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この世で一番嫌いな男つまりロンの父親のアーサー氏をこき下ろす記事が日刊予言者新聞に掲載されたため気分は最高潮に達したドラコだったのですが、ロンを挑発したつもりが逆にハリーに挑発されてムーディから痛いしっぺ返しを食らうことになってしまったのでした。その結果ドラコは?(全3項目)

3-1.純白のケナガイタチ
ハリーが急いで振り返るとマッド・アイ・ムーディが大理石の階段を下りて来る所でした。ついさっきまでいたドラコの姿は見当たらず代わりにいたのは純白のケナガイタチでした。ムーディはその白いケナガイタチに・・・

杖を突きつけていました。白イタチは震えていました。玄関ホールには恐怖の沈黙が流れムーディ以外は身動き1つしませんでした。ムーディは低く押し殺したような声でハリーに「やられたかね?」と言って来たのでした。

ハリーが「いいえ外れました」と答えると突然ムーディが「触るな!」と叫ぶのでハリーは面食らったのでした。するとムーディは「お前ではない。あいつだ!」と言って親指で背後にいるクラッブを指差したのでした。

ムーディの動く目はどうやら魔力を持ち背後が見えるようでした。白ケナガイタチを拾い上げようとしていたクラッブは「その場」に凍りついたのでした。ムーディが近づくと白イタチはキーキーと怯えた声を出しながら・・・

地下牢のほうに逃げようとしましたが、ムーディは「そうはさせんぞ!」と吼えて杖を再び白ケナガイタチに向けたのでした。白イタチは空中に2~3メートル飛び上がってバシッと床に落ち反動でまた跳ね上がったのでした。

ムーディは「敵が後ろを見せた時に襲う奴は気にくわん」とか「鼻持ちならない臆病で下劣な行為だ」などと言いながら白ケナガイタチに攻撃を加えたのでした。白イタチは何度も何度も床にぶつかっては跳ね上がり・・・

苦痛にキーキー鳴きながら上がる毎に高く跳ねていったのでした。なす術もなくケナガイタチは脚や尻尾をばたつかせながら跳ね上がり続けたのでした。そしてムーディはイタチが石畳にぶつかって跳ね上がるたびに・・・

一語一語を打ち込んだのでした。

「2度と・・・こんな・・・ことは・・・するな」

3-2.これが教育?
すると「ムーディ先生!」とショックを受けたような声が聞こえて来てマクゴナガル先生が腕一杯に本を抱えて現れたのでした。ムーディは白イタチをますます高く跳ね飛ばしながら落ち着き払った声で挨拶したのでした。

マクゴナガル先生は空中に跳ね上がる白イタチを目で追いながら「何をなさっているのですか?」とムーディに訊いたのでした。その問いにムーディは「教育だ」と答えたのでした。それは「生徒なのですか?」と驚き・・・

ショックの余りマクゴナガル先生の腕からは本がボロボロとこぼれ落ちていったのでした。マクゴナガル先生が「そんな!」と叫んで杖を取り出し次の瞬間には「バシッ!」と大きな音を立てて現れたがドラコだったのです。

今や顔は燃えるように紅潮し滑らかなブロンドの髪がバラバラとその顔にかかり床に這いつくばっていました。ドラコは引きつった顔で立ち上がったのでした。マクゴナガル先生は困り果てたような表情を浮かべながら・・・

ムーディに「本校では懲罰に変身術を使うことは絶対ありません!」と言ったのでした。ダンブルドア校長がそうお話したはずですがとマクゴナガル先生が言うとムーディは「そんな話をしたかもしれん」と言ったのでした。

そう言いつつムーディは「そんなことはどうでもよい」といった感じで「自分の考えでは一番厳しいショックで」と言いかけるとマクゴナガル先生は「本校では居残り罰を与えるだけです!」とムーディに反論したのでした。

そうでなければ規則を破った生徒が属する寮の寮監に話をするものだとマクゴナガル先生が付け加えると、ムーディはドラコを嫌悪の眼差しで睨みながら「それではそうすることにしよう」と言ったのでした。するとドラコは?

ドラコは痛みと屈辱で薄青い目をまだ潤ませていましたがムーディを憎らしげに見上げて何事か呟いたのでした。それに対してムーディは「わしはお前の親父殿を昔から知っているぞ」と言った後にこう付け加えたのでした。

「親父に言っておけ。ムーディが息子から目を離さんぞとな。わしがそう言ったと伝えろ」そう言うとムーディは「お前の寮監は確かスネイプだったな?」と言ってドラコの二の腕をむんずと掴むとスネイプがいるはずの・・・

地下牢へと向かって行ったのでした。

3-3.瞑想に耽るロン
ドラコとムーディのただならぬ雰囲気を感じ取ってマクゴナガル先生はしばらくの間は心配そうに2人の後ろ姿を見つめていましたが「大丈夫だ」と判断した後は落ちた本を杖で拾い上げると自分の部屋に向かったのでした。

「僕に話しかけないでくれ」

グリフィンドールのテーブルに着くとロンがこう言うのでハーマイオニーが「どうして?」と訊くとロンは「あれを永久に僕の記憶に焼き付けておきたいからさ」と言ったのでした。ロンは目を閉じ瞑想に耽るかのように・・・

「ドラコ・マルフォイ。驚異の弾むケナガイタチ」

ハリーもハーマイオニーも笑いそしてさらに周囲からも今しがた起こった出来事を興奮して話しているのが聞こえて来たのでした。しかしそんなロンの高揚した気持ちはハーマイオニーの次の言葉で消え去ってしまったのでした。

「だけどあれじゃ本当にマルフォイを怪我させてたかもしれないわ」

「マクゴナガル先生が止めてくださったから良かったのよ」

こんなハーマイオニーの言葉を聞いてロンは目をバッチリと開けて「君ったら僕の生涯最良の時を台無しにしてくれるぜ!」と憤慨して言ったのでした。しかしハーマイオニーは「付き合いきれないわ」といった感じで・・・

怒るロンを無視してビーフシチューを食べ続けていたのでした。

今日の最後に
そんなわけでマッド・アイ・ムーディに純白のケナガイタチに変身させられたドラコだったのですが、ドラコにとっては屈辱の極みといった感じで「この出来事」が今学期一杯ドラコに重くのしかかることになったのです。

「ここぞ!」という時に持ち出され従いたくないことに従わされたり怯えたりしなくてはならなくなったというわけなんですよね。
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