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ヴォルデモート卿が復活し5年生になったハリーはこの年度内に「3回」校長室に足を踏み入れることになったのですが3回が3回ともハリーの意思に反して来ることになってしまったんですよね。それは「何故か?」と云えばハリーが思春期で反抗期だということもあったのですが・・・(全3項目)

3-1.何故?僕を見ようとしない?
そんなわけで4年生の学期末までは校長室で会っても校長室以外の所で会っても極めて友好的だったダンブルドア校長がハリーが5年生になった途端に「何故か?」態度を一変させてしまったというわけなんですよね。

ロンもハーマイオニーも事ある毎に「ダンブルドアの所に行け!」と言ったのですが、ハリーは「ダンブルドアは忙しい」などと言って決して校長室に行こうとはしなかったのでした。ところがクリスマス休暇直前には・・・

そんなことを言ってはいられなくなったのです。ハリーが夢の中でウィーズリーおじさんが蛇に襲われる光景を見てしまったからでした。マクゴナガル先生に連れられてハリーはロンと共に校長室に駆け込んだのでした。

8月の懲戒尋問の時もそうだったのですがダンブルドアはハリーを見ようとしません。そしてダンブルドアはハリーに静かに「どんなふうに見たのかね?」と訊いたのでした。ハリーが腹立たしげに「分りません」と・・・

「そんなことどうでもいいじゃないか」と思いつつ答えるとダンブルドアはハリーに再び静かな声で「私の言ったことが分らなかったようだね」と言ったのでした。その後の奇妙な質問にハリーは唖然とさせられたのでした。

「つまり憶えておるかね?襲われたのを見ていた時。君はどの場所にいたのかね?犠牲者の脇に立っていたとか。それとも上からその場面を見下ろしていたのかね?」まるで何もかも見透かしているような的確な質問でした。

「僕が蛇でした。全部、蛇の目から見ました」

その後のダンブルドア校長はまるでハリーの答えを待っていたかのように素早く動いたのでした。ハリーはマクゴナガル先生に連れて来られて校長室に駆けつけたフレッド、ジョージ、ジニーの3人とロンと共に・・・

ダンブルドア校長の作った移動キーでロンドンのグリモールド・プレイス12番地の不死鳥の騎士団の本部に脱出したのでした。

3-2.ハリーの身代わりになって・・・
ダンブルドアが「あんな態度」では少なくとも今学期一杯は校長室に足を運ぶことはないだろうとハリーは思っていたんでしょうが、心ならずもハリーにとっては意外な形で再び校長室に来ることになってしまったのでした。

マリエッタ・エッジコムがダンブルドア軍団のことを密告してしまったためハリーはアンブリッジに連行されて再び校長室に来ることになったのです。校長室の中に入るとハリーはアンブリッジの手を振り解いたのでした。

ファッジに「どうしてここに連れて来られたか判っているだろうな?」と訊かれてハリーは挑戦的に「はい」と答えるつもりでした。ところが言葉を半分言い出しかけた所でハリーがふとダンブルドアの顔を見ると・・・

ダンブルドアは前回来た時と同様にハリーを直接には見ていませんでした。ハリーの肩越しの「ある一点」を見つめていたのでした。しかしハリーが見るとダンブルドアはほんのわずか首を横に振ったのです。そこで・・・

ハリーは言いかけていた言葉を急遽方向転換して「いいえ」と答えたのでした。ファッジは怒りでどすの利いた声で「校内で違法な学生組織が発覚したのだが」と訊いて来ましたがハリーは再びそれを否定したのでした。

そこでアンブリッジが「通報者を連れて来たほうがいいでしょう」と言ってマリエッタ・エッジコムを連れて来ました。しかしマリエッタはハーマイオニーのかけた呪いのショックでもはや一言も口が利けない状態だったのです。

代わりに説明をしたアンブリッジがハリーがホッグズ・ヘッドで開催した会合は「違法な組織に加盟するよう生徒たちを説得するためだった」と主張するのに対してダンブルドアは「思い違い」だと反論したのでした。

それは何故かと云えば?

「学生の組織を禁じた魔法省令はハリーがホグズミードで会合した2日後から発効しておる。じゃからハリーはホッグズ・ヘッドで何らの規則も破っておらんのじゃ」ダンブルドアの指摘を聞いて言葉を失う3人でしたが・・・

コーネリウス・ファッジ、ドローレス・アンブリッジ、パーシー・ウィーズリーの3人の中で一番最初に立ち直ったのはアンブリッジでした。アンブリッジは一番最初に行われた会合が違法でなくても以降のものなら・・・

既に魔法省令第24号が発効してから6ヵ月近く経っている。アンブリッジはマリエッタに首を横に振るか縦に振ればいいと言って「この6ヵ月定期的に会合が開かれたの?」と訊いたのでした。ところがマリエッタは・・・

アンブリッジの問いかけには首を横に振るばかりで、マクゴナガル先生の「この6ヵ月間、秘密の会合はなかったということですね?」という問いには明確に首を縦に振るのです。苛立つアンブリッジだったのですが・・・

そこで生徒たちがグループの名前を「ダンブルドア軍団」と命名していた所からハリーにとっては思わぬ展開となってしまったのです。ダンブルドアが目の前で名簿をひらひらさせながらファッジにこう言い放ったのでした。

「ポッター軍団ではない。ダンブルドア軍団じゃ」

ダンブルドアの意図をようやく汲み取ったハリーが「ダメです!」と叫びましたが、ダンブルドアは「静かにしないとこの校長室から出て行ってもらうことになる」とハリーの抗議を一蹴したのでした。こうして・・・

ダンブルドアはハリーが退学を免れるために自らが身代わりになってホグワーツを一時去ることとなったのでした。

3-3.シリウスが死んだ直後に・・・
耐えられない。考えたくない。我慢できない。シリウスが死んだのは全部僕のせいだ。僕がヴォルデモートの策略にはまるようなバカなまねをしなかったら。夢で見たことをあれほどまでに強く現実と思わなければ・・・

そんなハリーに校長室に戻って来たダンブルドアは「君は今や母親を、父親を、そして君にとっては初めての両親に一番近い者として慕っていた人までも失ったのじゃ。気にせぬはずがあろうか」と言ったのでした。

ダンブルドアはハリーに「君の今の気持ちを恥じる必要はない」とさらに「そのように痛みを感じることができるのが君の最大の強みじゃ」とも言ったのでした。それはハリーがまだ人間だという証だとも言ったのでした。

ヴォルデモート卿とは違って・・・

さらにダンブルドアはシリウスの死について「シリウスが死んだのはわしのせいじゃ」とさらには「それともほとんど全部わしのせいじゃと言うべきかもしれぬ」と言ったのでした。それは全責任があるなどと言ったら・・・

それは傲慢というものだからともダンブルドアは言ったのでした。ダンブルドアはシリウスが死んだのは自分が既に打ち明けていればハリーが「神秘部に行きたい!」などと思わなかったからだと言うのです。それは?

闇の帝王を打ち破る力を持った者が近づいている。七つ目の月が死ぬ時、帝王に三度抗った者たちに生まれる。そして闇の帝王はその者を自分に比肩する者として印すであろう。しかし彼は闇の帝王の知らぬ力を持つであろう。一方が他方の手にかかって死なねばならぬ。何となれば一方が生きる限り他方は生きられぬ。

こうしてハリーは自分の定められた運命を知ったというわけなんですよね。

今日の最後に
ダンブルドアはハリーに「このことを告げるチャンスは何度でもあったが今日まで引き伸ばして来た」などと言っていますが、実は当然「告げるのはシリウスが死んだ直後の5年生の年度末」と決めていたというわけです。

それはハリーが6年生になったら?
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