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ハリーたちがグリンゴッツの金庫破りをした事でハリーたちが自分の分魂箱を探し求めている事をヴォルデモートもついに知る所となりました。そしてホグワーツで雌雄を決する戦いが行われて最後にハリーとヴォルデモートが大広間で最後の対決をして・・・(全3項目)

3-1.ホグワーツの戦い
こうして改めて振り返ってみるとハリーたちの分魂箱探しの旅は8月1日に始まり9ヵ月後の翌年の5月になって一気に加速して進展したというわけです。加速をさせたのは5月にグリンゴッツの金庫破りをしたからなんですよね。

ついにハリーたち3人が分魂箱を探し求めている事をヴォルデモートが知る所となり残す1ヵ所の最後の隠し場所が「ホグワーツ」だと判りました。ハリーたちは取り急ぎホグズミードに向かって出発したというわけですよね。

ホグズミードでハリーたちは死喰い人たちが待ち構えていて吸魂鬼をけしかけられて窮地に陥りましたがアバーフォース・ダンブルドアが助けてくれてハリーたちは「ホッグズ・ヘッド」に逃げ込んで窮地を脱したのでした。

そして何とその「ホッグズ・ヘッド」に今や唯一のホグズミードとホグワーツを繋ぐ秘密の抜け道があったのです。ネビルの出迎えを受けてハリーたちはホグワーツへとヴォルデモートよりも先に入る事ができたんですよね。

ハリーたちの目的はヴォルデモートの分魂箱を探し出す事でしたがハリーたち3人以外は誰もその事を知りませんでした。つまり反ヴォルデモート派の旗頭であるハリー・ポッターがホグワーツ入りしたという事だったのです。

そのためハリーがホグワーツ入りした事で「ついに雌雄を決する戦いをする時が来た!」という機運が一気に高まりました。マクゴナガル先生は各寮の寮監の先生方を呼んで戦いをする準備を始めたというわけなんですよね。

さらにネビルがダンブルドア軍団に連絡を取り「戦いの時は来た!ホグワーツに集まれ!」と呼びかけたので「必要の部屋」はDAと不死鳥の騎士団のメンバーで一杯になりました。こうしてホグワーツの戦いは始まりました。

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アルバス・ダンブルドアから遺贈された「灯消しライター」のお陰でロンはハリーとハーマイオニーの元に戻って来る事ができました。そして事は3月に起こりました。ハリーが禁句の「ヴォルデモート」を口走ってしまいハリーたちは狼人間フェンリール・グレイバック率いる人さらい一味に捕まって・・・(全3項目)

3-1.マルフォイの館へ
ロンはアルバス・ダンブルドアから遺贈された「灯消しライター」のお陰でハリーとハーマイオニーの元に戻って来ました。そればかりか柊の木と不死鳥の尾羽根の杖を失ったハリーに代わりの杖を届けてくれたんですよね。

実はロンは「姿くらまし」した瞬間からハリーとハーマイオニーの所に戻りたかったんだそうです。しかし人さらい一味に捕まってしまい戻って来た時には既にもうハリーとハーマイオニーはいなくなっていたのだそうです。

それならロンは一体全体どうやってハリーとハーマイオニーを見つけたのか?そこで役に立ったのが「灯消しライター」だったとの事でした。そしてロンは人さらい一味の所から逃げる際に杖を2本奪ったというわけですよね。

ハリーにハーマイオニーとはぐれたその後ロンは「隠れ穴」ではなくビルとフラーの新居の「貝殻の家」に身を寄せていました。そして問題のその夜は3月でラジオ番組「ポッターウォッチ」を聞いた直後の事だったのでした。

ロンから聞いて禁句だと判っていたのにも関わらずハリーが「ヴォルデモート」と口走ってしまったのです。かけていた保護呪文が破れハリーたちは狼人間フェンリール・グレイバックが率いる人さらい一味に捕まりました。

ハーマイオニーがかけた呪いで顔が膨らんでいたので人さらい一味は当初はハリーとは気づきませんでした。しかしハーマイオニーの写真が「日刊予言者新聞」に載っていたためハリー・ポッターと気づかれてしまいました。

ところがハリーたちを捕まえた人さらい一味のリーダーが狼人間のフェンリール・グレイバックだった事が不幸中の幸いでした。フェンリール・グレイバックは少なからず魔法省に対して不信感を持っていたというわけです。

あいつらは自分の手柄にしてしまう。俺たちは何の分け前にも与れない。ロンドンの魔法省に連れて行けば手柄を横取りされてしまうとフェンリール・グレイバックはハリーを「マルフォイの館」に連れて行く事にしました。

ヴォルデモートに直接引き渡すためにです。

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ハーマイオニーはダンブルドアが分魂箱を破壊できるグリフィンドールの剣をバチルダ・バグショットに預けたのではと考えてハリーは生まれ故郷のゴドリックの谷に行く願いが実現できるとハーマイオニーの説に異議を唱えない事にしました。ところがだったんですよね。(全3項目)

3-1.ゴドリックの谷へ
ハリーはハーマイオニーにゴドリックの谷に行ってみたいと言いました。ところがグリフィンドールの剣がハリーの生まれ故郷のそのゴドリックの谷にあると考えたのは実はハーマイオニーのほうだったというわけですよね。

ダンブルドアはハリーが生まれ故郷に帰りたくなると判っていたに違いない。それにゴドリックの谷はゴドリック・グリフィンドールの生まれ故郷でだからこそ村の名前はゴドリックの谷と命名されたとの事なんだそうです。

そしてハリーがビルとフラーの結婚式でミュリエルおばさんと会ってバチルダ・バグショットがゴドリックの谷に住んでいるという話をした時でした。ハリーからその話をされてハーマイオニーは突然息を呑んだんですよね。

それは大袈裟な驚きようでハリーはテントの入口の布を押し開けている手が見えたのではと思い杖を抜いて振り返りました。しかしそこには何もなくハリーは半ば怒り半ば安堵しながら「何だよ?」と訊いたというわけです。

バチルダ・バグショットがグリフィンドールの剣を持っていたら?ダンブルドアが彼女に預けたとしたなら?ハーマイオニーにこう言われてハリーはその可能性をよく考えてみました。バチルダはもう相当の歳のはずでした。

ミュリエルおばさんによると老いぼれているのだそうです。ダンブルドアがバチルダに託しグリフィンドールの剣をゴドリックの谷に隠したという可能性はあるのだろうか?だとすればかなりな偶然に賭けたとしか思えない。

ハリーたちはテントの近くを小鬼のグリップフックが偶然通って実はグリンゴッツに預けられたグリフィンドールの剣が贋物だと知りました。つまりダンブルドアは剣が贋物だという事をハリーに明かしはしなかったのです。

それに加えてダンブルドアはバチルダ・バグショットと親交があった事すらハリーには一言も言いはしませんでした。それなのにダンブルドアがバチルダ・バグショットにグリフィンドールの剣を預けたと考えられるのか?

しかし自分の一番の願いにハーマイオニーが驚くほど積極的に賛成している今は「ダンブルドアはバチルダ・バグショットにグリフィンドールの剣を預けたのでは?」というハーマイオニーの説に異議を差し挟むべきでない。

「うんそうかもしれない!それじゃゴドリックの谷に行くね?」

だからハリーはハーマイオニーにこう言ったというわけなんですよね。

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ダンブルドア校長が死亡した事を受けてハリーは来年度は学校には戻らずヴォルデモートの分魂箱探しに専念すると決心しました。ロンとハーマイオニーもまたハリーに同行すると決めました。ビルとフラーの結婚式が死喰い人の集団に急襲されてハリーたちは式場から脱出して・・・(全3項目)

3-1.分魂箱を持ち去ったのは?
ダンブルドア校長は学期一杯かけてハリーにヴォルデモートは複数の分魂箱を作り残り「4つ」を見つけて破壊しなければヴォルデモートを真に滅ぼす事はできないと教えこの世を去って行きました。そこでだったんですよね。

ハリーは来年度は学校には戻らずヴォルデモートの分魂箱探しに専念すると決心しました。それを聞いてロンとハーマイオニーもまたハリーに同行すると決めたというわけです。ハリーたちが出発したのは8月1日の事でした。

クーデターが勃発して魔法省がヴォルデモートの手に落ちその日に執り行われたビルとフラーの結婚式が死喰い人の集団に急襲されたからでした。ハリーたちは結婚式の会場から「姿くらまし」して脱出したというわけです。

ところがトテナム・コート通りに「姿現わし」した直後にハリーたちは2人の死喰い人に出くわしました。一体全体2人の死喰い人は自分たちをどうやって見つけたのか?その事をよく考えるにはどこか安全な隠れ場所が必要だ。

ロンがそう言ってハリーが口にしたのはグリモールド・プレイス12番地でした。しかしロンとハーマイオニーは唖然としてあそこにはスネイプが入れるとハーマイオニーが反対しました。ハリーはそれを押し切ったのでした。

ところがハリーがグリモールド・プレイス12番地行きを強行した事が1つ目の分魂箱を見つける事に繋がったのです。ハリーがダンブルドアと一緒に行った海辺の洞窟の湖の中央の小島に隠されていた分魂箱は何と偽物でした。

本物の分魂箱は「R.A.B」なる人物が既に持ち去っていました。実はその人物はシリウスの弟レギュラス・ブラックで屋敷しもべ妖精のクリーチャーがグリモールド・プレイス12番地に持ち帰っていたというわけなんですよね。

ハリーたちも夏休みに滞在して12番地の掃除をしている時にその開かないロケットを手にしていました。ところがクリーチャーを呼び出して訊いてみるとヴォルデモートの分魂箱のロケットはここにはもうないのだそうです。

マンダンガス・フレッチャーが持ち去っていたのです。

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ハリーは17才の誕生日を目前に控えついにプリベット通り4番地と永遠に別れる日を迎えました。魔法省内には偽の情報を流しておいたのでヴォルデモートと死喰い人たちは今日ハリーがプリベット通り4番地を離れる事を知らないはずでした。ところがだったんですよね。(全3項目)

3-1.プリベット通り4番地を後にして
昨年の夏休みハリーはプリベット通り4番地をダンブルドア校長の「付き添い姿くらまし」で離れて「隠れ穴」へと移動しましたがダンブルドアはその際ハリーがもう一度戻る事を許して欲しいとダーズリー一家に言いました。

そのためハリーは17才の誕生日を控えるこの夏休みもプリベット通り4番地に戻って来ましたがそのダンブルドアが亡くなってしまったので当初今年はマッド・アイ・ムーディの「付き添い姿くらまし」で移動するはずでした。

しかしダーズリー一家を迎えに来たディーダラス・ディグルが手筈に若干変更があったとハリーに告げました。今年はハリーのみならずダーズリー一家も不死鳥の騎士団の保護下に入って我が家を離れる事になっていました。

そのダーズリー一家3人とハリーは三者三様の別れをする事になりました。まずバーノン叔父さんは最後の最後まで決して打ち解けず和解もせず握手はしたものの直後に腕を振り出して叔父さんは激しい葛藤と戦ったようです。

ダドリーはハリーに「お前は俺の命を救った」と言ってハリーに歩み寄りダドリーのほうから手を差し出して来て2人は握手しました。ハリーは「驚いたなぁダドリー。吸魂鬼に別な人格を吹き込まれたのか?」と言いました。

そしてバーノン叔父さんとダドリーが出て行った後ペチュニア叔母さんは立ち止って振り返りました。一瞬ハリーはペチュニア叔母さんが自分に何かを言いたいのではないかという不思議な気持ちに襲われたというわけです。

ペチュニア叔母さんは言おうか言うまいか迷っているようでした。しかしやがて頭を上げるとペチュニア叔母さんは夫と息子を追って急いで部屋を出て行ってしまったのでした。こうしてハリー1人だけが残されたんですよね。

ダーズリー一家がいなくなったプリベット通り4番地に13人もの魔法使いと魔女たちが大挙してやって来ました。ハリーは6人がポリジュース薬で自分に成り済ます「7人のハリー・ポッター作戦」で移動すをる事になりました。

マッド・アイ・ムーディの説明によれば魔法省内にはハリーは30日の夜中まではプリベット通り4番地を離れないという偽情報を流しておいたんだそうです。ただしヴォルデモートが日程を間違える事だけを当てにはできない。

万が一のためにこのあたりの空全体を2人の死喰い人にパトロールさせているに違いない。そのためのこの作戦なのだそうです。当然ハリーは絶対に駄目だと言って反対しましたが結局はこの作戦を受け入れたというわけです。

こうして7人のハリー・ポッターがプリベット通り4番地を離れて行ったというわけなんですよね。ところがでした。

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ハリーはフレッドとジョージの悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの前で偶然見かけて尾行して以来ずっと一体全体ドラコ・マルフォイは何を企んでいるのだろうと考えるようになりました。しかしハリーがそれを知った時には既にもう手遅れだったのです。(全3項目)

3-1.フレッドとジョージの店で
今にして思えばナルシッサ・ドラコ母子が週末の土曜日ではなく別の日にダイアゴン横丁に来ていればハリーは夏休みの後半をドラコ・マルフォイの事で思い悩まずに済んだというわけです。しかしまた別の問題もあります。

ダイアゴン横丁で出くわしていなければハリーはドラコ・マルフォイが何かを企んでいるという事に気がつく事はできませんでした。ハリーたち3人はマダムマルキンの洋装店でナルシッサ・ドラコ母子と偶然出会いました。

ハリーたちが店に入って行ったら2人がそこにいたのです。その後にハリーたちは1人でフレッドとジョージの悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの前を通り過ぎて行くドラコ・マルフォイを偶然見たんですよね。

ハリーたちは「透明マント」を被ってフレッドとジョージの店を出るとマルフォイを追い見つけました。マルフォイが入って行ったのは「夜の闇横丁」で唯一ハリーが入った事のある「ボージン・アンド・バークス」でした。

幸いにもロンが「伸び耳」を持っていたのでハリーたちはマルフォイと店主のボージン氏との会話を聞く事ができました。直し方を知っているのかと訊くマルフォイにボージン氏は「かもしれません」とそう答えていました。

「拝見いたしませんと何とも。店のほうにお持ちいただけませんか?」

こう言うボージン氏にマルフォイは「できない。動かすわけにはいかない。どうやるのかを教えて欲しいだけだ」と答えました。ボージン氏の声にはあまり関わりたくない雰囲気があって神経質に唇を舐めるのが見えました。

それからマルフォイはボージン氏に誰かに話したら痛い目に遭う。自分の家族と親しいフェンリール・グレイバックが時々ここに寄ってボージン氏がこの問題に十分に取り組んでいるかどうかを確かめると脅したんですよね。

ボージン氏が「そんな必要は」と言うとマルフォイは「それは僕が決める」と言いました。そして「さあもう行かなければ。それでこっちを安全に保管するのを忘れるな。あれは僕が必要になる」とボージン氏に言いました。

「そんな事はしないに決まっているだろう。馬鹿めが。そんな物を持って通りを歩いたらどういう目で見られると思うんだ?とにかく売るな」

「今お持ちになってはいかがです?」とボージン氏が言うとマルフォイはこう言いました。ボージン氏は「もちろんですとも。若様」と言うとハリーが以前に見たルシウス氏に対するのと同じぐらい深々とお辞儀をしました。

「誰にも言うなよボージン。母上も含めてだ。判ったか?」

マルフォイはこう言ってボージン氏は再びお辞儀をしながら呟くように「もちろんです。もちろんです」と答えました。マルフォイは満足気に意気揚々と店から出ました。一方ボージン氏は凍りついたように立っていました。

ねっとりとした笑いが消えて心配そうな表情でした。

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ハリーは新学期初日の9月1日に8月12日の懲戒尋問の際に魔法大臣コーネリウス・ファッジの右隣にいた魔女が教職員テーブルにいるので驚愕しました。その魔女こそが今学期「闇の魔術に対する防衛術」の教師になった魔法省の高級官僚で問題のドローレス・アンブリッジだったのです。(全3項目)

3-1.闇の魔術に対する防衛術を自習する
何でもフレッドが入手した情報によると今年度ダンブルドアは「闇の魔術に対する防衛術」の新しい先生を探すのにとても苦労をしていたんだそうです。しかしこの4年間に起こった事を考えればそれは当然というわけですね。

クィレルは死にギルデロイ・ロックハートは自分で自分に「忘却術」をかけて記憶を失いリーマス・ルーピンはスネイプに狼人間だという事を暴露されて辞職する事になったという事でどの先生方も散々な目に遭ったのです。

昨年度のマッド・アイ・ムーディもまた9ヵ月間に渡って自分のトランクに閉じ込められていたという事でしたが新学期初日にハリーは教職員テーブルに8月12日に魔法省で行われた懲戒尋問で見た魔女がいて驚愕したのでした。

今年度の「闇の魔術に対する防衛術」の新しい先生は魔法省の高級官僚のドローレス・アンブリッジでその授業内容は一切杖を使わずウィルバート・スリンクハード著の「防衛術の理論」という本を読むだけだったのでした。

何でもシリウスが教えてくれた魔法省内部からの情報によれば魔法大臣コーネリウス・ファッジはホグワーツの生徒たちに闘う訓練をさせたくない。それはダンブルドアに対し日に日に被害妄想になっているからだそうです。

ダンブルドアが私設軍団を組織して魔法省と抗争するつもりだと思っている。だからアンブリッジは授業で生徒に杖を使わせずつまらない教科書を読ませているというわけですね。これにハーマイオニーが激怒したのでした。

よりによって自分たちが「O.W.L(ふくろう)試験」を受ける年度にダンブルドアは何故あんなひどい最低の教師が教える事を許したのかとハーマイオニーは怒りました。ところがそれには事情があったというわけなんですよね。

アンブリッジは8月30日に制定された教育令第22号によりダンブルドアが新しい「闇の魔術に対する防衛術」の教師を見つけられなかったため代わりに魔法省が任命した教師でつまりは押しつけられた先生というわけですよね。

ハリーたちはその事をアンブリッジが同僚の先生方を査察できる「ホグワーツ高等尋問官」という新しい職位に就いたという「日刊予言者新聞」の記事で知ったのでした。そこでハーマイオニーは思い立ったというわけです。

それは「闇の魔術に対する防衛術」を自習するという事です。

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ハリーが4年生になったこの年度には百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事になりました。今回に限り代表選手には「17才以上」という年齢制限が設けられましたが例によって例の如くでハリーは何故だか4人目の代表選手になるというトラブルが飛び込んで来てしまい・・・(全3項目)

3-1.三大魔法学校対抗試合
ハリーはパーシーの口から「あの極秘のこと」とかチャーリーが「魔法省が解禁するまでは機密情報なんだから」とかビルが「今年は面白くなるぞ」などと言ってそれとなく何かがあるという事は聞いていたというわけです。

ウィーズリーおばさんも微笑んで「規則が変わって本当に良かったわ」などと言いハリーにロンとフレッドとジョージは一斉に「何の規則?」と訊いたのでした。そしてそれはおばさんの言う通りの展開になったんですよね。

ハリーにハーマイオニーとウィーズリー家のフレッドとジョージにロンとジニーは新学期初日の9月1日にダンブルドア校長の口から今学期ホグワーツで百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事を聞きました。

この行事はおよそ七百年前にホグワーツにボーバトンとダームストラングの三校の三大魔法学校の親善試合として始まったんだそうです。各校から代表選手が1人ずつ選ばれて3つの魔法競技を行い5年毎に持ち回りで開催した。

若い魔法使いに魔女たちが国を越えての絆を築くにはこれが最も優れた方法だと衆目の一致する所だったのだそうです。ただ夥しい数の死者が出るに至って中止されてしまいそのため百年以上も途切れていたというわけです。

何世紀にも渡って再開しようと幾度も試みたがどれも成功しなかった。しかしながら我が国の「国際魔法協力部」と「魔法ゲーム・スポーツ部」が今こそ再開の時は熟したと判断して今回復活開催される事になったそうです。

今年度復活開催される三校対抗試合は1人たりとも代表選手が死の危険にさらされないようにするために関係者各位がこの一夏かけて一意専心取り組んだんだそうです。この三校対抗試合は10月に始まるとの事なのだそうです。

ボーバトンとダームストラングの校長が代表選手の最終候補生を連れてホグワーツに来校しハロウィンつまりは10月31日に3人の代表選手の選考が行われ優勝杯に学校の栄誉を賭けて戦うのに誰が最も相応しいかが選ばれる。

公明正大なる審査員が代表選手を決めるとの事でした。

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ハリーの胸は憎しみで煮えくり返り恐れの欠片が入り込む余地は全くなくシリウス・ブラックに飛びかかったというわけです。しかし何故か杖を取り戻してもハリーの杖腕は微動だにしませんでした。するとそこにハリーたちを追って「叫びの屋敷」にやって来たのは・・・・(全3項目)

3-1.そこに現れたのは?
「君なら友を助けに来ると思った。君の父親も私のためにそうしたに違いない。君は勇敢だ。先生の助けを求めなかった。有り難い。そのほうがずっと事は楽だ」シリウス・ブラックがまずこう話しかけたのはハリーでした。

シリウス・ブラックのこの言葉がハリーにはまるで大声で叫んだかのように鳴り響きました。ハリーの胸は憎しみで煮えくり返り恐れの欠片が入り込む余地もなくハリーはシリウス・ブラックに飛びかかったというわけです。

魔法を忘れ果て自分が痩せて背の低い13才である事も忘れ果て相手のシリウス・ブラックが背の高い大人の男である事まで忘れ果てていたというわけです。大乱闘の末にハリーはシリウス・ブラックから杖を取り戻しました。

ハリーはシリウス・ブラックに馬乗りになるような位置で止まりました。ハリーはシリウス・ブラックを見下ろしました。お前は自分の両親を殺害した。こう言うハリーの声は少し震えていましたが杖腕は微動だにしません。

ハリーが攻撃を逡巡している内に今度はクルックシャンクスがシリウス・ブラックの胸の上へと陣取りました。心臓の真上です。シリウス・ブラックは目を瞬いてクルックシャンクスを見下ろすと「どけ」と呟いたのでした。

そしてクルックシャンクスを払い除けようとしました。しかしクルックシャンクスはシリウス・ブラックのローブに爪を立て全く動きません。そうこうしている内に階下で新しい物音が聞こえて来ました。それは足音でした。

「ここよ!私たち上にいるわ-シリウス・ブラックよ-早く!」

ハーマイオニーが急にこう叫んでシリウス・ブラックは驚いて身動きしクルックシャンクスは振り落とされそうになりました。ハリーの頭の中で「やるんだ今!」と声がしました。しかしハリーは行動に出られませんでした。

赤い火花が飛び散って扉が勢いよく開きました。ハリーが振り向くと蒼白な顔で杖を構えてルーピン先生が飛び込んで来る所でした。ルーピン先生は部屋にいる4人を一通り確認するように見回すとこう叫んだというわけです。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

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9月19日の誕生日に先駆けてご両親のグレンジャー夫妻から10ガリオンのお小遣いを貰ったハーマイオニーは何とふくろうが欲しいと言い出しました。ところがそんなハーマイオニーが飼う事になったのは猫のクルックシャンクスでした。それが大波乱の3年目の幕開けという事になったんですよね。(全3項目)

3-1.ハーマイオニーの新しいペットとスキャバーズ
3年生になったハリーたち3人とハグリッドにとってこの年度はそれはもう波乱に富んだ1年間という事になりました。まずその第1の主役になったのがハーマイオニーが飼う事になった猫のクルックシャンクスというわけですね。

ハーマイオニーの誕生日は9月19日なのですがご両親のグレンジャー夫妻が自分で一足早くプレゼントを買いなさいとお小遣いを10ガリオンくれたとの事です。するとハーマイオニーは何とふくろうが欲しいとそう言うのです。

ロンのペットのネズミのスキャバーズが何やら元気がないという事でハリーたちはイーロップふくろう百貨店ではなく「魔法動物ペットショップ」に行きました。そこで出会ったのが猫のクルックシャンクスだったのでした。

店で襲いかかって来て以来クルックシャンクスは「何でここまで?」と思うほどに執拗にスキャバーズを追いかけ回しました。ハーマイオニーはそれを猫はネズミを追うものだと言って意に介さなかったというわけですよね。

ところがそれはクィディッチのグリフィンドール対レイブンクロー戦が行われる3日前の木曜日の事でした。寝室のロンのベッドのシーツに血がついていて床には長いオレンジ色の猫の毛が落ちていたというわけなんですよね。

そしてスキャバーズの姿は消えていました。ロンとハーマイオニーの意見は真っ向から対立しました。クルックシャンクスがついにスキャバーズを食ってしまったとロンはそう主張をしましたがハーマイオニーは認めません。

ハーマイオニーはクルックシャンクスがスキャバーズを食べたという証拠がない。それにオレンジ色の毛はクリスマスからずっとそこにあったのかもしれずロンはずっとクルックシャンクスに偏見を持っていたと言いました。

ハーマイオニーはロンのその偏見は「魔法動物ペットショップ」でクルックシャンクスがロンの頭に飛び降りた時からだと言うのです。実はハーマイオニーの主張が正しかった事が学期末試験最終日の夜に証明されたのです。

ハーマイオニーも驚く意外な展開が待ち受けていたんですよね。

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何故あの謎の声はハリーにだけ聞こえて他の人には聞こえなかったのか?それは声の主が蛇だったからでした。ハリーが蛇語を解し話せるからこそ聞こえたのです。そしてハーマイオニーが「秘密の部屋」の怪物の正体を突き止めて・・・(全3項目)

3-1.パーセルマウスだから聞こえた
ジャスティン・フィンチ・フレッチリーとゴーストの「ほとんど首なしニック」が同時に襲われしかもハリーは偶然その場に出くわしてしまいアーニー・マクミランから「現行犯だ!」と指差される事となってしまいました。

ところがこの2人以降は襲撃事件がぱったりと起きなくなりハリーはスリザリンの継承者は腰砕けになり「秘密の部屋」の怪物は今や静かになって再び50年の眠りについたのかもしれないとそう考えたというわけなんですよね。

そんな時にハリーは1冊の日記が捨てられているのを見つけて拾いました。日記は50年前の代物で「T.M.リドル」と名前が記されているだけで何も書かれてはいません。ハリーは2月14日にマルフォイにその日記を拾われました。

ロックハートが企画したバレンタイン・カードを配る小人がハリーのカバンを破った際に落ちたのです。ハリーはその日記をマルフォイから取り戻すため「武装解除の術」を使いました。ところがだったというわけですよね。

その日記が50年前に「秘密の部屋」を開いたのはハグリッドだと教え盗まれたと思ったら長い沈黙を破ってまたも襲撃事件が起きました。犠牲者はハーマイオニーとペネロピー・クリアウォーターという女の子だったのです。

そしてそれは学期末試験が始まる3日前です。ハリーとロンは医務室にハーマイオニーの見舞いに行き右手に握られていた紙切れを引っ張り出しました。その紙切れに「秘密の部屋」の怪物が一体何なのかが書かれていました。

「秘密の部屋」の怪物の正体は毒蛇の王バジリスクでした。ハリーがあちらこちらでその声を聞いたのは声の主が蛇でハリーが蛇語を解し話せるからハリーにだけ声が聞こえたというわけです。そういう事だったんですよね。

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実は名場面集でやってはいたものの正式に取り上げた事がない事が判明したので今日から3週間に渡ってやる事にしました。ハリーがこの術を知ったのは2年生で当時の「闇の魔術に対する防衛術」の教師のギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」の時でした。(全3項目)

3-1.決闘クラブで
この「武装解除の術」が初登場したのは第2巻「秘密の部屋」つまりハリーが2年生の時でその年度の「闇の魔術に対する防衛術」の教師だったギルデロイ・ロックハートが主宰した「決闘クラブ」でスネイプが使用しました。

ロックハートはきらびやかな深紫のローブ姿で後ろにいつもの黒装束のスネイプを従えて決闘クラブのために大広間に出現した金色の舞台に立つと観衆に手を振り「静粛に」と呼びかけた後こう挨拶したというわけですよね。

「皆さん集まって。さあ集まって。皆さん私がよく見えますか?私の声が聞こえますか?結構結構!」

それからロックハートはダンブルドア校長先生から自分がこの小さな「決闘クラブ」を始めるお許しをいただいたと一体全体何のためにこのクラブを始めたのかの趣旨説明をしたというわけです。こういう事なんだそうです。

「私自身が数え切れないほど経験して来たように自らを護る必要が生じた万一の場合に備えて皆さんをしっかり鍛え上げるためにです」

それからロックハートは助手のスネイプを紹介しました。ロックハートは自分と手合せをした後も皆さんの魔法薬の先生はちゃんと存在するので心配せぬようにと言いましたがこの後に惨憺たる結果が待ち受けているのです。

模範演技を見せるためロックハートとスネイプは向き合って一礼しました。ロックハートが決闘の作法を説明しながら模範演技は続き3つ数えて2人とも杖を肩より高く振り上げました。そしてスネイプがこう叫んだのでした。

「エクスペリアームス!武器よ去れ!」

目も眩むような紅の閃光が走ったかと思うとロックハートは舞台から吹き飛び後ろ向きに宙を飛んで壁に激突すると壁伝いにズルズルと滑り落ち床に無様に大の字になりました。ロックハートはふらふらと立ち上がりました。

帽子は吹き飛びカールした髪は逆立っていました。

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クィディッチ・ワールドカップの時にクラウチ・ジュニアがしたように父親のクラウチ氏もまたヴォルデモートにかけられた「服従の呪文」を破り始めました。そしてワームテールが警戒を怠ったためクラウチ氏は逃げました。ホグワーツに逃げ込んで来た父親のクラウチ氏をクラウチ・ジュニアは・・・(全3項目)

3-1.突然現れたクラウチ氏
クィディッチ・ワールドカップの決勝戦の日に続いてハリーは今度は10月30日にバーテミウス・クラウチ氏の顔を見る事になりました。百年以上ぶりに三大魔法学校対抗試合が復活開催される事に尽力をしたからだそうです。

クラウチ氏は魔法省の魔法ゲーム・スポーツ部の部長でこれもクィディッチ・ワールドカップの際に会ったルード・バグマン氏と共に三校対抗試合の審査員に加わる事になってハリーは「第1の課題」の時も顔を見たのでした。

ところがです。クリスマス・ダンスパーティの時にはクラウチ氏は姿を現さず部下のパーシー・ウィーズリーが代わりに出席しました。クラウチ氏は「第2の課題」の時も現れず代わりにパーシーが審査員を務めたんですよね。

「第2の課題」終了後ハリーたちは食料を届けにシリウスの隠れ家に行きましたがシリウスは姿を見せなくなったクラウチ氏の事をらしくない。これまでのクラウチ氏なら1日たりとも病気で欠勤したりしないと訝っていました。

ところがだったのです。そんなクラウチ氏が突然ホグワーツに姿を現しました。それは三校対抗試合の最終課題つまり「第3の課題」のちょうど1ヵ月前でした。ハリーは課題の内容を聞きにクィディッチ競技場に行きました。

説明が終わるとダームストラングの代表選手のビクトール・クラムがハリーと話したいと言うので2人は一緒にクィディッチ競技場を出て「禁じられた森」の近くの空き地で話しました。そこにクラウチ氏が姿を現したのです。

クラムの背後の木立の中で何かが動いたので「禁じられた森」にうごめく生き物についていささかの経験があるハリーは本能的にクラムの腕を掴み体の向きを変えさせました。クラムは「何だ?」とハリーに訊いて来ました。

ハリーは頭を横に振ると動きの見えた場所をじっと見ました。そしてローブに手を滑り込ませて杖を掴みました。大きな樫の木の陰から突然1人の男がよろめきながら姿を現しました。一瞬ハリーは誰なのかが分りませんでした。

そして気づきました。クラウチ氏だったのです。

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ついにその時がやって来ました。ヴォルデモートとワームテールがバーテミウス・クラウチ・ジュニアの所にやって来たのです。クラウチ氏はヴォルデモートに「服従の呪文」をかけられ今度は父親が管理される事となり父親と息子の立場は逆転して・・・(全3項目)

3-1.ヴォルデモートがやって来て
クラウチ氏がウィンキーを解雇したのはウィンキーはクラウチ氏の期待に添えなかった。クラウチ・ジュニアに杖を持たせたしもう少しで逃がす所だったからとそう解釈したようです。そしてついに来てしまったんですよね。

家にはもうバーテミウス・クラウチ父子の2人だけになりました。そしてその時にヴォルデモートがクラウチ・ジュニアを探してクラウチの家へとやって来たのでした。ヴォルデモートが到着したのはある夜の遅い時間でした。

ヴォルデモートは下僕のワームテールの腕に抱かれてやって来ました。クラウチ・ジュニアがまだ生きている事が判ったのです。ヴォルデモートはアルバニアでバーサ・ジョーキンズを捕えると拷問しました。そしてでした。

バーサ・ジョーキンズは色々とヴォルデモートに話しました。三大魔法学校対抗試合が行われる事や「闇祓い」のマッド・アイ・ムーディがホグワーツで教える事も話しました。そしてクラウチ・ジュニアの事も話しました。

ヴォルデモートはクラウチ氏がかけた「忘却呪文」さえ破るほどにバーサ・ジョーキンズを拷問しました。そしてクラウチ氏が息子を幽閉して自分つまりヴォルデモートを探し求めないようにしていると話したんだそうです。

そこでヴォルデモートはクラウチ・ジュニアはまだ忠実な従者である。さらには多分最も忠実な従者だと判ったのだそうです。ヴォルデモートはバーサ・ジョーキンズの情報に基づいてある計画を練りました。そしてでした。

ヴォルデモートは真夜中近くにやって来てクラウチ氏が玄関に出ました。あっという間でした。クラウチ氏はヴォルデモートの「服従の呪文」にかかりました。今度は息子ではなくて父親が幽閉されて管理される立場でした。

ヴォルデモートはクラウチ氏がいつものように仕事を続け何事もなかったかのように振る舞うように服従させました。そして息子は解放されて目覚めました。クラウチ・ジュニアは再び自分を取り戻したというわけですよね。

ここ何年もなかったほどにクラウチ・ジュニアは生き生きしたというわけなんですよね。

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クラウチ氏はポリジュース薬を使って奥方と息子の姿を入れ替え息子をアズカバンから助け出しました。クラウチ・ジュニアは屋敷しもべ妖精のウィンキーが世話をして健康を取り戻しました。そのウィンキーがクラウチ氏を説き伏せてクラウチ・ジュニアはクィディッチ・ワールドカップに出かけたのですが・・・(全3項目)

3-1.ウィンキーが面倒を見て
このようにしてバーテミウス・クラウチ・ジュニアはアズカバンから助け出され自宅に隠される事となりました。クラウチ・ジュニアは屋敷しもべ妖精のウィンキーが世話をして健康を取り戻したというわけです。そしてです。

それからクラウチ・ジュニアは管理されなければなりませんでした。クラウチ氏が息子をおとなしくさせるために使ったのは「服従の呪文」でした。そして昼も夜も無理やり「透明マント」を着せさせたというわけですよね。

クラウチ・ジュニアはいつもウィンキーと一緒でした。ウィンキーがクラウチ・ジュニアを監視し同時に世話をしました。ウィンキーはクラウチ・ジュニアを哀れみました。そこでウィンキーはクラウチ氏に訴えたのでした。

ウィンキーはおとなしくしていたらその褒美として時々は気晴らしをさせるようにとクラウチ氏を説き伏せたというわけです。そうこうしている内にあの事が起きました。あの女が自宅に訪ねて来たというわけなんですよね。

魔法省の職員のバーサ・ジョーキンズがクラウチ氏のサインを貰いに書類を持ってやって来たのです。クラウチ氏は不在でした。ウィンキーが中に通して台所にいるクラウチ・ジュニアの所に戻って来ました。そしてでした。

バーサ・ジョーキンズはウィンキーがクラウチ・ジュニアに話をしているのを聞いて調べに入って来ました。そして「透明マント」に隠れているのがクラウチ・ジュニアだと十分に想像できるほどの話を聞いてしまいました。

クラウチ氏が帰るとバーサ・ジョーキンズはクラウチ氏を問い詰めました。クラウチ氏はバーサ・ジョーキンズに強力な「忘却術」をかけて実は死んだと思われていた息子が生きていて自宅に隠している事を忘れさせました。

クラウチ氏は自分がかけた「忘却術」はあまりに強過ぎてバーサ・ジョーキンズの記憶は永久に損なわれたと言ったのでした。

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先週まで第4巻「炎のゴブレット」のマクゴナガル先生を取り上げたので今週はそれに関連してバーテミウス・クラウチ父子の事を改めて取り上げる事にしました。クィディッチ・ワールドカップの時に初めて対面して何故パーシー・ウィーズリーが崇拝するのかをハリーは納得したのですが・・・(全3項目)

3-1.完璧な装い
ハリーがこのバーテミウス・クラウチ氏の名前を聞いたのはクィディッチ・ワールドカップの決勝戦を観戦するために2年ぶりに「隠れ穴」に滞在した時でした。魔法省に就職したパーシー・ウィーズリーの上司だったのです。

パーシーは魔法省に就職すると「国際魔法協力部」という部署に配属されました。ここの部長がクラウチ氏でした。それはもう凄まじいばかりの惚れ込みようで口を開けばクラウチ氏の名前が出て来るという感じだそうです。

ロンに言わせればパーシーとクラウチ氏は近い内に婚約発表をするんだそうです。そしてハリーは「隠れ穴」に入った翌日にクィディッチ・ワールドカップの観戦のために移動した先のキャンプ場で初めて会ったんですよね。

クラウチ氏は焚き火のそばに「姿現わし」して来ました。クラウチ氏はしゃきっと背筋を伸ばし非の打ち所のない背広にネクタイ姿で短い銀髪の分け目は不自然なまでにまっすぐで口髭は定規を当てて刈り込んだようでした。

靴は磨き上げられて輝いていました。一目見てハリーはパーシーが何故このクラウチ氏を崇拝しているのかが判りました。パーシーは規則を厳密に守る事が大切だと固く信じているからこのクラウチ氏を崇拝しているのです。

クラウチ氏はマグルの服装に関する規則を完璧に守っていました。銀行の頭取だと言っても通用したでしょう。このクラウチ氏ならバーノン叔父さんでさえも魔法使いだと見抜けないだろうとハリーは思ったというわけです。

クラウチ氏はアーサー氏にアリ・バシールが空飛ぶ絨毯の輸入禁止の事で話したいと言って来ると言いました。しかしイギリスでは絨毯は「魔法をかけてはいけない物品登録簿」に載っていてマグルの製品と定義されている。

でも言って判る相手かねとアーサー氏が言うとクラウチ氏は「駄目だろう。我が国に輸出したくて必死だから」と応えました。クラウチ氏によればアリは家族用乗り物として市場に入り込む余地があると考えているそうです。

「私の祖父が12人乗りのアクスミンスター織の絨毯を持っていた-しかしもちろん絨毯が禁止になる前だがね」

クラウチ氏はこう言いました。その言い方はまるでクラウチ氏の先祖が皆厳格に法を遵守した事に毛ほども疑いを持たれたくないといった感じだったんですよね。

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