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最初の2年間というものは屋敷しもべ妖精のことに関しては言うこと成すことの全てが裏目に出てしまっていたハーマイオニーだったのですが、ようやく実を結び始めたのは最終学年の年度になってからのことだったのです。やっとこさ「屋敷しもべ妖精のために頑張っていたのよ!」と胸を張れるようになったのです。(全3項目)

3-1.再びすれ違う思い
ハーマイオニーはどうやら夏休みに入った直後に「そのアイデア」を思いつき準備を進めていたようです。学期初日ハーマイオニーはカバンから何やら妙な形の毛糸編みを2つ出して来て暖炉脇のテーブルに置いたのでした。

そしてくしゃくしゃになった羊皮紙の切れ端2~3枚などでそれを覆って隠したのでした。ロンが「何をおっぱじめたんだ?」と正気を疑うような目をして訊くとハーマイオニーは「屋敷しもべ妖精の帽子よ」と答えたのでした。

ロンは「しもべ妖精の帽子を置いとくのか?」と訊いた後さらに「ゴミくずで隠しているのか?」とも訊いたのでした。ハーマイオニーは挑戦するように「そうよ」と答えましたがロンは「そりゃないぜ」と怒ったのでした。

ロンは「連中を騙して帽子を拾わせようとしている。自由になりたがっていないのに自由にしようとしているんだ」と抗議しましたが、ハーマイオニーは「もちろん自由になりたがっているわ!」と反論した後ロンに・・・

「絶対帽子に触っちゃダメよ!」と言って寝室に行ってしまったのでした。翌日の朝大広間で会ったハーマイオニーが何だかうれしそうなのでロンが「何がそんなに幸せなのか?」と訊くとハーマイオニーはロンに・・・

「帽子がなくなっているわ。しもべ妖精はやっぱり自由が欲しいのよ」と答えたのでした。ところが「実はホグワーツの屋敷しもべ妖精は自由になどなりたがっていない」ということをハリーが知ることになったのでした。

それはある晩ハリーが談話室で眠り込んでしまった時でした。ハリーがふと起こしてくれたドビーを見ると数え切れないほどのソックスを履いているのに気づいたのでした。お陰で足が体と不釣合いに大きく見えたのでした。

「君はハーマイオニーの置いていった服を全部取っていたの?」

そう訊ねるハリーにドビーはウィンキーにも少し分けてあげたと言った後「もう誰もグリフィンドール塔をお掃除しようとしないのでございます」とも言ったのでした。それは帽子や靴下があちこちに隠してあるから・・・

だからホグワーツの屋敷しもべ妖精たちは侮辱されたと思っているのだそうです。ハーマイオニーの取った措置は結果としてドビー1人に負担のしわ寄せを強いることになってしまっていたというわけなんですよね。

またしてもハーマイオニーの取った行動は空回りに終わってしまったというわけなんですよね。

3-2.クリーチャー改心!
そんなこんなでハーマイオニーの取った行動や措置は全て裏目に出てしまっていたというわけなんですが、ようやく「諦めないでいて良かった!」と思えるようになったのは最終学年の年度になってからのことだったのです。

「レギュラスは考えが変わった。でもね、それをクリーチャーに説明したとは思えない。私には何故だか判るような気がする。クリーチャーもレギュラスの家族も全員昔からのやり方を守っていたほうが安全だったのよ」

ハーマイオニーの必死の訴えがクリーチャーの心を揺り動かしクリーチャーを思う気持ちをクリーチャー自身もようやく理解したようです。ハリーに「マンダンガス・フレッチャーを探して来て欲しい」と頼まれて・・・

「マンダンガス・フレッチャーを見つける?」

ハリーが「僕たちのためにやってくれるかい?」と言うとクリーチャーは頷いて立ち上がったのでした。そしてハリーは突然思いついたのでした。レギュラスがヴォルデモートへのメモを入れたあの偽の分霊箱を・・・

ハリーが「君にこれを受け取って欲しいんだ」と言ってクリーチャーの手に押し付けると、クリーチャーはレギュラスのロケットを一目見るなり衝撃と悲しみで大声を上げ再び床に突っ伏してしまったのでした。そして・・・

クリーチャーをなだめるのに優に半時間はかかったのでした。ブラック家の家宝を自分の物として贈られ感激に打ちのめされたクリーチャーはきちんと立ち上がれないほどに膝が抜けてしまっていたのです。こうして・・・

クリーチャーはハリーとロンにそれぞれ深々とお辞儀をして何と驚くことにハーマイオニーに対しても小さくおかしな痙攣をしたのでした。恭しく敬礼しようとしたのかもしれませんでした。こうしてクリーチャーは・・・

この日を境にハリーに最も忠実な屋敷しもべ妖精になったというわけなんですよね。まさに劇的な変貌を遂げたというわけです。

3-3.グリップフックの指摘を受けて・・・
こうしてものの見事にクリーチャーを翻意させることに成功したハーマイオニーだったのですが「これまで屋敷しもべ妖精のために頑張って来て本当に良かった!」と思える日がようやく訪れたというわけです。それは?

ビルとフラーの新居「貝殻の家」でグリップフックが「グリンゴッツは魔法使いの支配下に置かれ屋敷しもべ妖精は惨殺されている。それなのに杖を持つ者の中で誰が抗議をしていますか?」と言った時だったのです。

「私たちがしているわ!」

ハーマイオニーは目をキラキラさせながら背筋を伸ばし「私たちが抗議しているわ!」とグリップフックに訴えたのでした。さらにハーマイオニーはグリップフックにこうも言ったのでした。私たちは何年も前から・・・

屋敷しもべ妖精を解放したいと望んでいたしドビーを解放したのがハリーだということを「あなたは知っていた?」ともグリップフックに訴えたのでした。そして新しい体制の中では小鬼も屋敷しもべ妖精もさらには・・・

私たち「穢れた血」つまり純粋マグル出身の魔法使いや魔女も「新しい秩序の下での地位は同じなのよ」と訴えたのでした。ハーマイオニーが「諦めずに屋敷しもべ妖精のために頑張って来て良かった!」と思えた・・・

瞬間がようやく訪れたというわけなんですよね。

最後に
ハーマイオニーが「S.P.E.W」のバッジを持って初めてハグリッドの小屋に行った時ハグリッドは「そんなことをしても骨折り損だ」だからするだけ無駄だと言われて確かに最初の2年間は全く成果がありませんでした。

しかしハーマイオニーは決して諦めませんでした。その結果ハーマイオニーとさらにはハリーをも激しく嫌悪していたクリーチャーを見事に劇的に翻意させることに成功したというわけです。そのクリーチャーは・・・

ホグワーツの戦いではホグワーツの屋敷しもべ妖精を率いて戦いに参戦したのでした。ハーマイオニーは屋敷しもべ妖精に関してはまさに苦難の連続だったのですが、最後の最後にようやく実を結んだというわけなんですよね。
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