FC2ブログ
ハリーにとっては生まれて初めての結婚式だったのですが、パーティも佳境に入ると自分のことを息子と勘違いするほど酔っ払ったロンの親戚から逃げるため会場内を彷徨っていたハリーが巡り会ったのは騎士団のメンバーの1人のエルファイアス・ドージでした。そして2人が話していると?(全3項目)

3-1.グレゴロビッチ!
ロンがハーマイオニーを連れ出してダンスホールの渦の中に消えてしまったのでハリーは好むと好まざるとに関わらずクラムと話すことになったのでした。クラムは相変わらずゼノフィリウス氏のことを睨みつけていたのでした。

クラムの説明によるとゼノフィリウス氏が胸にぶら下げているあの三角形の印は「グリンデルバルドの印」なのだそうです。グリンデルバルドはクラムの母校のダームストラング校の壁にもあの印を彫っていたのだそうです。

ハリーはこんがらがった気持ちでした。ルーナの父親が闇の魔術の支持者などとは到底思えなかったからです。ハリーはクラムにラブグッド父娘のことを何とか理解してもらおうと2人のことを説明するにはしたのですが・・・

ハリーは2人のことを上手く説明できていないような気がしたのでした。クラムはハリーにからかわれているのかどうかを判断しかねているようでした。そしてローブから杖を取り出し太ももでトントンと叩き出した時でした。

「グレゴロビッチ!」

ハリーが17才を迎えた直後の真夜中に寝言で言っていた人物が誰だったのかを思い出したのです。それはブルガリアの杖職人でクラムの杖も作った人のことだったのです。三大魔法学校対抗試合の杖調べの時に聞いていたのです。

ハリーはロンに「グレゴロビッチが誰なのかが判った!」と話したかったのですが、ロンは引き続きフロアの真ん中でハーマイオニーと踊っていたのでハリーは金色の柱の1本に寄りかかってジニーを眺めて過ごしたのでした。

3-2.パーティも佳境に入って・・・
こうして「胸に汚らわしい印をぶら下げている」ということでゼノフィリウス氏を睨みつけていたクラムだったのですが一度だけそんなゼノフィリウス氏から目を逸らしたことがあったのです。ふと現実に引き戻されて・・・

「あの娘(こ)はとてもきれいだ」

ヴォルデモートが探していた人物がブルガリアの杖職人グレゴロビッチだと判り思いに耽っていたハリーはクラムに話しかけられて現実に引き戻され自分がどこにいるのか?を思い出したのでした。クラムが指差す方には・・・

たった今ルーナと踊り始めたジニーがいたのでした。クラムが「あの娘(こ)も君の親戚なのか?」と訊くのに対してハリーは「ああそうだ」と答えた後、急にイライラしてこうも付け加えたのでした。するとクラムの反応は?

「それにもう付き合ってる人がいる。嫉妬深いタイプだ。でかい奴だ。対抗しないほうがいいよ」

クラムは唸った後ゴブレットをあおり立ち上がりながら「僕は国際的なクィディッチ選手だ。しかし可愛い娘がみんなもう誰かのものならそんなことに何の意味がある?」と言って鼻息も荒く立ち去ったのでした。そして・・・

再びジニーを眺めると今度はジニーはフレッドとジョージの親友リー・ジョーダンと踊っていたのでした。前日にロンから「ジニーを構うな!」と言われていたのでハリーはジニーと踊ることができなかったのですが・・・

ハリーは「ロンと約束を交わしたことを恨みに思うまい」と努力し自分に言い聞かせたのでした。そうこうする内に夜になって金色の提灯が浮かべられるとパーティはますます盛り上がり歯止めが利かなくなって来たのでした。

3-3.初めて結婚式に出席して・・・
ハリーは結婚式に出席したのはこれが初めてだったので魔法界の祝い事が「マグルのとどう違うのか?」が判断できませんでしたが、ケーキのてっぺんに止まった2羽の作り物の不死鳥がケーキカットの時に飛び立つとか・・・

シャンパンボトルが客の中をふわふわ浮いているなどということはマグルの結婚式では絶対にないんだろうなと思ったのでした。そしてハリーのことを息子だと勘違いするほど酔っ払ったロンの親戚の1人から逃げようと・・・

混雑の中をあっちこっちと動き回っていたハリーはひとりぽつんと座っている老魔法使いに目を止めたのでした。何だか見たことのある顔だと散々頭を絞った挙句にハリーは「その人物が誰なのか?」を思い出したのでした。

それは不死鳥の騎士団のメンバーの1人でハリーが5年生の時にプリベット通り4番地からロンドンのグリモールド・プレイス12番地に移動する時に同行した先発護衛隊の1人だったエルファイアス・ドージだったのでした。

日刊予言者新聞に「アルバス・ダンブルドアを悼む」と題した追悼文を掲載した人だったのです。ハリーはドージに近づいて「座ってもいいですか?」と声を掛けた後そっと「僕はハリー・ポッターです」と名乗ったのでした。

ドージは息を呑んで「アーサーが君は変装して参加していると教えてくれたが」光栄じゃと喜びに胸を躍らせそわそわしながらハリーにシャンパンを注いだのでした。そしてハリーに手紙を書こうと思っていたと告げたのでした。

小さな目に涙を溢れんばかりに浮かべるドージにハリーは「あなたが日刊予言者にお書きになった追悼文を読みました。あなたがダンブルドア校長をあんなによくご存知だとは知りませんでした」と告げるとドージは・・・

ナプキンで目を拭いながら「(弟の)アバーフォースを除けば誰よりもよく知っていたし誰よりも長い付き合いだった」と答えたのでした。そしてハリーがリータ・スキーターのダンブルドアに関するインタビュー記事を・・・

「お読みになりましたか?」と訊くとドージは怒りで顔を紅潮させながら「あの女を出しゃばり婆あ呼ばわりしたら正気ではないと中傷しおった」と言ったのでした。さらにハリーがリータ・スキーターはダンブルドアが・・・

「若い時に闇の魔術に関わった」と仄めかしたと言うとドージはハリーに即座に返す言葉で「一言も信じるではない!」と言い切ったのでした。さらにドージは強気の姿勢を崩さずハリーに対してこうも言い放ったのでした。

「ハリー、一言もじゃ!君のアルバス・ダンブルドアの想い出を何物にも汚させるでないぞ!」

ドージの真剣で苦痛に満ちた顔を見てハリーは確信が持てないばかりかむしろ「やり切れない気持ち」になったのでした。確信を持ちたい!何もかも知りたいというハリーの気持をドージは理解していないようでした。すると?

2人の会話に割り込んで来たのが・・・

ミュリエル大おばさんだったのです。

今日の最後に
「それにもう付き合ってる人がいる。嫉妬深いタイプだ。でかい奴だ。対抗しないほうがいいよ」

前述のハリーのこの言葉はジニーにクラムを近づけさせないためにハリーが咄嗟に思いついて言ったというわけなんですが「物語の主人公つまりハリーがこんなあからさまな嘘をついていいのか?」という意見があるようですね。

つまり「物語の主人公にはズルをしたりサボったり嘘をついたりするなんてさせてはいけない」というわけなんですが、私はこういう言葉を敢えて平気でハリーに言わせるローリングさんは別の意味で「凄いな!」と思いますね。
Secret

TrackBackURL
→http://tokimekiboy.blog43.fc2.com/tb.php/1038-5d92659e