのママにそうおっしゃるのを聞いたの」

ハーマイオニーがこう言いロンは「ダンブルドアが言いそうなへんてこりんな言葉だな」とそう言葉を返したというわけです。確かに何だか回りくどくて一瞬「一体何を言ってるの?」と訊きたくなる言い方の言葉ですよね。

要は父親のアーサー氏はすぐにパーシーの間違いを許す事ができるがパーシーがその父親のアーサー氏の正しさを受け入れるのは容易ではないという意味ですよね。ここでダンブルドアの名前が出てハリーがこう言いました。

「ダンブルドアって言えば今学期僕に個人教授してくれるんだってさ」

ハリーが何気なくこう言うとロンはトーストに咽(むせ)てハーマイオニーは息を呑みました。それからロンが「そんな事を黙ってたなんて!」と暗にハリーの事を非難しました。それにハリーはこう正直に応えたんですよね。

「今思い出しただけだよ。ここの箒小屋で今朝そう言われたんだ」

するとロンは感心したように「おったまげー。ダンブルドアの個人教授!」と言いました。そして「ダンブルドアはどうしてまた?」と声を先細りにしながら言うとハーマイオニーと目を見交わしたというわけなんですよね。


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母親のウィーズリーおばさんが頑張ってビルとフラーの結婚にストップをかけるとジニーは言いました。そのためにトンクスを何度も夕食に招待しようとしているんだそうです。しかしそれもまた駄目だとロンは言うのです。話はやがてフレッドとジョージの事になり・・・(全3項目)

3-1.フラーを巡って
とにかく賭けてもいいけど母親のウィーズリーおばさんが頑張ってビルとフラーの結婚にストップをかけるとジニーが言うのでハリーは「どうやってやるの?」と訊きました。するとジニーはこう答えたというわけですよね。

「トンクスを何度も夕食に招待しようとしてる。ビルがトンクスのほうを好きになればいいって期待してるんだと思うな。そうなるといいな。家族にするなら私はトンクスのほうがずっといい」

これを聞いてロンが「そりゃあ上手く行くだろうさ」と皮肉りました。ロンが言うにはまともな頭の男ならフラーがいるのにトンクスを好きになったりはしない。それはトンクスはまあまあの顔だが問題があるのだそうです。

それは髪の毛や鼻に変な事をするからだそうです。そんなロンにジニーは「トンクスはヌラーよりめちゃくちゃいい性格してるよ」と反論をしました。それを援護するかのようにハーマイオニーがこう言ったというわけです。

「それにもっと知的よ。闇祓いですからね!」

するとここでハリーが「フラーは馬鹿じゃないよ。三校対抗試合選手に選ばれたぐらいだ」と口を挟みました。これを聞いてハーマイオニーは「あなたまでが!」と苦々しく言いジニーは軽蔑したようにこう言ったのでした。

「ヌラーがアリーって言う言い方が好きなんでしょう?」

私はハリーの意見は極めて公正中立で正しいと思いますがフラーに峻烈な悪感情を抱いているジニーとハーマイオニーには受け入れて貰えませんでしたね。ハリーは「違うよ」と言いながら口を挟んだ事を後悔したのでした。

「僕はただヌラーが・・・じゃないフラーが」

ハリーはこう言って反論の続きを言おうとしましたが一切構わずという感じでジニーが「私はトンクスが家族になってくれたほうがずっといい。少なくともトンクスは面白いもの」とそう言ったというわけなんですよね。


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一体全体「あの女」とは誰の事なのか?各人の言葉の内容から察するにどうやらそれはウィーズリーおばさんではないとハリーは気づきました。するとハリーが「誰の事を言っているの?」と言い終わらない内に問題の女性が朝食のお盆を持って現れたのでした。その女性とは?(全3項目)

3-1.ジニーの次に現れたその若い女性とは?
ハリーがロンにハーマイオニーと話をしていると突然そこにジニーが乱入して来てアンブリッジ以下の人を知っている。それは「あの女」で「頭に来るわ」とも言うのです。ハーマイオニーが同情したようにこう言いました。

「あの人今度は何をしたの?」

この問いにジニーは「私に対する口の利き方よ-まるで3つの女の子に話すみたいに!」と答えました。するとハーマイオニーは声を落として「判るわ。あの人本当に自意識過剰なんだから」とそう言ったというわけですよね。

ハリーはハーマイオニーがウィーズリーおばさんの事をこんな風に言うなんてと度肝を抜かれてロンが怒ったように言い返すのも当然だと思いました。ロンはジニーとハーマイオニーにこのように言ったというわけですよね。

「2人ともほんの5秒でいいからあの女(ひと)をほっとけないのか?」

するとジニーが「えーえどうぞあの女を庇いなさいよ。あんたがあの女にメロメロな事ぐらいみんな知ってるわ」とぴしゃりと言いました。ここでハリーはウィーズリーおばさんの事にしてはおかしいとそう思い始めました。

ハリーが「誰の事を言っているの?」と訊こうとしたらその言葉が終わらない内に答えが出ました。部屋の扉が再び開きハリーは無意識にベッドカバーを思いっ切り顎の下まで引っ張り上げました。するとだったんですよね。

ベッドに腰掛けていたハーマイオニーとジニーは床に滑り落ちてしまいました。入口には若い女性が立っていました。息を呑むほどの美しさに部屋中の空気が全て呑まれてしまったようでした。すらりとたおやかで背が高い。

長いブロンドの髪でその姿からは微かに銀色の光が発散しているかのようでした。非の打ち所のないその姿をさらに完全にしたのは女性の捧げていた朝食がどっさり載ったお盆でした。ハスキーな声がこう言ったんですよね。

「ア(ハ)リー。おい(ひ)さしぶーりね!」

その女性はフラー・デラクールその人でした。


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「隠れ穴」に到着したのが日付も変わった真夜中という事でハリーはフレッドとジョージの部屋で寝る事になりました。2人は悪戯専門店で忙しく店の上にある小さなアパートで寝起きをしているんだそうです。ハリーが次の瞬間と思った時に朝が来てハリーは起こされてしまい・・・(全3項目)

3-1.フレッドとジョージの部屋に
欠伸を手で隠したハリーにウィーズリーおばさんは「もう寝なくちゃね」と告げるとフレッドとジョージの部屋をハリーのために用意してあるので自由に使いなさいと言いました。そこでハリーはこう訊いたというわけです。

「でも2人はどこに?」

するとおばさんからはフレッドとジョージの2人はダイアゴン横丁の悪戯専門店の上にある小さなアパートで寝起きをしているという答えが返って来ました。とっても忙しいんだそうです。続けておばさんはこうも言いました。

「最初は正直言って感心しなかったわ。でもあの子たちはどうやらちょっと商才があるみたい!さあさああなたのトランクはもう上げてありますよ」

ハリーは椅子を引きながらアーサー氏に「おじさんお休みなさい」と挨拶しました。クルックシャンクスは軽やかに膝から飛び降りるとしゃなしゃなと台所から出て行きました。アーサー氏も「お休みハリー」と言いました。

おばさんと2人で台所を出る時にハリーはおばさんがちらりと洗濯物籠の時計に目をやるのに気づきました。全ての針がまたしても「命が危ない」を指していました。ハリーが寝るフレッドとジョージの部屋は3階にありました。

おばさんがベッド脇の小机に置いてあるランプを杖で指すと即座に明かりが灯って部屋は心地よい金色の光で満たされました。小窓の前に置かれた机には大きな花瓶に花が生けてあって芳(かぐわ)しい香りが漂っていました。

しかしそれでも火薬のような臭いを誤魔化す事はできませんでした。床の大半は封をしたままの何も印のない段ボール箱で占められていました。ハリーの学校用のトランクもやはりその段ボール箱の間に置かれてありました。

フレッドとジョージの部屋は一時的に倉庫として使われているように見えたというわけなんですよね。


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アーサー氏にも運が向いて来た?魔法大臣がコーネリウス・ファッジからルーファス・スクリムジョールに代わったからなのか?アーサー氏が昇格して何と「10人」の部下を持つ局長になったんだそうです。そんな話をしているとアーサー氏が帰宅して来て・・・(全3項目)

3-1.アーサー氏の今の仕事の内容は?
アーサー氏が昇格した!新魔法大臣ルーファス・スクリムジョールが新しい状況に対応するために新たに幾つかの局を設置してアーサー氏は「偽の防衛呪文並びに保護器具の発見並びに没収局」の局長になったんだそうです。

とっても大切な仕事で今では部下が10人もいる。ウィーズリーおばさんにそう言われてハリーは「それって何を?」と訊きました。するとおばさんはハリーにアーサー氏が局長になった新部署の説明を始めたというわけです。

何でも「例のあの人」つまりはヴォルデモート絡みのパニック状態であちこちでおかしな物が売られるようになったんだそうです。ヴォルデモートや死喰い人から護るはずの色んな物がむしろ逆効果になっているんですよね。

「どんな物か想像がつくというものだわ」とおばさんはそう言いました。保護薬と称して実はブボチューバーつまり腫れ草の膿を少し混ぜた肉汁ソースだったり防衛呪文のはずなのに実際は両耳が落ちてしまう呪文を教えた。

犯人はだいたいがマンダンガス・フレッチャーのようなまっとうな仕事をした事がないような連中でみんなの恐怖につけ込んだ仕業なのだそうです。ところが時々とんでもない厄介な物が出て来る事があるとの事だそうです。

この間アーサー氏は呪いのかかった「かくれん防止器」を一箱没収したそうですが死喰い人が仕掛けた物という事はほとんど間違いないんだそうです。だから今の仕事はとても大切とアーサー氏に言ってやったのだそうです。

点火プラグだとかトースターだとかのマグルのガラクタを処理できないのが寂しいなんて言うのは馬鹿げているとアーサー氏に言ってやったんだそうです。点火プラグを懐かしがるのは当然の事だとそう言ったのはハリーだ。

そうであるかのようにおばさんは厳しい目つきで話し終えたというわけです。そんなおばさんにハリーは「ウィーズリーおじさんはまだお仕事中ですか?」と訊きました。ハリーのこの問いにおばさんはこう答えたのでした。

「そうなのよ。実はちょっとだけ遅過ぎるんだけど。真夜中ごろには戻るって言っていたから」


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ダンブルドアとハリーが「隠れ穴」の台所に入るとそこには夜遅いのにウィーズリーおばさんの他にニンファドーラ・トンクスがいました。トンクスに続いてダンブルドアもまた魔法大臣ルーファス・スクリムジョールと会わなくてはならないと言って帰ってしまい・・・(全3項目)

3-1.台所にいたのは?
ハリーとダンブルドアは「隠れ穴」の裏口に近づきました。いつものように古いゴム長靴や錆びた大鍋が周りに散らかっています。遠くの鳥小屋からは鶏の低い眠そうな鳴き声が聞こえて来ました。そこでだったんですよね。

ダンブルドアが三度扉を叩くと台所の窓越しに中で急に何かが動くのがハリーの目に入って神経質な声が「誰?」と訊いた後「名を名乗りなさい!」と言いました。ハリーはそれがウィーズリーおばさんの声だと判りました。

「わしじゃダンブルドアじゃよ。ハリーを連れておる」

ダンブルドアがこう言うと即座に扉が開き着古した緑の部屋着姿のウィーズリーおばさんが立っていて「ハリーまあ!全くアルバスったらドキッとしたわ。明け方前には着かないっておっしゃったのに!」と言ったのでした。

「運が良かったのじゃ。スラグホーンはわしが思ったよりずっと説得し易かったのでな。もちろんハリーのお手柄じゃ。ああこれはニンファドーラ!」

ハリーが見回すとこんな遅い時間なのにウィーズリーおばさんは1人ではありませんでした。くすんだ茶色の髪にハート形の蒼白い顔をしたニンファドーラ・トンクスが大きなマグを両手に挟んでテーブル脇に座っていました。

トンクスはダンブルドアに「こんばんは先生」と挨拶すると今度はハリーに「ようハリー」と挨拶をしてハリーは「やあトンクス」と挨拶を返しました。ハリーはトンクスがやつれたように感じました。病気かもしれません。

無理をして笑っているようでしたが見た目にはいつもの風船ガムピンクの髪をしていないので間違いなく色褪せています。するとトンクスは「私もう帰るわ」と短くそう言うと立ち上がってマントを肩に巻きつけたのでした。


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「隠れ穴」に到着するとダンブルドアは2人だけで話がしたいと言ってハリーをウィーズリー家の箒小屋に導き入れました。そしてハリーに対して思わぬ申し入れをして来たのでした。それは自分の個人教授を受けて欲しいという事だったんですよね。(全3項目)

3-1.密接に関連する問題
バーノン叔父さんやおそらくはハリーの名付け親だという事も知らないスラグホーンとは違いダンブルドアは「この事を口にするのを許して欲しいのじゃが」と前置きして最大限の配慮をしてシリウスの名前を口にしました。

「シリウスはそれまで君が知らなかった多くのものを体現しておった。それを失う事は当然大きな痛手じゃ」

ダンブルドアは優しくこう言いました。ここでハリーが口を挟んで「でもダーズリーの所にいる間に僕判ったんです。閉じこもっていては駄目だって-神経が参っちゃいけないって」と言いました。声が段々力強くなりました。

「シリウスはそんな事を望まなかったはずです。それにどっちみち人生は短いんだ。マダム・ボーンズもエメリーン・バンスも。次は僕かもしれない。そうでしょう?でももしそうなら」

ハリーは今度はまっすぐ杖明かりに輝くダンブルドアの青い目を見詰めながら激しい口調で「僕は必ずできるだけ多くの死喰い人を道連れにします。それに僕の力が及ぶならヴォルデモートも」とそう言ったというわけです。

「父君・母君の息子らしい言葉じゃ。そして真にシリウスの名付け子じゃ!」

こう言うとダンブルドアは満足気にハリーの背中を叩きました。そして「君に脱帽じゃ-蜘蛛を浴びせかける事にならなければ本当に帽子を脱ぐ所じゃが」と言いました。それからダンブルドアはハリーにこう言って来ました。

「さてハリーよ密接に関連する問題なのじゃが。君はこの二週間日刊予言者新聞を取っておったと思うが?」

「はい」と答えながらハリーの心臓の鼓動が少し早くなりました。


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ハリーとダンブルドアが居間を出て2人が玄関口まで来た時でした。後ろから「判った判った。引き受ける!」と叫ぶ声が聞こえスラグホーンはホグワーツの教壇に復帰する事になりました。再び来た道を戻る道すがらでハリーはダンブルドアからスラグホーンについての話を聞く事となり・・・(全3項目)

3-1.玄関口まで来た所で
スラグホーンが仮住まいをしているマグルの家をお暇する事になりダンブルドアは「ではさらばじゃ」と言いハリーは「さようなら」と言って別れの挨拶をすると2人は居間を出ました。そして玄関口まで行ったその時でした。

後ろから「判った判った。引き受ける!」と叫ぶ声が聞こえダンブルドアが振り返るとスラグホーンが居間の出口に息を切らせて立っていました。ダンブルドアが「引退生活から出て来るのかね?」と訊いたというわけです。

「そうだそうだ。馬鹿な事に違いない。しかしそうだ」

スラグホーンが急き込んでこう答えダンブルドアは「素晴らしい事じゃ」と言うと笑顔を見せてスラグホーンに「ではホラス。9月1日にお会いしましょうぞ」と言ってスラグホーンは「ああそういう事になる」と唸りました。

ダンブルドアとハリーが庭の小道に出た時にスラグホーンが「ダンブルドア給料は上げてくれるんだろうな!」と言う声が追いかけて来ました。スラグホーンにそう言われて今度はダンブルドアがクスクスと笑う番でした。

門の扉が2人の背後で音を立てて閉まり暗闇と渦巻く霧の中ハリーとダンブルドアは元来た坂道を下って行きました。ダンブルドアは「よくやったハリー」と言いましたがハリーは驚いて「僕何にもしてません」と言いました。

「いいやしたとも。ホグワーツに戻ればどんなに得る所が大きいかを君はまさに自分の身をもってホラスに示したのじゃ」

ダンブルドアはこう言ってハリーをねぎらうと続けて「ホラスの事は気に入ったかね?」と尋ねて来ました。ハリーは「あ」と言ったきり言葉が続きませんでした。好きかどうかがハリーには分らなかったからなんですよね。


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突然ダンブルドアが立ち上がって部屋を出て行き居間はハリーとスラグホーンの2人になりました。するとスラグホーンはハリーが座っている椅子の脇にある暖炉の所に来て尻を暖め始めました。そしてハリーと話している内にスラグホーンはどうやら気持ちが揺らいで来たようで・・・(全3項目)

3-1.熱狂的な収集家?
突然スラグホーンの口からシリウスの名前が出てハリーは負ったばかりの心の傷に追い打ちをかけられる事となってしまいました。そのためシリウスが父親の大の親友と言われても知っていますと言い返す事すらできません。

弟のレギュラスが入学して来た時は獲得したができれば一揃い欲しかった。オークションで競り負けた熱狂的な蒐集家のような言い方でした。どうもそう言いながらスラグホーンは思い出に耽っているようだったんですよね。

スラグホーンはその場でのろのろと体を回して暖炉の熱が尻全体に行き渡るようにしながら反対側の壁を見詰めました。今度はスラグホーンはハリーに向かって母リリーの事をこんな風に言って来たというわけなんですよね。

「言うまでもなく君の母親はマグル生まれだった。そうと知った時には信じられなかったね。絶対に純血だと思った。それほど優秀だった」

こう言うスラグホーンにハリーは「僕の友達にもマグル生まれが1人います。しかも学年で一番の女性です」と反論しました。するとスラグホーンは「時々そういう事が起こるのは不思議だ。そうだろう?」と訊いて来ました。

ハリーは冷たく「別に」と答えました。スラグホーンは驚いてハリーを見下ろすと「私が偏見を持っているなどと思ってはいかんぞ!」と言いました。そして「いやいやいーや!」と言ったその後にこう言って来たのでした。

君の母親は今までで一番気に入った生徒の1人だったとたった今言ったはずだ!それにダーク・クレスウェルもいる。彼女つまりハリーの母リリーの下の学年だがマグル生まれで今では小鬼連絡室の室長になっているそうです。

非常に才能のある学生で今でもグリンゴッツの出来事に関し素晴らしい内部情報をよこすんだそうです。スラグホーンは今度は弾むように体を上下に揺らしながら満足気な笑みを浮かべずらりと並ぶ写真立てを指差しました。

ドレッサーの上の輝く写真立てです。それぞれの額の中で小さな写真の主が動いていたのでした。


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ダンブルドアはスラグホーンに「侵入者避けのこれだけの予防線は死喰い人のためかね?それともわしのためかね?」と訊きましたがどうやら死喰い人とダンブルドアの両方のようです。するとダンブルドアは意外な手に打って出て来ました。それはトイレに行くと称して・・・(全3項目)

3-1.部屋を見回してみると
ダンブルドアにハリーの来訪を知ったのは3分ではなくて2分前だったんだそうです。風呂に入っていて「侵入者避け」が鳴るのが聞こえなかったそうです。再び我に返ったようにスラグホーンは厳しい口調でこう言いました。

「アルバス私が老人である事実は変わらん。静かな生活と多少の人生の快楽を勝ち得た疲れた年寄りだ」

ハリーは部屋を見回しながら確かにそういうものを勝ち得ているとそう思いました。ごちゃごちゃした息が詰まるような部屋ではありましたが快適ではないとは誰も言わないだろう。ふかふかの椅子や足載せ台がありました。

飲み物や本にチョコレートの箱やふっくらしたクッション。誰が住んでいるのかを知らなかったらハリーはきっと金持ちの小うるさい一人者の老婦人が住んでいると思ったでしょう。でもダンブルドアはこう言ったのでした。

「ホラス。君はまだわしほどの歳ではない」

スラグホーンはぶっきらぼうに「まあ君自身もそろそろ引退を考えるべきだろう。昔のような反射神経ではないらしいな」と言いました。淡いスグリ色の目は既にダンブルドアの傷ついた手を捕えていたからというわけです。

ダンブルドアは落ち着いて「まさにその通りじゃ」と言いながら袖を振るようにして黒く焼け焦げた指の先を露わにしました。一目見てハリーは首の後ろに戦慄が走りました。ダンブルドアはスラグホーンにこう言いました。

「確かにわしは昔より遅くなった。しかしまた一方」

ダンブルドアは肩をすくめ歳の功はあるものという風に両手を広げました。すると傷ついていない左手に以前は見た事のない金細工と思われる相当不器用に作られた大ぶりの指輪が嵌められているのにハリーは気づきました。

真ん中に亀裂の入った黒いどっしりした石が嵌め込まれています。スラグホーンも暫く指輪に目を止めましたが僅かに顔をしかめて禿げ上がった額に一瞬だけ皺が寄るのをハリーは見ました。


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居間に入って行くと乱暴狼藉の跡が目に飛び込んで来ました。例のかのダンブルドアの古い同僚はどこかに連れ去られてしまったのか?ハリーはそう思いましたが実はその人物はいたのです。ダンブルドアは突然さっと身を翻(ひるがえ)すと杖の先をハリーが思ってもみなかった意外な所に・・・(全3項目)

3-1.驚くハリー
ハリーの「ではその人は?」の問いにダンブルドアは「まだそのあたりにいるとな?その通りじゃ」と答えると突然さっと身を翻(ひるがえ)して膨れ過ぎた肘掛椅子のクッションへと杖の先を突っ込んだというわけですよね。

すると何と肘掛椅子が「痛い!」と叫んでダンブルドアは体を起こしながら椅子に向かって「こんばんはホラス」と挨拶するではありませんか。ハリーは唖然として口を開けました。今の今まで椅子があったその場所でした。

そこに堂々と太った禿の老人がうずくまり下っ腹をさすりながら涙目で恨みがましくダンブルドアを見上げているのです。男はよいしょと立ち上がりながら声を荒げて「そんなに強く杖で突く必要はなかろう」と言いました。

そして「痛かったぞ」とも言いました。飛び出した目と堂々たる銀色のセイウチ髭にライラック色の絹のパジャマを着てその上には栗色のビロードの輝くボタンのついた上着姿でした。頭には髪の毛は全くありませんでした。

その頭に杖灯りが反射しました。その背丈はダンブルドアの顎にも届かないくらいでした。まだ下腹をさすりながらよろよろと立ち上がった男が呻くように「何でバレた?」と言いました。肘掛椅子のふりをしていたのです。

それを見破られたばかりにしては見事なほどに恥じ入る様子がありません。ダンブルドアは「親愛なるホラスよ」と言いながらむしろ面白がっているように見えました。ダンブルドアはさらにはこうも言ったというわけです。

「本当に死喰い人が訪ねて来ていたのなら家の上に闇の印が出ていたはずじゃ」

ダンブルドアがホラスと呼んでいるその男はずんぐりとした手で禿げ上がった広い額をピシャリと叩くと「闇の印か」とそう呟いたというわけなんですよね。


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ダンブルドアの「付き添い姿くらまし」でハリーがやって来たのはバドリー・バーバートンという素敵な村なんだそうです。ここに来た目的はダンブルドアの古い同僚を引退生活から引きずり出しホグワーツに戻るよう説得するためなのだそうです。その古い同僚の方の家に向かいながら2人は・・・(全3項目)

3-1.古い同僚の家に向かいながら
その相手方の家に直接「姿現わし」をするのは玄関の扉を蹴破るのと同じぐらい失礼な事なんだ。入室を拒む機会を与えるのが我々魔法使いの間では礼儀という事になっている。いずれにせよ魔法界の建物はそうなっている。

それはつまりだいたいに於いて好ましからざる「姿現わし」に対して魔法で護られている。例えばホグワーツでは建物の中でも校庭でも「姿現わし」ができない。ハーマイオニー・グレンジャーがそうだと教えてくれました。

そんな話をしているとダンブルドアがハリーに「まさにその通り。また左折じゃ」と言いました。すると2人の背後で教会の時計が12時を打ちました。それなら昔の同僚をこんな遅い時間に訪問するのは失礼にならないのか?

ハリーはダンブルドアの考えを訝しく思いましたがせっかく会話が上手く成り立つようになったのでハリーにはもっと差し迫って質問をしたい事がありました。そこでハリーはダンブルドアにこう言ったというわけですよね。

「先生。日刊予言者新聞でファッジが首になったという記事を見ましたが」

今度は急な脇道を登りながらダンブルドアは「そうじゃ。後任者は君も読んだ事と思うが闇祓い局の局長だった人物でルーファス・スクリムジョールじゃ」と応えハリーは「その人。適任だと思われますか?」と訊きました。

「面白い質問じゃ。確かに能力はある。コーネリウスよりは意思のはっきりした強い個性を持っておる」

ダンブルドアはこう答えハリーは「ええ」と言ったその上で「でも僕が言いたいのは」と言いました。ハリーにはダンブルドアに踏み込んで言いたい事があっというわけです。しかしそれを言う事はできなかったんですよね。

ダンブルドアは君が言いたかった事は判っている。ルーファスは行動派の人間で人生の大半を闇の魔法使いと戦って来たのだからヴォルデモートを過小評価はしていないとそう言いました。ハリーは言葉の続きを待ちました。

しかしダンブルドアは「日刊予言者新聞」に書かれていたスクリムジョールとの意見の相違については何も言いませんでした。ハリーもその話題を追及する勇気がなかったので話題を変えて今度はこう言ったというわけです。

「それから・・・先生・・・マダム・ボーンズの事を読みました」


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やっとこさ荷造りを終えてハリーはダンブルドアとプリベット通り4番地を出ました。ハリーはダンブルドアが迎えに来てくれてもちろんうれしかったのですが手放しでうれしいというわけではありませんでした。いざ2人でプリベット通りを歩き始めてみると気詰まりな気持ちだったのです。その理由は?(全3項目)

3-1.プリベット通りの端に来ると
3日前に手紙が届いてからというものハリーは目覚めている時は一瞬も休まずダンブルドアが迎えに来てくれますようにと必死に願い続けていました。でもこうして一緒にプリベット通りを歩き始めるととても気詰まりでした。

迎えに来て欲しいと必死に願っていたのにも関わらず今こうして顔を合わせると気詰まりな思いなのはこれまでホグワーツの外でダンブルドア校長と会話らしい会話を交わした事がハリーはなかったからというわけですよね。

いつも机を挟んで話をしていたからです。その上最後に面と向かって話し合った時の記憶が蘇り気まずい思いをいやが上にも強めていました。あの時にハリーは散々怒鳴ったばかりか校長室で所狭しと暴れ回ったんですよね。

ダンブルドアが大切にしていた物を幾つか力任せに打ち砕いてしまったのです。しかしダンブルドアのほうは全くゆったりしたものでハリーに「杖を準備しておくのじゃ」と朗らかに言いハリーはこう訊いたというわけです。

「でも先生僕は学校の外で魔法を使ってはいけないのではありませんか?」

するとダンブルドアは「襲われた場合はわしが許可する。君の思いついた反対呪文や呪い返しを何なりと使うが良いぞ」と答える一方で「しかし今夜は襲われる事を心配せずとも良かろうぞ」とも言ったというわけですよね。

ハリーが「どうしてですか先生?」と訊くとダンブルドアはさらりと「わしと一緒じゃからのう」と答えました。そしてダンブルドアは「ハリーこのあたりで良かろう」と言いプリベット通りの端で急に立ち止まったのでした。

ダンブルドアは「君はまだ当然姿現わしテストに合格しておらんの?」と訊きハリーは「はい。17才にならないと駄目なのではないですか?」と訊き返してダンブルドアは「その通りじゃ」とそう答えたというわけですよね。

「それではわしの腕にしっかり掴まらねばならぬ。左腕にしてくれるかの-気づいておろうがわしの杖腕は今多少脆くなっておるのでな」

ダンブルドアがこう言いハリーはダンブルドアが差し出した左腕をしっかり掴みました。ダンブルドアは「それで良い」と言うと「さて参ろう」と言って「姿くらまし」を始めたというわけなんですよね。


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最大の懸案が片付きハリーにとっては待望の出発という事になりましたがまだ荷造りが済んでいません。するとハリーが荷造りを終えて居間に戻って来るとダンブルドアは「最後にもう1つ」と言ってダーズリー一家に話しかけました。その内容とは?(全3項目)

3-1.自分の部屋に戻って荷造り
クリーチャーはホグワーツの厨房で働いて貰う事となり姿を消してダンブルドアは「上々じゃ」と言って最後の懸案は処刑寸前にシリウスと共に逃亡したヒッポグリフのバックビークの件でしたがこれは簡単に解決しました。

バックビークはシリウスが死んた以降はハグリッドが世話をしているんだそうです。しかし今やバックビークもハリーのものなのだそうです。違った措置を取りたいのであればと言うダンブルドアにハリーはこう言いました。

「いいえハグリッドと一緒にいていいです。バックビークはそのほうがうれしいと思います」

ダンブルドアは微笑みながら「ハグリッドが大喜びするじゃろう」と言いました。バックビークに再会できハグリッドは興奮していたんだそうです。ところでバックビークについてはちょっとした変化があったのだそうです。

バックビークの安全のために暫くの間はウィザウィングズと呼ぶ事に決めたそうです。もっとも魔法省がかつて死刑宣告をしたあのヒッポグリフと気づくとは思えないので要はこれは念のための措置というわけなんですよね。

こうして話は終わってダンブルドアはハリーに「トランクは詰め終えているのかね?」と尋ねました。ハリーが「えーと」と言葉を濁すとダンブルドアは「わしが現れるかどうか疑っていたのじゃな?」と鋭く指摘しました。

ハリーは急いで「ちょっと行って-あの-仕上げして来ます」とダンブルドアに言い慌てて望遠鏡とスニーカーを拾い上げました。それから自分の部屋に戻り荷造りをしました。必要な物を探し出すのに10分少々かかりました。

やっとの事でベッドの下から「透明マント」を引っ張り出し「色変わりインク」の蓋を元通りに閉めて大鍋を詰め込んだ上から無理やりトランクの蓋を閉めました。それから片手で重いトランクを持ち上げたというわけです。

もう片方の手にはヘドウィグの籠を持ってハリーは1階に戻りましたがダンブルドアが玄関ホールで待っていてくれなかったのでハリーは落胆しました。何故ならまた居間に戻らなくてはならなかったからというわけですよね。


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一週間前にシリウスの遺言が見つかり所有物の全てをハリーに遺した。果たしてハリーはグリモールド・プレイス12番地の所有者になれるのか?すると何とダンブルドアが「幸いな事に1つ簡単なテストがある」とそう言うのです。そこで居間に姿を現したのが・・・(全3項目)

3-1.あの屋敷の所有権の行方
一週間前にシリウスの遺言が見つかって所有物の全てをハリーに遺した。ただしグリモールド・プレイス12番地についてはブラック家の伝統で代々ブラック姓の直系の男子に引き継がれる決まりになっていたので問題になる。

本来あの屋敷を引き継ぐべき弟のレギュラスが先に亡くなってシリウスはその系譜の最後の者だった。遺言でシリウスはあの家をハリーに所有して欲しいという事は明白にはなりましたがハリーが持てるかは不明だそうです。

何故ならダンブルドアによればあの屋敷に何らかの呪文や呪いがかけられていてブラック家の純血の者以外は何人も所有できないようになっていないとも限らないんだそうです。一瞬生々しい光景がハリーの心を過りました。

グリモールド・プレイス12番地のホールに掛かっていたシリウスの母親の肖像画が叫んだり怒りの唸り声を上げたりする様子です。ハリーは思わず「きっとそうなっています」と言ってダンブルドアはこう応えたんですよね。

「まことにもしそのような呪文がかけられておればあの屋敷の所有権は生存しているシリウスの親族の中で最も年長の者に移る可能性が高い。つまり従姉妹のベラトリックス・レストレンジという事じゃ」

ハリーは立ち上がりました。膝に載せていた望遠鏡とスニーカーが床を転がりました。シリウスを殺害したベラトリックス・レストレンジがあの屋敷を相続すると言われてハリーは立たずにはいられなかったというわけです。

ハリーが「そんな」と言うとダンブルドアは静かに「まあ我々も当然ベラトリックスが相続しないほうが好ましい」と言いました。しかし状況は複雑を極めているのだそうです。それはあの屋敷にかけた魔法の事だそうです。

あの場所を特定できぬように我々のほうでかけた呪文つまりは「忠誠の術」なんでしょうね。所有権がシリウスの手を離れたとなると果たして持続するかどうかは分らない。今にもベラトリックスが戸口に現れるかもしれぬ。

そのため当然状況がはっきりするまであそこを離れなくてはならなかった。だから不死鳥の騎士団はグリモールド・プレイス12番地から一時的に退去をしたというわけです。それを受けてハリーはこう訊いたというわけです。

「でも僕が屋敷を所有する事が許されるのかどうかどうやったら判るのですか?」


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手紙で知らせた通りの金曜日の午後11時にダンブルドアはハリーを迎えにプリベット通り4番地にやって来ました。ところがダンブルドアは居間へと足を踏み入れました。何でも幾つか話し合わなくてはならない事があるんだそうです。居間へと入ったダンブルドアは・・・(全3項目)

3-1.居間に
「失礼になったら申し訳ないが」と言いつつ一言一言に失礼さをちらつかせながら切り出したバーノン叔父さんに対してアルバス・ダンブルドアはこのように言葉を引き継いで重々しく文章を完結させたというわけですよね。

「しかし悲しいかな意図せざる失礼が驚くほど多いものじゃ。なれば何も言わぬが一番じゃ」

こう言った後ダンブルドアは続けて「ああこれはペチュニアとお見受けする」と言いました。台所の扉が開いてそこにペチュニア叔母さんがゴム手袋を嵌めて寝巻の上に部屋着を羽織って立っていたというわけなんですよね。

「アルバス・ダンブルドアじゃ。お手紙をやり取りいたしましたのう」

明らかに寝る前の台所徹底磨き上げの最中で叔母さんの顔にはショック以外の何も読み取れませんでした。バーノン叔父さんが紹介してくれる気配がないのでダンブルドアはこう自己紹介しました。ところがだったのでした。

爆発する手紙つまり「吼えメール」を一度送った事をペチュニア叔母さんに思い出して貰うにしてはこういう言い方は変わっているとハリーは思いました。でもペチュニア叔母さんは何も反論しなかったというわけですよね。

「そしてこちらは息子さんのダドリーじゃな?」

その時ダドリーが居間の扉から顔を覗かせました。縞のパジャマの襟から突き出したブロンドの巨大な顔は驚きと恐れで口を呆然と開けていて体のない首だけのような奇妙さでした。暫くの間ダンブルドアは黙っていました。

どうやらダーズリー一家の誰かが口を利くのかどうかを確かめているようです。僅かの間ダンブルドアは黙って待っていたものの沈黙が続いたので微笑み「わしが居間に招き入れられた事にしましょうかの?」と言いました。

ダドリーはダンブルドアが前を通り過ぎる際に慌てて道を空けました。ハリーは望遠鏡とスニーカーを引っ掴んだままで階段の最後の数段を一気に飛び下りるとダンブルドアの後に従って居間へと入ったというわけですよね。

暖炉に一番近い肘掛椅子に腰を下ろして無邪気な顔であたりを観察しているダンブルドアの姿ははなはだしく場違いでした。何故ダンブルドアはプリベット通り4番地の居間に入ったのか?ハリーは心配そうにこう訊きました。

「あの-先生出かけるんじゃありませんか?」


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この日そもそもハリーが自分の部屋の窓際に陣取ったのは3日前にハリーを迎えに行くと手紙が届いたからでした。しかしハリーは荷物をまとめていませんでした。その人物が果たして本当に来るのかと訝っていたからです。ところが11時ちょうどになると・・・(全3項目)

3-1.3日前に届いた手紙
ハリーは眠りながら唸りました。窓伝いに顔が数センチ滑り落ちて眼鏡がさらにずり落ちましたが以前目を覚ましません。何年か前にハリーが修理した目覚し時計が窓の下枠に置かれて時間を刻む大きな音を立てていました。

時計は11時1分前を指していました。そのすぐ脇には1枚の羊皮紙がハリーの疲れた手で押さえられていて斜めに細長い文字が書きつけてありました。そもそもハリーが窓際に陣取っているのはこの手紙が届いたからなのです。

実は3日前に届いた手紙なのですがハリーがそれ以来何度も読み返したので固く巻かれていた羊皮紙が今では真っ平らになっていました。その「親愛なるハリー」で始まる手紙はアルバス・ダンブルドアから届いた手紙でした。

その手紙でダンブルドアはハリーの都合さえ良ければ自分はプリベット通り4番地を金曜日の午後11時に訪ねて「隠れ穴」まで連れて行こうと思う。そこで夏休みの残りを過ごすようにとハリーに招待が来ているんだそうです。

さらにダンブルドアはハリーさえ良ければ「隠れ穴」に向かう途中で自分がやろうと思っている事を手伝って貰えばうれしい。この事はハリーに会った時にもう少し詳しく説明するとしようとそう綴っていたというわけです。

手紙の最後は「このふくろうで返信されたし。それでは金曜日に会いましょうぞ。信頼を込めて」という文言で締めくくられていました。羊皮紙が真っ平らになるほど何度も読み返したのでハリーは内容を暗記していました。

それでもこの日の夜は7時に窓際に陣取ってそれから数分おきにこの「お墨付き」つまりアルバス・ダンブルドアからの手紙をハリーはちらちらと見ていました。窓際からはプリベット通りの両端がかなりよく見えたのでした。

ダンブルドアの手紙を何度も読み返した所で意味がない事は判っていました。手紙で指示されたように配達して来たふくろうに「はい」の返事を持たせて帰したのだから今ハリーは待つより他には手段がないというわけです。

ダンブルドアは来るか来ないかのどちらかというわけです。


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アナログ時計(黒)

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トキメキぼーい

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