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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

ハリーは当然スラグホーンが就任する教職は「闇の魔術に対する防衛術」だとばかり思っていました。ところが新学期初日には「その座」に就くのはセブルス・スネイプという驚愕の超サプライズ人事が発表されたのでした。そしてハリーが説得したスラグホーンは「魔法薬学」の教師になったのでした。(全3項目)

3-1.スラグホーン先生の初授業
このようにしてスラグホーンが久方ぶりにホグワーツの教壇に立つことになったハリー6年生の学期では、驚くべきことにスネイプが「闇の魔術に対する防衛術」の教職に就くという超サプライズ人事で幕を開けたのでした。

ハリーが説得したスラグホーンは「魔法薬学」の教師に就任しました。こうして迎えたスラグホーンの初授業ではスネイプとは趣きも雰囲気も全く異なっていて昨年度までなら到底考えられなかったことが次々と起きたのです。

ハリーたち3人が通い慣れた地下牢教室の前に並んで見回すとN・E・W・T(いもり)レベルに進んだ生徒はたったの12人しかいませんでした。スリザリンからはドラコ・マルフォイを含めた4人にレイブンクローからも4人で・・・

ハッフルパフはアーニー・マクミラン1人だけでした。地下牢の扉が開くとスラグホーンが教室に生徒たちを迎え入れたのでした。スラグホーンは特にハリーとスリザリンのブレーズ・ザビニに特別に熱い挨拶をしたのでした。

教師が変わった地下牢教室は蒸気や風変わりな臭気に満ちていました。スラグホーンが秤に魔法薬キットさらには「上級魔法薬」の本を出すよう生徒たちに呼びかけるとハリーが手を挙げたのでした。ハリーもロンも・・・

2人ともN・E・T・W(いもり)レベルに進めるとは思っていなかったため魔法薬学の教科書を買ってなかったのです。スラグホーンは「マクゴナガル先生から聞いている」と言って隅の戸棚から古い「上級魔法薬」の本を・・・

2冊引っ張り出して来て黒ずんだ秤と一緒にハリーとロンに渡したのでした。そしてスラグホーンのハリーたちに対する初授業が始まったというわけなんですが、この時ハリーが受け取った中古の「上級魔法薬」の本が・・・

半純血のプリンス手書き入りの「上級魔法薬」だったというわけです。

3-2.ハーマイオニーに30点!
教室の前に戻ったスラグホーンは「みんなに見せようと思って幾つか魔法薬を煎じておいた」と言ってスリザリンの生徒がいるテーブルから一番近い大鍋を指差して「これが何だか判る者はおるかね?」と訊いたのでした。

手を挙げる修練を十分に積んでいるハーマイオニーがスラグホーンに指名されて「真実薬」と答えたのでした。ところがそれに続いて「ポリジュース薬」に「魅惑万能薬」とハーマイオニーが連続して回答をしたため・・・

大いに感心したスラグホーンはハーマイオニーに名前を訊いたというわけです。そこでハーマイオニーが「ハーマイオニー・グレンジャーです」と答えるとスラグホーンは超一流魔法薬師協会の設立者の名前を出して・・・

「ひょっとしてヘクター・ダグワース・グレンジャーと関係はないかね?」と尋ねるとハーマイオニーは「私はマグル生まれなので関係ないと思います」と答えたのでした。そこでスラグホーンはハリーのほうを見て・・・

「ほっほう!僕の友達の1人もマグル生まれです。しかもその人は学年で一番です!察するところ、この人がハリー、まさに君の言っていた友達だね?」スラグホーンにそう問われてハリーが「そうです」と答えると・・・

スラグホーンはハーマイオニーに「20点」のボーナス点をくれたのでした。そのスラグホーンの言葉を聞いてハーマイオニーは顔を輝かせながらハリーに「私が学年で一番だって本当にそう言ったの?」と言ったのでした。

そんなハーマイオニーの反応を見てロンは「そんなに感激することか?」と言ったのでした。確かにハーマイオニーは学年で一番ですしロンだってスラグホーンに問われれば「そう答えるのに」というわけなんですよね。

こうして煎じておいた魔法薬の説明を一通り終えてスラグホーンが「実習を始めよう」と言うとアーニー・マクミランが「まだ教えてもらっていない魔法薬がある」とスラグホーンの机の上に置いてある鍋を指差したのでした。

どうやらスラグホーンは「この薬」を忘れていたわけではなく劇的な効果を狙って誰かが訊いて来るのを待っていたようでした。問われたスラグホーンは「これはフェリックス・フェリシスという薬だ」と答えたのでした。

アッと声を上げて息を呑むハーマイオニーにスラグホーンは「君はこれが何かを知っているね?」と訊いたのでした。問われたハーマイオニーは興奮気味に「幸運の液体です!人に幸運をもたらします!」と答えたのでした。

そんなハーマイオニーの言葉を聞いて地下牢教室にいた生徒全員が背筋を正したようでした。そしてスラグホーンはグリフィンドールに再び「10点」のボーナス点をくれたのです。これで合計30点ということになったのです。

スネイプの時には絶対に考えられなかったことでした。

3-3.フェリックス・フェリシスを獲得したのは?
地下牢教室の雰囲気が一変したのはスラグホーンがコルク栓をした小さなガラス瓶をポケットから取り出して生徒たちに見せた時でした。それは12時間分の幸運には十分というフェリックス・フェリシスの小瓶だったのです。

「今日の授業の褒美として提供する」

スラグホーンは急にきびきびした口調になって上級魔法薬の10ページに載っている「生ける屍の水薬」を一番上手く煎じた者が「このフェリックス・フェリシスを獲得する」と宣言したのです。その結果12人の生徒全員が・・・

誰も口を利かず秤に錘を載せるコツンコツンという音だけが聞こえて来るようになったのでした。ハリーがドラコ・マルフォイを見ると夢中で上級魔法薬の本をめくっていて何としても幸運な日が欲しいと思っているのは・・・

ドラコ・マルフォイがそう思っているのは一目瞭然でした。ハリーも急いでスラグホーンが貸してくれた中古の上級魔法薬の本を覗き込んだのでした。ところがその本の前の持ち主はページの余白一杯にぎっしりと・・・

前の持ち主がページ一杯に書き込みをしていて余白が本文と同じくらい黒々としているのにハリーは苦労させられたのでした。前の持ち主はさらに材料の欄にまでメモを書き込んだり活字を線で消したりもしていたのです。

「銀の小刀の平たい面で砕け。切るより多くの汁が出る」

前の持ち主は何故か?催眠豆の切り方にケチをつけていて別の指示を書き込んでいました。ところがハリーがその指示通りに小刀の平たい面で豆を砕くと「こんな萎びた豆のどこからこんなに大量に?」というほどの・・・

多くの汁が出て来たのです。急いで全部すくって大鍋に入れると薬はたちまち教科書通りのライラック色になったのでした。ハリーが前の所有者のことを不快に思う気持ちはこのことであっという間に吹き飛んだというわけです。

教科書の元々の指示では「薬が水のように澄んで来るまで時計と反対回りに撹拌しなければならない」でした。しかし前の所有者が追加した書き込みによると「7回撹拌するごとに1回時計回りを加える」となっていたのです。

「書き込みは2度目も正しいのだろうか?」

ハリーが息を止め思いきって時計回りの撹拌を加えると効果はたちまち現れたのでした。薬はごく淡いピンク色に変わったのです。そしてスラグホーンが終了宣言をして見事フェリックス・フェリシスを獲得した勝利者は?

ハリーだったのでした。

今日の最後に
その後の授業でもハリーは上級魔法薬の著者リバチウス・ボラージと違う指示があれば「半純血のプリンス」の指示に従い続けたのでした。するとハリーはこんなに才能のある生徒は滅多に教えたことがないとまで・・・

スラグホーンに高く評価されるようになったのです。一方ハーマイオニーのほうは頑固に公式指示なるものに従い続けていましたが毎回プリンスの指示に劣る結果になってしまったのでした。つまりこの上級魔法薬の本は?

どうやらこのリバチウス・ボラージ著の「高級魔法薬」の本はスネイプの母親の代からその内容が全く変わらないままホグワーツ指定の教科書として使われていたみたいなんですよね。私は一度本の内容を大幅に見直して・・・

大改訂をするべきじゃないか?という気がしますね。何せ公式指示に従っているとちゃんと薬ができないようですからね。(苦笑)

コメント

私もそう思ってました

「今日の最後に」に大賛成です(笑)というかこのシーンはハリポタシリーズのなかで数少ない、ん?と感じた部分でした。だって5年生の時までハーマイオニーが教科書通りに作ってうまくできていたのに、この年の教科書だけうまくいかないって変ですよね…。

この記事に関係なくて申し訳ありませんが、もう一つの腑に落ちない部分というのは「蛇語は声真似で通用するのか?」ということです。。前にも言及されていたらすみません。

2011.09.12  まちゃる  編集

はじめまして。いつも楽しく拝読しております。
当初は私も、まちゃるさんと同じように、なぜ教科書を改訂しないのか疑問に思っていました。ですが、このサイトで「ダンブルドアには予知能力がある」という見解を拝読してから、ダンブルドアが故意に教科書を改訂しなかったのでは?教科書を改訂しないよう仕向けたのでは?と考えるようになりました。とはいえ、本の中でこれに関する言及がないので正解かどうか判断するのは不可能ですが、、、。
ときめきボーイさんの鋭い洞察力には、毎度驚かされるばかりなので、是非ときめきボーイさんの見解お聞かせください!

2011.09.13  lita  編集

そう言えば・・・

まちゃるさんコメントありがとうございました!

同意見の人がいて私もうれしい限りです。ただ5年生までハーマイオニーが何のトラブルもなく魔法薬の調合ができていたのはスネイプが黒板に書いた通りにしていたからだと思います。それは公式の作り方とは限りませんからね。

確かにそう言われてみると私にも「設定上問題があるのでは?」と思うことはあります。また記事にできるようならしたいと思います。

2011.09.13  トキメキぼーい  編集

わぁ、こちらこそ共感してくださって嬉しいです。

確かにちらほら設定上の問題は存在していますね…。でもそのような部分が目立つということは、それほどハリポタという作品がよくできているという証ですよね!

2011.09.14  まちゃる  編集

なるほど!

litaさん初めまして!コメントありがとうございました!

確かに当サイトでは「ダンブルドアには予知能力がある」という見解ですが、ダンブルドアがその能力を自覚するようになったのはシビル・トレローニーが最初の予言をした時とみているので「この本」については・・・

この上級魔法薬の本については改訂をしないように仕向けたということはないと思います。ただ内容に間違いが多いのは確かだが何となくあるいは漠然と「間違いを正す気になれなかった」という感じだったんじゃないかな?と私はそう思いますね。

ただそれは十二分に考えられることだと私もそう思いますね。(笑)

2011.09.14  トキメキぼーい  編集

随分鍛えられましたからね。(笑)

まちゃるさんコメントありがとうございました!

まあ要するに私たちハリポタ読者はローリングさんのお陰で相当に観察眼を鍛えられましたからね。

だからローリングさんも他の作家以上に設定上の矛盾点を指摘されるというわけです。

それと余談ですがコメントに返事をしていたらほぼ同時刻にコメントされたのでビックリ!しました。

2011.09.15  トキメキぼーい  編集

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