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ハリポタ通の館(やかた)

ここではハリーポッター・シリーズに関する様々な情報や私の推測(妄想?)をお届けしています。毎週、日曜・月曜・水曜・木曜更新。

さて!そんなわけで初日の記事でも説明したようにクリスマス休暇明け最初の個人教授でダンブルドアから宿題を出されたハリーが魔法薬学の授業に臨んだのですが、スラグホーンの一変した態度を見てハリーは「これは一筋縄ではいかない」ということを痛感させられることになってしまったのでした。(全3項目)

3-1.ゴルパロットの第3の法則
「静かに!みんな静かにして!さあ急がないと今日はやることが沢山ある!ゴルパロットの第3の法則。誰か言える者は?ああミス・グレンジャーだね。勿論!」スラグホーンのこの言葉で始まったその日の授業では・・・

指名されたハーマイオニーが「ゴルパロットの第3の法則」を猛烈なスピードで暗誦するとスラグホーンはにっこり笑ってグリフィンドールに10点を与えたのでした。ところがその後のスラグホーンの説明がハリーには・・・

全くといっていいほど理解できなかったのです。それは他の生徒についても同様のようでハーマイオニーが席を立ってスラグホーンの机までの半分の距離を歩いた所で「自分たちも行動を開始しなければならないんだ」と・・・

気づく有り様でした。ハリーとロンにアーニー・マクミランの3人がテーブルに戻った時にはハーマイオニーは既に薬瓶の中身を自分の大鍋に入れて鍋の下に火を点けていたのでした。そしてハーマイオニーはハリーに・・・

「今回はプリンスがあんまりお役に立てなくて残念ね。ハリー」

つまり今回は「この法則」を理解しなければ何もできず近道もカンニングもなしというわけです。ロンに本当にプリンスのヒントはないのか?と問われてハリーは上級魔法薬の「ゴルパロットの第3の法則」のページを・・・

開いたのですが・・・

3-2.プリンスのヒントは?
ハリーは頼みの綱の「上級魔法薬」の本を出して解毒剤の章を開いたのでした。しかしそこには今さっきハーマイオニーが超高速で暗誦したのと一言一句違わない「ゴルパロットの第3の法則」が載っているだけだったのです。

「それがどういう意味なのか?」プリンスの手書きによる明快な書き込みは全くありませんでした。ハリーはロンに暗い声で「ゼロ」と言ったのでした。つまり「何故プリンスによる追加の書き込みがないのか」と云えば?

リバチウス・ボラージ著の「上級魔法薬」は確かに間違いだらけなんですが、書いてあることの全てが間違っているというわけではないんですよね。さすがのプリンスも「ゴルパロットの第3の法則」に関してだけは・・・

他の魔法薬の作り方については大幅な改訂が必要なのに対して「この法則」については100%正解であることを認めたというわけです。だからプリンスによる追加の書き込みや訂正が一切なかったというわけなんですよね。

ハーマイオニーは今度は何やら大鍋の上で熱心に杖を振っていたのでした。しかし残念ながらハーマイオニーはもう既に無言呪文を完璧に習得していたのでハリーたちには何の呪文を唱えているのかが全く分らなかったのです。

5分も経たない内に「クラスで1番!」というハリーの評判がガラガラと音を立てて崩れ落ちて行ったのでした。スラグホーンは教室内を見て回りながら期待を込めてハリーの大鍋を覗き込みいつものように歓声を・・・

上げようとしたのですがハリーの大鍋からは腐った卵の臭いがして来たため慌てて首を引っ込める始末だったのでした。その時のハーマイオニーは「これ以上はない!」というほどの得意満面の表情を浮かべていたのでした。

そんなハーマイオニーから何とか目を逸らしたいと思ったハリーが「上級魔法薬」の本を覗き込み躍起になってページをめくると解毒剤を列挙した長いリストを横切って書かれているプリンスの書き込みを発見したのです。

「ベゾアール石は山羊の胃から取り出す石で大抵の毒薬に対する解毒剤となる」

ゴルパロットの法則に対する答えではなかったもののハリーはとっさに「これだ!」と思って急いで材料棚に行くと「ベゾアール」と書かれている箱の中から茶色くて石というより萎びた腎臓のような物を取り出して来て・・・

「何を見せてくれるね?」と問うスラグホーンにハリーは手の平に載せたベゾアール石を差し出したというわけです。スラグホーンはハリーの手の平に載ったベゾアール石を丸々10秒も見詰めていたのでした。そして・・・

ハリーは一瞬「怒鳴りつけられるのでは?」と危惧の念を抱きましたが、その予想に反してスラグホーンは仰け反って笑い出したのでした。そしてハリーに「君に落第点をつけることはできない」と言ってくれたのでした。

ところが!その後のスラグホーンは・・・

3-3.豹変するスラグホーン
ハリーはカバンを片付けるのにわざと時間をかけてスラグホーンと2人だけになるよう取り計らいました。そして「お伺いしたいことがあるんです」と切り出したのでした。ところがホークラックスを口にした途端に・・・

スラグホーンは凍りつきその丸顔は見る見る陥没して行くようでした。そして声の調子をガラリと変えると「ダンブルドアの差し金だな」と呟くように言ったのでした。もはや愛想の良さは吹き飛び衝撃で怯えた声でした。

スラグホーンは震える指で胸ポケットからハンカチを取り出し額の汗を拭いながら「ダンブルドアが君にあれを見せたのだろう。あの記憶を」と言ったのでした。ハリーは「ここは嘘をつかないほうがいいだろう」と思い・・・

「はい」と答えたのでした。するとスラグホーンは「あの記憶を見たのなら私が一切何も知らないことは判っているだろう」と言ったのでした。そして地下牢教室の扉に向かって脱兎のごとく逃げるように歩き出したのです。

ハリーが必死になって「僕はただあの記憶に少し足りないことがあるのでは」と問い掛けるとスラグホーンはハリーに「それなら君が間違っとるんだろう?間違っとる!」と言って最後の言葉は何と怒鳴り声だったのです。

そしてスラグホーンはそれ以上はハリーに一言も言わせず地下牢教室を出て行ったのでした。こうしてハリー最初の挑戦は「完全玉砕」という結果になり作戦を1から考え直さなくてはならなくなったというわけなんですよね。

今日の最後に
その後の対応を考えたハリーは「自分はホークラックスのことなどすっかり忘れてしまった」とスラグホーンに思い込ませることにしたのでした。ハリーがホークラックスのことを全く訊かなくなったため魔法薬の先生は・・・

スラグホーンはいつものようにハリーをかわいがり贔屓する態度に戻ったのでした。しかし「どうしたらスラグホーンからその記憶を引き出せるのか?」の妙案は全く浮かばず月日だけが経過していったのです。そして・・・

「姿現し」の試験日にも・・・

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