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唯一ゴーストのビンズ先生が教える「魔法史」は魔法界が考え出した科目の中で最もつまらないというのが衆目の一致する所でしたが、ハリーたちが2年生の時には一度だけ「ひょっとしたら役に立つのでは?」と思いかけることがあったのです。しかし結局ビンズ先生が・・・(全3項目)

3-1.ビンズ先生
知っての通りゴーストの中で唯一現職のホグワーツの教師というわけです。魔法史を教えているんですが数ある科目の中でも一番退屈な授業なのだそうです。ビンズ先生は物憂げに一本調子で授業を行うため生徒たちは・・・

名前や年号をノートに取りはしましたが悪人エメリックと奇人ウリックを取り違えてしまったりするのでした。何でもビンズ先生は昔職員室の暖炉の前で居眠りをしてしまい既にその時は相当の年だったんだそうですが・・・

翌朝起きてクラスに行く時に生身の体をそのままその場に置き去りにして来てしまったのだそうです。しわしわの骨董品のような先生で1つだけ面白いのは先生が毎回黒板を通り抜けて教室に現れることだったのだそうです。

そのため「魔法史」は魔法界が考え出した科目の中でも最もつまらないというのが衆目の一致する所でした。ビンズ先生は決して授業の形を変えず切れ目なしに講義をするので10分で強い眠気を催すこと請け合いですし・・・

暑い日には5分で確実でした。ハリーとロンは5年生まではこの科目を落第点すれすれで取って来ましたが、それはハーマイオニーが試験の前にノートを写させてくれたからでした。3人の中ではハーマイオニーだけが・・・

ビンズ先生の睡眠力に抵抗できるようでした。そんな退屈極まりないビンズ先生のクラスがその時教室に居合わせた全ての生徒たちの注目を集めるということが一度だけあったのです。仕掛け人はやはりハーマイオニーでした。

それはハリーたちが2年生の時に・・・

3-2.最初で最後?
今日も毎度お馴染みの退屈な授業でした。ビンズ先生はノートを開くと中古の電気掃除機のように一本調子の低い声で読み上げ始めたのでした。クラスのほとんど全員が催眠術にかかったかのようにぼーっとしていたのでした。

ところが・・・

授業が始まって30分も経った頃でした。今まで一度もなかったことが起きたのです。ハーマイオニーが手を挙げたのです。ハーマイオニーははっきりとした声で「秘密の部屋について何か教えて欲しい」と言ったのでした。

そんなハーマイオニーにビンズ先生は目をパチクリさせて「私がお教えしとるのは魔法史です。事実を教えとるのであり神話や伝説ではないんであります」と言って引き続きノートの続きを読み上げ始めたのですが・・・

再びハーマイオニーは手を挙げてビンズ先生に「伝説というのは必ず事実に基づいているのではありませんか?」と言って秘密の部屋の伝説の説明を求めたのでした。そう言われた時のビンズ先生の表情と来たら・・・

その驚きの表情を見てビンズ先生の授業を途中で遮る生徒は先生が生きている間も死んでからもハーマイオニーが初めての生徒だったとハリーは見抜いたのでした。そしてビンズ先生が秘密の部屋の伝説を話し始めると・・・

今やクラス全体がビンズ先生の一言一言に耳を傾けていたのでした。先生は見るともなくぼんやりと全生徒を見渡したのでした。どの顔も皆が自分を見ている。こんなに興味を示されることなど今まで一度もなかったため・・・

ビンズ先生が完全にまごついているのがハリーには判ったのでした。さらにビンズ先生がホグワーツの創設から「創始者の1人サラザール・スリザリンが隠された部屋を作ったという話がある」と話すと教室の雰囲気は・・・

その伝説によればスリザリンは「秘密の部屋」を密封しホグワーツに彼の真の継承者が現れる時までは何人もその部屋を開けることができないようにしたという。その継承者のみが「秘密の部屋」の封印を解くことができる。

そして部屋の中の恐怖を解き放ちそれを用いてこの学校から魔法を学ぶにふさわしからざる者を追放するという話があるとビンズ先生が語り終えると今までの魔法史の授業では決してなかった緊迫感に満ちた沈黙が教室を・・・

そしてこれまでの魔法史のクラスではかつてなかったほどの活発な議論と質疑応答が交わされたのでした。しかしそんな活況を呈した魔法史の授業はビンズ先生のこの一言で打ち切りということになってしまったのでした。

「以上おしまい。これは神話であります!部屋は存在しない!スリザリンが部屋どころか秘密の箒置き場さえ作った形跡はないのであります!こんなバカバカしい作り話をお聞かせしたことを悔やんでおる」そしてさらに・・・

加えてビンズ先生は「よろしければ歴史に戻ることとする。実態のある信ずるに足る検証できる事実であるところの歴史に!」と言った結果ものの5分も経たない内にクラスはいつもの無気力状態に戻ってしまったのでした。

3-3.ハリーたち3人は真の友人?
知っての通りハリーたち3人は2年生の時にはグリフィンドール塔付きのゴースト「ほとんど首なしニック」の絶命日パーティに出席したんですよね。そのことはニックにとっては「どういうことだったのか?」と云えば・・・

やはりニックにとっては「100年に一度の私が主催したパーティに出席してくれた!」ということでハリーにロンにハーマイオニーの3人はかけがえのない真の友人になったと私はそう思いますね。だからこそニックは・・・

ハリー5年生の学期最終日にはパーティへの出席を遅らせて「シリウスはどうしてゴーストになって戻って来ないのか?どうしてここはゴーストだらけにならないのか?」というハリーの疑問に答えてもくれましたし・・・

6年生の学期初日にはニックは「ハリーは選ばれし者なのか?」という話題についても「まさにそのことにつきましてはゴーストの間でさえ散々話題になっております」と言った後ハリーにこうも言っているんですよね。

「私はポッターの権威者のように思われております。私たちの親しさは知れ渡っていますからね。ただし私は霊界の者たちに君を煩わせてまで情報を聞き出すような真似はしないとはっきり宣言しております」とさらに・・・

ニックは「ハリー・ポッターは私になら全幅の信頼を置いて秘密を打ち明けることができると知っている」とゴーストたちに言ってやったんだそうです。そしてハリーの信頼を裏切るくらいなら「死を選ぶ」とまで言ったのです。

そんなニックにロンは「もう死んでるんだから大したこと言ってないじゃないか」と言ったのですが、ニックにここまで言わしめたのは没後500年の絶命日パーティに出席してもらっていることが念頭にあるというわけです。

そのことがハリー最終学年の年度には・・・

今日の最後に
ハリーたち3人にとってはニックの絶命日パーティへの出席は日付が10月の31日で学校のハロウィーン・パーティと重なったということもあってハリーはすぐに後悔することになったんですよね。さらにパーティ当日は・・・

ゴーストたちが発する冷気でメチャメチヤ寒かったですし食べる物もなくて3人とも腹ペコになってしまいましたし帰りには襲撃事件の現場に遭遇してしまったりと3人は散々な目に遭ってしまったんですよね。それが・・・

最終学年の年度には極めて意外な形でヴォルデモートの分霊箱の最後の隠し場所を知ることに繋がったというわけなんですよね。
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